JP2002290390A - 暗号通信方法及び暗号通信システム、記録媒体 - Google Patents

暗号通信方法及び暗号通信システム、記録媒体

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JP2002290390A
JP2002290390A JP2001086136A JP2001086136A JP2002290390A JP 2002290390 A JP2002290390 A JP 2002290390A JP 2001086136 A JP2001086136 A JP 2001086136A JP 2001086136 A JP2001086136 A JP 2001086136A JP 2002290390 A JP2002290390 A JP 2002290390A
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JP2001086136A
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Koichi Yabuuchi
幸一 藪内
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セキュリティ強度を高め、鍵情報を容易に変更
可能とした暗号通信システムを提供する。 【解決手段】端末10は、センタへ配布用鍵を送信する
とともに自己の電話番号及び配布用鍵を用いて暗号鍵を
生成し、送信データをこの暗号鍵で暗号化してセンタ3
0へ送信する。センタ30は、端末10より受信した配
布用鍵と端末10の電話番号をナンバー・ディスプレイ
・サービス機能を利用して取得して、復号鍵を生成し、
この復号鍵を用いて端末10からの暗号データを復号す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆回線網を介し
て接続された発信側装置と受信側装置との間で行う暗号
通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる暗号通信システムに関し、例えば
特開2000−124889号公報に記載の技術が知ら
れている。図9に示すように、この暗号通信システム
は、端末100とセンタ300とを公衆通信網Lを介し
て接続され構成される。公衆通信網Lには、少なくとも
発信側の電話番号を着信側に通知する機能(ナンバー・
ディスプレイ・サービス機能とも呼ばれる)を有する通
信回線制御機能200が配置される。
【0003】このような構成を有する従来の暗号通信方
法はつぎのように動作する。端末100は、まず、端末
電話番号格納領域141に記憶されている自己の電話番
号とシステム共通情報格納領域142に記憶されている
システム共通情報とを読み出し、鍵生成部120で暗号
鍵、復号鍵を生成する。通信制御部110が入出力制御
機構を制御してセンタ300との間に呼を確立すると暗
号処理部130は、生成した暗号鍵を用いて送信用デー
タを暗号化する。通信制御部110は、この暗号化され
た送信用データを通信制御部110を通じてセンタ30
0宛てに送信する。センタ300から同様に電話番号と
システム共通情報とを用いて暗号化されたレスポンスデ
ータを受信した場合、復号鍵で復号化し、データ処理を
行いセンタ300との間の呼を解放して処理を終える。
【0004】一方、センタ300では、公衆網内のセン
タ側交換機からナンバー・ディスプレイ・サービス機能
を利用した接続動作に従って、発信者電話番号を受信す
る。この発信者電話番号とシステム共通情報を用いて暗
号鍵、復号鍵を生成する。端末100から暗号化データ
を受信すると生成した復号鍵を用いて復号化し、復号デ
ータを処理し、レスポンスデータを作成し、生成した暗
号鍵を用いて暗号化し、端末100へ返信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、暗号鍵の生成に用いるシステム共通情報が
固定であるため、このシステム共通情報が漏洩した場
合、暗号鍵、復号鍵を生成することが可能となり、セキ
ュリティの面で欠点を有する。
【0006】また、システム共通情報は、端末、センタ
ともに別途、配布する必要があり、さらに暗号鍵、復号
鍵の変更には、システム共通情報の変更が必要なため、
フレキシビリティに欠ける。
【0007】そこで、本発明の目的は、セキュリティの
強度を高め、鍵の変更が容易に出来る暗号通信方法を提
供することにある。本発明の他の課題は、上記暗号通信
方法の実施に適した暗号通信システム及びその構成装置
を提供することにある。本発明の他の課題は、上記暗号
通信方法をコンピュータ装置上で実行させるために適し
た記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の暗号通信方法は、送信側装置と受信側装置との間で
公衆回線網を介して行う暗号方法であって、送信側装置
は、自装置の発信者番号情報と配布用鍵とを用いて暗号
鍵を生成し、生成した暗号鍵を用いて送信対象となるデ
ータを暗号化し、前記配布用鍵と前記暗号化データを受
信側装置宛てに送信する過程と、情報受信側装置は、前
記暗号化データと前記配布用鍵を受信し、前記公衆回線
網から通知された前記発信者番号情報と前記配布用鍵と
を用いて復号鍵を生成し、当該復号鍵を用いて前記暗号
化データを復号する過程とを含むことを特徴とする。
【0009】上記他の課題を解決する本発明の暗号通信
システムは、送信側装置と受信側装置との間で公衆回線
網を介して通信を行う暗号通信システムであって、送信
側装置は、自装置の電話番号と配布用鍵とを用いて暗号
鍵を生成する手段と、前記生成した暗号鍵を用いて送信
対象となるデータを暗号化する暗号化手段と、前記配布
用鍵と前記暗号化データを受信側装置宛てに送信する手
段とを有し、前記受信側装置は、前記送信側装置から送
信された前記暗号化データと前記配布用鍵と公衆網から
通知された前記発信者番号情報からなる受信データを受
信するとともに当該受信データから前記配布用鍵と前記
発信者番号情報を取得する手段と、当該取得した前記配
布用鍵と前記発信者番号情報とを用いて復号鍵を生成す
る手段と、生成された前記復号鍵を用いて前記暗号化デ
ータを復号化する復号化手段と、を有することを特徴と
する。
【0010】本発明は、上記暗号通信システムを構成す
る通信装置をも提供する。この通信装置は、上記発信側
装置として機能するものと、受信側装置として機能する
通信装置である。発信側装置として機能する通信装置
は、公衆回線網に接続された通信装置であって、自装置
の発信者番号情報と配布用鍵とを用いて暗号鍵を生成す
る手段と、前記生成した暗号鍵を用いて送信対象となる
データを暗号化する暗号化手段と、前記配布用鍵と前記
暗号化データを受信側装置宛てに送信する手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】また、受信側装置として機能する通信装置
は、公衆網を介して相手側装置に接続され、公衆網から
通知された当該相手側装置の発信者番号情報を取得する
取得手段と、取得した前記発信者番号情報と前記相手側
装置から受信した配布用鍵とを用いて暗号鍵及び復号鍵
を生成する鍵生成手段と、前記相手側装置より受信した
暗号化データを生成した前記復号鍵で復号化して解読
し、解読された情報に応じた応答情報を生成するととも
に、生成した前記応答情報を生成した前記暗号鍵で暗号
化して前記相手側装置宛てに返信する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】上記各通信装置は、コンピュータ装置にプ
ログラムを読み込ませて実行させることによっても実現
が可能である。本発明は、このようなプログラムを記録
した記録媒体をも提供する。第一の記録媒体は、公衆網
を介して相手側装置に接続され、自装置の発信者番号情
報と配布用鍵をコンピュータ装置に読みとらせたときに
当該コンピュータ装置に下記の処理を実行させるための
プログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体である。 (1−1)前記自装置の発信者番号情報と前記配布用鍵
とを用いて暗号鍵及び復号鍵を生成する処理、(1−
2)送信対象となる除法を前記暗号鍵で暗号化して前記
相手側装置宛てに送信する処理、(1−3)前記相手側
装置から受信した情報を前記復号鍵で復号化する処理。
【0013】また、第2の記録媒体は、公衆網を介して
相手側装置に接続されたコンピュータ装置に読みとらせ
たときに当該コンピュータ装置に下記の処理を実行させ
るためのプログラムが記憶された、コンピュータ読み取
り可能な記録媒体である。 (2−1)前記相手側装置からの発呼に基づき公衆網が
通知する発信者番号情報を取得する処理、(2−2)前
記相手側装置から送信された配布用鍵を取得する処理、
(2−3)前記相手側装置において前記発信者電話番号
と前記配布用鍵とを用いて生成された暗号鍵により暗号
化された暗号化データを取得する処理、(2−4)前記
発信者番号情報と前記配布用鍵とを用いて暗号鍵及び復
号鍵を生成する処理、(2−5)前記暗号化データを生
成した前記復号鍵で復号化して解読する処理、(2−
6)解読された情報に応じた応答情報を生成する処理、
(7)生成した前記応答情報を生成した前記暗号鍵で暗
号化して前記相手側装置宛てに返信する処理。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、
本発明の暗号通信方式の一実施例は、コンピュータ装置
である端末10とセンタ20と端末−センタ間を接続す
る公衆回線網30から構成される。公衆回線網30に
は、ナンバー・ディスプレイ・サービス機能により発信
者電話番号を着信側に通知する。端末10は、配布用鍵
101と電話番号102を元に暗号鍵を生成する鍵生成
処理11と生成した前記暗号鍵を元に送信データの暗号
化を行う暗号化処理12と配布用鍵101及び暗号化し
たデータを送信する通信制御処理13から構成される。
【0015】配布用鍵101は、端末−センタ間の呼を
確立する度にデータの変更及び送信を行うとともに鍵生
成処理11は暗号鍵を生成する。
【0016】通信制御処理13は、データ送信の他に、
公衆回線網30を通じてセンタ30との間に呼を確立す
る。暗号化処理12は、データの暗号化の他に復号化を
行う。センタ20も端末10と同等の機能を備えてお
り、端末10からの配布用鍵、データを受信する通信制
御処理21とナンバー・ディスプレイ・サービス機能に
より通知された発信者番号取得処理22と取得した配布
鍵201と電話番号202を元に復号鍵を生成する鍵生
成処理24と前記生成した復号鍵を元に受信データの復
号化を行う暗号化処理23から構成される。
【0017】実施形態では、端末10に固有の電話番号
と配布用鍵を暗号鍵の生成要素とするため、必然的に端
末毎に異なる鍵となる。また、センタ20側では、端末
10から受信した配布用鍵と公衆回線網30から取得し
た端末10の電話番号を用いて鍵生成を行う。このた
め、従来のように鍵の取得のみでは復号化出来ない。さ
らに通信毎に鍵を変更することが可能なり、鍵の事前配
布が不要となる。仮に鍵が解析されたとしても別の鍵を
使用することがたやすく行えるため、解析済みの鍵を不
正使用することは、意味を持たず、セキュリティ強度を
高めることが出来る。
【0018】次に、図2及び図3のフローチャート及び
図4のシーケンスを参照して本実施例の全体の動作につ
いて詳細に説明する。
【0019】まず、端末10側の処理を説明する。配布
用鍵と自局電話番号から暗号鍵、復号鍵を生成する(図
2のステップT01)。次に、センタとの間の呼を確立
し(ステップT02)、センタへ配布用鍵を送信し(ス
テップT03)、センタからの鍵生成終了応答待ちとな
る(ステップT04)。
【0020】鍵生成終了応答を受信後、暗号鍵を用いて
送信データを暗号化し(ステップT05)、センタへデ
ータを送信し(ステップT06)、データ送信終了後、
センタからのデータ受信応答待ちとなる(ステップT0
7)。センタからのデータ受信応答を受信後、レスポン
スデータの受信待ちとなる(ステップT08)。レスポ
ンスデータを受信した場合、復号鍵を用いて受信データ
を復号化し(ステップT09)、受信データの処理を行
う(ステップT10)。そして、センタとの間の呼を解
放し(ステップT11)、処理を終了する。
【0021】次にセンタ20側の処理について図3を用
いて説明する。端末10からの呼接続要求待ちし(図3
のステップC01)、呼接続要求により呼を確立する
(C02)。次に端末の発信者電話番号を取得し(C0
3)、端末から配布用鍵を受信する(C04)。取得し
た発信者電話番号と配布用鍵を元に暗号鍵と復号鍵を生
成し(C05)、端末へ鍵生成終了応答を送信する(C
06)。
【0022】端末からのデータ受信待ちし(C07)
し、データ受信後、復号鍵を用いて受信データの復号化
を行い(C08)、端末10へデータ受信応答を送信し
(C09)、受信データの処理を行う。センタ20から
端末10へのレスポンスデータがある場合、レスポンス
データを暗号鍵で暗号化(C10)し、レスポンスデー
タの送信を行う(C11)。レスポンスデータ送信後、
端末10からのデータ受信終了応答待ちとなる(C1
2)。データ受信終了応答を受信後、端末10からの呼
の解放により呼を解放する(C13)。
【0023】次にシーケンスを用いて説明する。図4に
示すように、端末10で配布用鍵と自局電話番号から暗
号鍵、復号鍵を生成し、端末10からセンタ20に対し
てダイアリングを行う。センタ20は、公衆回線網30
(交換機)から「起動信号」を受信し、ナンバー・ディ
スプレイ・サービス機能を利用した接続動作に従って
「一次応答信号」を公衆回線網(交換機)へ送出し、当
該交換機より「発信者電話番号0123456789を
受信する。続いて、「受信完了信号」の交換機への送出
し、「呼び出し信号」の受信、「二次応答信号」の交換
機への送出を行う。この一連の処理が終了後、端末10
は交換機よりリングバックトーン停止信号を受信する。
端末10はこのリングバックトーン停止信号によりセン
タ20との間に呼が確立されたことを認識する。
【0024】次に端末10から配布用鍵をセンタ20へ
送信する。センタ20は取得した発信者電話番号と受信
した配布用鍵を用いて暗号鍵と復号鍵を生成し、端末1
0へデータ送信許可を通知する意味での鍵生成終了応答
を送信する。端末10はセンタ20からの鍵生成終了応
答を受信により送信データを暗号化し、センタ20へデ
ータ送信を行う。センタ20は端末10からのデータ受
信後、受信データを生成した復号鍵で復号し、復号した
データを処理する。レスポンスがある場合、レスポンス
データを生成した暗号鍵で暗号化し、端末10へレスポ
ンスデータ送信する。端末10は、センタ20からのレ
スポンスデータ受信後、レスポンスデータを生成した復
号鍵で復号化し、レスポンスデータを処理する。処理終
了後、呼を解放する。
【0025】尚、暗号鍵、復号鍵を用いてデータを暗号
化、復号化するのは端末、マスタに具備される暗号処理
によって行われる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図5を参照すると、本
発明の暗号通信方式の一実施例は、コンピュータ装置で
ある端末A10とセンタA20と端末−センタ間を接続
する公衆回線網A30から構成される。公衆回線網A3
0には、ナンバー・ディスプレイ・サービス機能により
発信者電話番号を着信側に通知する。端末A10は、配
布用鍵A101と配布用処理パターンA102と電話番
号103Aを元に暗号鍵を生成する鍵生成処理A11と
前記、生成した暗号鍵を元に送信データの暗号化を行う
暗号化処理A12と配布用鍵A101、配布用処理パタ
ーンA102及び暗号化したデータを送信する通信制御
処理A13から構成される。配布用鍵A101、配布用
処理パターンA102は、端末−センタ間の呼を確立す
る度にデータの変更及び送信を行うとともに鍵生成処理
A11は暗号鍵を生成する。通信制御処理A13は、デ
ータ送信の他に、公衆回線網A30を通じてセンタA3
0との間に呼を確立する。暗号化処理A12は、データ
の暗号化の他に復号化を行う。センタA20も端末A1
0と同等の機能を備えており、端末A10からの配布用
鍵、データを受信する通信制御処理A21とナンバー・
ディスプレイ・サービス機能により通知された発信者番
号取得処理A22と取得した配布鍵A201と配布用処
理パターンA202と電話番号A203を元に復号鍵を
生成する鍵生成処理A24と前記生成した復号鍵を元に
受信データの復号化を行う暗号化処理A23から構成さ
れる。
【0027】本実施形態では、端末A10に固有の電話
番号と配布用鍵と配布用処理パターンを暗号鍵の生成要
素とするため、必然的に端末毎に異なる鍵となる。ま
た、センタ側では、端末から受信した配布用鍵、配布用
処理パターンと公衆回線網A30から取得した端末A1
0の電話番号を用いて鍵生成を行う。このため、従来の
ように鍵の取得のみでは復号化出来ない。さらに通信毎
に鍵を変更することが可能なり、鍵の事前配布が不要と
なる。仮に鍵が解析されたとしても別の鍵を使用するこ
とがたやすく行えるため、解析済みの鍵を不正使用する
ことは、意味を持たず、セキュリティ強度を高めること
が出来る。
【0028】次に、図6及び図7のフローチャート及び
図8のシーケンスを参照して本実施例の全体の動作につ
いて詳細に説明する。まず、端末側の処理を説明する。
配布用鍵、配布用処理パターンと自局電話番号から暗号
鍵、復号鍵を生成する(図6のステップTA01)。次
に、センタとの間の呼を確立し(ステップTA02)、
センタへ配布用鍵を送信し(ステップTA03)、配布
用処理パターンも同様にセンタへ送信し(ステップTA
04)、センタからの鍵生成終了応答待ちとなる(ステ
ップTA05)。鍵生成終了応答を受信後、暗号鍵を用
いて送信データを暗号化し(ステップTA06)、セン
タへデータを送信し(ステップTA07)、データ送信
終了後、センタからのデータ受信応答待ちとなる(ステ
ップTA08)。センタからのデータ受信応答を受信
後、レスポンスデータの受信待ちとなる(ステップTA
09)。レスポンスデータを受信した場合、復号鍵を用
いて受信データを復号化し(ステップTA10)、受信
データの処理を行う(ステップTA11)。そして、セ
ンタとの間の呼を解放し(ステップTA12)し、処理
を終了する。
【0029】次にセンタ側の処理を説明する。端末から
の呼接続要求待ち(図7のステップCA01)し、呼接
続要求により呼を確立する(CA02)。次に端末の発
信者電話番号を取得し(CA03)し、端末から配布用
鍵を受信し(CA04)、さらに配布用処理パターンを
受信する(CA05)。取得した発信者電話番号と配布
用鍵と配布用処理パターンを元に暗号鍵と復号鍵を生成
し(CA06)、端末へ鍵生成終了応答を送信する(C
A07)。端末からのデータ受信待ちし(CA08)、
データ受信後、復号鍵を用いて受信データの復号化を行
い(CA09)、端末へデータ受信応答を送信し(CA
10)、受信データの処理を行う。センタから端末への
レスポンスデータがある場合、レスポンスデータを暗号
鍵で暗号化し(CA11)、レスポンスデータの送信を
行う(CA12)。レスポンスデータ送信後、端末から
のデータ受信終了応答待ちとなる(CA13)。データ
受信終了応答を受信後、端末からの呼の解放により呼を
解放する(CA14)。
【0030】次にシーケンスを用いて説明する。図8に
示すように、端末で配布用鍵、配布用処理パターンと自
局電話番号から暗号鍵、復号鍵を生成し、端末からセン
タに対してダイアリングを行う。センタは、公衆回線網
(交換機)から「起動信号」を受信し、ナンバー・ディ
スプレイ・サービス機能を利用した接続動作に従って
「一次応答信号」を公衆回線網(交換機)へ送出し、当
該交換機より「発信者電話番号’012345678
9’を受信する。続いて、「受信完了信号」の交換機へ
の送出、「呼び出し信号」の受信、「二次応答信号」の
交換機への送出を行う。この一連の処理が終了後、端末
は交換機よりリングバックトーン停止信号を受信する。
端末はこのリングバックトーン停止信号によりセンタと
の間に呼が確立されたことを認識する。次に端末から配
布用鍵をセンタへ送信し、さらに配布用処理パターンを
送信する。センタは取得した発信者電話番号と受信した
配布用鍵、配布用処理パターンを用いて暗号鍵と復号鍵
を生成し、端末へデータ送信許可を通知する意味での鍵
生成終了応答を送信する。端末はセンタからの鍵生成終
了応答を受信により送信データを暗号化し、センタへデ
ータ送信を行う。センタは端末からのデータ受信後、受
信データを生成した復号鍵で復号し、復号したデータを
処理する。レスポンスがある場合、レスポンスデータを
生成した暗号鍵で暗号化し、端末へレスポンスデータ送
信する。端末は、センタからのレスポンスデータ受信
後、レスポンスデータを生成した復号鍵で復号化し、レ
スポンスデータを処理する。処理終了後、呼を解放す
る。
【0031】以上の説明から明らかなように、本実施形
態の暗号通信システムでは、送信側装置において、自装
置の発信者番号情報と配布用鍵とを用いて暗号鍵、復号
鍵を生成し、生成された暗号鍵により暗号化した暗号化
データを受信側装置宛に送信しているので、暗号鍵又は
復号鍵自体が通信上流れることがないので、セキュリテ
ィの面で安心である。
【0032】また、暗号鍵及び復号鍵の生成に用いる配
布用鍵を暗号化データとは別に送信することで、送信側
装置と受信側装置に共通して鍵を有する必要がない。従
って、送信側装置の任意動作により容易に鍵を変更する
ことができる。更に、仮に鍵が解析されたとしても別の
鍵を使用することがたやすく、解析済みの鍵を不正使用
することが意味を持たないためである。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明によれば、セキュリティの
強度を高め、鍵の変更にも柔軟に対応できるようになる
という、特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した暗号通信システムの実施の形
態の構成を示す示すブロック図である。
【図2】1の実施の形態の端末側動作を示す流れ図であ
る。
【図3】第1の実施の形態のセンタ側動作を示す流れ図
である。
【図4】第1の実施の形態の暗号通信方法の手順を示し
たシーケンスである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の端末側動作をz示
す流れ図である。
【図6】第2の実施の形態の端末側動作を示す流れ図で
ある。
【図7】第2の実施の形態のセンタ側動作を示す流れ図
である。
【図8】第2の実施の形態の暗号通信方法の手順を示し
たシーケンスである。
【図9】従来の暗号通信システムの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10,20,A10,A20 コンピュータ(中央処理
装置;プロセッサ;データ処理装置) 11,24,A11,A24 鍵生成処理 12,23,A12,A23 暗号化処理 22,A22 発信者番号取得処理 30,A30 公衆回線網 101,201,A101,A201 配布用鍵 102,202,A103,A203 電話暗号 A102,A202 配布用処理パターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置と受信側装置との間で公衆回
    線網を介して行う暗号方法であって、 送信側装置は、自装置の発信者番号情報と配布用鍵とを
    用いて暗号鍵を生成し、生成した暗号鍵を用いて送信対
    象となるデータを暗号化し、前記配布用鍵と前記暗号化
    データを受信側装置宛てに送信する過程と、 情報受信側装置は、前記暗号化データと前記配布用鍵を
    受信し、前記公衆回線網から通知された前記発信者番号
    情報と前記配布用鍵とを用いて復号鍵を生成し、当該復
    号鍵を用いて前記暗号化データを復号する過程とを含む
    ことを特徴とする暗号通信方法。
  2. 【請求項2】 前記配布用鍵が通信毎に変更可能なセキ
    ュリティ情報であることを特徴とする請求項1記載の暗
    号通信方法。
  3. 【請求項3】 前記配布用鍵が変更可能なセキュリティ
    情報であることを特徴とする請求項1記載の暗号通信方
    法。
  4. 【請求項4】 送信側装置と受信側装置との間で公衆回
    線網を介して通信を行う暗号通信システムであって、送
    信側装置は、自装置の電話番号と配布用鍵とを用いて暗
    号鍵を生成する手段と、前記生成した暗号鍵を用いて送
    信対象となるデータを暗号化する暗号化手段と、前記配
    布用鍵と前記暗号化データを受信側装置宛てに送信する
    手段とを有し、 前記受信側装置は、前記送信側装置から送信された前記
    暗号化データと前記配布用鍵と公衆網から通知された前
    記発信者番号情報からなる受信データを受信するととも
    に当該受信データから前記配布用鍵と前記発信者番号情
    報を取得する手段と、当該取得した前記配布用鍵と前記
    発信者番号情報とを用いて復号鍵を生成する手段と、生
    成された前記復号鍵を用いて前記暗号化データを復号化
    する復号化手段と、を有することを特徴とする暗号通信
    システム。
  5. 【請求項5】 公衆回線網に接続された通信装置であっ
    て、自装置の発信者番号情報と配布用鍵とを用いて暗号
    鍵を生成する手段と、前記生成した暗号鍵を用いて送信
    対象となるデータを暗号化する暗号化手段と、前記配布
    用鍵と前記暗号化データを受信側装置宛てに送信する手
    段とを有することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 公衆網を介して相手側装置に接続され、
    公衆網から通知された当該相手側装置の発信者番号情報
    を取得する取得手段と、取得した前記発信者番号情報と
    前記相手側装置から受信した配布用鍵とを用いて暗号鍵
    及び復号鍵を生成する鍵生成手段と、 前記相手側装置より受信した暗号化データを生成した前
    記復号鍵で復号化して解読し、解読された情報に応じた
    応答情報を生成するとともに、生成した前記応答情報を
    生成した前記暗号鍵で暗号化して前記相手側装置宛てに
    返信する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 公衆網を介して相手側装置に接続され、
    自装置の発信者番号情報と配布用鍵をコンピュータ装置
    に読みとらせたときに当該コンピュータ装置に下記の処
    理を実行させるためのプログラムが記録された、コンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。 (1)前記自装置の発信者番号情報と前記配布用鍵とを
    用いて暗号鍵及び復号鍵を生成する処理、(2)送信対
    象となる除法を前記暗号鍵で暗号化して前記相手側装置
    宛てに送信する処理、(3)前記相手側装置から受信し
    た情報を前記復号鍵で復号化する処理。
  8. 【請求項8】 公衆網を介して相手側装置に接続された
    コンピュータ装置に読みとらせたときに当該コンピュー
    タ装置に下記の処理を実行させるためのプログラムが記
    憶された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (1)前記相手側装置からの発呼に基づき公衆網が通知
    する発信者番号情報を取得する処理、(2)前記相手側
    装置から送信された配布用鍵を取得する処理、(3)前
    記相手側装置において前記発信者電話番号と前記配布用
    鍵とを用いて生成された暗号鍵により暗号化された暗号
    化データを取得する処理、(4)前記発信者番号情報と
    前記配布用鍵とを用いて暗号鍵及び復号鍵を生成する処
    理、(5)前記暗号化データを生成した前記復号鍵で復
    号化して解読する処理、(6)解読された情報に応じた
    応答情報を生成する処理、(7)生成した前記応答情報
    を生成した前記暗号鍵で暗号化して前記相手側装置宛て
    に返信する処理。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009206970A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyocera Corp 受信装置、送信装置、データ移動システム及びデータ移動方法
JP2017108238A (ja) * 2015-12-08 2017-06-15 Kddi株式会社 通信装置および通信方法

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