JP2002291735A - 超音波診断装置、超音波診断治療システム - Google Patents
超音波診断装置、超音波診断治療システムInfo
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- JP2002291735A JP2002291735A JP2001092941A JP2001092941A JP2002291735A JP 2002291735 A JP2002291735 A JP 2002291735A JP 2001092941 A JP2001092941 A JP 2001092941A JP 2001092941 A JP2001092941 A JP 2001092941A JP 2002291735 A JP2002291735 A JP 2002291735A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁妨害や電源ラインより混入するノイズが
混入する場合、その旨知覚し得る超音波診断装置を提供
する。 【解決手段】 超音波診断装置に供給される電源のライ
ンノイズを検出する伝導妨害波検出部10及び装置筐体
に侵入する電磁波妨害ノイズを検出する電磁妨害波検出
部11と、予め設定されたノイズの基準値を記憶するメ
モリ8aと、前記検出されたラインノイズ及び電磁波妨
害波の少なくとも一方が前記基準値より大なるときにノ
イズの情報画像表示部4を介して表示する観察用モニタ
5手段とを備える。
混入する場合、その旨知覚し得る超音波診断装置を提供
する。 【解決手段】 超音波診断装置に供給される電源のライ
ンノイズを検出する伝導妨害波検出部10及び装置筐体
に侵入する電磁波妨害ノイズを検出する電磁妨害波検出
部11と、予め設定されたノイズの基準値を記憶するメ
モリ8aと、前記検出されたラインノイズ及び電磁波妨
害波の少なくとも一方が前記基準値より大なるときにノ
イズの情報画像表示部4を介して表示する観察用モニタ
5手段とを備える。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、温熱治療装置や他
のコンピュータ等から発生する電源ラインを通じて超音
波診断装置に侵入するラインノイズによる影響を受けな
いように配慮した超音波診断装置に関する。
のコンピュータ等から発生する電源ラインを通じて超音
波診断装置に侵入するラインノイズによる影響を受けな
いように配慮した超音波診断装置に関する。
【0002】また、前記治療装置によって加熱された被
検体の温度変化によって生じる音速変動を補正し、適正
な診断画像を得る超音波診断治療システムに関する。
検体の温度変化によって生じる音速変動を補正し、適正
な診断画像を得る超音波診断治療システムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来の超音波診断装置は、複数の超音波
振動子により超音波を被検体に送波し、被検体内からの
反射波を前記超音波振動子により受波し、増幅して、各
振動子からの受波信号を電気的にフォ−カスするため焦
点からの波面により遅延処理(整相)をして加算し超音
波ビ−ムを形成している。このビームを走査することに
より断層像を形成する。ここにおいて超音波ビ−ムの情
報は画像処理部によって走査変換し断層像として表示さ
れている。この装置全体を制御するCPU部は、シーケ
ンスをハード化した制御回路、もしくは装置に搭載され
ているコンピュータとインターフェースで形成されてい
る。送信する超音波信号は、通常送波周波数及びバース
ト波数、電圧、送信間隔等を状況に応じて切り替えるよ
うに制御されている。制御の内容は診断目的に応じて予
め決めておいた各種の設定に従い送波信号を出力するも
のである。また特定診断部位や検査モードによっては高
いエネルギーを必要としている。この場合想定外の診断
部位に使用すると安全性に問題ある旨警告文を表示して
いる。
振動子により超音波を被検体に送波し、被検体内からの
反射波を前記超音波振動子により受波し、増幅して、各
振動子からの受波信号を電気的にフォ−カスするため焦
点からの波面により遅延処理(整相)をして加算し超音
波ビ−ムを形成している。このビームを走査することに
より断層像を形成する。ここにおいて超音波ビ−ムの情
報は画像処理部によって走査変換し断層像として表示さ
れている。この装置全体を制御するCPU部は、シーケ
ンスをハード化した制御回路、もしくは装置に搭載され
ているコンピュータとインターフェースで形成されてい
る。送信する超音波信号は、通常送波周波数及びバース
ト波数、電圧、送信間隔等を状況に応じて切り替えるよ
うに制御されている。制御の内容は診断目的に応じて予
め決めておいた各種の設定に従い送波信号を出力するも
のである。また特定診断部位や検査モードによっては高
いエネルギーを必要としている。この場合想定外の診断
部位に使用すると安全性に問題ある旨警告文を表示して
いる。
【0004】このような超音波診断装置は一般に安全装
置としてフォールトトレラント機能を有している。すな
わち外部からの電磁妨害や電源ラインより混入する伝導
妨害雑音による制御回路の誤動作やコンピュータの暴走
等により制御機能が失われた場合、超音波診断装置をフ
リーズ状態にする事や装置を再起動した状態に戻し安全
性を確保している。
置としてフォールトトレラント機能を有している。すな
わち外部からの電磁妨害や電源ラインより混入する伝導
妨害雑音による制御回路の誤動作やコンピュータの暴走
等により制御機能が失われた場合、超音波診断装置をフ
リーズ状態にする事や装置を再起動した状態に戻し安全
性を確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、超音波診断装
置には安全装置が働いた状態である旨表示することが考
慮されていなかったので、超音波診断装置が上記安全性
を確保した状態か、故障した状態かの判別できなかっ
た。
置には安全装置が働いた状態である旨表示することが考
慮されていなかったので、超音波診断装置が上記安全性
を確保した状態か、故障した状態かの判別できなかっ
た。
【0006】また、外部雑音がやや低く、安全装置が働
く直前の状態に有ることの表示についても考慮されてい
なかった。このため受信信号に雑音が混入していてもそ
のまま診断に使用するおそれがあった。つまり、電磁妨
害や電源ラインより混入するノイズについてはアーチフ
ァクトの原因であるのに、警告等の表示が考慮されてお
らず画質劣化、画像変形等忠実度が著しく損なわれてい
ることを配慮されていないという問題があった。
く直前の状態に有ることの表示についても考慮されてい
なかった。このため受信信号に雑音が混入していてもそ
のまま診断に使用するおそれがあった。つまり、電磁妨
害や電源ラインより混入するノイズについてはアーチフ
ァクトの原因であるのに、警告等の表示が考慮されてお
らず画質劣化、画像変形等忠実度が著しく損なわれてい
ることを配慮されていないという問題があった。
【0007】本発明の第1の目的は、電磁妨害や電源ラ
インより混入するノイズが混入する場合、その旨知覚し
得る超音波診断装置を提供することにある。
インより混入するノイズが混入する場合、その旨知覚し
得る超音波診断装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、温熱治療装
置による患部の温度上昇に合わせて超音波の音速を変動
し適正な超音波画像を得ることのできる超音波診断治療
システムを提供することにある。
置による患部の温度上昇に合わせて超音波の音速を変動
し適正な超音波画像を得ることのできる超音波診断治療
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の配列
された超音波振動子より被検体に超音波を放射し被検体
からの反射波を前記配列された超音波振動子により受波
し複数の受波信号を得、前記複数の受波信号を整相して
超音波ビ−ムを得、前記超音波ビームから前記被検体の
断層像を得る超音波診断装置において、超音波診断装置
に供給される電源のラインノイズ及び装置筐体に侵入す
る電磁波妨害ノイズの少なくとも一方を検出する手段
と、予め設定されたノイズの基準値を記憶する手段と、
前記検出されたラインノイズ及び電磁波妨害波の少なく
とも一方が前記基準値より大なるときに操作者へノイズ
の発生を知覚させる手段とを備えたことを特徴とする超
音波診断装置によって達成される。
された超音波振動子より被検体に超音波を放射し被検体
からの反射波を前記配列された超音波振動子により受波
し複数の受波信号を得、前記複数の受波信号を整相して
超音波ビ−ムを得、前記超音波ビームから前記被検体の
断層像を得る超音波診断装置において、超音波診断装置
に供給される電源のラインノイズ及び装置筐体に侵入す
る電磁波妨害ノイズの少なくとも一方を検出する手段
と、予め設定されたノイズの基準値を記憶する手段と、
前記検出されたラインノイズ及び電磁波妨害波の少なく
とも一方が前記基準値より大なるときに操作者へノイズ
の発生を知覚させる手段とを備えたことを特徴とする超
音波診断装置によって達成される。
【0010】また、複数の配列された超音波振動子より
被検体に超音波を放射し被検体からの反射波を前記配列
された超音波振動子により受波し複数の受波信号を得、
前記複数の受波信号を整相して超音波ビ−ムを得、前記
超音波ビームから前記被検体の断層像を得る超音波診断
装置と、前記被検体に超音波又は電磁波を照射して患部
を加熱して治療する温熱治療装置とを備えた超音波診断
治療システムにおいて、前記温熱治療装置によって加熱
する温度のデータを記憶する手段と、前記記憶された温
度により前記受波信号の音速を補正する手段とを備えた
ことを特徴とする超音波診断治療システムによって達成
される。
被検体に超音波を放射し被検体からの反射波を前記配列
された超音波振動子により受波し複数の受波信号を得、
前記複数の受波信号を整相して超音波ビ−ムを得、前記
超音波ビームから前記被検体の断層像を得る超音波診断
装置と、前記被検体に超音波又は電磁波を照射して患部
を加熱して治療する温熱治療装置とを備えた超音波診断
治療システムにおいて、前記温熱治療装置によって加熱
する温度のデータを記憶する手段と、前記記憶された温
度により前記受波信号の音速を補正する手段とを備えた
ことを特徴とする超音波診断治療システムによって達成
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】<第1の実施形態>図1は本発明による超
音波診断装置の実施形態を示すブロック図である。この
超音波診断装置は、探触子1と、超音波送受信部2と、
画像処理部3と、画像表示部4と、観察用モニタ5と、
VCR、白黒プリンター、カラープリンターなどの周辺
機器6と、電源部7と、CPU部8と、キーボード部9
と、伝導妨害波検出部10と電磁妨害波検出部11を備
えてなる。
音波診断装置の実施形態を示すブロック図である。この
超音波診断装置は、探触子1と、超音波送受信部2と、
画像処理部3と、画像表示部4と、観察用モニタ5と、
VCR、白黒プリンター、カラープリンターなどの周辺
機器6と、電源部7と、CPU部8と、キーボード部9
と、伝導妨害波検出部10と電磁妨害波検出部11を備
えてなる。
【0013】探触子1は被検体内の診断部位に超音波を
送信すると共に、その反射波を受信するもので、その中
には超音波の発生原であると共に、反射波を受信する振
動子が内蔵されている。超音波送受信部2は探触子1を
制御して超音波を送信すると共に、受信した反射波の信
号より反射エコー信号を検出しデジタル化するもので、
その内部にはパルス発生器および受信増幅器並びに、そ
れらの制御回路とA/D変換器を有している。画像処理
部3は、超音波送受信部2から読みだした反射エコーデ
ータを断層像に表示するための画像処理を行い、断層像
データを出力するもので、その内部にはデータ記憶部と
それらの制御部が含まれている。画像表示部4は画像処
理部3から読みだした断層像データを、アナログ信号に
変換して、表示用の映像信号とするもので、その内部に
はD/A変換器および、映像信号変換部が設けられてい
る。そして観察用モニタ5は上記、画像表示部4から出
力される映像信号を入力して画像として表示するもので
ある。周辺機器部6は、画像表示部4から出力される映
像信号を入力して動画や静止画をテープや印画紙上に記
録するものである。電源部7は超音波診断装置全体に電
源を供給すると共に、周辺機器6や観察用モニタ5にも
電源を供給するものである。伝導妨害波検出部10は病
院等の施設の電源コンセントから超音波診断装置に供給
される電源ラインを伝わり装置内に進入するラインノイ
ズを検出するもので、例えば、検出コイルなどが挙げら
れ、その内部には伝導妨害波検出回路、インターフェー
ス(I/F)部が設けられている。電磁妨害波検出部1
1は超音波診断装置の周囲に放射されている電磁妨害波
ノイズを検出するもので、例えば、検出コイルなどが挙
げられ、その内部には受信部と電磁妨害波検出回路、I
/F部が設けられている。CPU部8は超音波送受信部
2と画像処理部3、画像表示部4、伝導妨害波検出部1
0、電磁妨害波検出部11及び操作者が操作するキーボ
ード部9を制御する。また、CPU部8には、ノイズの
基準値が記憶されたメモリ8aが接続されている。
送信すると共に、その反射波を受信するもので、その中
には超音波の発生原であると共に、反射波を受信する振
動子が内蔵されている。超音波送受信部2は探触子1を
制御して超音波を送信すると共に、受信した反射波の信
号より反射エコー信号を検出しデジタル化するもので、
その内部にはパルス発生器および受信増幅器並びに、そ
れらの制御回路とA/D変換器を有している。画像処理
部3は、超音波送受信部2から読みだした反射エコーデ
ータを断層像に表示するための画像処理を行い、断層像
データを出力するもので、その内部にはデータ記憶部と
それらの制御部が含まれている。画像表示部4は画像処
理部3から読みだした断層像データを、アナログ信号に
変換して、表示用の映像信号とするもので、その内部に
はD/A変換器および、映像信号変換部が設けられてい
る。そして観察用モニタ5は上記、画像表示部4から出
力される映像信号を入力して画像として表示するもので
ある。周辺機器部6は、画像表示部4から出力される映
像信号を入力して動画や静止画をテープや印画紙上に記
録するものである。電源部7は超音波診断装置全体に電
源を供給すると共に、周辺機器6や観察用モニタ5にも
電源を供給するものである。伝導妨害波検出部10は病
院等の施設の電源コンセントから超音波診断装置に供給
される電源ラインを伝わり装置内に進入するラインノイ
ズを検出するもので、例えば、検出コイルなどが挙げら
れ、その内部には伝導妨害波検出回路、インターフェー
ス(I/F)部が設けられている。電磁妨害波検出部1
1は超音波診断装置の周囲に放射されている電磁妨害波
ノイズを検出するもので、例えば、検出コイルなどが挙
げられ、その内部には受信部と電磁妨害波検出回路、I
/F部が設けられている。CPU部8は超音波送受信部
2と画像処理部3、画像表示部4、伝導妨害波検出部1
0、電磁妨害波検出部11及び操作者が操作するキーボ
ード部9を制御する。また、CPU部8には、ノイズの
基準値が記憶されたメモリ8aが接続されている。
【0014】次に具体的な動作について説明する。ここ
では、伝導妨害波を検出した場合の例を述べる。伝導妨
害波検出部10内の伝導妨害波検出回路は超音波診断装
置が通電されている間、入力電源ラインに混入してくる
妨害波を検出コイルで検出している。妨害波を検出した
場合、伝導妨害波検出回路は制御部を通し、CPU部8
に信号を出力する。その信号を受けたCPU部は画像表
示部4を通して、観察用モニタ5に妨害波が検出された
ことを示す警告文、例えば「ラインノイズが出ているの
で注意!!」を表示する。この様な動作により、超音波
診断装置の使用者は装置に外来妨害波侵入があったこと
を知ることができる。また、CPU部8が誤動作するよ
うなノイズレベルの場合、超音波の送信を停止させるよ
うインターロックすることも可能である。
では、伝導妨害波を検出した場合の例を述べる。伝導妨
害波検出部10内の伝導妨害波検出回路は超音波診断装
置が通電されている間、入力電源ラインに混入してくる
妨害波を検出コイルで検出している。妨害波を検出した
場合、伝導妨害波検出回路は制御部を通し、CPU部8
に信号を出力する。その信号を受けたCPU部は画像表
示部4を通して、観察用モニタ5に妨害波が検出された
ことを示す警告文、例えば「ラインノイズが出ているの
で注意!!」を表示する。この様な動作により、超音波
診断装置の使用者は装置に外来妨害波侵入があったこと
を知ることができる。また、CPU部8が誤動作するよ
うなノイズレベルの場合、超音波の送信を停止させるよ
うインターロックすることも可能である。
【0015】次に電磁妨害波を検出した場合の例を述べ
る。電磁妨害波検出部11内の電磁妨害波検出回路は超
音波診断装置が通電されている間、超音波診断装置の周
辺に放射されている電磁妨害波を検出コイルにより常に
検出している。妨害波を検出した場合、電磁妨害波検出
回路は制御部を通し、CPU部8に信号を出力する。そ
の信号を受けたCPU部8は画像表示部4を通して、観
察用モニタ5に妨害波が検出された事を示す警告文、例
えば「妨害波が出ているので注意!!」を表示する。こ
の様な動作により、超音波診断装置の使用者は装置に外
来妨害波侵入があったことを知ることができる。
る。電磁妨害波検出部11内の電磁妨害波検出回路は超
音波診断装置が通電されている間、超音波診断装置の周
辺に放射されている電磁妨害波を検出コイルにより常に
検出している。妨害波を検出した場合、電磁妨害波検出
回路は制御部を通し、CPU部8に信号を出力する。そ
の信号を受けたCPU部8は画像表示部4を通して、観
察用モニタ5に妨害波が検出された事を示す警告文、例
えば「妨害波が出ているので注意!!」を表示する。こ
の様な動作により、超音波診断装置の使用者は装置に外
来妨害波侵入があったことを知ることができる。
【0016】なお、ここでは画面上に表示する例につい
て述べたが、警告灯や警告音、警告を示す振動によって
操作者へ知覚させることも可能である。
て述べたが、警告灯や警告音、警告を示す振動によって
操作者へ知覚させることも可能である。
【0017】次に図2を用いて処理の流れを説明する。
【0018】超音波診断装置を正常に使用している際
に、強力な電磁波や超音波が発生される温熱治療装置が
近接して使用されるなど何らかの要因にて装置の周辺に
外来の伝導妨害波または、電磁妨害波が発生した場合、
本発明による伝導妨害波検出部10、または電磁妨害波検
出部11は妨害波を検出する。(ステップ21)その
際、伝導妨害波検出部10、または電磁妨害波検出部1
1は妨害波が検出されたことをCPU部8に通信する。
(ステップ22)その信号を受けたCPU部8はメモリ
8aに予め記憶されたノイズの基準値と比較する。(ス
テップ23)その基準値よりも大の場合、画像表示部を
通して、観察用モニタ5に妨害波が検出された事を示す
警告文を表示する。(ステップ24)その警告表示によ
り、安全装置が働いた状態である旨判別でき、また、警
告表示により外来妨害による画質劣化、画像変形等忠実
度が著しく損なわれていることなどを把握することがで
きる。
に、強力な電磁波や超音波が発生される温熱治療装置が
近接して使用されるなど何らかの要因にて装置の周辺に
外来の伝導妨害波または、電磁妨害波が発生した場合、
本発明による伝導妨害波検出部10、または電磁妨害波検
出部11は妨害波を検出する。(ステップ21)その
際、伝導妨害波検出部10、または電磁妨害波検出部1
1は妨害波が検出されたことをCPU部8に通信する。
(ステップ22)その信号を受けたCPU部8はメモリ
8aに予め記憶されたノイズの基準値と比較する。(ス
テップ23)その基準値よりも大の場合、画像表示部を
通して、観察用モニタ5に妨害波が検出された事を示す
警告文を表示する。(ステップ24)その警告表示によ
り、安全装置が働いた状態である旨判別でき、また、警
告表示により外来妨害による画質劣化、画像変形等忠実
度が著しく損なわれていることなどを把握することがで
きる。
【0019】<第2の実施形態>図3は本発明による超
音波診断治療システムの実施形態を示すブロック図であ
る。ここでは、第1の実施形態と共通する構成の説明は
省略し、変更点だけを説明する。超音波診断治療システ
ムは超音波診断装置30と、被検体に電磁波や超音波を
温熱プローブ311から照射して加熱する温熱治療装置
31とからなる。超音波診断装置30のメモリ8aに
は、温熱治療装置31により加熱された温度に対応する
音速データを記憶している。
音波診断治療システムの実施形態を示すブロック図であ
る。ここでは、第1の実施形態と共通する構成の説明は
省略し、変更点だけを説明する。超音波診断治療システ
ムは超音波診断装置30と、被検体に電磁波や超音波を
温熱プローブ311から照射して加熱する温熱治療装置
31とからなる。超音波診断装置30のメモリ8aに
は、温熱治療装置31により加熱された温度に対応する
音速データを記憶している。
【0020】次に具体的な動作について図4を用いて処
理の流れを説明する。温熱治療装置31によって設定さ
れた温熱プローブ311の使用温度をキーボード8によ
り設定する。(ステップ41) その使用温度をCPU部8に通信する。(ステップ4
2)。その使用温度を受けたCPU部8はメモリ8aに
予め記憶された音速値を読み出す。(ステップ43) その読み出した音速値により送波信号又は受波信号の遅
延量を補正する。(ステップ44) 補正した遅延量から画像を生成し、画像表示部4を通し
て、観察用モニタ5に表示する。(ステップ45)
理の流れを説明する。温熱治療装置31によって設定さ
れた温熱プローブ311の使用温度をキーボード8によ
り設定する。(ステップ41) その使用温度をCPU部8に通信する。(ステップ4
2)。その使用温度を受けたCPU部8はメモリ8aに
予め記憶された音速値を読み出す。(ステップ43) その読み出した音速値により送波信号又は受波信号の遅
延量を補正する。(ステップ44) 補正した遅延量から画像を生成し、画像表示部4を通し
て、観察用モニタ5に表示する。(ステップ45)
【0021】本発明は以上のように構成されたので、警
告が表示されるため、安全装置が働いた状態である旨判
別でき、また、警告表示により外来妨害による画質劣
化、画像変形等忠実度が著しく損なわれている事等を把
握することができる。また、通常の診断の他、高周波電
極針での焼灼治療等で画像に雑音が混入する場合、その
旨警告文を画面に表示し画像が正常で無い旨注意を喚起
し誤診を防止することも可能となる。治療により患部の
温度が上昇していることを警告表示し次に温度変化によ
り設定音速から音速変動し画像に歪み等が生じている旨
注意を喚起し誤診を防止することも可能となる。
告が表示されるため、安全装置が働いた状態である旨判
別でき、また、警告表示により外来妨害による画質劣
化、画像変形等忠実度が著しく損なわれている事等を把
握することができる。また、通常の診断の他、高周波電
極針での焼灼治療等で画像に雑音が混入する場合、その
旨警告文を画面に表示し画像が正常で無い旨注意を喚起
し誤診を防止することも可能となる。治療により患部の
温度が上昇していることを警告表示し次に温度変化によ
り設定音速から音速変動し画像に歪み等が生じている旨
注意を喚起し誤診を防止することも可能となる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、電磁妨害や電源ラインより混
入するノイズが混入する場合、その旨知覚し得る超音波
診断装置を提供するという効果を奏する。
入するノイズが混入する場合、その旨知覚し得る超音波
診断装置を提供するという効果を奏する。
【0023】また、温熱治療装置による患部の温度上昇
に合わせて超音波の音速を変動し適正な超音波画像を得
ることのできる超音波診断治療システムを提供するとい
う効果を奏する。
に合わせて超音波の音速を変動し適正な超音波画像を得
ることのできる超音波診断治療システムを提供するとい
う効果を奏する。
【図1】本発明による超音波診断装置の実施形態を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】図1の動作を説明するフローチャート。
【図3】本発明による超音波診断治療システムの実施形
態を示すブロック図。
態を示すブロック図。
【図4】図3の動作を説明するフローチャート。
1…探触子、2…超音波送受信部、3…画像表示部、4
…画像処理部、5…観察用モニタ、6…周辺機器、7…
電源部、8…CPU部、8a…メモリ、9…キーボード
部、10…伝導妨害波検出部、11…電磁妨害波検出
部、31…温熱治療装置
…画像処理部、5…観察用モニタ、6…周辺機器、7…
電源部、8…CPU部、8a…メモリ、9…キーボード
部、10…伝導妨害波検出部、11…電磁妨害波検出
部、31…温熱治療装置
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の配列された超音波振動子より被検
体に超音波を放射し被検体からの反射波を前記配列され
た超音波振動子により受波し複数の受波信号を得、前記
複数の受波信号を整相して超音波ビ−ムを得、前記超音
波ビームから前記被検体の断層像を得る超音波診断装置
において、超音波診断装置に供給される電源のラインノ
イズ及び装置筐体に侵入する電磁波妨害ノイズの少なく
とも一方を検出する手段と、予め設定されたノイズの基
準値を記憶する手段と、前記検出されたラインノイズ及
び電磁波妨害波の少なくとも一方が前記基準値より大な
るときに操作者へノイズの発生を知覚させる手段とを備
えたことを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 複数の配列された超音波振動子より被検
体に超音波を放射し被検体からの反射波を前記配列され
た超音波振動子により受波し複数の受波信号を得、前記
複数の受波信号を整相して超音波ビ−ムを得、前記超音
波ビームから前記被検体の断層像を得る超音波診断装置
と、前記被検体に超音波又は電磁波を照射して患部を加
熱して治療する温熱治療装置とを備えた超音波診断治療
システムにおいて、前記温熱治療装置によって加熱する
温度のデータを記憶する手段と、前記記憶された温度に
より前記受波信号の音速を補正する手段とを備えたこと
を特徴とする超音波診断治療システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092941A JP2002291735A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 超音波診断装置、超音波診断治療システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092941A JP2002291735A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 超音波診断装置、超音波診断治療システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002291735A true JP2002291735A (ja) | 2002-10-08 |
Family
ID=18947335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001092941A Pending JP2002291735A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 超音波診断装置、超音波診断治療システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002291735A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009095379A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Toshiba Corp | 超音波診断装置 |
CN102440806A (zh) * | 2010-09-13 | 2012-05-09 | 通用电气公司 | 用于电磁噪声消除的超声方法和探头 |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092941A patent/JP2002291735A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009095379A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Toshiba Corp | 超音波診断装置 |
CN102440806A (zh) * | 2010-09-13 | 2012-05-09 | 通用电气公司 | 用于电磁噪声消除的超声方法和探头 |
US8998812B2 (en) | 2010-09-13 | 2015-04-07 | General Electric Company | Ultrasound method and probe for electromagnetic noise cancellation |
CN102440806B (zh) * | 2010-09-13 | 2016-08-10 | 通用电气公司 | 用于电磁噪声消除的超声方法和探头 |
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