JP2002283217A - ホーニング加工装置 - Google Patents
ホーニング加工装置Info
- Publication number
- JP2002283217A JP2002283217A JP2001085228A JP2001085228A JP2002283217A JP 2002283217 A JP2002283217 A JP 2002283217A JP 2001085228 A JP2001085228 A JP 2001085228A JP 2001085228 A JP2001085228 A JP 2001085228A JP 2002283217 A JP2002283217 A JP 2002283217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- honing
- work
- positioning plate
- tool
- guide hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
グツールの寿命を延ばすとともに、長期にわたって高い
寸法精度を得ることができるホーニングツールを提供す
る。 【構成】 筒状のワークを保持するワーク保持具と、ワ
ーク保持具に対し進退可能に配置され、ワーク保持具側
端部にワークの内周面に当接するホーニングヘッド、中
央側にホーニングヘッドの外径より大径の案内部を有す
るホーニングツールと、ホーニングツールの案内部が嵌
合し、ホーニングツールの軸線垂直方向の位置決めを行
う案内孔を有する位置決め板と、位置決め板の案内孔を
介しワークの内周面に潤滑剤を供給する潤滑手段とを備
えるホーニング加工装置において、位置決め板の案内孔
に対向する内周面に軸線方向に延びる誘動溝を形成す
る。
Description
加工を施すホーニング加工装置に関する。
上げの研磨加工を施す場合、図8に示す如きホーニング
加工装置101が使用されてきた。このようなホーニン
グ加工装置101は、下側に固定される固定型131
と、固定型131に対して進退可能に配置される駆動体
111とを備え、固定型131の上端部に設けられたワ
ーク保持具132によりワークWが所定位置に配置され
る。このワーク保持具132の上側には、ワークWと同
心状の案内孔142を有する位置決め板141が配置さ
れ、位置決め板141の上側には案内孔142を介して
ワークWの内周面に潤滑剤を供給する潤滑手段151が
設けられる。また、駆動体111の下端部には、ワーク
保持具側端部にワークWの内周面に当接するホーニング
ヘッド122、中央側に位置決め板141の案内孔14
2に嵌合する案内部123を有するホーニングツール1
21が設けられていた。
の内周面に研磨加工を行う場合、まず、ワーク保持具1
32を使用して固定型131にワークWを固定した状態
で、ホーニングツール121を回転させるとともに連続
的に下降させる。そしてホーニングツール121のホー
ニングヘッド122が位置決め板141の案内孔142
を通過すると同時にホーニングツール121の案内部1
23が案内孔142に嵌合し、ホーニングツール121
の軸心とワークWの軸心が一致するように調心され、更
にホーニングツール121は下降し、図9に示す如く、
ワークWの内周面にホーニングヘッド122の外周研磨
部122aが当接する状態で上下方向に往復運動を行
い、研磨加工を施してきた。
加工装置101を使用してワークの内周面に研磨加工を
行う場合、ホーニングツール121の案内部123と位
置決め板141の案内孔142とによりホーニングツー
ル121とワークWとが自動調心されるため、高い寸法
精度を維持できるという利点がある。しかしこのように
位置決め板141の案内孔142を介してワークWの内
周面に潤滑剤を供給するホーニング加工装置101で
は、ワークWの内周面にホーニングヘッド122が当接
し研磨加工を実施しているとき、ホーニングツール12
1の案内部123が位置決め板141の案内孔142に
嵌合しているため、研磨加工中にワークWの内周面に潤
滑剤を供給することができず、長期の使用によりワーク
Wの内周面の面粗度が低下し、ホーニングツール121
の寿命も短くなるということがある。
32と位置決め板141との間隔を広げ両者間に潤滑手
段151を設けて直接潤滑剤をワークWの内周面に供給
することも考えられる。しかしワーク保持具132と位
置決め板141との間隔を広げると、ホーニングツール
121のホーニングヘッド122と案内部123との間
隔を広くしなければならず、そのためホーニングツール
121が案内部123で自動調心されてもホーニングヘ
ッド122は軸線垂直方向に振れて寸法精度が低下する
ということがある。
研磨加工の面粗度の低下を抑制し、ホーニングツールの
寿命を延ばすとともに、長期にわたって高い寸法精度を
得ることができるホーニングツールを提供することを目
的とする。
おりである。
と、ワーク保持具に対し進退可能に配置され、ワーク保
持具側端部にワークの内周面に当接するホーニングヘッ
ド、中央側にホーニングヘッドの外径より大径の案内部
を有するホーニングツールと、ホーニングツールの案内
部が嵌合し、ホーニングツールの軸線垂直方向の位置決
めを行う案内孔を有する位置決め板と、位置決め板の案
内孔を介しワークの内周面に潤滑剤を供給する潤滑手段
とを備えるホーニング加工装置において、位置決め板の
案内孔に対向する内周面に軸線方向に延びる誘動溝を形
成する。
側端部に、端面に向かって漸次拡径されるテーパ面を形
成する。
て説明する。
工装置1にワークWを配置した状態を表し、下側に固定
される固定型31と、固定型31に対して進退可能に配
置される駆動体11と、固定型31と駆動体11の間に
配置される位置決め板41と、三者を装着し上下方向に
延びる支持ボード61とを備える。
と、ベース33の上部に配置されるダイス34と、ワー
クWを所定位置に固定するワーク保持具32とからな
り、ダイス34及びベース33には、その中心を貫通す
る排出孔34a,33aが形成される。また、ワーク保
持具32は、ワークWに対し水平方向で進退可能に構成
され、ワークWを両側から把持可能である。
心状にホーニングツール21が配置され、ホーニングツ
ール21の被チャック軸24を主軸14のチャック部1
3が把持することにより、主軸14とホーニングツール
21は一体的に固定される。ここでホーニングツール2
1は、ワーク保持具側端部に外周に砥石を取付けた研磨
部22aを有するホーニングヘッド22と、中央側にホ
ーニングヘッド22の外径より大径の案内部23が形成
され、ホーニングヘッド22の外径は研磨前のワークW
の内径より若干大径に形成される。このホーニングツー
ル21及び主軸14は、図示せぬベルトでモータ15と
同期し回転する。そして主軸14を保持するハウジング
12及び隣接するモータ15は、支持ボード61のレー
ル62と係合するキャリア16に固定され、上下方向に
移動可能である。
の上側に隣接して支持ボード61に固定され、ワーク保
持具32に保持されたワークWと同心の案内孔42を有
する。この案内孔42の内径はホーニングツール21の
案内部23外径と略同一である。ここで位置決め板41
について図2に基づいて更に説明すると、内周面に案内
孔42に沿って軸線方向に延びる三本の誘動溝43が形
成される。また内周面の上端部には、上端面に向かって
漸次拡径されるテーパ面44が形成される。
潤滑手段で、位置決め板41の案内孔42を介してワー
クWの内周面に潤滑剤を供給する。
研磨加工を行う方法を説明する。まず、ダイス34の上
面に載置したワークWをワーク保持具32で水平方向か
ら把持固定する。続いて、モータ15で主軸14及びホ
ーニングツール21を回転すると同時に、図3に示す如
く、潤滑手段51から潤滑剤を放出させる。その後、ホ
ーニングツール21を下降させ、図4に示す如く、ホー
ニングツール21のホーニングヘッド22が位置決め板
41の案内孔42を通過後、図5に示す如く、ホーニン
グツール21の案内部23が位置決め板41の案内孔4
2に嵌合され、ホーニングツール21の軸心とワークW
の軸心が一致するように調心される。このホーニングツ
ール21の案内部23と位置決め板41の案内孔42が
嵌合した状態において、潤滑剤は誘動溝43を通過し、
ワークWの内周面とホーニングヘッド22の研磨部22
aが当接する加工面に供給される。そしてホーニングツ
ール21は更に下降し、図6に示す如く、継続的に潤滑
剤が供給される状態でワークWの内周面に対しホーニン
グヘッド22が上下方向に往復運動を行い研磨加工が施
される。そして最後に駆動体11が上方へ退避し、研磨
加工が完了する。
決め板41の案内孔42に対向する内周面に軸線方向に
延びる誘動溝43を形成したため、研磨加工中において
誘動溝43を介してワークWの内周面に潤滑剤を供給で
きる。
滑手段側端部に、端面に向かって漸次拡径されるテーパ
面44を形成することにより、テーパ面44に沿って潤
滑剤を誘動溝43に導入できる。
溝43を軸線方向に沿わせてストレートに形成したが、
図7に示す如く、誘動溝43を螺旋状に形成しても良
い。このように誘動溝43を螺旋状に形成することによ
り、ホーニングツール21の往復運動で潤滑剤を位置決
め板41の案内孔42及びホーニングツール21の案内
部23全面に供給できる。
ークを保持するワーク保持具と、ワーク保持具に対し進
退可能に配置され、ワーク保持具側端部にワークの内周
面に当接するホーニングヘッド、中央側にホーニングヘ
ッドの外径より大径の案内部を有するホーニングツール
と、ホーニングツールの案内部が嵌合し、ホーニングツ
ールの軸線垂直方向の位置決めを行う案内孔を有する位
置決め板と、位置決め板の案内孔を介しワークの内周面
に潤滑剤を供給する潤滑手段とを備えるホーニング加工
装置において、位置決め板の案内孔に対向する内周面に
軸線方向に延びる誘動溝を形成したため、研磨加工中に
おいて誘動溝を介してワークの内周面に潤滑剤を供給で
き、ワークの内周面の面粗度を良好に維持できるととも
に、ホーニングツールの寿命を延ばすことができる。ま
た、ホーニングツールのホーニングヘッドと案内部との
間隔を狭く設定できるため、高い寸法精度を得ることが
できる。
段側端部に、端面に向かって漸次拡径されるテーパ面を
形成すると、テーパ面に沿って潤滑剤を誘動溝に充分に
導入できる。
ニングツールの往復運動で潤滑剤を位置決め板の案内孔
及びホーニングツールの案内部全面に供給でき、ホーニ
ングツール及び位置決め板の寿命も延ばすことができ
る。
す部分断面正面図である。
成部品である位置決め板を表し、(ア)は断面正面図、
(イ)は平面図である。
用して研磨加工を行う第一段階を表す部分断面拡大図で
ある。
用して研磨加工を行う第二段階を表す部分断面拡大図で
ある。
用して研磨加工を行う第三段階を表す部分断面拡大図で
ある。
用して研磨加工を行う第四段階を表す部分断面拡大図で
ある。
を表す部分断面正面図である。
部分断面正面図である。
部分断面正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状のワーク(W)を保持するワーク保
持具(32)と、該ワーク保持具(32)に対し進退可
能に配置され、ワーク保持具側端部にワーク(W)の内
周面に当接するホーニングヘッド(22)、中央側にホ
ーニングヘッド(22)の外径より大径の案内部(2
3)を有するホーニングツール(21)と、該ホーニン
グツール(21)の案内部(23)が嵌合し、ホーニン
グツール(21)の軸線垂直方向の位置決めを行う案内
孔(42)を有する位置決め板(41)と、該位置決め
板(41)の案内孔(42)を介しワーク(W)の内周
面に潤滑剤を供給する潤滑手段(51)とを備えるホー
ニング加工装置において、前記位置決め板(41)の案
内孔(42)に対向する内周面に軸線方向に延びる誘動
溝(43)を形成したことを特徴とするホーニング加工
装置。 - 【請求項2】 前記位置決め板(41)の内周面におけ
る潤滑手段側端部に、端面に向かって漸次拡径されるテ
ーパ面(44)を形成したことを特徴とする請求項1記
載のホーニング加工装置。 - 【請求項3】 前記誘動溝(43)を螺旋状に形成した
ことを特徴とする請求項1及び2記載のホーニング加工
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085228A JP3865361B2 (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | ホーニング加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085228A JP3865361B2 (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | ホーニング加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283217A true JP2002283217A (ja) | 2002-10-03 |
JP3865361B2 JP3865361B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=18940773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001085228A Expired - Fee Related JP3865361B2 (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | ホーニング加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3865361B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238318A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 円筒内周面のホーニング装置 |
JP2011084002A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Bridgestone Corp | 筒状金型の製造方法 |
CN102672590A (zh) * | 2011-03-07 | 2012-09-19 | 富士重工业株式会社 | 珩磨装置 |
CN103170901A (zh) * | 2011-12-20 | 2013-06-26 | 苏州信能精密机械有限公司 | 一种珩磨机的中心调整机构及方法 |
KR102622025B1 (ko) * | 2023-10-19 | 2024-01-10 | 주식회사 영테크 | 호닝머신의 절삭유 공급장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107471078A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-12-15 | 黄进 | 一种快装型珩磨夹具 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001085228A patent/JP3865361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238318A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 円筒内周面のホーニング装置 |
JP2011084002A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Bridgestone Corp | 筒状金型の製造方法 |
CN102672590A (zh) * | 2011-03-07 | 2012-09-19 | 富士重工业株式会社 | 珩磨装置 |
CN103170901A (zh) * | 2011-12-20 | 2013-06-26 | 苏州信能精密机械有限公司 | 一种珩磨机的中心调整机构及方法 |
KR102622025B1 (ko) * | 2023-10-19 | 2024-01-10 | 주식회사 영테크 | 호닝머신의 절삭유 공급장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3865361B2 (ja) | 2007-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070246372A1 (en) | Electrochemical Machining Tool and Method for Machining a Product Using the Same | |
US8303799B2 (en) | Process and apparatus for grinding with electrolytic dressing | |
US6806435B2 (en) | Small hole electric discharge machine drill provided with depth-specific processing means | |
JP5808163B2 (ja) | 硬質脆性板の周縁加工装置 | |
JP2012086324A (ja) | クランプ装置 | |
JP2001287119A (ja) | 細穴放電加工方法および細穴放電加工装置 | |
WO2016107191A1 (zh) | 抛光夹具以及使用该抛光夹具进行抛光的方法 | |
JP2002283217A (ja) | ホーニング加工装置 | |
CN111015393A (zh) | 一种静铁芯表面加工设备中的磨平机构 | |
JP2008018499A (ja) | 型彫り・細穴複合放電加工方法および装置 | |
JP2010194636A (ja) | 内歯車ワーク位置決め用治具 | |
CN116141177A (zh) | 一种用于半导体用石英环台阶抛光装置 | |
JP2002367939A (ja) | 半導体装置の製造方法及びそのための周辺部不要膜除去装置 | |
CN113618527A (zh) | 自动打磨设备 | |
KR101959173B1 (ko) | 볼 스터드 가공기 | |
JP2007050487A (ja) | 導電性材料から成るワークを切断する方法 | |
TW201817516A (zh) | 銑床之臥式車削裝置(一) | |
JPH0639052B2 (ja) | 超精密研削装置 | |
JP2010201580A (ja) | 切削ブレードの整形方法 | |
JP2002052447A (ja) | 半導体ウェーハのノッチ研削装置及びノッチ溝の面取り方法 | |
JP4401701B2 (ja) | 円筒部材の加工方法及び円筒部材の加工装置及び円筒部材 | |
KR101959174B1 (ko) | 볼 스터드 가공 방법 | |
JP2001038533A (ja) | 細穴放電加工装置に於けるパイプ電極ガイド装置 | |
CN220050083U (zh) | 一种立式镗床 | |
TW201800179A (zh) | 加工裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060710 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20061002 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20061002 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |