JP2002283466A - Frpパイプ用組布及びfrpパイプ - Google Patents

Frpパイプ用組布及びfrpパイプ

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JP2002283466A JP2001088428A JP2001088428A JP2002283466A JP 2002283466 A JP2002283466 A JP 2002283466A JP 2001088428 A JP2001088428 A JP 2001088428A JP 2001088428 A JP2001088428 A JP 2001088428A JP 2002283466 A JP2002283466 A JP 2002283466A
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pipe
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frp pipe
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Yutaka Kawaguchi
裕 川口
Masayoshi Kikuchi
将義 菊地
Norio Hirayama
紀夫 平山
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Nittobo FRP Laboratory Co Ltd
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Nitto Boseki Co Ltd
Nittobo FRP Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破壊強度の高いFRPパイプ及び強化材とし
てこれに好適に使用されるFRP用組布を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明は、パイプ状のFRPの強化材と
して用いられるFRPパイプ用組布20において、連続
繊維束11〜16が複数方向に配されており、一の方向
の連続繊維束11,16の目付量よりも、他の方向の連
続繊維束12〜15の目付量が大きいことを特徴とす
る。連続繊維束11,16がパイプの軸方向に沿うよう
にすることで、FRPパイプ80の周方向の破壊強度を
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP(Fiber Re
inforced Plastic:繊維強化プラスチック)橋の橋桁や
液体輸送用パイプ等として利用されるFRPパイプ及び
これに好適に用いられるFRP用組布に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液体輸送用パイプ等の各種土木構造物と
して、パイプ状のFRPが利用されている。このような
FRPパイプは、例えば強化材としての複数本のガラス
繊維のロービングとこれに含浸させた樹脂によって形成
されており、合金製のパイプ等と比較して耐久性に優れ
る等の利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FRPパイプには、次のような問題があった。すなわ
ち、液体輸送等の高い内圧が作用する状況では、パイプ
が破壊して水漏れが起こることがあった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、破壊強度の高いFRPパイプ及び強化
材としてこれに好適に使用されるFRP用組布を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パイプ状のF
RPの強化材として用いられるFRPパイプ用組布にお
いて、連続繊維束が複数方向に配されており、一の方向
の連続繊維束の目付量よりも、他の方向の連続繊維束の
目付量が大きいことを特徴とする。
【0006】本発明者らは、上記目的を達成するため
に、まず、FRPパイプの破壊のメカニズムについて検
討した。そして、FRPパイプに高い内圧を加えた場
合、パイプの長手方向よりも円周方向の方が破壊し易い
ことに着目した。この原因は、閉断面の円筒状パイプや
角状パイプなどに内圧が作用した場合に、パイプの周方
向の応力値が長手方向の応力値の約2倍になることによ
る。
【0007】そこで、本発明のように、一の方向の連続
繊維束の目付け量よりも他の方向の連続繊維束の目付量
を大きくし、目付量の大きな方向がパイプの円周方向に
沿うようにFRPパイプを作製することで、当該FRP
パイプの破壊強度を著しく向上させることができる。
【0008】また、本発明のFRP用組布において一の
方向の連続繊維束の軸方向に対して、軸方向が30°〜
60°傾いた連続繊維束と、−30°〜−60°傾いた
連続繊維束と、75°〜105°傾いた連続繊維束とを
有し、一の方向の連続繊維束の目付量を1とした場合
に、30°〜60°傾いた連続繊維束の目付量、−30
°〜−60°傾いた連続繊維束の目付量、及び75°〜
105°傾いた連続繊維束の目付量の合計が1.5以上
であることが好ましい。
【0009】本発明者らによる有限要素法を用いた数値
解析の結果、このように各連続繊維束を配することで、
FRPパイプの軸方向と円周方向の強度がほぼ等しくな
り、内圧が作用している場合の応力状態が非常に効率よ
いものとなることが判明した。有限要素法の数値解析に
おいては、目的関数をFRPパイプの強度とし、設計変
数を連続繊維束の配向及び構成とし、目的関数であるF
RPパイプの強度が最大となるように数値実験を繰り返
した。
【0010】また、本発明のFRP用組布において、一
の方向の連続繊維束の軸方向に対して、軸方向が45°
〜75°傾いた連続繊維束と、−45°〜−75°傾い
た連続繊維束と、を有することも好ましい。
【0011】上記数値解析の結果、このような構成とし
た場合も、FRPパイプの軸方向及び円周方向の強度が
ほぼ等しくなることが判明した。
【0012】また、本発明のFRP用組布において、目
付量が多い方向の連続繊維束は、目付量が小さな方向の
連続繊維束よりもテックス番手が大きくなるようにして
もよい。このように、テックス番手を調整して目付量を
増やすことで、上記本発明の効果を容易に得ることがで
きる。
【0013】また、本発明のFRP用組布において、連
続繊維束はガラス繊維で構成され、且つ、ニードリング
処理によって開繊されていることが好ましい。
【0014】ニードリング処理を施して開繊させること
により、樹脂含浸性が高まるとともに、組布の交点の密
着性が向上して目ズレを防止することができる。
【0015】また、本発明のFRPパイプは、上記のF
RPパイプ用組布が、上記一の方向の連続繊維束がパイ
プの軸方向に沿うようにパイプ状に巻かれ、且つ、FR
Pパイプ用組布にマット状の繊維基材が重ねられ、これ
に樹脂が含浸されたことを特徴とする。
【0016】上述のように、上記FRPパイプ用組布を
用いることで、FRPパイプの破壊強度を著しく向上さ
せることができる。また、FRPパイプ用組布に例えば
コンティニュアスストランドマット等のマット状の繊維
基材を重ねることで、外観品質及び強度をさらに向上さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るFRPパイプ用組布及びFRPパイプの好適な
実施形態について詳細に説明する。尚、同一要素には同
一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0018】図1は、本実施形態の4軸組布(4軸不織
布ともいう)20を示す平面図である。4軸組布20
は、FRPパイプの強化材として用いられるFRPパイ
プ用組布である。4軸組布20は、上から順に、ガラス
連続繊維束としての経糸11と、これに90°傾いた緯
糸12と、経糸11に対して−45°傾いた斜交糸13
と、経糸11に対して45°傾いた斜交糸14と、経糸
11に対して90°傾いた緯糸15と、経糸11と平行
な経糸16と、を備えている。上下に重なり合う各糸
は、樹脂によって接着されている。
【0019】尚、本実施形態では4軸組布20を構成す
る各連続繊維束はガラス繊維によって形成されている
が、この他、炭素繊維、アルミナ繊維、又はアラミド繊
維等によって形成してもよい。
【0020】また、経糸11,16の目付量よりも、他
の方向の糸すなわち斜交糸13,14及び緯糸12,1
5の目付量は大きくなっている。具体的には、斜交糸1
3,14及び緯糸12,15のテックス番手(連続繊維
束1000m当りの重量(g))を大きくして、目付量
を大きくしている。ここで、本発明でいう目付量とは、
同じ方向を向いた連続繊維束の集合体(例えば経糸11
の集合体)の単位面積(1m2)あたりの重量を意味す
る。4軸組布20の構成を更に詳説すると、経糸11,
16の目付量を1とした場合に、斜交糸13,14の目
付量及び緯糸12,15の目付量の合計値が1.5以上
となる関係にある。好ましくは、経糸11,16の目付
量、斜交糸13の目付量、斜交糸14の目付量、緯糸1
2,15の目付量は、1:1:1:2の関係にあること
がよい。
【0021】次に、図2を参照して、FRPパイプを製
造するための引抜き成形装置を説明する。
【0022】本実施形態では、上記の4軸組布20及び
ガラス繊維で形成されたマット状の繊維基材であるコン
ティニュアスストランドマット30を重ねたものを引抜
いて、FRPパイプを製造する。4軸組布20は、経糸
11,16が引抜き方向に沿うように配される。コンテ
ィニュアスストランドマット30は、ガラス連続繊維を
ランダムに且つ均一に分散させバインダーでマット状に
したものであり、4軸組布20の表裏面を覆うように配
される。
【0023】引抜き成形装置10は、触媒や硬化剤を混
合した溶融樹脂42を収容した樹脂槽40と、内部に円
筒状の引抜き用の通路が形成された金型50と、4軸組
布20及びコンティニュアスストランドマット30を金
型50を通して引抜くプーラー60と、パイプ状に形成
されたFRPを所望の長さにカットする切断機70と、
を備えている。
【0024】樹脂槽40の上流側には、4軸組布20の
表裏面にコンティニュアスストランドマット30を積層
して樹脂槽40に浸漬させるためのスリット部材44が
設けられている。但し、このスリット部材44は必ずし
も設ける必要はない。樹脂槽40に滞留させる溶融樹脂
42としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステ
ル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メタアクリレ
ート樹脂等の熱硬化性樹脂や、ナイロン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂等の種々の熱可塑性樹脂を利用することがで
きる。
【0025】樹脂槽40の下流に位置する金型50は、
SKDやSCMのダイス鋼で形成されており、上型50
aと下型50bを締結することで円筒状の通路が形成さ
れる。また、金型50内を通過する成形品はヒータ52
によって加熱され、4軸組布20等に含浸した樹脂が硬
化する。金型50の上流には、4軸組布20及びコンテ
ィニュアスストランドマット30の内部まで溶融樹脂4
2を浸透させるとともに余剰の溶融樹脂42を取り除
き、且つ、4軸組布20等を金型50の通路に導入する
ための3つのローラからなるローラ群54が設けられて
いる。
【0026】プーラー60は、金型を通過した成形品を
回転するローラで上下から挟み込むいわゆるキャタピラ
方式のものである。プーラー60は、機械的、油圧的に
往復動する2台のクランプで成形品を引抜くいわゆるク
ランプユニット方式としてもよい。切断機70は、ブレ
ードをモータMの駆動力で回転させて、成形品を切断す
る。
【0027】以上が、引抜き成形装置10の構成であ
る。次に、同装置を用いてFRPパイプを製造する方法
を説明する。
【0028】まず、プーラー60を回転駆動させ、ドラ
ム状に巻かれた4軸組布20及びコンティニュアススト
ランドマット30,30を引き出す。その後、スリット
部材44でマット30,30が4軸組布20の表裏面を
覆うように重ねられ、樹脂槽40内で溶融樹脂42に含
浸される。
【0029】樹脂槽40を通過した4軸組布20等は、
ローラ群54で圧接されて樹脂が内部まで浸透し、金型
50の円筒状の通路内に引き込まれる。この際、4軸組
布20とマット30の積層体は、金型50の通路に倣っ
て円筒状に丸められながら引き抜かれる。また、円筒の
長手方向すなわち引抜き方向に、4軸組布20の経糸1
1,16の軸方向が沿っている。金型50の後段におい
て、成形品はヒータ52によって加熱され、含浸した溶
融樹脂42が硬化する。
【0030】金型50から引抜かれた長尺の成形品は切
断機70によって所望の長さに切断されて、本実施形態
のFRPパイプ80を得ることができる。
【0031】図3に、得られたFRPパイプ80の斜視
図を示し、図4に、図3の領域Sの拡大図を示す。図3
に示すように、FRPパイプ80には4軸組布20とコ
ンティニュアスストランドマット30のラップ部とし
て、パイプ内側に強度を向上させるための平坦部82が
形成されている。また、図4に示すように、FRPパイ
プ80は、外側から順に、マット30、経糸11の層、
緯糸12の層、斜交糸13の層、斜交糸14の層、緯糸
15の層、経糸16の層、マット30という積層構造と
なっている。このように溶融樹脂42が含浸し易いコン
ティニュアスストランドマット30を4軸組布20に重
ねることで、FRPパイプ80の外観品質及び強度を向
上させることができる。
【0032】ここで、本実施形態では、FRPパイプ8
0の円周方向に沿った各緯糸12,15及び円周方向に
対して45°傾いた各斜交糸13,14の目付量が、軸
方向の経糸11,16の目付量よりも大きくなっている
ため、FRPパイプ80の周方向の強度は高いものにな
っている。パイプに内圧が加えられた場合、パイプの軸
方向よりも円周方向にかかる応力の方が高くなるが、こ
のような構成とすることで軸方向と円周方向の強度がほ
ぼ等しくなり、円周方向の破壊を防止することができ
る。このため、FRPパイプ80を大きな内圧がかかる
液体輸送用パイプ等として利用しても、FRPパイプ8
0の周方向に破壊が生じることを抑制できる。
【0033】また、閉断面のパイプに内圧が作用した場
合、周方向にかかる応力はパイプの軸方向にかかる応力
の約2倍となる。上記のように、経糸11,16の目付
量を1として、これに対して軸方向が各々−45°,4
5°傾いた斜交糸13,14の目付量及び経糸に対して
90°傾いた緯糸12,15の目付量の合計値が1.5
以上の場合に、FRPパイプ80の軸方向及び周方向の
強度のバランスが優れたものとなる。好ましくは、経糸
11,16の目付量、これに対して軸方向が−45°傾
いた斜交糸13の目付量、45°傾いた斜交糸14の目
付量、経糸に対して90°傾いた緯糸12,15の目付
量は、1:1:1:2の関係にあることがよい。これら
のことは、本発明者らが有限要素法を用いた解析の結
果、見出した事項である。
【0034】また、斜交糸13、斜交糸14、及び経糸
12,15は、経糸11,16に対して必ずしも−4
5、45°、及び90°傾いている必要はなく、各々−
30°〜−60°、30°〜60°、及び75°〜10
5°の傾きを有すれば同様の効果を得ることができる。
【0035】また、本実施形態では、FRP用組布とし
て4軸組布を用いたが、この他、3軸組布等の複数方向
に連続繊維束が配された様々な組布を用いることができ
る。有限要素法を用いた解析の結果、3軸組布を用いる
場合は、経糸に対して軸方向が45°〜75°(好まし
くは60°)傾いた斜交糸と、−45°〜−75°(好
ましくは−60°)傾いた斜交糸を設けることで、FR
Pパイプの軸方向及び円周方向の強度がほぼ等しくなる
ことが判明した。
【0036】さらに、本実施形態において、4軸組布2
0にニードリング処理を施して開繊させてもよい。この
ようにニードリング処理を施して毛羽立たせることによ
り、樹脂含浸性が高まるとともに、組布の交点の密着性
が向上して目ズレを防止することができる。
【0037】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明をより具体的
に説明する。
【0038】本実施例では、図1に示した4軸組布を強
化材とし、これに不飽和ポリエステルを含浸させて、図
2の引抜き成形装置によってFRPパイプを作製した。
上記のように、FRPパイプは、コンティニュアススト
ランドマット、経糸(0°)の層、緯糸(90°)の
層、斜交糸(−45°)の層、斜交糸(45°)の層、
緯糸(90°)の層、経糸(0°)の層、コンティニュ
アスストランドマットという積層構造となっている。
【0039】一方、比較例として、連続ガラス繊維を並
列させたものの表裏面にコンティニュアスストランドマ
ットを積層し、これに不飽和ポリエステルを含浸させ
て、FRPパイプを作製した。
【0040】表1に、FRPパイプの両端を閉鎖し、水
によって内水圧を加えて圧力破壊試験を行った結果を示
す。
【0041】
【表1】
【0042】表1に示す破壊の方向と破壊圧力値から判
るように、実施例のFRPパイプは比較例のパイプに比
して破壊圧力値が約4倍以上強化されており、また、軸
方向で破壊が生じていることから、周方向強度が要求さ
れる用途においては非常に有用であるといえる。
【0043】以上、本発明者らによってなされた発明を
実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、FRPパイ
プは円筒状に限られず、角筒形状等にしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一の方向の連続繊維束の目付量よりも他の方向の連続繊
維束の目付量が大きくなっており、一の方向の連続繊維
束をパイプの軸方向に沿わせることで、FRPパイプの
破壊強度を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFRP用組布(4軸組布)を示す平面
図である。
【図2】本発明のFRPパイプを製造するために用いる
引抜き成形装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明のFRPパイプを示す斜視図である。
【図4】図3に示す領域Sの拡大図である。
【符号の説明】
10…引抜き成形装置、11…経糸(0°)、12…緯
糸(90°)、13…斜交糸(−45°)、14…斜交
糸(45°)、15…緯糸(90°)、16…経糸(0
°)、20…4軸組布(FRPパイプ用組布)、30…
コンティニュアスストランドマット(マット状の繊維基
材)、40…樹脂槽、42…溶融樹脂、44…スリット
部材、50…金型、52…ヒータ、54…ローラ群、6
0…プーラー、70…切断機、80…FRPパイプ、8
2…パイプ平坦部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 将義 福島県福島市郷野目字東1番地 日東紡績 株式会社内 (72)発明者 平山 紀夫 福島県郡山市富久山町福原字塩島1番地 株式会社ニットーボー・エフアールピー研 究所内 Fターム(参考) 4F205 AA41 AD16 AG08 HA05 HA27 HA33 HA34 HB02 HC06 HC07 HM03 HT13 HT14 4L047 AA05 AB03 AB07 BA03 BA12 BD03 CA02 CA19 CB01 CB10 CC13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状のFRPの強化材として用いら
    れるFRPパイプ用組布において、 連続繊維束が複数方向に配されており、 一の方向の前記連続繊維束の目付量よりも、他の方向の
    連続繊維束の目付量が大きいことを特徴とするFRP用
    組布。
  2. 【請求項2】 一の方向の連続繊維束の軸方向に対し
    て、軸方向が30°〜60°傾いた連続繊維束と、−3
    0°〜−60°傾いた連続繊維束と、75°〜105°
    傾いた連続繊維束とを有し、 前記一の方向の連続繊維束の目付量を1とした場合に、
    前記30°〜60°傾いた連続繊維束の目付量、前記−
    30°〜−60°傾いた連続繊維束の目付量、及び前記
    75°〜105°傾いた連続繊維束の目付量の合計が
    1.5以上であることを特徴とする請求項1記載のFR
    P用組布。
  3. 【請求項3】 一の方向の連続繊維束の軸方向に対し
    て、軸方向が45°〜75°傾いた連続繊維束と、−4
    5°〜−75°傾いた連続繊維束と、を有することを特
    徴とする請求項1記載のFRP用組布。
  4. 【請求項4】 前記連続繊維束はガラス繊維で構成さ
    れ、且つ、ニードリング処理によって開繊されているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項記
    載のFRP用組布。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のうち何れか一項記
    載のFRPパイプ用組布が、前記一の方向の連続繊維束
    がパイプの軸方向に沿うようにパイプ状に巻かれ、且
    つ、前記FRPパイプ用組布にマット状の繊維基材が重
    ねられ、これに樹脂が含浸されたことを特徴とするFR
    Pパイプ。
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