JP2002285902A - エラーパターン認識による診断のための方法及びこの方法の使用及びエラーパターン認識によるコモンレールディーゼル噴射システムのインジェクタ制御部におけるエラー状態の診断のための装置 - Google Patents

エラーパターン認識による診断のための方法及びこの方法の使用及びエラーパターン認識によるコモンレールディーゼル噴射システムのインジェクタ制御部におけるエラー状態の診断のための装置

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JP2002285902A
JP2002285902A JP2002035880A JP2002035880A JP2002285902A JP 2002285902 A JP2002285902 A JP 2002285902A JP 2002035880 A JP2002035880 A JP 2002035880A JP 2002035880 A JP2002035880 A JP 2002035880A JP 2002285902 A JP2002285902 A JP 2002285902A
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Juergen Saile
ザイレ ユルゲン
Bernhard Mader
マーダー ベルンハルト
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Robert Bosch GmbH
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    • F02D2041/224Diagnosis of the fuel system

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路(μC)に送信されたエラー情報の
評価及びエラーメッセージの原因となる物理的エラーの
識別を可能にすることである。 【解決手段】 上記課題は、エラー徴候はエラーパター
ンに配列され、エラーパターンは1つ又は複数のマトリ
クスに論理的に結合され、これらのマトリクスは既知の
物理的エラーのエラーパターンに関する情報を含むこと
を特徴とするによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つ又は複数のエ
ラー徴候を物理的エラーに割り当てるエラーパターン認
識による診断のための方法及びこの方法の使用及び1つ
又は複数のエラー徴候を物理的エラーに割り当てるエラ
ーパターン認識によるコモンレールディーゼル噴射シス
テムのインジェクタ制御部におけるエラー状態の診断の
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現代のディーゼルエンジンでは電気的に
制御可能なインジェクタが燃料の噴射開始及び噴射量の
調整のために使用される。インジェクタ制御線路には例
えば短絡のようなエラーが発生するかもしれず、これら
の短絡は二次的なエラーを引き起こしうる。これに基づ
いて出力段モジュールはエラー情報を受け取り、これら
のエラー情報はシリアルインターフェースを介してマイ
クロコントローラに通報される。エラー情報は不変の形
式でディバウンスされ、最終的に故障と認められた後で
補償リアクションが開始され、ならびにエラーメモリエ
ントリが適用される。
【0003】DE19539071は少なくとも1つの
電磁負荷、とりわけ燃料調量のための電磁バルブの制御
のための装置に関する。制御は8つのフェーズに分割さ
れ、これらのフェーズにはブースタ動作(ローサイドス
イッチの制御)、吸引電流フェーズ(ソレノイドバルブ
の開弁)、保持電流フェーズ(ソレノイドバルブの開弁
保持)も含まれる。吸引電流からより小さい保持電流へ
の移行の際に解放されるエネルギはコンデンサに蓄積さ
れる。
【0004】DE4012109は制御回路により制御
可能な電気的/電子的スイッチ(出力段)、このスイッ
チの接続された負荷、このスイッチの制御及びこのスイ
ッチの接続線路の機能監視のための装置に関する。出力
段の入力電位と出力電位とのハードウェア的な比較によ
って、3つの電位領域が、従って3つのエラー状態が検
出され、論理回路のウィンドウコンパレータによって区
別される。これらの3つの区別可能なエラーケースは正
の電位による短絡、アースによる短絡及び負荷降下であ
る。出力段におけるエラーは符号器を介してバッファメ
モリに格納され、制御回路(μC)による問い合わせの
際にメモリを介して読み出され、この制御回路のインタ
ーフェースに送出される。セーフティ回路は出力段を遮
断による過負荷から保護する。
【0005】従来技術ではエラーメモリにはエラー徴候
だけが格納され、物理的なエラー原因は格納されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、制御
回路(μC)に送信されたエラー情報の評価及びエラー
メッセージの原因となる物理的エラーの識別を可能にす
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、方法におい
て、エラー徴候はエラーパターンに配列され、エラーパ
ターンは1つ又は複数のマトリクスと論理的に結合さ
れ、これらのマトリクスは既知の物理的エラーのエラー
パターンに関する情報を含むことを特徴とするによって
解決される。
【0008】さらに、本発明は、エラー状態の診断のた
めのエラーパターン認識はコモンレールディーゼル噴射
システムのインジェクタ制御において使用されることに
よって解決される。
【0009】さらに、本発明は、装置において、コモン
レール出力段において生じるエラー徴候は出力段モジュ
ールによってSPI通信を介してマイクロコントローラ
に伝送され、エラー徴候はマイクロコントローラのソフ
トウェアによってエラーパターンに配列され、エラーパ
ターンはパターンマトリクス及びセレクトマトリクスと
論理的にXOR結合及びAND結合を介してビット毎に
結合され、これらのマトリクスはセットされたビット及
びセットされていないビットの形式において既知の物理
的エラーのエラーパターンに関する情報を含み、パター
ン認識から識別された又は分類できない物理的エラーが
得られ、物理的エラーは遮断調整器及びエラーメモリに
転送され、システムの遮断をもたらしうることによって
解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の利点はとりわけサービス
においてエラー原因の迅速な発見及び除去が保証される
ことである。
【0011】エラーメッセージの診断はパターン認識を
介して行われる。μCに送信されたエラー情報に対して
適格なエラーメモリエントリが適用され、このエラーメ
モリエントリが所期の補償リアクションを可能にする。
【0012】パターン認識を介する診断の利点は、エラ
ーパターンの物理的な原因への割り当てが既にシステム
のアプリケーションフェーズにおいて行われることであ
る。
【0013】更に別の利点は、所定の物理的なエラー原
因が異なる動作点において生じる複数の様々なエラーパ
ターンと結びつけられることである。
【0014】さらに、パターン認識を介する診断によっ
て二次的なエラー自体が識別され、従ってエラーメモリ
エントリが回避される。
【0015】有利にはさらに本発明の解決策において簡
単な、従ってリソースを大切に使うアルゴリズムがエラ
ーパターンの分析のために使用される。
【0016】本発明の解決策はとりわけコモンレールデ
ィーゼル噴射システムのインジェクタ制御線路における
エラー状態の診断のために使用される。
【0017】
【実施例】次に図面に基づいて本発明を詳しく説明す
る。
【0018】図1はパターン認識による診断の概略図を
示す。エラー徴候9はまず最初に配列され13、これに
よって所定のエラーパターン19が得られる。このエラ
ーパターン19は次いでパターンマトリクス16及びセ
レクトマトリクス15のエントリと論理結合される。パ
ターンマトリクス16によって物理的エラー7から得ら
れる既知のエラーパターンが適用される。このマトリク
ス16の行のエントリは例えば常に物理的エラー7のパ
ターンを記述する。セレクトマトリクス15によって、
エラーパターン19のどのビットが今まさに問題となっ
ている物理的エラー7の識別のために重要であるかを決
定する。セレクトマトリクス15によって二次的なエラ
ーに起因する1がエラーパターンにおいて無視されるか
又は同一の物理的エラー7に起因するエラーパターンの
グループが識別される。
【0019】成功したパターン認識の場合、結果は物理
的エラー7である。エラーパターン19が適用されたパ
ターンに適合しない場合には、結果は分類できないエラ
ー14である。パターン認識の結果はエラーメモリ18
にも遮断調整器17にも転送される。
【0020】パターン認識による診断の例として以下に
おいて出力段モジュールを有するコモンレールディーゼ
ル噴射システムにおけるインジェクタ制御の診断を記述
する。
【0021】図2は本発明に関わる全システムを示す。
インジェクタ端子8に発生する物理的エラー7(例えば
インジェクタxにおける負荷降下)はコモンレール(C
R)出力段1において予測された電流経過からの偏差を
発生する。出力段モジュール2はCR出力段1の監視の
ために使用され、この出力段モジュール2は電流/電圧
変換部10を介してインジェクタ端子8におけるエラー
7を、例えば当該インジェクタの制御において電流が最
小閾値(Imin)を超えて上昇しないということを識
別する。エラー徴候9の相応のメッセージはSPI通信
11を介してマイクロコントローラμCに伝送される。
このマイクロコントローラμCのソフトウェアは、シス
テム限界制御機器6において本来の物理的エラー7を診
断テスタ5に診断インターフェース12を介して通報す
る目的をもってパターン認識4による診断を実施する。
【0022】図3は図1と同様にインジェクタ制御の例
に基づくパターン認識による診断を概略的に図示してい
る。インジェクタ制御部機能診断はカムシャフト回転毎
に一度実施される。なぜなら、この後で噴射サイクルが
終了するからであり、従って同一のバンクの他のシリン
ダの診断情報を考慮できるからである。
【0023】出力段モジュールからエラーメッセージ2
0がSPI通信11によってマイクロコントローラμC
に伝送される。これらのエラーメッセージ20はエラー
パターン21に配列される13。このエラーパターン2
1はパターン認識4において処理される。パターンマト
リクス16及びセレクトマトリクス15のエントリとの
論理結合によって、このエラーパターン21が既知の物
理的エラー7のエラーパターンと一致するかどうか検査
される。この結果はエラーメモリ18に格納される。エ
ラーパターンが識別され、従って本来のエラー7が分類
された場合、このエラー7の重大さに依存してシステム
が遮断調整器17を介して遮断される。エラーパターン
21が解釈できない場合には、分類できないエラー14
が通報され、この分類できないエラー14も同様にシス
テムを遮断調整器17を介して遮断することができる。
【0024】出力段モジュールのエラーメッセージ20
は個々のシリンダに、バンクに又はこの出力段モジュー
ルに割り当てられている。個々のエラーメッセージ20
は次の3つのテーブルにリストアップされている:
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】図4はどのようにエラーメッセージ20か
ら各シリンダ毎に出力段モジュールエラーパターン21
がまとめられるかを示す。ビット0から7までには今ま
さに問題となっているシリンダに妥当するエラービット
22が(テーブル1に従って)モジュール2によってコ
ピーされる。これに所属のバンクのバンク固有のエラー
23は(テーブル2に従って)ビット8から15までに
コピーされる。同一のバンクの他のシリンダのエラー情
報をシリンダの診断に取り入れるために、これら他のシ
リンダのエラービットがビット毎にOR結合(参照符号
24)され、ビット16から23までに格納される。後
続のビットは、瞬時のシリンダ(24)、所属のバンク
(ビット25)又は同一のバンクの他のシリンダ(ビッ
ト26)において最近のカムシャフト回転内で少なくと
も1回の噴射が行われたかどうかに関する情報を含んで
いる。
【0029】図5にはパターンマトリクス16の構成が
図示されている。このパターンマトリクス16は機能数
値ブロックであり、それぞれ32ビット幅である32個
のエントリから構成される。このパターンマトリクス1
6によってインジェクタ制御線路における物理的エラー
7の際に生じる既知のエラーパターンが適用される。こ
のマトリクス16の行のエントリは常に物理的エラー7
のパターンを記述する。
【0030】個々のマトリクスエントリのビット0から
26までの割り当て(参照符号29)は上述の出力段モ
ジュールエラーパターン21の同じビットに関連してい
る。同一の物理的エラー7である場合には、パターンマ
トリクスにおける0は出力段モジュールエラーパターン
における所属のビットも同様に0でなければならないこ
とを意味し、パターンマトリクスにおける1は出力段モ
ジュールエラーパターンにおける所属のビットも同様に
1でなければならないことを意味する。
【0031】どのような物理的エラー7にパターン29
が属するのかは、各マトリクスエントリの前方のビット
(参照符号30、31、32)において適用される。ビ
ット27は、このパターンがバンク固有のエラーか又は
シリンダ固有のエラーを示すのか(エラー種類(参照符
号30))を示す。ビット30及び31はパターンエン
トリ(参照符号29)にエラーパス(参照符号32)を
割り当て、ビット28及び29によってエラータイプ
(参照符号31)が、すなわちエラーパス(参照符号3
2)におけるエラービットが決定される。
【0032】よって、所定の物理的エラー7を示すため
に、この所定の物理的エラー7にエラー種類30、エラ
ータイプ31及びエラーパス32を一意的に決定するビ
ットが割り当てられる。
【0033】本発明の例として使用される実施例では4
つのエラーパス32が存在し、これら4つのエラーパス
32において4ビットずつがエラータイプ31を決定す
る。エラー種類30はバンク固有のエラー又はモジュー
ル固有のエラー又はシリンダ固有のエラーである(0は
シリンダ固有のエラーを識別し、1はバンク固有のエラ
ーを識別する)。種類30、パス32及びタイプ31に
よって区別される異なるエラーの例は次のテーブル4を
含む:
【0034】
【表4】
【0035】パス32はパターンマトリクス16におい
て次のように固定される:
【0036】
【表5】
【0037】最初の2つの行33におけるパターンマト
リクスエントリには特別機能が割り当てられている。こ
れらのエントリは分類できないエラー14のために使用
される。ビット0から26(参照符号28)はこれらの
最初の2つのマトリクスエントリ(参照符号33)にお
いて利用されない。なぜなら、これらのマトリクスエン
トリによってパターン認識は実施されないからである。
【0038】図6はセレクトマトリクス15の構成を示
す。パターンマトリクス16のように、このセレクトマ
トリクス15はそれぞれ32ビット幅である32個のエ
ントリから構成される。このマトリクス15の各エント
リはパターンマトリクス15と同じインデクスを有する
エントリに所属する。セレクトマトリクス15のエント
リによって、出力段モジュールエラーパターン21のど
のビットが今まさに問題となっている物理的エラー7の
識別のために重要であるかが決定される。この場合、選
択ビット0から26(参照符号35)における1は、エ
ラーパターンの相応のビットがパターン認識のために使
用されることを意味する。0を割り当てられたビットは
使用されない。
【0039】パターンマトリクス16の場合のように、
セレクトマトリクス15の最初の2つの行34における
エントリは分類できないエラー14の処理のために使用
される。これら2つのエントリ34の選択ビット0から
26(参照符号35)はこの場合それぞれバンク固有の
エラー及びシリンダ固有のエラーに対して、出力段モジ
ュールエラーパターン19のどのビットが分類できない
エラー14を生じうるかを示す(0はなにも生じず、1
-ビットは分類できないエラーに対して有意味であ
る)。ビット27から31まではセレクトマトリクス1
5全体において利用されない28。
【0040】図7はシリンダ2に対するパターン認識の
概略図を示す。シリンダ2に対する出力段エラーパター
ン21(参照番号38)はパターンマトリクス16のエ
ントリとビット毎にXOR結合40される。この結果4
1は、このエラーパターン21及びパターンマトリクス
16のエントリにおいて一致する全てのビットに対して
0を含み、他の全てのビットに対して1を含む。
【0041】この結果41はセレクトマトリクス15の
所属のエントリ(同一のインデクス)とビット毎にAN
D結合39される。今まさに問題になっているエラーイ
メージにとって重要ではない全てのビットは0にセット
され、他の全てのビットはその値を保持する。この結合
の後でこの結果42の全てのビットが0であるならば、
これはエラーパターンが識別されたことを意味する。
【0042】従って、パターンマトリクス及びセレクト
マトリクスによって3つの状態が記述され得る: ・ビットは当該パターン19に対してセットされていな
ければならない(パターン=1、セレクト=1)。
【0043】・ビットは当該パターン19に対して消去
されていなければならない(パターン=0、セレクト=
1)。
【0044】・ビットの値は取るに足らない(パターン
=x、セレクト=0)。
【0045】セレクトマトリクスエントリがゼロだけを
含む場合、このエントリ及び同一のインデクスを有する
パターンマトリクスのエントリはパターン認識に使用さ
れない。
【0046】エラーパターン21が識別された場合、パ
ターンマトリクス16のビット27から31までに示さ
れた所属のエラービットがエラーメモリ18においてマ
トリクスエントリと同じインデクスの下にセットされ
る。エラーメモリ18からはマトリクス15及び16の
どのエントリにおいてパターンが識別されたかが読み出
される43。
【0047】図7に概略的に図示されたパターン認識は
各シリンダ毎に個別に実施される。この場合、結合(参
照符号40、39、=)は、エントリ2を含めて、パタ
ーンマトリクス16及びセレクトマトリクス15のエン
トリ31から初めてこれら両方のマトリクスの30個の
エントリに対して実施される。この場合、複数のパター
ンが識別され得る。
【0048】パターンマトリクス及びセレクトマトリク
ス33、34のエントリ0及び1はバンク及びシリンダ
の分類できないエラー14の処理のために取って置かれ
る。シリンダの出力段モジュールエラーパターン21と
パターンマトリクス及びセレクトマトリクスの全てのエ
ントリとの結合によってパターンが識別されない場合、
エラーイメージは分類できないエラー14と認められ、
この分類できないエラー14は次いで相応のエラーパス
においてエントリされる。
【0049】個々のシリンダの負荷降下以外のあらゆる
エラーにおいてシステムは不可逆的に遮断される。さら
に、負荷降下を有するシリンダが幾つになるとシステム
が遮断調整器17を介して遮断されるべきかが、パラメ
ータにおいて設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】パターン認識による診断の概略図である。
【図2】物理的エラーの発生に伴う全システムの概略図
である。
【図3】インジェクタ制御の際のパターン認識による診
断の概略図である。
【図4】マイクロコントローラに伝送されるエラーパタ
ーンの構成である。
【図5】パターンマトリクスの構成である。
【図6】セレクトマトリクスの構成である。
【図7】パターン認識の経過の概略図である。
【符号の説明】
1 コモンレール出力段 2 出力段モジュール 3 システム限界出力段モジュール 4 パターン認識 5 診断テスタ 6 システム限界制御機器 7 物理的エラー 8 インジェクタ制御線路 9 エラー徴候 10 電流/電圧変換部 11 SPI通信 12 診断インターフェース、CAN、Kライン 13 配列 14 分類できないエラー 15 セレクトマトリクス 16 パターンマトリクス 17 遮断調整器 18 エラーメモリ 19 エラーパターン 20 出力段モジュールエラーメッセージ 21 出力段モジュールエラーパターン 22 エラーパターンのシリンダ固有のビット 23 エラーパターンのバンク固有のビット 24 ビット毎のOR結合 25 他のシリンダのエラー情報 26 他のシリンダのエラー情報 27 他のシリンダのエラー情報 28 使用されないビット 29 エラーパターンに相応するビット 30 エラー種類 31 エラータイプ 32 エラーパス 33 最初の2つのパターンマトリクスエントリ 34 最初の2つのセレクトマトリクスエントリ 35 選択ビット 36 シリンダ8 37 シリンダ1 38 シリンダ2 39 ビット毎のAND結合 40 ビット毎のXOR結合 41 XOR結合の結果 42 AND結合の結果 43 エラーメモリの読み出し μC マイクロコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/00 F02M 51/00 G (72)発明者 ベルンハルト マーダー ドイツ連邦共和国 ケルネン ヒンデンブ ルクシュトラーセ 3 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 BA33 CD26 CE13 3G084 AA01 BA13 BA15 DA27 DA31 3G301 HA02 JA08 JB03 JB09 LB11 (54)【発明の名称】 エラーパターン認識による診断のための方法及びこの方法の使用及びエラーパターン認識による コモンレールディーゼル噴射システムのインジェクタ制御部におけるエラー状態の診断のための 装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ又は複数のエラー徴候(9)を物理
    的エラー(7)に割り当てるエラーパターン認識による
    診断のための方法において、次の特徴的構成を有する、
    すなわち、 前記エラー徴候(9)はエラーパターン(19)に配列
    され、 該エラーパターン(19)は1つ又は複数のマトリクス
    と論理的に結合され、 該マトリクスは既知の物理的エラー(7)のエラーパタ
    ーンに関する情報を含む、1つ又は複数のエラー徴候
    (9)を物理的エラー(7)に割り当てるエラーパター
    ン認識による診断のための方法。
  2. 【請求項2】 エラーパターン(19)はパターンマト
    リクス(16)に論理的と結合され、該パターンマトリ
    クス(16)のエントリは既知のエラーパターンを含む
    ことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 エラーパターン(19)はパターンマト
    リクス(16)及びセレクトマトリクス(15)と論理
    的に結合され、前記パターンマトリクス(16)及びセ
    レクトマトリクス(15)のエントリは前記エラーパタ
    ーンのどのビットが所定の物理的エラーの識別のために
    重要であるかを決定することを特徴とする、請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 エラーパターン(19)はビット毎にパ
    ターンマトリクス(16)のエントリとXOR結合され
    ることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 XOR結合の結果は、ビット毎に、XO
    Rによってエラーパターン(19)と結合されたパター
    ンマトリクスエントリと同じインデクスを有するセレク
    トマトリクス(15)のエントリとAND結合されるこ
    とを特徴とする、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 成功したパターン認識の際には所定の物
    理的的エラー(7)が識別され、前記エラーパターンが
    識別されない場合には前記パターン認識の結果は分類で
    きないエラー(14)であることを特徴とする、請求項
    1記載の方法。
  7. 【請求項7】 パターン認識の結果はエラーメモリ(1
    8)に転送されることを特徴とする、請求項1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 パターン認識の結果は遮断調整器(1
    7)に転送され、該遮断調整器(17)は通報されたエ
    ラーに依存してシステムを遮断することができることを
    特徴とする、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 エラー状態の診断のためのエラーパター
    ン認識はコモンレールディーゼル噴射システムのインジ
    ェクタ制御部において使用されることを特徴とする、請
    求項1〜8のうちの1項記載の方法の使用。
  10. 【請求項10】 出力段モジュールはCR出力段(1)
    の監視に使用され、インジェクタ端子(8)におけるエ
    ラーを識別し、該エラーはSPI通信(11)を介して
    マイクロコントローラ(μC)に伝送され、該マイクロ
    コントローラ(μC)のソフトウェアは物理的エラー
    (7)を診断テスタ(5)に診断インターフェース(1
    2)を介して通報するという目的をもってパターン認識
    による診断を実施することを特徴とする、請求項9記載
    の使用。
  11. 【請求項11】 マイクロコントローラに伝送されたエ
    ラーメッセージ(20)は個々のシリンダ、バンク及び
    出力段モジュールに割り当てられており、さらにエラー
    パターン(21)に配列され、該エラーパターン(2
    1)はシリンダ固有のビット(22、25、26、2
    7)もバンク固有のビット(23)も含むことを特徴と
    する、請求項10記載の使用。
  12. 【請求項12】 パターンマトリクス(16)はそれぞ
    れ32ビット幅である32個のエントリから構成され、
    前記パターンマトリクス(16)は所属の物理的的エラ
    ー(7)に関する情報(30、31、32)を有する既
    知のエラーパターン(19)を含み、該エラーパターン
    (19)はインジェクタ制御線路(8)における物理的
    エラー(7)の際に得られ、それぞれ前記パターンマト
    リクスの行は出力段モジュールエラーパターン(21)
    に相応するビット配列を有する物理的エラー(7)のパ
    ターン(19)を含むことを特徴とする、請求項11記
    載の使用。
  13. 【請求項13】 セレクトマトリクス(15)はそれぞ
    れ32ビット幅である32個のエントリから構成され、
    前記マトリクス(15)の各エントリはパターンマトリ
    クス(16)と同じインデクスを有するエントリに所属
    することを特徴とする、請求項12記載の使用。
  14. 【請求項14】 パターンマトリクス(16)及びセレ
    クトマトリクス(15)の最初の2つの行(33、3
    4)には特別機能が割り当てられており、該特別機能は
    分類できないエラー(14)に対して使用されることを
    特徴とする、請求項12又は13記載の使用。
  15. 【請求項15】 シリンダの出力段モジュールエラーパ
    ターン(21)とパターンマトリクス(1)及びセレク
    トマトリクス(15)のエントリとの論理結合の後で結
    果(42)の全ビットが0である場合にはエラーパター
    ン(19)が識別され、識別されたエラーパターンに所
    属するエラービットがエラーメモリ(18)においてセ
    ットされ、これが遮断調整器(17)によるシステムの
    遮断をもたらしうることを特徴とする、請求項10〜1
    4のうちの1項記載の使用。
  16. 【請求項16】 1つ又は複数のエラー徴候(9)を物
    理的エラー(7)に割り当てるエラーパターン認識によ
    るコモンレールディーゼル噴射システムのインジェクタ
    制御部におけるエラー状態の診断のための装置におい
    て、以下の特徴的構成を有する、すなわち、 コモンレール出力段(1)において生じるエラー徴候
    (9)は出力段モジュール(2)によってSPI通信
    (11)を介してマイクロコントローラ(μC)に伝送
    され、前記エラー徴候(9)は前記マイクロコントロー
    ラ(μC)のソフトウェアによってエラーパターン(1
    9)に配列され、 該エラーパターン(19)はパターンマトリクス(1
    6)及びセレクトマトリクス(15)と論理的にXOR
    結合(40)及びAND結合(42)を介してビット毎
    に結合され、 前記マトリクス(15)及び(16)はセットされたビ
    ット及びセットされていないビットの形式で既知の物理
    的エラー(7)のエラーパターン(19)に関する情報
    を含み、 パターン認識から識別された又は分類できない(14)
    物理的エラー(7)が得られ、該物理的エラー(7)は
    遮断調整器(17)及びエラーメモリ(18)に転送さ
    れ、システムの遮断をもたらしうる、1つ又は複数のエ
    ラー徴候(9)を物理的エラー(7)に割り当てるエラ
    ーパターン認識によるコモンレールディーゼル噴射シス
    テムのインジェクタ制御部におけるエラー状態の診断の
    ための装置。
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