JP2002282499A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002282499A JP2001082872A JP2001082872A JP2002282499A JP 2002282499 A JP2002282499 A JP 2002282499A JP 2001082872 A JP2001082872 A JP 2001082872A JP 2001082872 A JP2001082872 A JP 2001082872A JP 2002282499 A JP2002282499 A JP 2002282499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機用基板ボックスを流用して遊技内容を
変更する不正行為を防止し、一方、かかる不正行為が行
われた場合には、その不正行為を早期に発見することが
できる遊技機を提供すること。 【解決手段】 ボックス本体41及びボックス蓋体42
の側壁には、それぞれ嵌合部材2のケース50及び嵌合
凸部60が取り付けられている。嵌合凸部60は、ケー
ス50に設けられた嵌合凹部53に対応した位置に配置
されているので、ボックス本体41へボックス蓋体42
が被せられた場合には、かかる嵌合凸部60が嵌合凹部
53へ嵌合され、ボックス本体41とボックス蓋体42
とにより回路基板を収容することができる。一方、他機
種に使用されるボックス蓋体は、嵌合凸部の配設位置が
異なるため、ボックス本体41へ覆設することができな
い。よって、他機種に使用されるボックス本体またはボ
ックス蓋体を流用する不正行為が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、パチンコ機およびスロットマシ
ーン等の遊技機は、遊技盤に設けられる入賞装置および
表示装置等を制御して遊技の興趣を盛り上げるものが主
流となっている。この入賞装置および表示装置の制御は
IC,LSI等の多数の電子部品を配設したロジック制
御回路基板またはマイクロコンピュータを有する制御回
路基板等により行われる。これらの制御回路基板は、遊
技盤の裏面に配設される入賞球集合カバーまたは機構板
に取り付けられる遊技機用基板ボックス内に収納されて
遊技機に付設されている。この遊技機用基板ボックスは
制御回路基板を被包して収納するためのボックスベース
とボックスカバーとを備えている。
【0003】ところで、かかる遊技用基板ボックス内に
収納された制御回路基板から遊技内容に関する制御情報
が記憶されたROMを取り外し交換して、遊技機の遊技
内容を変更する不正行為が近年問題になっている。この
ような不正行為の防止対策として、遊技機用基板ボック
ス内からROMを取り外すことができないように遊技機
用基板ボックスのボックスベースとボックスカバーとに
設けられた封印部材を封印金具を用いて接合し、遊技機
用基板ボックスを封印する方法が用いられている。
【0004】例えば、封印金具100は、図11に示す
ように、平板状の金属等からなる板部101と、その板
部101の一端に形成される頭部102と傾斜しつつ突
設される係止部103とから構成されている。この封印
金具100がボックスベース104に設けられたベース
封印部材105の挿入穴105a内へ挿入されると、係
止部103が封印部材105の係止孔105b内に係止
され、頭部102がボックスカバー106に設けられた
ケース封印部材107の係合穴107a内に係合され
る。その結果、封印金具100が抜き取り不可能な状態
でベース封印部材105及びケース封印部材107内に
保持されることとなり、ボックスベース104とボック
スカバー106とが開封不可能に連結される。よって、
この封印金具100を用いて遊技機用基板ボックス10
8のボックスベース104およびボックスカバー106
を接合した場合、遊技機用基板ボックス108を容易に
開封することができないので、遊技機用基板ボックス内
の制御回路基板から遊技内容に関する制御情報の記憶さ
れたROMを取り外して交換するという不正行為が防止
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
のように封印金具を用いて封印部材を接合する構成で
は、ケース封印部材107の側壁107bへドリル等の
工具によって貫通孔を穿設することにより、係止孔10
5bを外部と連通させることができる。かかる貫通孔か
らピアノ線等が挿入され係止部103が板部101方向
へ圧下されると、係止孔105bへの係止が解除されて
しまい、封印金具100が取り外し可能となる。よっ
て、上記の様に封印金具を用いる構成では、遊技機用基
板ボックス内に制御回路基板を確実に封印することがで
きないという問題点があった。このため、遊技機用基板
ボックス内に収納された制御回路基板からROMを取り
外して交換し遊技内容を変更する不正行為を防止するこ
とができないという問題点があった。
【0006】そこで、遊技機用基板ボックスを容易に開
封することができないように、ボックスベース104と
ボックスケース106とを互いに接着材を用いて接着固
定し、遊技用基板ボックスを封印する方法が考えられ
る。即ち、ボックスベース104とボックスケース10
6との合わせ目部分110を接着材により接着固定する
ことにより遊技機用基板ボックスを封印するのである。
しかしながら、このような封印方法では、遊技機用基板
ボックス内の制御回路基板に不正なROMが使用されて
いる疑いが発生し、その制御回路基板のROMをチェッ
クする必要がある場合に、遊技機用基板ボックス全体を
破壊しなければ収納された制御回路基板を取り出すこと
ができない。そのため、制御回路基板を遊技機用基板ボ
ックスから取り出す場合には、遊技機用基板ボックスを
再利用することができないので、新たな遊技機用基板ボ
ックスを準備する必要が有り、甚だ不経済であるという
問題点がある。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、遊技機用基板ボックスを確実に封
印して遊技内容を変更する不正行為を防止することがで
き、また、その遊技機用基板ボックスを再利用可能に開
封することができる遊技機を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載の遊技機は、制御部品を搭載した回
路基板を収納するために1面が開放されたボックスベー
スと、そのボックスベースの開放部分に覆設され、その
ボックスベースとともに前記回路基板を収納するボック
スカバーとを有する遊技機用基板ボックスを備え、前記
遊技機用基板ボックスは、前記ボックスベース又はボッ
クスカバーの一方における一の側壁部の外側に略凸状に
設けられる嵌合凸部と、前記ボックスベース又はボック
スカバーの他方における一の側壁部の外側に略凹状に設
けられ、前記ボックスカバーがボックスベースの開放部
分へ覆設された場合に前記嵌合凸部が嵌合される嵌合凹
部とを備えている。
【0009】この請求項1記載の遊技機によれば、ボッ
クスベースの開放部分から回路基板がボックスベース内
に収納され、ボックスベースの開放部分にボックスカバ
ーが覆設されると、ボックスベース及びボックスカバー
により回路基板が被包される。ここで、ボックスカバー
がボックスベースに覆設される場合には、嵌合凸部が嵌
合凹部へ嵌合される。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の第1実施例における封印具1及び嵌合部材2を有す
る基板ボックス40が配設されたパチンコ機55の裏面
図であり、図2は、封印具1及び嵌合部材2の配設され
た基板ボックス40が開封された状態を示す斜視図であ
る。なお、図2では、基板ボックス40の一部を省略し
て図示している。
【0011】図1および図2を参照して、封印具1及び
嵌合部材2が配設される基板ボックス40について説明
する。まず、図1に示すように、基板ボックス40は、
例えば遊技機の一種であるパチンコ機55の遊技盤裏側
に設けられた入賞球集合カバー56に取り付けられてい
る。基板ボックス40は、パチンコ機55の遊技内容に
関する制御情報を記憶した制御用ROM等の電子部品に
より構成された制御回路基板(図示せず)を被包するた
めのものであり、ボックス本体41と、そのボックス本
体41に覆設されるボックス蓋体42とを備えている
(図2参照)。なお、基板ボックス40は賞球や貸球の
払い出しを行う払出装置等が搭載される機構板に取り付
けても良い。
【0012】図2に示すように、ボックス本体41は、
透明な合成樹脂材料等で略中空状の箱状体に形成されて
おり、その上方はボックス本体41内に制御回路基板を
配設するために開放されている。また、ボックス本体4
1の側壁41aであって、その側壁41aの外側(図2
の右手前側)には、後述する封印具1の封印部材20が
略等間隔に4個取り付けられている。なお、この側壁4
1aに対向する側壁、及び、これらの側壁を連結する側
壁41bの外側にもそれぞれ4個ずつ封印部材20が配
設されている(図1参照)。なお、ボックス本体41の
材質としては、ポリカーボネート樹脂やABS樹脂等が
使用され、また、それらの樹脂に帯電防止処理を施した
ものを使用しても良い。また、上記した透明とは、光学
的に完全な透明であるという意味ではなく、いわゆる半
透明も含む意味であり、以下で使用する場合も同じ意味
である。
【0013】ボックス本体41の側壁41cであって、
その側壁41cの外側(図2の左手前側)には、後述す
る嵌合部材2のケース50が取り付けられており(図2
参照)、このケース50は、所定の間隔だけ離間して側
壁41cに2個取り付けられている(図1参照)。更
に、ボックス本体41の内側壁には薄板状のガイド板4
3がボックス蓋体42との合わせ目部分の全域に立設さ
れており、ボックス本体41にボックス蓋体42を被せ
る場合に、ボックス蓋体42の位置ズレを防止して、容
易に被せることができる。また、後述するボックス蓋体
42の合わせ目部分の全域には、略凹状に形成された挿
嵌凹部44がガイド板43に対向して設けられている。
よって、ボックス本体41にボックス蓋体42が被せら
れると、ガイド板43はその挿嵌凹部44に所定長さが
挿嵌されるので、ボックス本体41とボックス蓋体42
との合わせ目部分に薄板状の工具等が差し込まれ、合わ
せ目部分がこじ開けられることを防止することができ
る。従って、こじ開けられた隙間から制御回路基板に不
正な加工を施す不正行為を防止することができる。
【0014】ボックス蓋体42は、ボックス本体41と
同様に、透明な合成樹脂材料等で略中空状の箱状体に形
成されており、基板ボックス40内の制御回路基板上に
設けられた制御用ROMの型番号を容易に確認すること
ができる。このため、制御用ROMを交換してパチンコ
機55の遊技内容を変更する不正行為が行われた場合、
これを容易に発見することができる。また、ボックス蓋
体42の側壁42aであって、その側壁42aの外側
(図2の右手前側)には、後述する封印具1の封印部材
30が略等間隔に4個取り付けられている。なお、側壁
42aに対向する側壁、及び、これらの側壁を連結する
側壁42bの外側にもそれぞれ4個ずつ封印部材30が
配設されている(図1参照)。なお、ボックス蓋体42
の材質としては、ポリカーボネート樹脂やABS樹脂等
が使用され、また、それらの樹脂に帯電防止処理を施し
たものを使用しても良い。
【0015】ボックス蓋体42の側壁42cであって、
その側壁42cの外側(図2の左手前側)には、後述す
る嵌合部材2の嵌合凸部60が取り付けられており(図
2参照)、この嵌合凸部60は、所定の間隔だけ離間し
て側壁42cに2個取り付けられている(図1参照)。
ボックス蓋体42の各封印部材30及び嵌合凸部60
は、ボックス本体41にボックス蓋体42が被せられた
場合に、前記したボックス本体41の各封印具20及び
ケース50とそれぞれ合致するように、ボックス本体4
1の各封印具20及びケース50に対応した位置に配設
されている。また、ボックス蓋体42の内側壁には遮蔽
板46がボックス本体41との合わせ目部分に立設され
ており、この遮蔽板46と各側壁42a,42b等との
間には上記したガイド板43が挿嵌される挿嵌凹部44
が凹設されている。よって、このボックス蓋体42がボ
ックス本体41に被せられると、挿嵌凹部44に上記し
たボックス本体41のガイド板43が挿嵌され、合わせ
目部分に薄板状の工具等が差し込まれることが防止され
る。
【0016】また、封印具1の封印部材20,30と嵌
合部材2のケース50及び嵌合凸部60とは、上記した
ように、ボックス本体41とボックス蓋体42との合わ
せ目部分よりも外側、即ち、制御回路基板が収納される
収納部の反対側に配設されている。よって、これら封印
部材30と嵌合凸部60とを後述するようにボックス蓋
体42から切断して除去した場合にも、ボックス蓋体4
2はボックス本体41とともに制御回路基板を被包する
蓋体としての機能を失うことがない。したがって、封印
部材30と嵌合凸部60とをボックス蓋体42から切断
して除去した後も、制御回路基板をボックス蓋体42と
ボックス本体41とにより被包し封印することができる
のである。
【0017】次に、図3から図5を参照して、封印具1
を構成する各部材について説明する。図3は、封印具1
を構成する各部材の部分断面斜視図であり、図4は、封
印部材20,30により形成された保持部Hに封印金具
11が保持されている状態を示した封印具1の部分断面
図であり、図5は、基板ボックス40を封印した状態に
おける封印具1の部分断面図である。
【0018】図3に示すように、封印具1は、基板ボッ
クス40を封印するための封印金具11と、その封印金
具11が係止される封印部材20と、その封印部材20
に対向してボックス蓋体42に配設され封印金具11が
係合される封印部材30とを備えている。尚、各封印金
具11および各封印部材20,30はそれぞれ略同一に
構成されているので、以下、同一の部分には同一の番号
を付してその説明は省略する。
【0019】封印金具11は、図3に示すように、各封
印部材20,30を連結するためのものであり、ステン
レス鋼材等の金属材料で構成されており、正面視略T字
形の略板状体に形成されている。この封印金具11は、
封印部材20に挿入される板部11aと、その板部11
aに一体形成されるとともに後述する封印部材30に係
合される頭部11bとを備えている。
【0020】板部11aの長手方向(図3の上下方向)
略中央には、外方へ向けて略く字形に延出された係止爪
11cが設けられている。この係止爪11cは、封印金
具11の板部11aが封印部材30の挿入穴30cへ挿
入され押し込まれた場合、挿入穴30cにより板部11
a側へ押圧され徐々に弾性変形し、更に挿し込み続ける
と、係止爪11cは、弾性的に復元して封印部材30の
係止面30dに係止され、封印部材20の挿入穴20a
と封印部材30の係止面30dとにより形成された保持
部Hに収納される(図4参照)。一方、封印金具11の
頭部11bは、封印部材30の係合穴30a内に保持さ
れ、封印金具11を封印部材30内に取り外し不可能な
状態で保持することができる。
【0021】更に、保持部Hに係止爪11cが保持され
た封印金具11を下方(図4の下方向)へ押し込むと、
係止爪11cは、挿入穴20aにより板部11a側へ押
圧され徐々に弾性変形しつつ、封印部材20の内部空間
20c内へ挿入され、その後、弾性的に復元して封印部
材20の係止面20bに係止される。一方、封印金具1
1の頭部11bは、その第1係合部11b1、第2係合
部11b2が封印部材30の第1係合面30b1、第2
係合面30b2にそれぞれ係合される。よって、封印部
材20,30は封印金具11により取り外し不可能な状
態で連結される(図5参照)。
【0022】板部11aの先端には、略半球状の凸部1
1dが係止爪11cと反対側へ突出して設けられてい
る。その結果、封印金具11の先端部分の曲げ剛性が強
化されるとともに、封印金具11の先端部が凸部11d
により案内され、封印金具11の板部11aの先端部分
を後述する封印部材30の挿入穴30cに容易に挿入す
ることができる。また、板部11aが封印部材20の内
部空間20c内に挿入されると、この凸部11dが内部
空間20cの側壁20dへ圧接され、凸部11dの突出
高さ分だけ板部11aが封印部材20,30の係止面2
0b,30d側(図4,図5の右側)に押し出されるの
で、係止爪11cを係止面20b,30dに確実に係止
させることができる(図4,図5参照)。
【0023】図3に示すように、封印金具11の長手方
向の上端部には、頭部11bが形成されている。この頭
部11bは、封印金具11の剛性を強化すると共に、封
印部材11を封印部材20,30の所定の位置に位置決
めするためのものである。頭部11bは、中空状の略円
柱体に形成されており、封印金具11を封印部材20,
30の挿入穴20a,30cに挿入する場合、かかる頭
部11bを押下することにより容易に封印金具11を挿
入することができる。また、頭部11bは、図3に示す
ように、一対の第1係合部11b1および第2係合部1
1b2を備えており、これら第1係合部11b1、第2
係合部11b2が封印部材30の第1係合面30b1、
第2係合面30b2にそれぞれ係合することにより封印
部材20,30が連結される。第1係合部11b1およ
び第2係合部11b2は、頭部11bが板部11aの横
幅方向へ突出した突出部分の下辺側(図3の下側)にそ
れぞれ形成されており、第1係合部11b1は板部11
aの一方の長辺からM1だけ突出し、第2係合部11b
2は他方の長辺からM2だけ突出している。なお、第1
係合部11b1が板部11aから突出する突出量M1
は、第2係合部11b2の突出量M2より大きくされて
いる(M1>M2)。
【0024】封印金具11の頭部が保持される封印部材
30の係合穴30aは、図3に示すように、封印金具1
1の頭部11bが有する横幅と略等しい間隔を隔てて対
向する一対の第1縦壁30a1および第2縦壁30a2
を備えている。第1縦壁30a1は、封印金具11の板
部11aが挿入される挿入穴30cの一方の短辺からL
1だけ離間して立設されており、第2縦壁は、挿入穴3
0cの他方の短辺からL2だけ離間して立設されてい
る。なお、第1縦壁30a1が挿入穴30cから離間す
る離間量L1は、第2縦壁30a2の離間量L2より大
きくされている(L1>L2)。
【0025】ここで、第1縦壁30a1が挿入穴30c
から離間する離間量L1は、封印金具11の第1結合部
11b1が板部11aから突出する突出量M1に対して
略等しく、或いは、若干大きくされており(M1≦L
1)、第2縦壁30a2の離間量L2は、第2結合部1
1b2の突出量M2に対して略等しく、或いは、若干大
きくされている(M2≦L2)。そして、第2縦壁30
a2の離間量L2は、第1結合部11b1の突出量M1
よりも小さくされている(L2<M2)。即ち、離間量
と突出量との各関係は、M2≦L2<M1≦L1とされ
ている。
【0026】よって、封印金具11が、図3に示すよう
な向き(係止爪11cがボックス蓋体42側へ突出する
向き)で封印部材30へ挿入される場合には、頭部11
bの第1係合部11b1、第2係合部11b2が封印部
材30の第1縦壁30a1、第2縦壁30a2に係止さ
れることが無く、封印金具11の板部11aを封印部材
30の挿入穴30cへ挿入することができる。一方、封
印金具11を逆向き(係止爪11cがボックス蓋体42
と反対側へ突出する向き)で封印部材30へ挿入される
場合には、頭部11bの第1係合部11b1が封印部材
30の第2縦壁30a2に係止されるので、封印金具1
1の板部11aを封印部材30の挿入穴30cへ挿入す
ることが禁止される。このように、頭部11bの第1係
合部11b1、第2係合部11b2と封印部材30の第
1縦壁30a1、第2縦壁30a2との係止によって封
印金具11を位置決めすることができる。従って、制御
回路基板が被包された基板ボックス40を封印金具11
によって封印する作業者は、封印金具11が封印部材2
0,30内に正しい向きで挿入されているか否かを確認
する必要がないので、連結作業の作業能率を向上させる
ことができ、また、封印金具11が誤った向きのまま挿
入される誤作業により生じる基板ボックス40の封印不
良を未然に防止することができる。
【0027】また、図5に示すように、頭部11bの円
柱状部の外径は、封印金具11が封印部材20,30内
へ押し込まれ、係止爪11cが封印部材20の係止面2
0bに係止された状態において封印部材30の係合穴3
0aの幅(図5の左右方向寸法)と比較して略等しくな
るように形成されている。よって、封印金具11の係止
爪11cが封印部材20の係止面20bに係止され、頭
部11bの第1係合部11b1、第2係合部11b2が
封印部材30の第1係合面30b1、第2係合面30b
2にそれぞれ係合された場合、封印部材20,30は封
印金具11により取り外し不可能な状態で連結される。
その結果、基板ボックス40は開封不可能な状態にて封
印される。
【0028】封印部材20は、基板ボックス40のボッ
クス本体41に配設され基板ボックス40を封印するた
めのものであり、略中空角柱状に形成されると共にボッ
クス本体41と一体に形成されている。封印部材20に
は、封印部材30との対向面(図3〜図5の上側)に挿
入穴20aが穿設されている。この挿入穴20aは、封
印部材30の挿入穴30cと連通可能に形成されおり、
封印金具11の板部11aが挿入される。挿入穴20a
は、封印部材30との対向面側の開口部分の断面積が、
反対向面側の開口部分断面積と比較して大きくなるよう
にテーパーが施されており、かかる挿入穴20aと封印
部材30の係止面30dとの間には、封印金具11の係
止爪11cを保持する保持部Hが形成されている。封印
金具11の係止爪11cが保持部Hに保持されると、封
印金具11の頭部11bは、封印部材30の係合穴30
a内に埋め込まれ、封印部材30の上面から突出するこ
とがない。よって、頭部11bを掴んで封印金具11を
抜き取る不正行為や頭部11bが何かに引っ掛かり封印
金具11が抜け落ちてしまうことを防止することができ
る。その結果、予備用(未使用)の封印金具11は、封
印部材20と封印部材30とを連結することなく、封印
部材30内に抜き取り不可能な状態で保持することがで
きる(図4参照)。
【0029】封印部材20の内部には、挿入穴20aと
連通する内部空間20cが設けられている。この内部空
間20cの底面側(図4、図5の下側)には、底面部2
0eが設けられており、この底面部20eによって内部
空間20cに挿入された封印金具11が外部と区画され
ている。よって、封印金具11が封印部材20の底面側
(図4、図5の下側)から反挿入方向(図4、図5の上
方)へ押圧され、取り外されてしまうことが防止されて
いる。
【0030】内部空間20cの上部には、封印金具11
の係止爪11cが係止される係止面20bが設けられて
おり、保持部Hに係止爪11cが保持された封印金具1
1を更に挿入すると、その封印金具11の係止爪11c
が係止面20bに係止され、封印金具11の抜き取り行
為が防止される(図5参照)。
【0031】ここで、例えば、係止爪11cがボックス
本体41、ボックス蓋体42の外方側(図4、図5の左
側)を向いて係止面20bに係止される構成の場合に
は、封印部材30のスカート部30fおよび封印部材2
0の側壁20dへドリル等により穿設された貫通孔から
ピアノ線等の線状体が挿通され、かかる線状体により係
止爪11cが板部11a側に押圧されることにより係止
爪11cの係止が解除されてしまう。よって、封印金具
11が封印部材20,30から取り外されてしまい、基
板ボックス40内の制御基板を確実に封印することがで
きない。しかしながら、本実施例の封印具1では、封印
金具11の係止爪11cを係止する係止面20bは、封
印部材11に対して、ボックス本体41側あるいはボッ
クス蓋体42側(図4、図5の右側)に配置されるよう
形成されている。即ち、係止爪11cを係止する係止面
20bは、ボックス本体41あるいはボックス蓋体42
と封印金具11との間に挟まれて配置されている。よっ
て、封印部材30のスカート部30fおよび封印部材2
0の側壁20dへドリル等により貫通孔が穿設された場
合にも、貫通孔から挿通されたピアノ線等の線状体によ
り係止爪11cを板部11a側に押圧することができな
いので、封印金具11が取り外されることを防止するこ
とができる。従って、制御回路基板に不正な加工を施す
不正行為を防止することができる。
【0032】また、係止爪11cが突出する側(図4、
図5の右側)からドリル等により貫通孔を穿設加工をす
ることは、ボックス本体41、ボックス蓋体42が障害
となり、当然に不可能である。更に、各封印部材20,
30は略等間隔で並設されているが(図2参照)、隣り
合う各封印部材20,30間の隣接間隔は極めて小さく
されており、また、並設された封印部材20,30の側
方には板状の遮蔽部材47が配設され、封印部材20,
30の側面の露出が防止されている。よって、封印部材
20,30および封印金具11に対して側方(図4、図
5の紙面手前側あるいは奥側)から、不正行為が行われ
ることを防止することができる。
【0033】封印部材20の上端面(図3の上側)に
は、嵌合溝20fが直線状に凹設されており、封印部材
30の嵌合突起30eが嵌合可能となっている。その封
印部材30の嵌合突起30eは、先端が断面視半球状に
形成されており、嵌合溝20fへ容易に嵌合させること
ができる。よって、嵌合溝20fに嵌合突起30eを嵌
合させることにより、封印部材20,30の位置ズレが
防止され、封印部材20と封印部材30とを確実に合致
させることができる。また、この嵌合溝20fの側方
(図4の右側)に設けられた後述する空隙Tから工具等
を封印部材20,30の対向面間に差し込まれ、係止爪
11cが板部11a側へ押圧されることにより係止爪1
1cの係止面30dへの係止が解除されることを防止す
ることができる。従って、かかる差込により基板ボック
ス40を封印する封印金具11が取り外ずされ、制御回
路基板に不正な加工を施す不正行為を防止することがで
きる。
【0034】封印部材30は、封印金具11と封印部材
20とを介して、基板ボックス40を封印するためのも
のであり、図3に示すように、基板ボックス40のボッ
クス蓋体42の側壁に連結部材31を介して一体に形成
されている。封印部材30は、正面視略矩形状に形成さ
れており、その上端面(図3の上側)には、封印金具1
1の頭部11bが埋設され保持される長穴状の係合穴3
0aが凹設されている。この係合穴30aの下端部(図
3の下側)には、挿入穴30cが穿設されており、この
挿入穴30cの両端部には、第1係合面30b1、第2
係合面30b2が並設されている。封印金具11の板部
11aが挿入穴30c内へ挿入された場合には、封印金
具11の頭部11bに形成された第1係合部11b1、
第2係合部11b2が、第1係合面30b1、第2係合
面30b2にそれぞれ係合されるので、封印金具11の
頭部11bは、挿入穴30cを通り抜けることができな
い。よって、封印金具11の頭部11bは、係合穴30
a内に確実に保持される。
【0035】挿入穴30cは、係合穴30aの下端部に
第1係合面30b1、第2係合面30b2と並設されて
おり、係合穴30aの2側壁を構成する一対の第1縦壁
30a1、第2縦壁30a2とそれぞれ所定距離(L
1,L2)だけ離間するよう配置されている。この挿入
穴30cは、封印金具11の板部11aが挿入可能な断
面視横長の貫通孔であり、封印部材20の挿入穴20a
と連通されている。挿入穴30cの開口部分の断面積
は、図4に示すように、封印部材20の挿入穴20aの
開口部分の断面積よりも小さくされている。よって、平
面状の係止面30dが挿入穴30cの側方(図4の右
側)に形成され、かかる係止面により封印金具11の係
止爪11cを係止することができ、封印金具11を取り
外し不可能に保持部Hへ保持することができる(図4参
照)。
【0036】スカート部30fは封印部材30の下方に
配設されており、正面視略矩形状に形成されている。こ
のスカート部30fの正面(図3の左手前側)と上記し
た挿入穴30cの断面長手方向とは、ボックス蓋体42
の側壁と略平行となるように配設されている。よって、
封印部材30は、平板状の封印金具11をボックス蓋体
42の側壁と平行に収納することができ、封印部材2
0,30がボックス本体41、ボックス蓋体42から突
出する寸法を減少させることができる。従って、基板ボ
ックス40を小型化することができ、他の部品を取り付
ける空間が減少することを防止することができる。
【0037】封印部材20と封印部材30とが合致され
た場合には、封印部材20,30の合わせ目(対向面)
部分および封印部材20の外周部がこのスカート部30
fにより覆設される。よって、封印部材20,30の合
わせ目部分に薄板状の工具等が差し込まれ、合わせ目部
分がこじ開けられることを防止することができる。従っ
て、かかるこじ開けにより基板ボックス40を封印する
封印金具11が取り外ずされ、制御回路基板に不正な加
工を施す不正行為を防止することができる。
【0038】連結部材31は、封印部材30とボックス
蓋体42とをそれぞれ連結するためのものである。この
連結部材31は、図3に示すように、その一端が封印部
材30の一側面に配設されると共に他端がボックス蓋体
42の側壁に配設されており、これらが一体に形成され
ている。よって、封印部材30は、連結部材31の長さ
寸法分だけボックス蓋体42から離間して配置され、封
印部材30とボックス蓋体42の側壁との間に所定の間
隔が形成されている。
【0039】ここで、制御回路基板は、図5に示したよ
うに、基板ボックス40内に封印された状態で使用され
るものであるが、その後、かかる制御回路基板に不正行
為(例えば、不正なROMへの交換等)が施された疑い
が生じた場合には、その制御回路基板(のROM)を検
査するために基板ボックス40を開封する必要がある。
そこで、基板ボックス40を開封するために連結部材3
1をニッパ等の工具により切断するのだが、上記したよ
うに、封印部材30とボックス蓋体42の側壁との間に
は所定の間隔が形成され、ニッパ等の工具の刃先が入り
込むための間隔が形成されている。よって、連結部材3
1を切断する場合、ニッパ等の工具を用いて容易に切断
することができる。更に、この連結部材31の下端面
(図3の下側)と封印部材20の上端面(図3の上側)
との間には空隙Tが設けられている(図4、図5参
照)。よって、かかる空隙Tにニッパ等の工具の刃先を
入り込ませることができるので、封印部材20の上端面
に邪魔されること無く連結部材31を容易に切断するこ
とができ、切断作業の作業性を向上させることができ
る。
【0040】基板ボックス40は、連結部材31を切断
することにより開封することができるものであるが、特
に、基板ボックス本体41及び基板ボックス蓋体42と
を破壊することなく開封することができるので、その基
板ボックス本体41と基板ボックス蓋体42とを使用し
て、再度、検査が終了した制御回路基板を被包し封印す
るこができる。よって、基板ボックス40を再利用する
ことができるので、資源の有効利用が可能となるのであ
る。
【0041】この連結部材31の上面(図3の上側)に
は、番号表示Kが設けられている。例えば、ボックス蓋
体42の側壁42aに設けられた4個の連結部材31の
場合(図2参照)、「1」から「4」までの番号表示K
がそれぞれ表示されている。この各番号表示Kは、各一
対の封印部材20,30が封印される順番を表してい
る。よって、各封印部材20とそれに対向する各封印部
材30とを「1」から「4」の各番号表示Kの順に封印
金具11を用いて封印するとともに、「1」から「4」
の番号表示Kの順に連結部材をニッパ等の工具を用いて
切断することができる。また、この番号表示Kは、連結
部材31の成形と同時に金型を用いて形成されており、
連結部材31の外表面に凸設されている。よって、連結
部材31が切断された場合には、その外表面に設けられ
た番号表示Kが損傷を受ける。連結部材31を切断する
ことにより不正行為を行った者が、不正行為を隠蔽する
為に切断部分を接着剤等を用いて再接合する場合、損傷
を受けた番号表示Kを連結部材31の外表面に凸設され
た状態に修復し、切断の痕跡を隠蔽することは容易では
ない。従って、不正行為の隠蔽を確実に行うことができ
ないので、不正行為が早期に発見されると共に、かかる
不正行為を抑制することができる。
【0042】次に、図6から図8を参照して、嵌合部材
2を構成する各部材について説明する。図6及び図7
は、嵌合部材2を構成する各部材の斜視図であり、図8
は、図6のVIII−VIII線における嵌合部材2の
断面図であり、嵌合凸部60が嵌合凹部53へ嵌合され
た状態を示している。なお、図6から図8では、ボック
ス本体41及びボックス蓋体42の一部を省略して図示
している。
【0043】嵌合部材2は、ボックス本体41へ覆設さ
れるボックス蓋体42の位置決めを行うと共にこれらボ
ックス本体41とボックス蓋体42とを封印するための
ものであり、ボックス本体41に配設されるケース50
と、ボックス蓋体42に配設される嵌合凸部60とから
構成されている。この嵌合部材2がボックス本体41及
びボックス蓋体42へ配設される配設位置は、基板ボッ
クスが装着されるパチンコ機の機種に応じて異なる位置
に設定されている。即ち、例えば、パチンコ機の機種A
(以下、機種Aと称す)に装着されるものを基板ボック
ス40とし(図6参照)、パチンコ機の機種B(以下、
機種Bと称す)に装着されるものを基板ボックス70と
すると(図7参照)、嵌合凸部60及びその嵌合凸部6
0が嵌合される嵌合凹部53は、機種A及び機種Bでそ
れぞれ異なる位置に配設されている。よって、異なる機
種間のボックス本体41とボックス蓋体42とでは、嵌
合部材2の嵌合凸部60と嵌合凹部53とが対応してい
ないため、かかるボックス本体41へボックス蓋体42
を覆設することができない。なお、各ケース50及び各
嵌合凸部60はそれぞれ略同一に構成されているので、
以下、同一の部分には同一の番号を付してその説明は省
略する。
【0044】嵌合凸部60は、図6に示すように、ボッ
クス蓋体42の側壁に連結部材61を介して取り付けら
れており、そのボックス蓋体42がボックス本体41へ
覆設される場合に、ボックス本体41の側壁に配設され
るケース50の嵌合凹部53へ嵌合されるものである。
この嵌合凸部60は、底面壁60aと、前面壁60b
と、一対の側面壁60c,60dとを備えており、これ
らの各部材60a〜60cが合成樹脂材料等で一体に成
形されている。底面壁60aは、連結部材61の下部
(図6の下側)に設けられており、この底面壁60aの
縁辺からは、前面壁60b及び一対の側面壁60c,6
0dが立設されている。
【0045】嵌合凸部60の外面側は、後述するケース
50の嵌合凹部53に嵌合された場合に、その嵌合凹部
53の内面側と当接可能に形成されている。即ち、底面
壁60a及び前面壁60bの外面側がケース50の底面
壁50a及び前面壁50bの内面側と当接され(図8参
照)、一対の側面壁60c,60dの外面側が、ケース
50の側面壁50d及び仕切板51の内面側と当接可能
に形成されている。よって、ボックス本体41へボック
ス蓋体42を覆設する場合、嵌合凸部60の外面側と嵌
合凹部53の内面側との当接面間へ接着剤を塗布するこ
とによりかかる嵌合凸部60及び嵌合凹部53とを接着
することができる。従って、かかる接着により、ケース
本体41とケース蓋体42とを開封不可能に封印するこ
とができるのである。
【0046】このように、嵌合凸部60は、底面部60
aだけでなく前面壁60b及び側面壁60c,60dも
嵌合凹部53の内面へ当接可能に形成されているので、
接着面積を十分に確保することができ、嵌合部材2を確
実に接着することができるのである。なお、嵌合凸部6
0の外面側と嵌合凹部53の内面側との各当接面は、完
全に密着している必要はなく、所定の隙間を有していて
も良い。この場合には、硬化することにより接着特性を
発現させる硬化型の接着剤を使用し、当接面間の隙間に
その接着剤を充填するすることが望ましい。
【0047】連結部材61は、嵌合凸部60とボックス
蓋体42とをそれぞれ連結するためのものであり、断面
視矩形状を有する薄板状に形成される。この連結部材6
1は、図6に示すように、その一端が嵌合凸部60の底
面壁60a及び前面壁60bに配設されると共に他端が
ボックス蓋体42の側壁に配設されており、これらが一
体に形成されている。よって、嵌合凸部60は、連結部
材61の長さ寸法分だけボックス蓋体42から離間して
配置され、所定の間隔が形成されている。
【0048】ここで、制御回路基板を基板ボックス40
内に封印した後、かかる制御回路基板に不正行為(例え
ば、不正なROMへの交換等)が施された疑いが生じた
場合には、その制御回路基板(のROM)を検査するた
めに基板ボックス40を開封する必要がある。この場
合、基板ボックス40を開封するためには、上記したよ
うに、封印部材30の連結部材31を切断するとともに
(図5参照)、嵌合凸部60の連結部材61をニッパ等
の工具により切断する。嵌合凸部60とボックス蓋体4
2の側壁との間には、ニッパ等の工具の刃先が入り込む
ための間隔が形成されている。従って、連結部材61を
切断する場合、ニッパ等の工具を用いて容易に切断する
ことができる。更に、この連結部材61の下端面(図8
の下側)とケース50の底面壁50aの上端面(図8の
上側)との間には、底面壁50aに設けられた溝50e
により空隙Tが設けられている(図8参照)。よって、
かかる空隙Tにニッパ等の工具の刃先を入り込ませるこ
とができるので、底面壁50aの上端面に邪魔されるこ
と無く連結部材61を容易に切断することができ、切断
作業の作業性を向上させることができる。
【0049】基板ボックス40は、連結部材61を切断
することにより開封することができるものであるが、特
に、基板ボックス本体41及び基板ボックス蓋体42と
を破壊することなく開封することができるので、その基
板ボックス本体41と基板ボックス蓋体42とを使用し
て、再度、検査が終了した制御回路基板を被包し封印す
るこができる。よって、基板ボックス40を再利用する
ことができるので、資源の有効利用が可能となるのであ
る。
【0050】ケース50は、ボックス本体41の側壁に
配設され、このボックス本体41へボックス蓋体42が
覆設される場合に嵌合凸部60が嵌合される嵌合凹部5
3を備えている。このケース50は、ボックス本体41
の側壁から外方へ向けて略水平に延設される底面壁50
aと、その底面壁50aの縁辺から立設される前面壁5
0b及び一対の側面壁50c、50dとを備えている。
これらの各部材50a〜50dは、合成樹脂材料等でボ
ックス本体41と一体に成形されており、これらの各部
材50a〜50dによって、ケース50は上面及び側面
(図6の上側及び右奥側)が開放した中空箱状に形成さ
れている。
【0051】また、ケース50により形成される内部空
間には、仕切板51と障壁板52とが底面壁50a上に
立設されている。仕切板51は、ケース50の内部空間
を区画し嵌合凸部60が嵌合される嵌合凹部53を形成
するためのものであり、ケース50の側面壁50d(図
6の右側)と所定の間隔を隔てて対向されている。かか
る側面壁50dと仕切板51との対向面間の間隔は、嵌
合凸部60の幅方向寸法(一対の側面壁60c,60d
の非対向面間の距離)と対応しており、この側面壁50
dと仕切板51との対向面間に嵌合凸部60が嵌合可能
な嵌合凹部53が形成されている。この嵌合凹部53に
嵌合凸部60が嵌合された場合には、上記したように嵌
合凹部53の内面側と嵌合凸部60の外面側とが当接さ
れ、かかる当接面同士を接着することにより嵌合部材2
が接合されボックス本体41とボックス蓋体42とを封
印することができる。
【0052】仕切板51により区画されたケース50の
他の内部空間(図6の左側)には、障壁板52が立設さ
れている。障壁板52は、ボックス蓋体42をボックス
本体41へ覆設する場合に、嵌合凸部60がケース50
の内部空間内に嵌合されることを防止する為のものであ
り、仕切板51とケース50の側面壁50bとの対向面
間に立設されている。例えば、機種Bに使用されるボッ
クス蓋体42(図7参照)が機種Aに使用されるボック
ス本体41(図6参照)へ誤って覆設された場合には、
ボックス蓋体42の嵌合凸部60がボックス本体41の
ケース50に設けられた障壁板52に係止されてしま
い、ボックス蓋体42をボックス本体41へ覆設するこ
とができない。よって、パチンコ機の製造工程におい
て、作業者が他機種のボックス本体或いはボックス蓋体
を間違えて使用してしまい、間違った組み合わせにより
基板ボックスを組み立ててしまうことを防止することが
できるのである。
【0053】図8に示すように、ケース50の底面壁5
0aは階段状に屈曲して形成されており、かかる屈曲に
より、この底面壁50aの上面側には溝50eが設けら
れている。よって、この溝50eにより、底面壁50a
の上面側(図8の上側)と、嵌合凸部60をボックス蓋
体42に連結する連結部材61の下端面(図8の下側)
との間には空隙Tが形成されている。したがって、かか
る空隙Tにニッパ等の工具の刃先を入り込ませることが
できるので、底面壁50aの上端面に邪魔されること無
く連結部材61を容易に切断することができ、切断作業
の作業性を向上させることができる。
【0054】また、嵌合凸部60と嵌合凹部53とを接
着剤により接着する場合、嵌合凹部53に多量の接着剤
が塗布されると、余分な接着剤がボックス本体41とボ
ックス蓋体42との合わせ目部分(ボックス蓋体42の
挿嵌凹部44とボックス本体41のガイド板43との対
向面間)へ流出してしまうおそれがあり、その場合に
は、ボックス本体41とボックス蓋体42とが流出した
接着剤により接着固定されてしまい、基板ボックス40
は、ボックス本体41とボックス蓋体42とを破壊しな
い限り開封できない。そのため、基板ボックス40を再
利用することができなくなってしまう。しかし、上記の
様に、底面壁50aの上面側には、溝50eが設けら
れ、更に、その溝50eは、底面壁50aの上面側の中
でも特にボックス本体41とボックス蓋体42との合わ
せ目部分側(図8の右側)に設けられている。よって、
接着剤はボックス本体41とボックス蓋体42との合わ
せ目部分まで流出することなく、溝50e内に貯留され
るので、ボックス本体41とボックス蓋体42との合わ
せ目部分が接着剤により接着固定されてしまうことを防
止することができる。よって、嵌合凸部60の連結部材
61を切断することにより開封された基板ボックス40
を再度利用して制御回路基板を収納し封印することがで
きるのである。
【0055】また、ケース50は、ボックス本体41の
側壁から外方へ突設されると共にボックス蓋体42が覆
設される側の面(図6の上側)が開放して形成されてお
り、嵌合凸部60は、かかるケース50に対応してボッ
クス蓋体42の側壁から突設されている。即ち、嵌合部
材2は、ボックス本体41へボックス蓋体42が覆設さ
れ、パチンコ機へ装着された場合に、ケース50に嵌合
された嵌合凸部60が視認可能な位置に配設されている
(図1参照)。よって、パチンコ機から基板ボックス4
0を取り外すこと無く嵌合部材2を視認できるので、連
結部材61に切断痕跡が無いか、或いは、異なる機種の
ボックス蓋体42が使用されていないか等を容易に確認
することができる。
【0056】ここで、ボックス本体41及びボックス蓋
体42は、成形金型を用いて所望の形状に型成形される
ものであり、嵌合部材2は、そのボックス本体41及び
ボックス蓋体42を成形する成形金型中に部分的にはめ
込まれる入子型によって所望の形状に型成形される。そ
のため、嵌合部材2の嵌合凸部60及び連結部材61
は、ボックス蓋体42を成形する成形金型にはめ込まれ
る入子型を変更することによりボックス蓋体42への配
設位置を変更することができる。即ち、ボックス蓋体4
2を成型する成型金型中へ一の入子型をはめ込み、型成
形することにより、嵌合凸部60及び連結部材61はボ
ックス蓋体42の所定の位置(機種Aに対応した位置)
に配設され(図6参照)、一の入子型に代えて他の入子
型を成形金型中へはめ込み、型成型することにより、一
の入子型を使用した場合と異なる位置(機種Bに対応し
た位置)に嵌合凸部60及び連結部材61をボックス蓋
体42へ配設させることができるのである(図7参
照)。
【0057】一方、嵌合部材2のケース50は、ボック
ス本体41を成形する成形金型中にはめ込まれる入子型
を変更することにより、ケース50の内部空間に設けら
れる嵌合凹部53の配設位置が変更される。即ち、ボッ
クス本体41を成型する成型金型中へ一の入子型をはめ
込み、型成形することにより、障壁板52が仕切板51
と側面壁50cとの対向面間の空間(図6の左側)に形
成され、機種Aの嵌合凸部60に対応した位置に嵌合凹
部53が形成される(図6参照)。そして、一の入子型
に代えて他の入子型を成形金型中へはめ込み、型成型す
ることにより、障壁板52が仕切板51と側面壁50d
との対向面間の空間(図7の右側)に形成され、機種B
の嵌合凸部60に対応した位置に嵌合凹部53が形成さ
れる(図7参照)。このように入子型を使用して嵌合凸
部60及び嵌合凹部53のボックス本体41、ボックス
蓋体42への配設位置を変更することができるので、基
板ボックスをパチンコ機の機種毎に異なる形状に形成す
る場合でも、基板ボックス40,70の骨格となるボッ
クス本体41及びボックス蓋体42を成型するための成
型金型をパチンコ機の機種の種類分だけ準備する必要が
なく、設計コストや成形金型等の製造コストを低減する
ことができるのである。
【0058】このように、本実施例の基板ボックス40
は複数の機種に使用されるものであるが、ボックス本体
41及びボックス蓋体42はすべての機種において共通
化されている。即ち、ボックス本体41及びボックス蓋
体42はすべての機種で共通の形状のものが使用されて
いる。同様に、封印部材1がそのボックス本体41及び
ボックス蓋体42へ配設される配設位置は、すべての機
種で共通の位置とされている。一方、嵌合凹部53及び
嵌合凸部60がそのボックス本体41及びボックス蓋体
42へ配設される配設位置は、そのボックス本体41及
びボックス蓋体42(即ち、基板ボックス40)が使用
される機種に応じて、異なる位置とされている。即ち、
パチンコ機の機種がn種類ある場合には、ボックス本体
41及びボックス蓋体42へ嵌合凹部53及び嵌合凸部
60を異なる位置へ配設することにより、n種類のボッ
クス本体41及びボックス蓋体42が形成される。よっ
て、例えば、機種Aに使用されるボックス本体41又は
ボックス蓋体42に対しては(図6参照)、嵌合部材2
の配設位置が異なる機種Bに使用されるボックス蓋体4
2またはボックス本体41を用いて制御回路基板を被包
することができない。従って、異なる機種から流用した
ボックス本体41或いはボックス蓋体42を使用して制
御回路基板に変更を加える不正行為を防止することがで
きる。また、嵌合部材2を入子型により成形することが
できるので製造コストを低減することができるのであ
る。
【0059】また、嵌合凹部53及び嵌合凸部60は、
上記のように、パチンコ機の機種に応じてボックス本体
41及びボックス蓋体42への配設位置が変更された
が、そのような嵌合凹部53及び嵌合凸部60(以下こ
の段落において、「第1嵌合部材」と略す。)とは別
に、すべての機種で共通の位置へ配設される嵌合凹部お
よび嵌合凸部(以下この段落において、「第2嵌合部
材」と略す。)を別に設けても良い。この場合には、第
2嵌合部材の配設位置が各機種間で共通であることか
ら、第2嵌合部材をボックス本体41或いはボックス蓋
体42を成形する成形金型により成形することができ
る。よって、その第2嵌合部材を成型するために入子型
を別途準備する必要がないので製造コストを低減でき
る。また、この第2嵌合部材を設けることにより、接着
可能な嵌合部材の数が増加するので、基板ボックス40
の封印をより確実なものとし不正を抑制することができ
るのである。この場合、例えば、最初の接着(第1回
目)では、第1嵌合部材だけを接着し、制御回路基板の
検査等により基板ボックス40を一端開封した後には、
最初の接着(第1回目)で使用しなかった第2嵌合部材
を接着固定(第2回目)し基板ボックス40を封印する
ようにしても良い。このように構成することにより、接
着剤を用いた基板ボックス40の封印および開封を複数
回(少なくとも2回)行うことができるのである。
【0060】また、嵌合部材2は、ボックス本体41及
びボックス蓋体42の一の側壁(本実施例では、側壁4
1c,42c(図2参照))にだけ配設した。ここで、
嵌合部材2を2つ以上の側壁、例えば、直交する2つの
側壁(例えば、側壁41a,42aと側壁41c,42
c(図2参照))に配設する場合には、嵌合部材2を形
成するための入子型が大型化してしまったり、或いは、
複数の入子型が必要になってしまうため、製造コストが
増加してしまうという問題が生じてしまう。しかし、本
実施例のように、嵌合部材2を一の側壁にのみ配設する
ことにより、一つの入子型だけで嵌合部材2を成型する
ことができ、また、入子型を小型化することができるの
で、その結果、製造コストを低減することができるので
ある。
【0061】なお、嵌合凹部53及び嵌合凸部60は、
上記のように、パチンコ機の機種に応じてその配設位置
が変更されると説明したが、嵌合凹部53及び嵌合凸部
60の配設位置を変更することにより基板ボックス40
の外形が遊技機の機種に応じて変化するというわけでは
ない。これは、嵌合凹部53は、ケース50内の仕切板
51と障壁板52との立設位置を変更することによりそ
の配設位置が変更され、ケース50の外形が変化するわ
けではないからである(図6参照)。一般に、基板ボッ
クス40の取着部の周辺は、電気的コネクターや他の基
板ボックス等が複雑に配設されており取付スペースに余
裕が少ない。しかし、上記した基板ボックス40は、そ
の外形を変更することなく嵌合凹部53及び嵌合凸部6
0をパチンコ機の機種に応じて配設位置を変更すること
ができるので、基板ボックス40の周辺に配設される各
部品の形状、配設位置等を機種毎に設計する必要がな
く、設計コストを低減することができるのである。
【0062】但し、基板ボックス40は、嵌合凹部53
及び嵌合凸部60の配設位置を変更することによりその
外形が遊技機の機種に応じて変化するようにしても良
い。即ち、ケース50自体の配設位置がボックス本体4
1上で変更されるのである。その場合には、パチンコ機
の裏面側に、基板ボックス40の外形に対応する嵌合部
を設け、他機種の(即ち、外形が異なる)基板ボックス
40を取り付けられないようにしても良い。
【0063】次に、上述した基板ボックス40により制
御回路基板を封印する方法について説明する。まず、ボ
ックス本体41内に制御回路基板を配設して固定した
後、封印具1の各封印部材20,30を対向させると共
に嵌合部材2の各嵌合凸部60と嵌合凹部53とを対向
させて、ボックス本体41にボックス蓋体42を覆設す
る。かかる覆設により、各封印部材20の嵌合溝20f
に封印部材30の嵌合突起30eが嵌合され、また、嵌
合凹部53に嵌合凸部60が嵌合される。嵌合凸部60
の外表面と嵌合凹部53の内面側との対向面には、予め
接着剤を塗布しておいても良く、また、ボックス本体4
1へボックス蓋体42を覆設した後に、かかる対向面間
へ接着剤を充填しても良い。そして、計12個の各封印
部材30の係合穴30aおよび挿入穴30c内に封印金
具11をそれぞれ挿入して、その頭部11bを押下し封
印金具11を封印部材30内に押し込む。
【0064】封印金具11が押し込まれると、封印金具
11の係止爪11cは、挿入穴30cにより板部11a
側へ押圧され徐々に弾性変形する。更に、封印金具11
を挿入し続けると、係止爪11cが弾性的に復元し、そ
の係止爪11cは、係止面30dに係止されるとともに
保持部Hに保持される。よって、各封印金具11を封印
部材31内に抜き取り不可能な状態で保持することがで
きるとともに、封印金具11の紛失を防止することがで
きる(図4参照)。
【0065】各封印部材30内に12個の各封印金具1
1を保持した後、封印具1の封印部材30のうち、
「1」の番号表示Kの付された連結部材31によりボッ
クス蓋体42に固定されているものに挿入された封印金
具11の頭部11bを押下して、その封印金具11を更
に押し込む。封印金具11が押し込まれると、封印金具
11の係止爪11cは、挿入穴20aのテーパー面を介
して板部11a側へ徐々に弾性変形する。封印金具11
を挿入し続けると、係止爪11cが弾性的に復元して、
係止爪11cが封印部材20の係止面20bに係止さ
れ、封印金具11が封印部材20内にて抜き取り不可能
な状態で保持される。一方、封印金具11の頭部11b
は、封印部材30の係合穴30a内に保持される。
【0066】その結果、封印金具11は、封印部材20
内から抜き取り不可能となり、更に、封印金具11の第
1係合部11b1、第2係合部11b2は、封印部材3
0の第1係合面30b1、第2係合面30b2に係合さ
れ(図5参照)、同時に、嵌合凸部60の外面側と嵌合
凹部53の内面側とが接着され、嵌合部材2が分離不可
能に結合されているので(図8参照)、基板ボックス4
0のボックス本体41とボックス蓋体42とが開封不可
能に連結され、基板ボックス40を確実に封印すること
ができる。よって、基板ボックス40に被包された制御
回路基板上の制御用ROM等を不適法に取り外して、パ
チンコ機55の遊技内容を変更する不正行為を防止する
ことができる。また、封印部材20,30或いは嵌合部
材2を破壊、切断等すれば基板ボックス40を開封する
ことができるが、その場合には、基板ボックス40が開
封された痕跡を確実に残すことができる。即ち、不正行
為が行われたか否かを即座に発見することができる。
【0067】基板ボックス40を開封する場合には、
「1」の番号表示Kが付された封印部材30の連結部材
31及び嵌合凸部60の連結部材61をニッパ等により
切断する必要がある。よって、不正行為を行った者が、
基板ボックス40を開封して制御回路基板に不正改造等
の不正行為を行った後、その不正行為を隠蔽する場合に
は、連結部材31,61の切断部分に接着剤等を塗布
し、かかる切断部分を再接合する必要がある。また、切
断により損傷を受けた「1」の番号表示Kを修復して、
切断の痕跡を隠蔽することは容易ではない。従って、不
正行為の隠蔽を確実に行うことができないので、不正行
為が早期に発見されるとともに、かかる不正行為を抑制
することができる。
【0068】次に、図9、図10を参照して第2実施例
について説明する。図9は、第2実施例における嵌合部
材90の配設された基板ボックス80が開封された状態
を示す斜視図であり、第1実施例では、嵌合凹部53が
ボックス本体41の側壁から外方へ突設されたケース5
0に設けられていたのに対し、第2実施例では、挿嵌凹
部91がボックス本体81の側壁に凹設されている。図
10は、基板ボックス40を封印した状態における封印
具1の部分断面図である。なお、図9では、基板ボック
ス80の一部を省略して図示している。また、前記した
第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その
説明は省略する。
【0069】基板ボックス80は、第1実施例と同様
に、ボックス本体81とそのボックス本体81に覆設さ
れるボックス蓋体82とを備えている。嵌合部材90
は、ボックス本体81の側壁に凹設される嵌合凹部91
とボックス蓋体82の側壁から突設される嵌合凸部92
とを備えており、ボックス本体81へボックス蓋体82
が覆設される場合には、嵌合凸部92が嵌合凹部91へ
嵌合される。この嵌合凹部91及び嵌合凸部92は、パ
チンコ機の機種毎に異なる位置に配設されており、異な
る機種間では嵌合凹部91へ嵌合凸部92を嵌合するこ
とができないため、ボックス本体81へボックス蓋体8
2を覆設することができない。これら嵌合凹部91及び
嵌合凸部92は、第1実施例と同様に、ボックス本体8
1及びボックス蓋体82を成形する成形金型中に部分的
にはめ込まれる入子型によって所望の形状に型成形され
る。
【0070】また、ボックス蓋体82の上面(図9の上
側)には、機種名Nが嵌合凸部92の近傍に突設されて
いる。この機種名Nは、基板ボックス80が使用される
パチンコ機の機種名を識別するためのものであり、機種
毎に異なる名称が表示されている。この機種名Nは嵌合
凸部92の近傍に設けられているので、かかる機種名N
を成形する場合には、機種名Nを成形するための入子型
と嵌合凸部92を成形するための入子型とを共用するこ
とができる。よって、パチンコ機の機種毎に異なる機種
名Nを成形する場合にも、機種名Nを成形するための入
子型と嵌合凸部92を成形するための入子型とをそれぞ
れ別々に、パチンコ機の機種の種類分だけ準備する必要
がないので、設計コストや成形金型等の製造コストを低
減することができるのである。なお、第1実施例におい
ても、同様に、嵌合凹部53及び嵌合凸部60を成形す
るための入子型により機種名Nをボックス本体41及び
ボックス蓋体42の片方あるいは両方に成形しても良
い。
【0071】また、第1実施例の封印金具11は、その
係止爪11cが封印部材20の挿入穴20aと封印部材
30の係止面30dとにより形成された保持部Hに収納
された状態で保持されたが、第2実施例の封印金具11
は、挿入穴30cの内面側に設けられた係止面30dに
より保持される。
【0072】封印部材30の挿入穴30cは、図10に
示すように、階段状に形成されており、係止面30dは
その挿入穴30cの内面側であって階段状の段部下側
(図10下側)の面に形成されている。
【0073】封印金具11の係止爪11cは、図10に
示すように、封印金具11の板部11aが封印部材30
の挿入穴30cへ挿入され押し込まれた場合、挿入穴3
0cにより板部11a側へ押圧され徐々に弾性変形し、
更に挿し込み続けると、係止爪11cは、弾性的に復元
して封印部材30の係止面30dに係止され保持され
る。よって、この封印金具11は、係止爪11cが係止
面30dにより係止されることにより封印部材30内に
取り外し不可能な状態で保持されるのである。
【0074】更に、この封印金具11は、係止爪11c
の弾性復元力により板部材11aの背面側(係止爪11
cと反対側、図10の左側)が挿入穴30aの内壁面
(図10の左側)へ向かって押圧されるので、下方へ落
下することなく封印部材30内に保持されるとともに、
その板部11aが揺動することなく安定した状態で固定
されている。よって、このように封印金具11が封印部
材30内に保持された状態において、基板ボックス40
のボックス蓋体42が開封され、再度、そのボックス蓋
体42がボックス本体41へ被せられる場合(例えば、
封印された基板ボックス40を連結部材31の切断によ
り開封し、制御基板回路を検査した後に、基板ボックス
40を再度封印する場合)には、封印金具11の板部1
1aの先端が揺動することなく安定した状態で固定され
ているので、その板部11aの先端を封印部材20の2
0aへ容易に挿入することができ、ボックス蓋体42を
ボックス本体41へスムーズに被せることができるので
ある。
【0075】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定される物ではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可
能であることは容易に推察できるものである。
【0076】例えば、本実施例では、基板ボックス40
の各辺に封印部材20,30が一対となった封印具1が
各4個ずつ設けられた場合を説明したが、その各辺に4
個以下、或いは、それ以上の個数の封印具が設けられた
構成とすることは当然に可能である。また、本実施例で
は、封印部材20,30が一対となった封印具1が基板
ボックス40の3辺に設けられたが、1辺だけに設けら
れていても良く、4辺すべてに設けられていても良い。
更に、封印具1が基板ボックス40の各辺に設けられる
態様としては、例えば中央に一個だけ設けられていても
良く、複数個が所定間隔を隔てつつ点在して設けられて
いても良い。
【0077】同様に、本実施例では、ケース50と嵌合
凸部60とからなる嵌合部材2は基板ボックス40の1
辺に2個設けられた場合を説明したが、基板ボックス4
0の1辺に1個だけ、或いは、2個以上の個数の嵌合部
材2が設けられた構成とすることは当然に可能である。
また、本実施例では、嵌合部材2を基板ボックス40の
1辺だけに設けたが、対向する2辺、或いは、直交する
2辺に設けても良く、3辺設けても、4辺すべてに設け
ても良い。なお、複数個の嵌合部材2が設けられた場合
には、その中の少なくとも一つを、封印された基板ボッ
クス40を開封した後に再度その基板ボックス40を封
印するための予備としても良い。即ち、m個の嵌合部材
2が設けられた場合には、接着剤を用いて嵌合部材2を
接着固定する基板ボックス40の封印およびその嵌合部
材を切断することによる基板ボックス40の開封を最大
m回繰り返し実行することができる。
【0078】更に、封印具1と嵌合部材2とが基板ボッ
クスの各辺に混在して設けられる構成とすることは当然
に可能であり、封印具1と嵌合部材2とを交互に設けた
り、各辺毎に封印具1と嵌合部材2とをまとめて設けて
も良い。
【0079】また、第1実施例では、嵌合凹部53が、
ケース50の有する一対の側壁面50c,dの一方と仕
切板51との対向面間に形成される場合を説明したが、
仕切板51及び障壁板52の配設位置を調整し、かかる
仕切板51と障壁板52との対向面間に嵌合凹部53が
形成される構成としても良い。更に、ケース50には1
枚の障壁板52が立設される構成としたが、2枚以上の
障壁板52がケース50に立設される構成としても良
い。その場合には、かかる2枚の障壁板の対向面間を嵌
合凹部53としても良い。
【0080】また、本実施例では、封印金具11がステ
ンレス鋼材等の金属材料で構成される場合を説明した
が、封印金具11を樹脂材料等で構成することは当然に
可能である。
【0081】更に、本発明を上記実施例とは異なるタイ
プのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当
たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)
大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高めら
れるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物
と称される)として実施しても良い。また、大当たり図
柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させること
を必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として
実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパ
チ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロ
ットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として
実施するようにしても良い。
【0082】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0083】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0084】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記遊技機用基板ボックスは、前
記嵌合凸部の外面側とその嵌合凸部が嵌合される嵌合凹
部の内面側とを接着することにより封印されるものであ
ることを特徴とする遊技機1。遊技機1によれば、嵌合
凸部と嵌合凹部とが接着されることにより遊技機用基板
ボックス内に被包された制御回路基板が確実に封印され
る。
【0085】請求項1記載の遊技機または遊技機1にお
いて、前記ボックスベース及びボックスカバーに設けら
れる前記嵌合凸部および嵌合凹部は、収容する回路基板
の種類毎に異なる位置に設けられていることを特徴とす
る遊技機2。よって、遊技機用基板ボックスの組み立て
工程において、作業者がボックスカバー或いはボックス
ベースの組み合わせを間違えて使用してしまい、間違っ
た組み合わせにより基板ボックスを組み立ててしまうこ
とを防止することができる。
【0086】請求項1記載の遊技機または遊技機1若し
くは2において、前記嵌合凸部又は嵌合凹部の少なくと
も一方は、前記ボックスベース又はボックスカバーと第
2接合部を介して連結されていることを特徴とする遊技
機3。よって、嵌合凸部と嵌合凹部とが接着されること
により遊技機用基板ボックスが封印された場合にも、第
2接合部を切断することによりかかる遊技機用基板ボッ
クスを開封することができる。また、不正行為を実施す
るためにかかる第2接合部を切断し遊技機用基板ボック
スを開封した場合には、切断部分を再接合しその切断の
痕跡を隠蔽しなければならず、かかる隠蔽は容易でな
い。よって、確実に隠蔽することができないので、不正
行為を早期に発見できると共に、かかる不正行為を抑制
することができる。
【0087】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記第2接合部は、前記嵌合凹
部の内面または嵌合凸部の外面と対向する対向面間に所
定の空隙を有して設けられていることを特徴とする遊技
機4。よって、第2接合部をニッパー等の切断工具によ
り切断する場合には、第2接合部と嵌合凹部の内面また
は嵌合凸部の外面との間に設けられた空隙にその工具の
刃先を入り込ませることができるので、容易に切断作業
を行うことができ、切断作業の作業性を向上させること
ができる。
【0088】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
4のいずれかにおいて、前記嵌合凹部の内面と嵌合凸部
の外面との対向面の少なくともいずれか一方には、所定
の深さを有する溝が凹設されていることを特徴とする遊
技機5。よって、前記嵌合凹部の内面と嵌合凸部の外面
との対向面を接着固定する為に用いた接着剤が流出した
場合、その接着材がボックスベースとボックスカバーと
の合わせ目部分にまで流出すると、遊技機用基板ボック
スを開封することができなくなる。しかし、遊技機用基
板ボックス封印ユニット5によれば、接着材の流出を凹
設された溝により流止することができるので、ボックス
ベースとボックスカバーとの合わせ目部分が接着材によ
り接着固定されてしまうことを防止することができる。
【0089】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
5のいずれかにおいて、前記嵌合凸部は、前記回路基板
を被包した前記遊技機用基板ボックスが遊技機へ装着さ
れた状態で、前記嵌合凹部へ嵌合された嵌合凸部の外面
側の少なくとも一部が視認可能となるように前記ボック
スベース及びボックスカバーの側壁へ配設されているこ
とを特徴とする遊技機6。よって、他機種のボックスカ
バーが使用されていないか、或いは、嵌合凸部が切断さ
れていないか等の確認をする場合に、遊技機用基板ボッ
クスを遊技機から取り外す必要がないので、かかる確認
作業を容易におこなうことができる。
【0090】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
6のいずれかにおいて、前記ボックスベース及びボック
スカバーは、金型を用いて所望の形状に型成形されるも
のであり、前記嵌合凸部及び嵌合凹部は、そのボックス
ベース及びボックスカバーを成形する金型中に部分的に
はめ込まれる入子型によって所望の形状に型成形される
ものであることを特徴とする遊技機7。よって、嵌合凸
部及び嵌合凹部を成形するための入子型を交換すること
により、複数種類の遊技機用基板ボックスを製造するこ
とができる。従って、遊技機の種類分だけ金型を作成す
る必要がないので、製造コストを低減することができ
る。
【0091】遊技機7において、前記ボックスベース及
び前記ボックスカバーの外表面には、被包する回路基板
の種類を識別するための識別表示が凹設或いは凸設され
ており、この識別表示は、前記嵌合凸部及び/又は嵌合
凹部の近傍に配置されると共にこれら嵌合凸部及び/又
は嵌合凹部を型成形する入子型と同じ入子型により型成
形されるものであることを特徴とする遊技機8。よっ
て、別の機種に使用されるボックスベース或いはボック
スカバーを流用する不正行為が行われた場合には、ボッ
クスベース及びボックスカバーに設けられた識別表示に
よりかかる不正行為が早期に発見される。また、この識
別表示は、嵌合凸部及び/又は嵌合凹部の近傍に設けら
れているので、これら嵌合凸部及び/又は嵌合凹部と入
子型を共用することができる。よって、金型を製造する
ための製造コストを低減することができる。
【0092】遊技機7または8において、前記嵌合凸部
及び嵌合凹部は、前記ボックスベース及びボックスカバ
ーの側壁にそれぞれ少なくとも2対以上設けられている
ことを特徴とする遊技機9。嵌合凸部及び嵌合凹部は遊
技機の機種毎に異なる位置となるようボックスベース及
びボックスカバーへ配設される。かかる嵌合凸部及び嵌
合凹部が2対以上配設される場合には、嵌合凸部及び嵌
合凹部の配設位置を他の組みと組み合わせることができ
るので、遊技機の種類が多い場合にも嵌合凸部及び嵌合
凹部を配設するために大きなスペースが取られることを
防止することができると共に嵌合凸部及び嵌合凹部を型
成形するための入子型の数を低減することができる。
【0093】遊技機7から9のいずれかにおいて、前記
ボックスベース又はボックスカバーの一方における一の
側壁部に凹設される凹設部と、その凹設部の内面側を少
なくとも2つの空間に区画する区画部材とを備え、その
区画部材により区画された凹設部の一の空間が前記嵌合
凹部とされていることを特徴とする遊技機10。よっ
て、区画部材の立設位置を機種毎に変更することで嵌合
凹部の配設位置を変更し、それに応じて嵌合凸部の配設
位置を変更しても、凹設部の外形を全ての機種で共通と
することにより、基板ボックスの外形がすべての機種で
共通となる。
【0094】遊技機10において、前記区画部材により
区画された凹設部の他の空間には、前記嵌合凸部が嵌合
されることを防止する障壁部材が少なくとも1個以上設
けられていることを特徴とする遊技機11。よってボッ
クスベースとボックスカバーの組み合わせが同機種に使
用するものでない場合には、ボックスカバーをボックス
ベースに覆設することが不可能になる。
【0095】回路基板が収納されるボックスベース及び
ボックスカバーを有する遊技機用基板ボックスと、その
遊技機用基板ボックスを封印する遊技機用基板ボックス
封印具とを備えた遊技機において、前記遊技機用基板ボ
ックス封印具は、前記ボックスベース又はボックスカバ
ーの一方に配設される第1封印部材と、前記ボックスベ
ース又はボックスカバーの他方に配設される第2封印部
材と、前記第1封印部材に設けられるストッパ部材と、
そのストッパ部材に係止される係止部及び前記第2封印
部材に係合される係合部を有する連結封印部材とを備
え、その連結封印部材の係合部を前記第2封印部材に係
合させるとともに、前記第1封印部材内に設けられたス
トッパ部材によって前記連結封印部材の係止部を係止し
て、前記第1封印部材および第2封印部材を連結し前記
遊技機用基板ボックスを封印するものであり、前記連結
封印部材の係止部は、前記ボックスベース又はボックス
カバーが前記回路基板を収納する側を向いた状態で前記
ストッパ部に係止されることを特徴とする遊技機12。
【0096】遊技機12において、前記第1封印部材ま
たは第2封印部材の少なくとも一方は、その第1封印部
材および第2封印部材が非連結状態の場合に、前記連結
封印部材を保持するための保持部を備えていることを特
徴とする遊技機13。よって、第1封印部材および第2
封印部材が非連結状態の場合、連結封印部材は第1封印
部材または第2封印部材の少なくとも一方に設けられた
保持部により保持されるので、連結封印部材の紛失を確
実に防止することができる。
【0097】遊技機13において、前記保持部は、前記
第2封印部材に設けられており、前記連結封印部材は、
その保持部に前記連結封印部材の先端部が前記第1封印
部材側に向かって突出した状態で保持されることを特徴
とする遊技機14。連結封印部材はその先端部が第1封
印部材に向かって突出した状態で第2封印部材に保持さ
れているので、第1封印部材と第2封印部材との対向面
を容易に合致させることができ、ボックスカバーをボッ
クスベースへ覆設する作業をスムーズに行うことができ
る。
【0098】遊技機12から14のいずれかにおいて、
前記第1封印部材のストッパ部材による前記連結封印部
材の係止部の係止または前記保持部による前記連結封印
部材の保持を可能とするために、前記連結封印部材を前
記第1封印部材または第2封印部材の所定の位置へ位置
決めするようになっていることを特徴とする遊技機1
5。遊技機15によれば、連結封印部材は、第1封印部
材または第2封印部材の所定の位置へ位置決めされる。
よって、連結封印部材の位置決めにより、この連結封印
部材の係止部を第1封印部材のストッパ部材に確実に係
止させることができると共に、連結封印部材を保持部に
より確実に保持させることができる。
【0099】ここで、例えば、連結封印部材が所定位置
へ位置決めされないと、第1封印部材と第2封印部材と
を連結する連結位置へ連結封印部材が操作された場合に
も、連結封印部材の係止部と第1封印部材のストッパ部
との位置関係が対応していないために、第1封印部材と
第2封印部材とが連結されないことがある。よって、第
1封印部材と第2封印部材とを対向させつつ合致させ、
これらを連結封印部材により連結した作業者は、実際に
は連結封印部材の係止部が第1封印部材のストッパ部に
係止されていないにも関わらず、かかる状態を認識しな
いまま、遊技機用基板の封印作業を終了してしまうおそ
れがある。この場合には、遊技機用基板ボックス内に制
御回路基板を確実に封印することができず、遊技機用基
板ボックス内に収納された制御回路基板からROMを取
り外して交換し遊技内容を変更する不正行為を防止する
ことができない。
【0100】しかしながら、遊技機15によれば、連結
封印部材はその連結封印部材の係止部と第1封印部材の
ストッパ部とが対応する位置関係となるように位置決め
される。よって、作業者の誤操作に起因する遊技機用基
板ボックス内への制御回路基板の封印不良を防止するこ
とができるのである。
【0101】遊技機12から15のいずれかにおいて、
第2封印部材は、前記第1封印部材のストッパ部と連通
する断面視横長の連通口と、その連通口の一方の短辺か
ら離間して立設される第2縦壁と、その第2縦壁と対向
しつつ連通口の他方の短辺側に立設され、その他方の短
辺からの離間距離が前記第2縦壁と一方の短辺とがなす
離間距離に比べて大きな第1縦壁とを備えており、前記
連結封印部材は、前記第2封印部材の連通口に対応する
形状に形成されると共にその連通口へ挿入される板部材
を備え、連結封印部材の係止部は、その板部材の一方の
面から傾斜して突設され、連結封印部材の係合部は、板
部材の長手方向端部に形成されると共に、板部材の一方
の側辺から突設される第2係合部と、その第2係合部が
突設される側辺と反対側の他方の側辺から突設されてお
り、その他方の側辺から突出する突出量が前記第2係合
部と一方の側辺とがなす突出量に比べて大きな第1係合
部とを備えていることを特徴とする遊技機16。遊技機
16によれば、連結封印部材の板部材が一の方向を指向
して第2封印部材の連通口に挿入される場合には、その
板部材の端部に形成された第1係合部が第2封印部材の
第2縦壁に係止され、板部材の連通口への挿入が禁止さ
れる。一方、連結封印部材の板部材が他の方向を指向し
て第2封印部材の連通口に挿入される場合には、板部材
の第2係合部、第1係合部が第2封印部材の第2縦壁、
第1縦壁に係止されることなく板部材が連通口内へ挿入
され、連結封印部材の係止部がその連通口と連通する第
1封印部材のストッパ部に係止されると共に、連結封印
部材の係合部が第2封印部材に係合され、第1封印部材
と第2封印部材とが連結される。よって、作業者が連結
封印部材により遊技機用基板ボックスを封印する際に
は、連結封印部材が第1縦壁、第2縦壁により位置決め
されるのでその作業性が向上すると共に、連結封印部材
の係止部を第1封印部材のストッパ部材に確実に係止さ
せることができ、また、連結封印部材を誤った向きのま
ま挿入した誤操作に起因する遊技機用基板ボックスの封
印不良を防止することができる。
【0102】遊技機16において、前記第2封印部材の
連通口は、前記ボックスベースまたはボックスカバーの
側面であって、第2封印部材が配設される側面と略平行
に形成されていることを特徴とする遊技機17。第2封
印部材の連通口へ挿入される連結封印部材は、横幅方向
に比べて板厚が十分薄い板状体から構成されているの
で、第1封印部材及び第2封印部材がボックスベース及
びボックスカバーから突出する寸法を減少させることが
できる。よって、遊技機用基板ボックスを小型化するこ
とができ、他の部材を取り付ける空間が減少することを
防止することができる。
【0103】遊技機12から17のいずれかにおいて、
前記第1封印部材および第2封印部材の前記ボックスベ
ースまたはボックスカバーに接合される接合部と反対側
の外形は、平面状に形成されると共に、前記第1封印部
材および第2封印部材が接合される側のボックスベース
またはボックスカバーの側面と略平行に形成されている
ことを特徴とする遊技機18。よって、第1封印具及び
第2封印具の厚さ寸法を薄型化することができるので、
第1封印部材及び第2封印部材がボックスベース及びボ
ックスカバーから突出する寸法を減少させることができ
る。よって、遊技機用基板ボックスを小型化することが
でき、他の部材を取り付ける空間が減少することを防止
することができる。
【0104】遊技機12から18のいずれかにおいて、
前記第2封印部材は接合部を介して前記ボックスベース
またはボックスカバーに接合されていることを特徴とす
る遊技機19。よって、その接合部をニッパー等の切断
工具により切断することにより、前記ボックスベースま
たはボックスカバーを損壊することなく遊技機用基板ボ
ックスを開封することができる。従って、例えば、遊技
機用基板ボックスに封印される制御回路基板のROMを
チェックする必要が発生した場合、遊技機用基板ボック
スを開封し制御回路基板を取り出しチェックした後、そ
の遊技機用基板ボックスは、再び制御回路基板を収納し
封印することができる。
【0105】遊技機12から19のいずれかにおいて、
前記第2封印部材の接合部は、前記第1封印部材との間
に空隙を有して設けられていることを特徴とする遊技機
20。よって、第2封印部材の接合部をニッパー等の切
断工具により切断する場合には、前記第2封印部材の接
合部と前記第1封印部材との間に設けられた空隙にその
工具の刃先を入り込ませることができるので、第1封印
部材に邪魔されること無く切断作業を行うことができ
る。従って、接合部を容易に切断することができ、切断
作業の作業性を向上させることができる。
【0106】遊技機12から20のいずれかにおいて、
前記第2封印部材の接合部は、その外表面に凹設或いは
凸設された識別模様を備えていることを特徴とする遊技
機21。よって、第2封印部材の接合部が切断された場
合には、その外表面に設けられた識別模様が損傷を受け
る。接合部を切断することにより不正行為を行った者
が、不正行為を隠蔽する為に切断部分を接着材等を用い
て再接合する場合、損傷を受けた識別模様を再生し、切
断の痕跡を隠蔽することは容易ではない。従って、不正
行為の隠蔽を確実に行うことができないので、不正行為
が早期に発見されると共に、かかる不正行為を抑制する
ことができる。
【0107】遊技機21において、前記第2封印部材の
接合部が備える識別模様は、数字であることを特徴とす
る遊技機22。よって、数字を用いて識別模様を構成す
ることによって、不正行為を抑制するだけでなく、第1
封印部材、第2封印部材が複数個設けられている場合
に、これらの連結順序等の情報を作業者に表示すること
ができる。
【0108】遊技機12から22のいずれかにおいて、
前記第1封印部材の底面部には、連結封印部材によって
第2封印部材と連結された場合に、第1封印部材内へ挿
入された連結封印部材の先端部と第1封印部材の外部と
を区画する底面区画壁が設けられていることを特徴とす
る遊技機23。よって、連結封印部材の先端部が外部に
露出していないので、連結封印部材の先端部が工具等に
よって反挿入方向へ向かって押圧され、連結封印部材が
取り外されてしまうことを防止することができる。
【0109】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
11のいずれかに記載の嵌合凸部および嵌合凹部が設け
られた遊技機用基板ボックスを備えた遊技機において、
前記遊技機用基板ボックスを封印する遊技機用基板ボッ
クス封印具を備え、その遊技機用基板ボックス封印具
は、前記ボックスベース又はボックスカバーの一方に配
設される第1封印部材と、前記ボックスベース又はボッ
クスカバーの他方に配設される第2封印部材と、前記第
1封印部材に設けられるストッパ部材と、そのストッパ
部材に係止される係止部及び前記第2封印部材に係合さ
れる係合部を有する連結封印部材とを備え、その連結封
印部材の係合部を前記第2封印部材に係合させるととも
に、前記第1封印部材内に設けられたストッパ部材によ
って前記連結封印部材の係止部を係止して、前記第1封
印部材および第2封印部材を連結するものであることを
特徴とする遊技機24。
【0110】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
11のいずれかに記載の遊技機が有する嵌合凸部および
嵌合凹部と、遊技機12から23のいずれかに記載の遊
技機が有する遊技機用基板ボックス封印具とが設けられ
た遊技機用基板ボックスを備えることを特徴とする遊技
機25。遊技機24,25によれば、遊技機用基板ボッ
クスは、異なる2種類の封印方法により封印されること
となる。即ち、遊技機用基板ボックスは、連結封印部材
により第1封印部材と第2封印部材とを連結する第1の
方法と、嵌合凸部と嵌合凹部とを接着剤を用いて接着固
定する第2の方法とにより同時に封印されるのである。
よって、かかる遊技機用基板ボックスを開封し不正行為
を行う場合には、2種類の封印方法それぞれに対して対
処しなければならず、封印方法が増加した分だけ開封に
手間がかかるので、1種類の封印方法による場合よりも
不正行為をより一層抑制することができるのである。ま
た、封印箇所が増加した分だけ不正行為を確実に隠蔽す
ることが困難となるので、1種類の封印方法による場合
によりも不正行為をより早期に発見することができるの
である。
【0111】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
25のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であ
ることを特徴とする遊技機26。中でも、パチンコ機の
基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンド
ルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊
技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は
作動口を通過)することを必要条件として、表示装置に
おいて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発
生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入
賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球の
みならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)
が付与されるものが挙げられる。
【0112】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
25のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機27。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態
発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0113】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
25のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とス
ロットマシンとを融合させたものであることを特徴とす
る遊技機28。中でも、融合させた遊技機の基本構成と
しては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表
示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備
え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因
して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例え
ばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時
間経過することにより、識別情報の変動が停止され、そ
の停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必
要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
る特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を
使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所
定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多
くの球が払い出されるように構成されている遊技機」と
なる。
【0114】なお、上記した遊技機1から26におい
て、第1封印部材は本実施例における封印部材20に対
応し、第2封印部材は本実施例における封印部材30に
対応し、連結封印部材は本実施例における封印金具11
に対応し、係合部は本実施例における第1係合部11b
1,第2係合部11b2に対応し、ストッパ部材は本実
施例における係止面20bに対応し、係止部は本実施例
における係止爪11cに対応し、保持部は第1実施例に
おける保持部H及び第2実施例における挿入穴30cに
対応し、位置決め部材は、本実施例における第1係合部
11b1,第2係合部11b2,第1縦壁30a1、第
2縦壁30a2に対応する。
【0115】また、遊技機1から26において、連通口
は本実施例における挿入穴30cに対応し、板部材は本
実施例における板部11aに対応し、接合部は本実施例
における連結部材31に対応し、識別模様は本実施例に
おける番号表示Kに対応し、底面区画壁は本実施例にお
ける底面部20eに対応する。
【0116】そして、遊技機1から26において、第2
接合部は本実施例における連結部材61に対応し、識別
表示は本実施例における機種名Nに対応し、凹設部は本
実施例におけるケース50に対応し、区画部材は本実施
例における仕切板51に対応し、障壁部材は本実施例に
おける障壁板52に対応する。
【0117】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、ボックスカ
バーがボックスベースに覆設される場合は、嵌合凸部が
嵌合凹部へ嵌合される。よって、この嵌合凸部及び嵌合
凹部を接着材を用いて接着固定することにより、遊技機
用基板ボックスを容易に開封できないように封印するこ
とができるという効果がある。また、その嵌合凸部及び
嵌合凹部は、ボックスカバー及びボックスベースの側壁
の外側に設けられている。よって、遊技用基板ボックス
を開封する場合には、ボックスカバー及びボックスベー
スへ損傷を与えることなくそのボックスカバー及びボッ
クスベースから嵌合凸部及び嵌合凹部を切断することが
できる。即ち、遊技機用基板ボックスを再利用可能に開
封することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1実施例における封印具
及び嵌合部材を有する基板ボックスが配設されたパチン
コ機の裏面図である。
【図2】 図2は、封印具及び嵌合部材の配設された基
板ボックスが開封された状態を示す斜視図である。
【図3】 図3は、封印具を構成する各部材の部分断面
斜視図である。
【図4】 図4は、保持部に封印金具が保持されている
状態を示した封印具の部分断面図である。
【図5】 図5は、基板ボックスを封印した状態におけ
る封印具の部分断面図である。
【図6】 図6は、嵌合部材を構成する各部材の斜視図
である。
【図7】 図7は、嵌合部材を構成する各部材の斜視図
である。
【図8】 図8は、図6のVII−VII線における嵌
合部材の断面図である。
【図9】 図9は、第2実施例における嵌合部材の配設
された基板ボックスが開封された状態を示す斜視図であ
る。
【図10】 図10は、第2実施例における基板ボック
スに封印金具が保持されている状態を示した封印具の部
分断面図である。
【図11】 図11は、従来の封印具を示した図であ
る。
【符号の説明】
2,90 嵌合部材 53,91 嵌合凹部 60,92 嵌合凸部 40,70,80 基板ボックス(遊技
機用基板ボックス) 41,81 ボックス本体(ボッ
クスベース) 42,82 ボックス蓋体(ボッ
クスカバー) 55 パチンコ機(遊技機
の一種)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部品を搭載した回路基板を収納する
    ために1面が開放されたボックスベースと、そのボック
    スベースの開放部分に覆設され、そのボックスベースと
    ともに前記回路基板を収納するボックスカバーとを有す
    る遊技機用基板ボックスを備えた遊技機において、 前記遊技機用基板ボックスは、前記ボックスベース又は
    ボックスカバーの一方における一の側壁部の外側に略凸
    状に設けられる嵌合凸部と、 前記ボックスベース又はボックスカバーの他方における
    一の側壁部の外側に略凹状に設けられ、前記ボックスカ
    バーがボックスベースの開放部分へ覆設された場合に前
    記嵌合凸部が嵌合される嵌合凹部とを備えていることを
    特徴とする遊技機。
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