JP2002283715A - 画像記録方法、画像消去方法及びそれを用いた画像表示装置 - Google Patents

画像記録方法、画像消去方法及びそれを用いた画像表示装置

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JP2002283715A
JP2002283715A JP2001082332A JP2001082332A JP2002283715A JP 2002283715 A JP2002283715 A JP 2002283715A JP 2001082332 A JP2001082332 A JP 2001082332A JP 2001082332 A JP2001082332 A JP 2001082332A JP 2002283715 A JP2002283715 A JP 2002283715A
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ink
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Yuji Takagami
裕二 高上
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、簡便に書き換えを可能とする
画像記録方法、画像消去方法及びそれを用いた簡便かつ
安価にフルカラー表示が可能である画像表示装置を提供
することである。 【解決手段】最表層が少なくとも無機顔料及び/または
無機微粒子を主体として微細な空隙構造を形成するもの
からなる層であるインクジェット画像記録媒体に対し
て、少なくとも該最表層に吸収されうる分散媒と分散媒
に不溶で該最表層の表面の平均細孔径よりも平均粒径が
大きい色材を含有するインクによりインクジェット画像
記録し、該最表層上にインク成分のうち分散媒及び分散
媒可溶成分以外を残存させて画像を記録すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方
式の画像記録媒体の画像記録方法、画像消去方法及び、
ディスプレイ、電子ペーパー等の画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、CRTや液晶ディスプレイ等の電
子ディスプレイと紙の長所を併せ持つ電子ペーパーと呼
ばれる表示媒体の実用化が進められている。これら電子
ペーパーは低コスト、低エネルギー消費、軽量、フレキ
シブル等の特徴を持つため、従来からの紙やディスプレ
イによる表示用途の他に幅広い分野での実用が期待され
ている。
【0003】現在まで電子ペーパーとしていくつかの方
式が提案されている。大きくは既存ディスプレイからの
アプローチと紙からのアプローチがあり、それぞれに自
己書き換えの可否により分類される。紙からの発展形で
自己書き換え可能なものはペーパーライクディスプレイ
と呼ばれており、絶縁性液中に微粒子を分散し電気泳動
により集中/分散させて画像表示を行うものや半球2色
の回転ボールによるものがある。また、自己書き換え型
以外では、電子写真方式のプリンタ等で形成させた静電
荷を用いて表示面に微粒子を電気泳動させる表示媒体も
知られている。
【0004】しかし、表示媒体としてはフルカラー表示
の要求が強い。上記の如く、従来提案されてるものでは
単色表示のものが多く、中にはカラー表示可能なものも
あるが濃度や階調等の画質やコストの点で実用化が難し
いものであった。
【0005】一方では、インクジェットによる画像記録
はフルカラーが容易で、インクジェット記録装置や記録
媒体の発達に伴い画質も飛躍的に向上している。またコ
スト面でも他の方式に比べ格段に優位性がある。このた
め、インクジェット記録方式で書き換え可能な表示媒体
を作成出来れば良いが、しかしながら、インクジェット
記録では、色材を含有するインクを記録媒体に設けられ
るインク吸収層中に主に吸収させて記録するため、その
画像消去は記録媒体のインク吸収層を除去する必要があ
ること、また再記録は再度インク吸収層を設ける必要が
あることなどかなりの労力およびコストを必要とし、実
用には耐えなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
問題点に鑑み、簡便に書き換えを可能とするインクジェ
ット画像記録方法及びそれを用いた簡便かつ安価にフル
カラー表示が可能である画像表示装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、以下の発明を見出
した。
【0008】第1の発明は、最表層が少なくとも無機顔
料及び/または無機微粒子を主体として微細な空隙構造
を形成するものからなる層であるインクジェット画像記
録媒体に対して、少なくとも該最表層に吸収されうる分
散媒と分散媒に不溶であり該最表層の表面の平均細孔径
よりも平均粒径が大きい色材とを含有するインクによ
り、インクジェット画像記録することを特徴とするイン
クジェット画像記録方法である。
【0009】第2の発明は、前記インクジェット画像記
録された記録面に対して弾性体からなるクリーニングブ
レードを接触させてインクジェット記録媒体とクリーニ
ングブレードを相対移動させることを特徴とする画像消
去方法である。
【0010】第3の発明は、最表層が少なくとも無機顔
料及び/または無機微粒子を主体として微細な空隙構造
を形成するものからなる層であるインクジェット画像記
録媒体、該インクジェット画像記録媒体の移動手段、少
なくとも該最表層に吸収されうる分散媒と分散媒に不可
溶で該最表層の表面の平均細孔径よりも平均粒径が大き
い色材を含有するインクをインクジェット画像記録する
印字手段、該インクジェット画像記録媒体表面に対して
接触しうる弾性体からなるクリーニングブレード、及び
それらを内包し該インクジェット画像記録媒体の記録面
が視認可能な表示窓を有する筐体、とを有することを特
徴とする画像表示装置である。
【0011】また、少なくとも、前記インクジェット画
像記録媒体の移動手段、印字手段、クリーニングブレー
ドが着脱可能であることは、より好ましい画像表示装置
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って、本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は本発明の画像表示装置一例を表す断
面概略図である。構成としては、エンドレスベルト状の
インクジェット記録媒体1、移動手段2、ヘッド3、ク
リーニングブレード4、表示窓5、筐体6から成ってい
る。
【0014】エンドレスベルト状のインクジェット記録
媒体1に対してヘッド3から、少なくとも分散媒と、分
散媒に不溶で該最表層の表面の平均細孔径よりも平均粒
径が大きい色材を含有するインクを図示しないコンピュ
ータからのデータに従って印字する。移動手段2である
ベルト駆動ローラーが駆動して、透明な表示窓5から見
える位置にインクジェット記録媒体1の印字された部分
を移動させる。
【0015】インクジェット記録媒体1の最表層は一次
粒子の平均粒径が50nm以下の気相法による合成シリカ
を含有する層からなっており、インクの分散媒および分
散媒に可溶な成分が素早く吸収され、色材が最表層の平
均細孔径よりも平均粒径が大きいために、層中に吸収さ
れず最表層上に残存することで画像として表示される。
一般のインクジェット記録媒体に比べ、色材が層中でな
くそのまま表面に表示されること、色材の平均粒径が大
きいことから高濃度の着色が得られ、画像のコントラス
トも高くなり表示材として視認性が極めて良好となる。
【0016】次に、インクジェット画像記録媒体1が移
動し、例えばシリコンゴム等の弾性体からなるクリーニ
ングブレード4がインクジェット画像記録媒体1に接触
させることより、最表層上の色材が掻き取られて画像が
消去される。これらを必要に応じて繰り返したり、任意
の位置でインクジェット画像記録媒体1を停止させるこ
とで、任意に画像を表示、保持、もしくは消去すること
ができる。
【0017】また、表示装置として、図2に示すように
筐体が表示部7とエンジン部8に分割でき、インクジェ
ット画像記録媒体1と表示窓5で形成される表示部7の
みを表示ユニットとして分割して使用することは、省ス
ペースや軽量化の意味で優れ、掲示性や携帯性の向上の
観点から好ましい態様である。
【0018】さらに好ましい態様としては、表示窓5
が、印字された画像の大きさに従ってシャッターあるい
はブラインド様に最適な大きさに変動可能にすることが
できる。これらは表示画像の視認性を向上させるため好
ましい。
【0019】また、消去性を向上させるために、クリー
ニングブレードより上流でインク分散媒を適量塗布ある
いは散布することもできる。さらにクリーニングブレー
ドを複数段設けることもできる。
【0020】本発明に於けるインクジェット画像記録媒
体は、少なくともその最表層が少なくとも無機顔料及び
/または無機微粒子を主体として微細な空隙構造を形成
するものからなる層である。
【0021】用いられる無機微粒子としては、例えば合
成シリカ(コロイダルシリカ、湿式法非晶質シリカ、気
相法非晶質シリカ)、アルミナ(気相法アルミナ、γア
ルミナ)或いはアルミナ水和物(アルミナゾル、コロイ
ダルアルミナ、カチオン性アルミニウム酸化物又はその
水和物、擬ベーマイト等)等の、超微粒の一次粒子或い
はこれらが凝集した粒子径0.01μm〜20μmの二
次粒子が塗工層を形成したとき一次粒子間あるいは二次
粒子間の空隙が多数形成されて多孔性となるものが挙げ
られる。これらの無機微粒子を1種以上用いることがで
きるし、さらに他の無機顔料も併用することが出来る。
【0022】無機顔料としては、従来公知の各種顔料を
用いることができる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重
質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タル
ク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化
亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アル
ミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加
水ハロイサイト、水酸化マグネシウムなどの白色無機顔
料が挙げられる。
【0023】また、上述の無機微粒子や無機顔料を結着
するために、バインダーを用いることが望ましい。用い
られるバインダーとしては、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、リン酸エステル化澱粉などの澱粉誘導体、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなど
のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、
ポリビニルアルコールまたはその誘導体、ポリビニルピ
ロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体
などの共役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エ
ステルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重
合体などのアクリル系重合体などのアクリル系重合体ラ
テックス、エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系
重合体ラテックス、或はこれら各種重合体のカルボキシ
基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテ
ックス、メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化合成樹脂
などの水性接着剤、ポリメチルメタクリレートなどのア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステルの重合体また
は共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニ
ルブチラール、アルキッド樹脂などの合成樹脂系接着剤
などを挙げることができる。
【0024】バインダーの配合量としては、無機微粒子
及び必要ならその他の顔料との総和100重量部に対し
て3〜50重量部であることが好ましい。更に添加剤と
して、染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良
剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、蛍光増
白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐
水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などを適宜配
合することもできる。
【0025】本発明に於けるインクジェット画像記録媒
体の最表層として好ましくは、一次粒子の平均粒径が5
0nm以下の気相法による合成シリカ(以下気相法シリカ
と記載)を含有する層である。
【0026】気相法シリカは、一次粒子の平均粒径は5
0nm以下であることで、一次粒子が網目構造または鎖
状につながりあって二次的に凝集した状態となった時の
空隙、すなわち最表層表面の細孔の大きさも50〜50
0nm程度となる。従って、本発明に係わる少なくとも
分散媒と、実質的に分散媒に不可溶のインクジェット画
像記録媒体の最表層の平均細孔径よりも平均粒径が大き
い色材を含有するインクが印字された際に、該インク中
の分散媒及び可溶性成分のみが最表層中に吸収され、色
材は層上に残存することとなる。
【0027】本発明に用いられる気相法シリカは、湿式
法に対して乾式法とも呼ばれ、一般的には火炎加水分解
法によって作られる。具体的には四塩化ケイ素を水素及
び酸素と共に燃焼して作る方法が一般的に知られている
が、四塩化ケイ素の代わりにメチルトリクロロシランや
トリクロロシラン等のシラン類も、単独または四塩化ケ
イ素と混合した状態で使用することができる。気相法シ
リカは日本アエロジル株式会社からアエロジルとして市
販されており入手することができる。
【0028】また、該インク中の分散媒等の吸収量を向
上させる目的では最表層が上記構成であれば、下層には
従来公知のインク受容層、例えば無機微粒子及び無機顔
料が微細な空隙構造を形成するもの、及びインクを吸収
し膨潤して取り込む水溶性高分子を主体とするものを設
けることができる。
【0029】また最表層の表面に分布する細孔の平均細
孔径は、特公昭63−22997号公報に記載の空孔分
布曲線のピーク位置測定や電子顕微鏡における観察で測
定することができる。用いるインクの色材も電子顕微鏡
観察により測定し、その平均粒径が前述の平均細孔径よ
りも大きければ良い。
【0030】本発明に於けるインクジェット画像記録媒
体に用いられる支持体としては、透明な支持体も不透明
な支持体も用いることができる。透明な支持体として
は、従来公知のものがいずれも使用でき、例えばポリエ
ステル樹脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹脂、
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリイミド樹脂、セロハン、セルロイド等のフィル
ム等が挙げられる。不透明な支持体としては、紙、塗工
紙、合成紙、樹脂被覆紙、顔料入り不透明フィルム、発
泡フィルム、金属蒸着フィルム、金属等がいずれも使用
できる。これら支持体の厚みとしては、10〜300μ
mの範囲であることが好ましい。
【0031】本発明に用いられるインクは、少なくとも
分散媒及び色材からなり、用いる色材の平均粒径がイン
クジェット画像記録媒体の最表層の平均細孔径よりも大
きい色材を含有するものであればよい。分散媒は水や有
機溶媒のどちらでも可能であるが、安全性や臭気等の問
題から水を主体としたものが好適に用いられる。色材と
しては、有機、無機の染料及び顔料で分散媒に不溶であ
れば使用することができる。また必要に応じて、色材の
分散剤や防腐剤、防黴剤、粘度調整剤等を含有させても
よい。さらに最表層での一時的な画像保持のためにラテ
ックスやエマルションポリマーを適量用いることもでき
る。
【0032】上記色材としては耐光性や保存性の点で、
特に顔料、例えばアゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合ア
ゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料、フタロシアニ
ン顔料、ペリレン及びペリレン顔料、アントラキノン顔
料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオイン
ジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等
の多環式顔料、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ
等の染料レーキ、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリン
ブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボンブラッ
ク等の無機顔料が有利に用いることができる。
【0033】また上記のような顔料を分散するために使
用される分散剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、アル
キル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、アルキルスルホ
ン酸塩、スルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、
アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の
活性剤、あるいは、スチレン、スチレン誘導体、ビニル
ナフタレン誘導体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マ
レイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸
誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以
上の単量体からなるブロック共重合体、ランダム共重合
体およびこれらの塩を挙げることができる。
【0034】また上記のような顔料の分散には、ボール
ミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテ
ータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジ
ナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシ
ェーカー等各種を用いることができる。また、遠心分離
装置を使用して、あるいは、フィルターを使用して顔料
分散体から粗粒分や微少分を除去することが好ましく、
顔料分散体の平均粒径は用いるインクジェット画像記録
媒体の最表層の平均細孔径よりも大きくすることが必要
であるが、インク吐出性や保存性を考慮して50nm〜
1μm程度とすることが好ましい。
【0035】本発明に用いられるインクに好ましく用い
られる分散媒は、水の他に、例えば、アルコール類(例
えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリ
ーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタノー
ル、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアル
コール等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオ
ール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコ
ール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェ
ニルエーテル等)、アミン類(例えば、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−
メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールア
ミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、
ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロ
ピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロ
リドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメ
チルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラ
ン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げら
れ、これらを混合して用いることもできる。
【0036】本発明のインクジェット記録方法で使用す
るインクジェットヘッドはオンデマンド方式でもコンテ
ィニュアス方式でも良い。また、吐出方式としては、電
気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、
ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェ
アーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変
換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジ
ェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電
界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例え
ば、スパークジェット型等)などが挙げられるが、いず
れの吐出方式を用いても良い。
【0037】
【実施例】以下本発明を実施例により詳説するが、本発
明はその趣旨を逸脱しない限り、下記実施例に限定され
るものではない。
【0038】実施例1 支持体として、LBKP(50部)とLBSP(50
部)のパルプ配合からなる120g/m2の基紙の表面に
低密度ポリエチレン(70部)と高密度ポリエチレン
(20部)と酸化チタン(10部)からなる樹脂組成物
を25g/m2塗布し、裏面に高密度ポリエチレン(50
部)と低密度ポリエチレン(50部)からなる樹脂組成
物を25g/m2塗布してなる樹脂被覆紙を用意した。
【0039】上記支持体に、気相法シリカ、100部
(商品名:アエロジル380、日本アエロジル(株)
製、平均一次粒径7nm)、ほう酸6部、ポリビニルア
ルコール20部(商品名:PVA235、(株)クラレ
製、ケン化度88%、平均重合度3500)、両性界面
活性剤 0.3部(商品名:SWAM AM−2150、
日本サーファクタント製)を固形分で15g/m2を塗設
し、インクジェット画像記録媒体1を作製した。この最
表層表面の平均細孔径を電子顕微鏡観察により測定した
ところ、100nmであった。
【0040】インクジェット画像記録媒体1をエンドレ
スベルト状に加工して、図1に示す画像表示装置にセッ
トした。
【0041】インクとして、それぞれカーボンブラッ
ク、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメ
ントレッド122、C.I.ピグメントブルー15をブ
ラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の色材として分散機にて、水及びグリセリン、
2−ピロリドンを加えて分散し、いずれも色材の平均粒
径を測定し、180nmとなるように調製した。これを
図示しないヘッド3への供給手段にそれぞれの色ごとに
装填した。
【0042】図2に示した画像表示装置について説明す
る。構成としては、インクジェット記録媒体1、移動手
段2、ヘッド3、クリーニングブレード4、表示窓5、
筐体6から成っている。また表示部7とエンジン部8と
に分離することも可能なようになっている。
【0043】画像表示装置の動作は、インクジェット記
録媒体1に対してヘッド3から、インクを図示しないコ
ンピュータからの電子データに従って、移動手段2であ
るベルト駆動ローラーが駆動しつつ印字されて、さらに
インクジェット画像記録媒体1が移動しながら透明な表
示窓5から見える位置にインクジェット記録媒体1の印
字された部分を移動させるようになっている。
【0044】インクジェット記録媒体1に印字されたイ
ンクは、インクの分散媒および分散媒に可溶な成分が素
早く吸収され、それぞれの色材が最表層の平均細孔径よ
りも平均粒径が大きいために、層中に吸収されず最表層
上に残存することで画像として表示される。印字された
画像は、透明なアクリル製の表示窓を通じて表示される
ようになっている。
【0045】次に、インクジェット画像記録媒体1が移
動し、ゴム硬度が50度のシリコンゴムからなるクリー
ニングブレード4がインクジェット画像記録媒体1に押
しつけられることにより、最表層上の色材が掻き取られ
て画像が消去されるようになっている。
【0046】上述の画像表示装置を用いて、画像を表示
させたところ、高コントラストで高濃度の画像を確認す
ることができた。
【0047】また、インクジェット画像記録媒体1をさ
らに移動させることにより先に印字された画像はクリー
ニングブレードにより除去され、繰り返し複数回良好な
フルカラー画像を確認することができた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
簡便に書き換え可能なインクジェット画像記録方法、画
像消去方法及びそれを用いた簡便かつ安価にフルカラー
表示が可能であって、高濃度、高コントラストで視認性
の極めて良好な画像表示装置が得られる秀逸な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の一例を示す断面概略図
である。
【図2】本発明の画像表示装置の一例を表す断面概略図
である。
【符号の説明】
1 インクジェット画像記録媒体 2 移動手段 3 ヘッド 4 クリーニングブレード 5 表示窓 6 筐体 7 表示部 8 エンジン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最表層が少なくとも無機顔料及び/また
    は無機微粒子を主体として微細な空隙構造を形成するも
    のからなる層であるインクジェット画像記録媒体に対し
    て、少なくとも該最表層に吸収されうる分散媒と分散媒
    に不溶であり該最表層の表面の平均細孔径よりも平均粒
    径が大きい色材とを含有するインクにより、インクジェ
    ット画像記録することを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット画像記録された記録
    面に対して弾性体からなるクリーニングブレードを接触
    させてインクジェット記録媒体とクリーニングブレード
    を相対移動させることを特徴とする画像消去方法。
  3. 【請求項3】 最表層が少なくとも無機顔料及び/また
    は無機微粒子を主体として微細な空隙構造を形成するも
    のからなる層であるインクジェット画像記録媒体、該イ
    ンクジェット画像記録媒体の移動手段、少なくとも該最
    表層に吸収されうる分散媒と分散媒に不溶で該最表層の
    表面の平均細孔径よりも平均粒径が大きい色材を含有す
    るインクをインクジェット画像記録する印字手段、該イ
    ンクジェット画像記録媒体表面に対して接触しうる弾性
    体からなるクリーニングブレード、及びそれらを内包し
    該インクジェット画像記録媒体の記録面が視認可能な表
    示窓を有する筐体とを有することを特徴とする画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、前記インクジェット画像記
    録媒体の移動手段、印字手段、クリーニングブレードが
    着脱可能であることを特徴とする請求項3記載の画像表
    示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035532A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fukuoka Technoken Kogyo, Co., Ltd. 表示装置及びその画像表示方法
US7405865B2 (en) 2003-09-03 2008-07-29 Mitsubishi Pencil Co., Ltd. Liquid for electrophoretic display, display medium and display device using the same

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