JP2002290085A - 放熱板の取付構造 - Google Patents

放熱板の取付構造

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JP2002290085A JP2001088687A JP2001088687A JP2002290085A JP 2002290085 A JP2002290085 A JP 2002290085A JP 2001088687 A JP2001088687 A JP 2001088687A JP 2001088687 A JP2001088687 A JP 2001088687A JP 2002290085 A JP2002290085 A JP 2002290085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品取付部の背面側にある羽根部が止着部材
と共に回転しない放熱板の取付構造を得る。 【解決手段】 ねじ16を螺着することで、部品取付部12
と羽根部13とを電子部品2と共に取付け固定する際に、
部品取付け部12に対する羽根部13の相対的な回転が第1
放熱部22により規制される。したがって、羽根部13に特
別な機構を設けなくても、プリント基板1に接続する羽
根部13に部品取付部12の背面側にある羽根部13がねじ16
と共に回転しない放熱板11の取付構造を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板上に
設けられる放熱板の取付構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ユニット電源
などの各種電子機器においては、プリント基板に立設し
てパワートランジスタや整流ダイオードなどの発熱する
電子部品が実装されており、こうした電子部品の温度上
昇を抑制するために、熱伝導性に優れた例えばアルミニ
ウムなどの放熱板を電子部品の背面に熱接続して用いて
いる。
【0003】図6は、従来の放熱板の取付け構造を示す
斜視図をそれぞれ示している。これらの各図において、
1は絶縁層の片面または両面に導電パターン(図示せ
ず)を形成してなるプリント基板、2はこのプリント基
板1の表面すなわち部品実装面上に並設された特に発熱
量の大きい複数の電子部品で、これらの電子部品2は部
品本体3の下端に延設する導電性のリード4が、プリン
ト基板1の所定位置に並設したメッキスルーホール5に
挿通し、そこで半田付け接続されるようになっている。
【0004】11はアルミニウムなどの導電性に優れた部
材で構成される放熱板で、これはコ字状に折り曲げられ
た部品取付部12と、前記各電子部品2に対応してそれぞ
れ設けられた羽根部13とを備えている。部品取付部12は
複数の電子部品2に共通して設けられるもので、部品本
体3の背面に当接する部品当接部14と、側面部に伝わっ
た熱を放散する放熱部15とにより構成される。そして羽
根部13は、止着部材であるねじ16により電子部品2と共
に部品当接部14の背面にそれぞれ取付け固定され、前記
部品取付部12のみならず羽根部13からも放熱を行なうよ
うにしている。
【0005】こうした従来の放熱板11の取付け構造で
は、電子部品2の取付面となる部品取付部12の部品当接
部14が、各電子部品2に共通して左右方向に延びて形成
されるので表面積が大きく、特に放熱板11の前後方向に
おける冷風の進路が妨げられ、電子部品2側に熱がこも
りやすい。また、従来の放熱板11の構成では、複数の電
子部品2を共通する1枚の部品当接部に取付けている
が、放熱板の小形化を図るために各電子部品2を近接し
て配置させようとすると、双方の電子部品2からの放射
熱の影響が大きくなる。さらに、プリント基板2の部品
実装面に形成された導電パターンやメッキジャンパーと
放熱板11との沿面距離を確保する関係で、部品取付部12
の下面には部分的に切欠き部17を形成せざるを得ず、こ
れにより部品取付部12の放熱面積が減少して、電子部品
の冷却を効果的に行なえないという問題がある。
【0006】また、ねじ16を用いて電子部品2の背面に
2枚以上の部品取付部12と羽根部13とを共に取付けてい
るので、部品取付部12の背面側にある羽根部13がねじ締
めと共に回転するという製造上の問題を有していた。そ
のため、こうした相対回転を防止するために、例えばプ
リント基板1に接続する脚を羽根部13に設けるなどの特
別な機構を設けざるを得なかった。
【0007】本発明は、上記の課題に着目して成された
ものであって、部品取付部の背面側にある羽根部が止着
部材と共に回転しない放熱板の取付構造をその第1の目
的とする。
【0008】また本発明の第2の目的は、放熱面積を減
らすことなく、下面に対向するプリント基板との沿面距
離を確保できる放熱板の取付構造を提供することにあ
る。
【0009】また本発明の第3の目的は、前後方向にお
ける対流を妨げることなく、各電子部品の放射熱の影響
を極力排除できる放熱板の取付構造を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1におけ
る放熱板の取付構造は、上記第1の目的を達成するため
に、プリント基板に立設した複数の電子部品に共通して
設けられる部品取付部と、この部品取付部の背面側にあ
って前記各電子部品に対向してそれぞれ設けられた羽根
部とを、共通する止着部材の螺着により前記電子部品と
共に取付け固定する放熱板の取付構造において、前記止
着部材の螺着時に前記羽根部の回動を規制する回り止め
部を前記部品取付部に設けたものである。
【0011】この場合、止着部材を螺着することで、部
品取付部12と羽根部とを電子部品と共に取付け固定する
際に、部品取付け部に対する羽根部の相対的な回転が放
熱部により規制される。したがって、羽根部に特別な機
構を設けなくても、プリント基板に接続する羽根部に部
品取付部の背面側にある羽根部がねじと共に回転しない
放熱板の取付構造を得ることができる。
【0012】本発明の請求項2における放熱板の取付構
造は、上記第2の目的を達成するために、前記部品取付
部は、前記プリント基板の上面に対向して一体形成され
る板状の放熱部と、この放熱部の前方より前記プリント
基板の上面側に向けて折り曲げ形成され、前記電子部品
の背面に当接する部品当接部とを備え、前記放熱部を前
記回り止め部としたことを特徴とする。
【0013】このようにすると、電子部品からの熱は、
部品取付部の部品当接部から放熱部に達してそこで放熱
される。この放熱部は板状でしかも部品当接部とは別に
形成されるので、プリント基板上の導電パターンやメッ
キジャンパーとの沿面距離を気にすることなく、広い放
熱面積を確保できる。また、放熱部が羽根部の回り止め
部としての機能を兼用することで、放熱板のコンパクト
化を達成できる。
【0014】本発明の請求項3における放熱板の取付構
造は、上記第3の目的を達成するために、前記各電子部
品に対応して前記部品当接部を前記放熱部の前方より部
分的に形成したことを特徴とする。
【0015】このようにすると、部品取付部における各
電子部品の実質的な放熱は、部品当接部よりもむしろ放
熱部で行なわれるので、各部品当接部を利用してそれぞ
れの電子部品を比較的近接して配置した場合でも、双方
の電子部品からの放射熱の影響が小さく、放熱板を小形
化する上で支障が少ない。そのため、部品当接部を形成
する位置に応じて、電子部品の位置も自由に変えること
ができる。さらに、部品当接部の左右方向側方には空気
通過部が形成されるので、この空気通過部を通して電子
部品側に冷風を効果的に導入でき、放熱板の前後方向に
おける対流を妨げず、電子部品側の熱のこもりを防止す
ることができる。しかも、この空気通過部も部品当接部
の位置に応じて任意にその位置を変えることができるの
で、空気通過部に対向するプリント基板上に導電パター
ンやメッキジャンパーを自由に引回すことができ、配線
の簡素化を図ることができる。
【0016】本発明の請求項4における放熱板の取付構
造は、前記放熱部に通風孔を設けたことを特徴とするも
のである。
【0017】この場合、プリント基板の上面に対向して
板状の放熱部があっても、通風孔を通して空気の特に上
下方向の流れを確保することができる。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明における好ましい実施
態様について、添付図面を参照して詳細に説明する。な
お、前記従来例で示した図6と同一部分には同一符号を
付し、その共通する箇所の詳細な説明は重複するため省
略する。
【0019】本発明の第1実施例を示す図1と図2にお
いて、本実施例における放熱板11は、複数の電子部品2
を共通して取付ける部品取付部12と、各電子部品2に対
応して設けられた羽根部13とにより構成される点で従来
例と一致しているが、部品取付部12の構成は従来例のも
のと相違する。
【0020】具体的には、部品取付部12は、プリント基
板1の上面である部品実装面に対向して板状に一体形成
された通気孔21を有する第1放熱部22と、この第1放熱
部の両側よりプリント基板1の部品実装面側に向けて略
垂直に折り曲げられた板状の第2放熱部23と、各電子部
品2の背面にそれぞれ当接し、第1放熱部22の前方より
プリント基板1の部品実装面側に向けて略垂直に折り曲
げられた板状の部品当接部24とを備えており、部品当接
部24が第1放熱部22の前方より部分的に形成されること
で、第2放熱部23の間に位置する第1放熱部22の左右方
向側方には、放熱板11の前後方向の空気の対流を可能に
する隙間すなわち空気通過部25が形成される。一方、こ
の実施例における羽根部13は従来例と同様のもので、部
品当接部24の背面に取付けられる板状の垂直取付部28
と、この垂直取付部28の両側より放熱板11の後方に向け
て延びる放熱部29とにより構成され、放熱部29は放熱性
を高めるために、後方に向かうに従ってその幅が狭まる
ように形成している。
【0021】そして、この放熱板11の取付けに際して
は、予めプリント基板1上に半田付け接続で立設した各
電子部品2の部品本体3の背面に、放熱板11を構成する
部品取付部12の部品当接部24を重ね合わせ、さらに、こ
の部品当接部24の背面に同じく放熱板11を構成する羽根
部13の垂直取付部28を重ね合わせて、部品本体1の前面
側から止着部材であるねじ16を螺入する。このとき、ね
じ16の回動力が羽根部13を保持する力よりも上回ると、
羽根部13が部品取付部12の背面側でねじ16と共に回転し
ようとするが、部品取付部12の上側にある第1放熱部22
に羽根部13が突き当たると、羽根部13はもはやそれ以上
回動しなくなり、そのままの状態で部品取付部12と羽根
部13がねじ16により取付け固定される。つまりこの実施
例では、ねじ16の回動時に羽根部13の回動を規制する第
1放熱部22が、回り止め部として部品取付部12と一体に
形成されている。
【0022】そして、電子部品2の温度上昇に伴ないこ
の電子部品2が発熱すると、放熱板11の部品当接部24か
ら第1放熱部22に熱が直接伝導し、ここで電子部品2か
らの熱により通風孔21を通過して上昇する空気と熱交換
して放熱される。さらに、第1放熱部22の熱は、その両
側にある第2放熱部に達してそこから放熱されると共
に、部品取付部12の背面にある羽根部13の放熱部29から
も放熱される。また電子部品2が発熱すると、その周辺
にある熱を帯びた空気の流れに伴なって、空気通過部25
を通して放熱板11の前後方向に空気が対流し、放熱板11
の背面側から空気通過部25を通過して冷風が電子部品2
側に進入する。したがって、放熱板11により放熱効果が
妨げられることはなく、電子部品2側の熱のこもりを抑
制できる。
【0023】その他、電子部品2は第1放熱部22の前方
よりプリント基板1の部品実装面側に向けて部分的に折
曲げ形成された部品当接部24に取付けられており、した
がって、部品当接部24を形成する位置に応じて、電子部
品2の位置も自由に変えることができる。さらに、部品
当接部24の左右方向側方には空気通過部25が形成される
が、前述のように部品当接部24を形成する位置に応じ
て、電子部品2の位置を自由に変えることができるの
で、空気通過部25に対向するプリント基板1上に導電パ
ターンやメッキジャンパーを自由に引回すことができ、
配線の簡素化を図ることができる。しかも、放熱板11の
下部への各種部品の配置も可能になる。
【0024】以上のように、本実施例においては、プリ
ント基板1に立設した複数の電子部品2に共通して設け
られる部品取付部12と、この部品取付部12の背面側にあ
って各電子部品2に対向してそれぞれ設けられた羽根部
13とを、共通する止着部材であるねじ16の螺着により電
子部品2と共に取付け固定する放熱板11の取付構造にお
いて、ねじ16の螺着時に羽根部13の回動を規制する回り
止め部としての第1放熱部22を部品取付部12に設けてい
る。
【0025】この場合、ねじ16を螺着することで、部品
取付部12と羽根部13とを電子部品2と共に取付け固定す
る際に、部品取付け部12に対する羽根部13の相対的な回
転が第1放熱部22により規制される。したがって、羽根
部13に特別な機構を設けなくても、プリント基板1に接
続する羽根部13に部品取付部12の背面側にある羽根部13
がねじ16と共に回転しない放熱板11の取付構造を得るこ
とができる。
【0026】また、本実施例における部品取付部12は、
プリント基板1の上面に対向して一体形成される板状の
放熱部としての第1放熱部22と、この第1放熱部22の前
方よりプリント基板1の上面側に向けて折り曲げ形成さ
れ、電子部品2の背面に当接する部品当接部24とを備
え、第1放熱部を回り止め部として構成している。
【0027】このようにすると、電子部品2からの熱
は、部品取付部12の部品当接部24から第1放熱部22に達
してそこで放熱される。この第1放熱部22は板状でしか
も部品当接部24とは別に形成されるので、プリント基板
1上の導電パターンやメッキジャンパーとの沿面距離を
気にすることなく、広い放熱面積を確保できる。また、
第1放熱部22が羽根部13の回り止め部としての機能を兼
用することで、放熱板11のコンパクト化を達成できる。
【0028】また本実施例では、複数の各電子部品2に
対応して部品当接部24を第1放熱部22の前方より部分的
に形成している。このようにすると、部品取付部12にお
ける各電子部品2の実質的な放熱は、部品当接部24より
もむしろ第1放熱部22および第2放熱部23で行なわれる
ので、各部品当接部24を利用してそれぞれの電子部品2
を比較的近接して配置した場合でも、双方の電子部品2
からの放射熱の影響が小さく、放熱板11を小形化する上
で支障が少ない。そのため、部品当接部24を形成する位
置に応じて、電子部品2の位置も自由に変えることがで
きる。さらに、部品当接部24の左右方向側方には空気通
過部25が形成されるので、この空気通過部25を通して電
子部品2側に冷風を効果的に導入でき、放熱板11の前後
方向における対流を妨げず、電子部品2側の熱のこもり
を防止することができる。しかも、この空気通過部25も
部品当接部24の位置に応じて任意にその位置を変えるこ
とができるので、空気通過部25に対向するプリント基板
1上に導電パターンやメッキジャンパーを自由に引回す
ことができ、配線の簡素化を図ることができる。
【0029】また本実施例においては、第1放熱部22に
通風孔21を設けているので、プリント基板1の上面に対
向して板状の第1放熱部22があっても、通風孔21を通し
て空気の特に上下方向の流れを確保することができる。
【0030】次に、本発明の第2実施例を図3〜図5に
基づき説明する。この実施例における放熱板11の部品取
付部12は、一方の放熱部15より他方の放熱部15側に折曲
げ形成された回り止め部41と、他方の放熱板15に形成さ
れ、回り止め部41の先端が係合する回り止め部41のずれ
防止用のスリット42を備えている。それ以外の構成は、
従来の図5における部品取付部12と一致している。また
羽根部13は、回り止め部41に係合する切欠き部43を各放
熱部29に備えている。なおこの切欠き部43はコ字状に切
り欠かなくても、例えば図5に示すようなL字状に切欠
いてもよい。
【0031】そして、この実施例における放熱板11の取
付けに際しては、予めプリント基板1上に半田付け接続
で立設した各電子部品2の部品本体3の背面に、放熱板
11を構成する部品取付部12の部品当接部14を重ね合わ
せ、さらに、この部品当接部14の背面に同じく放熱板11
を構成する羽根部13の垂直取付部28を重ね合わせて、部
品本体1の前面側から止着部材であるねじ16を螺入す
る。このとき、ねじ16の回動力が羽根部13を保持する力
よりも上回ると、羽根部13が部品取付部12の背面側でね
じ16と共に回転しようとするが、部位取付部12に一体形
成した回り止め部41に羽根部13の切欠き部43が突き当た
って、羽根部13はもはやそれ以上回動しなくなり、その
ままの状態で部品取付部12と羽根部13がねじ16により取
付け固定される。
【0032】以上のように、本実施例においても、プリ
ント基板1に立設した複数の電子部品2に共通して設け
られる部品取付部12と、この部品取付部12の背面側にあ
って各電子部品2に対向してそれぞれ設けられた羽根部
13とを、共通する止着部材であるねじ16の螺着により電
子部品2と共に取付け固定する放熱板11の取付構造にお
いて、ねじ16の螺着時に羽根部13の回動を規制する回り
止め部41を部品取付部12に設けている。
【0033】この場合、ねじ16を螺着することで、部品
取付部12と羽根部13とを電子部品2と共に取付け固定す
る際に、部品取付け部12に対する羽根部13の相対的な回
転が回り止め部41により規制される。したがって、羽根
部13に特別な機構を設けなくても、プリント基板1に接
続する羽根部13に部品取付部12の背面側にある羽根部13
がねじ16と共に回転しない放熱板11の取付構造を得るこ
とができる。
【0034】またこの実施例では、各羽根部13が切欠き
部43により回り止め部41に吊設状態で係合することか
ら、組立の際に羽根部13の特に高さ方向の位置が定まり
やすいという利点がある。また、切欠き部43を設けるこ
とで、組立の際に部品取付部12と羽根部13との位置出し
が容易になると共に、ねじ16を螺着するときに羽根部13
を指で保持する必要がなく、作業性も向上する。
【0035】さらに、回り止め部41の先端がスリット42
に係合するので、棒状の回り止め部は特に上部からの強
度が向上する。したがって、ねじ16による螺着時に羽根
部13に加わる回転力により回り止め部41が変形するのを
防止できる。
【0036】なお、回り止め部41の先端にねじ取付用の
孔を設けると共に、この孔に対応してスリット42にねじ
止めタップを設け、回り止め部41の先端をねじにより取
付け固定して、各羽根部13を部品当接部14と回り止め部
41との間に挟持するように構成してもよい。このように
すれば、一度のねじ止めにより複数の羽根部13を同時に
取付け固定することができる。また、羽根部13の垂直取
付部28にねじ16のタップ孔を形成する必要がなく、タッ
プ孔に左右されず垂直取付け部28の幅を自由に選択する
ことができる。
【0037】以上、前記実施例に基づき、電源装置に適
用される放熱板の取付構造について説明してきたが、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変
形実施が可能である。例えば、電源装置以外の各種電子
機器における放熱板の取付構造としても、適用が可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1における放熱板の取付
構造によれば、部品取付部の背面側にある羽根部が止着
部材と共に回転しないようにすることが可能になる。
【0039】本発明の請求項2における放熱板の取付構
造によれば、放熱面積を減らすことなく、下面に対向す
るプリント基板との沿面距離を確保できる。また、放熱
部が羽根部の回り止め部となることで、放熱板のコンパ
クト化を達成できる。
【0040】本発明の請求項3における放熱板の取付構
造によれば、前後方向における対流を妨げることなく、
各電子部品の放射熱の影響を極力排除できる。電子部品
や空気通過部の位置を自由に変えることができ、配線の
簡素化を図ることができる。
【0041】本発明の請求項4における放熱板の取付構
造によれば、通風孔を通して空気の上下方向の流れを確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における放熱板の取付構造
を示した分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例における放熱板の斜視図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例における放熱板の取付構造
を示した分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例における放熱板の斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例における要部の変形例を示
した部分斜視図である。
【図6】従来例における放熱板の取付構造を示した斜視
図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 電子部品 11 放熱板 12 部品取付部 13 羽根部 16 ねじ(止着部材) 21 通気孔 22 第1放熱部(放熱部) 24 部品当接部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に立設した複数の電子部品
    に共通して設けられる部品取付部と、この部品取付部の
    背面側にあって前記各電子部品に対向してそれぞれ設け
    られた羽根部とを、共通する止着部材の螺着により前記
    電子部品と共に取付け固定する放熱板の取付構造におい
    て、前記止着部材の螺着時に前記羽根部の回動を規制す
    る回り止め部を前記部品取付部に設けたことを特徴とす
    る放熱板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記部品取付部は、前記プリント基板の
    上面に対向して一体形成される板状の放熱部と、この放
    熱部の前方より前記プリント基板の上面側に向けて折り
    曲げ形成され、前記電子部品の背面に当接する部品当接
    部とを備え、前記放熱部を前記回り止め部としたことを
    特徴とする請求項1記載の放熱板の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記各電子部品に対応して前記部品当接
    部を前記放熱部の前方より部分的に形成したことを特徴
    とする請求項2記載の放熱板の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記放熱部に通風孔を設けたことを特徴
    とする請求項2または3記載の放熱板の取付構造。
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