JP2002291906A - コネクタおよび医療用具 - Google Patents

コネクタおよび医療用具

Info

Publication number
JP2002291906A
JP2002291906A JP2001101889A JP2001101889A JP2002291906A JP 2002291906 A JP2002291906 A JP 2002291906A JP 2001101889 A JP2001101889 A JP 2001101889A JP 2001101889 A JP2001101889 A JP 2001101889A JP 2002291906 A JP2002291906 A JP 2002291906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
cap
elastic valve
valve
antibacterial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001101889A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Matsumoto
淳 松本
Yasushi Nishizawa
裕史 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2001101889A priority Critical patent/JP2002291906A/ja
Publication of JP2002291906A publication Critical patent/JP2002291906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸液セットや医薬品容器に用いら
れ、医療用具を接続するためのコネクタにおいて、非接
続時のコネクタ表面を清潔にし、さらに、コネクタ内部
に抗菌剤や消毒剤が流入しない抗菌活性を有するキャッ
プ付コネクタを提供すること。 【解決手段】 本発明のコネクタ1は、ハウジン
グ40とハウジング40の先端部9に弾性体バルブ3が
挿嵌されている。そして先端部9に着脱自在のキャップ
4を有する。このキャップ4は、抗菌面6が設置され、
先端部9にこのキャップ4を装着したとき、弾性体バル
ブ3の表面5は、抗菌面8と接触するように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸液剤や薬剤の投
与もしくは採血や体液の採取のために使用される医療用
具同志を接続するためのデバイス(コネクター)もしく
は、薬液や薬剤を供給する際に用いる医薬品容器等の医
療用具に関する。輸液セットの混注口や、輸液バッグの
混注口、排出口、尿バッグの排出口等に利用するコネク
タである。
【0002】
【従来の技術】ニードルやカテーテル等の輸液剤や薬剤
の投与もしくは採血や体液の採取のために生体と比較的
長時間接続される医療用具は、生体内と生体外を連結す
ることから生体内に細菌が侵入しないように十分な注意
が必要である。
【0003】特に高カロリー輸液等を継続的に投与する
ためや、尿を継続的に採取するためや、腹膜透析を行う
ためにカテーテルを留置している患者は細菌感染に対す
る抵抗力が低下していることが多く、病原菌が体内に侵
入すると、重篤な症状を呈することが少なくない。
【0004】また輸液剤や薬剤の投与もしくは採血や体
液の採取のために、生体と連通されたラインや該ライン
に接続される医療用具に関しても、接続時には外部から
の細菌の侵入が起こりやすい状況下であるので、同様に
十分な注意が必要である。
【0005】これらの医療用具同志の接続具としては、
雄雌型ルアーコネクタを嵌合して接続することが一般的
である。しかしながらこの場合、バルブ機構がないため
離脱させたときは流路内に外気が進入可能であり、外気
からの菌汚染に弱いという欠点がある。バルブ機構とし
て活栓を利用した三方活栓もあるが、これも接続口とし
ての雌ルアー内面が離脱時一時的に外気に触れるため、
単に流路内の逆流を押さえる効果はあっても外気との遮
断が十分とは言い難く、汚染に十分注意する必要があ
る。
【0006】ルアーコネクタより流路の外気暴露の機会
を抑えるために、ゴムなどの弾性体により形成されたバ
ルブに針を挿入して、針を経由して薬液を混注できる接
続口のついた輸液セットや血液ラインがある。ラインの
流路側に、バルブがついているので針を穿刺し薬剤を混
注したり、ライン中の体液を吸引したのち針を抜き去る
ことで、接続口の弾性体のバルブが閉じ、外気とライン
の内部を自動的に遮断できる。
【0007】したがって接続ごとに新しいニードルを用
いれば、比較的菌の流路への進入を抑制することが可能
である。
【0008】しかしながら、バルブ表面に菌が付着して
いれば、その菌を消毒し、ふき取らねば、針の挿入時に
ラインの中に菌を押し込む危険性があり、弾性体バルブ
表面を清潔にするために、針の挿入前後に接続口のバル
ブ表面をアルコール等で拭く作業が必要であるだけでな
く、針でさしたあとにできるバルブ内の通路に菌が進入
すると、ライン内部に広まる可能性もあるので、針の刺
入前後以外にも出来るだけバルブ表面を清潔にする注意
が必要である。
【0009】この問題点は、最近利用されはじめた、弾
性体のバルブに可逆的に開閉できるスリットなどの通路
機構を最初から設けた、針を使わない接続口についても
同じである。
【0010】また、バイアルや輸液バッグのような医薬
品入り薬剤容器には、薬液を取り出したり、溶解液や希
釈液を注入後薬液を取り出す為のゴム製のバルブのつい
た接続口が取り付けられている。この接続口において
も、内部の医薬品を小出しにしたり、溶解液や希釈液を
注入したり、別の薬剤と混合したりして調剤した後、使
用するまで保存し、その後必要な時期に再度針を挿入し
内部の医薬品を取り出すことが行われる。このときも、
前述の輸液セットなどの医療器具と同様、接続口の弾性
体バルブ部分をアルコール綿等で消毒するだけでなく、
保存時も清潔に保つ必要がある。
【0011】上記のような消毒に使用する薬剤としては
消毒用エタノール、イソプロパノール、ホルマリン、グ
ルタラール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩
化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、次
亜塩素酸ナトリウム等が挙げられる。
【0012】このような問題を解決するために実開平4
―99950が、開示されている。この考案は、混注穿
刺部を備える混注装置にキャップを設け、キャップと穿
刺部の間に消毒剤を吸収し得る吸収体を設けている。こ
の吸収体に吸収された消毒剤によって常に穿刺部を消毒
され、衝動作業を不用にしようとするものである。
【0013】しかし、この考案は、接続口を清潔にしよ
うとこれらの薬剤を常にまたは何度も使用すると、これ
ら薬剤がラインの中や容器の中に、混注穿刺部にあいた
スリットや針穴を通して入り込む危険性がある。大量の
消毒剤が付着した弾性体に針を刺入すれば、消毒剤が多
少なりとも内部に進入する可能性があることは、バルブ
表面に付着した菌が侵入する可能性と同程度であるとも
いえ、これが、本来の薬剤を変性させたり、ラインを通
して体内にはいり、アレルギーのもとになる可能性も否
定できない。
【0014】このような消毒作業を誤って忘れても、菌
が体内にはいったり、薬剤を汚染したりすることを防ぐ
ために弾性体バルブを抗菌性樹脂で作製したり、雄雌ル
アーコネクタ、ニードル、ニードルレスコネクターを連
結するシール部材に抗菌剤または消毒剤を含有した材料
を使用したデバイス(特開平9-49595、特開平8-28081
7)の報告がされている。
【0015】しかし、これらのデバイスは、内部の輸液
や体液、医薬品と抗菌活性のある表面が接触する可能性
がある為、内部の薬剤や体液を変質させる可能性や、消
毒剤が体内に混入することに対して常に気をつける必要
があることは明らかである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の従来技
術に鑑み、弾性体バルブで内部を外気から遮断した接続
口において、雄コネクターや針が挿入接続されていない
閉鎖した状態のとき無菌状態を確実に維持でき、消毒清
浄作業を何度もする必要がなく、体内に消毒剤が混入す
る可能性を極力低下させることができ、内部の薬品や体
液に悪影響を及ぼさない接続口を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような課題は、以下
の発明により解決することができる。
【0018】(1) 先端部の開口と基端部の開口とが
連通し内部に流体通路を形成したハウジングと、前記先
端部の開口に挿嵌された弾性体バルブとを備えるコネク
タであって、前記コネクタは前記弾性体バルブを覆う開
閉自在なキャップを有し、前記キャップの前記弾性体バ
ルブとの接触面は抗菌活性を有することを特徴とするコ
ネクタ。
【0019】(2) 前記弾性体バルブは前記ハウジン
グ内に通じるスリットを有することを特徴とする(1)
記載のコネクタ。
【0020】(3) 前記弾性体バルブの前記キャップ
との接触面の形状は凸形状であることを特徴とする
(1)または(2)記載のコネクタ。
【0021】(4) 前記キャップの前記弾性体バルブ
との接触面の形状は凸形状であることを特徴とする
(1)または(2)記載のコネクタ。
【0022】(5) 前記先端部と前記キャップはヒン
ジにより連結されていることを特徴とする(1)から
(4)記載のコネクタ。
【0023】(6) 前記弾性体バルブが挿嵌された部
位における前記先端部の内径は前記基端部側から前記先
端部側に向かって漸増していることを特徴とする(1)
から(5)記載のコネクタ。
【0024】(7) (1)から(6)記載のコネクタ
の基端部にバイアル容器または輸液容器を接続した医療
用具。
【0025】(8) (1)から(6)記載のコネクタ
の基端部に輸液セットまたは輸血セットを接続した医療
用具。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。
【0027】図1、図2は、本発明のコネクタの断面図
である。図3は、本発明のコネクタをYサイトに用いた
ときの斜視図であるコネクタ1は、内部に流体通路を形
成したハウジング40と、ハウジング40の先端部に針
やオスコネクター等の管体を接続するための先端部9を
有し、その先端部9には弾性体バルブ3が設置されてい
る。また、ハウジング40の基端部に輸液セットのチュ
ーブ等の管体を接続するための基端部7を有している。
【0028】このコネクタ1には、先端部9に着脱自在
なキャップ4を有している。このキャップ4は、抗菌活
性を有する抗菌面6が設置され、先端部9にこのキャッ
プ4を装着したとき、弾性体バルブ3の表面5は、抗菌
面8と接触するよう構成されている。
【0029】このコネクタ1は、一端に輸液セット、輸
血セット、栄養セット、透析回路、人工肺回路等のチュ
ーブを接続する基端部7を有し、または、輸液容器、バ
イアル容器等の排出口や多方活栓等に直接用いられてい
てもよく、他端は弾性体バルブ3で液密に封止され、接
続口内部2と外界を遮断している。
【0030】混注作業の際、針を弾性体バルブ3を通し
て刺入したり、輸液セットの瓶針を弾性体バルブ3を通
して刺入する際、弾性体バルブ3の表面5から刺入する
ことができる。この接続具単体で長期間外気にさらされ
た状態では、バルブ3の表面5は外気にさらされてお
り、たとえ、バルブ3の表面5が抗菌活性を有する材料
で作製されていても、付着したゴミや薬剤のかすの上に
菌が繁殖でき、針や瓶針を刺入したとき、内部に細菌が
侵入することを完全に回避することは困難である。
【0031】本発明によれば、コネクタ1に針や瓶針を
刺入していない時には、図2に示されるように、キャッ
プ4を弾性体バルブ3の表面5と密着するようにかぶせ
ることができる。キャップ4は少なくとも抗菌活性を有
する材料で作製された抗菌面6で構成され、キャップ4
をコネクタ1の先端部9に被せたとき、抗菌面6と弾性
体バルブ3の表面5に実質的に菌が増殖できる空間がな
くなる。
【0032】さらに、図1のように弾性体バルブの表面
5を凸形状とすることで、キャップ4をコネクタ1の先
端部9に被せたとき、抗菌面6と弾性体バルブ3の表面
5が中央付近から接触することにより密着することがで
き、菌が増殖できる空間がなくなるような構成としても
よい。
【0033】また、図3で示されるように、キャップ4
の抗菌面6を凸形状とした構成であってもよい。このよ
うな構成としても、前述と同様に、菌が増殖できる空間
がなくなる。
【0034】この結果、例えキャップ4をコネクタ1の
先端部9に被せたとき、僅かな菌が弾性体バルブ表面5
に付着していたとしても、抗菌面6との密着によって、
殺菌され菌の増殖が抑えられるため、長期間コネクタ1
の弾性体バルブ3の表面5を無菌状態に保つことがで
き、針や瓶針を表面5を通して刺入する際に、表面5に
付着した生きた細菌を輸液バッグや輸液セットの内部に
侵入させてしまう可能性を回避できるのである。
【0035】本発明に用いるゴム製のバルブ3の素材
は、たとえば天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、
ブタジエンゴム、スチレンーブタジエンゴム、ニトリル
ゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムのよ
うな各種ゴムや、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種エラス
トマー、あるいはそれらの混合物等の各種弾性材料で構
成される。また先端部9の弾性体バルブ3をとめるハウ
ジング部は、ポリカーボネートやポリサルホン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアク
リレート、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、ABS樹
脂、環状ポリオレフィン、フッ素樹脂、ポリ−(4−メ
チルペンテン−1)などの各種樹脂やステンレス鋼、ア
ルミニウム、チタン等金属や、アルミナなどのセラミッ
クス、それらの複合体等、弾性体バルブ3を通して針や
瓶針を刺入したり外したりする際、指等で保持できる適
当な硬さを有するものであれば良い。
【0036】またキャップ4は、様々な方法で作製でき
る。例えば、高分子材料に抗菌剤をブレンドした後に射
出成型機等で溶融成型する方法や、有機溶剤に抗菌剤と
高分子材料を混ぜ合わせ溶解した後キャップ表面にコー
ティングする方法や、液状樹脂に抗菌剤を分散させた後
に架橋により硬化させ成型する方法や、高分子材料の合
成過程で含有させる方法などが挙げられる。
【0037】このとき使用する抗菌剤は特に限定される
ものではなく、用途に応じて適宜選択することができ
る。例えばカナマイシン、ゲンタマイシン、フラジオマ
イシン、フリジン酸等の抗生物質、次亜塩素酸ナトリウ
ム、ポビドンヨード等のハロゲン化合物、塩酸アルキル
ジアミノエチルグリシン、塩化ベンザルコニウム等の界
面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン等のビグアニド
化合物のような薬剤を適選利用できる。
【0038】しかしながら、素材表面からの薬剤の徐放
によって抗菌作用が発現するため、徐放された薬剤が、
コネクタ内部の薬液や体液と接触し変質させるだけでな
く、場合によっては体内に入りアレルギーの原因になる
可能性もある。
【0039】本発明では、薬剤や体液と直接接触するバ
ルブ部分やハウジングの先端部分には、抗菌性を持たせ
ず、直接体液や薬液と接触しないキャップ3部分に抗菌
性を持たせるため、このような危険を回避できる。
【0040】さらに、金、銀、銅などの金属、もしくは
水不溶性の有機酸金属塩、抗菌ガラス、酸化チタン等の
酸化物、またはゼオライト、リン酸カルシウム、リン酸
マグネシウム、リン酸アルミニウム、アパタイト等に銀
や銅や亜鉛もしくはそのイオンを担持させたり、結晶を
構成する原子の一部を抗菌性金属原子に置換させた無機
系抗菌剤のような抗菌剤は、薬剤徐放による抗菌活性発
現作用ではなく、表面自体が抗菌活性を持つため、抗菌
剤自体が投与する輸液剤及び生体内、もしくは採取した
血液等に取り込まれる可能性がなく、抗菌性能を長期間
維持することが可能であるため好ましい。
【0041】このような抗菌剤は、例えばポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリアミド、ABS、ポリイミド、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアセタ
ールなどの素材中に混合でき、混合したポリマーで直接
キャップを成型したり、混合したポリマーでフィルムを
作製し、キャップ表面6に貼りつけたりして利用でき
る。もちろん、近年の技術を持ってすれば、前記素材の
表面に対して、酸化チタンを溶射したり、銀をメッキし
たりすることによっても可能であることはいうまでもな
い。
【0042】図4は、バイアルに本発明のコネクタを利
用した場合の断面図である。図3、図4に示されるよう
に弾性体バルブ10、25にコネクタ41、47の外部
からコネクタ41、47の内部に通じるスリット11、
51を設けた構成としてもよい。このような構成とする
ことで、針先のない筒状の接続具(オスコネクタ)を接
続することができる。
【0043】さらに本発明によれば、図1で示されるよ
うにコネクタ1の先端部9に挿入される弾性体バルブ3
の中間部8は、ハウジング40の軸方向に沿って実質的
に移動可能に先端部9と接触しており、かつ、弾性体バ
ルブ3が接触可能な先端部9において、その内径は、弾
性体バルブ3が設置されたハウジング40の基端部側か
ら、コネクタ1の軸に沿って、ハウジング40の先端部
側に向かってゆくほど大きくなる形状とすることができ
る。
【0044】これにより図2に示されるように、キャッ
プ4を装着した後は、針穴やスリットが弾性体バルブ3
を接続口外部から内部に連通するように開いた状態で
も、キャップの内面6がバルブ表面5を押す力によっ
て、バルブの中間部分8がハウジング40内で、バルブ
の中心方向、即ち針穴やスリットを閉じる方向に力を加
えて押し込まれる。この結果、針穴やスリットからの内
部の薬剤や体液の漏れを効果的に防止できるという利点
だけでなく、バルブの凸部が反転する心配もなく、弾性
体バルブ3の表面5とキャップ抗菌面6の間を密着する
力が維持しやすくなる効果も生ずる。 (第1実施形態)図を用いて本発明の第1実施形態を詳
細に説明する。
【0045】図3は、本発明のコネクタを輸液セットの
ラインのYサイトに組み込んだ斜視図である。この図3
は、スリット11から筒状接続具(オスコネクタ)を挿
入できるように、キャップ18を外した時を示してい
る。
【0046】第1実施形態のコネクタ41は、ハウジン
グ42と、ハウジング42から分岐する分岐管44とハ
ウジング42の一端に基端部43、多端に先端部45と
で本体12が構成され、いずれもポリプロピレンで作製
されている。この本体12の分岐管44には、輸液セッ
トの上流部が接続され、基端部43には、輸液セットの
下流部が接続され、流体通路が形成されている(図示せ
ず)。
【0047】さらにハウジング42の先端部45には、
接続口46が設けられており、この接続口46の内部に
は、ブチルゴムで作製された弾性体バルブ10が装着さ
れている。この弾性体バルブ10には、コネクタ41の
外部から内部へ通じるスリット11が設けられている。
【0048】このスリット11は、弾性体バルブ10の
ほぼ中央に存在し、通常は閉じた状態のスリット11
が、コネクタ41の内部と外部が液密に遮断されるよう
に設けられ、このスリット11に鈍針等の筒状接続具を
挿入することによって、外部からコネクタ41の内部に
薬剤を注入したり、体液をサンプリングしたりすること
ができる。
【0049】さらに、コネクタ41には、接続口46の
外周より大きな孔を有する装着孔16とヒンジ部15と
キャップ本体18とを有するキャップ19が、コネクタ
41の先端部45と分岐管44との間に離脱可能に装着
されている。このキャップ本体18には、弾性体バルブ
10との接触面に凸状に成形した抗菌活性を有する抗菌
面13が設けられている。このキャップ19は、ポリエ
チレンで作製し、キャップ19の抗菌面13は、ポリエ
チレンにリン酸カルシウム銀コンプレックスを0.7%
混合させて作製しキャップ19に接着固定させた。
【0050】そして、ハウジング42の先端部45の外
面には、突部16と勘合可能なリブ14、15を設ける
ことによって、キャップ18で弾性体バルブ10を覆っ
たとき、キャップの抗菌面13が効率的にスリット11
近傍に接触、密着した状態で、突部16とリブ14及び
15が勘合し、何らかの外力がキャップ18に加わって
も、簡単にキャップ18が外れ、スリット11近傍が外
気に触れることがないように設計することができる。
【0051】このような構造は図1にように、円周にわ
たったリブでも良い。キャップ18の抗菌面13がバル
ブ10のスリット11周囲に安定に密着するようにセッ
トすることで、図1と同様に、通路であるスリット11
の周辺を長期にわたってより確実に無菌に維持できる。
【0052】この第1実施形態の輸液セットに生理食塩
液1000mlの入ったバッグを接続し、30ml/h
の点滴スピードに調整した。点滴開始1時間後にYサイ
トのキャップ18を外して、接続口46に生理食塩液が
50ml入ったシリンジを接続し、生理食塩液50ml
を注入し、直ちにキャップ18を接続口46に被せた。
点滴開始24時間後、弾性体バルブ10の表面を検査し
たところ、菌は発見できなかった。 (第2実施形態)次に、図を用いて本発明の第2実施形
態を詳細に説明する。
【0053】図4は、本発明のコネクタをバイアル容器
に用いたときの部分断面図である。
【0054】図4に示すように、このバイアル容器50
に用いられる本発明のコネクタ47は、ハウジング部4
8とハウジング部48の基端に容器部22とを有し、先
端に接続口49を有し、このハウジング部48には、弾
性体バルブ25が設けられている。この弾性体バルブ2
5には、外部から内部に通じるスリット51が設けられ
ており、シリンジ先端のスリップチップ等が挿入できる
ようになっている。
【0055】このハウジング部48と容器部22とは、
ガラスを用いて一体成形されており、弾性体バルブは、
イソプレンゴムで作製した。ハウジング部48に挿入さ
れる弾性体バルブ25の外面は、凸状に成型されてい
る。
【0056】さらに、図4で示すように、ハウジング部
48と弾性体バルブ25の外周にそって嵌合された蓋部
26を設けている。図4には示さないが、未使用時に
は、この蓋部26には、蓋が取り付けられている。さら
に、この蓋体26の外周に開閉可能なキャップ体23が
取りつけられている。キャップ体23は、ヒンジ部27
とキャップ20と舌部29と弾性体バルブ25との接触
面を有する抗菌面24とから構成されている。
【0057】この蓋体26および蓋は、アルミニウムで
作製した。また、キャップ体23は、ポリプロピレンを
材料として作製した。さらにキャップ体23の抗菌面2
4はは、ポリプロピレンとリン酸カルシウム銀コンプレ
ックスを0.5%混合して成形し、これをキャップ20
に接着固定した。
【0058】キャップ20の弾性体バルブ25と接触す
る抗菌面24がほぼ平面に造られることにより、バルブ
25の外面は、キャップ20の抗菌面24と密着しない
状態より、密着させた状態のほうの面積が小さくなるた
め、密着面近傍で弾性体バルブ25の中心方向に圧縮力
が加わり、薬液の注入排出時にあいた穴をふさぐ効果が
発現できる。すなわち、弾性体バルブ25外面の清浄度
の維持だけでなく、たとえ、針刺し等で弾性体バルブ2
5に針穴があいた状態で、内部の圧力変化があっても液
漏れをより効果的に防止することができる。ただし、弾
性体バルブ25の内側は凹部であっても良いが、キャッ
プをした際、弾性体バルブ25の外面が内部に向かって
反転し、安定にならないよう適度な凹部にするのが好ま
しい。
【0059】キャップ20とヒンジ部27は、バネ部2
8によってキャップの開いた図4に示される位置と、キ
ャップがほぼ閉じた状態の2つの位置を規定する(図示
せず)。
【0060】蓋体23において舌部29に設けられた固
定用リブ30は、キャップがほぼ閉じた状態で図の下方
に指でふたを押し下げることでキャップ体23の一部に
設けられた凹部31と勘合し、キャップ20の閉じた状
態を安定にすると同時に、抗菌面24を弾性体バルブ2
5に押しあて、バルブ外面の刺入面を清潔に保つことが
できる。利用時には、本体を持ったまま舌部29をキャ
ップを開く方向に押し上げることで、バネ部28によっ
て容易に片手で解放することができ、片手にシリンジ等
を持ったまま作業することができるという利点がある。
【0061】この第2実施形態の容器部22内に生理食
塩液30mlを無菌的に封入して作製した。このバイア
ル容器50にシリンジを接続して生理食塩液20mlを
吸引し、その後キャップ20を閉じて、24時間放置し
た。24時間放置後、弾性体バルブ25の表面を検査し
たところ菌は検出できなかった。
【0062】
【発明の効果】本発明のコネクタにより、コネクタ内部
の体液や薬剤には影響を与えず、医療用具との接続時
に、接続口からの細菌の侵入を防ぎ、非接続時には、接
続口近傍の無菌状態を効果的に維持することができる。
さらに接続口からの体液や薬液の液漏れを効果的に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタからキャップを外したときの
断面図である。
【図2】本発明のコネクタにキャップを装着したときの
断面図である。
【図3】本発明のコネクタをYサイトに組み込んだ斜視
図である。
【図4】本発明のコネクタをバイアル容器に組み込んだ
断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 3 弾性体バルブ 4 キャップ 5 表面 6 抗菌面 7 基端部 9 先端部 10 弾性体バルブ 11 スリット 12 本体 14 リブ 15 リブ 16 凸部 18 キャップ 20 キャップ 22 容器部 23 キャップ体 24 抗菌面 25 弾性体バルブ 26 蓋体 27 バネ部 29 舌部 30 固定用リブ 31 凹部 40 ハウジング 41 コネクタ 42 ハウジング 43 基端部 44 分岐管 45 先端部 46 接続口 47 コネクタ 48 ハウジング部 49 接続口 50 バイアル容器 51 スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部の開口と基端部の開口とが連通し
    内部に流体通路を形成したハウジングと、前記先端部の
    開口に挿嵌された弾性体バルブとを備えるコネクタであ
    って、前記コネクタは前記弾性体バルブを覆う開閉自在
    なキャップを有し、前記キャップの前記弾性体バルブと
    の接触面は、抗菌活性を有することを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記弾性体バルブは前記ハウジング内に
    通じるスリットを有することを特徴とする請求項1記載
    のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記弾性体バルブの前記キャップとの接
    触面の形状は凸形状であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記キャップの前記弾性体バルブとの接
    触面の形状は凸形状であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記先端部と前記キャップはヒンジによ
    り連結されていることを特徴とする請求項1から4記載
    のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記弾性体バルブが挿嵌された部位にお
    ける前記先端部の内径は、前記基端部側から前記先端部
    側に向かって漸増していることを特徴とする請求項1か
    ら5記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6記載のコネクタの基端部
    にバイアル容器または輸液容器を接続した医療用具。
  8. 【請求項8】 請求項1から6記載のコネクタの基端部
    に輸液セットまたは輸血セットを接続した医療用具。
JP2001101889A 2001-03-30 2001-03-30 コネクタおよび医療用具 Pending JP2002291906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101889A JP2002291906A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 コネクタおよび医療用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101889A JP2002291906A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 コネクタおよび医療用具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002291906A true JP2002291906A (ja) 2002-10-08

Family

ID=18955148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101889A Pending JP2002291906A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 コネクタおよび医療用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002291906A (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009529629A (ja) * 2006-03-08 2009-08-20 ギレロ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 流体接続部の防汚染性のカバー
JP2011245050A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd コネクター用キャップ及びこれを備えた輸液ラインの接続装置
JP2013503702A (ja) * 2009-09-02 2013-02-04 ケアフュージョン 303 インコーポレイテッド 消毒するオスルアーコネクタキャップ
US8832894B2 (en) 2011-07-19 2014-09-16 Ivera Medical Corporation Cleaning device for male end of intraveneous set
US8834650B2 (en) 2006-07-21 2014-09-16 Ivera Medical Corporation Medical implement cleaning device
US8845593B2 (en) 2006-06-22 2014-09-30 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap with antiseptic
US9259284B2 (en) 2007-02-12 2016-02-16 3M Innovative Properties Company Female Luer connector disinfecting cap
US9259535B2 (en) 2006-06-22 2016-02-16 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap equipped syringe
JP2017503599A (ja) * 2014-01-21 2017-02-02 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 統合された隔膜アクチュエータ保持具を備えるポート付カテーテルアダプタ
US9700710B2 (en) 2006-06-22 2017-07-11 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap equipped syringe
US9867975B2 (en) 2011-05-23 2018-01-16 Excelsior Medical Corporation Antiseptic line cap
US9895526B2 (en) 2006-03-08 2018-02-20 Ivaxis, Llc Anti-contamination cover for fluid connections
US9907617B2 (en) 2013-03-15 2018-03-06 3M Innovative Properties Company Medical implement cleaning device
US9999471B2 (en) 2012-06-04 2018-06-19 3M Innovative Properties Company Male medical implement cleaning device
US10016587B2 (en) 2011-05-20 2018-07-10 Excelsior Medical Corporation Caps for needleless connectors
US10046156B2 (en) 2014-05-02 2018-08-14 Excelsior Medical Corporation Strip package for antiseptic cap
US10166381B2 (en) 2011-05-23 2019-01-01 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
WO2020153037A1 (ja) * 2019-01-22 2020-07-30 テルモ株式会社 医療用コネクタ及び輸液セット
US10744316B2 (en) 2016-10-14 2020-08-18 Icu Medical, Inc. Sanitizing caps for medical connectors
JP2022009414A (ja) * 2014-04-23 2022-01-14 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 医療コネクタ用抗菌キャップ
US11229746B2 (en) 2006-06-22 2022-01-25 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US11351353B2 (en) 2008-10-27 2022-06-07 Icu Medical, Inc. Packaging container for antimicrobial caps
US11389634B2 (en) 2011-07-12 2022-07-19 Icu Medical, Inc. Device for delivery of antimicrobial agent into trans-dermal catheter
US11400195B2 (en) 2018-11-07 2022-08-02 Icu Medical, Inc. Peritoneal dialysis transfer set with antimicrobial properties
US11433215B2 (en) 2018-11-21 2022-09-06 Icu Medical, Inc. Antimicrobial device comprising a cap with ring and insert
US11517733B2 (en) 2017-05-01 2022-12-06 Icu Medical, Inc. Medical fluid connectors and methods for providing additives in medical fluid lines
US11517732B2 (en) 2018-11-07 2022-12-06 Icu Medical, Inc. Syringe with antimicrobial properties
US11534595B2 (en) 2018-11-07 2022-12-27 Icu Medical, Inc. Device for delivering an antimicrobial composition into an infusion device
US11541221B2 (en) 2018-11-07 2023-01-03 Icu Medical, Inc. Tubing set with antimicrobial properties
US11541220B2 (en) 2018-11-07 2023-01-03 Icu Medical, Inc. Needleless connector with antimicrobial properties
US11559467B2 (en) 2015-05-08 2023-01-24 Icu Medical, Inc. Medical connectors configured to receive emitters of therapeutic agents
US11944776B2 (en) 2020-12-07 2024-04-02 Icu Medical, Inc. Peritoneal dialysis caps, systems and methods

Cited By (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009529629A (ja) * 2006-03-08 2009-08-20 ギレロ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 流体接続部の防汚染性のカバー
US9895526B2 (en) 2006-03-08 2018-02-20 Ivaxis, Llc Anti-contamination cover for fluid connections
US9707348B2 (en) 2006-06-22 2017-07-18 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap with thread cover
US11684720B2 (en) 2006-06-22 2023-06-27 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap that releases a gas such as nitric oxide
US9700677B2 (en) 2006-06-22 2017-07-11 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap with antiseptic
US8845593B2 (en) 2006-06-22 2014-09-30 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap with antiseptic
US8968268B2 (en) 2006-06-22 2015-03-03 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US9700710B2 (en) 2006-06-22 2017-07-11 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap equipped syringe
US11229746B2 (en) 2006-06-22 2022-01-25 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US10328207B2 (en) 2006-06-22 2019-06-25 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US9259535B2 (en) 2006-06-22 2016-02-16 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap equipped syringe
US9707349B2 (en) 2006-06-22 2017-07-18 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US9707350B2 (en) 2006-06-22 2017-07-18 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap equipped syringe
US9700676B2 (en) 2006-06-22 2017-07-11 Excelsior Medical Corporation Method of cleaning and covering an access site
US8999073B2 (en) 2006-07-21 2015-04-07 Ivera Medical Corporation Medical implement cleaning device
US8834650B2 (en) 2006-07-21 2014-09-16 Ivera Medical Corporation Medical implement cleaning device
US10195000B2 (en) 2007-02-12 2019-02-05 3M Innovative Properties Company Female luer connector disinfecting cap
US9259284B2 (en) 2007-02-12 2016-02-16 3M Innovative Properties Company Female Luer connector disinfecting cap
US11160932B2 (en) 2008-06-19 2021-11-02 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap that releases a gas such as nitric oxide
US11351353B2 (en) 2008-10-27 2022-06-07 Icu Medical, Inc. Packaging container for antimicrobial caps
US9149624B2 (en) 2009-09-02 2015-10-06 Carefusion 303, Inc. Disinfecting male luer connector caps
KR101726465B1 (ko) 2009-09-02 2017-04-26 케어퓨전 303, 인크. 암 루어 연결기용 소독 수단을 구비한 숫 루어 연결기용 캡
JP2013503702A (ja) * 2009-09-02 2013-02-04 ケアフュージョン 303 インコーポレイテッド 消毒するオスルアーコネクタキャップ
JP2011245050A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd コネクター用キャップ及びこれを備えた輸液ラインの接続装置
US10016587B2 (en) 2011-05-20 2018-07-10 Excelsior Medical Corporation Caps for needleless connectors
US10695550B2 (en) 2011-05-20 2020-06-30 Excelsior Medical Corporation Caps for needleless connectors
US9867975B2 (en) 2011-05-23 2018-01-16 Excelsior Medical Corporation Antiseptic line cap
US10166381B2 (en) 2011-05-23 2019-01-01 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US10806919B2 (en) 2011-05-23 2020-10-20 Excelsior Medical Corporation Antiseptic cap
US11826539B2 (en) 2011-07-12 2023-11-28 Icu Medical, Inc. Device for delivery of antimicrobial agent into a medical device
US11389634B2 (en) 2011-07-12 2022-07-19 Icu Medical, Inc. Device for delivery of antimicrobial agent into trans-dermal catheter
US8832894B2 (en) 2011-07-19 2014-09-16 Ivera Medical Corporation Cleaning device for male end of intraveneous set
US9999471B2 (en) 2012-06-04 2018-06-19 3M Innovative Properties Company Male medical implement cleaning device
US9907617B2 (en) 2013-03-15 2018-03-06 3M Innovative Properties Company Medical implement cleaning device
US10441773B2 (en) 2014-01-21 2019-10-15 Becton, Dickinson And Company Ported catheter adapter with integrated septum actuator retention
JP2017503599A (ja) * 2014-01-21 2017-02-02 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 統合された隔膜アクチュエータ保持具を備えるポート付カテーテルアダプタ
JP7303272B2 (ja) 2014-04-23 2023-07-04 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 医療コネクタ用抗菌キャップ
JP2022009414A (ja) * 2014-04-23 2022-01-14 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 医療コネクタ用抗菌キャップ
US10046156B2 (en) 2014-05-02 2018-08-14 Excelsior Medical Corporation Strip package for antiseptic cap
US10821278B2 (en) 2014-05-02 2020-11-03 Excelsior Medical Corporation Strip package for antiseptic cap
US11998715B2 (en) 2014-05-02 2024-06-04 Excelsior Medical Corporation Strip package for antiseptic cap
US11559467B2 (en) 2015-05-08 2023-01-24 Icu Medical, Inc. Medical connectors configured to receive emitters of therapeutic agents
US10744316B2 (en) 2016-10-14 2020-08-18 Icu Medical, Inc. Sanitizing caps for medical connectors
US11497904B2 (en) 2016-10-14 2022-11-15 Icu Medical, Inc. Sanitizing caps for medical connectors
US11517733B2 (en) 2017-05-01 2022-12-06 Icu Medical, Inc. Medical fluid connectors and methods for providing additives in medical fluid lines
US11517732B2 (en) 2018-11-07 2022-12-06 Icu Medical, Inc. Syringe with antimicrobial properties
US11541221B2 (en) 2018-11-07 2023-01-03 Icu Medical, Inc. Tubing set with antimicrobial properties
US11541220B2 (en) 2018-11-07 2023-01-03 Icu Medical, Inc. Needleless connector with antimicrobial properties
US11534595B2 (en) 2018-11-07 2022-12-27 Icu Medical, Inc. Device for delivering an antimicrobial composition into an infusion device
US11400195B2 (en) 2018-11-07 2022-08-02 Icu Medical, Inc. Peritoneal dialysis transfer set with antimicrobial properties
US11433215B2 (en) 2018-11-21 2022-09-06 Icu Medical, Inc. Antimicrobial device comprising a cap with ring and insert
JPWO2020153037A1 (ja) * 2019-01-22 2021-12-02 テルモ株式会社 医療用コネクタ及び輸液セット
JP7389058B2 (ja) 2019-01-22 2023-11-29 テルモ株式会社 医療用コネクタ及び輸液セット
WO2020153037A1 (ja) * 2019-01-22 2020-07-30 テルモ株式会社 医療用コネクタ及び輸液セット
US11944776B2 (en) 2020-12-07 2024-04-02 Icu Medical, Inc. Peritoneal dialysis caps, systems and methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002291906A (ja) コネクタおよび医療用具
JP2562536B2 (ja) 感染予防されたカテーテル装置
AU2010289622B2 (en) Cap for a male luer connector and having disinfecting means for female luer connector
US11471245B2 (en) Intravascular line and port cleaning methods, methods of administering an agent intravascularly, methods of obtaining/testing blood, and devices for performing such methods
KR101078072B1 (ko) 캠 작용 스냅 해제를 갖는 인클로저
US8361408B2 (en) Luer protection pouch and luer valve/male luer protection method
US7794675B2 (en) Swab pouch
CN106730318B (zh) 无针连接器
EP2023975B1 (en) Intravascular line and port cleaning methods
US9707349B2 (en) Antiseptic cap
KR101414762B1 (ko) 카테터 세정 장치
AU2005326922B2 (en) Dialysis connector with retention and feedback features
CA2169689C (en) Sterile medical injection port and cover
US20070225635A1 (en) Mechanically anti-infective access system and method
JP2018161510A (ja) 血管内ライン及びポートクリーニング方法、血管内に薬品を投与する方法、血液を採取し検査する方法、並びにこのような方法を実施するデバイス
US20190009074A1 (en) Capping device for disinfecting medical injection membranes
CN115634365A (zh) 通用消毒帽
US10576261B2 (en) Device male port cleaner
US20240173534A1 (en) Connector Safety Shield
CN112154009B (zh) 用于阳连接器和阴连接器的通用的一次性盖
CN113274524A (zh) 一种用于神经外科术后引流管接口的消毒方法及消毒装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071009