JP2002282736A - ドラム磁選機 - Google Patents
ドラム磁選機Info
- Publication number
- JP2002282736A JP2002282736A JP2001088814A JP2001088814A JP2002282736A JP 2002282736 A JP2002282736 A JP 2002282736A JP 2001088814 A JP2001088814 A JP 2001088814A JP 2001088814 A JP2001088814 A JP 2001088814A JP 2002282736 A JP2002282736 A JP 2002282736A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- pole
- drums
- magnetic separator
- poles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強い磁場を広い範囲に作ることができ、鉄分
を効率よく分離することができるドラム磁選機の提供。 【解決手段】 一対のドラム1,2を選別処理物が上方
から下方へ通る間隔をおいて平行に対向して設け、一方
のドラム1の周面にS極とN極を交互に配置し、他方の
ドラム2の周面に、両ドラム1,2が回転する際に、一
方のドラム1のS極とN極に対向するN極とS極を交互
に配置したドラム磁選機。
を効率よく分離することができるドラム磁選機の提供。 【解決手段】 一対のドラム1,2を選別処理物が上方
から下方へ通る間隔をおいて平行に対向して設け、一方
のドラム1の周面にS極とN極を交互に配置し、他方の
ドラム2の周面に、両ドラム1,2が回転する際に、一
方のドラム1のS極とN極に対向するN極とS極を交互
に配置したドラム磁選機。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄分を含む混合物
から鉄分を磁力選別する対極式ドラム磁選機に関する。
から鉄分を磁力選別する対極式ドラム磁選機に関する。
【従来の技術】釘が打ち込まれた板などを粉砕してチッ
プにした木片と鉄分の混合物から鉄分を除去するため、
ドラム磁選機が使用されている。この種のドラム磁選機
は、例えば特開2000−176307号公報、特階平
8−52379号公報などに記載されている。これらの
ドラム磁選機は、いずれも単体のドラムを備えたもので
ある。図4は従来のドラム磁選機のドラムの縦断面図で
ある。従来のドラム磁選機は単1のドラム1の表面にS
極とN極を交互に配置されている。ドラム1の表面には
S極とN極の間に磁場が形成される。
プにした木片と鉄分の混合物から鉄分を除去するため、
ドラム磁選機が使用されている。この種のドラム磁選機
は、例えば特開2000−176307号公報、特階平
8−52379号公報などに記載されている。これらの
ドラム磁選機は、いずれも単体のドラムを備えたもので
ある。図4は従来のドラム磁選機のドラムの縦断面図で
ある。従来のドラム磁選機は単1のドラム1の表面にS
極とN極を交互に配置されている。ドラム1の表面には
S極とN極の間に磁場が形成される。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドラム磁選機では、磁場がドラム表面近くだけで広い範
囲に取れないので、鉄分を確実に選別するには、ドラム
磁選機に数回繰り返して通すか、あるいは数台のドラム
磁選機を通す必要があった。そのため、従来のドラム磁
選機による鉄分の選別に時間が掛かるとともに、設備が
高価なものとなっていた。そこで、本発明は、強い磁場
を広い範囲に作ることができ、鉄分を効率よく分離する
ことができるドラム磁選機を提供するものである。
ドラム磁選機では、磁場がドラム表面近くだけで広い範
囲に取れないので、鉄分を確実に選別するには、ドラム
磁選機に数回繰り返して通すか、あるいは数台のドラム
磁選機を通す必要があった。そのため、従来のドラム磁
選機による鉄分の選別に時間が掛かるとともに、設備が
高価なものとなっていた。そこで、本発明は、強い磁場
を広い範囲に作ることができ、鉄分を効率よく分離する
ことができるドラム磁選機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】本発明のドラム磁選機
は、一対のドラムを選別処理物が上方から下方へ通る間
隔をおいて平行に対向して設け、一方のドラムの周面に
S極とN極を交互に配置し、他方のドラムの周面に、両
ドラムが回転する際に、一方のドラムのS極とN極に対
向するN極とS極を交互に配置したことを特徴とする。
は、一対のドラムを選別処理物が上方から下方へ通る間
隔をおいて平行に対向して設け、一方のドラムの周面に
S極とN極を交互に配置し、他方のドラムの周面に、両
ドラムが回転する際に、一方のドラムのS極とN極に対
向するN極とS極を交互に配置したことを特徴とする。
【発明の実施の形態】図1は本発明のドラム磁選機の平
面図、図2は同正面図、図3は本発明のドラムの断面図
である。一対のドラム1,2が架台3上に水平に間隔を
おいて対向して配置される。それぞれのドラム1,2は
モーター4、スプロケット5及びチェーン6によって選
別処理物が下方に落下するように図の矢印に示すように
互いに反対方向に回転する。一方のドラム1の周面に
は、図3に示すように、磁石のS極とN極を交互に配置
する。磁石はドラムの軸方向に沿って全長にわたって設
ける。他方のドラム2の周面にも対向する一方のドラム
1と同様に磁石のS極とN極を交互に配置する。他方の
ドラム2のS極とN極の配置は、両ドラム1,2が回転
する際に、一方のドラム1のS極とN極に対向するよう
に配置する。それぞれのドラム1,2の下方には、ドラ
ム1,2から磁着した鉄分を掻き取って除去するための
フィン7がドラム1,2の軸方向に沿って配置されてい
る。また、それぞれのドラム1,2の下方には、フィン
7で掻き取った鉄分を回収するホッパー8が配置されて
いる。本発明のドラム磁選機の動作について説明する。
ドラム1とドラム2との間を落下する木片と釘などの鉄
分とが混ざった選別処理物は、回転する一方のドラム1
のS極またはN極に対向する、他方のドラム2のS極ま
たはN極で形成される磁界により鉄分が両ドラム1,2
に磁着し、フィン7の位置に達すると、フィン7により
掻き取られ、それぞれのドラム1,2の下方に配置され
たホッパー8に落下する。鉄分が分離された木片はその
まま落下する。分離された木片及び鉄分は再利用され
る。図4は従来の単一ドラムのドラム磁選機と本発明の
一対のドラムを備えたドラム磁選機の磁力を比較したグ
ラフである。図4から明らかなとおり、ドラムを対向さ
せた本発明は、従来のひとつのドラムに比べて大きな磁
力が得られることが分かる。
面図、図2は同正面図、図3は本発明のドラムの断面図
である。一対のドラム1,2が架台3上に水平に間隔を
おいて対向して配置される。それぞれのドラム1,2は
モーター4、スプロケット5及びチェーン6によって選
別処理物が下方に落下するように図の矢印に示すように
互いに反対方向に回転する。一方のドラム1の周面に
は、図3に示すように、磁石のS極とN極を交互に配置
する。磁石はドラムの軸方向に沿って全長にわたって設
ける。他方のドラム2の周面にも対向する一方のドラム
1と同様に磁石のS極とN極を交互に配置する。他方の
ドラム2のS極とN極の配置は、両ドラム1,2が回転
する際に、一方のドラム1のS極とN極に対向するよう
に配置する。それぞれのドラム1,2の下方には、ドラ
ム1,2から磁着した鉄分を掻き取って除去するための
フィン7がドラム1,2の軸方向に沿って配置されてい
る。また、それぞれのドラム1,2の下方には、フィン
7で掻き取った鉄分を回収するホッパー8が配置されて
いる。本発明のドラム磁選機の動作について説明する。
ドラム1とドラム2との間を落下する木片と釘などの鉄
分とが混ざった選別処理物は、回転する一方のドラム1
のS極またはN極に対向する、他方のドラム2のS極ま
たはN極で形成される磁界により鉄分が両ドラム1,2
に磁着し、フィン7の位置に達すると、フィン7により
掻き取られ、それぞれのドラム1,2の下方に配置され
たホッパー8に落下する。鉄分が分離された木片はその
まま落下する。分離された木片及び鉄分は再利用され
る。図4は従来の単一ドラムのドラム磁選機と本発明の
一対のドラムを備えたドラム磁選機の磁力を比較したグ
ラフである。図4から明らかなとおり、ドラムを対向さ
せた本発明は、従来のひとつのドラムに比べて大きな磁
力が得られることが分かる。
【発明の効果】本発明は、S極とN極を交互に配置した
ドラムを備えることにより、強い磁場を作ることがで
き、鉄分を効率よく分離することが可能となる。
ドラムを備えることにより、強い磁場を作ることがで
き、鉄分を効率よく分離することが可能となる。
【図1】本発明のドラム磁選機の平面図である。
【図2】本発明のドラム磁選機の正面図である。
【図3】本発明のドラムの縦断面図である。
【図4】従来の単一ドラムのドラム磁選機と本発明の一
対のドラムを備えたドラム磁選機の磁力を比較したグラ
フである。
対のドラムを備えたドラム磁選機の磁力を比較したグラ
フである。
【図5】従来のドラム磁選機のドラムの縦断面図であ
る。
る。
1,2:ドラム 3:架台 4:モータ 5:スプロケット 6:チェーン 7:フィン 8:ホッパー 9:分岐板
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のドラムを選別処理物が上方から下
方へ通る間隔をおいて平行に対向して設け、一方のドラ
ムの周面にS極とN極を交互に配置し、他方のドラムの
周面に、両ドラムが回転する際に、一方のドラムのS極
とN極に対向するN極とS極を交互に配置したことを特
徴とするドラム磁選機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001088814A JP2002282736A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | ドラム磁選機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001088814A JP2002282736A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | ドラム磁選機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282736A true JP2002282736A (ja) | 2002-10-02 |
Family
ID=18943849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001088814A Pending JP2002282736A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | ドラム磁選機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002282736A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017524919A (ja) * | 2014-06-23 | 2017-08-31 | ザ・チャールズ・スターク・ドレイパ・ラボラトリー・インコーポレイテッド | トレーサ粒子を使用する注入井識別 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48958U (ja) * | 1971-05-28 | 1973-01-08 | ||
JPS5152568A (ja) * | 1974-11-01 | 1976-05-10 | Hitachi Metals Ltd |
-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001088814A patent/JP2002282736A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48958U (ja) * | 1971-05-28 | 1973-01-08 | ||
JPS5152568A (ja) * | 1974-11-01 | 1976-05-10 | Hitachi Metals Ltd |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017524919A (ja) * | 2014-06-23 | 2017-08-31 | ザ・チャールズ・スターク・ドレイパ・ラボラトリー・インコーポレイテッド | トレーサ粒子を使用する注入井識別 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110506 |