JP2002292317A - 背負い式ブロア装置の背当て部通風機構 - Google Patents

背負い式ブロア装置の背当て部通風機構

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JP2002292317A
JP2002292317A JP2001099183A JP2001099183A JP2002292317A JP 2002292317 A JP2002292317 A JP 2002292317A JP 2001099183 A JP2001099183 A JP 2001099183A JP 2001099183 A JP2001099183 A JP 2001099183A JP 2002292317 A JP2002292317 A JP 2002292317A
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ventilation
backrest
air
blower
blower device
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JP2001099183A
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Satoshi Nakazawa
敏 中澤
Takeshi Watanabe
武志 渡邊
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Komatsu Zenoah Co
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Komatsu Zenoah Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作容易で、かつ確実に通風する背負い式ブ
ロア装置の通風機構を提供する。 【解決手段】 作業員の背負う背負い台上に搭載したブ
ロアから供給される空気を作業員の背中に通風する背負
い式ブロア装置の背当て部通風機構であって、ブロアか
ら空気を供給する供給口と、背負い台と一体に設け前記
供給口と連通自在とした受入口と、背負い台と一体に設
け前記受入口と連通する通風路と、背負い台に取り付け
た背当て部に設け通風路に対向する通風室と、背当て部
に設け通風室の空気を排出する吹出口とを備えた構成と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背負い式ブロア装
置の背当て部通風機構に関する。
【0002】
【従来の技術】落ち葉の清掃機、雑草等の刈払機、薬剤
の散布機として、背負い式で、エンジンの駆動する送風
機を備えたブロア装置が使用されている。作業者は、ブ
ロア装置の前面に設けた背当て板に背中を当接させ、背
負いバンドを肩に掛けて作業を行なっている。しかしな
がら背当て板は作業者の背中に押圧、密着されているの
で通気しにくく作業者に不快感を与えるという問題があ
る。この問題を解決するために、実公昭62−4068
9号公報に背中を冷却し不快感を低減する技術が開示さ
れている。即ち、ブロア装置を支持する枠体を管状に形
成して両端を閉鎖し、背当て板の下方位置に向かって開
口する噴出口を管に設けている。背当て板は、背中が当
接する面に下方から上方に向かって通風溝を備えたパッ
トを有している。一方、ブロア装置のファンケース内の
高圧の空気をホースで管に導入している。これにより、
高圧の空気は噴出口からパットの通風溝に噴出し、空気
が通風溝の下方から上方に向かって流れることにより背
中を冷却する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
背負い式ブロア装置の通風機構には、次のような問題が
ある。管を溶接して枠体を構成するので枠体の寸法精度
がよくなく、寸法精度を出すための後処理に時間がかか
り、さらに噴出孔の加工に時間がかるので製作しにくい
という問題がある。また、噴出孔から通風溝に達するま
でに空気が低圧になり風量が少なくなってしまい背中が
十分に冷却されないという問題もある。
【0004】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、製作容易で、かつ確実に通風する背負い式
ブロア装置の通風機構を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、作業員の背負う背負
い台上に搭載したブロアから供給される空気を作業員の
背中に通風する背負い式ブロア装置の背当て部通風機構
であって、ブロアから空気を供給する供給口と、背負い
台と一体に設け前記供給口と連通自在とした受入口と、
背負い台と一体に設け前記受入口と連通する通風路と、
背負い台に取り付けた背当て部に設け通風路に対向する
通風室と、背当て部に設け通風室の空気を排出する吹出
口とを備えた構成としている。
【0006】第1発明によると、供給口から供給された
空気は、背負い台と一体に設けてある受入口及び通風路
を経て背当て部の通風室に達し、背当て部の吹出口から
排出する。このように、ブロアから供給される空気は、
全て吹出口から吹出すので確実に背中に通風し冷却する
通風機構が得られる。また、受入口及び通風路は背負い
台に予め一体成形されており、ブロア装置の組立時に
は、供給口と受入口とを連通し、背当て部を背負い台に
取り付けるだけで組立が完了するので製作容易な通風機
構が得られる。
【0007】第2発明は、第1発明に基づき、背当て部
は、作業者の背中が当たる当接部と、当接部より所定量
だけ凹んでいる複数の通風溝と、通風溝の一端部に吹出
口とを備えた構成としている。
【0008】第2発明によると、当接部に当たった背中
の表面と通風溝とで形成される風路に、吹出口から吹出
される空気が略全て通るので作業者の背中を効率よく冷
却し、作業者の不快感をなくして作業効率を向上でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。図1に本発明に係る
ブロア装置1例の側面図を示す。ブロア装置1は、エン
ジン2、燃料タンク3、ブロア4、風管5、背負い台
6、背当て部7、背負いバンド8からなっている。ブロ
ア4は、エンジン2で駆動されるファン(図示せず)を
その内部に有し、ファンで吸入した空気を圧縮して風管
5から吹出す。背負い台6は、略直交する縦板6a及び
横板6bを有し、横板6bの上にエンジン2、燃料タン
ク3、ブロア4を搭載する。一方、縦板6aの前面に
は、作業者の背中を当接させる背当て部7が取り付けて
ある。縦板6a及び横板6bは、合成樹脂等を材料とし
て一体成形されている。また、背負いバンド8は、縦板
6aの上下端に作業者がブロア装置1を背負い可能なよ
うに取り付けてある。
【0010】図2に図1の縦板6a近傍の断面図を示
す。ブロア4で圧縮された空気の一部を縦板6aに供給
する供給口9がブロア4の下部に設けてあり、縦板6a
後面下部に受入口10が設けてある。受入口10は供給
口9位置に対応した位置に配設されている。そして、供
給口9と受入口10とはチューブ11により連通してい
る。また、受入口10位置に対応する縦板6a後面下部
に、受入口10と連通する通風路22が設けてある。ま
た、通風路22は縦板6aに設けてある通風口12に連
通している。背当て部7は、通風口12に対向している
通風室24、通風室24の空気を吹出す吹出口13及び
吹出口13から出てくる空気が背中を冷却しながら通る
通風溝14を有している。なお、通風室24は、背当て
部の後面と縦板6aの前面とで形成される。
【0011】図3により、空気が受入口10から通風路
22を経て縦板6aの前面に出るまでの風路の構成を詳
細に説明する。図3(a)は図2の断面AAを、図3
(b)は図2(a)の断面BBをそれぞれ模式的に示
す。縦板6aの後面には、受入口10を有する受入路2
1及び空気を縦板6a前面に送る通風路22を有する第
1ガイド15が設けてある。第1ガイド15は、図3
(b)に示すようにコの字形に形成され一端面は図3
(a)に示すように閉口板23により閉じられている。
また他端面は、受入路21により閉じられているが、通
風路22と受入口10とは連通している。縦板6aの前
面には、その左右にわたって第1ガイド15の風流路2
2に対応した位置に空気を吐き出す通風口12が開けて
ある。また、縦板6aの前面には通風口12の下方から
側方にかけて第2ガイド20が設けてある。なお、第1
ガイド15、第2ガイド20、受入路21は、合成樹脂
等を材料にして縦板6aと一体成形されている。
【0012】図4に背当て部7の前面から見た斜視図を
示す。背当て部7の中央部の上下方向に3本の通風溝1
4が作業者の背中との当接面19よりも所定量だけ凹ま
せて設けてあり、それぞれの通風溝14の下端には吹出
口13が開いている。背当て部7は取付孔16にボルト
を通して背負い台6の縦板6aに取り付けるようになっ
ている。
【0013】図5に図2のZ視図を背当て部7を透視し
て示す。縦板6aの前面には、通風口12が開けてあ
る。第2ガイド20は、通風口12の下方側方に隣接し
て取り付けてある。即ち、縦板6aの前面にその表面か
ら所定高さだけ高いコの字状に取り付けてあり、背当て
部7の3個の吹出口13及び通風口12をコの字の平行
な部分の間で挟み、コの字の両平行部の連結部は通風口
12の下方に沿うように形成されている。
【0014】以上説明した構成を有する通風機構の作動
及び効果を説明する。吸風口17から吸入された空気は
ブロア4で圧縮され、その大部分は風管5から吐出さ
れ、一部が供給口9から受入口10に送られる。受入口
10に達した空気は、第1ガイド15の通風路22、通
風口12、第2ガイド20を介して通風室24に入る。
このとき、第2ガイド20により空気は左右に洩れるこ
となく通風室24の方に向かう。通風室24に入った空
気は、3個の吹出口13に分配され、通風溝14を通っ
て作業員の背中を冷却しながらブロア装置1の外部に排
出される。このように、ブロア4から供給される空気
は、チューブ11、通風路22、通風室24を介して全
て通風溝14に達するので確実に背中に通風し冷却する
通風機構が得られる。また、受入路21、第1ガイド1
5、第2ガイド20は全て予め縦板6aに一体成形され
ており、ブロア装置1の組立時には、チューブ11で受
入路21の受入口10とブロア4の供給口9とを連結す
るだけで組立が完了するので製作容易な通風機構が得ら
れる。
【0015】以上、本発明によれば、ブロアの供給口か
ら供給される空気を受け入れる受入口、及び受入口と連
通し背当て部に空気を送る通風路は、背負い台に一体に
設けてある。背負い台に取りつける背当て部には、通風
路から送られる空気を受け入れる通風室、背中を冷却す
るときに空気が通る通風溝、通風溝に空気を吹出す吹出
口を備えている。受入口に達した空気は、通風路を介し
て通風室に入り、吹出口から通風溝を通って作業員の背
中を冷却しながらブロア装置の外部に排出される。この
ように、ブロアから供給される空気は、全て吹出口から
吹出すので確実に背中に通風し冷却する通風機構が得ら
れる。また、受入口及び通風路は背負い台に予め一体成
形されており、ブロア装置の組立時には、供給口と受入
口とを連通し、背当て部を背負い台に取り付けるだけで
組立が完了するので製作容易な通風機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブロア装置の構成図である。
【図2】本発明の通風機構の構成説明図である。
【図3】風路の説明図である。
【図4】背当て部の説明図である。
【図5】通風口及び第2ガイドの説明図である。
【符号の説明】
1…ブロア装置、2…エンジン、3…燃料タンク、4…
ブロア、5…風管、6…背負い台、7…背当て部、8…
背負いバンド、6a…縦板、6b…横板、9…供給口、
10…受入口、11…チューブ、12…通風口、13…
吹出口、14…通風溝、15…第1ガイド、16…取付
孔、17…吸風口、19…当接面、20…第2ガイド、
21…受入路、22…通風路、23…閉口板、24…通
風室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 CB09 CB24 CB28 CB45 CB69 4F033 QA05 QB02Y QB03X QB17 QE02 QE21 QF07Y QF16Y QF23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業員の背負う背負い台上に搭載したブ
    ロアから供給される空気を作業員の背中に通風する背負
    い式ブロア装置の背当て部通風機構であって、 ブロアから空気を供給する供給口と、 背負い台と一体に設け前記供給口と連通自在とした受入
    口と、 背負い台と一体に設け前記受入口と連通する通風路と、 背負い台に取り付けた背当て部に設け通風路に対向する
    通風室と、 背当て部に設け通風室の空気を排出する吹出口とを備え
    たことを特徴とする背負い式ブロア装置の背当て部通風
    機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の背負い式ブロア装置の背
    当て部通風機構において、 背当て部は、作業者の背中が当たる当接部と、 当接部より所定量だけ凹んでいる複数の通風溝と、 通風溝の一端部に吹出口とを備えたことを特徴とする背
    負い式ブロア装置の背当て部通風機構。
JP2001099183A 2001-03-30 2001-03-30 背負い式ブロア装置の背当て部通風機構 Pending JP2002292317A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240689Y2 (ja) * 1982-06-28 1987-10-17
JPH0225051U (ja) * 1988-08-06 1990-02-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240689Y2 (ja) * 1982-06-28 1987-10-17
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