JP2002291509A - 収納体付き折り畳み傘 - Google Patents

収納体付き折り畳み傘

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JP2002291509A
JP2002291509A JP2001102736A JP2001102736A JP2002291509A JP 2002291509 A JP2002291509 A JP 2002291509A JP 2001102736 A JP2001102736 A JP 2001102736A JP 2001102736 A JP2001102736 A JP 2001102736A JP 2002291509 A JP2002291509 A JP 2002291509A
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umbrella
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Kaori Kuriyama
香織 栗山
Akiko Azuma
明子 東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納体付き折り畳み傘に関して、降雨時に使
用した傘を収納体に収納した際に、収納体内に貯溜した
雨水が収納体の外部に滲出または漏出せず、且つ収納体
内に貯溜した雨水を適宜外部に排出することができる収
納体付き折畳み傘を提供する。 【解決手段】 柄体と、伸縮自在に折畳むことのできる
傘体と、前記傘体を収納する収納体とを具備する折り畳
み傘において、柄体と収納体が水蜜に着脱自在に係合す
る機能と、柄体と収納体の係合状態を固定する封印部材
と受け部と、収納体用予備蓋を備え、また収納体の底面
又は底面近傍に収納体内部に貯溜した雨水の排水手段を
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濡れた折畳み傘を
持ち歩くような時、該傘に付着した雨水によって、他人
や自分自身の着衣や持ち物または周辺のもの等濡らして
しまうことを防止し、また、かばん等の収納袋内に濡れ
た折り畳み傘を収納された際に、濡れた折り畳み傘に付
着した雨水によってかばん等の収納袋の内部や収納袋内
の収納物が濡れてしまうことを防止する携帯に便利な収
納体付き折畳み傘に関する。
【0002】
【従来技術】雨の多い本邦、特に梅雨時においては、傘
の携帯は不可欠であるが、降雨時に折り畳み傘を使用し
た後、乗り物等に乗車する際に、濡れた折り畳み傘に付
着した雨水によって他人や自分自身の着衣や持ち物また
は周辺のもの等を濡らしてしまう不都合を解消するため
に、または、かばん等の収納袋内に濡れた折り畳み傘を
収納された際に、濡れた折り畳み傘に付着した雨水によ
ってかばん等の収納袋の内部や収納袋内の収納物が濡れ
てしまう不都合を解消するために、種々の折畳み傘収納
体が提案されている。
【0003】しかし、従来の濡れた折り畳み傘を収納す
るための収納体においても、降雨時に折畳み傘を使用し
た後、他人や自分自身の着衣や持ち物または周辺のもの
等を濡らしてしまわないように、雨水の付着した折り畳
み傘を収納体に収納しても、収納体が防水効果のない撥
水製の布で構成されていることが多くまた縫い目などか
らも雨水が漏出することが多く水密に形成されていない
為、収納体内部に貯溜した濡れた折畳み傘に付着した雨
水が外部に滲出してしまうか、または収納体の開放され
た入口部を常に上方向に保持し、収納体内部に貯溜した
濡れた折畳み傘に付着した雨水が開放された入口部より
外部に漏出しないように留意しなければならないという
不都合がある。
【0004】また、従来の折畳み傘収納体において、か
ばん等の収納袋内に濡れた折り畳み傘を収納した収納体
を収納した場合は、収納体が水密に形成されていない
為、収納体内部に貯溜した濡れた折畳み傘に付着した雨
水が布地を通して外部に滲出するか、または、例えば、
布地に水密加工がしてあっても縫い目を通して通して外
部に滲出してしまうか、また、収納体内部に貯溜した濡
れた折畳み傘に付着した雨水が開放された入口部より外
部に漏れ、かばん等の収納袋内部や収納袋内の収納物を
濡らすという不都合が多くある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであり、収納体付き折り畳み傘にお
いて、降雨時に使用した傘を収納体に収納することによ
って貯溜した雨水が外部に滲出または漏出しないよう
な、又、収納体内に貯溜した雨水を適宜外部に放出する
ことができる収納体付き折畳み傘を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、本
発明の折畳み傘は、柄体と、伸縮自在に折畳むことので
きる傘体と、前記傘体を収納する収納体とを具備し、前
記収納体と前記柄体の少なくとも一方に互いが水蜜に係
合するための封止部材が設け、前記柄体と前記収納体が
着脱自在に係合し、前記柄体と前記収納体の一方に係合
状態を固定する封印部材が設け、これに対応する他方に
は前記封印部材の受け部が設け、又は、前記収納体の底
部又は底部近傍に排水手段が設け、又は前記収納体の開
口部には着脱することのできる予備蓋を設けることを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
収納体内部に貯溜した濡れた折畳み傘に付着した雨水が
布地または縫い目等から外部に滲出する事なく、または
収納体の開口部を常に上方向に保持し、収納体内部に貯
溜した濡れた折畳み傘に付着した雨水が開口部より外部
に漏れないように留意しなくとも良いように、簡単な操
作で、前記柄体と収納体を着脱自在に水密に係合する機
能を備え、さらに、簡単な操作で、排水できる開封自在
な機能を備えたことで、かばん等の収納袋内に濡れた折
り畳み傘を収納した収納体を収納した場合も、濡れた傘
によって収納体内部に貯溜した雨水が布地または縫い目
等から外部に滲出する事のなく、また開口部より外部に
漏れ、かばん等の収納袋の内部や収納袋内の収納物を濡
らすという不都合を解消することができる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施の形態を
詳細に説明する。
【0009】図1〜図6はこの発明の第1実施の形態を
示すものであり、図2、図3及び図6において、2は傘
である。
【0010】この傘2は、図1〜図3に示す如く、柄体
6と、この柄体6に下端部を固着して伸縮自在に設けら
れる支柱8の上端部に折畳み自在に設けられ複数の放射
状の骨10及びこの複数の骨10に支持された布地12
からなる傘体14と、傘体を収納する収納部3及び柄体
嵌合体4からなる収納体5とその接合部7と、柄体6の
周壁外部に接着または嵌着された環状の封止部材である
パッキン16と、柄体6の頭頂部に設けられた封印部材
の受け部である溝18と、前記溝18に嵌合する封印部
材である柄体押さえ用具20と前記柄体押さえ用具20
に取り付けられた傘把持具22と、柄体6に支柱8を取
り付けるための支柱支持体6aと、収納体用予備蓋24
と、収納体用予備蓋のための取り付け具28からなる。
【0011】そして、図4に示す如く、この封止部材で
あるパッキン16は、O−リング、あるいはシリコンゴ
ム等のゴムあるいは合成樹脂等であって押圧によって圧
縮され押圧の解除により原状に復するような弾性部材で
構成され、柄体6の外周壁に接着されるか、または柄体
6の外周壁に環状に形成された凹部に嵌着される。そし
て、柄体6の底面端部は、柄体嵌合体4の周壁内部に配
された段部分17によって、受け止められ、柄体6と柄体
嵌合体4は係合するものである。
【0012】この際、柄体6の周壁外部に接着される
か、または柄体6の周壁外部に環状に形成された凹部に
嵌着されるこの封止部材であるパッキン16が、容易に
柄体と柄体嵌合部4に嵌合されるように、図4に示す如
く前記柄体6の形状を柄体の嵌入方向に略円筒の周壁外
部を縮小傾向に設計する。一方前記柄体嵌合部4も前記
柄体6の形状に対応するように中空状略円筒の周壁内部
を縮小傾向に設計する。よって、パッキン16がその効
果を損なわれることなく、円滑に柄体6は柄体嵌合部4
に嵌合される。
【0013】また接着あるいは嵌着された上述パッキン
16の形状、素材、配置については柄体が柄体嵌合体に水
密に嵌合される限り上述実施例に限定されるものではな
く種々の形状、素材、配置が可能である。たとえば、O−
リングを複数配することも可能である。また、パッキン
16と上述柄体6をシリコンゴム等のゴムあるいは合成
樹脂等であって押圧によって圧縮され押圧の解除により
原状に復するような弾性素材で一体化して形成すること
も可能である。また、柄体6の底部端の外周に沿った部
位に柄体嵌合部4に配設された段部分17に圧接される
ようにパッキン16を接着又は嵌着する事も可能であ
る。この際は、後述の第2実施の形態と同様に柄体6と
柄体嵌合体4が互いに嵌合を確実にする為の凹部、凸部
を配設する事も実利上有効である。
【0014】なお、柄体6は前記柄体嵌合体または前記
パッキンと水蜜に係合できる素材よりなる部材で成形さ
れている。また柄体嵌合体6は前記柄体又は前記パッキ
ンと水蜜に係合できる素材よりなる部材で成形されてい
る。そして、収納体5の収納部3は内側に水密機能を備
えた素材が接合された部材あるいは水密機能を備えた部
材で成形されている。且つ該部材を接合する際にも水密
に接合されるよう留意する。そして、収納部3は、一方
を有底に形成されており、他方は開放されており、その
開口部は、図5に示す如く、柄体嵌合体4の周壁外側面
の中央近傍に係止用突起が配された接合用突設壁17a
が突設されており、柄体嵌合体4の周壁内側面の下部近
傍にL字型の接合用突設壁17dが突設されている。そ
して、収納部3の開口部の端部は折り返されて、その内
側に接合用内在部材17bを抱持して接合され、前記接
合用突設壁17aと前記接合用突設壁17dの間に嵌入
される。さらに別に用意された接合用係止具17cの一
方の端部がコの字型に形成され、前記接合用突設壁17
dと柄体嵌合体の周壁内側面とに形成された溝の突き当
たりにパッキン17fが嵌着されている。そして前記接
合用係止具17cのコの字型の端部は前記接合用突設壁
17dのL字型の端部は互いに組み合いながら、収納部
3を挟み込みつつ嵌合する。さらに、前記接合用係止具
17cの他端には前記接合用突設壁17aに配された係
止用突起と係合するような係止用突起が配されており、
互いに係合する。また、該係止用突起の近傍にはパッキ
ン17eが嵌着されている。よって、前記パッキン17
eは前記接合用突設壁17aに圧接され、パッキン17
fは前記接合用係止具17cにそれぞれ圧接されること
によって、より確実に柄体嵌合体4と収納部3は水蜜に
接合される。
【0015】もちろん、上述収納部3と柄体嵌合体4か
らなる収納体5は、内側に水密機能を備えた素材が接合
された部材あるいは水密素材で一体化して形成すること
も可能である。例えば、合成樹脂で収納部3と柄体嵌合
体4を一体化して形成することも実利上有利である。ま
た、上述の収納部3と柄体嵌合体4を水蜜に接合させる
構造については、上述の方法に限定されるものではな
く、種々の構造を採用することが可能である。たとえ
ば、柄体嵌合体4と収納部3を収納体の外周部におい
て、接合用係止具に弾性力の強い帯状のゴムを採用し、
該ゴムで接合面を水蜜に接合することも可能である。
【0016】さらに、収納体5と柄体6が係合状態で固
定する為に、前記柄体6には、柄体嵌合体4に取り付け
られた封印部材である柄体押さえ用具20の受け部とし
て、柄体押さえ用具20を嵌合するための溝18が形成
されている。
【0017】つまり、柄体6を柄体嵌合体4に嵌合した
後、柄体嵌合体4に取り付けられた封印部材である柄体
押さえ用具20を受け部としての溝18に嵌合すること
によって、以後収納体5と柄体6が係合状態で固定され
る。
【0018】また、前記支柱8は公知のように二段乃至
三段に伸縮自在に構成され、且つ、伸長時には伸長状態
で保持されるように構成されている。よって、図3に示
すが如く、二段に伸縮自在に構成されている傘体14にお
いては、その傘体14が折り畳まれた際には、傘体14の
下端部は略円錐形に折り畳まれる為、上述収納袋部3の
底部の形態を略円錐形に形成することが可能である。
【0019】そして、図6に示すが如く、3段に伸縮自
在に構成されている傘体14においては、その傘体14が折
り畳まれた際には、傘体14の下端部は略円筒形に折り
畳まれる為、上述収納部3の底部の形態を略円筒形に形
成することが可能である。
【0020】もちろん、上述収納部3の底部の形態につ
いては、上述の形態に限定されるものではなく、収納部
3が水密に形成される限り、傘体14の収納及び携帯等
に適当な形態である限り種々の応用可変が可能である。
【0021】また、前記柄体押さえ用具20には傘2を
携帯所持する為の傘把持具22が取り付けられている。
この傘把持具22は収納体5、柄体6あるいは収納体5と
柄体6の双方に設置することも可能であり、また設置しな
いこともできる。またその形態および設置場所ついては
上述第1実施の形態に限定されるものではなく、種々の
応用可変が可能である。
【0022】さらに、柄体嵌合体4には、一旦降雨時に
使用した傘体14を収納した後、再び傘体14を収納体
5より取り出し使用した時に、前記傘体14に付着して
いた雨水が収納体5内に残溜し、この雨水が収納体5より
滲出してまたは漏出して他人や自分の着衣や持ち物また
は周辺のもの等またはかばん等の収納袋内部または収納
袋内の収納物等を濡らしてしまう不都合を解消するため
に、弾性部材で形成された着脱できる収納体用予備蓋2
4が用意されている。なお、該収納体用予備蓋24は取
り付け具28を介在して柄体嵌合体4に取り付けられて
いる。つまり、収納体用予備蓋24は取り付け具28の
端部に回動自在に取り付けられているか、または、取り
付け具28の端部が柄体嵌合部4に回動自在に取り付け
られているため、収納体用予備蓋24を取り付け具28
より取り外すことなく、または収納体用予備蓋24及び
取り付け具28を柄体嵌合体4より取り外すことなく、
柄体嵌合部4に収納体用予備蓋24を着脱自在に水蜜に
封着することができる。もちろん、上述収納体用予備蓋
24は収納体用予備蓋24が柄体嵌合体4に水密に封着
されることが可能であれば、収納部3あるいは柄体押さ
え用具20あるいは傘把持具22に取り付け具28を介
在して取り付けることも可能である。また、場合によっ
ては、収納体用予備蓋24を傘2より取り外して後、柄
体嵌合体4に取り付ける構成や、収納体用予備蓋24を
傘2の一部に取り付けることなく、別に用意する構成も
可能である。
【0023】第一実施の形態においては、図3と図11
に示す如く、弾性素材によって形成された収納体用予備
蓋24は天板24aと、天板24aの周縁に立設された
突設壁24bと、該突設壁24bの周縁端に外方向に天
板と平行して延設して設けられた延設周縁24cと、該
延設周縁24cに前記取り付け部具28の為の手掛り部
材26が設けられている。そして、弾性素材で構成され
た突設壁24bは柄体嵌合体4の開口部周壁内部及び開
口部上端部に水密に嵌合され、よって収納体用予備蓋2
4と柄体嵌合体4は水密に嵌合される。
【0024】上述収納体用予備蓋24の形態、素材、取
り付け方法については、収納体用予備蓋24と柄体嵌合
体4は水密に嵌合される限り、上述第1実施の形態に限
定されず、種々の応用可変が可能である。例えば、収納
体用予備蓋24が、柄体嵌合体4と嵌合する柄体6と同
様の構成で形成され、収納体用予備蓋24と柄体嵌合体
4は水密に嵌合されることも可能である。
【0025】また、柄体6の底面に対する上面を扁平な
天板状に成形し、該天板の上部に、柄体6と収納体用予
備蓋24を係合させるような嵌合機能あるいは螺合機能
を設け、その機能に対応する機能を備えた収納体用予備
蓋24を用意することも可能である。あるいは、収納体
の底部に,収納体5と収納体用予備蓋24を係合させる
ような嵌合機能あるいは螺合機能を設け、その機能に対
応する機能を備えた収納体用予備蓋24を用意すること
も可能である。
【0026】また、収納体用予備蓋24を柄体6と同様
に構成し収納体用予備蓋24を柄体嵌合体4に嵌合し、
さらに封印部材である柄体押さえ用具20によって、収
納体用予備蓋24と柄体係合体4の係合状態を固定する
事も可能である。
【0027】そして、図4に示した段部分17は、柄体
6を柄体嵌合体4に嵌入した際に、柄体6の底面が段部
分17に当接し、且つパッキン16が柄体嵌合体4に圧
接されるように留意して設けられる。
【0028】次に作用を説明する。
【0029】前記柄体嵌合体4に取り付けられた受け部
である溝18に嵌合された柄体押さえ用具20を溝18
から脱離させ、柄体6を前記柄体嵌合体4から抜き出
す。この時、柄体6を柄体嵌合体4から容易に抜き出す
ことができるように柄体6及び柄体嵌合体4は柄体抜け
方向にその周部を拡大して成形されているのでパッキン
16が柄体嵌合体4の内壁に沿って平滑に後退できる。
さらに傘体14を収納体5より開放する。次に傘体14の
複数の放射状の骨10及び各支骨11を常套手段によっ
て順次広げるとともに前記複数の放射状の骨10に展開
可能に支持された布地12を広げる。
【0030】そして、前記傘2を降雨時に使用した後、
傘体14に付着した雨水をあらかた振り落とし、傘体1
4の複数の放射状の骨10及びこの骨を支えた各支骨1
1を常套手段によって順次折り畳むとともに、この折り
畳んだ複数の骨10及び各支骨11を介して支柱8の周
囲に布地12を折り畳んで巻きつけて筒状に変形して小
型化する。そして、傘体14を収納体5に収納し、柄体
6を柄体嵌合体4に嵌合する。この時、柄体6を柄体嵌
合体4に容易に嵌入できるように柄体6及び柄体嵌合体
4は柄体抜け方向にその周部を拡大して成形されている
のでパッキン16が柄体嵌合体4の内壁にそって平滑に
前進できる。そして、柄体嵌合体4の内壁に配された段
部分17に柄体6の底部端が到着すると以後安定的に柄
体嵌合部6は柄体4を嵌合する。次に、柄体嵌合体4に
取り付けられた柄体押さえ用具20を溝18に嵌合す
る。以後柄体6と収納体5の係合状態が固定され、傘体
14付着した雨水が収納体5内に貯溜し、この雨水が収
納体5より滲出又は漏出して他人や自分の着衣や持ち物
または周辺のものを濡らしてしまうことや、また収納体
付き折畳み傘2をかばん等の収納袋に収納しても収納袋
内部や収納袋の中に収納しているものを濡らしてしまう
ことがない。
【0031】このようにして、以後柄体6と収納体5が
確実に水密に封着され、傘体14に付着した雨水が収納
体5内に貯溜し、この雨水が収納体5より滲出又は漏出
して他人や自分の着衣や持ち物または周辺のものを濡ら
したり、また収納体付き折畳み傘2をかばん等の収納袋
に収納しても収納袋内部や収納袋の中に収納しているも
のを濡らしてしまう不都合を確実に解消し得て、実用上
有利である。
【0032】さらに、一旦降雨時に使用した傘体14を
収納体5に収納し柄体6を柄体嵌合体4に嵌合した後、再
び柄体6を柄体嵌合体4から離脱させ、さらに傘体14
を収納体5より取り出し使用する際には、収納体5内に
貯溜した雨水を外部に排出させ、柄体嵌合体4に取り付
け具を介在して取り付けられている収納体用予備蓋24
を柄体嵌合体4に嵌合する。以後、排水後まだ収納体5
内に貯溜していた雨水が収納体5より滲出または漏出し
て他人や自分の着衣や持ち物または周辺のものを濡らし
たり、また収納体用予備蓋24を嵌合した収納体5をか
ばん等の収納袋に収納しても収納袋内部や収納袋の中に
収納しているものを濡らしてしまう不都合を確実に解消
し得て、実用上有利である。
【0033】図7〜図9は、この発明の第2実施の形態
を示すものである。この第2実施の形態において、上述
第1実施の形態と同一機能を果たす箇所には同一符号を
付して説明する。図7において、2は傘である。
【0034】この第2実施の形態の特徴とするところ
は、前述第1実施の形態において柄体6と柄体嵌合体4
とを水密に嵌合させる為の封止部材であるパッキン16
は、柄体6の外周壁に接着されているか又は柄体6の周
壁外部に配された環状の凹部に嵌着されているのに対し
て、柄体6と柄体嵌合体4とを水密に嵌合させる為の封
止部材であるパッキン16が、柄体嵌合体4の内周壁に
突設された段部分30aの座面に接着されるか又は段部
分30aの座面に配された環状のコの字型の溝30bに
嵌着されている点にある。
【0035】詳細すれば、図8及び図9に示す如く、柄
体嵌合体4の内周壁に形成された適当な幅を持った環状
の柄体嵌合体4の段部分30aの上部座面に前記パッキ
ング16を嵌着させるためのコの字型底辺を柄体嵌合体
4の内周壁と同一とするコの字型の溝30bが配設さ
れ、さらに、柄体嵌合体4の内周壁と平行に溝30bを
介在して立設して係止用壁30cが配設されている。そ
して、該コの字型の溝30bの底面に弾性素材で形成さ
れたパッキン16が嵌着されている。一方、柄体6の底
部端には柄体嵌合体4に配設された前記係止用壁30c
と柄体嵌合体4の内周壁に挟まれた環状のコの字型の溝
30bに的確に嵌合されるような位置及び形状、長さに
留意して設けられた環状の嵌合用部材30dと、前記係
止用壁30cが嵌合されるよう位置及び形状、長さに留
意して設けられた溝30eが柄体外周壁の近傍に周方向
に配設されている。
【0036】そして、柄体6が柄体嵌合体4に嵌入され
る際には、柄体嵌合体4の周壁内部と柄体6の周壁外部
が接するよう嵌入され、さらに、前記係止用壁30cと
柄体嵌合体4の内周壁に挟まれた環状のコの字型の溝3
0bに環状の嵌合用部材30dが的確に嵌合される。そ
れと同時に、係止用壁30cが溝30eに嵌入される。
その際、段部分30aの上部座面に配設されたコの字型
の溝30bの底部に嵌着されたパッキン16はコの字型
の溝30bの底部と嵌合用部材30dの端部によって押
圧され、以後、柄体6は柄体嵌合体4に水密に嵌合され
る。
【0037】もちろん、前記柄体嵌合体4と上述パッキ
ン16はシリコンゴム等のゴムあるいは合成樹脂等であ
って押圧によって圧縮され押圧の解除により原状に復す
るような弾性素材で一体化して形成することも可能であ
る。
【0038】なお、封止部材である柄体押さえ用具20
の設置の仕方および柄体押さえ用具20を嵌合する受け
部の溝18については、第1実施の形態と同様に構成さ
れる。
【0039】そして、柄体6を柄体嵌合体4に嵌合した
後、柄体嵌合体4に取り付けられた柄体押さえ用具20
を溝18に嵌合することによって、柄体6と柄体嵌合体
4に嵌着された上述パッキン16により負荷がかかり、
以後収納体5と柄体6の係合状態が固定される。
【0040】なお、柄体嵌合体4に接着または嵌着され
たパッキン16の形状、素材、配置については上述実施の
形態に限定されるものではなく種々の形状、素材、配置が
可能である。例えばパッキン16について、段部分を設
けることなく柄体嵌合体4の内周壁にパッキン16を嵌
着する為の凹部を形成し、該凹部にパッキング16を嵌
着する構成を備えることによって、柄体6と柄体嵌合体
4とを水密に嵌合させることも可能である。
【0041】また、柄体6と柄体嵌合体4の形状につい
ては、第1実施の形態と同様に、柄体6の形状を柄体底
部方向に略円筒の周壁外部を縮小傾向に設計し、一方前
記柄体係合部4も前記柄体6の形状に対応するように中
空状略円筒の周壁内部を縮小傾向に設計することも実用
上有利である。
【0042】その他の構成については、第1実施の形態
と同様に構成される。
【0043】このようにして、以後柄体6と柄体嵌合体
4は水密に嵌合されることによって、柄体6と収納体5
は水密に封着される。よって、前記傘体14に付着して
いた収納体5内に貯溜する雨水が収納体5より滲出又は漏
出して他人や自分の着衣や持ち物または周辺のものを濡
らしたり、また傘2をかばん等の収納袋に収納しても収
納袋内部及び収納袋内に収納しているものを濡らしてし
まう不都合を確実に解消し得て、実用上有利である。
【0044】図10は、この発明の第3実施の形態を示
すものである。この第3実施の形態において、上述第1
および第2実施の形態と同一機能を果たす箇所には同一
符号を付して説明する。図10において、2は傘であ
る。
【0045】この第3実施の形態の特徴とするところ
は、前述第1実施の形態において柄体6と柄体嵌合体4
とを水密に嵌合させる為のパッキン16は、柄体6の外
周壁に接着されているか又は柄体6の外周壁に配された
環状の凹部に嵌着されているのに対して、柄体6と柄体
嵌合体4とを水密に嵌合させる為のパッキン16が、柄
体6の外周壁又は柄体6の外周壁に配された環状の凹部
に接着または嵌着され、さらに柄体嵌合体4の内周壁に
形成された段部分の上部座面の接着または嵌着されてい
る点にある。
【0046】詳細すれば、図10に示す如く、この第3
実施の形態に示す柄体6におけるパッキン16は、前述
第1実施の形態に示した柄体6におけるパッキン16と
同様には構成される。つまり、柄体6におけるパッキン
16は柄体6の外周側面部に接着されるか柄体6の外周
側面部に形成された凹部に嵌着される。そして、この第
3実施の形態に示す柄体嵌合体4におけるパッキン16
は、前述第2実施の形態に示した柄体嵌合体4における
パッキン16と同様に構成される。つまり、柄体嵌合体
4におけるパッキン16は柄体嵌合体4の内周壁に形成
された適当な幅を持った環状の段部分30aの上部座面
に設けられた溝30bに嵌着されている。そして、柄体
6を収納体5に嵌合した際に、柄体6の外周壁に配設さ
れたパッキン16は柄体嵌合体4の内周壁に圧接されよ
って柄体6は柄体嵌合体4に水密に嵌合され、且つ、柄
体6の底部に配設された嵌合用部材30dが柄体嵌合体
4に内周側面部に形成された段部分30aの上部座面に
配設された溝30bに嵌着される。又同時に柄体6の底
部に配設された溝30eに係止用壁30cが嵌入され、
上部座面に接着されたパッキン16が嵌合用部材30d
で圧接され、よって、柄体嵌合体4と柄体6は水密に嵌
合される。
【0047】もちろん、前述第1及び第2実施の形態と
同様に、前記柄体6とパッキン16および柄体嵌合体4
とパッキン16をシリコンゴム等のゴムあるいは合成樹
脂等の弾性力によって水密機能を有する素材で構成し一
体化して形成することも可能である。
【0048】なお、上述以外の部位、構成、素材等、上述
第1及び第2実施の形態に従うものである。
【0049】もちろん、上述第1及び第2実施の形態と
同様に、柄体6と収納体5が水密に封着される限り、上
述実施の形態に限定されるものではなく種々の応用可変
が可能である。例えば、柄体6の底面にパッキン16を
配設し、柄体嵌合体4の内周壁にパッキン16を配設す
る事も可能である。また、上述第1〜第3実施の形態に
おいて、柄体6の内側に柄体嵌合体4を嵌合させるよ
う、柄体6と柄体嵌合体6を構成する事も可能である。
【0050】また、第1実施〜第3実施の形態における
柄体6と柄体嵌合体4の係合状態を固定する封印部材に
ついても、上述実施の形態に限定されるものではなく種
々の応用可変が可能である。例えば、図12及び図13
に示す如く、柄体6が傘袋5により確実に水密に封着す
る為の封止部材である柄体押さえ用具20とその受け部
である溝18に代えて、柄体6に配設された係合突起3
1aと柄体嵌合体に配設された該突起に強制乗り越えさ
せて係合したフック部31bとからなる柄体嵌合部4に
柄体6を係止する為の係止機構を封印部材として採用す
ることも可能である。
【0051】上述のフック方式を採用した一例を示す図
13に従って詳細に説明すれば、柄体6の外周壁の下部
又は下部近傍より外方へ突設した前記係合突起31a
と、該係合突起31aの近傍に形成されたコの字型の溝
31cと、該溝31cの底部に嵌着されたパッキン16
と、該溝31cに確実に嵌合されるようその形状、配置
および長さが設計された柄体係合部6の外周壁から上方
に延設された嵌合壁31dと、該嵌合壁31dより垂直
方向に形成された前記係合突起31aと当接される突起
31eと、柄体嵌合体4の外周壁の上端近傍より外方へ
突設するとともに、前記係合突起31aに強制乗り越え
させて係合するフック部31bからなるフック方式の係
止機構によって、柄体5と柄体嵌合体4をより確実に封
着させる。
【0052】また、例えば、図14〜図16に示す如
く、柄体6と収納体5の係合状態を固定する為の封印部
材である柄体押さえ用具20とその受け部である溝18
に代えて、柄体嵌合体4の内周壁の側面側に互いに18
0度の角度をなして付勢された係止爪32aと、前記係
止爪32aに係合可能な柄体6の外周壁の底部下端を延
設して形成された突設周壁32bに設けられた環状の突
設段部分32cからなる、柄体嵌合体4に柄体6を係止
する為の係止機構を採用することも可能である。
【0053】上述のロック方式を採用した1例を示す図
16に従って詳細に説明すれば、柄体6の周壁の下端部
位を延設して形成された突設周壁32bと、該突設周壁
32bから直交に突設した環状の突設段部分32cと、
該突設段部分32cに下方に直交に設けられた環状の突
設周壁32dと、該環状の突設周壁32dと前記32b
に囲まれた環状の溝に嵌着されるパッキン16と、柄体
嵌合体4の内周壁の側面を延設して設けられたパッキン
16を押圧する為の突設周壁32fと、柄体嵌合体4に
設けられた後述係止爪32aを後退させる為の一対のス
プリングを内蔵したスライド可能なロック釦部32e
と、該ロック釦部32eに取り付けられた環状の前記環
状の突設段部分32cに係合される係止爪32aとから
なる柄体係合部4に柄体6を係止する為の係止機構を採
用することも可能である。
【0054】このようにして、以後柄体6と柄体嵌合体
4の係合状態は固定され、前記傘体14に付着していた
収納体5内に貯溜する雨水が収納体5より滲出又は漏出し
て他人や自分の着衣や持ち物または周辺のものを濡らし
たり、また傘2をかばん等の収納袋に収納しても収納袋
内部及び収納袋の中に収納しているものを濡らしてしま
う不都合を確実に解消し得て、実用上有利である。
【0055】図17〜図21は、この発明の第4実施の
形態を示すものである。この第4実施の形態において、
上述第1〜第3実施の形態と同一機能を果たす箇所には
同一符号を付して説明する。図17、図18において、
2は傘である。
【0056】この第4実施の形態の特徴とするところ
は、前述第1〜第3実施の形態においては、柄体6と柄
体嵌合体4とを水密に係合させる為に、柄体6を柄体嵌
合体4に着脱自在に且つ水蜜に嵌合して係合させるのに
対して、柄体6と柄体螺合体34aを着脱自在に且つ水
蜜に螺合して係合させる点にある。
【0057】詳細すれば、図17及び図18に示す如
く、この傘2は、柄体6と、この柄体6に下端部を固着
して伸縮自在に設けられる支柱8の上端部に折畳み自在
に設けられ複数の放射状の骨10及びこの複数の骨10
に支持された布地12からなる傘体14と、収納部3及
び柄体螺合体34aからなる収納体5とその接合部7
と、柄体6の外周壁底部端を延設して突設壁33aが形
成され且つその内周壁に形成された螺旋状の螺合凸条3
3bと、柄体6の底部と前記突設壁33aの連接部近傍
で柄体6の底部に接着されるパッキン16か又は柄体6
の底部の該連接部近傍に配された環状の凹部35aに嵌
合されたパッキン16と、柄体螺合体34aの外周壁入
口部に形成された前記螺合凸状33bと螺合される螺旋
状の被螺合凸条38aと、柄体6に取り付けられた傘把
持具22と、柄体螺合体34aに取り付けられた着脱で
きる収納体予備蓋24とからなる。
【0058】収納体5の収納部3は内側に水密機能を備
えた素材が接合された部材あるいは水密素材で形成され
ており、且つ該部材又は素材は水密に接合されている。
そして、収納部3は、一方を有底に形成されており、他
方は開放されており、その開口部は柄体螺合体34aと
第1実施の形態と同様の接合構造で水密に接合されてい
る。また、上述収納部3と柄体螺合体34aは内側に接
合された水密機能を備えた素材からなる部材あるいは水
密素材で一体化して形成することも可能である。
【0059】そして、前記パッキン16の形状、素材に
ついては、第1実施の形態と同様に形成される。
【0060】また、前記パッキン16の配置及び配設方
法については、上述実施の形態に限定されるものではな
く、種々の応用可変が可能である。例えば、凹部35a
を形成せず、柄体6において、突設壁33aと柄体6の
底面との接合部に近傍にパッキン16を接着あるいは適
宜な保持材によって係止することも可能である。又柄体
螺合体34にパッキン16を配設することも可能であ
る。
【0061】そして、柄体螺合体34aの外周壁入口部
上方に収納体5と柄体6を螺合する為の被螺合凸条38
aが形成された外周壁の上端部位が、柄体6の凹部35
aに嵌合されたパッキン16と圧接され、柄体6と柄体
螺合体34aは水密に螺合される。よって以後より確実
に収納体5が柄体6と確実に水密に封着される。
【0062】上述の如く、柄体6と柄体螺合体4は水密
に螺合され、前記傘体14に付着していた収納体5内に
貯溜する雨水が収納体5より滲出又は漏出して他人や自
分の着衣や持ち物または周辺のものを濡らしたり、また
傘2をかばん等の収納袋に収納しても収納袋内部及び収
納袋の中に収納しているものを濡らしてしまう不都合を
確実に解消し得て、実用上有利である。なお、上述螺合
手段については、上述実施例に限定されるものではなく
種々の応用可変が可能である。
【0063】例えば、図20に示すが如く、柄体6の底
面周縁の内方向近傍において、下方に向かって環状の柄
体延設部33dを延設し、この柄体延設部33dの外側
面に螺旋状の螺合凸条33cを形成し、柄体螺合体34
bの外周縁から上方に延設された環状の周壁34cの内
側面に螺合凸条33cとを螺合する為に螺旋状の被螺合
凸条38bを形成する。さらに、該柄体被螺合凸条38
bの形成された柄体螺合体内周壁の下方に段部分35b
を形成し、該段部分の座面に凹部36bが形成され、該
凹部36bに嵌着されたパッキン16が柄体延設部33
dによって圧接される螺合構造も可能である。
【0064】そして、螺合凸条33cと被螺合凸条38
bを螺合する事によって、柄体延設部33dの下端部位
が、柄体螺合部34bの段部35bに形成された凹部3
5bに嵌着されたパッキン16と圧接され、以後、螺合
凸条33cと被螺合凸条38bは水密に螺合される。よ
って以後より確実に収納体5と柄体6は確実に水密に封
着される。
【0065】なお、上述の螺合構造については、一条ネ
ジ方式の他に二条以上のネジ条数とした多条ネジ方式や
周方向に沿って適当な間隔を置いて短寸のネジ条を設け
て螺合域を短くした短寸方式やバイオネットカムを採用
することも可能であり、上述実施の形態に限定されるも
のではなく、また螺合凸条33cと被螺合凸条38bの
形状についても水密に螺合される限り種々の応用可変が
可能である。
【0066】また、上述第1〜第4実施の形態における
嵌合構造及び螺合構造について、パッキン16の個数や
嵌着の為の凹部の配置.保持手段等についても、収納体
5と柄体6が着脱自在に且つ水密に封着される限り、任
意である。
【0067】図21は、この発明の第5実施の形態を示
すものである。この第5実施の形態において、上述第1
〜第4実施の形態と同一機能を果たす箇所には同一符号
を付して説明する。なお、図21は本実施の形態の要部
についてのみ図示する。
【0068】この第5実施の形態の特徴とするところ
は、上述第1〜第4実施の形態においては、収納部3は
有底水密に形成されているのに対して、折り畳み傘を降
雨時に使用した後、収納体5内に傘体14を収納した際
に、前記傘体14に付着し収納体5内に貯溜した雨水を
排出する為の排水手段が、収納体の底面又は底面近傍に
用意されている点にある。
【0069】詳細すれば、図21に示す如く、上述実施
の形態の有底袋状の収納部3の底面を開放し、略円筒状
の形態とし、さらに、略円筒状となった収納部3の開放
された入口部に止栓蓋嵌合体42を形成する。該止栓蓋
嵌合体42は前記傘体14に付着し収納体5内に貯溜し
た雨水を排水する為の排水口としての機能を果たす。さ
らに、前記止栓蓋嵌合体42に着脱自在で且つ水密に嵌
合されるための止栓蓋体44を具備させる。該止栓蓋嵌
合体42は排水口としての機能を果たす前記止栓蓋嵌合
体42に対応する止栓としての機能を果たすものであ
る。
【0070】なお、上述収納部3と止栓用蓋嵌合体42
は互いに水密に形成する。つまり、第1実施の形態にお
ける柄体嵌合体4と収納部3の接合構造を採用して上述
収納部3と止栓用蓋嵌合体42を水蜜に接合させる。ま
た、上述収納部3と止栓蓋嵌合体42は一体化して形成
することも可能である。
【0071】そして、止栓蓋嵌合体42と前記止栓蓋体
44の構成は、第1〜第3実施の形態における柄体6と
柄体嵌合体4における嵌合方式を踏襲する。つまり、柄
体または柄体嵌合体4の少なくとも一方に水密にする為
のパッキン16が配設される。そして、柄体6が柄体嵌
合体4に嵌合され互いが水密に封着されるのと同様に、
止栓蓋嵌合体42または前記止栓蓋体44の少なくとも
一方に水密にする為のパッキンが配設され、該係合機構
によって、止栓蓋嵌合体42に前記止栓蓋体44が嵌合
された時に、互に開封自在に水密に封着される構成とな
っている。
【0072】なお、止栓蓋嵌合体42と止栓蓋体44の
形状、構成、素材等についても、前述第1〜3実施の形
態に示した柄体6と柄体嵌合体4の形状、構成、素材等
を踏襲するものである。
【0073】また、前記止栓蓋体44は、紛失する不都
合を解消するために、止栓蓋嵌合体42または収納体5
の適当な場所に鎖等の介在用部材46によって取り付け
られている。また、場合よっては、介在用部材46を提
供しないことも可能である。また、第1〜第3実施の形
態を踏襲して、止栓蓋嵌合体42と前記止栓蓋体44の
係合状態を固定する為に、前記止栓蓋体44に止栓蓋嵌
合体42に取り付けられた止栓蓋体押さえ用具を嵌合す
るための溝(図示せず)、及び止栓蓋嵌合体42に取り
付けられた前記溝に嵌合する止栓蓋体押さえ用具(図示
せず)を提供することも可能である。且つ、前述フック
方式またはロック方式によって柄体6と柄体嵌合体4を
より確実に水密に嵌合することも可能である。
【0074】上述第5実施の形態において、止栓蓋嵌合
体42と前記止栓蓋体44を収納体5の底部又は底部近
傍に設けた上述の構成以外の部位の構成については前述
第1〜3実施の形態に従うものである。
【0075】次に作用について説明する。
【0076】降雨時に使用した傘体14を収納体5に収
納した後に収納体5内に雨水が貯溜した際に、この雨水
を収納体5に設けられた前記止栓蓋嵌合体42より前記
止栓蓋体44を脱離させ収納体5の外部に適宜排出する
ことが可能となり、収納体内で貯溜した雨水によって傘
体14の布地12に雨水が十分に浸透してしまい、再び
傘体14を使用した際に、自分の手や着衣や持ち物また
は周辺のものを濡らしたり、また傘2をかばん等の収納
袋に収納した時に、万が一、収納体内で貯溜した雨水が
滲出または漏出して、収納袋内部及び収納袋の中に収納
しているものを濡らしてしまう不都合をより減少させ
る。
【0077】このようにして、以後降雨時に使用した傘
体14を収納した後、前記傘体14に付着していた収納
体5内に貯溜した雨水を収納体5に設けられた前記止栓蓋
嵌合体42より前記止栓蓋体44を脱離させ収納体5の
外部に適宜雨水を排出することによって、収納体5内で
貯溜した雨水によって傘体14の布地12が濡れてしま
い、再び傘体14を使用した際に、自分の手や着衣や持
ち物または周辺のものを濡らしたり、また傘2をかばん
等の収納袋に収納した時に、万が一、収納体内で貯溜し
た雨水が滲出または漏出して、収納袋内部及び収納袋の
中に収納しているものを濡らしてしまうという不都合を
より確実に解消し得て、実用上有利である。
【0078】図22は、この発明の第6実施の形態を示
すものである。この第6実施の形態において、上述第1
〜第5実施の形態と同一機能を果たす箇所には同一符号
を付して説明する。なお、図22は本実施の形態の要部
についてのみ図示する。
【0079】この第6実施の形態の特徴とするところ
は、上述第5実施の形態が収納部3の開放された下端入
口部に接合された止栓蓋嵌合体42によって収納体5内
に貯溜した雨水を排水する為の排水口としての機能を果
たし、前記止栓蓋嵌合体42に着脱自在で且つ水密に嵌
合されるために具備された止栓蓋体44が前記止栓蓋嵌
合体42に対応する止栓としての機能を果たすのに対し
て、収納部3の開放された下端入口部に接合された止栓
蓋螺合体52によって収納体5内に貯溜した雨水を排水
する為の排水口としての機能を果たし、前記止栓蓋螺合
体52に着脱自在で且つ水密に嵌合されるために具備さ
れた止栓蓋体54が前記止栓蓋螺合体52に対応する止
栓としての機能を果たすものである。
【0080】なお、上述収納部3と止栓蓋螺合体52は
接合部7によって互いに水密に形成する。あるいは、収
納部3と止栓蓋螺合体52を一体化して形成することも
可能である。
【0081】そして、止栓蓋螺合体52と前記止栓蓋体
54の構成は、第4実施の形態における柄体6と柄体螺
合体4における螺合方式を踏襲する。つまり、柄体6ま
たは柄体螺合体4の少なくとも一方に水密にする為のパ
ッキン16が配設される。柄体6が柄体螺合体4に螺合
され互いが水密に封着されるのと同様に、止栓蓋螺合体
52または前記止栓蓋体54の少なくとも一方に水密に
する為のパッキン16が配設され、これに対応する他方
によって押圧される係合機構によって、止栓蓋螺合体5
2と前記止栓蓋体54が螺合された時に、互いが水密に
封着される構成となっている。
【0082】なお、止栓蓋螺合体52と止栓蓋体54の
形状、構成、素材等についても、前述第4実施の形態に
示した柄体6と柄体螺合体4の形状、構成、素材等を踏
襲するものである。
【0083】また、前記止栓蓋体54は、紛失する不都
合を解消するために、止栓蓋螺合体52または収納体5
の適当な場所に鎖等の介在用部材56によって取り付け
られている。また、場合によっては、介在用部材56を
提供しないことも可能である。
【0084】上述第6実施の形態において、止栓蓋螺合
体52と前記止栓蓋体54を傘袋5の底部又は底部近傍
に設ける上述の構成以外の構成については前述第4実施
の形態に従うものである。
【0085】次に作用について説明する。
【0086】降雨時に使用した傘体14を収納体5に収
納した後に収納体5内に雨水が貯溜した際に、この雨水
を収納体5に設けられた前記止栓蓋螺合体52より前記
止栓蓋体54を脱離させ収納体5の外部に適宜排出する
ことが可能となり、収納体内で貯溜した雨水によって傘
体14の布地12に雨水が十分に浸透してしまい、再び
傘体14を使用した際に、自分の手や着衣や持ち物また
は周辺のものを濡らしたり、また傘2をかばん等の収納
袋に収納した時に、万が一収納体内で貯溜した雨水が滲
出または漏出して、収納袋内部及び収納袋の中に収納し
ているものを濡らしてしまう不都合を減少させる。
【0087】このようにして、以後降雨時に使用した傘
体14を収納した後、前記傘体14に付着していた収納
体5内に貯溜した雨水を収納体5に設けられた前記止栓蓋
螺合体52より前記止栓蓋体54を脱離させ収納体5の
外部に適宜排出することによって、収納体5内で貯溜し
た雨水によって傘体14の布地12が濡れてしまい、再
び傘体14を使用した際に、自分の手や着衣や持ち物ま
たは周辺のものを濡らしたり、また傘2をかばん等の収
納袋に収納した時に、万が一、傘袋内で貯溜した雨水が
滲出または漏出して、収納袋内部及び収納袋の中に収納
しているものを濡らしてしまうという不都合を確実に解
消し得て、実用上有利である。
【0088】図23〜図26は、この発明の第7実施の
形態を示すものである。この第7実施の形態において、
上述第1〜第6実施の形態と同一機能を果たす箇所には
同一符号を付して説明する。
【0089】この第7実施の形態の特徴とするところ
は、上述第5実施の形態が有底袋状の収納部3の底面を
開放し、略円筒状の形態とし、さらに、略円筒状となっ
た傘収納袋3の開放された入口部に止栓蓋嵌合体42を
形成し、該止栓蓋嵌合体42によって傘袋5内に貯溜し
た雨水を排水する為の排水口としての機能を果たし、前
記止栓蓋嵌合体42に着脱自在で且つ水密に嵌合される
ために具備された止栓蓋体44が前記止栓蓋嵌合体42
に対応する止栓としての機能を果たすのに対して、収納
部3の底面を略円錐状に下方に向かって縮小傾向に形成
し、略円錐形の先端部が開放されて、この入口部位にお
いて、止栓基部61とスパウト62からなる止栓60が
接合されている。
【0090】詳細すれば、前記止栓60において、図2
5及び図26に示す如く、止栓基部61は多段円筒形状
を有し、収納部3と水密に接合された接合部64aと該
接合部64aから延設された第一段部64bと、該第一
段部64bの先端から延設された第二段部64cと、後
述栓部70の一部が第二段部64cから臨出するよう
に、第二段部64cの内側に突設された支持片69と、
該支持片69に支持された栓部70とからなる。
【0091】また、前記第一段部64bと第二段部64
cとの間には、テ−パ状の下方係止部65aが形成され
る一方、第二段部64cには周状に突出した上方係止部
65bが形成されている。
【0092】前記スパウト62には、前記栓部70が嵌
入可能な排水口67が形成されてなり、スパウト62が
止栓基部61に対して上下に摺動可能に嵌合されてい
る。
【0093】また、前記スパウト62の内側には、前記
下方係止部65a及び上方係止部65bと係止可能な係止
部66が周状に突設されている。
【0094】従って、前記スパウト62を引き上げた際
には、前記係止部66が上方係止部65bに係止されて、
スパウト62の上方への摺動が規制されると共に、スパ
ウト62の排水口67が前記栓部70から離脱して開栓
され、収納体5内に貯溜された雨水を排水することがで
きる一方、前記スパウト62を押し下げた際には、前記
係止部66が下方係止部65aに係止され、スパウト62
の下方への摺動が規制されると共に、スパウト62の排
水口67に前記栓部70が嵌入されて閉栓され、収納体
5が水密に封着することができる。
【0095】止栓基部61及びスパウト62は一部又は
全部が、シリコンゴム等のゴムあるいは合成樹脂等であ
って押圧によって圧縮され押圧の解除により原状に復す
るような弾性素材によって構成され、内側に接合された
水密機能を備えた部材あるいは水密素材で水密に接合し
て形成された収納部3と止栓基部61は、図26に示す
如く水蜜に接合される。つまり、接合部64aの外側面
の第一段部64b近傍に係止用突起が配された接合用突
設壁71aが突設されており、接合部64aの内側面の
端部近傍にL字型の接合用突設壁71dが突設されてい
る。そして、収納部3の略円錐形の先端入口部の端部は
折り返されて、その内側に接合用内在部材71bを抱持
して接合され、前記接合用突設壁71aと前記接合用突
設壁71dの間に嵌入される。さらに別に用意された接
合用係止具71cの一方の端部がコの字型に形成され、
前記接合用突設壁71dと柄体嵌合体の周壁内側面とに
形成された溝の突き当たりにパッキン71fが嵌着され
ている。そして前記接合用係止具71cのコの字型の端
部は前記接合用突設壁71dのL字型の端部は互いに組
み合いながら、収納部3を挟み込みつつ嵌合する。さら
に、前記接合用係止具71cの他端には前記接合用突設
壁71aに配された係止用突起と係合するような係止用
突起が配されており、互いに係合する。また、該係止用
突起の近傍にはパッキン71eが嵌着されている。よっ
て、前記パッキン71eは前記接合用突設壁71aに圧
接され、パッキン71fは前記接合用係止具71cにそ
れぞれ圧接されることによって、より確実に止栓基部6
1と収納部3は水蜜に接合される。
【0096】もちろん、上述収納部3と止栓基部61
は、内側に水密機能を備えた素材が接合された部材ある
いは水密素材で一体化して形成することも可能である。
例えば、合成樹脂等で収納部3と止栓基部61を一体化
して形成することも実利上有利である。また、上述の収
納部3と止栓基部61を水蜜に接合させる構造について
は、上述の方法に限定されるものではなく、種々の構造
を採用することが可能である。
【0097】上述第7実施の形態において、上述止栓6
0以外の構成については前述第1〜第4実施の形態に適
宜従うものである。
【0098】図27は、この発明の第8実施の形態を示
すものである。この第8実施の形態において、上述第1
〜第7実施の形態と同一機能を果たす箇所には同一符号
を付して説明する。
【0099】この第8実施の形態の特徴とするところ
は、図27に示す如く、上述第7実施の形態において、
収納部3の下端部に止栓基部61が水蜜に接合されてい
るのに対して、前記収納部3の略円錐形の先端部の入口
部位において、シリコンゴム等のゴムあるいはプラスチ
ック等の合成樹脂等であって押圧によって圧縮され押圧
の解除により原状に復するような弾性素材で形成された
止栓基部74及び止栓蓋体76と、取り付け部材78か
らなる止栓72が接合されている。
【0100】止栓基部74と止栓蓋体76は一部又は全
部が、シリコンゴム等のゴムあるいは合成樹脂等であっ
て押圧によって圧縮され押圧の解除により原状に復する
ような弾性素材によって構成され、内側に接合された水
密機能を備えた部材あるいは水密素材で水密に接合して
形成された収納部3と止栓基部74は水蜜に接合され
る。その際の、接合構造については、上述第7実施の形
態における止栓基部61と収納部3の接合方法を採用す
るものである。あるいは、止栓基部74と収納部3を一
体化して形成することも可能である。
【0101】そして、止栓基部74と前記止栓蓋体76
の構成は、第1〜第3実施の形態における柄体6と柄体
嵌合体4における嵌合方式を踏襲する。つまり、柄体6
または柄体嵌合体4あるいは柄体6の少なくとも一方に
配設されたパッキンとこれに対応する他方が前記パッキ
ンを圧接して水蜜に係合される係合機構によって、柄体
6がと柄体嵌合体4に水密に嵌合される如く、止栓基部
74あるいは前記止栓蓋体76の少なくとも一方に配設
されたパッキンとこれに対応する他方が前記パッキンを
圧接して水蜜に係合される係合機構によって、止栓基部
74に前記止栓蓋体76が水密に嵌合される構成となっ
ている。
【0102】また、前記止栓蓋体76は、紛失する不都
合を解消するために、止栓基部74または収納体5の適
当な場所に鎖等の取り付け部材78によって取り付けら
れている。また、場合によっては、取り付け部材78
は、提供しないことも可能である。
【0103】なお、上述第8実施の形態において、上述
止栓基部74と前記止栓蓋体76以外の構成については
適宜前述第1〜4実施の形態に従うものである。
【0104】図28は、この発明の第9実施の形態を示
すものである。この第9実施の形態において、上述第1
〜第8実施の形態と同一機能を果たす箇所には同一符号
を付して説明する。
【0105】この第9実施の形態の特徴とするところ
は、上述第7実施の形態において、収納部3の下端部に
止栓基部61及びスパウト62からなる止栓60が形成
されているのに対して、前記収納部3の略円錐形の先端
部の入口部位において、シリコンゴム等のゴムあるいは
合成樹脂の水密機能を有する素材で形成された互いに水
密に接合されている止栓基部82及び止栓蓋体84と、
取り付け部材86からなる止栓80が形成されている。
【0106】止栓80は一部又は全部が、シリコンゴム
等のゴムあるいは合成樹脂等であって押圧によって圧縮
され押圧の解除により原状に復するような弾性素材によ
って構成され、内側に接合された水密機能を備えた部材
あるいは水密素材で水密に接合して形成された収納部3
と止栓基部82は水蜜に接合される。その際の、接合構
造については、上述第7実施の形態における止栓基部6
1と収納部3の接合方法を採用するものである。あるい
は、止栓基部82と収納部3を一体化して形成すること
も可能である。
【0107】そして、止栓基部82と前記止栓蓋体84
の構成は、第4実施の形態における柄体6と柄体嵌合体
4における螺合方式を踏襲する。つまり、柄体6または
柄体螺合体4あるいは柄体6の少なくとも一方に配設さ
れたパッキンとこれに対応する他方が前記パッキンを圧
接して水蜜に係合される係合機構によって、柄体6がと
柄体嵌合体4に水密に螺合される如く、止栓基部82あ
るいは前記止栓蓋体84の少なくとも一方に配設された
パッキンとこれに対応する他方が前記パッキンを圧接し
て水蜜に係合される係合機構によって、止栓基部82に
前記止栓蓋体84が水密に嵌合される構成となってい
る。
【0108】また、前記止栓蓋体84は、紛失する不都
合を解消するために、止栓基部82または収納体5の適
当な場所に鎖等の介在用部材86によって取り付けられ
ている。また、場合によっては、前記介在用部材86は
提供しないことも可能である。
【0109】上述第9実施例において、前記止栓基部8
2と前記止栓蓋体84以外の構成については適宜前述第
4実施の形態に従うものである。
【0110】上述の前記傘体14に付着し収納体5内に
貯溜した雨水を排水する為の排水手段については上述第
5〜第9実施例に限定されるものではなく、種々の素
材、形状、構成、設置場所が可能である。
【0111】例えば、常套手段によって折り畳まれた傘
体14の形状によっては、収納体5の底面の形状を種々
に可変させ、排水手段である止栓60、72及び80を
適宜収納体5の底面一方に偏在した箇所または傘袋5の
底面近傍に設置する事も可能である。
【0112】なお、この発明は上述第1〜第9実施の形
態に限定されるものではなく、種々の素材、形状、構成
が可能である。
【0113】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、柄体と、伸縮自在に折り畳むことのできる傘体と、
前記傘体を収納する収納体とからなる傘において、収納
体内に収納した濡れた傘体によって収納体内部に貯溜し
た雨水が収納体の外部に滲出又は漏出することがないよ
うに、前記柄体と収納体を着脱自在に且つ水密に係合す
る係合機構を備え、前記柄体と収納体の係合状態を固定
する封印部材とこれに対応する受け部と、着脱できる収
納体用予備蓋と、さらに収納体内に収納した濡れた傘体
によって収納体内部に貯溜した雨水を外部に排出するた
めの排水手段が、収納体の底面又は底面近傍に用意され
ることによって、濡れた傘によって収納体内部に貯溜し
た雨水を排出することが可能となり、収納体内部に貯溜
した雨水が滲出又は漏出して、自分の手や着衣や持ち物
または周辺のものを濡らしてしまう不都合や、かばん等
の収納袋内に折り畳み傘を収納した場合も、かばん等の
収納袋内部や収納袋内の収納物を濡らすという不都合を
より確実に解消し得て、実用上有利である。
【114】又、この発明によって、収納体を内側に水密
機能を備えた素材が接合された布等又は軟性合成樹脂等
あるいは水蜜素材である布等又は軟性合成樹脂等の形状
変化の可能なもので構成されることによって、かばん等
の収納袋に収納する際に、収納スペースが少なくてす
み、実用上有利である。
【115】一方、この発明によって、収納体を内側に水
密機能を備えた素材が接合された剛性合成樹脂等又は合
金、金属等あるいは水蜜素材である剛性合成樹脂等又は
合金、金属等の形状不変なもので構成されることによっ
て、かばん等の収納袋に収納した際に、収納体5にかか
る圧力によって傘2からの貯溜した雨水が流出する可能
性をより低くし、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施の形態を示す柄体と傘体と
収納体の関係を示す斜視図である。
【図2】この発明の第1実施の形態を示す二段折り畳み
傘の柄体を柄体嵌合体に嵌合した際の斜視図である。
【図3】この発明の第1実施の形態を示す二段折り畳み
傘の柄体を柄体嵌合体から離脱した際の斜視図である。
【図4】この発明の第1実施に形態を示す柄体と柄体嵌
合体の嵌合状態の要部断面図である。(傘体は図示せ
ず)
【図5】この発明の第1実施に形態を示す柄体嵌合体と
収納部の接合状態の要部拡大断面図である。
【図6】この発明の第1実施の形態を示す三段折り畳み
傘の柄体と柄体嵌合体の斜視図である。(収納体用予備
蓋は図示せず)
【図7】この発明の第2実施の形態を示す柄体と傘体及
び収納体の斜視図である。(収納体用予備蓋は図示せず)
【図8】この発明の第2実施の形態を示す柄体と柄体嵌
合体の嵌合状態の要部断面図である。(傘体は図示せ
ず)
【図9】この発明の第2実施の形態を示す柄体と柄体嵌
合体の嵌合状態の要部拡大断面図である。
【図10】この発明の第3実施の形態を示す柄体と傘体
および収納体の斜視図である。(収納体用予備蓋は図示
せず)
【図11】この発明の第1〜3実施の形態における収納
体用予備蓋と収納体の斜視図である。
【図12】この発明の第1〜3実施の形態における柄体
と柄体嵌合体の封止部材と受け部の別の例を示す傘体お
よび収納体の要部斜視図である。(傘体は図示せず)
【図13】この発明の第1〜3実施の形態における柄体
と柄体嵌合体の封止部材と受け部の別の例を示す傘体お
よび収納体の要部拡大断面図である。
【図14】この発明の第1〜3実施の形態における柄体
と柄体嵌合体の封止部材と受け部の別の例を示す傘体お
よび収納体の要部斜視図である。(傘体は図示せず)
【図15】この発明の第1〜3実施の形態における柄体
と柄体嵌合体の封止部材と受け部の別の例を示す柄体の
要部斜視図である。
【図16】この発明の第1〜3実施の形態における柄体
と柄体嵌合体の封止部材と受け部の別の例を示す柄体お
よび柄体嵌合体の要部断面図である。
【図17】この発明の第4実施の形態を示す柄体を柄体
螺合体に嵌合した際の斜視図である。
【図18】この発明の第4実施の形態を示す柄体を柄体
螺合体から離脱した際の斜視図である。
【図19】この発明の第4実施の形態を示す柄体と柄体
螺合体の螺合状態の要部断面図である。(傘体は図示せ
ず)
【図20】この発明の第4実施の形態を示す柄体と柄体
螺合体の螺合状態の要部断面図である。(傘体は図示せ
ず)
【図21】この発明の第4実施の形態を示す収納体用予
備蓋と収納体の斜視図である。
【図22】この発明の第5実施の形態を示す止栓蓋嵌合
体と止栓蓋体の嵌合状態の斜視図である。
【図23】この発明の第6実施の形態を示す止栓蓋螺合
体と止栓蓋体の螺合状態の斜視図である。
【図24】この発明の第7実施の形態を示す止栓の閉口
状態の斜視図である。
【図25】この発明の第7実施の形態を示す止栓の開口
状態の斜視図である。
【図26】この発明の第7実施の形態を示す止栓の開口
状態の要部拡大断面図である。
【図27】この発明の第8実施の形態を示す嵌合状態の
止栓の斜視図である。
【図28】この発明の第9実施の形態を示す止栓の螺合
状態の斜視図である。
【符号の説明】
2 傘 3 収納部 4 柄体嵌合体 5 収納体 6 柄体 6a 支柱支持体 7 接合部 8 支柱 10 骨 11 支骨 12 布地 14 傘体 16 パッキン 17 段部分 17a 接合用突接壁 17b 接合用内在部材 17c 接合用係止具 17d 接合用突接壁 17e パッキン 17f パッキン 18 溝 20 柄体押さえ用具 22 傘把持具 24 収納体用予備蓋 24a 天板 24b 突設壁 24c 延設周縁 26 手掛り部材 28 取り付け具 30a 段部分 30b 溝 30c 係止用壁 30d 嵌合用部材 30e 溝 31a 係合突起 31b フック部 31c 溝 31d 嵌合壁 31e 突起 32a 係止爪 32b 突設周壁 32c 突設段部分 32d 突設周壁 32e ロック釦部 32f 突設周壁 33a 突設壁 33b 螺合凸条 33c 螺合凸条 33d 柄体延設部 34a 柄体螺合体 34b 柄体螺合体 34c 周壁 35a 凹部 35b 段部分 36b 凹部 38a 被螺合凸条 38b 被螺合凸条 42 止栓蓋嵌合体 44 止栓蓋体 46 介在用部材 52 止栓蓋螺合体 54 止栓蓋体 56 介在用部材 60 止栓 61 止栓基部 62 スパウト 64a 接合部 64b 第一段部 64c 第二段部 65a 下方係止部 65b 上方係止部 66 係止部 67 排水口 69 支持片 70 栓部 71a 接合用突接壁 71b 接合用内在部材 71c 接合用係止具 71d 接合用突接壁 71e パッキン 71f パッキン 72 止栓 74 止栓基部 76 止栓蓋体 78 取り付け部材 80 止栓 82 止栓基部 84 止栓蓋体 86 取り付け部材
フロントページの続き Fターム(参考) 3B104 AA03 AA13 WA02 WB03 WB04 XA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄体と、伸縮自在に折り畳むことのでき
    る傘体と、前記傘体を収納する収納体とを具備し、前記
    柄体と前記収納体の少なくとも一方に互いが水密に係合
    するための封止部材が設けられ、前記柄体と前記収納体
    が着脱自在に係合することを特徴とする収納体付き折り
    畳み傘。
  2. 【請求項2】 前記柄体と前記収納体の一方に、係合状
    態で固定する封印部材が設けられ、これに対応する他方
    に前記封印部材の受け部が設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の収納体付き折り畳み傘。
  3. 【請求項3】 前記収納体の底面又は底面近傍に排水手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の収納体付き折り畳み傘。
  4. 【請求項4】 前記収納体の開口部に着脱することので
    きる予備蓋が設けられていることを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3に記載の収納体付き折り畳み
    傘。
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