JP2002281840A - 灌水装置 - Google Patents

灌水装置

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JP2002281840A JP2001087785A JP2001087785A JP2002281840A JP 2002281840 A JP2002281840 A JP 2002281840A JP 2001087785 A JP2001087785 A JP 2001087785A JP 2001087785 A JP2001087785 A JP 2001087785A JP 2002281840 A JP2002281840 A JP 2002281840A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】播種された育苗箱を多数並べた状態で育苗する
際に用いる灌水装置であって、安価で且つ汎用的に使用
でき、しかも、生育ムラが生じにくく良好な育苗ができ
るようにする。 【解決手段】散水部4の直線状に延びるパイプ体の軸心
延長線4b周りに作業者が手で握ることを可能とする第
一のグリップ部5aと、前記パイプ体の軸心延長線4b
に対して直交或は略直交する線4c周りに作業者が手で
握ることを可能とする第二のグリップ部5bを設ける。
更に、散水部4と接続部2が連通するパイプ部分10に
散水部4に流れる水の量を調節する調節部11を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、播種された育苗箱
を多数並べた状態で育苗する際に用いる灌水装置の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、播種された育苗箱を多数並べた状
態で育苗する際に行う灌水は、水道の蛇口に接続したホ
ースの末端にジョロを取り付けて、そのジョロからシャ
ワー状に出る水を育苗箱にかけて灌水していた。そし
て、ジョロから出る水の範囲は育苗箱より狭いので、ジ
ョロを動かして育苗箱全域に水がかかるようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにジョロで
灌水する場合、育苗箱全域にわたり均一な量の水がかか
るように灌水する必要がある。しかしながら、育苗箱全
域に水が均等に行き渡るように心がけてジョロを動かし
ても、育苗箱の周囲側部分では、移動する散水域が重複
することが箱中央側に比して比較的少ない等の理由か
ら、灌水量が育苗箱の中央側部分に比して少なくなって
しまう場合が多い。このため、育苗箱の周囲側部分にお
ける灌水量が充分ではなくなり、育苗箱の中央側部分に
比して苗の成育が遅れてしまうことがあった。なお、育
苗施設等で用いられる自走灌水装置は、高価であり、汎
用的に使用できるものではない。そこで、本発明は、播
種された育苗箱を多数並べた状態で育苗する際に用いる
灌水装置であって、安価で且つ汎用的に使用でき、しか
も、上記のような灌水ムラ、生育ムラが生じにくい灌水
装置を得ることを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下のような手段を講じたものである。
請求項1記載の発明は、送水用のホースHを接続する接
続部2と、該接続部2と連通し該接続部2から流入した
水を噴出する散水孔3a,3,・・・,3bを有する散
水部4と、作業者Mが手で握ることを可能とするグリッ
プ部5a,5bとを備え、前記散水部4を直線状に延び
るパイプ体で形成し、該パイプ体の下部にパイプ体の延
びる方向に沿って前記散水孔3a,3,・・・,3bを
複数設け、該散水部4の前記接続部2側の散水孔3aか
らパイプ先端部4a側の散水孔3bまでの幅W1を灌水
対象の育苗箱Tの長手方向の幅L1或は短手方向の幅L
2の2倍以上の略整数倍に設定したことを特徴とする灌
水装置としたものである。
【0005】請求項2記載の発明は、散水部4の直線状
に延びるパイプ体の軸心延長線4b周りに作業者が手で
握ることを可能とする第一のグリップ部5aと、前記パ
イプ体の軸心延長線4bに対して直交或は略直交する線
4c周りに作業者が手で握ることを可能とする第二のグ
リップ部5bを設けたことを特徴とする請求項1記載の
灌水装置としたものである。
【0006】請求項3記載の発明は、散水部4と接続部
2が連通するパイプ部分10に散水部4に流れる水の量
を調節する調節部11を設けたことを特徴とする請求項
1記載の灌水装置としたものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、作業者Mがクリップ
部5a,5bを手で握って持って散水部4が育苗箱Tの
上方に位置するようにする。送水用のホースH内を流れ
る水は、接続部2から流入して散水部4の複数の散水孔
3a,3,・・・,3bから出て行くが、散水部4の接
続部2側の散水孔3aからパイプ先端部4a側の散水孔
3bまでの幅W1が育苗箱Tの長手方向の幅L1或は短
手方向の幅L2の2倍以上の略整数倍に設定されている
ことから、散水部4の散水域は2列或はそれ以上の複数
列に並べられた育苗箱の全幅にわたることになる。そし
て、このまま略一定の速度で作業者Mが育苗箱Tの並び
方向に沿って移動することで、育苗箱Tの全域にほぼ均
等に水がかけられることになる。
【0008】請求項2記載の発明では、作業者Mは、一
方の手で、散水部4の直線状に延びるパイプ体の軸心延
長線4b周りに握ることを可能とする第一のグリップ部
5aを握り、他方の手で、前記パイプ体の軸心延長線4
bに対して直交或は略直交する線4c周りに手で握るこ
とを可能とする第二のグリップ部5bを握って体に当て
るようにして持つことで、直線状に長く延びる散水部4
を適当な高さに略水平に維持して且つ散水部4が前後に
振れないようにして持って歩くことが容易に行える。
【0009】請求項3記載の発明では、作業者Mが歩く
速度に対して散水部4に流れる水の量を調節部11にて
適宜調節することにより、必要な灌水量への調節が容易
に行える。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、前記のごとく構
成したものであるから、播種された育苗箱Tを多数並べ
た状態で育苗する際に用いる灌水装置であって、安価で
且つ汎用的に使用でき、しかも、容易に育苗箱Tの全域
にほぼ均等に水がかけられるので、従来のような生育ム
ラが生じにくく良好な育苗ができるようになる。
【0011】請求項2記載の発明は、更に、前記のごと
く構成したものであるから、散水部4を適当な高さに略
水平に維持し且つ散水部4が前後に触れないようにして
持って歩くことが容易に行えるので、更に、灌水ムラが
生じにくく、良好な育苗ができるようになる。
【0012】請求項3記載の発明は、また更に、前記の
ごとく構成したものであるから、必要な灌水量への調節
が容易に行え、適量な灌水がムラなく行いやすく、良好
な育苗ができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。図1〜図3に示す灌水装置は本発明の第一
実施例であり、図4に示す灌水装置は本発明の第二実施
例であり、図5、図6は、第一実施例の灌水装置の使用
状態を示している。
【0014】まず、図1〜図3に示した第一実施例につ
いて説明する。この灌水装置1Aは、送水用のホースH
を接続する接続部2と、該接続部2と連通し該接続部2
から流入した水を噴出する散水孔3a,3,・・・,3
bを有する散水部4と、作業者Mが手で握ることを可能
とするグリップ部5a,5bとを備えたものである。従
って、この灌水装置1Aを用いて灌水する際には、ま
ず、水道の蛇口に接続された送水用のホースHの末端部
を接続部2に嵌合させて接続する。そして、水道の蛇口
を開いて送水用のホースHに水が流れるようにすれば、
散水部4の散水孔3から水が噴出可能な状態となる。作
業者Mはグリップ部5a,5bを手で握って持って散水
部4の散水孔3a,3,・・・,3bを育苗箱Tに向け
水が育苗箱Tにかかるようにして灌水を行う。なお、例
えば、野菜の苗の育苗では、平面視長方形状で、横幅6
0cm、縦幅30cm、深さ3cm程度の大きさの標準
的な育苗箱に、セル成形苗用の育苗トレイを嵌め込んだ
状態として播種、育苗されることが多く、この場合の灌
水量は、天候や生育状態等によって異なるが、一つの育
苗箱T当り200〜400ccの水を灌水する。育苗箱
Tは、播種後、育苗ハウス内等で、2列或は3列等複数
列に並べて栽培棚Sなどの上に置かれて育苗される。
【0015】この灌水装置1Aは、更に、散水部4を直
線状に延びるパイプ体で形成し、該パイプ体の下部にパ
イプ体の延びる方向に沿って前記散水孔3a,3,・・
・,3bを複数設け、該散水部4の前記接続部2側の散
水孔3aからパイプ先端部4a側の散水孔3bまでの幅
W1を、灌水対象の育苗箱Tの長手方向の幅L1或は短
手方向の幅L2の2倍以上の略整数倍に設定している。
図1、図2に示した例では、当該幅W1を育苗箱Tの長
手方向の幅L1の略2倍(W1≒2×L1)に設定して
いる。なお、散水部4の接続部2側の散水孔3aからパ
イプ先端部4a側の散水孔3bまでの間に設ける複数の
散水孔3a,3,・・・,3bは、適宜個数で等間隔に
設ける。また、パイプ先端部4aは栓6にて閉塞状態と
する。
【0016】このように設定した場合は、図5、図6に
示す使用状態のように、育苗箱Tの長手側の側部が互い
に接する状態で並べた列を隙間なく2列形成されるよう
に育苗箱Tを並べたときに使用するのに適する。具体的
には、作業者Mがクリップ部5a,5bを手で握って持
って散水部4が2列に並べられた育苗箱Tの上方に横た
わるように位置させる。ここで、上記のように散水部4
の接続部2側の散水孔3aからパイプ先端部4a側の散
水孔3bまでの幅W1を育苗箱Tの長手方向の幅L1の
略2倍に設定しているので、散水部4の散水域がちょう
ど2列に並べられた育苗箱Tの全幅(2×L1)にわた
ることになる。そして、この状態で作業者Mは育苗箱T
の並び方向に沿って移動する。作業者Mが略一定の速度
で移動すれば、育苗箱Tの全域にほぼ均等に水がかけら
れることになる。よって、上記のような灌水装置とする
ことにより、播種された育苗箱Tを多数並べた状態で育
苗する際に用いる灌水装置であって、安価で且つ汎用的
に使用でき、しかも、容易に育苗箱Tの全域にほぼ均等
に水がかけられるので、従来のような生育ムラが生じに
くく良好な育苗ができるようになる。
【0017】ところで、図3に示した例は、前記散水部
4と同様に直線状に延びるパイプ体で形成し、該パイプ
体の下部にパイプ体の延びる方向に沿って散水孔7a,
7,・・・,7bを複数設けた延長散水部8を前記散水
部4のパイプ先端部4aに接続し、散水部4の接続部2
側の散水孔3aから延長散水部8のパイプ先端部8a側
の散水孔7bまでの幅W2を灌水対象の育苗箱Tの長手
方向の幅L1或は短手方向の幅L2の3倍以上の略整数
倍に設定した例である。具体的にこの図例では、散水部
4の接続部2側の散水孔3aから延長散水部8のパイプ
先端部8a側の散水孔7bまでの幅W2を、育苗箱Tの
長手方向の幅L1の略3倍(W2≒3×L1)に設定し
ている。このような延長散水部8を接続したものを、育
苗箱Tの長手側の側部が互いに接する状態で並べた列を
隙間なく3列形成されるように育苗箱Tを並べたときに
使用すれば、散水部4と延長散水部8の散水域がちょう
ど3列に並べられた育苗箱Tの全幅(3×L1)にわた
ることになる。そして、この状態で作業者Mが育苗箱T
の並び方向に沿って略一定の速度で移動すれば、育苗箱
Tの全域にほぼ均等に水がかけられることになる。この
ように延長散水部8を1或は複数、散水部4の先端に直
列に接続することで、散水部4で対応できる育苗箱Tの
列数以上に育苗箱Tが並んだ場合に応じて散水域に容易
に変更することができる。
【0018】この延長散水部8を散水部4に接続すると
きは、散水部4の栓6を外しその栓6の替わりに延長散
水部8を接続する。延長散水部8の散水部4への接続部
8bには、例えば、外周にネジ部を形成し、これを散水
部4のパイプ先端部4aのパイプ内側に形成したネジ部
に勘合させて接続する。なお、延長散水部8の接続部8
b側の散水孔7aからパイプ先端部8a側の散水孔7b
までの間に設ける複数の散水孔7a,7,・・・,7b
は、前記散水部4の散水孔3a,3,・・・,3bの間
隔と同間隔に設け、散水部4のパイプ先端部4a側の散
水孔3bと延長散水部8の接続部8b側の散水孔7aと
の間隔も、前記散水部4の散水孔3a,3,・・・,3
bの間隔と同間隔となるように設ける。また、延長散水
部8のパイプ先端部8aは栓9にて閉塞状態とする。散
水部4の散水孔3a,3,・・・,3b、及び延長散水
部8の散水孔7a,7,・・・,7bは、上例では、噴
出する水が霧状に近い状態となるよう小さい径の孔に設
けているが、散布用のノズルを取付けるなど公知の散布
部構成に適宜変更しても良い。
【0019】上例において、散水部4から前記接続部2
側に散水部4のパイプ体と同軸心で直線状に延びるパイ
プ体で構成し、散水部4と接続部2が連通するパイプ部
分である基部10を設け、接続部2はその基部10に対
して斜め下方に延びるパイプ体で構成している。接続部
2、基部10、散水部4、延長散水部8は、各内部が互
いに連通し、接続部2から流入する水は、散水部4の散
水孔3a,3,・・・,3b、延長散水部8の散水孔7
a,7,・・・,7bからのみ噴出するようになってい
る。
【0020】次に、グリップ部5a,5bの構成につい
て説明する。この灌水装置1Aには、散水部4の直線状
に延びるパイプ体の軸心延長線4b周りに作業者が手で
握ることを可能とする第一のグリップ部5aと、前記パ
イプ体の軸心延長線4bに対して直交或は略直交する線
4c周りに作業者が手で握ることを可能とする第二のグ
リップ部5bを設ける。図1〜3に示した灌水装置1A
では、第一のグリップ部5aは灌水装置1Aの右端部
に、第二のグリップ部5bは散水部4の接続部2側部分
の近傍に配置している。
【0021】上記のようにグリップ部5a,5bを構成
すると、作業者Mは、一方の手で、散水部4の直線状に
延びるパイプ体の軸心延長線4b周りに握ることを可能
とする第一のグリップ部5aを握り、他方の手で、前記
パイプ体の軸心延長線4bに対して直交或は略直交する
線4c周りに手で握ることを可能とする第二のグリップ
部5bを握って体に当てるようにして持つことで、直線
状に長く延びる散水部4を適当な高さに略水平に維持し
て且つ散水部4が前後に振れないようにして持って歩く
ことが容易に行え、更に灌水ムラが生じにくく、良好な
育苗ができるようになる。なお、第一のグリップ部5a
は、前記軸心延長線4b周りに握れる構成で、第二のグ
リップ部5bは、前記軸心延長線4bに対して直交或は
略直交する線4c周りに握れる構成であればよく、その
具体的な形状は適宜構成して良い。また、散水部4の高
さは、育苗箱Tの高さに応じて作業者Mが灌水装置を持
つ高さを適宜調節することで行う。
【0022】図5、6の図例に基づいて更に詳細に説明
すると、図6のような高さに育苗箱Tが栽培棚S上に置
いている場合には、第一のグリップ部5aを右手で握
り、第二のグリップ部5bを左手で握り、そして、第一
のグリップ部5aと第二のグリップ部5bの間の基部1
0を作業者Mの腹部に押し当てるように引きつけて体に
当てて灌水装置1Aを固定する。このとき、前後方向の
軸心周りに握れる第二のグリップ部5bを握る手の位置
を固定することで(第二のグリップ部5bを握る手を左
側の腰付近に当てて固定すると固定しやすい)、散水部
4の前後の振れが生じ難くなる。しかし、第二のグリッ
プ部5bの固定だけでは、第二のグリップ部5bの前後
方向の軸心周りに散水部4が上下に振れて散水部4が左
右に傾くが、これに対しては左右方向の軸心周りに握れ
る第一のグリップ部5aを握る手で固定でき、よって、
散水部4を適当な高さに略水平に維持し且つ散水部4が
前後に振れないようにして持って歩くことが容易に行え
る。
【0023】ところで、図4に示すようなグリップ構成
とした灌水装置1Bとすることもできる。即ち、散水部
4の直線状に延びるパイプ体の軸心延長線4b周りに握
ることを可能とする第一のグリップ部5aを散水部4の
接続部2側部分の近傍に、前記パイプ体の軸心延長線4
bに対して直交或は略直交する線4c周りに手で握るこ
とを可能とする第二のグリップ部5bを灌水装置1Bの
右端部に配置した構成であり、この構成でも上例と同じ
効果を奏する。
【0024】上記灌水装置1A、1Bには、散水部4と
接続部2が連通するパイプ部分(前記基部10)に散水
部4に流れる水の量を調節する調節部11を設けてい
る。よって、作業者Mが歩く速度に対して散水部4に流
れる水の量を調節部11にて適宜調節することにより、
必要な灌水量への調節が容易に行え、適量な灌水がムラ
なく行いやすく、良好な育苗ができるようになる。この
調節部11は、水道の栓に用いられるようなもので構成
して良い。また、調節部11の調節によって変動する
値、例えば、水圧を表示する計器12を設けると、調節
がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の灌水装置の正面図。
【図2】本発明の第一実施例の灌水装置の平面図。
【図3】延長散水部を接続した状態を示す断面図。
【図4】本発明の第二実施例の灌水装置の平面図。
【図5】本発明の第一実施例の灌水装置の使用状態を示
す平面図。
【図6】本発明の第一実施例の灌水装置の使用状態を示
す側面図。
【符号の説明】
1A、1B:灌水装置 2:接続部 3a,3,・・・,3b:散水孔 W1:散水部の接続部側の散水孔からパイプ先端部側の
散水孔までの幅 4:散水部 5a:第一のグリップ部 5b:第二のグリップ部 4b:散水部の軸心延長線 4c:散水部の軸心延長線に対して直交或は略直交する
線 11:調節部 H:送水用のホース T:育苗箱 L1:育苗箱の長手方向の幅 L2:育苗箱の短手方向の幅 M:作業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城戸 芳彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社内 (72)発明者 鈴木 宏 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社 Fターム(参考) 4F033 AA07 BA04 CA01 DA05 EA06 GA04 GA11 LA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送水用のホースHを接続する接続部2と、
    該接続部2と連通し該接続部2から流入した水を噴出す
    る散水孔3a,3,・・・,3bを有する散水部4と、
    作業者Mが手で握ることを可能とするグリップ部5a,
    5bとを備え、前記散水部4を直線状に延びるパイプ体
    で形成し、該パイプ体の下部にパイプ体の延びる方向に
    沿って前記散水孔3a,3,・・・,3bを複数設け、
    該散水部4の前記接続部2側の散水孔3aからパイプ先
    端部4a側の散水孔3bまでの幅W1を灌水対象の育苗
    箱Tの長手方向の幅L1或は短手方向の幅L2の2倍以
    上の略整数倍に設定したことを特徴とする灌水装置。
  2. 【請求項2】散水部4の直線状に延びるパイプ体の軸心
    延長線4b周りに作業者が手で握ることを可能とする第
    一のグリップ部5aと、前記パイプ体の軸心延長線4b
    に対して直交或は略直交する線4c周りに作業者が手で
    握ることを可能とする第二のグリップ部5bを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の灌水装置。
  3. 【請求項3】散水部4と接続部2が連通するパイプ部分
    10に散水部4に流れる水の量を調節する調節部11を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の灌水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113331028A (zh) * 2021-06-15 2021-09-03 中国农业科学院兰州畜牧与兽药研究所 一种便于调节养料的农业高效灌溉装置

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JPS62123257U (ja) * 1986-01-24 1987-08-05

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