JP2002287740A - 琴 - Google Patents

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JP2002287740A
JP2002287740A JP2001084675A JP2001084675A JP2002287740A JP 2002287740 A JP2002287740 A JP 2002287740A JP 2001084675 A JP2001084675 A JP 2001084675A JP 2001084675 A JP2001084675 A JP 2001084675A JP 2002287740 A JP2002287740 A JP 2002287740A
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JP2001084675A
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Kyoichi Yamada
京一 山田
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MISHIMAYA GAKKITEN KK
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MISHIMAYA GAKKITEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸締・調律操作がし易く、また量産性に秀
れ、弦の喰い込み等も確実に防止でき、性能が向上し耐
久性に秀れると共に、メンテナンス性にも秀れた画期的
な琴を提供すること。 【解決手段】 竜尾1側から竜口2側へ張設した各弦3
を竜角4から下方へ糸通孔5を介して垂設し、この糸通
孔5の下方に横設したテンションバー6を介して各弦3
を、竜口2に形成した少なくとも上部開口形のユニット
装着部7に導出配設し、この導出配設した各弦3を前記
ユニット装着部7に設けた各巻き取りユニット8により
巻き取り糸締・調律し得るように構成した琴において、
前記各糸通孔5の孔縁に前記弦3が食い込むことを防止
する芯座9をこの糸通孔5の上部孔縁及び下部孔縁の双
方に設け、前記ユニット装着部7に取付ベース板10を設
け、この取付ベース板10に多数の取付部材11を着脱自在
に設け、この各取付部材11に前記巻き取りユニット8を
設けて、前記取付部材11を前記取付ベース板10から取り
外すことで、前記巻き取りユニット8を個別に取り外し
自在に構成した琴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、琴における糸締・
調律構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
琴には、様々な問題がある。
【0003】例えば、糸締・調律のための弦(糸)巻き
取り操作がしずらい。
【0004】例えば、この調整ツマミ(操作用回動摘
子)が琴の裏にある場合には、操作しずらいし、演奏し
ながら調律することは容易ではなかった。
【0005】また、表側に露出状態に設けたとしても、
このツマミは弦の数に対応した数だけ配置されており、
スペースをとらず効率良く配したとしても操作しずらか
った。
【0006】また、例えば、琴の竜角から甲に設けた糸
通孔を介して弦を琴内部へ引き込み垂下し、ウォームギ
アで構成した巻き取りユニットにより巻き取り糸締・調
律できるようにしているが、琴本体はアーチ状となって
いることもあって、引き込んだ弦が糸通孔の孔縁に喰い
込む場合があり、そのため糸通孔に芯座を設けているも
のもあるが、上部孔縁及び下部孔縁の双方に設けたもの
はなく、弦の食い込みを防止できない問題もある。
【0007】また、各弦に対応してウォームギアにより
構成する巻き取りユニットを多数設けているが、この配
置が多数並設するため前述のように巻き取り操作(糸締
・調律)しずらいし、また、できるだけ操作し易いよう
に限られていたスペースに配置装着することは容易では
ない。
【0008】そのため量産性に劣るという問題があり、
また各巻き取りユニットの修理・交換も容易ではなく、
メンテナンス性にも問題があった。
【0009】本発明は、従来の琴に様々な問題があるこ
とを見い出し、これを解決し、糸締・調律操作がし易
く、また量産性に秀れ、弦の喰い込み等も確実に防止で
き、性能が向上し耐久性に秀れると共に、メンテナンス
性にも秀れた画期的な琴を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】竜尾1側から竜口2側へ張設した各弦3を
竜角4から下方へ糸通孔5を介して垂設し、この糸通孔
5の下方に横設したテンションバー6を介して各弦3
を、竜口2に形成した少なくとも上部開口形のユニット
装着部7に導出配設し、この導出配設した各弦3を前記
ユニット装着部7に設けた各巻き取りユニット8により
巻き取り糸締・調律し得るように構成した琴において、
前記各糸通孔5の孔縁に前記弦3が食い込むことを防止
する芯座9をこの糸通孔5の上部孔縁及び下部孔縁の双
方に設け、前記ユニット装着部7に取付ベース板10を設
け、この取付ベース板10に多数の取付部材11を着脱自在
に設け、この各取付部材11に前記巻き取りユニット8を
設けて、前記取付部材11を前記取付ベース板10から取り
外すことで、前記巻き取りユニット8を個別に取り外し
自在に構成したことを特徴とする琴に係るものである。
【0012】また、前記各巻き取りユニット8の糸締・
調律のための前記弦3を巻き取り操作する操作部15を、
前記ユニット装着部7の上部開口部によって上方から露
出状態に配設したことを特徴とする請求項1記載の琴に
係るものである。
【0013】また、前記巻き取りユニット8は、前記弦
3を巻き取る巻き取り部12、この巻き取り部12と共動す
るウォームホイル13並びにこのウォームホイル13に噛合
するウォーム14から成る構成とし、前記各取付部材11に
夫々装着したことを特徴とする請求項1,2のいずれか
1項に記載の琴に係るものである。
【0014】また、前記取付部材11は、L状若しくはチ
ャンネル状の板材で構成し、この取付部材11の立板部11
Aに前記巻き取りユニット8を装着したことを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の琴に係るもので
ある。
【0015】また、前記取付部材11の前記立板部11Aに
前記巻き取り部12及び前記ウォームホイル13を設け、こ
のウォームホイル13に噛合する前記ウォーム14を立設状
態に設け、このウォーム14の上部を前記操作部15として
露出状態に配設したことを特徴とする請求項1,2,3
及び4記載の琴に係るものである。
【0016】また、前記各操作部15に一の操作用回動摘
子16を着脱自在に装着し得るように構成したことを特徴
とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の琴に係るも
のである。
【0017】また、前記芯座9は、上下別個に構成し、
上部芯座9Aは前記糸通孔5の上方から係合し、下部芯
座9Bは前記糸通孔5の下方から係合して糸通孔5の上
部・下部双方の孔縁に被嵌して、孔縁への前記弦3の喰
い込みを防止するように構成したことを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1項に記載の琴に係るものである。
【0018】また、前記取付部材11を前記取付ベース板
10上に略千鳥状に配設したことを特徴とする請求項1〜
7のいずれか1項に記載の琴に係るものである。
【0019】また、前記竜口2の上部を切除し琴内部空
間を利用して、上部開口形で底部が琴裏板17となる前記
ユニット装着部7を形成し、この底部の琴裏板17上に前
記取付ベース板10を設け、この取付ベース板10上に前記
各取付部材11を着脱自在に設けたことを特徴とする請求
項1〜8のいずれか1項に記載の琴に係るものである。
【0020】また、前記各取付部材11を設ける前記取付
ベース板10を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項
1〜9のいずれか1項に記載の琴に係るものである。
【0021】また、前記竜尾1側の前記弦3の端部に弦
3の一端側を係止する糸玉部18を設け、竜尾1の雲角19
付近の弦導出孔20に前記糸玉部18を抜け止め係止して弦
3を張設するように構成したことを特徴とする請求項1
〜10のいずれか1項に記載の琴に係るものである。
【0022】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0023】竜尾1側から竜口2側へ張設される各弦3
は、竜角4から糸通孔5を介して下方へ垂下され、テン
ションバー6により上部開口形のユニット装着部7に導
出配設される。
【0024】このユニット装着部7の底部の取付ベース
板10上には、多数の取付部材11が着脱自在に設けられ、
この各取付部材11に設けた各巻き取りユニット8により
前記各弦3が巻き取られるように構成され、巻き取りユ
ニット8の取付部材11の回動操作によって糸締・調律で
きるように構成されている。
【0025】従って、各巻き取りユニット8を装着した
操作部15を取付ベース板10に設けることで、巻き取りユ
ニット8をユニット装着部7に容易に配置することがで
き、この巻き取りユニット8、即ち取付部材11の配置レ
イアウトも容易に設計可能となり、量産性に秀れると共
に、操作部15を操作し易いように配置することも容易と
なる。
【0026】また、この操作部15は上部から露出状態と
なるため、操作し易く、演奏しながら調律することも可
能となる。
【0027】また、巻き取りユニット8を設ける取付部
材11は取付ベース板10に着脱自在に設けているため、取
付部材11を取り外すことで巻き取りユニット8を各個に
取り外すことができ、取付部材11を一個づつ取り外せる
ので巻き取りユニット8の修理・交換が極めて容易とな
る。
【0028】また、取付ベース板10を取り外せば一斉に
取り外すことが可能となり、製作もメンテナンスも極め
て容易となる。
【0029】また、糸通孔5の孔縁の上部孔縁,下部孔
縁の双方に芯座9を設け、芯座9の下方にはテンション
バー6を設けているため、孔縁に弦3が喰い込むことも
確実に防止できることとなる。
【0030】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0031】本実施例では、竜尾1側から竜口2側へ張
設した各弦3を竜角4から下方へ糸通孔5を介して垂設
し、この糸通孔5の下方に横設したテンションバー6を
介して各弦3を、竜口2に形成した少なくとも上部開口
形のユニット装着部7に導出配設し、この導出配設した
各弦3を前記ユニット装着部7に設けた各巻き取りユニ
ット8により巻き取り糸締・調律し得るように構成して
いる。
【0032】竜尾1では、竜尾1側の前記弦3の端部に
弦3の一端側を係止する糸玉部18を設け、竜尾1の雲角
19付近の弦導出孔20に前記糸玉部18を抜け止め係止して
弦3を張設するように構成している。
【0033】即ち、従来の琴は糸玉の付いた弦を竜角の
芯座より出し雲角の芯座に入れ、裏の音穴より糸を出
し、この出した糸を雲角のところで独特の結び方をして
いた。
【0034】本実施例では、これを糸玉部18のついた弦
3を雲角19の芯座(弦導出孔20)より出し竜角4の芯座
(糸通孔5)に入れ、そのまま巻き取りユニット8の巻
き取り部12(回転軸)に通して巻き取るようにしてい
る。
【0035】従って、従来糸の架け替え糸締めも調律も
その専門家に頼らなければ成らなかったものを、ユーザ
ーが糸締め時の結び方を知らなくても容易にできる。
【0036】また、本実施例では、前記各糸通孔5の孔
縁に前記弦3が食い込むことを防止する芯座9をこの糸
通孔5の上部孔縁及び下部孔縁の双方に設けている。
【0037】具体的には、前記芯座9は、上下別個に構
成し、上部芯座9Aは前記糸通孔5の上方から係合し、
下部芯座9Bは前記糸通孔5の下方から係合して糸通孔
5の上部・下部双方の孔縁に被嵌して、孔縁への前記弦
3の喰い込みを防止するように構成している。
【0038】また、この糸通孔5の下方に横設したテン
ションバー6を介して各弦3を、竜口2に形成した少な
くとも上部開口形のユニット装着部7に導出配設し、こ
の導出配設した各弦3を前記ユニット装着部7に設けた
各巻き取りユニット8により巻き取るようにしている。
【0039】従って、芯座9(糸通孔5)の真下に巻き
取りユニット8を設けなくても良いので、巻き取りユニ
ット8の操作部15を巻き取り操作(糸締・調律)し易く
なる上、糸通孔5の下方にテンションバー6を設けると
共に、糸通孔5の上下双方に上部芯座9A・下部芯座9
Bを設けたから、アーチ状本体に糸通孔5を形成して
も、このアーチ状本体に垂直に孔をあけた糸通孔5の孔
縁に弦3が喰い込むことが確実に防止できることとな
る。
【0040】また、本実施例では、竜口2の上部板を切
除し琴内部空間を利用して、上部開口形で底部が琴裏板
17となる前記ユニット装着部7を形成し、この底部の琴
裏板17上に前記取付ベース板10を設け、この取付ベース
板10上に前記各取付部材11を着脱自在に設け、この各取
付部材11に前記巻き取りユニット8を設けて、前記取付
部材11を前記取付ベース板10から取り外すことで、前記
巻き取りユニット8を個別に取り外し自在に構成してい
る。
【0041】また、前記取付部材11は、L状若しくはチ
ャンネル状の板材で構成し、この取付部材11の立板部11
Aに前記巻き取りユニット8を装着している。
【0042】具体的には、前記取付部材11の前記立板部
11Aに前記巻き取り部12及び前記ウォームホイル13を設
け、このウォームホイル13に噛合する前記ウォーム14を
立設状態に設け、このウォーム14の上部を前記操作部15
として、前記ユニット装着部7の上部開口部によって上
方から露出状態に配設している。
【0043】更に説明すると、チャンネル状の板材で構
成した取付部材11に二体づつ前記巻き取りユニット8を
設け、L状板で構成した取付部材11には一つの巻き取り
ユニット8を設け、弦3の数分だけ巻き取りユニット8
を設け、省スペース化を図ると共操作部15を操作し易い
ように、この取付部材11を取付ベース板10上に千鳥状に
配設している。またチャンネル状の取付部材11に対して
は、対向する立板部11Aに対向状態に巻き取り部12を内
側に向けて突設し、この巻き取り部12に弦3を通して回
転させることでこの巻き取り部12の周面に弦3を巻き取
るようにしている。
【0044】また、この巻き取り部12と共動するウォー
ムホイル13を立板部11Aの外側に設け、このウォームホ
イル13噛合するウォーム14を立板部11Aと隣接するよう
に立設し、この上端を操作部15としている。
【0045】また、この各操作部15に一の操作用回動摘
子16を着脱自在に装着し得るように構成している。
【0046】従って、糸締めしたい弦3の巻き取りユニ
ット8の操作部15にこの操作用摘子16を被嵌して回動す
ることで、ウォーム14を回してウォームホイル13を介し
て巻き取り部12を回動して巻き取り回動するように構成
し、締め終えたら、この操作用摘子16を保管するように
しても良いが、本実施例では、操作用摘子16に磁石部を
設けて、取付ベース板10に吸着固定して収納できるよう
にしている。
【0047】また、本実施例では、取付ベース板10にビ
ス止め固定されている取付部材11を取付ベース板10から
取り外すことで二体の巻き取りユニット8(L字状の取
付部材11は一体の巻き取りユニット8)を取り外せるの
で、修理・交換が容易でメンテナンス性が極めて向上す
る。
【0048】また、取付ベース板10も琴裏板17にビス止
めされているから、この取付ベース板10を取り外すこと
で一挙に巻き取りユニット8を一斉に取り外すこともで
き、一層メンテナンス性に秀れると共に量産性にも秀れ
る。
【0049】従って、本実施例では、琴の表側が切欠さ
れ、上方から露出状態に各巻き取りユニット8が配さ
れ、この巻き取りユニット8の取付部材11が上方から露
出状態となっているため、この取付部材11に設けた巻き
取りユニット8の操作部15が露出状態となっていて、琴
をひっくり返さなくても演奏しながらでも、この操作部
15を操作して糸締・調律が容易に行えると共に、テンシ
ョンバー6と上下の芯座(9A,9B)によって弦3の
糸通孔5への喰い込みもない。
【0050】また、各巻き取りユニット8は取付部材11
によって千鳥状に配され、省スペース化が図られると共
に、各操作部15は操作し易い配置となり、また、この各
巻き取りユニット8を各取付部材11に設け、この取付部
材11を容易に取り外せるようにし、また、この取付部材
11を設けた取付ベース板10をも取り外せるようにしたか
ら、製作も容易であり、また、修理・交換などのメンテ
ナンス性も極めて秀れる。
【0051】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、糸
締・調律操作がし易く、また量産性に秀れ、弦の喰い込
み等も確実に防止でき、性能が向上し耐久性に秀れると
共に、メンテナンス性にも秀れた画期的な琴となる。
【0053】即ち、前記取付部材11を前記取付ベース板
10から取り外すことで、前記巻き取りユニット8を個別
に取り外すことができ、各巻き取りユニット8の配置も
容易に設計可能であるので、製作が容易であると共に、
非常に調律操作し易く、しかもメンテナンス性に秀れた
画期的な琴となる。
【0054】また、請求項2〜5,9記載の発明におい
ては、前記作用・効果が一層確実に発揮され、一層実用
性に秀れた琴となる。
【0055】また、請求項6,8記載の発明において
は、省スペース化を図れ、一層操作し易い琴となる。
【0056】また、請求項7記載の発明においては、一
層確実に弦の喰い込みを簡易な構成で阻止できる琴とな
る。
【0057】また、請求項10記載の発明においては、
更に製作容易となり、且つメンテナンス性に秀れた琴と
なる。
【0058】また、請求項11記載の発明においては、
容易に弦を張設でき、専門家に頼らずに張設することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の平面図である。
【図2】本実施例の要部の拡大平面図である。
【図3】本実施例の要部の拡大側断面図である。
【図4】本実施例の要部の拡大斜視図である。
【図5】本実施例の竜尾側の側断面図である。
【符号の説明】
1 竜尾 2 竜口 3 弦 4 竜角 5 糸通孔 6 テンションバー 7 ユニット装着部 8 巻き取りユニット 9 芯座 9A 上部芯座 9B 下部芯座 10 取付ベース板 11 取付部材 11A 立板部 12 巻き取り部 13 ウォームホイル 14 ウォーム 15 操作部 16 操作用摘子 17 琴裏板 18 糸玉部 19 雲角 20 弦導出孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竜尾側から竜口側へ張設した各弦を竜角
    から下方へ糸通孔を介して垂設し、この糸通孔の下方に
    横設したテンションバーを介して各弦を、竜口に形成し
    た少なくとも上部開口形のユニット装着部に導出配設
    し、この導出配設した各弦を前記ユニット装着部に設け
    た各巻き取りユニットにより巻き取り糸締・調律し得る
    ように構成した琴において、前記各糸通孔の孔縁に前記
    弦が食い込むことを防止する芯座をこの糸通孔の上部孔
    縁及び下部孔縁の双方に設け、前記ユニット装着部に取
    付ベース板を設け、この取付ベース板に多数の取付部材
    を着脱自在に設け、この各取付部材に前記巻き取りユニ
    ットを設けて、前記取付部材を前記取付ベース板から取
    り外すことで、前記巻き取りユニットを個別に取り外し
    自在に構成したことを特徴とする琴。
  2. 【請求項2】 前記各巻き取りユニットの糸締・調律の
    ための前記弦を巻き取り操作する操作部を、前記ユニッ
    ト装着部の上部開口部によって上方から露出状態に配設
    したことを特徴とする請求項1記載の琴。
  3. 【請求項3】 前記巻き取りユニットは、前記弦を巻き
    取る巻き取り部、この巻き取り部と共動するウォームホ
    イル並びにこのウォームホイルに噛合するウォームから
    成る構成とし、前記各取付部材に夫々装着したことを特
    徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の琴。
  4. 【請求項4】 前記取付部材は、L状若しくはチャンネ
    ル状の板材で構成し、この取付部材の立板部に前記巻き
    取りユニットを装着したことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の琴。
  5. 【請求項5】 前記取付部材の前記立板部に前記巻き取
    り部及び前記ウォームホイルを設け、このウォームホイ
    ルに噛合する前記ウォームを立設状態に設け、このウォ
    ームの上部を前記操作部として露出状態に配設したこと
    を特徴とする請求項1,2,3及び4記載の琴。
  6. 【請求項6】 前記各操作部に一の操作用回動摘子を着
    脱自在に装着し得るように構成したことを特徴とする請
    求項2〜5のいずれか1項に記載の琴。
  7. 【請求項7】 前記芯座は、上下別個に構成し、上部芯
    座は前記糸通孔の上方から係合し、下部芯座は前記糸通
    孔の下方から係合して糸通孔の上部・下部双方の孔縁に
    被嵌して、孔縁への前記弦の喰い込みを防止するように
    構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の琴。
  8. 【請求項8】 前記取付部材を前記取付ベース板上に略
    千鳥状に配設したことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の琴。
  9. 【請求項9】 前記竜口の上部を切除し琴内部空間を利
    用して、上部開口形で底部が琴裏板となる前記ユニット
    装着部を形成し、この底部の琴裏板上に前記取付ベース
    板を設け、この取付ベース板上に前記各取付部材を着脱
    自在に設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項に記載の琴。
  10. 【請求項10】 前記各取付部材を設ける前記取付ベー
    ス板を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1項に記載の琴。
  11. 【請求項11】 前記竜尾側の前記弦の端部に弦の一端
    側を係止する糸玉部を設け、竜尾の雲角付近の弦導出孔
    に前記糸玉部を抜け止め係止して弦を張設するように構
    成したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    に記載の琴。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519061A (ja) * 2008-04-24 2011-06-30 ギリス,ハラルド 弦楽器に弦を追加する方法、弦楽器に弦を追加するシステム、システムの部品としてのクランプ部材、フック部材、及び、固定部材、並びに、そのようなシステムを備える弦楽器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011519061A (ja) * 2008-04-24 2011-06-30 ギリス,ハラルド 弦楽器に弦を追加する方法、弦楽器に弦を追加するシステム、システムの部品としてのクランプ部材、フック部材、及び、固定部材、並びに、そのようなシステムを備える弦楽器

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