JP2017524919A - トレーサ粒子を使用する注入井識別 - Google Patents

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Abstract

生産井および2つ以上の注入井によって穿通される、地下リザーバを観察するための方法。磁気トレーサ粒子の第1のセットは、1つの注入井によってリザーバに送達されるが、磁気トレーサ粒子の第2のセットは、第2の注入井を介してリザーバに送達される。トレーサ粒子の第1のセットは、第1の識別要素を含むが、トレーサ粒子の第2のセットは、第2の識別要素を含む。生産井から生産される流体中のトレーザ粒子の第1のセットまたは第2のセットからの粒子の存在または不在は、生産流体中の識別要素を使用する、X線蛍光分光法または別の類似技法によって判定される。トレーサ粒子は、磁気抽出によって生産流体中に濃縮される。特定の注入井から生産井への流体流動(またはその不在)が、したがって、判定されることができる。

Description

本出願は、2014年6月23日に出願された「Injection Well Identification using Tracer Particles」という題名の米国仮特許出願第62/015,713号から優先権を主張する。上記出願は、その全体として参照することによって本明細書において援用される。
(技術分野)
本発明は、地下リザーバ内でのトレーサの使用に関し、より具体的には、トレーサ粒子に適用されるX線蛍光透視法または他の類似分析技法を使用する注入井識別に関する。
(背景)
種々の産業が、地下リザーバからの天然資源の抽出を目的として、地中に流体を注入する。いくつかの実施例は、1)フラッキング、2)COおよび/または水を注入井を介して生産井に注入することによる油井の刺激、3)生産井に平行して油井内を流れる流体を挿入することによる重油井の刺激、4)蒸気を注入することによる刺激、5)炭化水素(オイルおよびガス)の二次回収、6)ウラニウムの原位置回収(「ISR」)等を含む。いくつかの場合では、複数の注入井および1つ以上の生産井が、地下リザーバに通貫する。注入井からの流体は、生産井に流動し得る。多くの場合、流体がどの注入井に由来するかを把握することが望ましい。他の場合では、注入井からの流体は、飲料水汚染等の汚染源となり得る。多くの場合、汚染の起源を判定することが望ましい。
(実施形態の概要)
生産坑井および2つ以上の注入坑井によって穿通される、地下リザーバを観察するための方法が、提供される。トレーサ粒子の第1のセットは、1つの注入坑井によってリザーバに送達されるが、トレーサ粒子の第2のセットは、第2の注入坑井を介してリザーバに送達される。トレーサ粒子の第1のセットは、第1の識別要素を含むが、トレーサ粒子の第2のセットは、第2の識別要素を含む。各トレーサ粒子は、磁性材料を含む。生産井から生産される流体中のトレーザ粒子の第1のセットまたは第2のセットからの粒子の存在もしくは不在は、生産流体中の識別要素を使用する、X線蛍光(「XRF」)分光法または別の類似分析技法によって判定される。特定の注入井および生産井からの流体流動(またはその不在)が、したがって、判定されることができる。これは、油井によって横断される層群の特性を確立し、層群内に含有される炭化水素の探査および生産における効率を増加させることに役立つ。
本発明のいくつかの実施形態では、生産井から生産される流体中のトレーサ粒子の第1のセットまたは第2のセットからの粒子の存在もしくは不在は、流体を使用して判定されるが、流体は、依然として生産坑井内にある。他の実施形態では、磁気的に抽出されたトレーサ粒子を伴う流体が、生産坑井から除去され、外部で分析される。
本発明の種々の好ましい実施形態では、流体中の磁性トレーサ粒子が、コレクタリーダ内の磁石のアレイによって濃縮される。アレイ内の隣接する磁石の磁化方向は、アレイの近傍の流体中に高磁場勾配の領域を生成するように配向される。トレーサ粒子は、高磁場勾配のこれらの領域内に集まり、分析のために捕捉される。リーダは、捕捉された粒子内のID要素を励起し、励起された粒子によって放出される粒子励起徴候を検出する。トレーサ粒子は、次いで、粒子励起徴候から識別されることができる。
一実施形態では、コレクタリーダは、坑井の内側の回転ディスクとして構成される、磁石アレイを含む。磁石アレイによってディスクの縁に引きつけられた磁性粒子は、アレイが回転するにつれてストッパによってすくい取られる。リーダは、ストッパによって濃縮された粒子内のID要素を励起し、結果としてトレーサ粒子から放出される徴候を検出する。具体的実施形態では、X線蛍光が、収集された粒子を分析するために採用される。
別の実施形態では、コレクタリーダは、坑井の外部の回転カラーとして構成される、磁石アレイを含む。磁石アレイによってカラーの内側に引きつけられた磁性粒子は、アレイが回転するにつれてV型ストッパによって濃縮される。リーダは、濃縮されたトレーサ粒子内のID要素を励起し、結果として生じる放出徴候を検出する。具体的実施形態では、光学蛍光が、収集された粒子を分析するために採用される。
別の実施形態では、コレクタリーダは、シースによって囲繞される磁石の線形アレイを含む。線形アレイは、坑井に挿入され、流体中の粒子が、磁石アレイによって引きつけられ、シースによって捕捉される。捕捉された粒子は、坑井から除去され、外部リーダによって分析される。リーダは、粒子内のID要素を励起し、トレーサ粒子の起源を識別する、結果として生じる放出徴候を検出する。
コレクタリーダの種々の実施形態では、アレイ内の磁石構成は、隣接する磁石において反対の極性を伴う、永久磁石を含んでもよい。他の実施形態では、ハルバッハアレイが、採用されてもよい。
前述の実施形態の特徴は、付随の図面を参照して検討される、以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されるであろう。
図1は、本発明のある実施形態における、いくつかの注入坑井によって囲繞される生産坑井を図式的に示す。 図2は、図1の油井現場における、注入坑井のうちの1つから地下リザーバを通した生産坑井への流体の流動を示す。 図3は、本発明のある実施形態による、生産坑井から生産される流体中の流体の源である注入坑井を識別する、プロセスを示す。 図4A〜4Cは、図3の実施形態において使用され得る、トレーサ粒子を示す。 図5は、隣接する磁石が反対の極性を有する、永久磁石のアレイの一部における磁束線を示す、図である。 図6は、本発明のある実施形態による、坑井内に置かれるコレクタリーダ装置の断面図である。 図7は、図6の実施形態における、回転ディスクとして構成される永久磁石のアレイにおける磁束線を示す。 図8は、高磁束勾配の領域における図7のディスクの縁上に収集されたトレーサ粒子と、ディスクが回転するにつれて収集された粒子を濃縮するストッパとを示す。 図9は、流体流動によって衝撃を受けると、ディスクを回転させるフィンを示す、図7の回転ディスクの斜視図である。 図10は、本発明のある実施形態における、磁石アレイが坑井の外部のカラーとして構成されるコレクタリーダを示す、分解斜視図である。 図11は、アレイが交番極性の磁石を含む、図10の磁石アレイカラーの断面を示す。 図12は、図10に示される実施形態のストッパ部分の断面である。 図13は、アレイがハルバッハアレイとして構成される、図10の実施形態のための代替磁石アレイカラー構成の断面を示す。 図14は、本発明の別の実施形態における、永久磁石の線形アレイを使用するコレクタリーダの断面側面図である。 図15は、図14の実施形態における、コレクタリーダ線形アレイの断面端面図である。
(特定実施形態の詳細な説明)
本発明の種々の実施形態では、生産坑井および2つ以上の注入坑井によって穿通される、地下リザーバを観察するための方法が、提供される。トレーサ粒子の第1のセットは、1つの注入坑井によってリザーバに送達されるが、トレーサ粒子の第2のセットは、第2の注入坑井を介してリザーバに送達される。トレーサ粒子の第1のセットは、第1の識別要素を含むが、トレーサ粒子の第2のセットは、第2の識別要素を含む。生産井から生産される流体中のトレーザ粒子の第1のセットまたは第2のセットからの粒子の存在もしくは不在は、生産流体中の識別要素を使用する、X線蛍光分光法によって判定される。特定の注入井および生産井からの流体流動(またはその不在)が、したがって、判定されることができる。本発明の好ましい実施形態では、この識別は、X線透過ウィンドウを通してXRFを使用することによって、生産される流体を使用して遂行されることができるが、流体は、依然として生産井内にある。他の実施形態では、磁性材料を含むトレーサ粒子は、X線透過ウィンドウを通したX線蛍光分光法による識別のために、磁気、流体力学、機械システム、またはそれらの任意の組み合わせを使用することによって、依然としてパイプ内にある、生産される流体から濃縮される。またさらなる実施形態では、流体または磁気的に濃縮された粒子は、オイル流から除去され、オイルパイプの外側で分析される。またさらなる実施形態では、光学蛍光透視法または別の類似技法が、トレーサ粒子内の識別要素を識別するために採用される。
図1は、いくつかの注入坑井20によって囲繞される生産坑井10を図式的に示す。注入坑井20は、いくつかの生産井10の周辺に配列され得る。各注入坑井20は、地下リザーバ15に流体を注入し得る。1つ以上の注入坑井に注入された流体は、生産坑井10に流動し得る。図2は、注入坑井20のうちの1つから地下リザーバ15を通した生産坑井10への流体の流動を示す。したがって、生産坑井から生産される流体は、リザーバから抽出された他の流体とともに、1つ以上の注入坑井に注入された流体を含有し得る。
本発明の好ましい実施形態では、図3に示されるように、生産坑井10から生産される流体の源を判定するためのプロセス100が、提供される。トレーサ粒子が、流体とともに注入坑井に挿入される(110)。特定の注入坑井に挿入されたトレーサ粒子の識別特性は、他の注入坑井20のいずれかに注入されたトレーサ粒子の識別特性とは異なる。トレーサ粒子を運搬する注入された流体は、注入坑井を下って、地下リザーバ15中に流動する(120)。流体は、続けて生産坑井から生産され(130)、生産流体中に存在するトレーサ粒子の識別特性を判定するように分析される(140)。生産流体中のトレーサ粒子の識別特性と、各個々の注入坑井に注入されたトレーサ粒子のID特性との整合は、具体的注入井、すなわち、トレーサ粒子がリザーバ150に進入した油井の識別を可能にする。
本発明の具体的実施形態では、トレーサ粒子は、複数の源が区別される、または各源のわずかな寄与が定量化されることを可能にする、磁性成分(例えば、フェライトまたは磁気酸化物)およびいくつかの区別可能識別(「ID」)要素のうちの1つを有する、マイクロタグまたはナノタグであり得る。図4A〜4Cは、タグの例証的実施例を示す。図4Aは、磁性であり、ID要素を含有する、混合フェライトを伴うトレーサ粒子30を示す。図4Bは、ID要素を含有する層45によって囲繞される磁性コア40を伴うトレーサ粒子を示すが、図4Cは、磁性コア50、ID要素層52、および保護外側シェル54を伴うトレーサ粒子を示す。保護外側シェルは、地下オイル生産層内の高温および/または高圧に対して保護することができ、例えば、限定されないが、TiOまたはAlであってもよい。周知のフェライトは、それらの磁性を判定する種々の元素を含有する。これらの元素は、限定ではないが、Ni、Y、Mn、Zn、Cd、Mg、Al、Co、およびCuを含む。各トレーサ粒子30、40、50の磁性成分は、本発明の種々の実施形態では、分析のための磁場勾配を使用して、生産される流体流からの粒子の濃縮または抽出を可能にする。(注記:本発明の種々の実施形態における磁性トレーサ粒子濃縮および抽出の詳細は、以下に提示される。)このように濃縮されると、トレーサ粒子の検出は、これらの粒子が生産流体中の溶液または懸濁液中に均一に分散される場合よりも容易である。他の実施形態では、トレーサ粒子のID要素は、生産坑井10を通してトレーサ粒子を運搬する流体中でリアルタイムに直接読み取られることができる。種々の実施形態では、トレーサ粒子は、直径が、例えば、10nm〜30nmに及び得、他の実施形態では、トレーサ粒子は、0.1μm〜10μmを上回るように及び得る。
本発明の好ましい実施形態では、X線蛍光分光法(「XRF」)が、生産される流体中のトレーサ粒子内の具体的ID要素の存在または不在を検出するために使用される。XRFは、試料の要素組成物を測定するための感受性非接触技法である。(XRFは、1999年6月にWileyによって出版された、Ron Jenkinsによる「X−Ray Fluorescence Spectrometry」(第2版)に詳細に説明される。XRFはまた、2006年にSpringerによって出版された、Beckhoff,B.、Kanngieser,B.、Langhoff,N.、Wedell,R.、Wolff,H.(共同執筆)による「Handbook of Practical X−Ray Fluorescence Analysis」にも詳細に説明される。これらの参照文献はそれぞれ、その全体が、参照することによって本明細書に組み込まれる。)生産井10から生産される流体は、X線を用いて調査される。調査される流体試料のX線スペクトルは、生産される流体中にあるトレーサ粒子内に存在する具体的要素に対応する、種々のピークを含む。トレーサ粒子の各セット内のID要素は、粒子の各セットのXRF徴候が地下リザーバ15内で使用されるトレーサ粒子の全ての他のセットの徴候と区別され得るように選定される。トレーサ粒子の各セットは、1つの注入坑井にのみ注入されるため、トレーサ粒子のその特定のセットのXRF徴候の検出は、特定の注入井からの流体が生産された流体に寄与したことを示す。X線断面に応じて、種々の要素が、異なる検出限界において検出可能である。低検出閾値を伴う元素または酸化物が、ID要素として好ましい。150百万分率を下回って検出可能である原子元に基づいて、本発明の具体的実施形態では、Ti、V、Cr、Mn、Co、Ni、Cu、Zn、Ba、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、またはTaが、ID要素として選定されてもよい。本発明の好ましい実施形態では、単一原子元または酸化物が、トレーサ粒子の特定のセットのためのID要素として使用される。特定のID要素のXRF徴候の強度は、特定の注入井からの流体の生産された流体への寄与を判定することに役立ち得る。これらの要素の選択は、種々の用途では、坑井環境内の酸化物のコスト、毒性、および化学的安定性に基づき得る。これらの要素のいくつかの酸化物は、極めて安定しており、良好な保護層、例えば、Cr、Y、ZrO、HfOを作製するであろう。
本発明の他の好ましい実施形態では、
原子吸光と、
原子分光法と、
中性子活性化と、
光学蛍光と、
誘導結合プラズマ質量分析と、
X線光電子分光法と
のうちの1つ以上が、トレーサ粒子内のID要素を判定するために使用される。粒子内のID要素は、使用されるべき分析技法に従って選択される。例えば、光学蛍光が分析技法として使用される場合、量子ドットが、トレーサ粒子内の磁性材料と組み合わせられるID要素として使用されてもよい。分析は、パイプ内で流体試料を用いて行われてもよく、またはいくつかの場合では、流体試料が、パイプの外部での分析のためにパイプから除去されてもよい。
(磁性トレーサ粒子収集および分析)
本発明の種々の好ましい実施形態では、流体中の磁性トレーサ粒子が、永久磁石であり得る、磁石のアレイによって濃縮される。アレイ内の隣接する磁石の磁化方向は、アレイの近傍の流体中に高磁場勾配の領域を生成するように配向される。トレーサ粒子は、高磁場勾配のこれらの領域内に集まり、分析のために捕捉される。リーダは、捕捉された粒子内のID要素を励起し、励起された粒子によって放出される粒子励起徴候を検出する。トレーサ粒子は、次いで、粒子励起徴候から識別されることができる。
図5は、柔軟性磁束リターン230上の交番極性永久磁石205のアレイ200の一部を示す。磁束は、反対極性の磁石間の界面に最大勾配を伴う曲線210によって示される。(磁石の極性は、ベクトル220によって示されるとおりである。)磁石の表面240の近傍の流体中に懸濁される磁性粒子は、より高い磁束勾配の部位に優先的に集まるであろう。磁場勾配
における磁性粒子への力は、
であり、式中、mは、粒子の磁気双極モーメントである。一般的なソフトフェライトに関して、飽和磁化は、約0.2*10A/mであり、比透磁率は、100〜1000である。比透磁率を100と仮定すると、わずか2000A/m(25ガウスと同等)の磁場が、粒子の磁化を飽和させるであろう。現在の永久磁石から利用可能な強い磁場を考慮して、簡易化するために、飽和磁化が達成されると仮定することができる。粒子への力および流体を通した達成可能なドリフト速度は、磁場勾配に比例する。Lmag250の特徴的な間隔または周期を伴う交番極性永久磁石(例えば、SmCoまたはNdFeB)のアレイに関して、磁場勾配は、約2*B/Lmagである。粘度μの流体を通して進行する直径dの球状粒子に関して、摩擦係数(力と速度との比率)f=3πμdである。したがって、所与の粒子サイズおよび磁石間隔に関して、粒子速度が、導出されることができる。
本発明の種々の実施形態では、種々のコレクタリーダ実装が、以下に説明されるような磁石アレイを使用して、磁性トレーサ粒子の磁気濃縮および収集を利用することができる。
I.流体充填パイプの内部の磁石アレイディスク
本発明の好ましい実施形態では、図6の全体的断面に示されるように、コレクタリーダ装置300が、トレーサ粒子内のID要素を識別するために採用される。永久磁石の回転ディスクアレイ320が、坑井315内に設置される。ディスクは、図面の平面に垂直な軸321上で高速に回転する。流体310がアレイによって流動し、アレイが高速に回転するにつれて、ディスクは、磁性トレーサ粒子324を引きつける。図7に描写されるように、このアレイ内の磁石は、矢印によって示されるように、磁化方向において交番する。(図6〜9では、アレイ内の各磁石は、その磁化方向を示す矢印によって識別される。)柔軟性磁束リターン318が、ディスク内に提供される。これらの磁石は、隣接する磁石間に最大磁束勾配322の面積を作成する。磁性トレーサ粒子が、これらの最大勾配322の面積に優先的に引きつけられる。図8に示されるように、ストッパ335が、ディスクが高速に回転するにつれて、ディスクから収集された粒子324を剥離することによって、トレーサ粒子を収集し、したがって、それを濃縮するために提供される。本実施形態では、ストッパ335は、シャベルとして成形されるが、ストッパのための他の形状、例えば、V型もまた、可能である。図8は、磁性粒子がディスクの縁上に優先的に集まる面積324を示す、ディスクアレイ320の拡大側面図である。ディスクが高速に回転するにつれて、ストッパ335から剥離され、それによって保持されている粒子もまた、示される。これらの濃縮されたトレーサ粒子は、次いで、分析されることができる。
図6に再び目を向けると、リーダ400が、コレクタリーダ装置300のために提供される。本実施形態では、リーダ400は、X線を放出するX線管410とX線検出器430とを組み合わせる。X線は、坑井315の壁におけるX線透過ウィンドウ420を通して、ストッパ335内の磁性トレーサ粒子に衝突する。X線によって励起されると、これらのトレーサ粒子は、磁気トレーサ粒子内のID要素に特有の波長を伴う二次X線を放出することができる。これらの二次X線は、検出器430によって受信され、存在するID要素に特有の電子徴候が、生成される。したがって、トレーサ粒子の組成物が、判定されることができる。
図9は、フィン340がディスクの側面上に提供される、本発明の実施形態におけるディスク320の斜視図である。流体310がディスクを過ぎて流動し、フィンに衝突するにつれて、ディスクは、回転する。フィン340はまた、図9に示されないディスクの側面上にも提供され得ることに留意されたい。
他の好ましい実施形態では、図6のリーダ400は、検出され得る特徴的な徴候、例えば、光学蛍光等を放出するために、収集された磁性トレーサ粒子を励起し得る源410および検出器430のための任意の技術を採用してもよい。同様に、ハルバッハアレイ等の他の磁石アレイ構成が、使用されてもよい。(ハルバッハ構成は、以下に説明される。)さらに、他の実施形態では、その磁化方向がディスクの近傍の流体中に高磁束勾配の領域を生成するように変動される、永久磁石の任意のアレイ構成が、トレーサ粒子を収集するために使用されてもよい。
II.流体充填パイプの外部の磁石アレイディスク
本発明の別の好ましい実施形態では、図10の分解斜視図に示されるように、コレクタリーダ装置500が、トレーサ粒子内のID要素を識別するために採用される。非磁性材料505(例えば、Ti合金)のパイプの薄い区分が、坑井内の従来のパイプ区分に取って代わる。永久磁石の回転アレイ510が、カラーとしてこのパイプ区分を囲繞する。このアレイは、パイプ区分505を中心として回転し、ポート535を通してカラーアクチュエータモータによって駆動され、モータは、示されない。非磁性パイプ区分505の軸およびカラー510の軸は、一致する。筐体530が、上記の構成要素を含有するように提供される。流体502が、図10に示されるように流動する。
図11は、本実施形態における、磁性アレイカラー510の構成の上下図である。図11に描写されるように、このアレイ内の磁石512は、矢印によって示されるように、磁化方向において交番する。柔軟性磁束リターン514が、カラー内に提供される。これらの磁石は、カラーの内部の隣接する磁石間に最大磁束勾配の面積を生成する。磁気トレーサ粒子が、流体502がカラー510のレベルを過ぎて流動するにつれて、これらの最大磁束勾配の面積に優先的に引きつけられ、これらの磁石接合部の近傍の非金属パイプ505の内面上に集まる。V型ストッパ516が、非金属パイプ505の内壁に引きつけられる。このストッパは、図12の断面に示される。カラーアクチュエータモータ(図示せず)がその軸上でカラーを回転させるにつれて、内側パイプ壁上に収集された磁性トレーサ粒子が、V型ストッパ516に向かって回転する。ストッパ516の「V」は、分析のために、パイプ内のウィンドウ520の下にトレーサ粒子を濃縮する。
粒子クリーナ518が、分析後にストッパ516から粒子を除去するために提供される。粒子クリーナは、図11に示されるように、非金属パイプ区分505の内壁上の突起である。カラーがモータによって収集回転方向と逆の方向に回転されると、ストッパ内の粒子は、パイプ505の内壁に沿って移動し、ストッパ516から離れる。最終的に、これらの粒子は、パイプ壁上の隆起518に当たり、流体中に戻るように分散される。コレクタリーダ装置500は、したがって、さらなる粒子収集および分析のために準備される。
段落37および39に説明されるようなリーダ400が、提供される。ポート525が、リーダ源から励起エネルギー(例えば、X線)を入力し、結果として生じる励起徴候を検出器に導くために、筐体530に提供される。(源または検出器のいずれも、明確化のためにここでは示されない。)非金属パイプ区分505におけるウィンドウ520が、V型ストッパによって収集された粒子から/へのエネルギーアクセスおよびエネルギー退出のために提供される。回転カラー510における対応するウィンドウ545が、カラーの周回毎に一度ウィンドウ520にわたって回転し、したがって、カラーを通したエネルギーアクセスおよび退出を可能にする。トレーサ粒子内のID要素を識別するための徴候の分析は、上記に説明されるとおりである。
別の好ましい実施形態では、ハルバッハアレイが、図13に示されるように、カラー磁石アレイ510として使用される。本実施形態では、アレイ内の磁石は、示されるような磁化方向において交番する。この磁石構成は、磁石アレイの内面上の磁束勾配を最大限にする。したがって、磁性粒子収集が、増進される。カラーアレイ510の他の特徴は、上記に説明され、図11に示されるカラーアレイと同一である。
III.可撤性線形アレイ
本発明のさらなる好ましい実施形態では、図14の側面断面に示されるように、コレクタリーダ装置600が、トレーサ粒子内のID要素を識別するために採用される。永久磁石ディスク620、621の線形アレイ605が、坑井の側方におけるポート内に設置される。磁石ディスクは、外向き分極620から内向き分極621に(矢印によって示されるような)磁化方向において交番する。これらの磁石ディスクは、柔軟性磁性ロッド610上に装填されることができる。これらの磁石は、隣接する磁石間に最大磁束勾配の面積を作成する。磁気トレーサ粒子は、これらの最大勾配の面積に優先的に引きつけられ、アレイの外側上の磁石間の接合部に集まる。磁石ディスクの線形アレイ605は、アレイを包装する、ポリマーシース等のシース630中に摺動することができる。シース630は、流体がアレイ605を過ぎて流動するにつれて、アレイに引きつけられる磁性トレーサ粒子を閉じ込めることができる。これらの粒子は、次いで、分析のために坑井から除去されることができる。図15は、アレイの端部から線形アレイの断面を示す。
外部リーダが、提供される(図示せず)。坑井から除去された粒子が、段落37および39に説明されるように分析される。粒子が坑井から除去されるため、リーダは、任意の従来の形状因子をとることができる。
(適用)
本発明の種々の実施形態は、以下の特徴のうちの1つ以上を含む、もしくは1つ以上の適用方法において適用されることができる。
1.トレーサ粒子の表面化学のある修正は、粒子が注入井から生産井に進行している層群内に閉じ込められる流体の化学的特性についての情報をユーザが推測することに役立ち得る。
2.トレーサ粒子は、長時間持続するように設計されることができるため、それらは、帯水層中へのフラッキング液の流動を追跡するために使用されることができる。これは、フラッキング液の、特に、長時間後の環境影響をより良好に追跡することを可能にするであろう。
3.ID要素におけるトレーサ粒子がエンコードし得るいくつかの情報のうちの1つは、それらが地下リザーバに注入された日時であり得る。生産井における粒子の到着日時および源の注入井の識別は、層群を通して注入された流体の流率の判定を可能にするだけではなく、流体流動経路の幾何学形状をマッピングすることも可能にすることができる。
4.他の実施形態では、本識別方法は、砂の制御において使用されることができる。砂の制御のために砂利パッカーまたはメッシュが設置された後、トレーサ粒子が注入されている坑井に由来するタグが、パッカー内に閉じ込められ得る。読取デバイスが、完成パッカーと隣り合って恒久的に置かれることができ、トレーサ粒子のタグの源を検出するために使用されることができる。
5.また、砂の制御に関する、別の実施形態では、読取デバイス、例えば、ワイヤラインツールは、砂の制御を実施している砂利パッカーまたはメッシュに隣り合う生産井中に降下されることができ、したがって、生産されたオイルまたはガスの起源が、判定されることができる。
6.種々の実施形態では、本技術は、道路レベルの水漏出経路を判定するために、公益産業において使用されることができる。これは、いくつかの潜在的な源にトレーサ粒子を注入し、道路上の漏出から出るID要素を読み取ることによって行われることができる。
7.いくつかの実施形態では、上記に説明されるこれらのトレーサ粒子およびプロセスは、流体の混合が重要な役割を果たす、製造プラント内部の流体の経路を追跡するために使用されることができる。
8.いくつかの実施形態では、上記に説明されるこれらのトレーサ粒子およびプロセスは、より小さい川のより大きい川への寄与を追跡することができる。これは、水源の農業管理において特に重要である。
9.原材料の物流を改良するために、これらのトレーサ粒子は、異なる町または国からの大量の材料内に置かれることができる。異なる源からの原材料が混合されると、その原材料がどこに由来するかを把握または検証することがよく所望される。上記に説明されるプロセスおよびデバイスは、材料の起源を追跡および認証するために使用されることができる。
10.上記に説明されるプロセスおよびデバイスは、複数の流体流のうちの1つから別の流体流への漏出を見出すことができる。
上記に説明される本発明の実施形態は、単に、例示的であることが意図され、多数の変形例および修正が、当業者に明白となるであろう。例えば、本発明の実施形態が、磁場を使用してトレーサ粒子を引きつけるために永久磁石を採用するものとして説明されたが、電磁石等、磁場を生成する他の方法が、本発明の他の実施形態において使用されてもよい。全てのそのような変形例および修正は、本発明の範囲内であることが意図される。本発明の実施形態が、限定されないが、続く請求項によって説明され得る。
コレクタリーダの種々の実施形態では、アレイ内の磁石構成は、隣接する磁石において反対の極性を伴う、永久磁石を含んでもよい。他の実施形態では、ハルバッハアレイが、採用されてもよい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
a.磁石のアレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、反対の磁化極性を有する、磁石のアレイと、
b.前記アレイに引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと、
c.前記ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
を備える、コレクタリーダ。
(項目2)
流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
a.磁石のアレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、ハルバッハアレイとして構成されている、磁石のアレイと、
b.前記アレイに引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと、
c.前記ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
を備える、コレクタリーダ。
(項目3)
流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
a.磁石のアレイであって、前記磁石のアレイの磁化方向は、前記流体中に高磁場勾配の領域を生成するように変動される、磁石のアレイと、
b.前記アレイに引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと、
c.前記ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
を備える、コレクタリーダ。
(項目4)
流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
a.磁石の線形アレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、反対の極性を有する、磁石の線形アレイと、
b.前記アレイを囲繞する可撤性シースであって、前記シースは、前記アレイに引きつけられた前記粒子を捕捉するように構成されている、シースと、
c.ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
を備える、コレクタリーダ。
(項目5)
前記源は、X線を用いて前記粒子を励起し、前記検出器は、結果として生じる粒子X線蛍光を測定する、項目1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目6)
前記ストッパに隣接するX線に対して透過性のウィンドウをさらに含む、項目1〜3のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目7)
前記源は、光学的に前記粒子を励起し、前記検出器は、結果として生じる光学蛍光を測定する、項目1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目8)
前記源は、前記粒子を励起し、前記検出器は、
X線蛍光と、
光学蛍光と、
原子吸光と、
原子分光法と、
中性子活性化と、
誘導結合プラズマ質量分析と、
X線光電子分光法と
のうちの1つ以上を使用して、粒子励起を測定する、項目1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目9)
前記ストッパは、V型である、項目1〜3のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目10)
前記アレイは、前記流体中に懸下されるように構成されている、項目1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目11)
前記アレイは、軸を伴うディスクとして構成され、前記ディスクは、前記流体によって衝撃を受けると、前記ディスク軸上で前記ディスクを高速に回転させるフィンを含む、項目10に記載のコレクタリーダ。
(項目12)
前記アレイは、パイプの非磁性区分を囲繞するカラーとして構成され、前記アレイの軸および前記パイプの軸は、一致し、前記アレイは、その軸上で回転するように構成されている、項目1〜3のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目13)
前記ストッパから磁性粒子を除去するクリーナをさらに含む、項目12に記載のコレクタリーダ。
(項目14)
前記クリーナは、前記パイプの非磁性区分の内面上の突起である、項目13に記載のコレクタリーダ。
(項目15)
前記リーダは、前記アレイから少なくとも10フィートにある、項目1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
(項目16)
流体を生産するパイプを含む生産井と、少なくとも2つの注入井とによって穿通されている地下リザーバの観察を行うための方法であって、前記方法は、
a.第1の注入井を介して、トレーサ粒子の第1のセットを第1の地下の場所に送達し、第2の注入井を介して、トレーサ粒子の第2のセットを第2の地下の場所に送達することと、
b.前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することと、
c.前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第1のセットの存在または不在を検出し、前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第2のセットの存在または不在を検出することと
を含み、
前記トレーサ粒子は、それぞれ、磁性材料と、識別要素とを含み、前記トレーサ粒子の第1のセット内の識別要素は、前記トレーサ粒子の第2のセット内の識別要素とは異なり、前記トレーサ粒子の存在または不在を検出することは、X線蛍光分光法を使用して、1つ以上の識別要素を検出することによって実施される、方法。
(項目17)
流体を生産するパイプを含む生産井と、少なくとも2つの注入井とによって穿通されている地下リザーバの観察を行うための方法であって、前記方法は、
a.第1の注入井を介して、トレーサ粒子の第1のセットを第1の地下の場所に送達し、第2の注入井を介して、トレーサ粒子の第2のセットを第2の地下の場所に送達することと、
b.前記生産井を介して前記リザーバから外への流体を生産することと、
c.前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第1のセットの存在または不在を検出し、前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第2のセットの存在または不在を検出することと
を含み、
前記トレーサ粒子は、それぞれ、磁性材料と、識別要素とを含み、前記トレーサ粒子の第1のセット内の識別要素は、前記トレーサ粒子の第2のセット内の識別要素とは異なり、前記トレーサ粒子の存在または不在を検出することは、
原子吸光と、
原子分光法と、
中性子活性化と、
光学蛍光と、
誘導結合プラズマ質量分析と、
X線光電子分光法と
のうちの1つ以上を使用して、1つ以上の識別要素を検出することによって実施される、方法。
(項目18)
前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することはさらに、磁気抽出を使用して、前記生産された流体中のトレーサ粒子を濃縮することを含む、項目16または項目17に記載の方法。
(項目19)
前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することはさらに、コレクタを使用して、前記生産された流体中のトレーサ粒子を濃縮することを含み、前記コレクタは、
a.磁石のアレイであって、前記流体は、前記アレイに対して移動する、磁石のアレイと、
b.前記アレイに磁気的に引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと
を備える、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することはさらに、コレクタを使用して、前記生産された流体中のトレーサ粒子を濃縮することを含み、前記コレクタは、
a.磁石のアレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、反対の磁化極性を有し、前記アレイは、線形アレイであり、前記流体は、前記アレイに対して移動する、磁石のアレイと、
b.前記アレイに磁気的に引きつけられた前記粒子を捕捉し、分析のためにそれらを移送するように構成されている、可撤性シースと
を備える、項目16または項目17に記載の方法。
(項目21)
磁石のアレイは、前記生産井パイプ内に位置付けられている、項目16または項目17に記載の方法。
(項目22)
磁石のアレイは、前記生産井パイプの外部に位置付けられている、項目16または項目17に記載の方法。
(項目23)
前記トレーサ粒子は、識別要素を含む、フェライトまたは鉄合金磁性材料から成る、項目16または項目17に記載の方法。
(項目24)
前記トレーサ粒子は、識別要素を含有する層によって囲繞されている、フェライトまたは鉄合金磁性材料から成る、項目16または項目17に記載の方法。
(項目25)
前記トレーサ粒子は、識別要素を含有する層によって囲繞されている、フェライトまたは鉄合金磁性材料から成り、前記層はさらに、保護シェルによって囲繞されている、項目16または項目17に記載の方法。
(項目26)
前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第1のセットと、前記トレーサ粒子の第2のセットとの比率を判定することによって、前記生産された流体中の前記第1の注入井からの流体と、前記第2の注入井からの流体との比率を判定することをさらに含む、項目16または項目17に記載の方法。

Claims (26)

  1. 流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
    a.磁石のアレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、反対の磁化極性を有する、磁石のアレイと、
    b.前記アレイに引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと、
    c.前記ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
    を備える、コレクタリーダ。
  2. 流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
    a.磁石のアレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、ハルバッハアレイとして構成されている、磁石のアレイと、
    b.前記アレイに引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと、
    c.前記ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
    を備える、コレクタリーダ。
  3. 流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
    a.磁石のアレイであって、前記磁石のアレイの磁化方向は、前記流体中に高磁場勾配の領域を生成するように変動される、磁石のアレイと、
    b.前記アレイに引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと、
    c.前記ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
    を備える、コレクタリーダ。
  4. 流体中の磁性粒子を分析するためのコレクタリーダであって、前記流体は、前記コレクタリーダに対して移動し、前記コレクタリーダは、
    a.磁石の線形アレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、反対の極性を有する、磁石の線形アレイと、
    b.前記アレイを囲繞する可撤性シースであって、前記シースは、前記アレイに引きつけられた前記粒子を捕捉するように構成されている、シースと、
    c.ストッパによって濃縮された前記粒子を励起するように構成された源と、前記磁性粒子によって放出された粒子励起徴候を捕捉するように構成された検出器とを含む、リーダと
    を備える、コレクタリーダ。
  5. 前記源は、X線を用いて前記粒子を励起し、前記検出器は、結果として生じる粒子X線蛍光を測定する、請求項1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  6. 前記ストッパに隣接するX線に対して透過性のウィンドウをさらに含む、請求項1〜3のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  7. 前記源は、光学的に前記粒子を励起し、前記検出器は、結果として生じる光学蛍光を測定する、請求項1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  8. 前記源は、前記粒子を励起し、前記検出器は、
    X線蛍光と、
    光学蛍光と、
    原子吸光と、
    原子分光法と、
    中性子活性化と、
    誘導結合プラズマ質量分析と、
    X線光電子分光法と
    のうちの1つ以上を使用して、粒子励起を測定する、請求項1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  9. 前記ストッパは、V型である、請求項1〜3のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  10. 前記アレイは、前記流体中に懸下されるように構成されている、請求項1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  11. 前記アレイは、軸を伴うディスクとして構成され、前記ディスクは、前記流体によって衝撃を受けると、前記ディスク軸上で前記ディスクを高速に回転させるフィンを含む、請求項10に記載のコレクタリーダ。
  12. 前記アレイは、パイプの非磁性区分を囲繞するカラーとして構成され、前記アレイの軸および前記パイプの軸は、一致し、前記アレイは、その軸上で回転するように構成されている、請求項1〜3のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  13. 前記ストッパから磁性粒子を除去するクリーナをさらに含む、請求項12に記載のコレクタリーダ。
  14. 前記クリーナは、前記パイプの非磁性区分の内面上の突起である、請求項13に記載のコレクタリーダ。
  15. 前記リーダは、前記アレイから少なくとも10フィートにある、請求項1〜4のうちの1項に記載のコレクタリーダ。
  16. 流体を生産するパイプを含む生産井と、少なくとも2つの注入井とによって穿通されている地下リザーバの観察を行うための方法であって、前記方法は、
    a.第1の注入井を介して、トレーサ粒子の第1のセットを第1の地下の場所に送達し、第2の注入井を介して、トレーサ粒子の第2のセットを第2の地下の場所に送達することと、
    b.前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することと、
    c.前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第1のセットの存在または不在を検出し、前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第2のセットの存在または不在を検出することと
    を含み、
    前記トレーサ粒子は、それぞれ、磁性材料と、識別要素とを含み、前記トレーサ粒子の第1のセット内の識別要素は、前記トレーサ粒子の第2のセット内の識別要素とは異なり、前記トレーサ粒子の存在または不在を検出することは、X線蛍光分光法を使用して、1つ以上の識別要素を検出することによって実施される、方法。
  17. 流体を生産するパイプを含む生産井と、少なくとも2つの注入井とによって穿通されている地下リザーバの観察を行うための方法であって、前記方法は、
    a.第1の注入井を介して、トレーサ粒子の第1のセットを第1の地下の場所に送達し、第2の注入井を介して、トレーサ粒子の第2のセットを第2の地下の場所に送達することと、
    b.前記生産井を介して前記リザーバから外への流体を生産することと、
    c.前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第1のセットの存在または不在を検出し、前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第2のセットの存在または不在を検出することと
    を含み、
    前記トレーサ粒子は、それぞれ、磁性材料と、識別要素とを含み、前記トレーサ粒子の第1のセット内の識別要素は、前記トレーサ粒子の第2のセット内の識別要素とは異なり、前記トレーサ粒子の存在または不在を検出することは、
    原子吸光と、
    原子分光法と、
    中性子活性化と、
    光学蛍光と、
    誘導結合プラズマ質量分析と、
    X線光電子分光法と
    のうちの1つ以上を使用して、1つ以上の識別要素を検出することによって実施される、方法。
  18. 前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することはさらに、磁気抽出を使用して、前記生産された流体中のトレーサ粒子を濃縮することを含む、請求項16または請求項17に記載の方法。
  19. 前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することはさらに、コレクタを使用して、前記生産された流体中のトレーサ粒子を濃縮することを含み、前記コレクタは、
    a.磁石のアレイであって、前記流体は、前記アレイに対して移動する、磁石のアレイと、
    b.前記アレイに磁気的に引きつけられた前記粒子を空間的に濃縮するように構成されたストッパと
    を備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記生産井を介して、前記リザーバから外への流体を生産することはさらに、コレクタを使用して、前記生産された流体中のトレーサ粒子を濃縮することを含み、前記コレクタは、
    a.磁石のアレイであって、前記アレイ内の隣接する磁石は、反対の磁化極性を有し、前記アレイは、線形アレイであり、前記流体は、前記アレイに対して移動する、磁石のアレイと、
    b.前記アレイに磁気的に引きつけられた前記粒子を捕捉し、分析のためにそれらを移送するように構成されている、可撤性シースと
    を備える、請求項16または請求項17に記載の方法。
  21. 磁石のアレイは、前記生産井パイプ内に位置付けられている、請求項16または請求項17に記載の方法。
  22. 磁石のアレイは、前記生産井パイプの外部に位置付けられている、請求項16または請求項17に記載の方法。
  23. 前記トレーサ粒子は、識別要素を含む、フェライトまたは鉄合金磁性材料から成る、請求項16または請求項17に記載の方法。
  24. 前記トレーサ粒子は、識別要素を含有する層によって囲繞されている、フェライトまたは鉄合金磁性材料から成る、請求項16または請求項17に記載の方法。
  25. 前記トレーサ粒子は、識別要素を含有する層によって囲繞されている、フェライトまたは鉄合金磁性材料から成り、前記層はさらに、保護シェルによって囲繞されている、請求項16または請求項17に記載の方法。
  26. 前記生産された流体中の前記トレーサ粒子の第1のセットと、前記トレーサ粒子の第2のセットとの比率を判定することによって、前記生産された流体中の前記第1の注入井からの流体と、前記第2の注入井からの流体との比率を判定することをさらに含む、請求項16または請求項17に記載の方法。
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