JP2002280622A - ペルチェユニットおよびペルチェモジュール - Google Patents

ペルチェユニットおよびペルチェモジュール

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JP2002280622A
JP2002280622A JP2001076934A JP2001076934A JP2002280622A JP 2002280622 A JP2002280622 A JP 2002280622A JP 2001076934 A JP2001076934 A JP 2001076934A JP 2001076934 A JP2001076934 A JP 2001076934A JP 2002280622 A JP2002280622 A JP 2002280622A
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heat
peltier
moisture
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JP2001076934A
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Koichi Harada
浩一 原田
Jiyunichi Teraki
潤一 寺木
Mitsuhiro Tanaka
三博 田中
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿性能を十分に高め、しかも構成の簡単
化、小型化を達成する。 【解決手段】 1対のペルチェモジュール3と、1対の
ペルチェモジュール3のそれぞれを包囲すべく1対の穴
が形成された防湿枠4と、両ペルチェモジュール1の吸
熱側に配置された吸熱ヒートシンク1と、両ペルチェモ
ジュール1の排熱側に配置された排熱ヒートシンク2
と、両ヒートシンク1、2により形成される内部空間を
外部空間から区画する防湿テープ5と、両ヒートシンク
1、2を両ペルチェモジュール3に密着させるべく両ヒ
ートシンク1、2を連結する連結ねじ7とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はペルチェユニット
およびペルチェモジュールに関し、さらに詳細にいえ
ば、ペルチェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれに
熱交換器を配置してなるペルチェユニット、および複数
のペルチェ素子を互いに平行に配列し、隣り合うペルチ
ェ素子どうしを電極部材で電気的に接続することにより
全てのペルチェ素子を直列接続し、ペルチェ素子の吸熱
側および排熱側の電極部材にそれぞれ接するように熱伝
導性絶縁板を設けてなるペルチェモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、制御が容易であること、小型
化が容易であることなどの利点に着目して、ペルチェモ
ジュールが種々の分野で主として冷却のために採用され
ている。
【0003】また、ペルチェモジュールの吸熱側および
排熱側にそれぞれヒートシンクなどの熱交換器を配置し
てなるペルチェユニットも種々の分野で採用されてい
る。
【0004】そして、これらのペルチェモジュール、ペ
ルチェユニットを空気中で使用すると、外気条件によっ
ては吸熱側(冷却側)に結露が生じることが知られてい
る。ここで、ペルチェモジュール内のペルチェ素子は水
に弱く、水に接した状態で長期間使用すると、腐食し、
破損してしまう。
【0005】したがって、ペルチェモジュール、ペルチ
ェユニットとして防湿処理が施されたものが提案されて
いる。
【0006】図14は従来のペルチェモジュールの一例
を示す縦断面図である。
【0007】このペルチェモジュールは、複数のペルチ
ェ素子を互いに平行に配列し、隣り合うペルチェ素子ど
うしを電極部材で電気的に接続することにより全てのペ
ルチェ素子を直列接続し、ペルチェ素子の吸熱側および
排熱側の電極部材にそれぞれ接するようにセラミック基
板を設けてあり、全てのペルチェ素子の外側であって、
両セラミック基板の間隙に、全周にわたってシリコンゴ
ムを設けてなるものである。
【0008】図15は従来のペルチェユニットの一例を
示す縦断面図である。
【0009】このペルチェユニットは、ペルチェモジュ
ールの排熱側にヒートシンクを、吸熱側にアルミ製のベ
ース部材を、それぞれ配置してあり、ペルチェモジュー
ルを包囲する樹脂製のケースの一方の端縁部をエポキシ
接着剤を用いてベース部材に接続してあるとともに、他
方の端部に設けた凹所にOリングを収容してヒートシン
クに圧接してある。
【0010】図16は従来のペルチェユニットの他の例
を示す縦断面図である。
【0011】このペルチェユニットは、ペルチェモジュ
ールの排熱側にベース部材を、吸熱側にアルミブロック
を、それぞれ配置してあり、べース部材に取り付けられ
た防湿/衝撃緩和樹脂フレームの所定位置をアルミブロ
ックと接触させてある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図14のペルチェモジ
ュールは、シリコンゴムで防湿を達成しようとしている
ので、防湿性能が不十分であり、長時間の使用で水分が
侵入し、ペルチェ素子が破損してしまうおそれがある。
【0013】図15のペルチェユニットは、構造が複雑
であるとともに、配線処理が複雑であるから組立が困難
になり、しかも、ペルチェモジュールの外方にOリング
を配置するのであるから全体として大型化してしまう。
さらに、Oリングを収容する凹所とOリングに圧接され
る面を精度良く加工する必要がある。
【0014】図16のペルチェユニットは、ペルチェモ
ジュールを包囲する防湿/衝撃緩和樹脂フレームが必要
であるから全体として大型化し、しかも配線処理が複雑
であるから組立が困難になる。
【0015】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、防湿性能を十分に高め、しかも構成の簡
単化、小型化を達成することができるペルチェユニット
およびペルチェモジュールを提供することを目的として
いる。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1のペルチェユニ
ットは、ペルチェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞ
れに熱交換器を配置してなるものであって、吸熱側熱交
換器、および排熱側熱交換器により形成される内部空間
を外部空間と区画すべく防湿薄板材を貼着したものであ
る。
【0017】請求項2のペルチェユニットは、ペルチェ
モジュールを包囲する防湿枠を前記内部空間の所定位置
に配置したものである。
【0018】請求項3のペルチェユニットは、ペルチェ
モジュールのリード線を防湿薄板材を貫通させて外部空
間に導出したものである。
【0019】請求項4のペルチェユニットは、ペルチェ
モジュールのリード線を一方の熱交換器の所定位置を貫
通させて外部空間に導出し、リード線貫通部に防湿材を
充填したものである。
【0020】請求項5のペルチェユニットは、ペルチェ
モジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれに熱交換器を配
置してなるものであって、吸熱側熱交換器、および排熱
側熱交換器により形成される内部空間の所定位置にペル
チェモジュールを包囲する防湿枠を配置し、該防湿枠と
対応する熱交換器との間に防湿材を充填したものであ
る。
【0021】請求項6のペルチェユニットは、ペルチェ
モジュールのリード線を防湿枠を貫通させて外部空間に
導出したものである。
【0022】請求項7のペルチェユニットは、ペルチェ
モジュールのリード線を一方の熱交換器の所定位置を貫
通させて外部空間に導出し、リード線貫通部に防湿材を
充填したものである。
【0023】請求項8のペルチェユニットは、熱交換器
と正対する所定位置に凹所を有する防湿枠を配置し、該
防湿枠の凹所に防湿材を充填したものである。
【0024】請求項9のペルチェユニットは、吸熱側熱
交換器、および排熱側熱交換器により形成される内部空
間を外部空間と区画すべく防湿薄板材を貼着したもので
ある。
【0025】請求項10のペルチェユニットは、ペルチ
ェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれに熱交換器を
配置してなるものであって、吸熱側熱交換器、および排
熱側熱交換器により形成される内部空間を外部空間と区
画すべく防湿材層を設け、防湿材層よりも内側にペルチ
ェモジュールを包囲する防湿枠を設けたものである。
【0026】請求項11のペルチェユニットは、吸熱側
熱交換器と排熱側熱交換器とを、ペルチェモジュールを
押圧する状態となるように連結する連結ねじ部材をさら
に有するものである。
【0027】請求項12のペルチェユニットは、連結ね
じ部材の頭部を熱交換器に埋込状に装着してあるととも
に、頭部を収容する空間に防湿材を充填し、かつ防湿薄
板材を貼着したものである。
【0028】請求項13のペルチェユニットは、吸熱側
熱交換器と排熱側熱交換器とを防湿枠に接着することに
より、ペルチェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれ
に熱交換器を配置したものである。
【0029】請求項14のペルチェモジュールは、複数
のペルチェ素子を互いに平行に配列し、隣り合うペルチ
ェ素子どうしを電極部材で電気的に接続することにより
全てのペルチェ素子を直列接続し、ペルチェ素子の吸熱
側および排熱側の電極部材にそれぞれ接するように熱伝
導性絶縁板を設けてなるものであって、複数のペルチェ
素子よりも外側において、吸熱側熱伝導性絶縁板と排熱
側熱伝導性絶縁板との間隙に防湿材を充填し、防湿材の
外面に防湿薄板材を貼着したものである。
【0030】請求項15のペルチェモジュールは、複数
のペルチェ素子を互いに平行に配列し、隣り合うペルチ
ェ素子どうしを電極部材で電気的に接続することにより
全てのペルチェ素子を直列接続し、ペルチェ素子の吸熱
側および排熱側の電極部材にそれぞれ接するように熱伝
導性絶縁板を設けてなるものであって、複数のペルチェ
素子よりも外側において、吸熱側熱伝導性絶縁板と排熱
側熱伝導性絶縁板との間隙に防湿ブロックを配置し、防
湿ブロックと各熱伝導性絶縁板との間隙に防湿材を充填
したものである。
【0031】
【作用】請求項1のペルチェユニットであれば、ペルチ
ェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれに熱交換器を
配置してなるものにおいて、吸熱側熱交換器、および排
熱側熱交換器により形成される内部空間を外部空間と区
画すべく防湿薄板材を貼着しているので、簡単な構成で
十分な防湿性能を達成することができ、しかも小型化を
達成することができる。したがって、ペルチェモジュー
ルとしてスケルトンタイプのもの(熱伝導性絶縁基板を
有していないもの)を採用した場合であっても、長期間
にわたって安定に動作させ続けることができる。
【0032】請求項2のペルチェユニットであれば、ペ
ルチェモジュールを包囲する防湿枠を前記内部空間の所
定位置に配置しているので、防湿性能を一層高めること
ができるほか、請求項1と同様の作用を達成することが
できる。
【0033】請求項3のペルチェユニットであれば、ペ
ルチェモジュールのリード線を防湿薄板材を貫通させて
外部空間に導出しているので、配線処理を簡単化するこ
とができるほか、請求項1または請求項2と同様の作用
を達成することができる。
【0034】請求項4のペルチェユニットであれば、ペ
ルチェモジュールのリード線を一方の熱交換器の所定位
置を貫通させて外部空間に導出し、リード線貫通部に防
湿材を充填しているので、防湿薄板材の装着作業を簡単
化することができるほか、請求項1または請求項2と同
様の作用を達成することができる。
【0035】請求項5のペルチェユニットであれば、ペ
ルチェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれに熱交換
器を配置してなるものにおいて、吸熱側熱交換器、およ
び排熱側熱交換器により形成される内部空間の所定位置
にペルチェモジュールを包囲する防湿枠を配置し、該防
湿枠と対応する熱交換器との間に防湿材を充填している
ので、簡単な構成で十分な防湿性能を達成することがで
き、しかも小型化を達成することができる。
【0036】請求項6のペルチェユニットであれば、ペ
ルチェモジュールのリード線を防湿枠を貫通させて外部
空間に導出しているので、配線処理を簡単化することが
できるほか、請求項5と同様の作用を達成することがで
きる。
【0037】請求項7のペルチェユニットであれば、ペ
ルチェモジュールのリード線を一方の熱交換器の所定位
置を貫通させて外部空間に導出し、リード線貫通部に防
湿材を充填しているので、請求項5と同様の作用を達成
することができる。
【0038】請求項8のペルチェユニットであれば、熱
交換器と正対する所定位置に凹所を有する防湿枠を配置
し、該防湿枠の凹所に防湿材を充填しているので、防湿
材の充填作業を簡単化することができるほか、請求項5
と同様の作用を達成することができる。
【0039】請求項9のペルチェユニットであれば、吸
熱側熱交換器、および排熱側熱交換器により形成される
内部空間を外部空間と区画すべく防湿薄板材を貼着して
いるので、防湿性能を一層高めることができるほか、請
求項5から請求項8の何れかと同様の作用を達成するこ
とができる。
【0040】請求項10のペルチェユニットであれば、
ペルチェモジュールの吸熱側、排熱側のそれぞれに熱交
換器を配置してなるものにおいて、吸熱側熱交換器、お
よび排熱側熱交換器により形成される内部空間を外部空
間と区画すべく防湿材層を設け、防湿材層よりも内側に
ペルチェモジュールを包囲する防湿枠を設けているの
で、簡単な構成で十分な防湿性能を達成することがで
き、しかも小型化を達成することができる。
【0041】請求項11のペルチェユニットであれば、
吸熱側熱交換器と排熱側熱交換器とを、ペルチェモジュ
ールを押圧する状態となるように連結する連結ねじ部材
をさらに有しているので、ペルチェモジュールの吸熱、
排熱を効率良く行わせることができるほか、請求項1か
ら請求項10の何れかと同様の作用を達成することがで
きる。
【0042】請求項12のペルチェユニットであれば、
連結ねじ部材の頭部を熱交換器に埋込状に装着してある
とともに、頭部を収容する空間に防湿材を充填し、かつ
防湿薄板材を貼着しているので、連結ねじ部材を貫通さ
せる孔に起因する防湿性能の低下を防止することができ
るほか、請求項11と同様の作用を達成することができ
る。
【0043】請求項13のペルチェユニットであれば、
吸熱側熱交換器と排熱側熱交換器とを防湿枠に接着する
ことにより、ペルチェモジュールの吸熱側、排熱側のそ
れぞれに熱交換器を配置しているので、連結ねじ部材を
貫通させる孔を不要として防湿性能を高めることができ
るほか、請求項2から請求項10の何れかと同様の作用
を達成することができる。
【0044】請求項14のペルチェモジュールであれ
ば、複数のペルチェ素子を互いに平行に配列し、隣り合
うペルチェ素子どうしを電極部材で電気的に接続するこ
とにより全てのペルチェ素子を直列接続し、ペルチェ素
子の吸熱側および排熱側の電極部材にそれぞれ接するよ
うに熱伝導性絶縁板を設けてなるものにおいて、複数の
ペルチェ素子よりも外側において、吸熱側熱伝導性絶縁
板と排熱側熱伝導性絶縁板との間隙に防湿材を充填し、
防湿材の外面に防湿薄板材を貼着しているので、大型化
することなく十分な防湿性能を達成することができる。
【0045】請求項15のペルチェモジュールであれ
ば、複数のペルチェ素子を互いに平行に配列し、隣り合
うペルチェ素子どうしを電極部材で電気的に接続するこ
とにより全てのペルチェ素子を直列接続し、ペルチェ素
子の吸熱側および排熱側の電極部材にそれぞれ接するよ
うに熱伝導性絶縁板を設けてなるものにおいて、複数の
ペルチェ素子よりも外側において、吸熱側熱伝導性絶縁
板と排熱側熱伝導性絶縁板との間隙に防湿ブロックを配
置し、防湿ブロックと各熱伝導性絶縁板との間隙に防湿
材を充填しているので、大型化することなく十分な防湿
性能を達成することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、貼付図面を参照して、この
発明のペルチェユニットおよびペルチェモジュールの実
施の態様を詳細に説明する。
【0047】図1はこの発明のペルチェユニットの一実
施態様を示す分解斜視図、図2は組立状態を示す概略縦
断面図である。なお、図2および以下の縦断面図におい
ては、ヒートシンクの放熱フィンの個別表示を省略して
いる。
【0048】このペルチェユニットは、1対のペルチェ
モジュール3と、1対のペルチェモジュール3のそれぞ
れを包囲すべく1対の穴が形成された防湿枠4と、両ペ
ルチェモジュール1の吸熱側に配置された吸熱ヒートシ
ンク1と、両ペルチェモジュール1の排熱側に配置され
た排熱ヒートシンク2と、両ヒートシンク1、2により
形成される内部空間を外部空間から区画する、防湿薄板
材としての防湿テープ5と、両ヒートシンク1、2を両
ペルチェモジュール3に密着させるべく両ヒートシンク
1、2を連結する連結ねじ7とを有している。
【0049】そして、1対のペルチェモジュール3を防
湿枠4の各穴に収容した状態において、両ペルチェモジ
ュール3の吸熱側、排熱側に吸熱ヒートシンク1、排熱
ヒートシンク2と配置し、両ヒートシンク1、2を両ペ
ルチェモジュール3に圧接すべく、両ヒートシンク1、
2を、ばね座金8および平座金9を介在させた連結ねじ
7によって連結している。また、両ヒートシンク1、2
の側面に、防湿材としての防湿シール材もしくは防湿性
接着剤6を介在させて、内部空間を外部空間から区画す
べく防湿テープ5を貼着している。さらに、防湿枠4よ
りも外方であって、内部空間の内部に防湿シール材もし
くは防湿性接着剤6を充填することも可能である。ま
た、連結ねじ7の頭部を埋込状に装着し、この部分に防
湿シール材もしくは防湿性接着剤6を充填することも可
能である。
【0050】なお、防湿枠4の所定位置にリード線3a
を導出するための導出孔を形成しているとともに、防湿
テープ5の対応箇所にもリード線3aを導出するための
導出孔を形成している。
【0051】前記防湿テープ5は、防湿材としての防湿
シール材もしくは防湿性接着剤が直接に外気、水に接す
るのを防止するものであり、水分、水蒸気を通過させに
くいとともに、水分に接しても急激には劣化しないもの
である。そして、その材質としては、ステンレス、アル
ミニウムおよびその合金、銅およびその合金、ビニル、
塩化ビニルなどの樹脂、などが例示できる。また、その
形状は、ペルチェモジュール3の冷却の観点からは可能
な限り厚みが薄い方が好ましいが、板と呼ぶことができ
るほどの厚みを有していてもよい。
【0052】前記防湿枠4は、ペルチェモジュール3の
位置決めを達成するとともに、リード線3aを保持する
ものであり、リード線保持部からの水分の侵入を防止す
るものである。そして、その材質としては、ペルチェモ
ジュール3自身が絶縁されていない場合には電気絶縁性
が高い材質でなければならず、しかも、熱伝導性が低
く、燃えにくい材質であることが好ましい。もちろん、
ペルチェモジュール3自身が絶縁されている場合には、
電気絶縁性は要求されない。したがって、ナイロン、P
PS(ポリフェニレンスルフィド)などの樹脂が例示で
きる。また、その形状としては、ペルチェモジュール3
とヒートシンク1、2とが十分な圧力で接合するよう
に、ペルチェモジュール3よりも僅かに薄い厚みに設定
する。さらに、防湿シール材、もしくは防湿性接着剤の
塗布を容易にするとともに、充填不足を防止すべく、溝
などの凹所を形成することが好ましい。もちろん、凹所
を省略することも可能である。
【0053】前記防湿シール材、もしくは防湿性接着剤
は、水分、水蒸気を通過させにくいとともに、水分に接
しても急激には劣化しないものである。そして、硬化時
にヒートシンク1、2、防湿枠4などに対して隙間がで
きないものであること、燃えにくく、かつ熱伝導性が低
いものであることが好ましい。したがって、シリコンシ
ーラント、シリコンゴム系接着剤、エポキシ系接着剤、
エポキシ樹脂、ウレタンなどが例示できる。
【0054】前記吸熱ヒートシンク1、排熱ヒートシン
ク2は熱交換器の一例であり、ヒートシンクに代えてヒ
ートパイプ、水冷ジャケットなどを採用することができ
る。すなわち、空冷式のもの、液冷式のものの何れであ
っても採用可能である。
【0055】この実施態様を採用すれば、防湿枠4およ
び防湿テープ5によって十分な防湿性能を達成すること
ができ、ひいてはペルチェユニットを長期間にわたって
安定に動作させることができるほか、両ヒートシンク
1、2の側面にわたって防湿テープ5を貼着するほかに
は、外部に防湿構造を有していないのであるから従来の
ペルチェモジュールと比較して大幅な小型化を達成する
ことができる。また、構成が簡単であるから、組立作業
を簡単化することができる。
【0056】図3はこの発明のペルチェユニットの他の
実施態様を示す概略縦断面図である。
【0057】このペルチェユニットが図2のペルチェユ
ニットと異なる点は、防湿枠4を省略した点、およびペ
ルチェモジュール3の個数を1に設定した点のみであ
る。
【0058】この実施態様を採用した場合には、ペルチ
ェモジュール3の個数を減少させるとともに、防湿枠4
を省略させることによって構成をより簡単化することが
できるが、防湿枠4の省略によって防湿性能がやや低下
する。しかし、かなり高い防湿性能を達成することがで
きるので、ペルチェユニットを長期間にわたって安定に
動作させることができる。また、両ヒートシンク1、2
の側面にわたって防湿テープ5を貼着するほかには、外
部に防湿構造を有していないのであるから従来のペルチ
ェモジュールと比較して大幅な小型化を達成することが
できる。さらに、構成が簡単であるから、組立作業を簡
単化することができる。
【0059】図4はこの発明のペルチェユニットのさら
に他の実施態様を示す概略縦断面図である。
【0060】このペルチェユニットが図3のペルチェユ
ニットと異なる点は、何れかのヒートシンク(図4では
排熱ヒートシンク2)のフランジ部の所定位置にリード
線挿通用の孔2aを形成して、この孔2aを通してリー
ド線3aを外部に引き出した点、および孔2aとリード
線3aとの隙間に防湿シール材もしくは防湿性接着剤6
を充填した点のみである。
【0061】この実施態様を採用した場合には、リード
線3aの引き出しを全く考慮することなく、防湿テープ
5の貼着を行うことができ、作業性を高めることができ
るほか、図3の実施態様と同様の作用を達成することが
できる。
【0062】図5はこの発明のペルチェユニットのさら
に他の実施態様を示す概略縦断面図である。
【0063】このペルチェユニットが図3のペルチェユ
ニットと異なる点は、防湿テープ5および防湿テープ5
を貼着するための防湿シール材もしくは防湿性接着剤6
を省略し、代わりにヒートシンクと正対する面の所定位
置に溝などの凹所4aを形成した防湿枠4をペルチェモ
ジュール3を包囲するように挿入し、凹所4aに防湿シ
ール材もしくは防湿性接着剤6を充填した点のみであ
る。
【0064】この実施態様を採用した場合には、防湿テ
ープ5に代えて防湿枠4を採用しているので、図3の実
施態様と同様に、かなり高い防湿性能を達成することが
でき、ペルチェユニットを長期間にわたって安定に動作
させることができる。また、外部に防湿構造を有してい
ないのであるから従来のペルチェモジュールと比較して
大幅な小型化を達成することができる。さらに、構成が
簡単であるから、組立作業を簡単化することができる。
【0065】図6はこの発明のペルチェユニットのさら
に他の実施態様を示す概略縦断面図である。
【0066】このペルチェユニットが図5のペルチェユ
ニットと異なる点は、何れかのヒートシンク(図4では
排熱ヒートシンク2)のフランジ部の所定位置にリード
線挿通用の孔2aを形成して、この孔2aを通してリー
ド線3aを外部に引き出した点、および孔2aとリード
線3aとの隙間に防湿シール材もしくは防湿性接着剤6
を充填した点のみである。
【0067】この実施態様を採用した場合にも、図5の
実施態様と同様の作用を達成することができる。
【0068】図7はこの発明のペルチェユニットのさら
に他の実施態様を示す概略縦断面図である。
【0069】このペルチェユニットが図5のペルチェユ
ニットと異なる点は、凹所4aを有する防湿枠4に代え
て凹所を有していない防湿枠4を採用し、防湿枠4とヒ
ートシンク1、2との隙間に防湿シール材もしくは防湿
性接着剤6を充填した点のみである。
【0070】この実施態様を採用した場合には、防湿枠
4の形状を単純化することができるほか、図5の実施態
様と同様の作用を達成することができる。
【0071】また、図5から図7の実施態様において防
湿テープをさらに貼着することが可能であり、防湿性能
をより高めることができる。
【0072】図8はこの発明のペルチェユニットのさら
に他の実施態様を示す概略縦断面図である。
【0073】このペルチェユニットが図2のペルチェユ
ニットと異なる点は、防湿テープ5を省略した点、ペル
チェモジュール3の個数を1にするとともに、防湿枠4
として1つのペルチェモジュール3のみを収容できるも
のを採用した点のみである。
【0074】この実施態様を採用した場合には、ペルチ
ェモジュール3の個数を減少させるとともに、防湿テー
プ5を省略させることによって構成をより簡単化するこ
とができるが、防湿テープ5の省略によって防湿性能が
やや低下する。しかし、かなり高い防湿性能を達成する
ことができるので、ペルチェユニットを長期間にわたっ
て安定に動作させることができる。また、外部に防湿構
造を有していないのであるから従来のペルチェモジュー
ルと比較して大幅な小型化を達成することができる。さ
らに、構成が簡単であるから、組立作業を簡単化するこ
とができる。
【0075】図9はこの発明のペルチェユニットのさら
に他の実施態様を示す概略縦断面図である。
【0076】このペルチェユニットが図2のペルチェユ
ニットと異なる点は、連結ねじ7の頭部を埋込状に装着
した部分を覆うように防湿テープ5を装着した点のみで
ある。
【0077】この実施態様を採用した場合には、連結ね
じ装着部における防湿性能をより高めることができるほ
か、図2の実施態様と同様の作用を達成することができ
る。
【0078】なお、図3から図8の各実施態様において
も、同様に連結ねじ7の頭部を埋込状に装着した部分を
覆うように防湿テープ5を装着することが可能である。
【0079】図10はこの発明のペルチェモジュールの
一実施態様を示す概略斜視図である。
【0080】このペルチェモジュールは、図示しない複
数のペルチェ素子を互いに並列に配置してあるととも
に、隣り合うペルチェ素子同士を電気的に接続すること
によってすべてのペルチェ素子を直列接続すべく電極板
(図示せず)を設けてあり、しかも、吸熱側の電極板に
接するように吸熱側熱伝導性絶縁板11を、排熱側の電
極板に接するように排熱側熱伝導性絶縁板12を、それ
ぞれ配置している。そして、全てのペルチェ素子の外方
であって、両熱伝導性絶縁板11、12どうしの間隙に
防湿シール材もしくは防湿性接着剤13を充填し、しか
も防湿シール材もしくは防湿性接着剤13の外面を覆う
ように防湿テープ14を貼着している。
【0081】なお、リード線15は防湿シール材もしく
は防湿性接着剤13により固定されているとともに、リ
ード線引き出し部を除く範囲のみに防湿テープ14が貼
着されている。
【0082】この実施態様を採用した場合には、防湿テ
ープ14と、防湿シール材もしくは防湿性接着剤13と
によって十分な防湿性能を達成することができ、しか
も、ペルチェモジュールが大型化することを防止するこ
とができる。
【0083】図11はこの発明のペルチェモジュールの
他の実施態様を示す概略斜視図である。
【0084】このペルチェモジュールは、図示しない複
数のペルチェ素子を互いに並列に配置してあるととも
に、隣り合うペルチェ素子同士を電気的に接続すること
によってすべてのペルチェ素子を直列接続すべく電極板
(図示せず)を設けてあり、しかも、吸熱側の電極板に
接するように吸熱側熱伝導性絶縁板11を、排熱側の電
極板に接するように排熱側熱伝導性絶縁板12を、それ
ぞれ配置している。そして、全てのペルチェ素子の外方
であって、両熱伝導性絶縁板11、12どうしの間隙に
防湿ブロック16を挿入し、防湿ブロック16と両熱伝
導性絶縁板11、12との隙間に防湿シール材もしくは
防湿性接着剤13を充填している。
【0085】なお、防湿ブロック16は前記防湿枠と同
じ材質で構成されたものであり、リード線15の引き出
しを阻害しない形状に形成されている。また、リード線
引き出し部にも防湿シール材もしくは防湿性接着剤13
を充填している。
【0086】この実施態様を採用した場合には、防湿ブ
ロック16と、防湿シール材もしくは防湿性接着剤13
とによって十分な防湿性能を達成することができ、しか
も、ペルチェモジュールが大型化することを防止するこ
とができる。
【0087】図12は防湿処理を施していないペルチェ
ユニットと図8のペルチェユニットとにおけるペルチェ
モジュールの抵抗値の経時変化を示す図である。なお、
両ペルチェユニット共に60℃、70%RHで連続運転
を行った。
【0088】この結果、防湿処理を施していないペルチ
ェユニットは、運転時間の増加によりペルチェ素子の破
壊が進行してペルチェモジュールの抵抗値が増加してい
る(図12中A参照)が、図8のペルチェユニットは運
転時間の増加に拘わらずペルチェモジュールの抵抗値の
増加が認められなかった(図12中B参照)。すなわ
ち、図8の構成を採用することにより、十分な防湿性能
を達成することができ、長期間にわたって安定な動作を
達成することができる。
【0089】図13は図2のペルチェユニット(防湿テ
ープとして厚さ0.04mmのステンレステープを採
用)における絶縁抵抗の経時変化を示す図である。な
お、ペルチェユニットを60℃、70%RHで連続運転
し、熱交換器とペルチェモジュール充電部との間にDC
250Vを印加した状態で抵抗値を測定した。また、ペ
ルチェユニットのペルチェモジュールとしてスケルトン
型のものを採用した。
【0090】この結果、図2のペルチェユニットは絶縁
抵抗が殆ど低下しておらず、水分の侵入が殆どないこと
が分かる。
【0091】この結果、図2のペルチェユニットを採用
すれば、何ら問題なく長期間にわたって安定に動作させ
ることができる。
【0092】
【発明の効果】請求項1の発明は、簡単な構成で十分な
防湿性能を達成することができ、しかも小型化を達成す
ることができ、ひいては、ペルチェモジュールとしてス
ケルトンタイプのものを採用した場合であっても、長期
間にわたって安定に動作させ続けることができるという
特有の効果を奏する。
【0093】請求項2の発明は、防湿性能を一層高める
ことができるほか、請求項1と同様の効果を奏する。
【0094】請求項3の発明は、配線処理を簡単化する
ことができるほか、請求項1または請求項2と同様の効
果を奏する。
【0095】請求項4の発明は、防湿薄板材の装着作業
を簡単化することができるほか、請求項1または請求項
2と同様の効果を奏する。
【0096】請求項5の発明は、簡単な構成で十分な防
湿性能を達成することができ、しかも小型化を達成する
ことができるという特有の効果を奏する。
【0097】請求項6の発明は、配線処理を簡単化する
ことができるほか、請求項5と同様の効果を奏する。
【0098】請求項7の発明は、請求項5と同様の効果
を奏する。
【0099】請求項8の発明は、防湿材の充填作業を簡
単化することができるほか、請求項5と同様の効果を奏
する。
【0100】請求項9の発明は、防湿性能を一層高める
ことができるほか、請求項5から請求項8の何れかと同
様の効果を奏する。
【0101】請求項10の発明は、簡単な構成で十分な
防湿性能を達成することができ、しかも小型化を達成す
ることができるという特有の効果を奏する。
【0102】請求項11の発明は、ペルチェモジュール
の吸熱、排熱を効率良く行わせることができるほか、請
求項1から請求項10の何れかと同様の効果を奏する。
【0103】請求項12の発明は、連結ねじ部材を貫通
させる孔に起因する防湿性能の低下を防止することがで
きるほか、請求項11と同様の効果を奏する。
【0104】請求項13の発明は、連結ねじ部材を貫通
させる孔を不要として防湿性能を高めることができるほ
か、請求項2から請求項10の何れかと同様の効果を奏
する。
【0105】請求項14の発明は、大型化することなく
十分な防湿性能を達成することができるという特有の効
果を奏する。
【0106】請求項15の発明は、大型化することなく
十分な防湿性能を達成することができるという特有の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のペルチェユニットの一実施態様を示
す分解斜視図である。
【図2】組立状態を示す概略縦断面図である。
【図3】この発明のペルチェユニットの他の実施態様を
示す概略縦断面図である。
【図4】この発明のペルチェユニットのさらに他の実施
態様を示す概略縦断面図である。
【図5】この発明のペルチェユニットのさらに他の実施
態様を示す概略縦断面図である。
【図6】この発明のペルチェユニットのさらに他の実施
態様を示す概略縦断面図である。
【図7】この発明のペルチェユニットのさらに他の実施
態様を示す概略縦断面図である。
【図8】この発明のペルチェユニットのさらに他の実施
態様を示す概略縦断面図である。
【図9】この発明のペルチェユニットのさらに他の実施
態様を示す概略縦断面図である。
【図10】この発明のペルチェモジュールの一実施態様
を示す概略斜視図である。
【図11】この発明のペルチェモジュールの他の実施態
様を示す概略斜視図である。
【図12】防湿処理を施していないペルチェユニットと
図8のペルチェユニットとにおけるペルチェモジュール
の抵抗値の経時変化を示す図である。
【図13】図2のペルチェユニット、図5のペルチェユ
ニット、図8のペルチェユニットにおける絶縁抵抗の経
時変化を示す図である。
【図14】従来のペルチェモジュールの一例を示す縦断
面図である。
【図15】従来のペルチェユニットの一例を示す縦断面
図である。
【図16】従来のペルチェユニットの他の例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 吸熱ヒートシンク 2 排熱ヒートシンク 3 ペルチェモジュール 3a リード線 4 防湿枠 4a 凹所 5 防湿テープ 6 防湿シール材もしくは防湿性接
着剤 7 連結ねじ 11 吸熱側熱伝導性絶縁板 12 排熱側熱伝導性絶縁板 13 防湿シール材も
しくは防湿性接着剤 14 防湿テープ 16 防湿ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 三博 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 株式会社ダイキン空調技術研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェモジュール(3)の吸熱側、排
    熱側のそれぞれに熱交換器(1)(2)を配置してなる
    ペルチェユニットであって、 吸熱側熱交換器(1)、および排熱側熱交換器(2)に
    より形成される内部空間を外部空間と区画すべく防湿薄
    板材(5)を貼着してあることを特徴とするペルチェユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 ペルチェモジュール(3)を包囲する防
    湿枠(4)を前記内部空間の所定位置に配置してある請
    求項1に記載のペルチェユニット。
  3. 【請求項3】 ペルチェモジュール(3)のリード線
    (3a)を防湿薄板材(5)を貫通させて外部空間に導
    出してある請求項1または請求項2に記載のペルチェユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 ペルチェモジュール(3)のリード線
    (3a)を一方の熱交換器(2)の所定位置を貫通させ
    て外部空間に導出してあるとともに、リード線貫通部
    (2a)に防湿材(6)を充填してある請求項1または
    請求項2に記載のペルチェユニット。
  5. 【請求項5】 ペルチェモジュール(3)の吸熱側、排
    熱側のそれぞれに熱交換器(1)(2)を配置してなる
    ペルチェユニットであって、吸熱側熱交換器(1)、お
    よび排熱側熱交換器(2)により形成される内部空間の
    所定位置にペルチェモジュール(3)を包囲する防湿枠
    (4)を配置してあり、該防湿枠(4)と対応する熱交
    換器(1)(2)との間に防湿材(6)を充填してある
    ことを特徴とするペルチェユニット。
  6. 【請求項6】 ペルチェモジュール(3)のリード線
    (3a)を防湿枠(4)を貫通させて外部空間に導出し
    てある請求項5に記載のペルチェユニット。
  7. 【請求項7】 ペルチェモジュール(3)のリード線
    (3a)を一方の熱交換器(2)の所定位置を貫通させ
    て外部空間に導出してあるとともに、リード線貫通部
    (2a)に防湿材(6)を充填してある請求項5に記載
    のペルチェユニット。
  8. 【請求項8】 熱交換器(1)(2)と正対する所定位
    置に凹所(4a)を有する防湿枠(4)を配置してあ
    り、該防湿枠(4)の凹所(4a)に防湿材(6)を充
    填してある請求項5から請求項7の何れかに記載のペル
    チェユニット。
  9. 【請求項9】 吸熱側熱交換器(1)、および排熱側熱
    交換器(2)により形成される内部空間を外部空間と区
    画すべく防湿薄板材(5)を貼着してある請求項5から
    請求項8の何れかに記載のペルチェユニット。
  10. 【請求項10】 ペルチェモジュール(3)の吸熱側、
    排熱側のそれぞれに熱交換器(1)(2)を配置してな
    るペルチェユニットであって、吸熱側熱交換器(1)、
    および排熱側熱交換器(2)により形成される内部空間
    を外部空間と区画すべく防湿材層(6)を設けてあると
    ともに、防湿材層(6)よりも内側にペルチェモジュー
    ル(3)を包囲する防湿枠(4)を設けてあることを特
    徴とするペルチェユニット。
  11. 【請求項11】 吸熱側熱交換器(1)と排熱側熱交換
    器(2)とを、ペルチェモジュール(3)を押圧する状
    態となるように連結する連結ねじ部材(7)をさらに有
    している請求項1から請求項10の何れかに記載のペル
    チェユニット。
  12. 【請求項12】 連結ねじ部材(7)の頭部を熱交換器
    (2)に埋込状に装着してあるとともに、頭部を収容す
    る空間に防湿材(6)を充填し、かつ防湿薄板材(5)
    を貼着してある請求項11に記載のペルチェユニット。
  13. 【請求項13】 吸熱側熱交換器(1)と排熱側熱交換
    器(2)とを防湿枠(4)に接着することにより、ペル
    チェモジュール(3)の吸熱側、排熱側のそれぞれに熱
    交換器(1)(2)を配置してある請求項2から請求項
    10の何れかに記載のペルチェユニット。
  14. 【請求項14】 複数のペルチェ素子を互いに平行に配
    列し、隣り合うペルチェ素子どうしを電極部材で電気的
    に接続することにより全てのペルチェ素子を直列接続
    し、ペルチェ素子の吸熱側および排熱側の電極部材にそ
    れぞれ接するように熱伝導性絶縁板(11)(12)を
    設けてなるペルチェモジュールであって、複数のペルチ
    ェ素子よりも外側において、吸熱側熱伝導性絶縁板(1
    1)と排熱側熱伝導性絶縁板(12)との間隙に防湿材
    (13)を充填してあるとともに、防湿材(13)の外
    面に防湿薄板材(14)を貼着してあることを特徴とす
    るペルチェモジュール。
  15. 【請求項15】 複数のペルチェ素子を互いに平行に配
    列し、隣り合うペルチェ素子どうしを電極部材で電気的
    に接続することにより全てのペルチェ素子を直列接続
    し、ペルチェ素子の吸熱側および排熱側の電極部材にそ
    れぞれ接するように熱伝導性絶縁板(11)(12)を
    設けてなるペルチェモジュールであって、複数のペルチ
    ェ素子よりも外側において、吸熱側熱伝導性絶縁板(1
    1)と排熱側熱伝導性絶縁板(12)との間隙に防湿ブ
    ロック(16)を配置してあるとともに、防湿ブロック
    (16)と各熱伝導性絶縁板(11)(12)との間隙
    に防湿材(13)を充填してあることを特徴とするペル
    チェモジュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234250A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ferrotec Corp 加熱冷却装置及びその製造方法
JP2011253945A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Okano Electric Wire Co Ltd ペルチェモジュール配設装置およびその装置を用いた筐体内冷却装置
JPWO2017104018A1 (ja) * 2015-12-16 2018-10-04 パイオニア株式会社 画像表示装置及びその製造方法

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JP2006234250A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ferrotec Corp 加熱冷却装置及びその製造方法
JP2011253945A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Okano Electric Wire Co Ltd ペルチェモジュール配設装置およびその装置を用いた筐体内冷却装置
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