JP2002295125A - 回転ドア装置 - Google Patents

回転ドア装置

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JP2002295125A
JP2002295125A JP2001092358A JP2001092358A JP2002295125A JP 2002295125 A JP2002295125 A JP 2002295125A JP 2001092358 A JP2001092358 A JP 2001092358A JP 2001092358 A JP2001092358 A JP 2001092358A JP 2002295125 A JP2002295125 A JP 2002295125A
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JP2001092358A
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Motohiko Yamazaki
元彦 山崎
Hiroshi Matsubara
寛 松原
Takeo Tsuji
健夫 辻
Tadashi Yamazaki
忠 山崎
Kazuhiro Ando
一弘 安藤
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SANWA TAJIMA KK
Sanwa Shutter Corp
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SANWA TAJIMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通行人が円筒体に進入する以前の段階で起動セ
ンサが検知して、回転ドア又は自動ドアを駆動させるこ
とにより、良好に回転ドア装置を通り抜けることができ
る回転ドア装置を提供する。 【解決手段】回転ドア5と開閉体(引戸パネル6a、6
b)の起動センサ9を前記開口部2a、2bの外方に向
けて検知範囲Sを開口部2a、2bの外方側に形成し、
通行人が前記円筒体2の内部に進入する以前の段階で前
記起動センサー9が通行人を検知して、前記回転ドア5
若しくは開閉体(引戸パネル6a、6b)を駆動するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部等
に設けられる回転ドア装置の技術分野に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転ドア装置の中には、
対向する位置にそれぞれ開口部を有する円筒体に、円筒
体の中心を軸として回転する回転ドアを配して構成した
ものがあり、このような構成にすることで、円筒体に形
成された対向する開口部が同時に開放して連通状となる
ことがないようにし、屋内側の温度を恒常的に維持する
ことができるようになっている。ところで上記回転ドア
装置は風除作用については大きな効果があるものの、通
行性すなわち単位時間あたりに通過できる人数はその回
転ドア装置自体の構造上、一度に多くの人を通過させる
のには不向きであった。そこで近年では回転ドアの中央
部分に開閉体(自動ドア)を設けた回転ドア装置が開発
されており、この回転ドア装置は風除効果が必要な季節
には回転ドアとして使用し、また通行量が多い場合や非
常時などの場合には自動ドアとして使用することで従来
の回転ドア装置の欠点を解消していた。
【0003】上記自動ドア付き回転ドア装置は、自動ド
ア及び回転ドアを駆動させるための起動センサが設けら
れており、装置が回転ドアモードの場合には開口部上方
に設けられた起動センサが回転ドア装置(円筒体)の内
部に入る以前の段階で通行人を検知して回転ドアを起動
させ、また自動ドアモードの場合には円筒体の内部とな
る自動ドアの手前位置で起動センサが通行人を検知して
自動ドアを駆動させるもの(Aタイプ)と、起動センサ
の設置個数を少なくするために上記自動ドアの起動セン
サを回転ドアの起動センサと自動ドアの起動センサの双
方に兼用したもの(Bタイプ)との2通りの設置方法が
採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記自動ドア
付き回転ドア装置が待機状態で停止している場合には、
自動ドアモードなのか回転ドアモードであるのかの判別
ができず、Aタイプにおいては回転ドアモードの場合、
通行人が円筒体内部に進入する前に起動センサが検知し
て回転ドアが回転するので事前に回転ドアモードである
ことを認識できるが、自動ドアモードの場合、通行人は
自動ドアの起動センサが検知する円筒体内部に入って自
動ドアが起動するまでは回転ドアモードであるか自動ド
アモードであるかが判別できないため、回転ドア装置を
通り抜ける通行人に対して無用な不安を与えることにな
る。また、Bタイプの場合においては、どちらのモード
であっても円筒体内部を検知する自動ドアの起動センサ
が通行人を検知して初めて自動ドアモードであるのか回
転ドアモードが認識できるため、Aタイプ同様不慣れな
通行人に対して上記自動ドア付き回転ドア装置を通り過
ぎる場合に無用の心配を与え、さらに回転ドアモードに
設定されている状態で、通行人が自動ドアモードである
と思い込んで円筒体の内部に進入した場合には、不意に
回転ドアが回転し始めることになり、通行人を驚かせる
ばかりかドアに追突してしまう恐れがあった。本発明
は、上記の不具合を解決するために創作されたものであ
って、通行人が円筒体に進入する以前の段階で起動セン
サが検知して、回転ドア又は自動ドアを駆動させること
により、通行人が安心して回転ドア装置を通り抜けるこ
とができる回転ドア装置を提供することを目的としたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、対向する位置にそれぞ
れ開口部を有する円筒体に、該円筒体の内部を回転する
回転ドアを配すると共に、該回転ドアの中心部に開閉体
を設け、開閉体が開放することにより前記開口部どうし
を連通する通路が形成されるようにし、前記回転ドアが
回転駆動する回転ドアモードと開閉体が開閉駆動する開
閉体モードとを選択可能とした回転ドア装置において、
前記回転ドアと開閉体の起動センサを前記開口部の外方
に向けて検知範囲を前記開口部の外方側に形成し、通行
人が前記円筒体の内部に進入する以前の段階で前記起動
センサが通行人を検知して、前記回転ドア若しくは開閉
体を駆動するように構成したことを特徴としたものであ
る。そしてこのようにしたことで、通行人は回転ドア装
置の円筒体内部に進入する前の段階で、回転ドア若しく
は開閉体が駆動することに伴い、この回転ドア装置が回
転ドアモードなのか開閉体モードなのかを認識すること
ができ、安心して回転ドア装置を通り抜けることができ
る。
【0006】またこのものにおいて、前記回転ドアの起
動センサと開閉体の起動センサを一つのセンサで兼用し
たことを特徴としたものである。そしてこのようにした
ことで、部品点数の削減及び起動センサの取付作業の軽
減をはかり製品のコストを押さえることができる。
【0007】さらにこのものにおいて、回転ドア装置が
開閉体モードである場合には、前記起動センサが通行人
を検知した後、所定時間経過後に前記開閉体を駆動させ
るようにしたことを特徴としたものである。そしてこの
ようにしたことで、通行人が開閉体モードとなっている
回転ドア装置を通り抜けようとした場合には、回転ドア
モードにより回転ドアが駆動する位置よりも開閉体に近
い位置に到達したときに開閉体が駆動を開始することに
なる。つまり開閉体が開放してから通行人が開閉体を通
過するまでの時間を短くすることで、風除効果のない開
閉体であっても、外気の進入する量を極力減らすことが
でき空調効率の低下を抑えることができる。
【0008】また本発明は、起動センサを回転ドア用起
動センサと開閉体用起動センサで構成し、回転ドア用起
動センサの検知範囲を開閉体用起動センサの検知範囲よ
りも開口部外方側に形成させたことを特徴としたもので
ある。そしてこのようにすることで、通行人が開閉体モ
ードとなっている回転ドア装置を通り抜けようとした場
合には、回転ドアモードにより回転ドアが駆動する位置
よりも開閉体に近い位置に到達したときに開閉体が駆動
を開始することになる。つまり開閉体が開放してから通
行人が開閉体を通過するまでの時間を短くすることで、
風除効果のない開閉体であっても、外気の進入する量を
極力減らすことができ空調効率の低下を抑えることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は本発明の回転ドア装
置の外観正面図、図2は同横断面図であって、建築開口
部に設けられる回転ドア装置1は、円筒体2を有してい
る。円筒体2には対向する位置にそれぞれ開口部2a、
2bが形成され、開口部2a、2bを通り抜けることで
建物の屋内側から屋外側へ、また屋外側から屋内側に移
動可能となるように建物に設置されている。3は円筒体
2の上方に設けられる天井部、4は天井面であり、天井
部3は建物躯体側に固定され、一方天井面4は天井部3
に対して円筒体2の中心部を仮想軸として回転が可能と
なるように支持されており、天井部3の内部に設けられ
た図示しない駆動装置により、平面視において反時計回
りに回転駆動される構成となっている。
【0010】5は回転ドアであって、回転ドア5はその
上端部が前記天井面4に連結され、天井面と一体的に回
転する構成になっており、前記駆動装置により、円筒体
2の内部を反時計回りに回転する。図2に示すように回
転ドア5は前記天井面4の回転中心を通り左右の径方向
に伸長する第一仕切体6と、第一仕切体6の左右両端部
位置から前後方向に直交状に延出する状態で伸長する第
二仕切体7と、各第二仕切体7の前後両端部位置から外
径方向に延設される第三仕切体8とを備えて構成されて
いる。第三仕切体8は天井面4に第一仕切体6に対して
傾斜状に連結されており、その外径側先端部は前記円筒
体2の内面と近接対向する状態になっている。また第三
仕切体8は天井面3にそれぞれ90度の角度をもって連
結されている。
【0011】本発明の開閉体に相当する第一仕切体6は
左右一対の引戸パネル6a、6bで構成され、引戸パネ
ル6a、6bは天井面4に配された径方向に長いガイド
レール4aに図示しないガイドローラを介して径方向ス
ライド自在に支持されている。そして引戸パネル6a、
6bは天井部3に設置される図示しない駆動装置によ
り、前記回転ドア5の中央部を開放して屋内側と屋外側
とを連通する通路を形成する開放状態と、前記回転ドア
5の中央部を仕切る閉鎖状態とに変姿可能に構成されて
いる。尚、第二仕切体7は前記引戸パネル6a、6bが
開放する場合に干渉しないように間隔をもって天井面3
に連結されると共に、引戸パネル6a、6bが閉鎖状態
にあるときにはその戸尻側端部と第二仕切体7とが略面
一となり、また開放状態にあるときにはその戸先側端部
と第二仕切体7とが面一となるように設定されている。
尚、開口部2a、2bの上方に位置する天井部4には、
起動センサ9が設けられており、起動センサ9が通行人
を検知することにより、回転ドア5を回転させ又は引戸
パネル6a、6bをスライド開閉させる各駆動装置が起
動するようになっている。本実施の形態では、起動セン
サ9は回転ドア5の起動センサと引戸パネル6a、6b
の起動センサを兼用している。
【0012】図3は本発明の回転ドア装置5の制御部1
0を示すブロック図であり、制御部10はモード切替手
段10a、回転ドア制御部10b、開閉体制御部10c
及びタイマ10dとを備えている。モード切替手段10
aは回転ドア制御部10bと開閉体制御部10cと接続
されており、回転ドア5が回転する回転ドアモードと、
引戸パネル6a、6bが開閉する開閉体モードとに選択
可能となっていて、例えば図示しない切換スイッチにて
モードを切り替えることが可能となっている。回転ドア
モードの場合には、回転ドア制御部10bのみが有効と
なり、また開閉体モードの場合には開閉体制御部10c
のみが有効となり、回転ドア制御部10b・開閉体制御
部10cが同時に有効とはならないよう構成されてい
る。よって回転ドア5が回転している場合には引戸パネ
ル6a、6bは開閉動作を行わず、引戸パネル6a、6
bが開閉を行っている際には回転ドア5が回転駆動する
ことがないようになっている。
【0013】回転ドア制御部10bは起動センサ9、回
転ドア駆動部11(開閉機)、安全センサ12及び位置
センサ13にそれぞれ接続しており、起動センサ9から
の信号を受けて回転ドア駆動部11に対して駆動信号を
送り回転ドア5を回転させ、また安全センサ12、位置
センサ13からの信号を受けて、前記回転ドア5の駆動
を停止又は減速させる構成になっている。開閉体制御部
10cは起動センサ9、開閉体駆動部14(開閉機)、
安全センサ15、位置センサ16、タイマ10dにそれ
ぞれ接続しており、起動センサ9からの信号を受けた場
合には、タイマ10dに予め設定されている設定時間経
過後に開閉体駆動部14に対して駆動信号を送って引戸
パネル6a、6bを開閉駆動させ、また安全センサ1
5、位置センサ16からの信号を受けて、前記引戸パネ
ル6a、6bの駆動を停止させる構成になっている。
尚、タイマ10dの設定時間は変更可能であり、本実施
の形態では0秒〜2秒の範囲で設定可能となっている。
【0014】さて、起動センサ9は前述の通り、開口部
2a、2bの上方の天井部3に取り付けられており、前
記制御部10が回転ドアモードである場合には、起動セ
ンサ9が通行人を検知すると回転ドア5が回転を開始
し、一方前記制御部10が開閉体モードである場合に
は、起動センサ9が通行人を検知すると所定時間経過後
に引戸パネル6a、6bが開放し始める構成になってい
る。起動センサ9は天井部3から開口部2a、2bの外
方側に向けて取り付けられており、図4又は図5に示す
ように開口部2a、2bの外方側に起動センサ9の検知
範囲Sが形成されるようになっている。
【0015】検知範囲Sは、通行人をかなり手前位置で
検知できるように、その先端側が円筒体2の開口部2
a、2bから十分な距離をもって形成されている。この
十分な距離とは、通行人が回転ドア装置1を通過しよう
として、起動センサ9の検知範囲Sの先端側にさしかか
って(起動センサ9が検知して)から、通行人が円筒体
2の内部に進入する前の段階で、前記起動センサ9の検
知による回転ドア5又は引戸パネル6a、6bの駆動が
確認することができるのに十分な距離とする。一方検知
範囲Sの基端側は通行人が開口部2a、2b付近にいる
場合にも検知可能なように、円筒体2の内部(開口部内
側)まで及んで検知範囲Sが設定されている。
【0016】回転ドア装置1は、通常の待機状態(通行
人を検知可能であって通行人を検知していない状態)で
ある場合は、図2に示すように各開口部2a、2bと引
戸パネル6a、6bが平行となる位置で、かつ引戸パネ
ル6a、6bが閉鎖した状態で停止しており、回転ドア
装置1を通り過ぎようとする通行人はこの状態で回転ド
ア装置1に接近することとなる。この時点では通行人は
この回転ドア装置1が回転ドアモードであるのか開閉体
モードであるのかを認識することはできない。そして回
転ドア装置1が回転ドアモードである場合、通行人が回
転ドア装置1に接近して起動センサ9の検知範囲Sの先
端側に達すると、起動センサ9が通行人を検知して回転
ドア制御部10bに対して検知信号を送ると共に回転ド
ア制御部10bが回転ドア駆動部11に駆動信号を送
り、回転ドア5が反時計回り方向に回転を開始する。こ
こで検知範囲Sの先端側は円筒体2の開口部2a、2b
から十分な距離をもって形成されているため、通行人が
検知範囲の先端に達してから円筒体2の内部に進入する
十分前の段階で回転ドア5の回転が開始するのを確認す
ることができる。よって通行人は早い段階で回転ドア装
置1が回転ドアモードであることを認識できると共に、
その通行の過程で回転ドア5が回転する円筒体2の内部
への進入するタイミング(覚悟)を取ることができるた
め、立ち止まったりすることなくスムーズに進入が行わ
れることになり、また回転してきたドアに驚いたり衝突
する恐れがなく、通行人に回転ドア装置を通り抜ける際
の恐怖感を与えることが無くなる。
【0017】続いて回転ドア装置1が開閉体モードであ
る場合、通行人が回転ドア装置1に接近して検知範囲S
の先端に達すると起動センサ9が通行人を検知してタイ
マ10dが起動すると共に、タイマ10dに予め設定さ
れている所定時間経過後に開閉体制御部10cが開閉体
駆動部14に駆動信号を送り、引戸パネル6a、6bが
開放を開始する。ここで上記所定時間は前述の通り0秒
〜2秒で程度あるが少なくとも通行人が円筒体2の内部
に進入する前の段階で引戸パネル6a、6bが開放し始
めたのを確認できるように設定されているものとする。
よって回転ドアモード同様、通行人は早い段階でこの回
転ドア装置が開閉体モードであることを認識でき、回転
ドアモードなのか開閉体モードなのかを気にすることな
くスムーズに通り抜けることができる。また通行人が検
知範囲Sに達してから所定時間後に引戸パネル6a、6
bが開放するため、円筒体2の内部までには達しないも
のの、回転ドアモードで回転ドア5が回転を開始する位
置よりも円筒体2に近い位置まで通行人が達したときに
引戸パネル6a、6bが開放することとなる。このよう
にすることで回転ドア装置1が風除効果のない引戸等の
開閉体モードである場合であっても、開閉体の開放して
いる時間をできるだけ短くすることで、屋外側より進入
する外気を少なくして、屋内側の空調効率の低下を低く
抑えることができる。
【0018】図6は、本発明の他の実施形態を示す図で
あって、この実施の形態においては開閉体(引戸)用起
動センサ9aと回転ドア用起動センサ9bが別体で設け
られており、上記の実施の形態とは違って起動センサは
兼用されていない。開閉体用起動センサ9a・回転ドア
起動センサ9bは共に開口部2a、2bの上方である天
井部3に取り付けられており、共に開口部2a、2bの
外方に向けられており検知範囲S(S1、S2)の少な
くとも一部が円筒体2の外方側に形成されることになる
が、開閉体用起動センサ9aは検知範囲S1となってお
り、一方回転ドア用起動センサ9bの検知範囲S2は開
閉体検知範囲S1の範囲を包含し、かつ検知範囲の先端
が前記開閉体検知範囲S1のそれよりも外方側に広く形
成されている。そして回転ドア装置1が回転ドアモード
の場合には通行人が回転ドア用検知範囲S2の先端に達
したときに回転ドア5を起動するようにし、また開閉体
モードである場合には回転ドア検知範囲S2の先端より
も内側(円筒体2に近い位置)にある開閉体検知範囲S
1の先端に通行人がさしかかった時に引戸パネル6a、
6bを開放するように設定されている。
【0019】このようにすることで、回転ドア装置1が
開閉体モードの場合には、回転ドアモードにより回転ド
ア5が起動する位置よりも円筒体2に近い位置に通行人
が達したときに引戸パネル6a、6bが開放することに
なる。よって回転ドア装置1が風除効果のない引戸等の
開閉体モードである場合であっても、開閉体の開放して
いる時間をできるだけ短くすることで、屋外側より進入
する外気を少なくして、屋内側の空調効率の低下を低く
抑えることができる。この場合には開閉体制御部10c
に接続されたタイマ10dは必要としない。
【0020】本発明は、以上のように構成されているた
め、回転ドア装置が回転ドアモードであっても開閉体
(引戸)モードであっても、通行人が回転ドア装置の円
筒体内部に進入する以前の段階で回転ドア又は引戸パネ
ルが起動し始めるので、余裕を持ってどちらのモードで
あるかを認識でき、通行人は不慣れであっても恐怖感を
感じることなくことなく安心して回転ドア装置を通り抜
けることができる。
【0021】従来のBタイプ回転ドア装置では、回転ド
アモードである場合において、通行人が開閉体(引戸)
モードであると思い込んで円筒体に進入した時には急に
回転ドアが回転することになり、通行人を驚かせること
になるばかりか回転してきたドアに追突する恐れがあっ
たが、本発明の回転ドア装置では、たとえ通行人が思っ
ていたモードと違っていた場合であってもこのような不
具合が無く良好に回転ドア装置を通り抜けることができ
る。また従来のAタイプ回転ドア装置では、開閉体(引
戸)の起動センサと回転ドアの起動センサは検知範囲が
別のため起動センサを兼用することができなかったが本
実施の形態では共に円筒体の外方側に向けて検知範囲が
形成するようになっているため検知範囲を同じにして起
動センサを兼用することが可能で、部品点数の削減及び
起動センサの取付作業の軽減をはかり製品のコストを押
さえることができる。
【0022】さらに開閉体モードの場合には、起動セン
サが検知してから所定時間経過後に引戸パネルが起動す
る構成となっているため、回転ドア装置1が風除効果の
ない引戸等の開閉体モードである場合であっても、開閉
体の開放している時間をできるだけ短くすることで、屋
外側より進入する外気を少なくして、屋内側の空調効率
の低下を低く抑えることができる。
【0023】本発明は、上記実施の形態のみに限定され
ないことは勿論であって、開閉体は開戸とすることも可
能であり、さらには一枚戸として左右方向の一方に引く
引戸、または前後方向に揺動開放する開戸として開放す
る構成としてもよい。また起動センサは天井部に設けた
が、天井面に取付けたものでもよく、さらにはその他の
部分に設置するようにした構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ドア装置の外観正面図
【図2】同横断面図
【図3】回転ドア装置の制御部におけるブロック図
【図4】起動センサの検知範囲を示す回転ドア装置の横
断面図
【図5】同側面図
【図6】他の実施例における起動センサの検知範囲を示
す図
【符号の説明】
1 回転ドア装置 2 円筒体 3 天井部 4 天井面 5 回転ドア 6 第一仕切体 6a 引戸パネル 6b 引戸パネル 7 第二仕切体 8 第三仕切体 9 起動センサ 10 制御部 10a モード切替手段 10b 回転ドア制御部 10c 開閉体制御部 10d タイマ 11 回転ドア駆動部 12 安全センサ 13 位置センサ 14 開閉体駆動部 15 安全センサ 16 位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 健夫 東京都豊島区池袋2丁目77番5号 三和タ ジマ株式会社内 (72)発明者 山崎 忠 東京都豊島区池袋2丁目77番5号 三和タ ジマ株式会社内 (72)発明者 安藤 一弘 東京都豊島区池袋2丁目77番5号 三和タ ジマ株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA02 BA06 CA06 DA08 DB08 EA05 EA15 EB01 EC02 GA06 GB01 GC01 GD01 GD11 KA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する位置にそれぞれ開口部を有する円
    筒体に、該円筒体の内部を回転する回転ドアを配すると
    共に、該回転ドアの中心部に開閉体を設け、開閉体が開
    放することにより前記開口部どうしを連通する通路が形
    成されるようにし、前記回転ドアが回転駆動する回転ド
    アモードと開閉体が開閉駆動する開閉体モードとを選択
    可能とした回転ドア装置において、前記回転ドアと開閉
    体の起動センサを前記開口部の外方に向けて検知範囲を
    開口部の外方側に形成し、通行人が前記円筒体の内部に
    進入する以前の段階で前記起動センサが通行人を検知し
    て、前記回転ドア若しくは開閉体を駆動するように構成
    したことを特徴とする回転ドア装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転ドア装置において、前
    記回転ドアの起動センサと開閉体の起動センサを一つの
    センサで兼用したことを特徴とする回転ドア装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の回転ドア装置におい
    て、回転ドア装置が開閉体モードである場合には、前記
    起動センサが通行人を検知した後、所定時間経過後に前
    記開閉体を駆動させるようにしたことを特徴とする回転
    ドア装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の回転ドア装置において、前
    記起動センサを回転ドア用起動センサと開閉体用起動セ
    ンサで構成し、回転ドア用起動センサの検知範囲を開閉
    体用起動センサの検知範囲よりも開口部外方側に形成さ
    せたことを特徴とする回転ドア装置。
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