JP2002281853A - 家畜監視装置および家畜の出産監視方法 - Google Patents

家畜監視装置および家畜の出産監視方法

Info

Publication number
JP2002281853A
JP2002281853A JP2001088367A JP2001088367A JP2002281853A JP 2002281853 A JP2002281853 A JP 2002281853A JP 2001088367 A JP2001088367 A JP 2001088367A JP 2001088367 A JP2001088367 A JP 2001088367A JP 2002281853 A JP2002281853 A JP 2002281853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
livestock
image
signal
monitoring device
alarm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001088367A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yanada
晃宏 梁田
Yoshihiro Fujimura
良裕 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARKURI BOKUJO KK
TACHIBANA MATERIAL KK
Noritz Corp
Tachibana Material Co Ltd
Original Assignee
MARKURI BOKUJO KK
TACHIBANA MATERIAL KK
Noritz Corp
Tachibana Material Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARKURI BOKUJO KK, TACHIBANA MATERIAL KK, Noritz Corp, Tachibana Material Co Ltd filed Critical MARKURI BOKUJO KK
Priority to JP2001088367A priority Critical patent/JP2002281853A/ja
Publication of JP2002281853A publication Critical patent/JP2002281853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家畜の出産などに伴う監視負担を軽減すると
ともに、その出産などの兆候を確実かつ早期に知らせる
ことができる家畜監視装置を提供する。 【解決手段】 厩舎内における馬の動作に応じて警報を
発するための家畜監視装置Aであって、馬の画像を捉え
て処理する画像センサGと、画像センサGからの画像信
号および撮像信号に応じて警報信号を出力するCPU1
0と、CPU10から出力された警報信号を信号ケーブ
ルC1を介して警報器に送り伝えるインターフェイス回
路14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば厩舎で飼
育される馬や牛、広くは動物園などで飼育されている動
物などの家畜を監視するための技術に関し、特に、家畜
の出産兆候を捉えるのに優れた家畜監視装置および家畜
の出産監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、競走馬は、馬種の改良、畜産
の振興を目的として飼育されるが、すぐれた疾走能力を
発揮するのに必要な体型・体質・気質が要求され、特定
の馬種同士を交配して生み出されるのが一般的とされて
いる。このような競走馬の出産には、種付け費用などの
相当な投資が伴うことから、確実かつ安全であることが
要求され、そのため、出産時期には、厩務員が連日24
時間体制で牝馬の監視を行うものとされている。
【0003】ところで、常に牝馬を監視するには相当な
負担が強いられ、また、出産予定日よりも早い時期や遅
れた時期に分娩が始まることもあることから、厩舎内に
ビデオカメラを取り付け、このビデオカメラで捉えた牝
馬の挙動を監視所のモニタ装置に映し出して監視するよ
うにしているところもある。また、最近においては、分
娩に伴う特有の臭気を検知して監視所に出産間近である
旨を報知するといったシステムを採用しているところも
ある。これにより、厩務員は、出産の兆候が現れるまで
監視所で待機することができ、幾分負担が軽減されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
カメラおよびモニタ装置を用いて監視する体制として
も、厩務員は、定期的あるいは常に監視所のモニタ装置
を通じて牝馬の様子をうかがわなければならず、厩務員
にとって監視負担が完全に払拭されるというわけではな
かった。
【0005】一方、分娩に伴う臭気を検知して出産間近
である旨を報知するシステムでは、破水などによって流
出する羊水の臭いを検知することができるが、羊水流出
などが起こるまでは、出産間近となって発せられる臭気
の強さと平常時の臭気の強さとにほとんど差がないた
め、早期段階における出産の兆候を見逃すおそれがあ
る。また、空気中を漂う臭気を検知対象とするために、
牝馬以外の臭いにも反応して誤作動を引き起こすおそれ
があり、これらの点から確実かつ早期に出産の兆候を捉
えることができないという難点があった。
【0006】なお、上記した装置やシステムは、競走馬
の出産に限らず、狭義の家畜としての馬や牛、さらに広
く解釈すれば、動物園などで飼育されている動物などに
関して出産や病気などを監視するためにも適用できる
が、いずれにしても先述したような問題が生じるものと
される。
【0007】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、家畜の出産などに伴う監視負担を
軽減するとともに、その出産などの兆候を確実かつ早期
に知らせることができる家畜監視装置、および家畜の出
産監視方法を提供することを、その課題とする。
【0008】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本発明の第1の側面によれば、
畜舎内における家畜の動作に応じて警報を発するための
家畜監視装置であって、家畜の画像を捉えて処理する画
像センサと、画像センサからの信号に応じて警報信号を
出力する制御回路と、制御回路から出力された警報信号
を本装置外に送り伝える通信回路とを備えることを特徴
とする、家畜監視装置が提供される。
【0010】好ましい実施の形態によれば、画像センサ
は、家畜を移動物体として特定し得る撮像信号と、家畜
を静止物体として特定し得る画像信号とを出力する。
【0011】他の好ましい実施の形態によれば、画像セ
ンサからの撮像信号および/または画像信号を、本装置
外のコンピュータ装置に撮像データおよび/または画像
データとして送信するためのインターフェイス回路を備
える。
【0012】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
画像センサからの撮像信号および/または画像信号を、
撮像データおよび/または画像データとして本装置内に
記憶しておくためのストレージデバイスを備える。
【0013】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
画像センサからの撮像信号および/または画像信号を、
本装置外のモニタ装置に映像信号として送信するための
インターフェイス回路を備える。
【0014】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
本装置外へと無線により信号またはデータを送信する無
線ユニットを備える。
【0015】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
画像センサは、撮像信号に基づいて画像信号から家畜以
外の背景部分を除去する。
【0016】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
畜舎内の天井および/または壁面に複数個取り付けられ
る。
【0017】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
家畜を赤外線により検知する赤外線センサを備える。
【0018】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
家畜を照らすための光源を備える。
【0019】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
光源の明るさを周辺の明るさに応じて調整する自動調整
回路を備える。
【0020】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
画像信号に基づいて順次得られる画像枚数は、撮像信号
に基づいて計測される家畜の動き量に比例または反比例
する。
【0021】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
制御回路は、撮像信号に基づいて計測される家畜の動き
量が最小設定値以下あるいは最大設定値以上の場合に限
り、警報信号を出力する。
【0022】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
制御回路には、最小設定値および最大設定値を変更する
ための設定値変更手段が設けられている。
【0023】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
制御回路は、家畜の動き量が最小設定値以下あるいは最
大設定値以上となった時点から所定時間が経過すると、
警報信号を変化させる。
【0024】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
制御回路は、家畜の動き量が最小設定値以下の場合と最
大設定値以上の場合とで警報信号を異なるものとする。
【0025】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
画像センサの画素全体から平均入力値を算出するととも
に、この平均入力値に応じて画像の蓄積時間をゲイン調
整するゲイン調整手段を有する。
【0026】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
画像センサの入力感度を調整するための入力感度調整手
段を有する。
【0027】さらに他の好ましい実施の形態によれば、
家畜の臭気を検知する臭気センサを備え、制御回路は、
画像センサおよび臭気センサからの両信号に基づいて、
家畜の出産兆候を伝えるべく警報信号を出力する。
【0028】また、本発明の第2の側面によれば、上記
家畜監視装置を用いて、家畜が出産兆候にある旨を警報
により知らせることを特徴とする、家畜の出産監視方法
が提供される。
【0029】つまり、本発明によれば、家畜が出産兆候
などを示す特有の動作を始めると、その家畜を画像とし
て捉えた画像センサから通常とは異なる信号が出力さ
れ、それに応じて警報信号が装置外に伝えられる。した
がって、装置外となる監視所などに警報器を設置してお
き、この警報器が警報信号を受信すると、家畜の出産兆
候などが音や光などによって報知されるので、家畜の出
産などに際して常に厩舎を見回る必要もなく監視負担を
軽減できるとともに、その出産などの兆候を確実かつ早
期に知らせることができる。
【0030】また、画像センサは、撮像信号および画像
信号を出力するものとすれば、出産などの前兆として見
られる家畜の動きを普段とは異なるものとして確実に捉
えることができる。コンピュータ装置に撮像データや画
像データを送信すれば、コンピュータ装置上でほぼリア
ルタイムに家畜の動きを確認することができる。ストレ
ージデバイスに撮像データや画像データを記憶しておけ
ば、コンピュータ装置を常に起動しておかなくても、必
要に応じて撮像データや画像データを取り出し、定期的
に家畜の動きを確認することができる。モニタ装置に映
像信号を送信すれば、そのモニタ装置を介してほぼリア
ルタイムに家畜の動きを確認することができる。このよ
うな信号やデータを無線により送信するものとすれば、
配線の手間を省くことができる。
【0031】また、画像センサは、動きの無い家畜以外
の背景部分を除去するといった、移動物体抽出機能を備
えたものとすれば、動きのある家畜を確実に捉えること
ができる。本装置を畜舎内の天井や壁面に複数個取り付
けておけば、仮に一方の装置で家畜の動きを正確に捉え
ることができない状況にあっても、他方の装置側から家
畜の動きを正確に捉えることができる。家畜を赤外線セ
ンサにより検知するようにすれば、この赤外線センサが
家畜を検知している間に限り画像センサを作動させて省
電力化を図ることができる。家畜を照らすための光源
や、光源の明るさを調整する自動調整回路を備えたもの
とすれば、昼夜を問わずに家畜の動きを捉えることがで
きる。
【0032】また、画像枚数を家畜の動き量に比例した
ものとすれば、家畜が出産間近となって激しく動く際、
些細な動きも画像に捉えることができる一方、おとなし
い様子の際には、無駄な画像の転送や保存などを防ぐこ
とができる。逆に、画像枚数を家畜の動き量に反比例し
たものとすれば、家畜が病気などでおとなしい様子の
際、些細な動きがあっても画像に捉えることができる一
方、健康な状態で激しく動く際には、無駄な画像の転送
や保存などを防ぐことができると言える。
【0033】また、家畜の動き量が最小設定値以下ある
いは最大設定値以上の場合に限り警報信号を出力すると
すれば、出産などの前兆として見られる家畜の激しい動
きやおとなしくなった様子を確実に捉えることができ
る。このような最小設定値および最大設定値を変更でき
るとすれば、監視対象となる家畜の動きに応じて警報を
発するレベルを適当に変更することができる。家畜の動
き量が最小設定値以下あるいは最大設定値以上となった
時点から所定時間が経過すると、警報信号を変化させる
ようにすれば、それに伴い警報器から発せられる音や光
も変化させることができ、時間の経過に応じて警報の度
合いを強めることができる。最小設定値以下の場合と最
大設定値以上の場合とで警報信号を異なるものとすれ
ば、警報器から発せられる音や光も異なるものとするこ
とができ、家畜が激しく動く状態と、おとなしい状態と
を区別して知ることができる。
【0034】また、画像センサの画素全体における平均
入力値に応じて画像の蓄積時間をゲイン調整するように
すれば、画像センサを周辺環境の明るさに適した入力感
度に自動調整でき、昼夜を問わずに家畜の動きを捉える
ことができる。一方、入力感度調整手段を有する場合に
は、画像センサを周辺環境の明るさに適した入力感度に
手動で調整することができる。画像センサからの信号の
みならず、家畜の臭気を検知する臭気センサからの信号
にも基づいて、家畜の出産兆候を伝えるべく警報信号を
出力するようにすれば、その旨をより確実かつ正確に知
らせることができる。
【0035】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明によ
って、より明らかになるであろう。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0037】図1は、本発明に係る家畜監視装置の一実
施形態として、それを用いた家畜の出産監視システムの
概要図である。この図に示すように、家畜監視装置A
は、厩舎(畜舎)内における馬Hの出産兆候を捉えるた
めのものであって、各家畜監視装置Aは、各馬Hの動き
を捉えるように厩舎内の天井などに設置されている。各
家畜監視装置Aは、共通の信号ケーブルC1を介して監
視所や厩舎外に設置された警報器Wと接続されている。
また、各家畜監視装置Aは、通信ケーブルC2を介して
監視所に設置されたコンピュータ装置Pと接続されてい
る。なお、家畜監視装置Aは、便宜上、一頭の馬Hにつ
き1個が対応するものとするが、異なる角度から馬Hの
動きを捉えるべく、天井や壁面などに複数個設置しても
良い。また、コンピュータ装置Pは、いわゆるパーソナ
ルコンピュータなどであって一般に広く知られているこ
とから、その詳細な図示説明を省略する。さらに、警報
器Wは、赤および黄の2灯式ランプのほか、警報音を発
するブザーを備え、これらを入力信号に応じて動作させ
るものであるが、このような警報器Wについても一般に
周知の技術に基づいて構成されることから、その詳細な
図示説明を省略する。
【0038】ところで、馬Hは、出産間近となって産気
づくと、普段の様子とは異なり落ち着きが無くなってぐ
るぐると動き回ったり、前脚で地面を掻いたり叩いたり
することが知られている。また、分娩の際には、比較的
動きがおとなしくなるとともに、破水などによって流出
する羊水の臭いが強まることが知られている。このよう
な点を踏まえて本実施形態に係る家畜監視装置Aは、出
産の兆候として見られる特有の動作や臭気を平常時とは
異なるものとして捉え、出産の兆候を早期段階からいち
早く確実に知らせるために構成されたものである。以下
に、家畜監視装置Aの具体的な構成について図2に基づ
いて説明する。
【0039】図2は、家畜監視装置Aの内部構成を示す
ブロック図であって、この図に示すように、家畜監視装
置Aは、画像センサG、臭気センサS、赤外線センサ
R、制御回路として機能するCPU10、ROM11、
RAM12、およびEEPROM13、通信回路として
機能するインターフェイス回路14、ならびに、光源L
や自動調整回路15などを具備して構成されている。画
像センサG、臭気センサS、赤外線センサR、CPU1
0、ROM11、RAM12、EEPROM13、イン
ターフェイス回路14、および自動調整回路15は、バ
ス線20により相互に接続されている。バス線20に
は、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含
まれる。インターフェイス回路14には、信号ケーブル
C1および通信ケーブルC2が接続されている。自動調
整回路15には、光源Lが接続されている。なお、画像
センサG、臭気センサS、赤外線センサR、および自動
調整回路15には、バス線20との間で通信可能なイン
ターフェイス回路が内蔵されている。もちろん、インタ
ーフェイス回路を個々に内蔵させずに、別途共通のイン
ターフェイス回路を独立して設けても良い。
【0040】画像センサGは、たとえば人工網膜センサ
であって、馬Hの画像を単に捉えるだけでなく、画像処
理をほぼリアルタイムで高速に行う機能を備える。具体
的に言うと、画像センサGは、動きのある馬Hとその背
景部分とを静止物体として捉えた画像信号と、オプティ
カルフローに基づいて馬Hの動きを移動ベクトルとして
捉えた撮像信号とを同時に出力することができる。この
ような画像信号は、主として静止画像を表示するために
用いられ、撮像信号は、動画を表示したり馬Hの動き量
を計測したりするために用いられる。また、画像センサ
Gは、輪郭強調やノイズ除去などといったロジック機能
のほか、撮像信号に基づいて画像信号から馬H以外の背
景部分を除去する背景除去機能や、受光面となる画素ア
レイ全体から平均入力値を算出し、この平均入力値に応
じて画素アレイにおける電荷蓄積時間をゲイン調整する
ゲイン調整機能を備える。特に図示しないが、画像セン
サGには、入力感度を手動で調整するためのつまみ型ス
イッチ、ボリュームスイッチ、あるいはDIP(Dual I
nline Package )型スイッチなどといった入力感度調整
機構が設けられている。これによれば、厩舎内の明るさ
に応じて画像センサGの入力感度を自動あるいは手動で
最適レベルに調整することができ、昼夜を問わずに24
時間体制で馬Hの動きを捉えることができる。なお、画
像センサGそのものは、すでに周知の人工網膜センサと
何ら異なる機能を提供するものではない。
【0041】臭気センサSは、馬Hがたとえば破水など
を起こしたときに発する羊水などの臭いを、平常時の臭
いとは異なるレベルとして検知するものであって、検知
対象となる臭気に適した金属酸化物や添加物などを組成
とした半導体素子により構成されている。なお、臭気セ
ンサSそのものも、すでに周知の臭気センサと何ら異な
る機能を提供するものではなく、臭気の強さに応じたセ
ンサ信号を出力するものである。
【0042】赤外線センサRは、厩舎内における馬Hの
存在を赤外線により検知するものである。このような赤
外線センサRとしては、赤外線の点強度や点温度を測定
し、その相対的変化により物体を検知するパッシブ方式
や、発光部から発した赤外線を受光部にて検出すること
で物体を検知するアクティブ方式などがあるが、いずれ
の方式でも良い。なお、赤外線センサSそのものも、す
でに周知の赤外線センサと何ら異なる機能を提供するも
のではなく、馬Hを検知したか否かに応じてオン/オフ
のセンサ信号を出力するものである。
【0043】制御回路として機能するCPU10、RO
M11、RAM12、およびEEPROM13は、図示
しない制御基板に組み込まれたマイクロコンピュータで
あって、特に図示しないが電源制御回路を通じて電源の
供給が制御されるものとされている。つまり、マイクロ
コンピュータは、赤外線センサRから馬Hを検知したオ
ンのセンサ信号が出力される場合に限り、電源制御回路
から全体の動作に必要な電源供給を受けて動作するもの
とされる。CPU10は、家畜監視装置A全体の動作を
制御し、ROM11は、CPU10が実行すべきプログ
ラムなどを記憶し、RAM12は、CPU10の作業領
域やデータのバッファ領域を提供し、EEPROM13
は、ストレージデバイスとして各種のデータや情報など
を蓄積記憶するものである。
【0044】具体的に言うと、CPU10は、画像セン
サGからの画像信号および撮像信号、さらには臭気セン
サSからのセンサ信号のレベルに応じて警報信号を生成
出力する。この警報信号は、インターフェイス回路14
および信号ケーブルC1を経て最終的に警報器Wに至る
ものとされ、警報信号を受信した警報器Wでは、赤や黄
色のランプが点灯したり警報音が発生する。また、CP
U10は、画像信号および撮像信号を画像データおよび
撮像データに変換し、これらのデータをインターフェイ
ス回路14を通じてコンピュータ装置Pへと送信する。
画像データおよび撮像データについては、EEPROM
13に蓄積記憶しておくこともできる。コンピュータ装
置P上では、画像データおよび撮像データに基づいてリ
アルタイムで馬Hの様子を確認できる。なお、コンピュ
ータ装置Pは、常に起動しておく必要はなく、上記した
警報器Wを通じて警報が発せられる状況などに応じて起
動し、必要に応じてEEPROM13から画像データお
よび撮像データを取り込むようにしても良い。
【0045】さらに具体的に説明すると、CPU10
は、移動ベクトルとして画像センサGで捉えた撮像信号
に基づいて馬Hの動き量を計測し、この動き量に基づい
て以下の処理を行うものとされる。たとえば、CPU1
0は、画像データとして一定時間内に得られる画像枚数
を、馬Hの動き量に比例した枚数となるように制御す
る。これによれば、馬Hが出産間近となって動き回った
り前脚を激しく動かすようになると、一定時間内に得ら
れる画像枚数を多くして些細な動きも画像データとして
捉えることができる一方、馬Hが分娩し始めて比較的お
となしい状態となった際には、一定時間内に得られる画
像枚数を少なくしてほとんど同じ内容の無駄な画像デー
タの転送や保存などを防ぐことができる。
【0046】また、CPU10は、馬Hの動き量が最小
設定値以下あるいは最大設定値以上の場合に限り、警報
信号を生成出力するものとされる。特に、その動き量が
最小設定値以下の場合には、臭気センサSから一定レベ
ル以上のセンサ信号が得られる場合に限り、警報信号が
出力されるものとされる。このような最小設定値および
最大設定値については、設定情報としてEEPROM1
3に記憶しておくことができるが、最小設定値および最
大設定値をユーザが自由に変更するためのつまみ型スイ
ッチ、ボリュームスイッチ、あるいはDIP(Dual Inl
ine Package )型スイッチなどといった設定値変更機構
が制御基板に設けられている(図示省略)。さらに、C
PU10は、警報信号を生成出力し始めてから一定時間
が経過すると、警報信号の出力レベルを変化させたり、
馬Hの動き量が最小設定値以下の場合と最大設定値以上
の場合とで警報信号の出力レベルを異なるものとする。
これによれば、出産の早期段階における前兆として馬H
が激しく動く際には、その動き量が最大設定値以上と計
測される結果、インターフェイス回路14からたとえば
「L」レベルの警報信号が出力され、この警報信号を受
信した警報器Wにおいては、たとえば黄色のランプが点
灯して小音量の警報音が発生することとなる。その一
方、時間が経過して馬Hが分娩し始めておとなしくなる
と、その動き量が最小設定値以下と計測されるととも
に、臭気センサSを介して一定レベル以上の臭気が検知
される結果、インターフェイス回路14からたとえば
「H」レベルの警報信号が出力され、この警報信号を受
信した警報器Wにおいては、たとえば赤色のランプが点
灯して大音量の警報音が発生することとなる。なお、こ
こで言う「L」レベル、「H」レベルは、論理レベルの
ことではない。
【0047】通信回路として機能するインターフェイス
回路14は、信号ケーブルC1を介して警報器Wに警報
信号を送出するとともに、通信ケーブルC2を介してコ
ンピュータ装置Pとの間で画像データや撮像データなど
を双方向にやり取りするためのものである。光源Lは、
画像センサGが馬Hを移動物体として捉えやすいよう
に、馬Hを照らし出すためのものであって、LEDやハ
ロゲンランプなどが用いられる。自動調整回路15は、
特に図示しないがフォトトランジスタやフォトダイオー
ドなどの受光素子により周辺の明るさを検出し、光源L
の明るさを厩舎内の明るさに応じて自動的に調整するも
のであって、この自動調整回路15の機能により昼夜を
問わずに馬Hの動きを画像センサGを介して確実に捉え
ることができる。
【0048】次に、家畜監視装置Aの動作について図面
に基づいて説明する。
【0049】図3は、家畜監視装置Aにおける家畜監視
処理を示すフローチャートであって、この図に示すよう
に、CPU10は、赤外線センサRからオンのセンサ信
号が出力されているか否かを判断している(S1)。
【0050】赤外線センサRからオンのセンサ信号が出
力される場合(S1:YES)、厩舎内に馬Hが存在す
るため、CPU10は、画像センサGを駆動してこれか
ら画像信号および撮像信号を取り込み、そのうちの撮像
信号に基づいて馬Hの動き量を計測する(S2)。この
ような撮像信号には、画像センサGによって捉えられた
馬Hの移動ベクトルに関する情報が含まれることから、
CPU10は、複雑な画像処理を行うことなく移動ベク
トルに基づいて馬Hの動き量をリアルタイムに求めるこ
とができる。このとき、馬Hに対しては、周辺の明るさ
に応じて必要な照度となるように光源Lから光が発せら
れ、朝昼晩によって明るさが変化する状況でも、移動物
体としての馬Hの動きを画像センサGが確実に捉えるこ
とができるものとされる。
【0051】その一方、CPU10は、コンピュータ装
置Pに対してチェックコマンドを送信し、それに応じて
コンピュータ装置Pから送信されてくるACK信号など
に応じてコンピュータ装置Pが通信可能な状態か否かを
調べる(S3)。
【0052】コンピュータ装置Pが通信可能な状態の場
合(S3:YES)、CPU10は、画像センサGから
取り込んだ画像信号および撮像信号に基づいて画像デー
タおよび撮像データを生成し、これらのデータをコンピ
ュータ装置Pに対して転送する(S4)。画像データお
よび撮像データを受信したコンピュータ装置P上では、
これらのデータに基づいて馬Hを捉えた静止画像や動画
がほぼリアルタイムに表示される。なお、コンピュータ
装置Pが受信可能な状態であっても、静止画像や動画の
表示に対応するアプリケーションプログラムが起動され
ていないときには、コンピュータ装置Pのハードディス
クなどに画像データおよび撮像データが順次保存される
としても良い。
【0053】このようなデータ転送に並行してCPU1
0は、S2にて得られた馬Hの動き量が最大設定値以上
か否かを調べている(S5)。
【0054】そして、馬Hの動き量が最大設定値以上、
または最小設定値以下となった場合(S5:YES)、
CPU10は、出産の早期段階における前兆として馬H
がぐるぐると動き回ったり、前脚で地面を掻いたり叩い
たりする状況であり、また分娩の初期のおとなしい動き
となった状況を認識し、それに応じた警報動作を警報器
Wに実行させるべく「L」レベルの警報信号を出力する
(S6)。これにより、「L」レベルの警報信号を受信
した警報器Wでは、異常報知として黄色のランプが点灯
するとともに、比較的小さい音量で警報音が発生するこ
ととなる。なお、警報信号を出力するか否かは、馬Hの
動き量と臭気センサSからの出力レベルとを総合的に判
断して決定するようにしても良い。たとえば、馬Hの動
き量が最大設定値以上や最小設定値以下の場合であって
も、臭気センサSの出力レベルが一定レベル以上にない
場合には、警報信号を出力しないとしても良い。
【0055】また、CPU10は、その時点での臭気セ
ンサSの出力レベルがあらかじめ定めた一定レベル以上
か否かを調べる(S7)。
【0056】臭気センサSの出力レベルが一定レベル以
上にない場合(S7:NO)、CPU10は、赤外線セ
ンサRからオフのセンサ信号が出力されるか否かを調べ
る(S8)。
【0057】このようなS2〜S8の一連の処理は、赤
外線センサRからオンのセンサ信号が出力されている限
り繰り返し実行され(S8:NO)、赤外線センサRか
らオフのセンサ信号が出力される場合(S1:NO,S
8:YES)、CPU10は、家畜監視処理のメインル
ーチンを実行することなく待機モードに移る。この待機
モードでは、赤外線センサR以外の画像センサGや臭気
センサSなどに対して電源供給が行われず、また、CP
U10自体も赤外線センサRのセンサ信号を検出するた
めに必要な最小限の電源供給を電源制御回路から受ける
だけの状態となる。つまり、馬Hが厩舎内に存在しない
場合には、CPU10が待機モードとなって家畜監視装
置A全体の消費電力を抑えることができる。なお、ラン
プの点灯や警報音の発生といった警報動作を停止させる
には、家畜監視装置Aや警報器Wに設けられた図示しな
い操作スイッチをオフにするほか、コンピュータ装置P
を通じて家畜監視装置A自体を制御して警報信号の出力
を中止させるようにしても良い。
【0058】一方、S7において、臭気センサSの出力
レベルが一定レベル以上の場合(S7:YES)、CP
U10は、馬Hが分娩を始めておとなしい動きとなった
状況などにあると認識し、それに応じた警報動作を警報
器Wに実行させるべく「H」レベルの警報信号を出力し
(S11)、その後S8に進む。つまり、「H」レベル
の警報信号を受信した警報器Wでは、出産報知として赤
色のランプが点灯するとともに、比較的大きい音量で警
報音が発生することとなる。
【0059】また、S5において、馬Hの動き量が最大
設定値以上、または最小設定値以下でない場合であって
も(S5:NO)、CPU10は、その時点での臭気セ
ンサSの出力レベルがあらかじめ定めた一定レベル以上
か否かを調べる(S10)。
【0060】臭気センサSの出力レベルが一定レベル以
上の場合(S10:YES)、CPU10は、馬Hが分
娩を始めた状況などにあると認識し、それに応じた警報
動作を警報器Wに実行させるべく「H」レベルの警報信
号を出力し(S11)、その後S8に進む。これによ
り、「H」レベルの警報信号を受信した警報器Wでは、
出産報知として赤色のランプが点灯するとともに、比較
的大きい音量で警報音が発生することとなる。
【0061】S10において、臭気センサSの出力レベ
ルが一定レベル以上にない場合(S10:NO)、CP
U10は、馬Hが単に睡眠中などでおとなしい状況にあ
るだけと認識し、警報信号を出力することなくS8に進
む。
【0062】S3において、コンピュータ装置Pが通信
不可の場合(S3:NO)、CPU10は、画像センサ
Gからの画像信号および撮像信号に基づいて生成した画
像データおよび撮像データを、順次EEPROM13に
保存し(S9)、その後S5に進む。つまり、コンピュ
ータ装置Pが起動されていなかったり、起動されていた
としても物理的あるいは通信プログラムなどの問題でデ
ータを受信できない場合、画像データおよび撮像データ
をEEPROM13に蓄積保存しておくことができ、必
要な時や状況などに応じてコンピュータ装置Pからアク
セスを行うことで画像データおよび撮像データを取り込
むことができる。
【0063】したがって、本実施形態に係る家畜監視装
置Aによれば、馬Hが出産兆候を示す特有の動作を始め
ると、その馬Hを画像として捉えた画像センサGから通
常とは異なる画像信号および撮像信号が出力され、それ
に応じて警報信号が警報器Wに伝えられる。つまり、出
産予定の馬Hが所在する厩舎から離れた監視所などに警
報器Wを設置しておき、この警報器Wが警報信号を受信
すると、馬Hが出産の兆しとなる特有の動作を行ってい
ることが音や光などによって報知されるので、馬Hの出
産に際して常に畜舎を見回る必要もなく監視負担を軽減
できるとともに、その出産の兆候を確実かつ早期に知ら
せることができる。
【0064】また、画像センサGは、動きの無い馬H以
外の背景部分を画像信号から除去することができるの
で、動きのある馬Hを確実に捉えることができ、その動
き量を精度良く計測することができる。しかも、馬Hの
動き量が最大設定値以上の場合と最小設定値以下の場合
とで警報器Wから発せられる光や音が異なる様子とされ
るので、出産の兆候を早期段階からいち早く知ることが
できるだけでなく、そのような早期段階と分娩し始めた
際などの段階とを区別して知ることができる。さらに、
画像センサGからの画像信号や撮像信号だけでなく、臭
気センサSの出力レベルにも基づいて、馬Hの出産兆候
を伝えるべく警報信号を出力するように構成されている
ので、出産の兆候をより確実かつ正確に知らせることが
できる。
【0065】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。
【0066】家畜監視装置Aは、画像センサGを必須と
するものであって、必ずしも臭気センサSや赤外線セン
サRを備える必要はない。
【0067】監視対象となる家畜は、馬に限らず牛など
であっても良く、広くは動物園などで飼育されている四
足獣などであっても良い。
【0068】また、家畜監視装置Aは、出産に限らず家
畜の病気を監視するために利用しても良い。この場合、
CPU10は、画像データとして一定時間内に得られる
画像枚数を、馬Hの動き量に反比例した枚数となるよう
に制御すれば良い。そうすると、たとえば馬Hが病気な
どでおとなしい様子の際、一定時間内に得られる画像枚
数を多くして些細な動きがあっても画像に捉えることが
できる一方、健康な状態で激しく動く際には、一定時間
内に得られる画像枚数を少なくしてほとんど同じ内容の
無駄な画像データの転送や保存などを防ぐことができ
る。
【0069】インターフェイス回路14は、信号ケーブ
ルC1や通信ケーブルC2を介して各種の信号やデータ
をやり取りするとしたが、これらのやり取りを無線で行
うものとしても良い。また、警報器Wやコンピュータ装
置Pとインターフェイス回路14との間には、各種の信
号やデータを集中管理するとともに電源供給を行う制御
装置を設け、これら各種の信号やデータを電源供給線に
載せてやり取りさせても良い。さらに、インターフェイ
ス回路14は、伝送すべき信号やデータの種類に応じて
複数設けられていても良い。
【0070】CPU10は、画像信号および撮像信号を
コンポジット方式の映像信号に変換し、この映像信号を
インターフェイス回路14を通じてコンポジット入力端
子を備えたテレビジョン装置やビデオデッキ装置などの
モニタ装置へと送信するようにしても良い。
【0071】画像データや撮像データを記憶しておくス
トレージデバイスとしては、据置型のハードディスクな
どのほか、可搬型のメモリカードや光磁気ディスクなど
を適用しても良い。
【0072】CPU10などからなるマイクロコンピュ
ータや画像センサGなどは、必ずしも同一の制御基板に
設ける必要はなく、たとえば複数の画像センサGを天井
や壁面などの各所に設け、これらを1つのマイクロコン
ピュータが総合的に制御するようにしても良い。また、
制御回路としてのマイクロコンピュータは、各画像セン
サGとは別にして厩舎内や監視所などに制御盤を別途設
置し、この制御盤に組み込まれたものであっても良い。
【0073】画像センサGは、画像処理機能を備えない
イメージセンサであっても良い。この場合、画像処理を
CPU10に実行させればよい。
【0074】警報器Wは、単に1つのランプを備えるだ
けのものや、1つのブザーを備えるだけのものであって
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家畜監視装置の一実施形態とし
て、それを用いた家畜の出産監視システムの概要図であ
る。
【図2】家畜監視装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】家畜監視装置における家畜監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
A 各家畜監視装置 W 警報器 P コンピュータ装置 C1 信号ケーブル C2 通信ケーブル H 馬 G 画像センサ S 臭気センサ R 赤外線センサ 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 EEPROM 14 インターフェイス回路 15 自動調整回路 L 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁田 晃宏 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 藤村 良裕 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 2B101 AA01 BB10 EB00 5C054 AA01 CA04 CA05 CC05 CE16 CG06 CG07 DA06 DA07 EA01 FA09 FC12 FF06 GB02 HA19

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜舎内における家畜の動作に応じて警報
    を発するための家畜監視装置であって、 上記家畜の画像を捉えて処理する画像センサと、 上記画像センサからの信号に応じて警報信号を出力する
    制御回路と、 上記制御回路から出力された警報信号を本装置外に送り
    伝える通信回路と、 を備えることを特徴とする、家畜監視装置。
  2. 【請求項2】 上記画像センサは、上記家畜を移動物体
    として特定し得る撮像信号と、上記家畜を静止物体とし
    て特定し得る画像信号とを出力する、請求項1に記載の
    家畜監視装置。
  3. 【請求項3】 上記画像センサからの上記撮像信号およ
    び/または上記画像信号を、本装置外のコンピュータ装
    置に撮像データおよび/または画像データとして送信す
    るためのインターフェイス回路を備える、請求項2に記
    載の家畜監視装置。
  4. 【請求項4】 上記画像センサからの上記撮像信号およ
    び/または上記画像信号を、撮像データおよび/または
    画像データとして本装置内に記憶しておくためのストレ
    ージデバイスを備える、請求項2または3に記載の家畜
    監視装置。
  5. 【請求項5】 上記画像センサからの上記撮像信号およ
    び/または上記画像信号を、本装置外のモニタ装置に映
    像信号として送信するためのインターフェイス回路を備
    える、請求項2ないし4のいずれかに記載の家畜監視装
    置。
  6. 【請求項6】 本装置外へと無線により信号またはデー
    タを送信する無線ユニットを備える、請求項1ないし5
    のいずれかに記載の家畜監視装置。
  7. 【請求項7】 上記画像センサは、上記撮像信号に基づ
    いて上記画像信号から上記家畜以外の背景部分を除去す
    る、請求項2ないし6のいずれかに記載の家畜監視装
    置。
  8. 【請求項8】 上記畜舎内の天井および/または壁面に
    複数個取り付けられる、請求項1ないし7のいずれかに
    記載の家畜監視装置。
  9. 【請求項9】 上記家畜を赤外線により検知する赤外線
    センサを備える、請求項1ないし8のいずれかに記載の
    家畜監視装置。
  10. 【請求項10】 上記家畜を照らすための光源を備え
    る、請求項1ないし9のいずれかに記載の家畜監視装
    置。
  11. 【請求項11】 上記光源の明るさを周辺の明るさに応
    じて調整する自動調整回路を備える、請求項10に記載
    の家畜監視装置。
  12. 【請求項12】 上記画像信号に基づいて順次得られる
    画像枚数は、上記撮像信号に基づいて計測される上記家
    畜の動き量に比例または反比例する、請求項2ないし1
    1のいずれかに記載の家畜監視装置。
  13. 【請求項13】 上記制御回路は、上記撮像信号に基づ
    いて計測される上記家畜の動き量が最小設定値以下ある
    いは最大設定値以上の場合に限り、上記警報信号を出力
    する、請求項2ないし12のいずれかに記載の家畜監視
    装置。
  14. 【請求項14】 上記制御回路には、上記最小設定値お
    よび最大設定値を変更するための設定値変更手段が設け
    られている、請求項13に記載の家畜監視装置。
  15. 【請求項15】 上記制御回路は、上記家畜の動き量が
    上記最小設定値以下あるいは最大設定値以上となった時
    点から所定時間が経過すると、上記警報信号を変化させ
    る、請求項13または14に記載の家畜監視装置。
  16. 【請求項16】 上記制御回路は、上記家畜の動き量が
    上記最小設定値以下の場合と最大設定値以上の場合とで
    上記警報信号を異なるものとする、請求項13ないし1
    5のいずれかに記載の家畜監視装置。
  17. 【請求項17】 上記画像センサの画素全体から平均入
    力値を算出するとともに、この平均入力値に応じて画像
    の蓄積時間をゲイン調整するゲイン調整手段を有する、
    請求項1ないし16のいずれかに記載の家畜監視装置。
  18. 【請求項18】 上記画像センサの入力感度を調整する
    ための入力感度調整手段を有する、請求項1ないし17
    のいずれかに記載の家畜監視装置。
  19. 【請求項19】 上記家畜の臭気を検知する臭気センサ
    を備え、 上記制御回路は、上記画像センサおよび上記臭気センサ
    からの両信号に基づいて、上記家畜の出産兆候を伝える
    べく上記警報信号を出力する、請求項1ないし18のい
    ずれかに記載の家畜監視装置。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれかに記載
    の家畜監視装置を用いて、家畜が出産兆候にある旨を警
    報により知らせることを特徴とする、家畜の出産監視方
    法。
JP2001088367A 2001-03-26 2001-03-26 家畜監視装置および家畜の出産監視方法 Pending JP2002281853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001088367A JP2002281853A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 家畜監視装置および家畜の出産監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001088367A JP2002281853A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 家畜監視装置および家畜の出産監視方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002281853A true JP2002281853A (ja) 2002-10-02

Family

ID=18943474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001088367A Pending JP2002281853A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 家畜監視装置および家畜の出産監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002281853A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2004218711B2 (en) * 2004-10-11 2007-05-17 University Of Queensland Control of Animals using Electronic Recognition Technology
US7830410B2 (en) 2002-10-18 2010-11-09 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
WO2019083299A1 (ko) * 2017-10-25 2019-05-02 엘지이노텍 주식회사 사육장 관리 장치 및 방법
JP2020014421A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 日本ユニシス株式会社 家畜出産予測システム
KR20200071597A (ko) * 2018-12-11 2020-06-19 대한민국(농촌진흥청장) 영상분석을 활용한 어미돼지의 분만시점 예측 방법 및 장치
WO2020158307A1 (ja) * 2019-01-30 2020-08-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 畜舎監視方法、及び、畜舎監視システム
CN113994896A (zh) * 2020-07-28 2022-02-01 内蒙古网讯信息工程有限公司 一种牲畜行为信息采集器、牲畜行为检测方法及其系统
SE2051353A1 (en) * 2020-11-19 2022-05-17 Videquus Ab A computer-implemented method for monitoring a horse to predict foaling
JP7525767B2 (ja) 2020-02-28 2024-07-31 株式会社Eco‐Pork 家畜疾病管理システム、家畜疾病管理サーバ、家畜疾病管理方法、及び家畜疾病管理プログラム

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9648288B2 (en) 2002-10-18 2017-05-09 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
US10356370B2 (en) 2002-10-18 2019-07-16 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
US7840284B2 (en) 2002-10-18 2010-11-23 Sony Corporation Information processing system and associated methodology of surveillance event monitoring
US8072491B2 (en) 2002-10-18 2011-12-06 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
US8803969B2 (en) 2002-10-18 2014-08-12 Sony Corporation Event monitoring report and display system
US9532014B2 (en) 2002-10-18 2016-12-27 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
US7830410B2 (en) 2002-10-18 2010-11-09 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
US9729836B2 (en) 2002-10-18 2017-08-08 Sony Corporation Information processing system and method, information processing apparatus, image-capturing device and method, recording medium, and program
AU2004218711B2 (en) * 2004-10-11 2007-05-17 University Of Queensland Control of Animals using Electronic Recognition Technology
CN111417304A (zh) * 2017-10-25 2020-07-14 Lg伊诺特有限公司 饲养场所管理装置和方法
WO2019083299A1 (ko) * 2017-10-25 2019-05-02 엘지이노텍 주식회사 사육장 관리 장치 및 방법
KR20190046163A (ko) * 2017-10-25 2019-05-07 엘지이노텍 주식회사 사육장 관리 장치 및 방법
KR101994338B1 (ko) * 2017-10-25 2019-06-28 엘지이노텍 주식회사 사육장 관리 장치 및 방법
US11350610B2 (en) 2017-10-25 2022-06-07 Lg Innotek, Co., Ltd. Rearing place management device and method
JP2020014421A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 日本ユニシス株式会社 家畜出産予測システム
KR102141582B1 (ko) 2018-12-11 2020-08-05 대한민국 영상분석을 활용한 어미돼지의 분만시점 예측 방법 및 장치
KR20200071597A (ko) * 2018-12-11 2020-06-19 대한민국(농촌진흥청장) 영상분석을 활용한 어미돼지의 분만시점 예측 방법 및 장치
WO2020158307A1 (ja) * 2019-01-30 2020-08-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 畜舎監視方法、及び、畜舎監視システム
JPWO2020158307A1 (ja) * 2019-01-30 2021-10-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 畜舎監視方法、及び、畜舎監視システム
JP7209269B2 (ja) 2019-01-30 2023-01-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 畜舎監視方法、及び、畜舎監視システム
JP7525767B2 (ja) 2020-02-28 2024-07-31 株式会社Eco‐Pork 家畜疾病管理システム、家畜疾病管理サーバ、家畜疾病管理方法、及び家畜疾病管理プログラム
CN113994896A (zh) * 2020-07-28 2022-02-01 内蒙古网讯信息工程有限公司 一种牲畜行为信息采集器、牲畜行为检测方法及其系统
SE2051353A1 (en) * 2020-11-19 2022-05-17 Videquus Ab A computer-implemented method for monitoring a horse to predict foaling
SE544419C2 (en) * 2020-11-19 2022-05-17 Videquus Ab A computer-implemented method for monitoring a horse to predict foaling
WO2022108502A1 (en) * 2020-11-19 2022-05-27 Videquus Ab A computer-implemented method for monitoring a horse to predict foaling

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101994338B1 (ko) 사육장 관리 장치 및 방법
JP7460798B2 (ja) スマート家畜管理システム及びその方法
US7268682B2 (en) Room monitoring and lighting system
US7434541B2 (en) Training guidance system for canines, felines, or other animals
US9111434B2 (en) System and method for monitoring the presence of a person in a monitored area
JP2002281853A (ja) 家畜監視装置および家畜の出産監視方法
KR101931270B1 (ko) 영상 분석을 이용한 자돈 사육 시스템
DK1100321T3 (da) Ubemandet køretøj til anvendelse i en stald eller på en eng
CN105748046B (zh) 基于红外热像图的温度信息监测方法及其系统
AU2019389192A1 (en) System for analyzing animal secretion images
JP2002208493A (ja) 照明制御装置
US7548169B2 (en) Birth monitoring system for piglets
CN111210915A (zh) 一种疫情管控方法及系统
KR20110030888A (ko) 가축용 체온 감지시스템
KR20100012614A (ko) 영상인식을 이용한 발정 탐지 시스템
KR20210092662A (ko) 소 목걸이틀을 이용한 소 먹이량 관리 방법 및 관리 시스템
CN208569320U (zh) 一种智能家居系统
EP4366518A1 (en) A method for predicting and detecting particular conditions of a horse, in particular for predicting the date of foaling, and a system for carrying out the method
KR20230017517A (ko) IoT 기반의 스마트 축사 설비 및 이를 포함하는 축사 모니터링 시스템
CN108733104A (zh) 一种养殖业用的监控系统
Ng et al. Smart cage implementation with dependable safety agent for dogs
CN107593497B (zh) 一种基于运动监测的智能宠物管理系统
TWI806805B (zh) 仔豬死亡辨識系統
JP4102688B2 (ja) 家畜の移動訓練システム
JP2002095375A (ja) 家畜の出産管理方法及び装置