JP2002291729A - ファントム、放射線画像情報生成装置の性能判定方法およびシステム - Google Patents

ファントム、放射線画像情報生成装置の性能判定方法およびシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の物質が複合した生体組織を模したファン
トムを作り、さらに放射線画像情報生成装置でこのファ
ントムを撮影することにより、放射線画像情報生成装置
のエネルギ・サブトラクション処理の性能判定を行う。 【解決手段】ファントム50は、骨部の実効原子番号と
同等のアルミニウム素材の第1構成材52と、軟部の実
効原子番号と同等のアクリル樹脂の第2構成材54から
構成する。第1構成材52と第2構成材54は、それぞ
れ3つの厚み部分を有し、互いに格子状に交差するよう
に設定する。そして、このファントム50を放射線画像
情報生成装置14で撮影し、処理装置12において撮影
した画像の濃度を調べることにより放射線画像情報生成
装置14のエネルギ・サブトラクション処理の性能を判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像情報生
成装置で使用するファントムと、ファントムを用いた放
射線画像情報生成装置の性能判定方法およびシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】放射線画像情報生成装置の性能を判定す
る場合、被写体としてファントム(生体組織の密度と原
子番号に近似した物質で構成した模擬物)を用いて放射
線撮影を行い、得られた放射線画像に基づいて放射線画
像情報生成装置の性能を判定している。
【0003】また、放射線画像情報生成装置において被
写体を撮影する方法としては、通常の撮影以外にエネル
ギ・サブトラクション処理が知られている。
【0004】エネルギ・サブトラクション処理とは、放
射線のエネルギ吸収特性の異なった条件で撮影した複数
の放射線画像を光電的に読み出してデジタル画像信号を
得た後、これらのデジタル画像信号を、それぞれの画像
の各画素に対応させて減算処理することにより、放射線
画像として撮影された被写体のエネルギ吸収特性の異な
る特定の構造物(内臓等の軟部や骨部等)を抽出させる
差信号を得る方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のファントムは、
生体の骨部を模したファントムや内臓を模したファント
ムなど、単一組織構造のファントムであり、実際の生体
組織のように骨部と軟部が複合的に組み合わされたファ
ントムはない。
【0006】ところで、エネルギ・サブトラクション処
理は、骨部や軟部を区別した画像を得ることを目的とし
ているが、従来の単一組織のファントムを用いて放射線
撮影を行っても、その放射線画像情報生成装置のエネル
ギ・サブトラクション処理の性能を判定したり、評価す
ることはできない。
【0007】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、実際の生体組織のように骨部と軟部が複
合的に組み合わされた状態を模したファントムを提供
し、さらに放射線画像情報生成装置でこのファントムを
撮影することにより、放射線画像情報生成装置のエネル
ギ・サブトラクション処理の性能判定を行う判定方法お
よびシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファントム
は、エネルギ・サブトラクション処理を行う放射線画像
情報生成装置の性能判定に用いるものであって、エネル
ギ吸収特性が異なる少なくとも2つの物質を少なくとも
一部分が重畳するように配置し、生体組織の模擬物とし
て使用することを特徴とする。
【0009】前記少なくとも2つの物質は、前記生体組
織を構成する複数の物質と、それぞれ同等の実効原子番
号であると、生体組織により近似させることができる。
【0010】前記少なくとも2つの物質は、金属および
樹脂であってもよい。
【0011】前記金属はアルミニウムであってもよく、
また、前記樹脂はアクリル樹脂であってもよい。
【0012】前記少なくとも2つの物質は、それぞれ異
なる厚みである少なくとも2つの部分を有するようにし
てもよい。
【0013】前記少なくとも2つの物質のうち1つにつ
いて一定の厚み部分と、前記少なくとも2つの物質のう
ち他の物質について異なる厚みである少なくとも2つの
部分が、それぞれの厚み方向で、前記性能判定に使用す
る際の放射線の透過方向に重畳するようにしてもよい。
【0014】このようにすると、複数の生体組織が重畳
している状態に近似したファントムが得られる。
【0015】また、本発明に係る放射線画像情報生成装
置の性能判定方法は、放射線画像のエネルギ・サブトラ
クション処理を行う放射線画像情報生成装置における撮
影部と放射線源の間で、放射線が透過する方向に、エネ
ルギ吸収特性が異なる少なくとも2つの物質を少なくと
も一部分が重畳するように配置し、前記2つの物質を被
写体の模擬物として撮影することにより、前記放射線画
像情報生成装置の性能判定を行うことを特徴とする。
【0016】この場合、撮影した放射線画像のエネルギ
・サブトラクション処理画像上の前記2つの物質の撮像
範囲のうち、少なくとも2つの箇所における画像の濃度
差または画像データを求め、前記濃度差または画像デー
タにより、前記放射線画像情報生成装置の性能判定を行
うようにしてもよい。
【0017】さらに、本発明に係る放射線画像情報生成
装置の性能判定システムは、撮影部と放射線源を備え、
放射線画像のエネルギ・サブトラクション処理を行う放
射線画像情報生成装置と、エネルギ吸収特性が異なる少
なくとも2つの物質と、前記少なくとも2つの物質を前
記撮影部と前記放射線源の間で、放射線が透過する方向
に少なくとも一部分が重畳するように配置して撮影した
放射線画像のエネルギー・サブトラクション処理画像上
で、前記2つの物質の撮像範囲のうち少なくとも2つの
箇所における画像の濃度差または画像データを求める画
像処理手段と、前記濃度差または画像データにより、放
射線画像情報生成装置の性能判定を行う判定手段とを有
することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るファントム、放射線
画像情報生成装置の性能判定方法およびシステムの実施
の形態を図1〜図10を参照しながら説明する。
【0019】図1に示すように、第1の実施の形態に係
る放射線画像情報生成装置の性能判定システム10は、
装置本体16と放射線源18から構成される放射線画像
情報生成装置14と、装置本体16の前面に配置した載
置台34と、載置台34上に載置したファントム50
と、ファントム50を撮影した放射線画像を読み込み画
像処理等を行う処理装置12とを備える。
【0020】図2に示すように、装置本体16内には、
蓄積性蛍光体シートIP1、IP2に被写体の放射線画
像を撮影し一旦記録する撮影部20と、放射線画像が撮
影された蓄積性蛍光体シートIP1、IP2に励起光で
あるレーザ光Lを照射して放射線画像を光電的に読み取
るとともに処理装置12へ放射線画像を伝送する読取部
22と、読み取り後に蓄積性蛍光体シートIP1、IP
2に残存する放射線画像を消去する消去部24と、放射
線画像が消去された蓄積性蛍光体シートIP1、IP2
を一時的に待機させる待機部26と、2枚の蓄積性蛍光
体シートIP1、IP2を循環させる循環搬送系28と
を備える。
【0021】蓄積性蛍光体シートIP1、IP2は、透
明なベース面を用いており、撮影面にレーザ光Lが照射
される際に、この撮影面の裏面側からも同時に輝尽発光
光が発せられる。
【0022】撮影部20は、放射線の低エネルギ成分を
吸収する放射線エネルギ分離フィルタ30と、放射線エ
ネルギ分離フィルタ30を挟んで前面33側の蓄積性蛍
光体シートIP1と裏面側の蓄積性蛍光体シートIP2
を同時に収容可能なシート体収容部32とを備える。放
射線エネルギ分離フィルタ30は、Cu、Fe、Cr、
Ni、Zn、Mo、SnまたはBi等の放射線の低エネ
ルギ成分を吸収する物質を備えた部材であり、この種の
部材を単独で、あるいは前記部材を他の物質で構成され
る支持体に分散状態で含有させて用いられている。
【0023】シート体収容部32は、下端側に設けられ
た揺動支軸32aを支点にして揺動可能であり、撮影時
には前面33側に固定された状態で撮影を行い、蓄積性
蛍光体シートIP1、IP2の取り出しおよび格納時に
は反対側に傾斜した状態で循環搬送系28によって取り
出しおよび格納を行う。
【0024】また、この放射線画像情報生成装置14
は、性能判定を行わないときは、載置台34とファント
ム50を除去し、人体等の被写体の放射線撮影に使用さ
れる。
【0025】図3に示すように、処理装置12は、バス
62を介して処理装置12の全体の制御を行うCPU6
0と、不揮発性記憶部であるROM64と、メモリ(R
AM)66と、プログラム等を格納するハードディスク
68と、外部記録媒体70aを制御する記録媒体ドライ
ブ70と、表示装置であるモニタ72と、入力装置であ
るキーボード74およびマウス76と、これらモニタ7
2、キーボード74、マウス76と前記装置本体16と
の入出力制御を行うインタフェース回路(IF)78と
を備える。
【0026】RAM66は、装置本体16から読み込ま
れた画像を格納するデータ領域66aと、ハードディス
ク68のプログラムをロードするプログラム領域66b
を有する。
【0027】ハードディスク68には、エネルギ・サブ
トラクション処理を行うエネルギ・サブトラクションプ
ログラム80と、データ領域66aに格納された画像を
処理する画像処理プログラム(画像処理手段)82と、
画像処理プログラムの処理結果によって放射線画像情報
生成装置14の性能判定を行う性能判定プログラム(判
定手段)84およびOS等が格納されている。
【0028】図4に示すように、ファントム50は、ア
ルミニウムからなる第1構成材52と、アクリル樹脂
(アクリル酸、メタクリル酸等)からなる第2構成材5
4から構成されている。アルミニウムおよびアクリル樹
脂を採用する理由については後述する。
【0029】第1構成材52は、板状の正方形の部材
で、その2つの正方形面のうち一方の面は、一辺に平行
な段差により3等分され、厚み方向に薄い部分52a
と、厚い部分52cと、その中間の厚みである部分52
bの3つの厚みの部分を持つ。
【0030】第2構成材54は、第1構成材52と同じ
形状を持ち、薄い部分54aと、厚い部分54cと、そ
の中間の厚みである部分54bの3つの厚みの部分を持
つ。そして、第1構成材52と第2構成材54は、互い
の段差が直交する向きに設定され、段差のない平坦面同
士が固着されている。
【0031】図5に示すように、ファントム50を正面
からみたとき、第1構成材52の厚い部分52cのう
ち、反対側の第2構成材54が薄い部分54aである区
画を区画Aとし、厚い部分54cである区画を区画Cと
規定する。また、第1構成材52の薄い部分52aのう
ち、反対側の第2構成材が薄い部分54aである区画を
区画Bとし、厚い部分54cである区画を区画Dと規定
する。
【0032】載置台34(図1参照)は、装置本体16
と放射線源18との間に配置されていて、その上面にフ
ァントム50が、第1構成材52が放射線源18に向か
う方向に載置されている。
【0033】次に、ファントム50の素材としてアルミ
ニウムおよびアクリル樹脂を採用する理由について説明
する。
【0034】エネルギ・サブトラクション処理は、前述
のとおり、エネルギ吸収特性の異なる2つの組織を抽出
させる処理なので、この処理性能を判定するためには、
エネルギ吸収特性の異なる少なくとも2つの物質を用意
することが必要である。一方、エネルギ吸収特性は、物
質の実効原子番号に大きく依存するので実効原子番号の
大きさが適当に異なる物質を採用すればよいが、生体の
撮影を考慮すると、生体の主な構成組織である骨および
筋肉の実効原子番号に近似する物質が望ましい。
【0035】図6に示すように、骨およびアルミニウム
の実効原子番号は、13.8および13であり、また、
筋肉およびアクリル樹脂の実効原子番号は、それぞれ
7.4および5.9であるので、エネルギ吸収特性から
みてアルミニウムおよびアクリル樹脂は骨および筋肉に
非常に近似している物質であることが分かる。しかも、
アルミニウムおよびアクリル樹脂は、廉価で加工性もよ
いことから、エネルギ・サブトラクション処理用のファ
ントムとして好適である。
【0036】また、図6の図表に示す値から分かるよう
に、骨部を模した第1構成材52は、アルミニウム以外
にリンなどであってもよく、軟部(筋肉等)を模した第
2構成材54は、アクリル樹脂以外にポリカーボネート
樹脂などであってもよい。
【0037】次に、放射線画像情報生成装置の性能判定
システム10の動作について図7および図8を参照しな
がら説明する。
【0038】図7のステップS1において、まず、上述
のとおり載置台34を用いてファントム50を撮影部2
0の前面に載置する。その際、第1構成材52と第2構
成材54が放射線の透過方向に重畳する向きに設定す
る。
【0039】次に、ステップS2において、放射線源1
8から放射線(例えば、X線)を撮影部20に向かって
放射する。この放射線は、ファントム50を透過する
が、その際、第1構成材52および第2構成材54のそ
れぞれの材質および厚みに応じてエネルギが吸収されな
がら透過する。
【0040】そして、放射線は撮影部20に入射して、
前面33側に収容されている蓄積性蛍光体シートIP1
に放射線画像が直接撮影される。さらに、この蓄積性蛍
光体シートIP1を透過した放射線は、放射線エネルギ
分離フィルタ30により低エネルギ成分が吸収された
後、裏面側に収容されている蓄積性蛍光体シートIP2
に照射され、この蓄積性蛍光体シートIP2に放射線画
像が撮影される。
【0041】次に、ステップS3において、シート体収
容部32を揺動支軸32aを支点にして傾斜させ、循環
搬送系28によって蓄積性蛍光体シートIP1およびI
P2の取り出しを行う。そして、蓄積性蛍光体シートI
P1およびIP2を順次、読取部22に搬送して、蓄積
性蛍光体シートIP1から低圧側放射線画像90(図9
A参照)を、蓄積性蛍光体シートIP2から高圧放射線
画像92(図9B参照)をそれぞれデジタル画像として
読み取る。
【0042】ここで、低圧側放射線画像90は、ファン
トム50を透過した放射線を直接記録したものであり、
第1構成材52の3つの厚み部分52a、52b、52
cおよび第2構成材54の3つの厚み部分54a、54
b、54cが格子状に形成された9つの区画が濃淡画像
として表れる。この9つの区画のうち、前記区画Cは、
第1構成材52と第2構成材54の厚い部分52cおよ
び54cが重なっているので最も濃度が濃い。また、前
記区画Bは、薄い部分52aおよび54aが重なってい
るので最も濃度が薄い。他の区画は、第1構成材52と
第2構成材54の厚みに応じた濃度を示す。
【0043】高圧側放射線画像92は、ファントム5
0、蓄積性蛍光体シートIP1および放射線エネルギ分
離フィルタ30を透過した放射線を記録したものであ
り、放射線エネルギ分離フィルタ30によって低エネル
ギ成分が除去されている。
【0044】撮影された低圧側放射線画像90と高圧側
放射線画像92は、読取部22から処理装置12へ伝送
される。処理装置12では、IF78を経由して低圧側
放射線画像90と高圧側放射線画像92をデータ領域6
6aに記憶する。
【0045】なお、読み取りの終わった蓄積性蛍光体シ
ートIP1と蓄積性蛍光体シートIP2は、循環搬送系
28により消去部24へ搬送されて画像の消去処理が施
され、その後にシート体収容部32または待機部26へ
搬送される。
【0046】次に、ステップS4において、エネルギ・
サブトラクション処理を行う。具体的には、CPU60
がエネルギ・サブトラクションプログラム80をプログ
ラム領域66bにロードして実行し、低圧側放射線画像
90から画像の各画素に対応させて、高圧側放射線画像
92の濃度が適当に調整されたものを減算する処理を行
う。こうして得られる、低エネルギ成分が抽出された軟
部画像94(エネルギ・サブトラクション画像、図9C
参照)をデータ領域66aに記憶する。この軟部画像9
4は、高エネルギ成分が相殺されたものであり、アクリ
ル樹脂の映像、すなわち、第2構成材54の3つの厚み
部分54a、54b、54cに対応する映像だけが表れ
る。また、同様に、高エネルギー成分が抽出された骨部
画像96(図9D参照)をデータ領域66aに記憶す
る。この骨部画像96は、低エネルギ成分が相殺された
ものであり、アルミニウムの映像、すなわち、第1構成
材52の3つの厚み部分52a、52b、52cに対応
する映像だけが表れる。
【0047】次に、ステップS5において、CPU60
は、画像処理プログラム82をプログラム領域66bに
ロードして実行する。
【0048】この画像処理プログラム82は、データ領
域66aに記憶されている骨部画像96と軟部画像94
から所定の部分の濃度差を算出する。つまり、骨部画像
96については、区画Aと区画Bの画像濃度の濃度差K
ab、区画Cと区画Dの画像濃度の濃度差Kcd、区画
Aと区画Cの画像濃度の濃度差Kac、区画Bと区画D
の画像濃度の濃度差Kbdを算出する。また、軟部画像
94については、区画Aと区画Bの画像濃度の濃度差N
ab、区画Cのと区画Dの画像濃度の濃度差Ncd、区
画Aと区画Cの画像濃度の濃度差Nac、区画Bと区画
Dの画像濃度の濃度差Nbdを算出する。
【0049】濃度差の算出にあたり、各区画の濃度を表
す値は、適当な1画素の値を使用してもよいし、区画内
の適当な範囲の濃度を平均して使用してもよい。
【0050】次に、CPU60は、性能判定プログラム
84をプログラム領域66bにロードして実行する。
【0051】この性能判定プログラム84は、ステップ
S5で算出した各濃度差Kab、Kcd、Kac、Kb
d、Nab、Ncd、Nac、Nbdにより放射線画像
情報生成装置14の性能を判定する。
【0052】具体的には、図8のステップS6におい
て、識別可能な濃度差を示す規定値S1と、濃度差Ka
bおよびKcdとを比較する。濃度差KabまたはKc
dのどちらか一方でも規定値S1より小さければ、骨部
を模した第1構成材52の薄い部分52aと厚い部分5
2cとの識別が不明瞭であることになるのでモニタ72
の画面上に「骨部濃度差不明瞭」と異常警告の表示をす
る(ステップS7)。
【0053】続いて、ステップS8において、同一視可
能な濃度差を示す規定値S2と、濃度差KacおよびK
bdとを比較する。濃度差KacまたはKbdのどちら
か一方でも規定値S2より大きければ、一定厚みの部分
で同一視不可能な濃度差を生じているので、モニタ72
の画面上に「骨部平坦面濃度差過大」と異常警告の表示
をする(ステップS9)。
【0054】次に、ステップS10において、識別可能
な濃度差を示す規定値S3と、濃度差NacおよびNb
dとを比較する。濃度差NacまたはNbdのどちらか
一方でも規定値S3より小さければ、軟部を模した第2
構成材54の薄い部分54aと厚い部分54cとの識別
が不明瞭であることになるので、モニタ72の画面上に
「軟部濃度差不明瞭」と異常警告の表示をする(ステッ
プS11)。
【0055】そして、ステップS12において、同一視
可能な濃度差を示す規定値S4と、濃度差Nabおよび
Ncdとを比較する。濃度差NabまたはNcdのどち
らか一方でも規定値S4より大きければ、一定厚みの部
分で同一視不可能な濃度差を生じているので、モニタ7
2の画面上に「軟部平坦面濃度差過大」と異常警告の表
示をする(ステップS13)。
【0056】これらの異常警告が表示された場合には、
その警告の内容に従って、操作者は放射線画像情報生成
装置14に対して必要な措置をとることができる。具体
的には、蓄積性蛍光体シートIP1、蓄積性蛍光体シー
トIP2および放射線エネルギ分離フィルタ30の選定
や、放射線源18の調整などを行えばよい。
【0057】最後に、ステップS14において、各濃度
差Kab、Kcd、Kac、Kbd、Nab、Ncd、
Nac、Nbdが規定値S1、S2、S3、S4に全て
適合していれば、CPU60は、モニタ72の画面上に
「エネルギ・サブトラクション画像正常」と表示する
(ステップS15)。
【0058】ステップS6〜ステップS15の性能判定
処理においては、前記区画A〜Dに対して濃度差を求め
ることにより性能判定を行うが、区画A〜D以外の区
画、つまり、第1構成材52の厚みが中間の部分52b
および第2構成材54の厚みが中間の部分54bからな
る区画に対しても濃度を検証するようにすれば、より信
頼性の高い性能判定を行うことができる。
【0059】また、画像上の濃度差以外にも、例えば、
輝度、彩度あるいは画像そのものにより比較してもよ
く、画像上の情報(画像データ)を適宜利用するように
すればよい。
【0060】このように、本実施の形態に係るファント
ム50は、アルミニウム素材の第1構成材52と、アク
リル樹脂の第2構成材54から構成されていて、生体組
織の骨部および軟部と実効原子番号が同等であることか
ら、生体組織のファントムとしてエネルギ・サブトラク
ション処理の性能判定に使用することができる。特に、
第1構成材52は3つの厚み部分52a、52b、52
cを、第2構成材54は3つの厚み部分54a、54
b、54cをそれぞれ有していて、互いに格子状に交差
して構成されているので、軟部と骨部が複雑に複合して
いる生体組織を模したものとして用いることができる。
【0061】また、本実施の形態に係る放射線画像情報
生成装置の性能判定方法およびシステムによれば、ファ
ントム50を放射線撮影してエネルギ・サブトラクショ
ン処理を行って得られる骨部画像96および軟部画像9
4から画像上の濃度差を調べることにより、放射線画像
情報生成装置14の性能判定を行うことができる。特
に、ファントム50の格子状の区画A、B、C、Dの部
分に相当する画像の濃度を調べることにより、骨部画像
96上では、アルミニウム素材の第1構成材52の形状
と濃淡が明確に撮影されていて、かつ、アクリル樹脂の
第2構成材54の映像が表れていないことを判定するこ
とができる。そして、軟部画像94上では、アクリル樹
脂の第2構成材54の形状と濃淡が明確に撮影されてい
て、かつ、アルミニウム素材の第1構成材52の映像が
表れていないことを判定することができる。
【0062】上述の実施の形態においては、ファントム
50が第1構成材52と第2構成材54は固着したもの
として説明したが、固着せずに分離型にして、種々の物
質および形状の構成材を交換して用いてもよい。また、
分離型の場合は、第1構成材52と第2構成材54は適
当に離間した状態で撮影してもよい。
【0063】次に、第2の実施の形態に係る放射線画像
情報生成装置の性能判定システム100について図10
を参照しながら説明する。
【0064】図10に示すように、第2の実施の形態に
係る放射線画像情報生成装置の性能判定システム100
は、放射線固体検出器である装置本体110と放射線源
18から構成される放射線画像情報生成装置102と、
装置本体110の前面に配置した載置台34と、載置台
34上に載置したファントム50と、ファントム50を
撮影した放射線画像を読み込み画像処理等を行う処理装
置12とを備える。
【0065】つまり、この放射線画像情報生成装置の性
能判定システム100は、第1の実施の形態に係る放射
線画像情報生成装置の性能判定システム10と比較し
て、装置本体110のみが異なる。
【0066】装置本体110は、放射線固体検出器12
0を備え、この放射線固体検出器120は2つの検出層
121、122とから構成されている。これらの2つの
検出層121および122は、それぞれ平面上のシンチ
レータ121a、122aと、光電変換素子からなる検
出部121b、122bとを積層させた光変換方式且つ
TFT読出方式の検出器である。
【0067】検出層121を構成するシンチレータ12
1aは放射線の低エネルギー吸収物質を含有し、検出層
121が検出層122よりも放射線低エネルギー成分吸
収特性が高い物質で形成される。
【0068】また、検出部121b、122bは、それ
ぞれ読み出したデータを処理装置12へ伝送する機能を
持つ。
【0069】次に、放射線画像情報生成装置の性能判定
システム100の動作について説明する。
【0070】まず、放射線源18から発した放射線はフ
ァントム50に照射され、第1構成材52および第2構
成材54のそれぞれの厚み部分により減衰されながら透
過する。ファントム50を透過し、検出器120に照射
された放射線は、まず検出層121を構成するシンチレ
ータ121aに照射される。シンチレータ121aは照
射された放射線の強度の可視光に変換し、この可視光が
検出部121bにより受光され、光電変換された発光強
度に応じた信号電荷が検出部121bに蓄積される。
【0071】次に、検出層121に照射された放射線の
うち、シンチレータ121aにより可視光に変換されな
かった分については、検出層121を透過して検出層1
22に到達し、シンチレータ122aに可視光に変換さ
れ、この可視光が検出部122bにより受光され、発光
強度に応じた信号電荷が検出部122bに蓄積される。
【0072】そして、検出部121bおよび122bに
蓄積された信号電荷は処理装置12へ伝送され、それぞ
れ低圧側放射線画像90a、高圧側放射線画像92aと
して記憶される。
【0073】これ以後は、低圧側放射線画像90aは前
記低圧側放射線画像90とみなし、また、高圧側放射線
画像92aは前記高圧側放射線画像92とみなすことに
より、第1の実施の形態と同様の処理を行う。
【0074】このように、第2の実施の形態に係る放射
線画像情報生成装置の性能判定システム100によれ
ば、半導体素子を主要部とする放射線固体検出器120
を用いた放射線画像情報生成装置102に対しても、第
1の実施の形態に係る放射線画像情報生成装置の性能判
定システム10と同様の効果が得られる。
【0075】また、この発明に係るファントム、放射線
画像情報生成装置の性能判定方法およびシステムは、上
述の実施の形態例に限らず、この発明の要旨を逸脱する
ことなく、種々の構成を採り得ることはもちろんであ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るファ
ントムは、エネルギ吸収特性が異なる少なくとも2つの
物質が重畳するように構成されているので、骨部、軟部
などの複数の物質から構成される生体組織の模擬物とし
て、エネルギ・サブトラクション処理を行う放射線画像
情報生成装置の性能判定用として利用できるという効果
が達成される。
【0077】また本発明に係る放射線画像情報生成装置
の性能判定方法およびシステムによれば、エネルギ吸収
特性が異なる少なくとも2つの物質を重畳させた状態で
放射線撮影を行うので、エネルギ・サブトラクション処
理を行う放射線画像情報生成装置の性能判定を行うこと
ができるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る放射線画像情報生成装
置の性能判定システムの構成を示す説明図である。
【図2】放射線画像情報生成装置を構成する装置本体の
内部構成を示す説明図である。
【図3】処理装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態に係るファントムの斜視図であ
る。
【図5】本実施の形態に係るファントムを正面からみた
状態を示す図である。
【図6】生体組織、金属および樹脂の実効原子番号を示
す図表である。
【図7】本実施の形態に係る放射線画像情報生成装置の
性能判定方法を示すフローチャート(その1)である。
【図8】本実施の形態に係る放射線画像情報生成装置の
性能判定方法を示すフローチャート(その2)である。
【図9】図9Aは、低圧側放射線画像を示す図であり、
図9Bは、高圧側放射線画像を示す図であり、図9C
は、軟部画像を示す図であり、図9Dは骨部画像を示す
図である。
【図10】第2の実施の形態に係る放射線画像情報生成
装置の性能判定システムの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10、100…放射線画像情報生成装置の性能判定シス
テム 12…処理装置 14、102…放射
線画像情報生成装置 16、110…装置本体 18…放射線源 20…撮影部 22…読取部 24…消去部 26…待機部 28…循環搬送系 30…放射線エネル
ギ分離フィルタ 32…シート体収容部 32a…揺動支軸 34…載置台 50…ファントム 52…第1構成材 52a、54a…薄
い部分 52b、54b…中間の厚みである部分 52c、54c…厚い部分 54…第2構成材 60…CPU 66…RAM 66a…データ領域 66b…プログラム
領域 68…ハードディスク 72…モニタ 78…IF 80…エネルギ・サブトラクションプログラム 82…画像処理プログラム 84…性能判定プロ
グラム IP1、IP2…蓄積性蛍光体シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21K 4/00 A61B 6/00 350S Fターム(参考) 2G083 AA03 BB05 CC10 DD20 EE10 2H013 AC01 AC04 AC08 4C093 CA36 FF34 GA02 GA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エネルギ・サブトラクション処理を行う放
    射線画像情報生成装置の性能判定に用いるものであっ
    て、 エネルギ吸収特性が異なる少なくとも2つの物質を少な
    くとも一部分が重畳するように配置し、生体組織の模擬
    物として使用することを特徴とするファントム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファントムにおいて、 前記少なくとも2つの物質は、前記生体組織を構成する
    複数の物質と、それぞれ同等の実効原子番号であること
    を特徴とするファントム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のファントムにおい
    て、 前記少なくとも2つの物質は、金属および樹脂であるこ
    とを特徴とするファントム。
  4. 【請求項4】請求項3記載のファントムにおいて、 前記金属はアルミニウムであることを特徴とするファン
    トム。
  5. 【請求項5】請求項3記載のファントムにおいて、 前記樹脂はアクリル樹脂であることを特徴とするファン
    トム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載のファ
    ントムにおいて、 前記少なくとも2つの物質は、それぞれ異なる厚みであ
    る少なくとも2つの部分を有することを特徴とするファ
    ントム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載のファ
    ントムにおいて、 前記少なくとも2つの物質のうち1つについて一定の厚
    み部分と、前記少なくとも2つの物質のうち他の物質に
    ついて異なる厚みである少なくとも2つの部分が、それ
    ぞれの厚み方向で、前記性能判定に使用する際の放射線
    の透過方向に重畳していることを特徴とするファント
    ム。
  8. 【請求項8】放射線画像のエネルギ・サブトラクション
    処理を行う放射線画像情報生成装置における撮影部と放
    射線源の間で、放射線が透過する方向に、エネルギ吸収
    特性が異なる少なくとも2つの物質を少なくとも一部分
    が重畳するように配置し、前記2つの物質を被写体の模
    擬物として撮影することにより、前記放射線画像情報生
    成装置の性能判定を行うことを特徴とする放射線画像情
    報生成装置の性能判定方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の性能判定方法において、 撮影した放射線画像のエネルギ・サブトラクション処理
    画像上の前記2つの物質の撮像範囲のうち、少なくとも
    2つの箇所における画像の濃度差または画像データを求
    め、前記濃度差または画像データにより、前記放射線画
    像情報生成装置の性能判定を行うことを特徴とする放射
    線画像情報生成装置の性能判定方法。
  10. 【請求項10】撮影部と放射線源を備え、放射線画像の
    エネルギ・サブトラクション処理を行う放射線画像情報
    生成装置と、 エネルギ吸収特性が異なる少なくとも2つの物質と、 前記少なくとも2つの物質を前記撮影部と前記放射線源
    の間で、放射線が透過する方向に少なくとも一部分が重
    畳するように配置して撮影した放射線画像のエネルギ・
    サブトラクション処理画像上で、前記2つの物質の撮像
    範囲のうち少なくとも2つの箇所における画像の濃度差
    または画像データを求める画像処理手段と、 前記濃度差または画像データにより、前記放射線画像情
    報生成装置の性能判定を行う判定手段と、 を有することを特徴とする放射線画像情報生成装置の性
    能判定システム。
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