JP2001029846A - 散水装置 - Google Patents

散水装置

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JP2001029846A
JP2001029846A JP11204575A JP20457599A JP2001029846A JP 2001029846 A JP2001029846 A JP 2001029846A JP 11204575 A JP11204575 A JP 11204575A JP 20457599 A JP20457599 A JP 20457599A JP 2001029846 A JP2001029846 A JP 2001029846A
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hose
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Koji Yamashita
浩司 山下
Kazuyuki Morimoto
和幸 森本
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Axis Co Ltd
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Axis Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成により、適量の水で勢いが強くな
く花卉や小野菜などに直接散水することのできる散水装
置を提供すること。 【解決手段】 散水装置1は、水平向きに配置された長
尺のレール本体2と、レール本体2上をその長尺方向
(矢印F方向)に案内されて走行する走行体14と、走
行体14に基端が支持された導水管19と、導水管19
の基端に接続されて導水管19に加圧水を導入するホー
ス29とを備えて成り、前記の導水管19に、微細水滴
Rを噴出する所定開口径の噴霧孔が多数穿設された構成
とされている。レール本体2は長尺方向に連通する中空
筒状に形成され、導水管19との接続側のホース29が
レール本体2の中空部に収容され、導水管19とホース
29との接続部を走行案内するガイド溝16がレール本
体2の上面に長尺方向に沿って形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細で柔らかな水
滴を散水する装置に係り、花卉や小野菜など植物への水
遣りに好適な散水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、花壇,プランター,ポットなどに
花卉や小野菜を植えて楽しむ、いわゆるガーデニングや
家庭菜園がブームとなっている。植えた植物に定期的あ
るいは必要に応じて水遣りするために、水道ホースの先
端にシャワー口を付けて水遣りすることが多い。ところ
が、シャワー口から噴出した水は、勢いが強すぎて植物
を傷めたり、水量が多過ぎて根腐れを生じたり、あるい
は所構わず濡らしてしまうことがある。また、勢いのあ
る噴水が地面に直接降りかかった場合は、土が掘れて根
が露出してしまうこともある。逆に、四角いプランター
などの水遣りにおいてプランター外への飛散を防ぐよう
水量を比較的少なくした場合は、プランターの隅々まで
適切に水遣りできないといった不都合がある。
【0003】そこで、かかる問題を解消する手段とし
て、例えば点滴型水遣りシステムや滲出型水遣りシステ
ムなどが知られている。前記の点滴型水遣りシステム
は、水道ホースに極細チューブを連結し、極細チューブ
の先端に水を滴下させる滴下ノズルを取付け、水遣りし
ようとする植物の根元近傍に滴下ノズルを中空配備し、
滴下ノズルから水を滴下させて植物に水遣りするように
構成されたものである。一方、滲出型水遣りシステム
は、水道ホースに連結された多孔質製の透水チューブ
を、水遣りしようとする植物の根元近傍に配備し、透水
チューブの周面から水を滲出させて植物に水遣りするよ
うに構成されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点滴型
のものでは植物の全ての株近くまで、個別に滴下ノズル
および導水チューブを導かなければならず、株数が多く
なればなるほど導水チューブの配管構成が煩雑となり、
設置コストが高くなる。他方、滲出型のものでは、透水
チューブの近傍部分にしか水が行き届かず、しかも真夏
の日中などは滲出した水が直ちに蒸散するため、安定し
た水遣りを行うことができない。また、上記した点滴型
および滲出型のいずれも、滴下ノズルおよび透水チュー
ブからの水は飛び出さないので、根に対しては水遣りで
きても花びらや葉に直に散水することができない。そこ
で、花びらや葉の表面に付着した土埃などを洗い流して
瑞々しくさせるためには、花びらや葉の表面にあらため
て散水するといった二度手間を生じる。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、安価な構成により、適量の水で
勢いが強くなく花卉や小野菜などに直接散水することの
できる散水装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る散水装置は、略水平向きに配置された
長尺のレール本体と、レール本体上を当該長尺方向に案
内されて走行する走行体と、走行体に基端が支持された
導水管と、導水管の基端に接続されて導水管に加圧水を
導入するホースとを備えて成り、前記の導水管に、微細
水滴を噴出する所定開口径の噴霧孔が多数穿設された構
成にしてある。
【0007】また、上記構成のレール本体を、長尺方向
に連通する中空筒状に形成し、走行体に支持された導水
管と接続されるホースをレール本体の中空部に収容し、
導水管とホースとの接続部を走行案内するガイド溝をレ
ール本体に当該長尺方向に沿って形成したものである。
【0008】更に、上記した各構成において、レール本
体の長尺方向の両端側に走行体駆動用のプーリをそれぞ
れ配置し、走行体に一端が締結された線状体をプーリ間
に周回させたのち他端を走行体に締結するとともに、周
回途中の線状体をレール本体のガイド溝を臨む位置に配
置して中空部内のホースがガイド溝から飛び出さないよ
うに構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る散水装置を示す平面図、図2は散水装置の側面
図、図3は散水装置の概略斜視図である。各図におい
て、この実施形態の散水装置1は、水平向きに横置きさ
れた長尺のレール本体2と、レール本体2上をレール本
体2の長尺方向(矢印Fで示す方向)に案内されて走行
する走行体14を備えている。
【0010】前記したレール本体2の長尺方向の一端側
には、走行体14を走行させる駆動側のプーリ9が配置
され、他端側に従動側のプーリ12が配置されている。
具体的には、レール本体2の長尺方向の一端側に端板3
を介してプーリケーシング4が取り付けられ、他端側に
端板5を介してプーリケーシング6が取り付けられてい
る。そして、プーリ9はプーリケーシング4のベアリン
グ8に軸支されたギヤモータ20の駆動軸7に装着され
ている。プーリ12はプーリケーシング6のベアリング
11に軸支された従動軸10に装着されている。また、
プーリケーシング4,6がそれぞれ基台26,27上に
設置されることにより、レール本体2がいくぶん高い位
置に配置される。
【0011】走行体14は、具体的に図4ないし図6に
示すように、前面・後面・下面が開口した鞍状の走行体
ケーシング17を中心として構成されている。走行体ケ
ーシング17は、例えばアルミニウム板で形成されてい
る。走行体ケーシング17の内側面下部の前後には、車
輪41,41,41,41を軸支する枢支軸40,4
0,40,40が固設されてあり、内側面上部の前後に
車輪39,39,39,39を軸支する枢支軸38,3
8,38,38が固設されている。また、走行体ケーシ
ング17上面の中央部分には、二股ジョイント21を装
着するためのジョイント用開口22が形成されている。
【0012】二股ジョイント21は上部2つの取付口4
2,42と下部の取付口43とを有してT字状に形成さ
れている。取付口42,42には左右の導水管19,1
9の基端が接続される。また、取付口43には加圧水W
(図6または図10参照)を導入するホース29の先端
側が接続されてカシメ材44により締め付け固定され
る。この二股ジョイント21はナイロン受座51に支持
された状態でジョイント用開口22に装着され、取付具
23およびボルト33により導水管19,19の基端と
ともに走行体ケーシング17の上面に固定・支持され
る。
【0013】線状体13は、具体的に1mm径のステン
レス鋼製のワイヤで構成されている。この線状体13は
走行体14の係止ピン25に対し雄ねじ付きフック3
6、雌ねじ付き角リング35、雄ねじ付きリング37を
介して一端が締結されカシメ材34で固着されている。
この線状体13はレール本体2の上方に張られてプーリ
9に数回巻き付けられ、更にレール本体2の下方を通さ
れてプーリ12に巻き回され、再びレール本体2の上方
に戻されたのち、他端が走行体14の係止ピン24に結
び付けられカシメ材34で固着されている。
【0014】レール本体2は、具体的に図7に示すよう
に、長尺方向に連通した中空筒状に形成された中空部4
8を有している。このレール本体2は1本が3600m
m長のアルミニウム引抜き材で構成されていて、レール
本体2の内周面に密着して係合可能な形状の接続用アダ
プタ53を10数個用いることにより、最大50m程度
まで連結可能である。
【0015】導水管19の基端と接続されるホース29
の先端側は、レール本体2の中空部48に収容されてい
る。このホース29は可撓性のある弾性素材で構成され
ている。また、導水管19とホース29との接続部52
を走行案内するガイド溝16が、レール本体2の長尺方
向に沿う長溝としてレール本体2の上面に形成されてい
る。この例において、上記の接続部52は、二股ジョイ
ント21、取付具23、ボルト33、カシメ材44など
から構成されている。
【0016】レール本体2の両側面には、上から順に、
補強用リブ45、ガイド用リブ46、補強用リブ47が
外向きに突設されている。そのうち、ガイド用リブ46
はその上下面で走行体14の上下左右の車輪39,3
9,39,39,41,41,41,41を転動させる
ように成っている。周回上側の線状体13はレール本体
2のガイド溝16を臨む位置に配置されている。この線
状体13の存在により、走行動作の際にホース29が中
空部48内で躍り上がった場合でも線状体13と干渉し
て、ホース29がガイド溝16から外へ飛び出すことを
阻止することができる。
【0017】ホース29は、具体的に図8に示すよう
に、途中部分がゴム製の受具28によってレール本体2
の長尺方向中央部分の底板に固定されている。このよう
に、ホース29がレール本体2の中央部分に固定される
と、レール本体2内に収容された部分のホース29の長
さは、レール本体2の全長にほぼ相当する走行体14の
走行ストロークSの半分(S/2)で済む。ホース29
の他端側は装置外でジョイント30および開閉弁31を
介して水道管32と接続されている。開閉弁31の弁開
閉は手動式でも電動式でも構わない。
【0018】導水管19は、具体的に図9および図10
に示すように、その先端に封着されるキャップ18とと
もに噴霧管15を構成している。この導水管19は、例
えば硬質ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂から成ってい
て、管長が90cmで管内径が13mmである。但し、
加圧水Wの水圧に耐えて噴霧孔49の開口径や開口形状
の変わらない材質であれば、前記の硬質ポリ塩化ビニル
に限らない。噴霧孔49はピー・アイ・シー株式会社製
のドリル穿孔機により穿孔されていて、凝視しなければ
導水管19の表面で孔の存在を視認できないほど微細に
形成されている。ここで、噴霧孔49は導水管19の下
面に、例えば周方向に2列で管軸方向に約24mmピッ
チの36箇所に穿設されている。
【0019】ここで、噴霧孔49の所定開口径Dは、例
えば0.3mmに設定されている。尚、規定の水圧(例
えば、1.5〜3.25kg/cm2 )に保持された水
道水を用いる場合、噴霧孔49の所定開口径Dは0.2
mm以上0.5mm以下に設定されていればよい。所定
開口径Dが0.5mmを超えると、基端に近い噴霧孔4
9と先端寄りの噴霧孔49とで散水量にバラツキを生じ
る。また、噴出した水滴は滴径が比較的大きく微細にな
らないため、当たる勢いが強すぎて草花を傷めやすくな
る。一方、所定開口径Dが0.2mmを下回る場合は、
高い精度の穿設加工が要求され製作コストが格段と高騰
する。加えて、噴出した微細水滴Rの到達距離が短くな
り、更には一定の散水完了までに時間がかかり過ぎる。
【0020】そして、導水管19に導入される加圧水W
としては、例えば水圧がほぼ2.0kg/cm2 の水道
水を用いるのが簡便である。導入された加圧水Wは導水
管19内で所定の水圧に一定に維持されているのが望ま
しい。加圧水Wの水圧は水道元栓で調節してもよいし、
水道元栓と導水管19との間に介設した開閉弁31の開
度で調節することも可能である。
【0021】引続き、上記した構成の散水装置1による
散水動作につき図11を用いて説明する。この散水装置
1は例えば花壇50に多数植えられている花卉Vの水遣
りに用いられる。この場合、散水装置1は花壇50の長
手方向に沿わされて花卉Vの上方に配置されている。そ
こで、開閉弁31が例えば手動により開放されて導水管
19内に加圧水Wが導入されると、それぞれの噴霧孔4
9から無数の微細水滴Rが噴出して花卉Vの花びらや葉
などに降りかかる。微細水滴Rの滴径は丸まった状態で
0.4〜0.8mm程度である。因みに、導水管19内
の水圧によるが、この実施形態において、噴出した水が
丸まって微細水滴Rとなる噴霧孔49からの距離は、噴
霧孔49の所定開口径Dが0.1mmのときに5cm程
度、0.3mmのときに25cm程度、0.5mmのと
きに100cm程度である。
【0022】続いて、ギヤモータ20を起動すると、ギ
ヤモータ20近傍のホームポジション(2点鎖線で示す
位置)にあった走行体14が線状体13の周回によりレ
ール本体2上を低速で走行し、プーリ12側へ向けて徐
々に移動する。これにより、花壇50内の隅々にわたっ
て広範囲に散水することができるため、多数の花卉Vに
万遍なく水遣りすることができる。この際にギヤモータ
20で定速走行させた場合は、走行方向についても均一
な噴霧量で散水することができる。尚、端板3,5に設
けた図示せぬマイクロスイッチの作動により、走行体1
4の走行停止動作と反対方向への戻り走行動作を自動的
に行わせることも可能である。
【0023】従って、本実施形態の散水装置1によれ
ば、柔らかな微細水滴Rが花卉Vの花びらや葉に与えら
れるため、花卉Vを傷めることがない。また、噴霧孔4
9の所定開口径Dに対し導水管19の管内径が十分に大
きい場合は、導水管19における先端側から基端側まで
のいずれの部位であっても微細水滴Rの噴出量および噴
出状態がほとんど変わらないため、均一に散水すること
ができる。これにより、水補給を偏りなく十分に行うこ
とができるため、例えば挿し木などであってもよく成長
する。
【0024】そして、この散水装置1によれば、水が花
壇50外へ飛び出すことがなく、開閉弁31をひねるだ
けで花壇50内に隈なく均一に散水することができる。
そのため、水を無駄に使用せず、散水ムラがない。加え
て、散水装置1は、大部分の部品がアルミニウム製なの
で装置全体が軽量であり、走行体14の駆動機構として
ワイヤ(線状体13)とプーリ9,12の組合せによる
比較的簡素な構成を採用してあるので、部品入手が容易
で安価に実現できる。また、上述した接続用アダプタ5
3の使用により、複数個のレール本体2を簡単に継ぎ足
すことができ、所望の長さで使用することができる。
【0025】ところで、導水管19の基端に接続された
ホース29をそのまま地上に垂らしておくと、ホース2
9の表面に付着したゴミや砂などを引き連れてきて、走
行体14の円滑走行を阻害するうえ、表面の汚れが目立
つ。これに対し、この散水装置1ではかかる不具合がな
く、ホース29の先端側がレール本体2内の中空部48
に収容されているので、走行体14の走行に際しホース
29がゴミなどを引き連れたりせず、走行体14の円滑
走行を阻害しない。そのうえ、中空部48内で移動する
ホース29は外部から見えることがなく、静体としての
レール本体2の落ちついた外観が見えるだけである。
【0026】更には、マイコンなどから成る制御装置
(図示省略)を用意し、この制御装置のタイマに起動時
刻および停止時刻を予め設定しておき、タイマによる計
時が前記の起動時刻に達した場合に開閉弁31を開くと
ともにギヤモータ20を起動して、微細水滴Rを自動的
に噴霧させるように構成することもできる。また、花壇
50側に土壌の水分量を検出する汎用の水分センサ(図
示省略)を配備し、制御装置のメモリに水分量のしきい
値を予め設定しておき、水分センサにより検出された検
出値が水分量のしきい値を超えたとき、開閉弁31を開
放駆動するとともにギヤモータ20を起動して、花壇5
0の花卉Vに水遣りさせることも可能である。
【0027】尚、上記の実施形態では、線状体として1
mm径でステンレス鋼製のワイヤを用いてあるが、線状
体は前記のワイヤに限らず、平ベルト、タイミングベル
ト、チェーン、紐体、その他を用いることが可能であ
る。更には、レール本体2側にラックを設け、走行体1
4側に前記のラックと噛み合うピニオンを設けて駆動走
行させるようにしても構わない。
【0028】また、走行体に導水管を片持ちさせた状態
で固定してあるが、例えばユニバーサル管ジョイントな
どを介設することにより、走行体に対し導水管を起倒自
在に設置することも可能である。このように構成した場
合は、水遣り時以外に導水管を立てておけるので、栽培
作業などの邪魔にならず、導水管の上面に塵などが堆積
しにくくなる。また、この散水装置は花卉や野菜などの
種や苗への水遣りのほか、農薬の散布にも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る散水装
置によれば、導水管に導入された加圧水が噴霧孔から微
細水滴となって噴出する。従って、柔らかな微細水滴が
花卉や小野菜の花びらや葉などに与えられるため、花卉
などを傷めることがない。尚、噴霧孔の所定開口径に対
し導水管の管内径が十分に大きい場合は、導水管におけ
る先端側と基端側とで微細水滴の噴出量および噴出状態
にほとんど差がないため、管軸方向にも万遍なく均一に
散水することができる。加えて、導水管は走行体に伴っ
て走行移動するので、広範囲に散水することができ、動
力駆動により定速走行させる場合は一定の噴霧量で走行
方向の均一散水もできる。
【0030】また、ホースをレール本体の中空部に収容
し、導水管とホースとの接続部を走行案内するガイド溝
をレール本体に当該長尺方向に沿って形成してあるの
で、走行体の走行にホースが伴走してもホースは中空部
内を移動するだけである。従って、ゴミや砂などを引き
連れたりすることがなく、走行体の円滑走行を阻害しな
い。そのうえ、レール本体内で移動するホースは外部か
ら見えることがなく、シンプルなレール本体が見えるだ
けなので落ちついた美観が保持される。
【0031】そして、レール本体の両端側に配置された
プーリ間に線状体を周回させて、走行体を走行駆動する
ようにしてあるので、走行体の駆動機構が簡素で済み安
価に実現される。加えて、周回途中の線状体をレール本
体のガイド溝を臨む位置に配置してあるので、かかる配
置の線状体の存在により、走行中にホースがガイド溝か
ら飛び出すことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る散水装置を示す平面
図である。
【図2】散水装置の側面図である。
【図3】散水装置の概略斜視図である。
【図4】散水装置の走行体を示す拡大平面図である。
【図5】走行体の拡大側面図である。
【図6】図5におけるA−A線断面図である。
【図7】散水装置のレール本体を示す正断面図である。
【図8】レール本体内におけるホースの態様を示す説明
図である。
【図9】導水管を下から見上げた部分斜視図である。
【図10】図9におけるB−B線断面図である。
【図11】散水装置を花壇に適用した例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 散水装置 2 レール本体 9,12 プーリ 13 線状体 14 走行体 16 ガイド溝 19 導水管 20 ギヤモータ 24,25 係止ピン 29 ホース 48 中空部 49 噴霧孔 52 接続部 D 所定開口径 F 矢印 R 微細水滴 W 加圧水
フロントページの続き (72)発明者 森本 和幸 和歌山県和歌山市平尾837−12 ピー・ア イ・シー株式会社内 Fターム(参考) 4F033 AA07 BA04 CA01 DA01 EA06 LA12 NA01 PA03 PB34 PC07 PD02 4F035 AA01 CD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平向きに配置された長尺のレール本
    体と、レール本体上を当該長尺方向に案内されて走行す
    る走行体と、走行体に基端が支持された導水管と、導水
    管の基端に接続されて導水管に加圧水を導入するホース
    とを備えて成り、前記の導水管に、微細水滴を噴出する
    所定開口径の噴霧孔が多数穿設されていることを特徴と
    する散水装置。
  2. 【請求項2】 レール本体を、長尺方向に連通する中空
    筒状に形成し、走行体に支持された導水管と接続される
    ホースをレール本体の中空部に収容し、導水管とホース
    との接続部を走行案内するガイド溝をレール本体に当該
    長尺方向に沿って形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の散水装置。
  3. 【請求項3】 レール本体の長尺方向の両端側に走行体
    駆動用のプーリをそれぞれ配置し、走行体に一端が締結
    された線状体をプーリ間に周回させたのち他端を走行体
    に締結するとともに、周回途中の線状体をレール本体の
    ガイド溝を臨む位置に配置して中空部内のホースがガイ
    ド溝から飛び出さないように構成したことを特徴とする
    請求項2に記載の散水装置。
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