JP2002280912A - 電子チューナ装置 - Google Patents

電子チューナ装置

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JP2002280912A
JP2002280912A JP2001079976A JP2001079976A JP2002280912A JP 2002280912 A JP2002280912 A JP 2002280912A JP 2001079976 A JP2001079976 A JP 2001079976A JP 2001079976 A JP2001079976 A JP 2001079976A JP 2002280912 A JP2002280912 A JP 2002280912A
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JP
Japan
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plate
ceiling
shield case
electronic tuner
tuner device
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Withdrawn
Application number
JP2001079976A
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English (en)
Inventor
Koji Otani
耕司 大谷
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールドケースの小型軽量化を保持して天井
板や底板の内部への落ち込みを防止してショートや収納
部品等の破損を確実に防止する。 【解決手段】 金属薄板により形成した前面板3、両側
板4,5、背面板及び天井板6や底板7を全体箱状に組
み立てて内部に配線基板9等を収納してなり、前面板3
を本体装置側のパネル20に密着した状態で取り付ける
シールドケース2を備える。前面板3に長さ方向の上端
縁3a若しくは下端縁3bに沿って内方へと屈曲された
受け部26,27を一体に形成する。ケース本体の天井
開口部2a及び底面開口部2bを閉塞する天井板6及び
底板7の先端縁部位24,25が前面板3に形成した受
け部26,27上に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機やオーディ
オ機器等に備えられる電子チューナ装置に関し、さらに
詳しくはシールドケースを構成する前面板と天井板若し
くは底板との組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子チューナ装置は、受信機やオーディ
オ機器等に備えられるが、電子部品や集積回路素子等を
実装した配線基板或いは電子部品等が金属薄板によって
形成された構成各部材を全体箱状に組み立ててなるシー
ルドケース内に収納されるとともに、このシールドケー
スが本体装置のパネルに取り付けられてなる。従来の電
子チューナ装置50においては、図5に示すように、前
面板52と、左右両側面板53、54と、図示しない背
面版とを組み合わせてシールドケース51を構成する枠
状のケース本体が構成される。電子チューナ装置50に
おいては、ケース本体の天井開口部及び底面開口部を天
井板55や図示しない底板を被冠するように組み付けて
シールドケース51が構成される。
【0003】電子チューナ装置50は、シールドケース
51の内部空間が図示しない仕切り板等によって区切ら
れており、この仕切り板や上述したケース本体の各構成
部材に支持されて電子部品や集積回路素子等を実装した
配線基板56が内部に組み付けられるとともに、図示し
ない適宜の電子部品等が収納される。電子チューナ装置
50には、前面板52に、信号入出力用の同軸ケーブル
を接続する同軸コネクタ56及び平行フィーダ線を接続
するモールドコネクタ57とが組み付けられている。電
子チューナ装置50には、例えば一方の側面板53に、
図示しないが信号ケーブルを接続する多ピンコネクタが
組み付けられている。
【0004】シールドケース51は、詳細を省略するが
前面板52や、両側面板53、54或いは背面板や仕切
り板の相対する突合せ部位に互いに対をなす係合凸部と
係合孔とが形成されており、これらを係合することによ
って組み立てられる。シールドケース51は、両側面板
53、54の上下縁に内方へと折曲されて多数個の受け
部59、60が一体に突設されるとともに、外側面にそ
れぞれ上下一対のリブ状凸部61、62が一体に形成さ
れている。シールドケース51は、図示しない背面板に
も同様にリブ状凸部が一体に形成されている。
【0005】天井板55には、その幅方向の両側縁に長
さ方向の全域に亘って側壁部63、64が一体に折曲形
成されるとともに、背面側の側縁にも同様に背面壁が一
体に折曲形成されている。側壁部63、64及び図示し
ない背面壁は、その高さが両側面板53、54の上端縁
からリブ状凸部61までの高さ位置とほぼ等しくされる
とともに、高さ方向の多数個の溝65、66によって多
数個の係合凸片67、68が切り分けられて形成されて
いる。各係合凸片67、68は、先端部が円弧状に折曲
されている。天井板55は、ケース本体の上方開口部を
被冠した状態で押し込まれることにより、側壁部63、
64及び背面壁の係合凸片67、68が側面板53、5
4のリブ状凸部61や背面板のリブ状凸部と相対係合す
ることによって組み付けられてケース本体の天井開口部
を閉塞する。
【0006】底板も、図示しないが天井板55と同様に
側壁部及び背面壁に係合凸片が形成されており、これら
係合凸片が側面板53、54のリブ状凸部62や背面板
のリブ状凸部と相対係合することによって組み付けられ
てケース本体の下方開口部を閉塞する。シールドケース
51は、天井板55や底板が、図6及び図7に示すよう
にその先端部位を前面板52の上端縁52aや下端縁5
2b上に載置された状態で保持される。
【0007】以上のように構成された電子チューナ装置
50は、シールドケース51が、その前面板52を装置
本体の取付パネル69にねじ70によって取り付けられ
る。取付パネル69には、図5に示すように同軸コネク
タ56を外方へと突出させる円形開口部71や、モール
ドコネクタ57を外方に臨ませる矩形開口部72が形成
されている。電子チューナ装置50は、前面板52がそ
の前面を取付パネル69の内面に密着した状態で接合さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子チューナ装
置50においては、上述したようにシールドケース51
が、同軸コネクタ56やモールドコネクタ57を組み付
けた前面板52の前面を取付パネル69の内面に密着さ
せた状態で接合される。シールドケース51は、このた
めに前面板52が平面性を保持して形成しなければなら
ず、側板53、54のように前面部に外側面に天井板5
5や底板を保持するための係合リブを形成することがで
きない。
【0009】したがって、シールドケース51において
は、天井板55や底板が、上述したようにその先端部位
を前面板52の上端縁52aや下端縁52bに載置した
状態でケース本体に組み付けられる。シールドケース5
1は、天井板55や底板を金属薄板によって形成する
が、主面をケース本体の天井開口部や底面開口部を閉塞
するに足る大きさを以って形成する。シールドケース5
1は、このために天井板55や底板に圧力が負荷された
場合に、主面部に厚み方向の撓みが発生して図6鎖線で
示すようにケース本体の内部へと落ち込むことがあっ
た。
【0010】電子チューナ装置50においては、天井板
55や底板の落ち込みによってシールドケース51の一
部に間隙が構成され、電磁的なシールド作用が劣化する
場合がある。また、ケース本体内部への落ち込みが大き
い場合、天井板55や底板の先端部位が配線基板や収納
した電子部品等と接触してショート現象を生じさせた
り、破損を生じさせる恐れがある。
【0011】電子チューナ装置50においては、例えば
天井板55や底板を厚みのある金属板によって形成する
対応を図ることも考慮される。しかしながら、かかる電
子チューナ装置50は、重量が大きくなるとともに装置
本体側の取付パネル69も篤くなり、全体として装置本
体を大型化、重量化するために実用的で無い。
【0012】したがって、本発明は、シールドケースが
小型軽量化を保持して天井板や底板の内部への落ち込み
を防止して、シールド作用の劣化を防止すると共にショ
ートや収納部品等の破損を確実に防止するようにした電
子チューナ装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明にかかる電子チューナ装置は、金属薄板によって形成
された前面板、両側板、背面板及び天井板や底板からな
る構成各部材を全体箱状に組み立ててるとともに内部に
配線基板や回路部品等を収納してなり、前面板が本体装
置側のパネルに対して密着した状態で取り付けられるシ
ールドケースを備えてなる。シールドケースの前面板に
は、長さ方向の上端縁若しくは下端縁に沿って内方へと
屈曲された受け部が一体に形成されてなる。
【0014】電子チューナ装置においては、天井板及び
底板が、両側板及び背面板に被冠されて組み合わされた
後にケース本体に押し込まれることにより、天井板や底
板が、それぞれの先端縁部位を前面板の上端縁及び下端
縁に形成した受け部上に載置されることで充分な受け面
を保持される。したがって、電子チューナ装置において
は、天井板や底板が、厚み方向の圧力を負荷された場合
においてもシールドケース内に撓んで落ち込むことが防
止され、シールド作用の劣化が防止されると共にシール
ドケース内に収納した配線基板や電子部品等と接触して
ショートしたり破損させるといった不都合の発生が確実
に防止されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として
示す電子チューナ装置1は、上述した従来の電子チュー
ナ装置50と基本的な構成をほぼ同様とし、図1乃至図
3に示すように、前面板3と、この前面板3の両端を支
持する左右の両側面板4、5と、図示しない背面板とに
よって枠状のケース本体を構成し、このケース本体の天
井開口部2aと底面開口部2bとに対して天井板6と底
板7とを組み合わせて外部と電磁的に遮蔽されたシール
ドケース2を構成してなる。なお、シールドケース2
は、上述した各構成部材がそれぞれ独立部材として形成
されるばかりでなく、例えば左右の側面板4、5と底板
7とを一体に形成した略コ字状の部材或いはこれらと背
面板とを一体に形成した部材を用いてもよいことは勿論
である。
【0016】シールドケース2は、上述した各板が金属
薄板により形成される。前面板3と両側面板4、5及び
背面板には、詳細を省略するが相手方と突き合わされる
それぞれの端部に係合凸部や係合孔が適宜形成されてお
り、相対するこれら係合凸部と係合孔とを係合すること
によって全体枠状に組み合わされる。両側面板4、5に
は、図1及び図2に示すように、それぞれの外側面に上
下縁から所定の高さに位置して互いに平行な長さ方向の
上側係合リブ4a、5aと下側係合リブ4b、5bとが
形成されている。両側面板4、5は、これら上側係合リ
ブ4a、5aと下側係合リブ4b、5bとが形成される
ことにより厚み方向の機械的強度の向上が図られるとと
もに、後述するようにこれら上側係合リブ4a、5aと
下側係合リブ4b、5bとが天井板6と底板7との結合
部を構成する。
【0017】天井板6は、主面部6aが上述したケース
本体の天井開口部2aを閉塞するに足る外形を有する全
体板状を呈して形成され、図1に示すように、この主面
部6aの両側縁に沿って側面部6b、6cが折曲形成さ
れている。天井板6には、側面部6b、6cに、下端縁
に開放された多数のスリット6d、6eを形成すること
により多数個の短冊状の係合片6f、6gを形成してな
る。各係合片6f、6gは、側面板4、5の上側係合リ
ブ4a、5aの高さ位置とほぼ等しい長さを有するとと
もに、それぞれ内側に凸となるように円弧状に湾曲され
ている。天井板6は、天井開口部2aを被冠するように
してケース本体に組み合わされた状態で押し込まれるこ
とによって、各係合片6f、6gが相対する両側面板
4、5の上側係合リブ4a、5aと係合することによっ
て天井開口部2aを閉塞して組み合わされる。
【0018】底板7も、主面部7aが上述したケース本
体の底面開口部2bを閉塞するに足る外形を有する全体
板状を呈して形成され、図2に示すように、この主面部
7aの両側縁に沿って側面部7b、7cが折曲形成され
ている。底板7には、側面部7b、7cに、上端縁に開
放された多数のスリット7d、7eを形成することによ
り多数個の短冊状の係合片7f、7gを形成してなる。
これら係合片7f、7gは、側面板4、5の下側係合リ
ブ4b、5bの高さ位置とほぼ等しい長さを有するとと
もに、それぞれ内側に凸となるように円弧状に湾曲され
ている。底板7は、底面開口部2bを被冠するようにし
てケース本体に組み合わされた状態で押し込まれること
によって、各係合片7f、7gが相対する両側面板4、
5の下側係合リブ4b、5bと係合することによって底
面開口部2bを閉塞して組み合わされる。
【0019】シールドケース2は、内部に前面板3と所
定の対向間隔を保持されかつ両側面板4、5に両端を支
持して仕切り板8が設けられることにより、内部空間が
仕切られてなる。仕切り板8は、両側面板4、5間の対
向間隔を保持しかつ内部空間のシールド作用を奏すると
ともに、後述するようにモールドコネクタ11の保持作
用を奏する。
【0020】シールドケース2には、内部空間内に詳細
を省略するが電子部品や集積回路素子等を実装した配線
基板9や各種の電子部品等が組み込まれる。配線基板9
は、詳細を省略するが外周部に係合凸部や係合孔が適宜
形成されており、前面板3や両側面板4、5或いは背面
板や仕切り板8に形成した係合孔や係合凸部に相対係合
されることによって、シールドケース2内に組み込まれ
る。配線基板9は、後述するようにその前端部位の一部
がコネクタ収納空間部12の底面部を構成し、モールド
コネクタ11を取り付ける一対の係合孔19が形成され
ている。
【0021】シールドケース2には、前面板3に同軸ケ
ーブルを接続する同軸コネクタ10が前方へと突出して
取り付けられる。シールドケース2には、前面板3と仕
切り板8との間にコネクタ収納空間部12が構成されて
おり、平行フィーダ線を接続するモールドコネクタ11
が組み付けられる。前面板3には、長さ方向のスリット
と、このスリットの中央位置から上端縁3aに達するス
リットとによって長さ方向に対向する一対の凸片13、
14が形成される。各凸片13、14は、前面板3と仕
切り板8との対向間隔とほぼ等しい長さを有している。
各凸片13、14は、モールドコネクタ11の高さとほ
ぼ等しい高さを有するとともに、図示しないが先端部に
係合凸部が形成されている。
【0022】シールドケース2は、図1及び図2に示す
ように、これら凸片13、14をそれぞれ内側へと折曲
して先端部を仕切り板8に突き当てるとともに、係合凸
部を仕切り板8側に形成した図示しない係合溝に相対係
合することにより、前面板3に開口するコネクタ収納空
間部12を構成する。コネクタ収納空間部12は、仕切
り板8によって背面部を、各凸片13、14によって両
側面部を、天井板6によって天井部を、さらに配線基板
9によって底面部を閉塞されてなる。
【0023】シールドケース2には、コネクタ収納空間
部12に対応して、仕切り板8に受け凸部15が形成さ
れている。仕切り板8には、図1に示すように上端から
所定の高さ位置にコネクタ収納空間部12の幅よりも短
い長さ方向のスリット8aが形成され、このスリット8
aによって構成されたブリッジ状部位を前方側へと突出
するように凸字状に押出形成することにより受け凸部1
5が形成されてなる。
【0024】コネクタ収納空間部12には、モールドコ
ネクタ11が組み付けられて収納される。モールドコネ
クタ11は、幅寸法と高さ寸法とがそれぞれコネクタ収
納空間部12の幅寸法と高さ寸法とにほぼ等しく、奥行
き寸法がコネクタ収納空間部12の奥行き寸法よりもや
や小さくして形成されてなる。モールドコネクタ11
は、それぞれ内部にアンテナ端子片が内蔵されてアンテ
ナ線が差し込まれる一対の差込孔16(16a、16
b)が前面に開口して形成されている。モールドコネク
タ11には、各差込孔16に差し込んだアンテナ線をア
ンテナ端子片に接続した状態でロックするロックレバー
17(17a、17b)が設けられている。モールドコ
ネクタ11には、底面部に幅方向に離間して一対の楔状
凸部18(18a、18b)が突設されている。
【0025】以上のように構成されたモールドコネクタ
11は、コネクタ収納空間部12内に収納され、楔状凸
部18が配線基板9に形成した係合孔19に相対係合さ
れることによって、配線基板9上に実装される。モール
ドコネクタ11は、配線基板9上に実装された状態にお
いて、その主面に形成した接続端子部に対して図示しな
い端子部が半田付けされて電気的接続が行われる。
【0026】モールドコネクタ11は、コネクタ収納空
間部12内に収納された状態において、背面部が仕切り
板8の受け凸部15に当接するとともに、両側面部が各
凸片13、14の内面に当接する。モールドコネクタ1
1は、前面が前面板3の前面3cと略同一面を構成して
外方へと臨ませられる。モールドコネクタ11は、受け
凸部15が上述したように形成されることによって、背
面部の全面に当接すること無くその一部で当接してコネ
クタ収納空間部12内に収納される。
【0027】電子チューナ装置1は、シールドケース2
の前面板3の前面3cを取付面として、例えば受信機や
オーディオ機器等の機器本体側のパネル20の内面に取
付ネジ21によって取り付けられる。パネル20には、
同軸コネクタ10に対応して円形開口部22が設けられ
るとともに、モールドコネクタ11に対応して矩形開口
部23が設けられている。矩形開口部23は、モールド
コネクタ11の差込孔16やロックレバー17を外方へ
と臨ませるが、その前面の外形寸法よりもやや小開口寸
法に形成されてなる。
【0028】電子チューナ装置1は、円形開口部22を
介して同軸コネクタ10の先端部をパネル20から外方
へと突出させるとともに矩形開口部23からモールドコ
ネクタ11の前面を外方に臨ませて、パネル20に取り
付けられる。電子チューナ装置1は、例えば同軸コネク
タ10に高周波入力用の同軸ケーブルが接続されるとと
もに、モールドコネクタ11に入出力用の平行フィーダ
線がそれぞれ差し込まれる。
【0029】電子チューナ装置1においては、モールド
コネクタ11がコネクタ収納空間部12内に収納された
状態において、前面をパネル20の内面に当接されると
ともに背面部が仕切り板8の受け凸部15に当接されて
保持される。電子チューナ装置1においては、モールド
コネクタ11が、背面部を仕切り板8によってその全面
を保持されることなく、当接面積の小さい受け凸部15
によって保持するように構成される。電子チューナ装置
1においては、仕切り板8と前面板20及びパネル20
の面精度及び相互の位置精度により、コネクタ収納空間
部12内においてこれら仕切り板8とパネル20とによ
ってモールドコネクタ11を強く挟み込むことがある。
電子チューナ装置1においては、モールドコネクタ11
に対して当接面積が小さな受け凸部15が当接した構造
であることから、仕切り板8が全面に当接する場合と比
較してコネクタ11に対して傾いたり前後方向に微小に
移動し得るような自由度を付与する。
【0030】したがって、電子チューナ装置1において
は、シールドケース2の各部材やパネル20を高精度に
形成するとともに高精度に組立することを要せず、仕切
り板8とパネル20とから比較的大きな圧接力が作用さ
れた場合でもコネクタ11に対するストレスの低減が図
られるようにする。電子チューナ装置1においては、か
かる構成によって、モールドコネクタ11のストレスが
各部に作用されて楔状凸部18や係合孔19に損傷が生
じたり配線基板9に形成されたパターンの剥離といった
問題の発生が低減される。
【0031】電子チューナ装置1においては、平行フィ
ーダ線を接続する際にモールドコネクタ11に対してや
や大きな負荷がかかるようになるが、この負荷が仕切り
板8の受け凸部15によって吸収されることでモールド
コネクタ11を介して配線基板9との接続部やシールド
ケース2全体に作用されることが抑制される。一方、電
子チューナ装置1においては、本体装置の仕様によって
各種のモールドコネクタ11が用いられることがある
が、仕切り板8に形成する受け凸部15の突出量を調整
することによって、シールドケース2の全体構成を変更
することなくその対応が可能となる。
【0032】ところで、電子チューナ装置1において
は、上述したようにシールドケース2の前面板3がその
前面3aをパネル20の内面に当接されて装置本体に対
して取り付けが行われる。したがって、電子チューナ装
置1においては、前面板3の前面3aを平坦面として形
成する必要がある。電子チューナ装置1においては、上
述したように側面板4、5や背面板に上側係合リブ4
a、5aや下側係合リブ4b、5bを形成して、天井板
6の各係合片6f、6gや底板7の各係合片7f、7g
を相対係合して取り付けが行われる。
【0033】換言すれば、シールドケース2は、天井板
6及び底板7がその両側面及び背面において、側面板
4、5や背面板に対して充分な機械的強度を保持されて
組み合わされてなる。シールドケース2は、天井板6及
び底板7が、その前端縁部位24、25を前面板3から
突出されないように直線でカットされた構造となってい
る。シールドケース2は、天井板6及び底板7が、その
前端縁部位24、25を図3及び図4に示すように前面
板3の前面3cと略同一面を構成するようにして上端縁
3aと下端縁3b上に載置されて組み合わしてなる。
【0034】シールドケース2は、天井板6及び底板7
がその前端縁部位24、25を前面板3に形成した上部
受け部26と下部受け部27とによってそれぞれ保持さ
れることによって、厚み方向に対して負荷がかけられた
場合においても、天井板6及び底板7が内部空間へと撓
んで落ち込まないように構成されている。すなわち、前
面板3には、図1及び図2に詳細を示すように上端縁3
aと下端縁3bとに沿って内方へと突出された庇状の上
部受け部26と下部受け部27とが一体に折曲形成され
てなる。
【0035】前面板3は、上述したようにコネクタ収納
空間部12にモールドコネクタ11が収納されることに
より、このモールドコネクタ11の上端縁3aに沿った
上面が天井板6の受け面を構成する。したがって、前面
板3には、図1に示すように受け面が無いコネクタ収納
空間部12と反対側の同軸コネクタ10を取り付けた部
位に対応した上端縁3aに、一対の上部受け部26a、
26bが折曲形成されてなる。シールドケース2は、上
述したようにケース本体の天井開口部2aを閉塞して天
井板6が組み付けられるが、この天井板6の前端縁部位
24がモールドコネクタ11の上面と上部受け部26
a、26bとによって保持される。
【0036】一方、前面板3には、図2に示すように下
端縁3b側に、長さ方向のほぼ全域に亘って下部受け凸
部27が折曲形成されてなる。シールドケース2は、上
述したようにケース本体の底面開口部2bを閉塞して底
板7が組み付けられるが、この底板7の前端縁部位25
が長さ方向のほぼ全域に亘って下部受け部27によって
保持される。
【0037】以上のように構成された電子チューナ装置
1においては、天井板6と底板7とが、その全周に亘っ
て前面板3、両側面板4、5及び背面板とによって保持
されてシールドケース2が構成される。したがって、電
子チューナ装置1は、天井板6や底板7に厚み方向の負
荷がかけられた場合においても、シールドケース2内へ
と落ち込むことが確実に防止されるようになる。電子チ
ューナ装置1は、天井板6や底板7がシールドケース2
内に落ち込んで配線基板9や収納した電子部品等に接触
してショートすることが防止される。電子チューナ装置
1は、天井板6や底板7がシールドケース2内に落ち込
み、隙間が生じて電磁的シールド作用が劣化することが
防止される。
【0038】なお、実施の形態として示した電子チュー
ナ装置1においては、前面板3に同軸コネクタ10やモ
ールドコネクタ11を取り付けるようにしたが、かかる
前面板3に限定されるものではないことは勿論である。
電子チューナ装置1は、例えば側面板等に上述したコネ
クタが取り付けられて天井板6の前端縁部位24の全域
を保持する部位が存在しない場合には、底板7と同様の
受け部が一体に形成される。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる電子チューナ装置によれば、両側板及び背面板に組
み合わされてケース本体の天井開口部と底面開口部とを
閉塞する天井板及び底板の先端縁部が前面板の上端縁及
び下端縁に形成した受け部上に載置されて保持されるよ
うにしたことによって厚み方向の圧力を負荷された場合
においてもシールドケース内に撓んで落ち込むことが防
止され、シールドケース内に収納した配線基板や電子部
品等と接触してショートしたり破損させるといった不都
合の発生が確実に防止されるとともに外部との電磁的密
閉状態が確実に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す電子チューナ装
置の要部分解斜視図である。
【図2】同電子チューナ装置の底面側からの要部分解斜
視図である。
【図3】同電子チューナ装置の要部縦断面図である。
【図4】同電子チューナ装置の一部切欠き要部平面図で
ある。
【図5】従来の電子チューナ装置の要部分解斜視図であ
る。
【図6】同電子チューナ装置の要部縦断面図である。
【図7】同電子チューナ装置の一部切欠き要部平面図で
ある。
【符号の説明】
1 電子チューナ装置 2 シールドケース 3 前面板 3a 上側縁 3b 下側縁 4 側面板 5 側面板 6 天井板 7 底板 8 仕切り板 9 配線基板 10 同軸コネクタ 11 コネクタ 12 コネクタ収納凹部 13 凸片 14 凸片 15 受け凸部 20 パネル 24 前端縁部位 25 前端縁部位 26 上部受け部 27 下部受け部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板によって形成された前面板、両
    側板、背面板及び天井板や底板からなる構成各部材を全
    体箱状に組み立てるとともに内部に配線基板や回路部品
    を収納してなり、前面板が本体装置側のパネルに対して
    密着した状態で取り付けられてなるシールドケースを備
    え、 前記シールドケースの前面板には、長さ方向の上端縁若
    しくは下端縁に沿って内方へと屈曲された受け部が一体
    に形成され、 天井開口部及び底面開口部とをそれぞれ閉塞する前記天
    井板若しくは底板が、それぞれの先端縁部位を前記受け
    部上に保持されて組み立てられることを特徴とする電子
    チューナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100911350B1 (ko) * 2002-12-13 2009-08-07 엘지이노텍 주식회사 튜너의 섀시
JP2016059620A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 サミー株式会社 遊技機における電磁シールド構造体及び遊技機

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KR100911350B1 (ko) * 2002-12-13 2009-08-07 엘지이노텍 주식회사 튜너의 섀시
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