JP2002281286A - 認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロセス - Google Patents

認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロセス

Info

Publication number
JP2002281286A
JP2002281286A JP2002017869A JP2002017869A JP2002281286A JP 2002281286 A JP2002281286 A JP 2002281286A JP 2002017869 A JP2002017869 A JP 2002017869A JP 2002017869 A JP2002017869 A JP 2002017869A JP 2002281286 A JP2002281286 A JP 2002281286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
halftone
screen
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002017869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3898519B2 (ja
Inventor
Shen-Ge Wang
ワン シェン−ゴォ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2002281286A publication Critical patent/JP2002281286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3898519B2 publication Critical patent/JP3898519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • H04N1/32149Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations
    • H04N1/32309Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations in colour image data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0021Image watermarking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • H04N1/32149Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations
    • H04N1/32203Spatial or amplitude domain methods
    • H04N1/32256Spatial or amplitude domain methods in halftone data

Abstract

(57)【要約】 【課題】 認証可能なカラー・ドキュメントを生成する
プロセスを提供する。 【解決手段】 第1の確率的ハーフトーン・スクリー
ンを使用して、少なくとも第1の色分解に対応する画像
データをハーフトーン化し、第2の確率的ハーフトーン
・スクリーンを使用して、少なくとも第2の色分解に対
応する画像データをハーフトーン化し、マルチカラー画
像を形成するために少なくとも第1および第2の色分解
画像のハーフトーン化された画像データを結合する。マ
ルチカラー画像の少なくとも第1のコピーが少なくとも
第1の距離によりマルチカラー画像の少なくとも第2の
コピーから空間的にオフセットされた場合、同一および
共役領域のコントラストが認証画像を形成するために視
覚可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の信用
(authenticity)の検証を可能にするためにカラーウォー
ターマーク(電子透かし)をディジタルで再現可能なカ
ラー画像に適用するプロセスに関する。
【0002】
【従来の技術】ウォーターマークは、ドキュメントの源
泉または出所を識別するために、印刷業界において長く
使用されてきた。一般に、ウォーターマークは、オリジ
ナルドキュメントが特定の態様で見られた時にのみ可視
となる、画像における不鮮明なパターンとして現れる。
複写する者がウォーターマークされた紙を入手できない
限り、ドキュメントの不信性を明らかにせずに、複写す
る者がドキュメントを再現することは困難であろう。す
なわち、原画像が本来印刷された紙を用いなければ、コ
ピーは容易に発見可能であろう。人々はコストや他の実
利的な理由でウォーターマークされた印刷物を使用しな
くなっている。しかし、ドキュメント画像の源泉または
出所を識別することは依然必要である。
【0003】普通紙のコピーの導入は、紙の原本の紙の
コピーの蔓延を結果として生じた。同様の結果は、ディ
ジタルスキャナの容易な可用性および、インターネット
による迅速で広範な画像へのアクセスが得られるように
なって、電子画像にも生じている。画像の創作者が、違
法にコピーされ第三者に流布されないと創作者が保証さ
れ得る電子的原本を生成することは、現在極めて困難で
ある。ディジタルウォーターマークは、電子コピーにお
ける画像の源泉が識別され得るようにする識別マークを
画像内に包含させることによって、その流布を防止する
ことを目的とする。識別マークは、画像の元の内容を乱
さず、転じさせないと同時に、源泉を容易に識別可能に
することが重要である。
【0004】ウォーターマーク識別は、画像の権利所有
者を識別するウォーターマークをディジタルまたは印刷
されたページに埋め込むことによって実行され得る。従
来、これらの画像はハードコピーで作成および配布され
てきた。今後、これらの画像は主にディジタル形態で配
布されるであろう。従って、画像識別は、ハードコピー
およびディジタル画像形態の両方に役立たなければなら
ない。
【0005】ウォーターマーキングは2つの基本的な形
態を取り得る。可視または知覚可能なものと、不可視ま
たは知覚不可能なものとである。可視のウォーターマー
クは、配布されるディジタルまたは印刷された画像に明
記される著作権記号やロゴといったマークである。ウォ
ーターマークの存在は、画像を損わずにそのウォーター
マークを除去困難にさせる態様で、画像において明白に
可視にされる。可視のウォーターマークの存在は画像の
有用性を傷つけない。しかし、可視のウォーターマーク
は画像の美学を妨害することもある。また、可視のウォ
ーターマークは、画像の詐欺的複製者がウォーターマー
クの位置を識別し、ウォーターマークを備えない画像を
再現しようと試みることが可能であるという点で、詐欺
の潜在的な標的でもある。
【0006】不可視のウォーターマークは、裸眼で容易
に識別可能ではない態様でディジタルまたは印刷された
画像に埋め込まれる著作権記号、ロゴ、通し番号などと
いったマークである。後に、それらのウォーターマーク
に埋め込まれた情報は、所有者や画像が販売される個人
を含め、画像の源泉の識別を援助するために画像から導
出され得る。そうしたウォーターマークは、画像の所有
権が争われている場合には、所有権を確定するために有
効である。そのようなウォーターマークは画像の窃盗の
抑止としてはそれほど有効ではない。
【0007】画像には可視または不可視のウォーターマ
ークの一方または両方が望ましいが、それらは、コピー
を防止するまたはコピーを検出するための異なる技法を
表している。ドキュメント作成者は両方の種類の保護を
使用したいと望むであろうと予想される。
【0008】従来、多くの特許および出版物が、ドキュ
メントに使用するためのウォーターマーキングまたは他
のディジタル情報符号化技法を開示している。以下に要
約する特許および出版物はすべて、参照により全体とし
て本願に包括される。
【0009】情報をハーフトーンに埋め込む方法が、Tu
hro("Counterfeit Detection Method", Xerox Disclosu
re Journal, Vol. 20, No. 6, November/December 199
5.)によって提案された。この方法は、セルごとにハー
フトーン・ドットの位置にわずかな偏差を作る。代替と
して、ラインスクリーンの位置を少しずつ変えて情報を
符号化してもよい。復号化は、符号化された画像の上
に、そうした偏差をまったく持たないハーフトーンスク
リーンを置くことによって実現される。ハーフトーンセ
ル偏差の位置はビートパターンとして目立つ。この方法
の難点は、情報がプリンタひずみ内で容易に失われる可
能性があることである。目標は、その偏差を、見えない
ようにするためにできる限り小さくすることである。そ
れは、その偏差を検出しづらくすることにもつながる。
【0010】Curryの米国特許第5,706,09
9号には第2の方法が記載されている。この方法は、形
状が対称である、「ヘビ状(serpentine)」ドットと称
するハーフトーン・ドットを処理する。これらのドット
は、回転し並んで配置された時に、ともに良好に適合す
るように設計されている。これは、ドットの様々な回転
をページ全体に配置させ、ハーフトーンパターンに任意
の情報を符号化する。目視検査からは、対称的パターン
の変化する形状は目に不快ではない。この方法はTuh
roによる方法と同じ難題を有する。情報が目で見えな
いことを保証するために、ハーフトーンセルはできる限
り小さくする必要がある。セルサイズが縮小されるにつ
れて、セルの配向を検出することがより困難になる。
【0011】情報を画像に埋め込むためのさらに別のプ
ロセスは、グリフの使用である。Towの米国特許第
5,315,098号に開示されている通り、グリフ
は、小さな、線の配向が少数の値のうちの1個を表現す
る、3〜5ピクセルの長さの線である。従って、データ
ストリームは、グリフによって表現することができ、そ
の場合、個々の線は情報の符号化された図を与えるため
に配向が変化する。グリフが何らかの数値的方法によっ
て情報を符号化するという点で、グリフはウォーターマ
ークと異なり、ウォーターマークは実際の画像を表現す
る。グリフは、それらの赤外線反射率、高解像度スペク
トル詳細、メタメリックスペクトル特性、磁化などとい
った印刷物の人間不可視特性によって機械可読とするこ
とができる。それらの機械検出可能な素材は、色、白
さ、黒さ、透明および不透明というそれらの通常の可視
特性とともに、機械認識可能で人間不可視特性を有する
ゼログラフィトナーを利用するなどして、人間可読レン
ダリングを印刷するために使用されるものと同じ印刷プ
ロセスに組み込むことができる。
【0012】Wangらの米国特許第5,337,36
1号は、グラフィック画像をオーバレイし、誤り訂正可
能な機械可読フォーマットで符号化された情報を包含す
ることができる情報領域を記載している。この方法は、
下層のグラフィック画像によるひずみに関わらず、情報
の回復を可能にする。その記録はまた、画像領域におけ
るワードと類似の形式でワードにより画像を表現するこ
とができる。その後、画像情報およびグラフィック・ワ
ードは両方とも、記録に関する動作が生じた時に改変さ
れ得る。Wangらのものは、見えるように望まれる画
像以外のバーコード符号化情報を本質的に付与するとい
う点で、本発明と異なる。
【0013】"Cloaking Device for Top-Secret Faxes"
(Electronic Imaging Review, Center for Electronic
Imaging Systems, University of Rochester, N.Y., Fa
ll,1995, Vol. 2, No. 3, Page 4)は、小さな黒い「ワ
ーム」で満たされた白黒ドットのランダムパターンで、
全部のページが同一に見えるように暗号化方法を支援す
るソフトウェアを詳述している。ページは、そのページ
の上に解読キーを置くことによって解読される。テキス
トは、黒地に白文字かまたは白地に黒文字のいずれかで
現れる。注目すべきことは、示された画像において、画
像が位置する領域は白黒ドットのランダムパターンの変
化によって識別可能である。
【0014】ディジタルウォーターマークを付加する方
法を参照するいくつかの論文が、Digimarc社に
ついて言及している。"Digimarc Corp. Announces New
Copyright Protection Technology; Irremovable Signa
tures Protect Creative Property in the Digital Ag
e," June 28, 1995, Business Wireは、画像とともに隠
された情報が入手可能な著作権保護システムを記載して
いる。また、以下も参照されたい。"Dice and Digimarc
File for Patents for 'Scatter-Gun' Electronic Wat
ermark Technology," October 4, 1995, Computergram
International;"Holographic signatures for digital
images; authentication, verification and protectio
n for copyright holders" (Digimarc Corp's copyrigh
t protection technology), August 14, 1995, Seybold
Report on Desktop Publishing, v9, n. 12, p. 23
(2).
【0015】"NEC develops digital watermarking tec
hnique protecting copyrights ofimages and music on
Internet," February 12, 1996, Business Wireは、拡
散スペクトル通信と類似の方式でデータのスペクトル成
分を用いて画像に隠されるウォーターマーク情報を記載
している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、ディジタ
ルで再現されたカラードキュメントに不可視のカラーウ
ォーターマークを付与するシステムおよび方法のための
ハーフトーン化分野における必要性を認識した。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に従ったシステム
および方法の様々な例示的な実施形態は、ディジタルで
再現可能なカラードキュメントに本質的に不可視のウォ
ーターマークを付与する際の基本的課題を扱う。詳細に
は、本発明に従ったシステムおよび方法の様々な例示的
な実施形態において、ウォーターマークの色のコントラ
ストは、基本画像におけるウォーターマークの検出可能
性を低減させつつ、ウォーターマークの検出可能性を改
善するように増強される。
【0018】不可視のウォーターマークを作成するため
に、確率的(stochastic)スクリーンが使用できる。確率
的ハーフトーンスクリーンは、ランダムに分布したドッ
トによる外観を有するハーフトーン画像を生じる大きな
しきい値アレイである。確率的スクリーンのための不可
視のウォーターマークを生じるために、少なくとも1つ
の付加的な確率的ハーフトーンスクリーンが作成され、
ウォーターマーク情報をドキュメントに組み込むために
使用される。以下に説明する様々な例示的な実施形態に
おいて、確率的ハーフトーンスクリーンの数は、カラー
ドキュメントを形成する色分解の数に対応している。し
かし、色分解の数より多い、または少ない確率的ハーフ
トーンスクリーンへの拡張は当業者にとって容易である
ので、使用され得る確率的ハーフトーンスクリーンの数
は色分解の数に限定されるものではない。
【0019】本発明は、ディジタルで再現可能なカラー
ドキュメントにおけるカラーウォーターマークを作成す
るシステムおよび方法に関する。本発明に従ったシステ
ムおよび方法の様々な例示的な実施形態において、カラ
ーウォーターマークは、カラードキュメントの少なくと
も1つ以上の色分解に、確率的に分布したドットとして
見えるハーフトーンパターンを作成することによって生
成される。同様に、確率的に分布したドットとして見え
る第2のハーフトーンパターンが、カラードキュメント
の少なくとも1つ以上の色分解において生成される。第
1および第2のハーフトーンパターンの部分は、自己相
関または共役相関している。その結果、2つのハーフト
ーンパターンが適正に位置合わせされるように相互に重
ねられるか、または適切に位置合わせされると、高コン
トラスト色のウォーターマークパターンが顕著に可視に
なる。本発明は、認証可能なカラー・ドキュメントを生
成するプロセスであって、前記カラー・ドキュメントは
複数の色分解を有し、認証画像が該カラー・ドキュメン
トに挿入され、該認証画像は該カラー・ドキュメントに
おいて容易に視覚的に知覚されず、第1の確率的ハーフ
トーン・スクリーンを使用して、少なくとも第1の色分
解に対応する画像データをハーフトーン化するステップ
であって、前記第1の確率的ハーフトーン・スクリーン
は複数のセルを有し、各々のセルは少なくとも1つの第
1の領域と少なくとも1つの第2の領域を有し、各々の
セルは少なくとも第1の距離により隣接セルから空間的
にオフセットされ、第1の確率的ハーフトーン・スクリ
ーンの少なくとも第1のセルの少なくとも1つの第1の
領域が、第1の確率的ハーフトーン・スクリーンの少な
くとも第2のセルの少なくとも1つの第1の領域と同一
(identical)であり、第1の確率的ハーフトーン・スク
リーンの少なくとも第1のセルの少なくとも1つの第2
の領域が、第1の確率的ハーフトーン・スクリーンの少
なくとも第2のセルの少なくとも1つの第2の領域と共
役である、前記少なくとも第1の色分解に対応する画像
データをハーフトーン化するステップと、第2の確率的
ハーフトーン・スクリーンを使用して、少なくとも第2
の色分解に対応する画像データをハーフトーン化するス
テップであって、前記第2のハーフトーン・スクリーン
は複数のセルを有し、各々のセルは少なくとも1つの第
1の領域と少なくとも1つの第2の領域を有し、各々の
セルは少なくとも第1の距離により隣接セルから空間的
にオフセットされ、第2の確率的ハーフトーン・スクリ
ーンの少なくとも第1のセルの少なくとも1つの第1の
領域が、第2の確率的ハーフトーン・スクリーンの少な
くとも第2のセルの少なくとも1つの第1の領域と共役
であり、第2の確率的ハーフトーン・スクリーンの少な
くとも第1のセルの少なくとも1つの第2の領域が、第
2の確率的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第2
のセルの少なくとも1つの第2の領域と同一である、前
記少なくとも第2の色分解に対応する画像データをハー
フトーン化するステップと、マルチカラー画像を形成す
るために少なくとも第1および第2の色分解画像のハー
フトーン化された画像データを結合するステップと、を
有し、前記マルチカラー画像の少なくとも第1のコピー
が少なくとも第1の距離によりマルチカラー画像の少な
くとも第2のコピーから空間的にオフセットされた場
合、マルチカラー画像の少なくとも第1および第2のコ
ピーの各々の少なくとも第1のセルがマルチカラー画像
の少なくとも第1および第2のコピーの少なくとも第2
のセルに位置合わせ(align)され、同一および共役領域
のコントラストが認証画像を形成するために視覚可能と
なる、認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロ
セスを提供する。
【0020】本発明の上記および他の特徴および利益
は、本発明に従ったシステムおよび方法の様々な例示的
な実施形態の以下の詳細な説明に記載されるか、または
それより明白となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、カラードキュメントに
おいてカラーパターンを使用可能にし、そのカラーパタ
ーンは所望の画像を作成するために確率的ハーフトーン
化プロセスを用いて生成され得る。当該技法を使用する
と、確率的スクリーンのランダムな性質は、異なる確率
的スクリーンの相関関係と連係するユニークな認証手続
きを備える機会をもたらす。
【0022】カラー確率的ハーフトーンスクリーニング
の原理への第一歩として、単色確率的ハーフトーンスク
リーンを以下に検討する。
【0023】単色ドキュメントの単色確率的ハーフトー
ンスクリーンに関して、ハーフトーン画像は、N個のエ
レメントを備えるスクリーンマトリックスによる一定の
グレースケール入力から生成される。隣接するピクセル
間のオーバラップが無視される場合、n個の黒ピクセル
およびN−n個の白ピクセルを備えるスクリーンセル
は、次式に等しいグレースケール(g)で入力をシミュ
レートする。g=(N−n)/Nここで、0≦n≦N、
すなわち0≦g≦1。このパターンの視覚的外観は、黒
ピクセルまたは白ピクセルのいずれがマイノリティであ
るかに依存する。例えば、黒ピクセルが0.5≦g≦
1.0であれば、ハーフトーンパターンの最良の視覚的
外観は、全部の黒ピクセルが「均一に」分布した時に、
すなわち、個々の黒ピクセルがスクリーンの全面積の1
/nまたはl/(l−g)Nの部分を「占有する」時に
生じる。従って、隣接する黒ピクセルの平均距離は、α
(l−g)-1/2と等しいはずであり、ここで、αはグレ
ーレベルに依存しない。他方、白ピクセルがマイノリテ
ィである、すなわち0≦g≦0.5である場合、個々の
白ピクセルは全面積のl/(N−n)または1/gNの
部分を「占有する」はずであり、隣接する白ピクセルの
平均距離はαg-1/2に等しいはずである。理想化された
確率的ディザリングスクリーンは、全部のグレーレベル
について上記の判定基準を満たすハーフトーン画像を生
成するしきい値マスクとして定義される。
【0024】一般に、入力グレースケール画像は、整数
G(x,y)により指定される(ここで0≦G≦M)。
その結果、ディザリングスクリーンは、ゼロからM−1
に及ぶM個の異なるしきい値を有するはずである。さら
に、個々のレベルにおいて、同一のしきい値Tを有する
(N/M)個のエレメントが存在するはずである。確率
的スクリーンを設計する最終目標は、結果として生じる
ハーフトーン画像が理想化された確率的スクリーンによ
って生成されるものにできる限り近くなるようにしきい
値Tを分布させることである。
【0025】ディザリングスクリーンから任意の対のピ
クセルを選び、それらの2個のピクセルに関するしきい
値がそれぞれ、T1=T(x1,y1)およびT2=T(x
2,y2)であると仮定する(ここで、(x1,y1)およ
び(x2,y2)はこれらのピクセルの座標である)。一
定の入力Gをディザリングする結果、出力B1=B
(x1,y1)およびB2=B(x2,y2)は以下の可能
な組合せを有する。 G≧T1かつG≧T2ならば、B1=1かつB2=1; G<T1かつG<T2ならば、B1=0かつB2=0; さもなくば、B1≠B2 式中、B=1は白点を表し、B=0は印刷のための黒点
を表現する。1個の出力ピクセルが黒であり別のものが
白である時、それらの2ピクセル間の距離は、上に概説
した理由で視覚的外観と無関係である。両方のピクセル
が白である場合、以下の場合の視覚的外観を考慮しなけ
ればならない。 M/2≧Gならば、G≧T1かつG≧T2
【0026】この場合、両方の出力ピクセルは白であ
り、白点はマイノリティである。従って、(x1,y1
と(x2,y2)との間の対応する距離は、ハーフトーン
画像の視覚的外観と関連する。上に概説した分析によれ
ば、この距離は、理想化される確率的スクリーンの出力
について、αg-1/2またはα(G/M)-1/2以上であ
る。この場合における全部のGのうち、Gがクリティカ
ルな場合は最小のもの、つまり、(x1,y1)および
(x2,y2)の2ピクセル間の最も大きい距離を要求す
る、Gc=Max(T1,T2)である。
【0027】同様に、両方のドットが黒いドットとして
現れる場合、以下の場合における視覚的外観が考慮され
なければならない。 G≧M/2ならば、G<T1かつG<T2
【0028】この場合における全部のGのうち、最も大
きいGは、Gc=Min(T1,T2)により与えられ、
それは、(x1,y1)および(x2,y2)の間に最も大
きい距離α(l−Gc/M)-1/2を要求する。
【0029】数学的には、理想化された確率的スクリー
ンと選択されたものの差を評価するために、メリット関
数q(T2,T2)が使用できる。例えば、以下の選択
は、後述する実験に使用される。 q(T1,T2)=exp(−Cd2/dc 2) (1) ここで、 d2=(x1−x22+(y1−y222>M/2かつT1>M/2ならば、 dc 2=M/[M−Min(T1,T2)] T2≦M/2かつT1≦M/2ならば、 dc 2=M/Max(T1,T2) さもなくば、dc 2=0、すなわちq=0、 Cは定数。
【0030】スクリーンより大きい画像をハーフトーン
化するためにディザリングスクリーンが繰り返し使用さ
れるので、ディザリングスクリーンからの任意の選択さ
れた対のピクセルについて、対応するハーフトーン画像
における最も近い空間距離はディザリング方法に依存
し、メリット関数に使用されるべきである。全体のメリ
ット関数は全部の可能な組合せの寄与を含むはずであ
る。実験において、q(T 1,T2)の総和は最適化のた
めであった。すなわち、 Q=Σq(T1,T2) (2) ただし、Σは全部の(x1,y1)≠(x2,y2)に関す
る。
【0031】その後、確率的スクリーンの設計は一般的
な最適化問題になる。選択したスクリーンのしきい値が
再構成されると、メリット関数は、方向およびステップ
を決定するために評価され得る。多くの既存の最適化技
法がこの手法に適用できる。最も単純な方法は、1対の
ピクセルを無作為に選択し、しきい値をスワップして全
体のメリット関数Qが低減するかどうかを確かめること
である。スワップした対に関連するそれらのQ値だけを
再計算すればよいので、Qの評価は著しい計算時間を費
さない。全部の初期しきい値は、標準の乱数発生器によ
って無作為に選択された。
【0032】代替として、既存のスクリーンからのしき
い値の割当を使用することができる。メリット関数とし
て式(1)によって記述されたガウス関数の他に、バタ
ーワース関数やそのフーリエ変換といった他の関数が試
験された。他の最適化関数も可能である。各反復につい
て、1対のピクセルがディザリングスクリーンから無作
為に選択され、それらのしきい値をスワップし、メリッ
ト関数Qの変化が計算された。Qが低減しない場合、し
きい値は復元される。そうでなければ、次の反復が実行
される。最適化プロセスは、しきい値の満足した分布が
得られるまで継続する。
【0033】単色確率的スクリーンに関する上述の問題
は、本発明に従った確率的ハーフトーンスクリーニング
方法の様々な例示的な実施形態による、ハーフトーン化
されたカラードキュメントの不可視のカラーウォーター
マークを生成するために発展させることができる。
【0034】Wangの米国特許第5,790,703
号は、共役確率的スクリーンを用いて白黒ドキュメント
をディジタルにウォーターマーキングすることに言及し
ている。
【0035】全部のエレメント(x,y)について対応
するしきい値の対が以下の関係を有するならば、同一サ
イズおよび同一形状を有する2つのスクリーンT
1(x,y)およびT2(x,y)は共役である。 T1(x,y)+T2(x,y)=M (3) ここでMは全部の可能レベルの数である。入力値G
(x,y)としきい値T(x,y)との間の関係に基づ
き出力B(x,y)のバイナリステータスを定義するし
きい値処理規則によって、以下を与える。 G(x,y)≧T(x,y)ならば、B(x,y)=
1; G(x,y)<T(x,y)ならば、B(x,y)=0 入力画像が一定の値G(x,y)=M/2を有するなら
ば、式(3)における2個の共役スクリーンT1(x,
y)およびT2(x,y)によって生成される2個のバ
イナリ出力B1(x,y)およびB2(x,y)は、全部
のピクセルについてのまさしくバイナリ補数であるとい
うことを指摘することは興味深い。すなわち、あらゆる
黒ピクセルのB1は、同じピクセル位置(x,y)に対
応する白ピクセルのB2を有しており、逆もまた同様で
ある。入力レベルG(x,y)<M/2であれば、B1
とB2との間のバイナリ補数関係は、この場合でのマイ
ノリティとして、全部の白点にあてはまる。G(x,
y)>M/2ならば、B1とB2との間のバイナリ補数関
係は、同様に、この場合のマイノリティとして、黒点に
あてはまる。
【0036】確率的スクリーンに関する上記検討から、
2のすべての出力レベルについて、スクリーン設計プ
ロセスの間に最適化されているT1の対応するレベルが
存在するので、良好に設計された確率的スクリーンT1
(x,y)の共役スクリーンT2(x,y)もまた、良
好に設計された確率的スクリーンである、ということを
理解するのは難しくない。主要な相違は、T1のレベル
が黒のマイノリティを備える場合、T2の対応するレベ
ルは白のマイノリティを備え、同様に、白のマイノリテ
ィを備えるT1についてもそうである、ということであ
る。以下の2つの場合を考えよう。
【0037】第1の例において、2つの同一のハーフト
ーン画像が、確率的スクリーンT1(x,y)を用いて
生成され、2つの透明画にそれぞれ印刷される。2つの
透明画が相互に重ねられて、透き通し(show-through)モ
ードで見える場合、全体の外観は2つのハーフトーン画
像間の相対位置に依存する。最大限または最も明るい透
き通しは、いかなる横方向移動または回転も伴わずに2
つの画像の完全なピクセル間の位置合わせによってのみ
得ることができる。この論述がハーフトーン画像の二次
元自己相関の類似であることを認識するべきである。最
大限の透き通しは、自己相関のピーク値、すなわち相関
の正のピークに対応する。
【0038】別の例において、2つのハーフトーン画像
は、式(3)により定義された2つの共役な確率的スク
リーンT1(x,y)およびT2(x,y)によってそれ
ぞれ生成される。2つの共役スクリーンによって生成さ
れた2つのハーフトーン画像の相互相関は、上述の自己
相関とは反対に、2つのハーフトーン画像が相互に重ね
られて、完全に位置合わせされた後に、全体の外観が最
小限または最も暗い透き通しに達するように振る舞う。
数学的にこれは、相互相関の否定のピーク、つまり簡単
にいえば相関の負のピークに対応する。
【0039】これらの2つの事例は、第2のハーフトー
ン画像のいくつかの部分が共役スクリーンT2(x,
y)を使って生成され、第2の画像の残りの部分が第1
のハーフトーン画像を生成するために使用されるものと
同じ確率的スクリーンT1(x,y)によって生成され
るように、相対的に組合せることができる。第1のもの
の上に第2の画像の透明画を置くと、最も明るいものと
最も暗い透き通しとの間に強いコントラストが起こり、
それが本発明に従ったディジタルウォーターマーキング
のシステムおよび方法のための基礎を設定する。
【0040】実際的には、上述の第2のハーフトーン画
像の2つの部分を結合することは、第1の確率的スクリ
ーンT1(x,y)と同じ形状およびサイズを有する新
しい確率的スクリーンT2(x,y)を設計することに
よって実現することができる。新しい確率的スクリーン
2の一部は、第1の確率的スクリーンT1の対応する部
分と共役に作成され、新しい確率的スクリーンT2の他
の部分は第1の確率的スクリーンT1の部分と同一に作
成される。例えば、確率的スクリーン設計の最適化条件
を修正することによって、第2のスクリーンによる2つ
の部分間の境界を視覚的にシームレスにすることが可能
である。従って、新しい確率的スクリーンT2によって
生成されるハーフトーン画像は、第1の確率的スクリー
ンT1によって生成されるハーフトーン画像とまったく
同じに良好に見える。共役関係のための部分の形状によ
って定義されるウォーターマークは視覚的に知覚できな
いが、情報は隠されているか、または、相関度に従った
態様で確率的スクリーンによって生成されるハーフトー
ン画像に組み込まれる。
【0041】上記の手順は特に、例えばシアンおよびマ
ゼンタといった複数の色分解に適用できる。複数の色分
解または色分解の組合せの確率的スクリーンのウォータ
ーマークおよび残部を分離する部分について同一関係お
よび共役関係を交番させることによって、ウォーターマ
ークは、共役相関の部分と自己相関の部分との間の高コ
ントラスト色として顕著に可視となるであろう。
【0042】さらに、共役相関領域と自己相関領域との
差異から生じる増大した信号が画像処理技法で検出し得
ることが認められよう。詳細には、ディジタルウォータ
ーマークされたカラー画像をスキャンし、ディジタル化
し、ディジタル化されたカラー画像の上に共役カラー画
像を電子的に重畳してディジタル化カラー画像のウォー
ターマーク領域を検出することが可能であろう。
【0043】オーセンチケーション可能なドキュメント
を生成する代替方法において、情報はまた、オリジナル
ドキュメントをハーフトーン化する間に、上述の2つの
確率的スクリーンT1(x,y)およびT2(x,y)間
で交番することによって組み込むことができる。従っ
て、ハーフトーン化されたドキュメントは、自己参照し
ており、いかなる特別な視覚化「キー」ページも、オー
センチケーション画像を見るために要求されない。2つ
の確率的スクリーンによって生成される部分は並んでい
るので、自己参照はスケーリングに影響されず、ハーフ
トーンのドキュメントが生成または転送される際の印刷
および/またはコピープロセスの間に導入されるひずみ
に対してロバストである。この代替方法を実現するため
には、第1および第2の確率的スクリーンを同時に設計
することが必要である。設計プロセスの間に、組合せス
クリーンの一般的な確率的スクリーンのための最適化要
求条件だけでなく、式(4)および(5)によって記述
される拘束も満たされなければならない。
【0044】本発明に従った画像処理システムおよび方
法は、多様なコンピュータまたはワークステーションハ
ードウェアプラットフォームにおいて使用され得る移植
性のあるソースコードを提供するオブジェクト指向ソフ
トウェア開発環境を用いてソフトウェアに容易に具体化
され得る。代替的に、本発明に従った画像処理システム
および方法は、標準の論理回路またはVLSI設計を用
いて一部または完全にハードウェアにおいて具体化する
ことができる。システムを具体化するためにソフトウェ
アまたはハードウェアを使用するかどうかは、システム
の速度および効率の要求条件、特定の機能、および利用
している特定のソフトウェアまたはハードウェアシステ
ムおよびマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュー
タシステムに依存する。しかし、画像処理システムは、
コンピュータ技術の一般知識とともにここに提示された
機能に関する記載から過度の実験を伴わずに当業者によ
って容易に開発することができる。
【0045】図1は、本発明に従ったカラー画像処理シ
ステムの1つの例示的な一般的実施形態のブロック図を
示す。図1に示すように、オリジナルドキュメントの電
子表現が、画像入力端末110から、デバイスの特性と
関連したフォーマットで、一般にnビット/ピクセルで
定義されるピクセルにより得られる。電子画像信号は、
画像処理装置120によって、画像出力端末130での
再現に適切な画像が得られるように処理されるように指
示される。画像処理装置120は一般に、mビットディ
ジタル画像データ信号を、特定のプリンタまたは他のデ
バイスを駆動するために適切なnビット画像データ信号
に変換する(ここでmおよびnは整数値である)、ハー
フトーン処理装置200を含む。一般的に、画像は、そ
のページの外観を記述する、ページ記述言語フォーマッ
トで表現され得る。そうした場合において、画像処理装
置120は、ページの分解のための処理要素および、プ
リンタを駆動するために適切な信号を供給する色変換要
素を備え得る。
【0046】図2は、ハーフトーン処理装置200の動
作特性を示す。この例において、カラー処理システム
は、4つの色分解を用いて例示されている。4つの色分
解C(x,y)、M(x,y)、Y(x,y)およびK
(x,y)は、mビット入力をnビット出力に低減する
ためのハーフトーン化目的で各プロセスにおいて独立に
得られる。図2に図示の通り、スクリーンマトリックス
情報のソース、スクリーンマトリックスメモリ206
は、入力を、各色分解のための複数のコンパレータ21
0、220、230および240に供給する。コンパレ
ータ210、220、230および240への他の入力
は、mビット色分解画像データである。個々の210、
220、230および240の出力は、レンダリングさ
れるプリンタまたは類似デバイスに指示され得るnビッ
ト出力である。この図例は、個別のスクリーンマトリッ
クスが個々のコンパレータ210、220、230およ
び240に供給され得る点で、高度に簡略化されてい
る。
【0047】図3および4は、例えば、以下に述べる確
率的スクリーンプロセスによってそれぞれ生成される第
1および第2の確率的スクリーンによりマゼンタの色分
解において生成される2つのハーフトーンパターンを示
している。これらのパターンは単一のカラーレベルを表
現している。スクリーンは、それらのスクリーンが生成
したパターンが、低空間周波数において非常に小さなパ
ワーを有する高周波パターンであるように設計されてい
る。設計手順は、パターンがページ全体に以降のハーフ
トーンセルによって複製される時に、各セルの繰り返し
によるような、いかなるエッジ効果も存在しないよう
に、セル境界におけるラップアラウンドを考慮してい
る。
【0048】図4に示された第2の確率的スクリーンの
一部は、図3に示された第1のスクリーンの対応する部
分と同一であるが、第2のスクリーンの他の部分は第1
のスクリーンの対応する部分の共役である。2つのスク
リーンのしきい値がそれぞれT1(x,y)およびT
2(x,y)によって表現される場合、2つの確率的ス
クリーン間の同一関係および共役関係は、以下のように
記述される。 T2(x,y)=T1(x,y),および (4) T2(x,y)=M−T1(x,y) (5) ここでMは全部の可能な画像値レベルの数である。
【0049】綿密な調査を要さずに、第2のハーフトー
ンパターンは第1のパターンと極めて類似して見えるは
ずである。図3のパターンが慎重な位置合わせにより図
4の上に置かれた時には、符号化された情報は巨視的な
(例えば、ハーフトーンのセルサイズ)レベルで自らを
露呈するであろう。情報は、2つのパターン間の相関関
係において符号化され、広範な領域全体で巨視的に反復
されるのであり、微細な細部または微視的なパターンに
おいてではない。
【0050】図5および6は、図の左側部分に2つのハ
ーフトーンスクリーンAおよびA’を、図の右側部分に
一定の入力レベルG=128を備える対応するハーフト
ーン出力パターンを例示している。ハーフトーンパター
ンは、例えば上述の確率的方法によるマゼンタの色分解
において生成される。図5および6に示された2つのハ
ーフトーンスクリーンAおよびA’は、相互に共役であ
り、ここにおいて個々の数字はしきい値を表現してい
る。
【0051】図7は、図5の右側部分に示されたスクリ
ーンAのハーフトーン出力が、それ自体の上に置かれた
場合に形成される、結果として得られるパターンを例示
している。図8は、図5および6の右側部分に図示され
たスクリーンAおよびA’の2つのハーフトーン出力そ
れぞれが相互に重ねられた場合に形成される、結果とし
て得られるパターンを例示している。図7に示されたパ
ターンは、自己相関のピーク値が0シフトで生起するの
で、図5の右側部分のパターンと同一である。しかし、
図5および6の右側部分の2つのバイナリパターン間の
共役相関の結果は、負ピーク相関を明らかにする。それ
らの2つの重なり合ったバイナリパターンに「OR」演
算を適用することに類似である結果として得られるパタ
ーンは、図8に示された画像によって指示されるよう
に、完全に色飽和するであろう。128より大きいカラ
ー入力値Gが図5および6の2つのハーフトーンスクリ
ーンAおよびA’に適用された場合、2つのハーフトー
ン出力の重ね合わせによって得られる結果は、完全に色
飽和とはならないであろう。むしろ、その結果は、双方
がカラー入力値Gを表現する2つのハーフトーンパター
ンの全部の可能な組合せの間で最も暗いものであろう。
明らかに、それは128未満のGのカラー入力値につい
て完全に色飽和である。
【0052】図9は、2つのハーフトーンスクリーンお
よび、例えばマゼンタの色分解におけるそれぞれ2つの
スクリーンによる2つのハーフトーン出力のオーバレイ
を例示する。第2のハーフトーンスクリーンの上側部分
は、第1のハーフトーンスクリーンの上側部分の共役で
ある。対照的に、第2のハーフトーンスクリーンの下側
部分は、第1のハーフトーンスクリーンの下側部分と同
一である。右に示されたハーフトーン出力間の結果とし
て得られる共役相関および自己相関は明白になる。さら
に重要なこととして、上側部分が共役要素を含み、下側
部分が同一要素を含んでいるので、出力の視覚的コント
ラストは、それらのエリアに対して著しく変更されてい
る。詳細には、下側部分は強く肯定的に相関するのに対
し、上側部分は強く否定的に相関する。
【0053】図10は、図7と同様に、2つのハーフト
ーンスクリーンおよび、例えばシアンの色分解における
それぞれ2つのスクリーンによる2つのハーフトーン出
力のオーバレイを例示する。図10の右側のオーバレイ
の上側部分および下側部分は、図9に示されたハーフト
ーンパターンとは逆になっている。第2のハーフトーン
スクリーンの下側部分は、第1のハーフトーンスクリー
ンの下側部分の共役である。対照的に、第2のハーフト
ーンスクリーンの上側部分は、第1のハーフトーンスク
リーンの上側部分と同一である。
【0054】図11は、図9および10の右側の2つの
ハーフトーンパターンが各自の色分解において相互の上
に直接置かれた時に形成される強いコントラストになっ
たカラー画像を例示している。結果として得られる画像
は、共役相関部分と自己相関部分を形成する部分間のシ
アンおよびマゼンタの色分解の間での最も強いカラーコ
ントラストを明らかにする。強調されたカラーコントラ
ストは、カラーウォーターマークを形成するための視覚
的パターン、形状または輪郭を表現するために使用でき
る。
【0055】図12は、各サブセルがディジタル化され
たX字ロゴを含んでいる、2つのサブセルを個々のハー
フトーンスクリーンに含む2つの拡大された確率的ハー
フトーンスクリーンを例示する。ハーフトーンスクリー
ンの各々において、下部サブセル1202および120
4は、上部サブセル1201および1203の対応する
領域に共役である領域を有する。詳細には、共役領域
は、ディジタル化されたX字ロゴの内側部分および外側
部分により形成される境界間に定義される。ディジタル
化されたX字ロゴの外側部分に対応する第1のハーフト
ーンスクリーンの上部サブセル1201のエリア123
0のスクリーンエレメントは、ディジタル化されたX字
ロゴの外側領域に対応する第1のハーフトーンスクリー
ンの下部サブセル1202のエリア1240のスクリー
ンエレメントと同一である。すなわち、エリア1230
および1240は同一である。しかし、ディジタル化さ
れたX字ロゴの内側領域に対応する第1のハーフトーン
スクリーンの上部サブセル1201のエリア1210の
スクリーンエレメントは、ディジタル化されたX字ロゴ
の内側領域に対応する第1のハーフトーンスクリーンの
下部サブセル1202のエリア1220のスクリーンエ
レメントと共役である。
【0056】下部サブセルの少なくとも1つの部分が上
部サブセルの少なくとも1つの部分と共役であることが
理解され得る。第1のハーフトーンスクリーンの上部サ
ブセルおよび下部サブセル1201および1202は、
例えばマゼンタといった第1の色分解において生成され
得る。
【0057】第2の確率的ハーフトーンスクリーンにお
いて、第2のハーフトーンスクリーンの上部サブセル1
203は、第1のハーフトーンスクリーンの上部サブセ
ル1201と同一である。しかし、上部サブセルおよび
下部サブセル1201および1202間の内側領域12
30および1240の第1のハーフトーンスクリーンに
ついて定義される共役関係とそれぞれ異なり、ディジタ
ル化されたX字ロゴの内側部分に対応する第2のハーフ
トーンスクリーンの上部サブセル1203の領域125
0のスクリーンエレメントは、ディジタル化されたX字
ロゴの内側部分に対応する第2のハーフトーンスクリー
ンの下部サブセル1204の領域1260のスクリーン
エレメントと同一である。逆に、ディジタル化されたX
字ロゴの外側部分に対応する第2のハーフトーンスクリ
ーンの上部サブセル1203の領域1270のスクリー
ンエレメントは、ディジタル化されたX字ロゴの外側部
分に対応する第2のハーフトーンスクリーンの下部サブ
セル1204の領域1280のスクリーンエレメントと
共役である。
【0058】下部サブセルの少なくとも1つの部分が上
部サブセルの少なくとも1つの部分と共役であることが
理解され得る。第2のハーフトーンスクリーンの上部サ
ブセルおよび下部サブセル1203および1204は、
例えばシアンといった第2の色分解において生成するこ
とができる。
【0059】上述の検討から、第1および第2のハーフ
トーンスクリーンが同じサイズ、同じ形状および同じ位
置により少なくとも2つの部分を含んでいることが理解
され得る。これらの共通部分は、エリア1210、12
20、1250および1260として、所望のウォータ
ーマーク、例えばX字ロゴとして設計することができ
る。
【0060】2つのスクリーンが両方とも同じ確率的ス
クリーン最適化に基づいているので、2つのスクリーン
によって生成されるパターンは、単一の画像において一
緒に見られる時にはほぼ同一に見える。しかし、画像
が、例えば、図12の第1および第2のスクリーンを含
む画像を例えば透明画に印刷し、その画像を画像記録媒
体に印刷された別の画像へ1サブセルの距離だけ慎重に
シフトするという機械的な作用によるなどして、それ自
体に対してシフトされた場合、画像間の異なる色分解の
自己相関および共役相関は顕著に明白になる。
【0061】図13は、図12に示されたものと同様な
スクリーンを含むそうしたカラー画像を示し、図14
は、図13の画像の結果的に得られる重ね合わされシフ
トされたカラーバージョンを示す。
【0062】図12はディジタル化されたX字ロゴの内
側部分および外側部分に対応するドメインにおける共役
関係を例示しているが、当業者は、このプロセスを、所
望のウォーターマークの2より多い部分との共役関係を
包含するように容易に応用できることが理解され得る。
すなわち、スクリーンは、必要に応じて、ウォーターマ
ークを含んでいるサブセルを、交番に共役相関している
3以上の領域に配分することができる。従って、個々の
色分解スクリーンは、サブセルの各々の内部のウォータ
ーマークの部分間および、他のものの各々の内部のウォ
ーターマークの部分間で、交番する共役相関および自己
相関関係を与える少なくとも3個のサブセルを含むこと
ができる。従って、異なる色分解において生成される個
々のスクリーンが適切に重ねられ、それに応じてシフト
されるので、コントラストのある分解色は、ウォーター
マークの交番に共役な部分間で容易に可視となり得る。
【0063】さらに、確率的ハーフトーンスクリーンの
共役および自己相関の部分は、ハーフトーンスクリーン
の非隣接領域において生成できる。当業者は、ハーフト
ーン化されたカラー画像の非隣接部分に共役部分および
同一部分を容易に置くことができ、ハーフトーンスクリ
ーンを相互の上に直接重ね合わせるのと同じ結果を生じ
るために、確率的ハーフトーンスクリーンのうちの1個
以上を適切にシフトできよう。
【0064】上述の機械的な比較技法に関して説明した
が、自己相関および共役相関の領域間の差異から得られ
る増大した信号が画像処理技法で検出できることがさら
に理解されるであろう。詳細には、ディジタルウォータ
ーマークされた画像をスキャンおよびディジタル化し、
ディジタル化された画像の上に共役画像を電子的に重ね
合わせてディジタル化されたカラー画像のウォーターマ
ークされた領域を検出することが可能であろう。
【0065】オーセンチケーション可能なドキュメント
を生成する代替方法において、情報はまた、オリジナル
ドキュメントをハーフトーン化する間に、2つのハーフ
トーンセル間で交番することによって包含され得る。従
って、ハーフトーン化されたドキュメントは、自己参照
しており、いかなる特別な視覚化「キー」ページもオー
センチケーション画像を見るために要求されない。2つ
の確率的セルによって生成される部分が並んでいるの
で、自己参照は、スケーリングに影響されず、ハーフト
ーンドキュメントが生成または転送される際の印刷およ
び/またはコピープロセスの間に導入されるひずみに対
してロバストである。
【0066】複数の色分解における確率的ハーフトーン
スクリーンの使用は、共役および非共役境界の相対的境
界に沿って著しく強いカラーコントラストを備える多色
ウォーターマークを可能にする。従って、本発明に従っ
たシステムおよび方法を用いて生成されるカラーウォー
ターマークは、カラードキュメントにおいて非常に見や
すく、カラー画像から容易に識別可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったカラーイメージングシステムの
1つの例示的な実施形態のブロック図である。
【図2】本発明に従ったハーフトーンスクリーニング装
置の1つの例示的な実施形態のブロック図である。
【図3】2つ共役確率的ハーフトーンスクリーンによっ
て生成される2つのハーフトーン画像を例示する。
【図4】2つ共役確率的ハーフトーンスクリーンによっ
て生成される2つのハーフトーン画像を例示する。
【図5】2つのハーフトーンスクリーンAおよびA’を
例示し、ここでハーフトーンスクリーンA’はハーフト
ーンスクリーンAの共役スクリーンである。
【図6】2つのハーフトーンスクリーンAおよびA’を
例示し、ここでハーフトーンスクリーンA’はハーフト
ーンスクリーンAの共役スクリーンである。
【図7】図5のハーフトーン出力がそれ自体の上に直接
置かれた時に得られる結果を例示する。
【図8】図5および6に示されたハーフトーンスクリー
ンAおよびA’の2つの出力パターンが相互に重ねられ
た時に得られる結果を例示する。
【図9】2つのハーフトーンスクリーンを例示してお
り、ここで2つのスクリーンの上側部分および下側部分
はそれぞれ相互に共役および同一である。
【図10】2つのハーフトーンスクリーンを例示してお
り、ここで2つのスクリーンの下側部分および上側部分
はそれぞれ相互に共役および同一である。
【図11】図9および10のハーフトーンスクリーンに
よる2つの出力パターンが相互に直接重ねられた時に形
成される画像を例示する。
【図12】本発明の例示的な実施形態に従った相互に隣
接して置かれた第1の確率的ハーフトーンスクリーンお
よび第2の確率的共役ハーフトーンスクリーンを例示す
る。
【図13】図12の例示的な実施形態に従った不可視の
ウォーターマークを含んでいるカラー画像を示す。
【図14】本発明の例示的な実施形態に従った不可視の
ウォーターマークが露呈された図13のカラー画像を示
す。
【符号の説明】
110 スキャナ、コンピュータ画像ジェネレータ、画
像記憶装置 120 画像処理装置 130 表示装置、プリンタ、画像記憶装置 200 ハーフトーン処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/40 D Fターム(参考) 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE13 CE16 CH01 CH11 5C076 AA14 BA06 5C077 LL14 MP02 MP08 NN04 NN08 PP23 PP33 5C079 HB02 LA02 LA10 LC13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認証可能なカラー・ドキュメントを生成
    するプロセスであって、 前記カラー・ドキュメントは複数の色分解を有し、 認証画像が該カラー・ドキュメントに挿入され、該認証
    画像は該カラー・ドキュメントにおいて容易に視覚的に
    知覚されず、 第1の確率的ハーフトーン・スクリーンを使用して、少
    なくとも第1の色分解に対応する画像データをハーフト
    ーン化するステップであって、 前記第1の確率的ハーフトーン・スクリーンは複数のセ
    ルを有し、各々のセルは少なくとも1つの第1の領域と
    少なくとも1つの第2の領域を有し、 各々のセルは少なくとも第1の距離により隣接セルから
    空間的にオフセットされ、 第1の確率的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第
    1のセルの少なくとも1つの第1の領域が、第1の確率
    的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第2のセルの
    少なくとも1つの第1の領域と同一(identical)であ
    り、 第1の確率的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第
    1のセルの少なくとも1つの第2の領域が、第1の確率
    的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第2のセルの
    少なくとも1つの第2の領域と共役である、前記少なく
    とも第1の色分解に対応する画像データをハーフトーン
    化するステップと、 第2の確率的ハーフトーン・スクリーンを使用して、少
    なくとも第2の色分解に対応する画像データをハーフト
    ーン化するステップであって、 前記第2のハーフトーン・スクリーンは複数のセルを有
    し、各々のセルは少なくとも1つの第1の領域と少なく
    とも1つの第2の領域を有し、各々のセルは少なくとも
    第1の距離により隣接セルから空間的にオフセットさ
    れ、 第2の確率的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第
    1のセルの少なくとも1つの第1の領域が、第2の確率
    的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第2のセルの
    少なくとも1つの第1の領域と共役であり、 第2の確率的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第
    1のセルの少なくとも1つの第2の領域が、第2の確率
    的ハーフトーン・スクリーンの少なくとも第2のセルの
    少なくとも1つの第2の領域と同一である、前記少なく
    とも第2の色分解に対応する画像データをハーフトーン
    化するステップと、 マルチカラー画像を形成するために少なくとも第1およ
    び第2の色分解画像のハーフトーン化された画像データ
    を結合するステップと、 を有し、 前記マルチカラー画像の少なくとも第1のコピーが少な
    くとも第1の距離によりマルチカラー画像の少なくとも
    第2のコピーから空間的にオフセットされた場合、マル
    チカラー画像の少なくとも第1および第2のコピーの各
    々の少なくとも第1のセルがマルチカラー画像の少なく
    とも第1および第2のコピーの少なくとも第2のセルに
    位置合わせ(align)され、同一および共役領域のコント
    ラストが認証画像を形成するために視覚可能となる、 認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロセス。
JP2002017869A 2001-01-31 2002-01-28 認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロセス Expired - Fee Related JP3898519B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US773004 2001-01-31
US09/773,004 US6731409B2 (en) 2001-01-31 2001-01-31 System and method for generating color digital watermarks using conjugate halftone screens

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002281286A true JP2002281286A (ja) 2002-09-27
JP3898519B2 JP3898519B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=25096883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002017869A Expired - Fee Related JP3898519B2 (ja) 2001-01-31 2002-01-28 認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロセス

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6731409B2 (ja)
EP (1) EP1229725B1 (ja)
JP (1) JP3898519B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211658A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Xerox Corp ハーフトーンスクリーンへの様々な透かし情報の埋め込み
JP2008160841A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Xerox Corp カラー画像を生成する方法およびシステム
JP2012506174A (ja) * 2008-10-17 2012-03-08 北大方正集▲団▼有限公司 画像処理方法及び装置

Families Citing this family (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6993149B2 (en) * 2001-09-25 2006-01-31 Digimarc Corporation Embedding digital watermarks in spot colors
US7162035B1 (en) 2000-05-24 2007-01-09 Tracer Detection Technology Corp. Authentication method and system
US6844941B1 (en) * 2000-06-23 2005-01-18 Xerox Corporation Color halftoning using a single successive-filling halftone screen
US6993150B2 (en) * 2001-01-24 2006-01-31 Digimarc Corporation Halftone primitive watermarking and related applications
US20020178362A1 (en) * 2001-05-10 2002-11-28 Kwon Oh-Jin Method fo embedding hidden digital watermark into subband-decomposed image for identification of copyrighter
US20030072037A1 (en) * 2001-08-31 2003-04-17 Hamilton Jon W. System and method for imprinting a digital image with an identifier using black metamers
AU2002364255A1 (en) 2001-12-24 2003-07-15 Digimarc Id Systems, Llc Covert variable information on id documents and methods of making same
US7694887B2 (en) 2001-12-24 2010-04-13 L-1 Secure Credentialing, Inc. Optically variable personalized indicia for identification documents
JP3782369B2 (ja) * 2002-04-05 2006-06-07 株式会社日立製作所 ストレージ装置、コンテンツ配信システム及びコンテンツの配信方法
WO2003088144A2 (en) * 2002-04-09 2003-10-23 Digimarc Id Systems, Llc Image processing techniques for printing identification cards and documents
US8171567B1 (en) * 2002-09-04 2012-05-01 Tracer Detection Technology Corp. Authentication method and system
JP2004240931A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Sony Corp 画像照合装置、画像照合方法、およびプログラム
AU2003902810A0 (en) * 2003-06-04 2003-06-26 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Method of encoding a latent image
US8045219B2 (en) * 2003-06-05 2011-10-25 Stmicroelectronics, Inc. Printed media products including data files provided in multiple layers of encoded, colored dots
US7197161B2 (en) * 2003-06-20 2007-03-27 Xerox Corporation Embedding information in images using two-layer conjugate screening
AU2003903501A0 (en) * 2003-07-07 2003-07-24 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation A method of forming a reflective authentication device
WO2005002880A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-13 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Method of encoding a latent image
AU2003903502A0 (en) * 2003-07-07 2003-07-24 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation A method of forming a diffractive authentication device
US7215817B2 (en) 2003-08-20 2007-05-08 Xerox Corporation System and method for digital watermarking in a calibrated printing path
US7070252B2 (en) 2003-08-20 2006-07-04 Xerox Corporation System and method for digital watermarking in a calibrated printing path
US20050179955A1 (en) * 2004-02-18 2005-08-18 Shovgenyuk Mikhail V. Graphic element for protecting banknotes, securities and documents and method for producing said graphic element
US7352879B2 (en) * 2004-12-06 2008-04-01 Xerox Corporation Conjugate cluster screens for embedding digital watermarks into printed halftone documents
JP4604940B2 (ja) * 2005-06-10 2011-01-05 セイコーエプソン株式会社 双方向印刷を行うための画像処理装置および印刷装置
JP4289327B2 (ja) * 2005-06-27 2009-07-01 ブラザー工業株式会社 印刷制御用プログラム及び印刷システム
US7580155B2 (en) * 2005-12-19 2009-08-25 Xerox Corporation Tools to embed information into digital visual works
US7580153B2 (en) * 2005-12-21 2009-08-25 Xerox Corporation Printed visible fonts with attendant background
US8277908B2 (en) * 2006-05-11 2012-10-02 Xerox Corporation Substrate fluorescence mask for embedding information in printed documents
US8283004B2 (en) * 2006-05-11 2012-10-09 Xerox Corporation Substrate fluorescence pattern mask for embedding information in printed documents
JP4834473B2 (ja) * 2006-06-23 2011-12-14 キヤノン株式会社 画像処理システムおよび画像処理方法
US7952753B2 (en) * 2006-09-11 2011-05-31 Xerox Corporation System and method for replacing binary level masks in a page description
JP2008085695A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujitsu Ltd 電子透かし埋め込み装置および検出装置
US7949175B2 (en) 2007-01-23 2011-05-24 Xerox Corporation Counterfeit deterrence using dispersed miniature security marks
US7864979B2 (en) 2007-01-23 2011-01-04 Xerox Corporation System and method for embedding dispersed miniature security marks
US8821996B2 (en) * 2007-05-29 2014-09-02 Xerox Corporation Substrate fluorescent non-overlapping dot patterns for embedding information in printed documents
US8455087B2 (en) * 2007-06-05 2013-06-04 Xerox Corporation Infrared encoding of security elements using standard xerographic materials with distraction patterns
US8460781B2 (en) * 2007-06-05 2013-06-11 Xerox Corporation Infrared encoding of security elements using standard xerographic materials
US8009329B2 (en) * 2007-11-09 2011-08-30 Xerox Corporation Fluorescence-based correlation mark for enhanced security in printed documents
US7894103B2 (en) * 2008-02-20 2011-02-22 Xerox Corporation Variable data digital pantographs
US7869090B2 (en) * 2008-12-17 2011-01-11 Xerox Corporation Variable data digital pantographs
US8908905B2 (en) * 2009-10-29 2014-12-09 Lg Electronics Inc. Device and method for embedding watermarks in contents and for detecting embedded watermarks
US8194918B2 (en) * 2010-02-05 2012-06-05 Seiko Epson Corporation Embedded message extraction for visible watermarking
US8300882B2 (en) * 2010-02-05 2012-10-30 Seiko Epson Corporation Data adaptive message embedding for visible watermarking
US8243985B2 (en) * 2010-02-05 2012-08-14 Seiko Epson Corporation Bit pattern design for visible watermarking
US8240475B2 (en) 2010-06-15 2012-08-14 Xerox Corporation Color flicker boxes
US8451501B2 (en) * 2010-12-13 2013-05-28 Xerox Corporation Watermark decoding via spectral analysis of pixel spacing
EP2880851A4 (en) * 2012-07-30 2016-04-27 Hewlett Packard Development Co COPY OF DOCUMENT HAVING AN IMAGE IN THE SAME OF DATA CARRIER
CN104517259B (zh) * 2013-10-08 2018-01-26 北大方正集团有限公司 彩色文本文件中数字水印的嵌入方法和装置
US9176328B1 (en) 2015-02-09 2015-11-03 Nanografix Corporation Generic optical matrices having pixels corresponding to color and sub-pixels corresponding to non-color effects, and associated methods
US9188954B1 (en) * 2015-02-09 2015-11-17 Nanografix Corporation Systems and methods for generating negatives of variable digital optical images based on desired images and generic optical matrices
US9176473B1 (en) 2015-02-09 2015-11-03 Nanografix Corporation Systems and methods for fabricating variable digital optical images using generic optical matrices
US10831155B2 (en) 2015-02-09 2020-11-10 Nanografix Corporation Systems and methods for fabricating variable digital optical images using generic optical matrices
US10009503B1 (en) 2017-05-11 2018-06-26 Xerox Corporation Overlapped vector patterned two layer correlation marks
US10855878B2 (en) 2018-03-23 2020-12-01 Xerox Corporation Segmentation hiding layer for vector pattern correlation marks
CN110163789B (zh) * 2019-05-27 2020-12-25 北京交通大学 基于莫尔效应的半色调复印脆弱水印技术方法
EP4097962A4 (en) * 2020-01-30 2023-10-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. SIGNATURE CODING HALFTONE SCREENS
CN116089363B (zh) * 2023-04-04 2023-09-01 联宝(合肥)电子科技有限公司 数据处理方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337361C1 (en) * 1990-01-05 2001-05-15 Symbol Technologies Inc Record with encoded data
US5315098A (en) * 1990-12-27 1994-05-24 Xerox Corporation Methods and means for embedding machine readable digital data in halftone images
US5706099A (en) * 1995-06-05 1998-01-06 Xerox Corporation Method and apparatus for generating serpentine halftone images
US5673121A (en) * 1996-06-17 1997-09-30 Xerox Corporation Stochastic halftoning screening method
US5734752A (en) * 1996-09-24 1998-03-31 Xerox Corporation Digital watermarking using stochastic screen patterns
US5790703A (en) * 1997-01-21 1998-08-04 Xerox Corporation Digital watermarking using conjugate halftone screens
US6252675B1 (en) * 1998-05-08 2001-06-26 Xerox Corporation Apparatus and method for halftone hybrid screen generation

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211658A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Xerox Corp ハーフトーンスクリーンへの様々な透かし情報の埋め込み
JP2008160841A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Xerox Corp カラー画像を生成する方法およびシステム
JP2012506174A (ja) * 2008-10-17 2012-03-08 北大方正集▲団▼有限公司 画像処理方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3898519B2 (ja) 2007-03-28
EP1229725A3 (en) 2004-10-06
EP1229725B1 (en) 2011-12-28
US6731409B2 (en) 2004-05-04
EP1229725A2 (en) 2002-08-07
US20020102007A1 (en) 2002-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3898519B2 (ja) 認証可能なカラー・ドキュメントを生成するプロセス
US5790703A (en) Digital watermarking using conjugate halftone screens
US5734752A (en) Digital watermarking using stochastic screen patterns
US6721440B2 (en) Low visibility watermarks using an out-of-phase color
US7027614B2 (en) Hiding information to reduce or offset perceptible artifacts
EP1881690A2 (en) Digital watermarking process
US8064102B1 (en) Embedding frequency modulation infrared watermark in digital document
JP5372530B2 (ja) 知的ハーフトーン化によるuv暗号化
US20080159615A1 (en) Banknotes with a Printed Security Image That Can be Detected with One-Dimensional Signal Processing
JP4296126B2 (ja) スクリーン作成装置
US20050025333A1 (en) Method of watermarking for binary images
KR100547794B1 (ko) 화상처리방법
EP1936948A2 (en) Method for coherent watermark insertion and detection in color halftone images
JP2009071800A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
Chiang et al. Extrinsic signature embedding and detection in electrophotographic halftoned images through exposure modulation
US20060120557A1 (en) Conjugate cluster screens for embedding digital watermarks into printed halftone documents
Wang et al. Embedding digital watermarks in halftone screens
Knox et al. Digital watermarks using stochastic screens
Sharma et al. Show-through watermarking of duplex printed documents
JPH11355554A (ja) 画像情報処理方法および証明書等の偽造防止方法
JP2005159438A (ja) 画像処理方法
JP4525485B2 (ja) 画像形成方法、情報埋め込み方法、情報埋め込み装置、情報復号方法、情報復号装置、情報埋め込みプログラム、及び情報復号プログラム
TW200406717A (en) Watermarking
JP2006301334A (ja) 画像情報セキュリティ方法
WO2005006641A1 (en) Applying image watermarks to previously halftoned images

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees