JP2002285156A - 液晶表示セル、液晶注入口封止剤及び液晶組成物 - Google Patents

液晶表示セル、液晶注入口封止剤及び液晶組成物

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JP2002285156A
JP2002285156A JP2001088260A JP2001088260A JP2002285156A JP 2002285156 A JP2002285156 A JP 2002285156A JP 2001088260 A JP2001088260 A JP 2001088260A JP 2001088260 A JP2001088260 A JP 2001088260A JP 2002285156 A JP2002285156 A JP 2002285156A
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high dielectric
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anisotropy
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JP2001088260A
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Hiroyuki Moriwaki
弘幸 森脇
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】誘電異方性が大きい低電圧駆動用の液晶セルに
用いても染み出しのない液晶封止剤を用いた液晶表示セ
ルの提供。 【解決手段】誘電異方性Δε≧20の高誘電率異方性液
晶が含有されたΔε≧14の液晶組成物からなる液晶層
が、液晶注入口封止剤で封止された液晶表示セルであっ
て、Δε≧20の高誘電率異方性液晶が一般式I (Rはアルキル基、アルケニル基又はハロゲンであり、
フッ素の間にシアノ基が挟まれるようにフッ素とシアノ
基が置換されている)で表され、Δε≧20高誘電率異
方性液晶の全誘電率に対して誘電率換算で45%以上含
有され、液晶注入口封止剤が1分子中にチオール基2個
以上を有するポリチオール化合物と1分子中に炭素−炭
素二重結合2個以上を有するポリエン化合物との重合体
を含有する液晶表示セル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示セル、液
晶注入口封止剤及び液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、液晶表示装置における液晶注入口封止剤としては、
光硬化型アクリル系樹脂液や熱硬化性エポキシ樹脂が広
く使用されてきた。しかし、図5に示すように、これら
の硬化型液晶注入口封止剤1を用いて液晶注入口2を封
止すると、硬化前の液状の樹脂により、液晶注入口2の
封止部の周辺が汚染され、液晶層3に、Aに示す幅で樹
脂の染み出し4が起こり、その結果、図6に示すよう
に、液晶表示セル5の液晶注入口2の封止部の周辺に表
示ムラ6が生じ、表示品位が低下するという問題があっ
た。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、ポリチオールを含有する光硬化性樹脂組成物が提案
されている。例えば、特開平6−148656号公報、
特開平6−306172号公報には、エステル結合を含
んだポリチオール化合物とポリエン化合物とからなる液
晶注入口封止剤について記載されており、液晶注入口封
止剤の液晶表示セルへの染み出しによる汚染を防止して
いる。
【0004】しかし、これらのものは、高温高湿下でポ
リオチオール化合物のエステル結合部分が水分により分
解するため、樹脂が軟化する、接着力が弱いなどの問題
がある。さらに、図7に示すように、液晶注入口2でボ
イド(封止剤中のクラック)7が発生することがあり、
液晶注入口2の封止剤としては、十分に満足のいくもの
ではなかった。
【0005】また、例えば、特開2000−15425
1号公報には、高温高湿下においても軟化せず、接着力
が強く、液晶注入口でのボイドの発生がない光硬化性封
止剤として、エステル結合を含まないポリオチオール化
合物とポリエン化合物とからなる液晶注入口封止剤が提
案されている。この封止剤は、ネマティック液晶、コレ
ステリック液晶、スメティック液晶に使用できると記載
されているが、この封止剤を、通常液晶表示セルの低電
力化のために携帯電話等で使用される14以上の誘電率
異方性Δεを有する高誘電率異方性の低電圧駆動用の液
晶セルに用いた場合、液晶と封止剤との電気的な相互作
用が強まり、従来の高硬化型アクリル系樹脂や熱硬化性
エポキシ樹脂の封止剤と同様に、封止剤成分が液晶へ染
み出すという問題がある。また、室温で放置していると
時間と共に増粘するという問題もある。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、高温高湿下でも軟化せず、接着力が強く、ボイドの
発生がなく、増粘せず、誘電率異方性が大きい低電圧駆
動用の液晶セルに用いても液晶への封止剤の染み出しが
ない液晶注入口封止剤を用いた液晶表示セル、液晶注入
口封止剤及び液晶を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも1種の20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率
異方性液晶が含有された14以上の誘電異方性Δεを有
する液晶組成物からなる液晶層が、液晶注入口封止剤で
封止されてなる液晶表示セルであって、液晶注入口封止
剤が、1分子中に2個以上のチオール基を有するポリチ
オール化合物と1分子中に2個以上の炭素−炭素二重結
合を有するポリエン化合物との重合体を含有し、(i)
前記20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性
液晶が、以下の式(I)
【0008】
【化5】
【0009】(式中、Rはアルキル基、アルケニル基又
はハロゲン原子であり、フッ素原子の間にシアノ基が挟
まれるようにフッ素原子とシアノ基が置換されている)
で表され、かつ20以上の誘電異方性Δεを有する高誘
電率異方性液晶の全誘電率に対して誘電率換算で45%
以上含有されているか、(ii)前記20以上の誘電異方
性Δεを有する高誘電率異方性液晶が、以下の式(II)
【0010】
【化6】
【0011】(式中、Rはアルキル基、アルケニル基又
はハロゲン原子であり、フッ素原子の間にシアノ基が挟
まれるようにフッ素原子とシアノ基が置換されている)
で表され、かつ20以上の誘電異方性Δεを有する高誘
電率異方性液晶の全誘電率に対して誘電率換算で30%
以上含有されてなる液晶表示セルが提供される。
【0012】また、本発明によれば、(a)1分子中に
2個以上のチオール基を有し、エステル結合を含まない
ポリチオール化合物と1分子中に2個以上の炭素−炭素
二重結合を有するポリエン化合物との重合体と、(b)
メルカプトカルボン酸と多価アルコールとのエステル、
(c)1分子中に2個以上の炭素−炭素二重結合を有す
るポリエン化合物及び/又は(d)(b)のエステルと
(c)のポリエン化合物との重合体とを含有してなる液
晶注入口封止剤が提供される。
【0013】さらに、本発明によれば、少なくとも20
以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性液晶が含
有された14以上の誘電異方性Δεを有する液晶組成物
であって、前記20以上の誘電異方性Δεを有する高誘
電率異方性液晶が、(i)式(I)で表され、かつ20
以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性液晶の全
誘電率に対して誘電率換算で45%以上含有されてなる
か、(ii)式(II)で表され、かつ20以上の誘電異方
性Δεを有する高誘電率異方性液晶の全誘電率に対して
誘電率換算で30%以上含有されてなる液晶が提供され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示セルは、通常、
対向する支持基板上に、絶縁膜、走査電極又は対向電
極、配向膜及び/又はカラーフィルタ等が形成され、こ
れらの間に液晶層が挟持され、液晶層が支持基板間から
漏出しないように液晶層の周囲の一部又は全部が液晶注
入口封止剤で封止されて構成される。
【0015】本発明においては、液晶層は、少なくとも
1種の20以上の誘電異方性Δεを有する(Δε≧2
0)高誘電率異方性液晶が含有された14以上の誘電異
方性Δεを有する(Δε≧14)液晶組成物から構成さ
れる。液晶組成物は、Δε≧14であれば、ネマティッ
ク液晶、コレステリック液晶、スメティック液晶等のい
ずれのタイプの液晶であってもよいが、低電圧化、コン
トラスト、応答速度等の特性を考慮して、適当な誘電異
方性に調整することが好ましい。
【0016】Δε≧20の高誘電率異方性液晶として
は、上記式(I)及び(II)で表された液晶が挙げられ
る。式(I)及び(II)において、アルキル基として
は、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜12の直鎖
又は分岐のアルキル基、アルケニル基としては、炭素数
2〜20、好ましくは炭素数2〜12の直鎖又は分岐の
アルケニル基が挙げられる。具体的には、CH3−、C
2=CH−等が挙げられる。これらの液晶は、例え
ば、チッソ石油化学(株)、Merck Japan Ltd.、大日本
インキ化学工業(株)等から入手可能である。ハロゲン
原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素原子が挙げ
られる。なかでも、以下に示す式(Ia)及び(IIa)
で表された液晶が好ましい。なお、本願明細書において
は、特に言及しない限り、R及びR’の定義は式(I)
及び(II)と同義とする。また、Δε≧20の高誘電率
異方性液晶の他の例としては、以下に示す化合物及び式
(A)の化合物が挙げられる。
【0017】
【化7】 (式中、Rは式(I)及び(II)での定義と同義である)
【0018】ただし、式(I)及び(II)で表された液
晶以外のΔε≧20の高誘電率異方性液晶が含有されて
いる場合には、式(I)及び(II)で表された液晶は、
Δε≧20の高誘電率異方性液晶の全誘電率に対して誘
電率換算で、それぞれ45%以上及び30%以上含まれ
ていることが必要である。ここで、誘電率換算は、{式
(I)又は(II)の高誘電率異方性液晶の誘電異方性Δ
ε×Δε≧20の全高誘電率異方性液晶に対する該液晶
の重量%}÷{Σ(Δε≧20の各高誘電率異方性液晶
の誘電異方性Δε×Δε≧20の全高誘電率異方性液晶
に対する各液晶の重量%)}×100によって得られる
値である。
【0019】液晶組成物に混合することができるΔε≦
20の液晶としては、例えば、以下に示す液晶が挙げら
れる;
【0020】
【化8】 (式中、R及びR’は、式(I)及び(II)におけるRと
同義である)。
【0021】本発明において使用できる液晶注入口封止
剤としては、1分子中に2個以上のチオール基を有する
ポリチオール化合物と1分子中に2個以上の炭素−炭素
二重結合を有するポリエン化合物との重合体を含有して
構成される。なお、ポリチオール化合物とポリエン化合
物とは、ポリチオール化合物中のチオール基と、ポリエ
ン化合物中の二重結合とがモル比で1:5〜5:1、特
に1:2〜2:1程度で含有する重合体であることが好
ましい。1分子中に2個以上のチオール基を有するポリ
チオール化合物としては、エステル結合を含まないポリ
チオール化合物であればよく、さらに、メルカプトカル
ボン酸と多価アルコールとのエステルを含んでいてもよ
い。
【0022】エステル結合を含まない化合物としては、
エタンジチオール、プロパンジチオール、ヘキサメチレ
ンジチオール、デカメチレンジチオール、トリレン−
2,4−ジチオール等の脂肪族ポリチオール;キシレン
ジチオール等の芳香族ポリチオール;ジグリコールジメ
ルカプタン、トリグリコールジメルカプタン、テトラグ
リコールジメルカプタン、チオグリコールジメルカプタ
ン、チオトリグリコールジメルカプタン、チオテトラグ
リコールジメルカプタン、1,4−ジチアン環含有ポリ
チオール化合物等の環状スルフィド化合物等が挙げられ
る。なかでも、環状スルフィド化合物が好ましく、具体
的には、2,5−ジメチルカプトメチル−1,4−ジチ
アン、2,5−ジメチルカプトエチル−1,4−ジチア
ン、2,5−ジメチルカプトプロピル−1,4−ジチア
ン、2,5−ジメチルカプトメチル−1,4−ジチア
ン、2,5−ジメチルカプトブチル−1,4−ジチアン
等が挙げられる。
【0023】メルカプトカルボン酸としては、チオグリ
コール酸、α−メルカプトプロピオン酸、β−メルカプ
トプロピオン酸等が挙げられる。多価アルコールとして
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等が挙げられる。メルカプトカルボン
酸と多価アルコールとのエステルとしては、トリメチロ
ールプロパントリス−β−メルカプトプロピネート、ト
リメチロールプロパントリス−α−メルカプトプロピネ
ート、1,4−ブタンジオール−ジ−β−メルカプトプ
ロピネート等が挙げられる。
【0024】1分子中に2個以上の炭素−炭素二重結合
を有するポリエン化合物としては、トリアリルイソシア
ヌレート、トリアリルシアヌレート、ジアリルマレエー
ト、ジアリルアジペート、ジアリルフラレート、トリア
リルトリメリテート、テトラアリルピロメリテート、グ
リセリンジアリルエーテル、トリメチロールプロパンジ
アリルエーテル、ペンタエリスリトール、ジアリルエー
テル等が挙げられる。なかでも、トリアリルイソシアヌ
レート、トリアリルシアヌレート等が好ましい。重合体
としては、2,5−ジメチルカプトメチル1,4−ジチ
アンとトリアリルイソシアヌレートとのオリゴマー、ト
リメチロールプロパントリス−β−メルカプトプロピネ
ートとトリアリルイソシアヌレートとのオリゴマー等が
挙げられる。
【0025】また、液晶注入口封止剤は、さらに、モノ
マーとして、1分子中に2個以上のチオール基を有する
ポリチオール化合物であるメルカプトカルボン酸と多価
アルコールとのエステル及び/又は1分子中に2個以上
の炭素−炭素二重結合を有するポリエン化合物を含有し
ていてもよい。ここでのエステル及びポリエン化合物は
上述したものと同様であってもよい。つまり、メルカプ
トカルボン酸と多価アルコールとのエステルと、ポリエ
ン化合物との重合体を、エステル結合を含まないポリチ
オール化合物(例えば、環状スルフィド化合物)とポリ
エン化合物との重合体とともに用いる場合には、エステ
ル結合を含まないポリチオール化合物であるモノマーを
含有しないエステル結合を含まないポリチオール化合物
とポリエン化合物との重合体に、モノマーとして、メル
カプトカルボン酸と多価アルコールとのエステル及びポ
リエン化合物とを混合する。これにより、適当な条件下
では、その混合物において、モノマー同士が反応して、
エステルとポリエン化合物との重合体が得られる。この
場合、エステル結合を含まないポリチオール化合物とポ
リエン化合物との重合体を30±10重量部程度で用
い、モノマーとして、メルカプトカルボン酸と多価アル
コールとのエステルを40±10重量部程度及びポリエ
ン化合物を30±10重量部程度で用いることが好まし
い。なお、エステルとポリエン化合物との重合体の割合
は、モノマーの種類、モノマー同士を反応させる条件等
により適宜調整することができ、これに応じて、最終的
な液晶注入口封止剤における各モノマーの割合は、上記
の範囲から逸脱してもよい。
【0026】なお、本発明の液晶注入口封止剤には、通
常使用される配合剤、例えば、光重合開始剤、接着助
剤、接着改良剤、充填剤、酸化防止剤、着色剤、界面活
性剤、熱硬化剤、着色剤、可塑剤等を含有していてもよ
い。以下に、本発明の液晶表示セル、液晶注入口封止剤
及び液晶の実施の形態を詳細に説明する。
【0027】液晶表示セルの作成 (1)ラビング角240゜の配向膜を備え、セル厚6μ
mに設定されたSTN液晶表示セルを、真空チャンバー
内で真空引きし、液晶を液晶表示セルの注入口に接触さ
せた後、チャンバー内を大気圧に戻すことにより、液晶
を液晶表示セル内に注入した。次に、液晶表示セルを
0.1〜2kg/cm2で加圧し、注入口から染み出る余
分な液晶を、液晶汚染をおこさない布(キムワイプ、ベ
ンコット等)で十分拭き取り、封止剤を塗布した。続い
て、減圧して封止剤を注入口に引き込み、光硬化させ、
約100℃、約1時間の熱処理により、液晶表示セルの
注入口を封止剤で封止した。光硬化の条件としては、光
源に高圧水銀ランプを用い、1500mJ/cm2の光量
で照射した。ここで、紫外線を用いたのは、封止剤に使
用した光重合開始剤が紫外線硬化用のものであったため
である。
【0028】(2)液晶としては、誘電異方性Δεが1
4の混合液晶を用いた。誘電率異方性Δεが20以上の
高誘電率液晶として、式(A)に示す中央骨格が安息香
酸エステルで末端のベンゼン環にシアノ基1個とフッ素
原子1個とが置換された誘電率異方性Δεが40の液晶
と、式(Ia)に示す中央骨格が安息香酸エステルで末
端のベンゼン環にシアノ基1個とフッ素原子2個とが置
換され、フッ素原子がシアノ基を挟む構造を有する誘電
率異方性Δεが65の液晶と、式(IIa)に示す中央骨
格がシクロヘキサンで末端のベンゼン環にシアノ基1個
とフッ素原子2個とが置換され、フッ素原子がシアノ基
を挟む構造を有する誘電率異方性Δεが30の液晶とを
用いた。
【0029】
【化9】 (式中、Rは式(I)及び(II)での定義と同義である)
【0030】(3)液晶注入口封止剤は、エステル結合
を含むポリチオール化合物(モノマーA)、ポリエン化
合物(モノマーB)、モノマーAとモノマーBとのオリ
ゴマーAB及び/又はエステル結合を含まないポリチオ
ール化合物(モノマーC)とポリエン化合物(モノマー
B)とのオリゴマーBCからなる紫外線硬化型の封止剤
を用いた。なお、封止剤は、封止剤塗布の作業をしやす
くするために、これら成分に熱重合開始剤を混合し、重
合、増粘させて、粘度を35000cpsに調整し、安
定剤を0.1〜0.5重量部添加し、増粘反応を停止さ
せて用いた。
【0031】ここで、モノマーAは、1分子中に2個以
上のチオール基を有するポリチオール化合物であり、メ
ルカプトカルボン酸と多価アルコールとをエステル結合
させたトリメチロールプロパントリス−β−メルカプト
プロピネートである。モノマーBは、1分子中に2個以
上の炭素−炭素二重結合を有するポリエン化合物である
トリアリルイソシアヌレートである。
【0032】オリゴマーABは、トリメチロールプロパ
ントリス−β−メルカプトプロピネート(モノマーA)
と、トリアリルイソシアヌレート(モノマーB)とを、
光重合開始剤1〜3重量部と接着助剤3〜5重量部とを
添加して重合させて得たエステル結合を含むオリゴマー
である。オリゴマーBCは、トリアリルイソシアヌレー
ト(モノマーB)と1分子中に2個以上のチオール基を
有するポリチオール化合物でありエステル結合を含まな
い環状スルフィルド化合物である2、5−ジメチルカプ
トメチル1、4−ジチアン(モノマーC)とを反応させ
た後、未反応物質として残った2、5−ジメチルカプト
メチル1、4−ジチアン(モノマーC)を蒸留洗浄除去
して得られたオリゴマーである。
【0033】評価項目 (1)軟化評価 60℃、95%の高温高湿条件下で1000時間保存
し、軟化性の評価を行なった。
【0034】(2)接着性評価 液晶表示セルを界面活性剤入りの洗浄液(クリーンスル
ーLC−895、花王(株)社製)中で、65℃、1時
間の超音波洗浄を行い、脱落試験を行って接着性を評価
した。
【0035】(3)ボイド発生評価 偏光顕微鏡(×50倍)にて注入口部の封止剤を観察
し、図5に示すボイド(封止剤中に存在するクラック)
の発生について評価した。
【0036】(4)増粘評価 25℃、24時間保存後及び5℃、1ヶ月保存後の粘度
度合いについて評価した。
【0037】(5)封止剤の液晶層への染み出し評価 偏光顕微鏡(×50倍)にて注入口部の封止剤を観察
し、封止剤と液晶層界面近傍における液晶層への封止剤
の染み出しを評価した。
【0038】実施例1〜4 表1に示す混合液晶と表2に示す封止剤を用いて液晶表
示セルを作成し、封止剤の液晶層への染み出し評価を行
なった。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】封止剤の液晶層への染み出し評価の結果を
図1に示す。液晶(A)に、液晶(Ia)の割合を増加
して添加するに従って、染み出しが軽減されることがわ
かる。この結果から、液晶(A)と液晶(Ia)とのΔ
ε=20以上の液晶の全誘電率に対する誘電率換算が5
5(%):45(%)の時、表示ムラが目立たないレベ
ル(染み出し:0.5mm)となることがわかる。
【0042】実施例5〜8 表3に示す混合液晶と表2に示す封止剤を用いて液晶表
示セルを作成し、封止剤の液晶層への染み出し評価を行
なった。
【0043】
【表3】
【0044】封止剤の液晶層への染み出し評価の結果を
図2に示す。液晶(A)に、液晶(IIa)の割合を増加
して添加するに従って、染み出しが軽減されることがわ
かる。また、染み出しの改善効果は、中央骨格が安息香
酸エステルより、シクロヘキサンの方が大きいことが分
かる。この結果から、液晶(A)と液晶(IIa)とのΔ
ε=20以上の液晶の全誘電率に対する誘電率換算が7
0(%):30(%)の時、染み出しは0.5mmとな
り、表示ムラも目立たないレベルとなることがわかる。
【0045】実施例9〜13 表4に示す混合液晶と表5に示す封止剤を用いて液晶表
示セルを作成し、上記評価項目に記載した評価を行なっ
た。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】 各評価項目の評価の結果を表6に示す。
【0048】
【表6】 表6から、軟化性、接着性、ボイドに関しては、エステ
ル結合が少なくなるほど良好になる。増粘と染み出しに
関しては、エステル結合が多くなるほど良好になる。特
に、実施例11の場合には、軟化性、接着性、ボイド、
増粘に関して、全て良好な結果を示した。
【0049】実施例14 実施例11に示す封止剤を用い、表1に示す実施例1〜
4で使用した混合液晶を用いて、染み出しの評価を行な
った。封止剤の液晶層への染み出し評価の結果を図3に
示す。液晶(A)に、液晶(Ia)の割合を増加して添
加するに従って、染み出しが軽減されることがわかる。
この結果から、液晶(A)と液晶(Ia)とのΔε=2
0以上の液晶の全誘電率に対する誘電率換算が55
(%):45(%)の時、染み出しはなく、表示ムラは
全くみられなくなった。
【0050】実施例15 実施例11に示す封止剤を用い、表3に示す実施例5〜
8で使用した混合液晶を用いて、染み出しの評価を行な
った。封止剤の液晶層への染み出し評価の結果を図4に
示す。液晶(A)に、液晶(IIa)の割合を増加して添
加するに従って、染み出しが軽減されることがわかる。
この結果から、液晶(A)と液晶(IIa)とのΔε=2
0以上の液晶の全誘電率に対する誘電率換算が70
(%):30(%)の時、染み出しはなく、表示ムラは
全くみられなくなった。
【0051】
【発明の効果】本発明の液晶表示パネルによれば、特定
の混合液晶を用いた液晶層を、特定の液晶注入口封止剤
を用いて封止することにより、液晶注入口封止剤の最適
化のみでは従来十分に防止できなかった液晶層への封止
剤の染み出しを、有効に防止することができる。また、
本発明の液晶注入口封止剤によれば、高温高湿下でも軟
化せず、接着力が強く、ボイドの発生を防止することが
できるとともに、液晶層への封止剤の染み出しを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示セルについての染み出し評価
結果を示すグラフである。
【図2】本発明の別の液晶表示セルについての染み出し
評価結果を示すグラフである。
【図3】本発明のさらに別の液晶表示セルについての染
み出し評価結果を示すグラフである。
【図4】本発明のさらに別の液晶表示セルについての染
み出し評価結果を示すグラフである。
【図5】液晶注入口に発生する染み出しを説明するため
の液晶表示セルの要部の概略図である。
【図6】液晶表示セル点灯時に生じる表示ムラを示す液
晶表示セルの要部の概略図である。
【図7】液晶注入口に発生するボイドについて説明する
ための液晶表示セルの要部の概略図である。
【符号の説明】
1 液晶注入口封止剤 2 液晶注入口 3 液晶層 4 染み出し 5 液晶表示セル 6 表示ムラ 7 ボイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 MA03Z PA13 QA16 4H017 AA04 AB14 AC08 AC17 AD06 AE05 4H027 BA01 BA02 BA03 BD05 BD10 BE03 CC04 CM04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の20以上の誘電異方性
    Δεを有する高誘電率異方性液晶が含有された14以上
    の誘電異方性Δεを有する液晶組成物からなる液晶層
    が、液晶注入口封止剤で封止されてなる液晶表示セルで
    あって、 前記20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性
    液晶が、以下の式(I) 【化1】 (式中、Rはアルキル基、アルケニル基又はハロゲン原
    子であり、フッ素原子の間にシアノ基が挟まれるように
    フッ素原子とシアノ基が置換されている)で表され、か
    つ20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性液
    晶の全誘電率に対して誘電率換算で45%以上含有され
    ており、 液晶注入口封止剤が、1分子中に2個以上のチオール基
    を有するポリチオール化合物と1分子中に2個以上の炭
    素−炭素二重結合を有するポリエン化合物との重合体を
    含有してなることを特徴とする液晶表示セル。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種の20以上の誘電異方性
    Δεを有する高誘電率異方性液晶が含有された14以上
    の誘電異方性Δεを有する液晶組成物からなる液晶層
    が、液晶注入口封止剤で封止されてなる液晶表示セルで
    あって、 前記20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性
    液晶が、以下の式(II) 【化2】 (式中、Rはアルキル基、アルケニル基又はハロゲン原
    子であり、フッ素原子の間にシアノ基が挟まれるように
    フッ素原子とシアノ基が置換されている)で表され、か
    つ20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性液
    晶の全誘電率に対して誘電率換算で30%以上含有され
    ており、 液晶注入口封止剤が、1分子中に2個以上のチオール基
    を有するポリチオール化合物と1分子中に2個以上の炭
    素−炭素二重結合を有するポリエン化合物との重合体を
    含有してなることを特徴とする液晶表示セル。
  3. 【請求項3】 誘電体換算が、{式(I)又は(II)の
    高誘電率異方性液晶の誘電異方性Δε×20以上の誘電
    異方性Δεを有する全高誘電率異方性液晶に対する該液
    晶の重量%}÷{Σ(20以上の誘電異方性Δεを有す
    る各高誘電率異方性液晶の誘電異方性Δε×20以上の
    誘電異方性Δεを有する全高誘電率異方性液晶に対する
    各液晶の重量%)}×100によって得られる値である
    請求項1又は2に記載の液晶表示セル。
  4. 【請求項4】 ポリチオール化合物が、エステル結合を
    含まない環状スルフィルドである請求項1〜3のいずれ
    か1つに記載の液晶表示セル。
  5. 【請求項5】 ポリチオール化合物が、2,5−ジメチ
    ルカプトメチル1,4−ジチアンである請求項4に記載
    の液晶表示セル。
  6. 【請求項6】 ポリチオール化合物が、エステル結合を
    含まない環状スルフィルド及びメルカプトカルボン酸と
    多価アルコールとのエステルである請求項1〜3のいず
    れか1つに記載の液晶表示セル。
  7. 【請求項7】 ポリチオール化合物が、2,5−ジメチ
    ルカプトメチル−1,4−ジチアン及びトリメチロール
    プロパントリス−β−メルカプトプロピネートである請
    求項6に記載の液晶表示セル。
  8. 【請求項8】 ポリエン化合物が、トリアリルイソシア
    ヌレートである請求項1〜7のいずれか1つに記載の液
    晶表示セル。
  9. 【請求項9】 液晶注入口封止剤が、さらに、1分子中
    に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合物で
    あるメルカプトカルボン酸と多価アルコールとのエステ
    ル及び/又は1分子中に2個以上の炭素−炭素二重結合
    を有するポリエン化合物を、モノマーとして含有する請
    求項1〜8のいずれか1つに記載の液晶表示セル。
  10. 【請求項10】 (a)1分子中に2個以上のチオール
    基を有し、エステル結合を含まないポリチオール化合物
    と1分子中に2個以上の炭素−炭素二重結合を有するポ
    リエン化合物との重合体と、 (b)ポリチオール化合物であるメルカプトカルボン酸
    と多価アルコールとのエステル、(c)1分子中に2個
    以上の炭素−炭素二重結合を有するポリエン化合物及び
    /又は(d)(b)のエステルと(c)のポリエン化合
    物との重合体とを含有してなる液晶注入口封止剤。
  11. 【請求項11】 (a)の重合体が、2,5−ジメチル
    カプトメチル1,4−ジチアンとトリアリルイソシアヌ
    レートとのオリゴマーであり、(b)のエステルが、ト
    リメチロールプロパントリス−β−メルカプトプロピネ
    ートであり、(c)のポリエン化合物が、トリアリルイ
    ソシアヌレートである請求項10に記載の液晶注入口封
    止剤。
  12. 【請求項12】 (a)の重合体が30±10重量部、
    (b)のエステルが40±10重量部及び(c)のポリ
    エン化合物が30±10重量部含有されてなる請求項1
    0又は11に記載の液晶注入口封止剤。
  13. 【請求項13】 少なくとも1種の20以上の誘電異方
    性Δεを有する高誘電率異方性液晶が含有された14以
    上の誘電異方性Δεを有する液晶組成物であって、 前記20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性
    液晶が、以下の式(I) 【化3】 (式中、Rはアルキル基、アルケニル基又はハロゲン原
    子であり、フッ素原子の間にシアノ基が挟まれるように
    フッ素原子とシアノ基が置換されている)で表され、か
    つ20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性液
    晶の全誘電率に対して誘電率換算で45%以上含有され
    てなる液晶組成物。
  14. 【請求項14】 少なくとも1種の20以上の誘電異方
    性Δεを有する高誘電率異方性液晶が含有された14以
    上の誘電異方性Δεを有する液晶組成物であって、 前記20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性
    液晶が、以下の式(II) 【化4】 (式中、Rはアルキル基、アルケニル基又はハロゲン原
    子であり、フッ素原子の間にシアノ基が挟まれるように
    フッ素原子とシアノ基が置換されている)で表され、か
    つ20以上の誘電異方性Δεを有する高誘電率異方性液
    晶の全誘電率に対して誘電率換算で30%以上含有され
    てなる液晶組成物。
  15. 【請求項15】 誘電体換算が、{式(I)又は(II)
    の高誘電率異方性液晶の誘電異方性Δε×20以上の誘
    電異方性Δεを有する全高誘電率異方性液晶に対する該
    液晶の重量%}÷{Σ(20以上の誘電異方性Δεを有
    する各高誘電率異方性液晶の誘電異方性Δε×20以上
    の誘電異方性Δεを有する全高誘電率異方性液晶に対す
    る各液晶の重量%)}×100によって得られる値であ
    る請求項13又は14に記載の液晶組成物。
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