JP2002279612A - 磁気ヘッドクリーニングテープ及び磁気ヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

磁気ヘッドクリーニングテープ及び磁気ヘッドのクリーニング方法

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    • GPHYSICS
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/049Cassettes for special applications not otherwise provided for

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープと磁気ヘッド間の接触状態を良好
に保つため複数のバンプを持つ磁気ヘッドのバンプ間に
蓄積された塵埃を除去する。 【解決手段】 磁気ヘッドと磁気テープが接触する面の
近傍に溝が存在する磁気ヘッドをクリーニングする磁気
ヘッドクリーニングテープであり、溝の深さと同等もし
くはそれよりも長い可撓性起毛と、テープベースとを備
え、前記テープベースの表面に可撓性起毛を有する。可
撓性起毛を有するテープベース上の領域である可撓性起
毛部がテープ幅方向の全部にわたりかつテープ長さ方向
に連続して形成されている。テープ長さ方向には周期的
に形成されていても良い。磁気ヘッドを起毛部において
テープの走行方向に対して垂直移動させることにより塵
埃を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ装置の
磁気ヘッドクリーニング用のクリーニングテープとその
クリーニング方法に関するものである。特にリニアフォ
ーマットを有する磁気テープ装置の磁気ヘッドをクリー
ニングするクリーニングテープの構造とそのクリーニン
グ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ装置の磁気ヘッドには記録再
生作動中に、磁性粉末等の磁性塗膜離脱物や塵埃等が付
着する場合があり、これら異物が磁気ヘッドに付着する
と磁気ヘッドの記録再生効率が低下し、リードエラー等
の発生率が増加する。
【0003】このため、従来から磁気ヘッドをクリーニ
ングする様々な技術が提案されている。例えば特公平08
−001695号公報は研磨剤を含む研磨性のクリーニングテ
ープとして、研磨性の微粒子を塗布したクリーニングテ
ープを開示している。これは通常はヘリカルスキャン型
の磁気ヘッドを有する磁気テープ装置のヘッドクリーニ
ングに使用される。しかしこのような研磨性を有するヘ
ッドクリーニングテープは、磁気抵抗効果型再生ヘッド
(MRヘッドと以下略記)の様に、ヘッドのギャップ深さ
に敏感なヘッドのクリーニングには適さない。ヘッドが
研磨されて、ギャップが浅くなると、MRヘッドの特性が
変化して、リードエラーを発生させやすいという問題点
があるからである。
【0004】次に実公平07-034487号公報はクリーニン
グテープの表面に微小突起を形成した例を開示してい
る。微小突起の間にヘッド表面から掻き落した塵埃を溜
めこみ、塵埃除去効果を高めたものであるが、微小突起
の高さ以上の凹凸のある磁気ヘッド表面に対しては、そ
のクリーニング効果は全く期待できないという問題点が
ある。
【0005】次に実開平06-26023号公報は繊維を織って
作製された布製クリーニングテープの例を開示してい
る。これは、研磨性が無く、MRヘッドの様にギャップ深
さに敏感なヘッドのクリーニングに用いられる。しかし
ながら、凹凸のクリーニング効果が見られるのは、テー
プとヘッドの接触する部分のみであり、凹凸の激しいヘ
ッドの凹部は、テープとは接触せず、その部分に対して
のクリーニング効果が得られないという問題点を有す
る。
【0006】次に特開平10-21516号公報は、テープ幅よ
り大きいかほぼ同等の磁気ヘッドをテープにてクリーニ
ングする際、テープエッジではテープ応力の不均一のた
めにクリーニング効果が減少するので、これを改善する
ためにヘッドをテープ幅方向に移動させて、テープの中
央部でヘッドクリーニングを行なって、ヘッド全面の塵
埃を除去する方法を開示している。また、使用するクリ
ーニングは、これまでに開示された研磨性のあるテープ
でも布製テープでもどちらでも構わないことも開示して
いる。しかしながら、このような方法を採っても、凹凸
の激しいヘッドの凹部は、テープとは接触せず、その部
分に対してのクリーニング効果が得られない欠点を改善
するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、複数
のバンプを持つ磁気ヘッドのバンプ間に塵埃がたまりや
すく、その塵埃は、従来のヘッドクリーニングテープに
よって除去されないことである。
【0008】その理由を、以下で図面を用いて説明す
る。
【0009】磁気テープ装置には、磁気ヘッドが高速回
転しながら情報を書込むヘリカルスキャン方式と、ヘッ
ドは静止、磁気テープが高速走行して情報を書込むリニ
アフォーマット方式がある。後者のリニアフォーマット
方式の磁気テープ装置では、特にデータの高信頼性を要
求するデータ記録に対応するために、磁気テープに記録
中のデータを記録直後に読み出し、正しくデータが記録
されたかどうかを確認する記録中再生(RWW:Read W
hile Write)機能が必要とされている。このために、一
トラックに対し、記録ヘッドと再生ヘッドの2種類のヘ
ッドが必要とされている。これらの記録ヘッドと再生ヘ
ッドは、記録時の記録磁界が再生ヘッドへの回り込みノ
イズとならないように、所定の間隔をおいて設けられ
る。この間隔は、通常0.5〜数mmである。
【0010】記録ヘッドと再生ヘッドの両者をつなぎ目
の無いひとつの円筒状曲面上(シングルバンプ)に連続
して配置すると、テープと曲面の接触面積が大きくな
り、テープの高速摺動時に空気膜を大量にヘッド表面に
巻き込み、その結果ヘッドとテープの接触状態が悪化
し、記録再生特性の劣化のため信頼性が低下しやすくな
る。この欠点を解消するために、通常は、図1(a)に
示すよう記録ヘッド10と再生ヘッド20の間に溝30
を設け、不要な空気膜の発生を抑制する。このように、
ひとつのヘッドに、テープと接触する凸部が2つある
ヘッド構造をダブルバンプ構造と云う。ダブルパンプ構
造の磁気ヘッドは、高速摺動時においても図1(b)に
示すように磁気テープ4と各記録ヘッド10、再生ヘッ
ド20との接触状態は良好に保つことが出来る。
【0011】磁気テープを長期にわたり走行させている
と、磁気テープの剥離屑や外部からの巻き込みゴミによ
り、図2(a)に示すように、バンプ10、20の両脇
に出来る溝30、31、32に塵埃物質5が蓄積する。
このような状態でテープを走行させると、塵埃物質がテ
ープの走行中にヘッド表面に巻き込まれて付着し、ヘッ
ドと磁気テープの間隙が広がって、記録再生誤動作を生
じる。これを防止するために、通常は図2(b)に示す
ようにヘッドクリーニングテープ6を走行させてヘッド
表面に付着した塵埃物質5を除去する。このとき、クリ
ーニングテープ6の出口側ヘッドバンプ20脇の溝32
にある塵埃物質5は、クリーニングテープの走行に伴う
空気流によりヘッド外部に離脱して、塵埃物質は無くな
る。クリーニングテープ走行方向を逆転すると、図2
(c)に示すように、逆側バンプ脇の溝31の塵埃物質
は離脱する。
【0012】しかしながら、ヘッドのバンプ間の溝30
にある塵埃物質5は、両側がバンプ10、20に囲まれ
ているために、何れのクリーニングテープ走行に対して
も離脱することは無く、図2(c)に示すように長期に
わたり残存する。このため、時としてバンプ間溝30の
塵埃物質が、通常磁気テープンの走行と共に、ヘッド表
面に巻き込まれ、記録再生エラーを発生することがあ
る。すなわち、このような複数のバンプを持つヘッドに
対しては、バンプ間の溝にある塵埃物質を有効に除去す
るクリーニングテープは実現されていなかった。
【0013】第2の問題点は、ヘッドクリーニングテー
プ以外のヘッドバンプ間溝部の塵埃物質除去方法は効率
が悪いことである。
【0014】ヘッドバンプ間の塵埃物質を除去するため
に、綿棒(スワブ)等で拭き取る方法があるが、通常磁
気ヘッドは磁気テープ装置の内部にあり、簡単には綿棒
等が届かない。また、綿棒等で拭き取る際にも、その先
端形状が有限の曲率半径を有しているため、溝部低部と
側壁で形成されたコーナー部の塵埃物資は、完全には除
去し切れない。
【0015】本発明の目的は、従来のヘッドクリーニン
グテープでは除去できないヘッドバンプ間の溝部分にあ
る塵埃物質を効率よく除去する磁気ヘッドクリーニング
テープを提供することにある。
【0016】すなわち新規の磁気ヘッドクリーニングテ
ープを提供することにより、効率よくヘッドバンプ間溝
内の塵埃物質を除去し、その磁気ヘッドを用いた磁気テ
ープ装置の記録再生エラーの発生を防止することによ
り、信頼性の向上を図ることが第1の目的である。
【0017】また、磁気テープ装置の奥まった位置にあ
る磁気ヘッドのバンプ間溝の塵埃物質を有効に取るため
に、綿棒等で拭き取る方法もあるが、この方法では、磁
気テープ装置を分解するなど、磁気ヘッドを露呈させる
必要があり、その実施においては専門の技量が必要とな
る。本発明の磁気ヘッドクリーニングテープを用いるこ
とにより、特段の技量を有さずとも、ヘッドバンプ間の
塵埃物質の除去が簡単に行なえるようにして、磁気テー
プ装置の保守性を向上させることが第2の目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドクリ
ーニングテープは、磁気ヘッドと磁気テープが接触する
面の近傍に溝が存在する磁気ヘッドをクリーニングする
磁気ヘッドクリーニングテープであり、 前記溝の深さ
よりも長い可撓性起毛と、テープベースとを備え、前記
テープベースの表面に可撓性起毛を有することを特徴と
する。
【0019】本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
は、前記可撓性起毛を有する前記テープベース上の領域
である可撓性起毛部がテープ幅方向の全部にわたりかつ
テープ長さ方向に連続して形成されていることを特徴と
する。
【0020】本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
は、前記可撓性起毛を有する前記テープベース上の領域
である可撓性起毛部がテープ長さ方向には周期的に設け
られ、前記可撓性起毛部が設けられた領域ではテープ幅
方向の全部にわたり形成されていることを特徴とする。
【0021】本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
は、可撓性起毛部のテープ走行方向の長さをLa、隣接す
る可撓性起毛部までの距離をLb、可撓性起毛部の周期を
L=La+Lb、磁気ヘッドのテープ走行方向の長さをLh、
m、nを互いに素である整数とし、La>Lh、Lb≫Lh、m・L
=2・n・Lh であることを特徴とする。
【0022】本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
は、前記可撓性起毛部のテープ走行方向の長さをLa、前
記可撓性起毛部の端部から隣接する可撓性起毛部までの
距離をLb、可撓性起毛部の周期をL(=La+Lb)、磁気ヘ
ッドのテープ走行方向の長さをLhとし、La>Lh、Lb>Lh
であり、可撓性起毛部の少なくとも一方の近傍には、第
1の距離を隔てて磁化パタンがテープ幅方向の全部にわ
たり設けられている。
【0023】本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
は、2種の磁化パタンの配列が可撓性起毛部の両側にあ
り、第1の磁化パタンが前記可撓性起毛部から前記第1
の距離だけ離れて設けられ、パタン情報が異なる第2の
磁化パタン配列が前記可撓性起毛部から第2の距離だけ
離れて前記第1のパタン配列と逆側に設けられているこ
とを特徴とする。
【0024】本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
は、前記可撓性起毛を有する前記テープベース上の領域
である可撓性起毛部がテープ幅方向には両端部に形成さ
れかつテープ長さ方向には連続して形成されていること
を特徴とする。
【0025】本発明の磁気ヘッドクリーニング方法は、
テープベース上に可撓性起毛の方向がテープ幅方向に溝
を有する磁気ヘッドの溝の深さ方向を向くように形成さ
れ、テープ幅方向の全部にわたりかつテープ長さ方向に
連続的に形成されている可撓性起毛部を有するクリーニ
ングテープにより、前記クリーニングテープを走行させ
る手段と磁気ヘッドの位置をテープ幅方向に移動させる
手段を有する磁気テープ装置が前記磁気ヘッドをクリー
ニングする磁気ヘッドクリーニング方法であり、前記ク
リーニングテープをあらかじめ定めた距離を走行させ、
前記磁気ヘッドを前記クリーニングテープの幅方向の一
端方向に移動させ、そのままクリーニングテープを所定
距離だけ走行させて停止させ、前記磁気ヘッドを前記ク
リーニングテープ他端方向に移動させ、再度前記クリー
ニングテープを走行させて停止させ、前記磁気ヘッドを
元の位置すなわちクリーニングテープ幅方向の中央部に
移動させることを特徴とする。
【0026】本発明の磁気ヘッドクリーニング方法は、
テープベース上に可撓性起毛の方向がテープ幅方向に溝
を有する磁気ヘッドの溝の深さ方向を向くように形成さ
れ、前記可撓性起毛を有する前記テープベース上の領域
である可撓性起毛部がテープ長さ方向には周期的に設け
られ、前記可撓性起毛部が設けられた領域ではテープ幅
方向の全部にわたり形成されており、可撓性起毛部のテ
ープ走行方向の長さをLa、隣接する可撓性起毛部までの
距離をLb、可撓性起毛部の周期をL=La+Lb、磁気ヘッド
のテープ走行方向の長さをLh、m、nを互いに素である整
数とし、La>Lh、Lb≫Lh、m・L=2・n・Lh であるクリ
ーニングテープにより、前記クリーニングテープを走行
させる手段と磁気ヘッドの位置をテープ幅方向に移動さ
せる手段を有する磁気テープ装置が前記磁気ヘッドをク
リーニングする磁気ヘッドクリーニング方法であり、前
記クリーニングテープをあらかじめ定めた距離を走行さ
せ、前記磁気ヘッドを前記クリーニングテープの幅方向
の一端方向に移動させ、そのままクリーニングテープを
Lhだけ走行させて停止させ、前記磁気ヘッドをクリーニ
ングテープ他端方向に移動させて元の位置に復帰し、再
度前記クリーニングテープをLhだけ走行させて停止さ
せ、前記磁気ヘッドをさらにクリーニングテープ他端方
向に移動させて 再度クリーニングテープをLhだけ走行
させて停止させ、前記磁気ヘッドを元の位置すなわちク
リーニングテープ幅方向の中央部に移動させ、これらの
ステップを繰り返すことを特徴とする。
【0027】本発明の磁気ヘッドクリーニング方法は、
前記可撓性起毛部のテープ走行方向の長さをLa、前記可
撓性起毛部の端部から隣接する可撓性起毛部までの距離
をLb、可撓性起毛部の周期をL(=La+Lb)、磁気ヘッド
のテープ走行方向の長さをLhとし、La>Lh、Lb>Lhであ
り、可撓性起毛部の少なくとも一方の近傍には、第1の
距離sh1を隔てて磁化パタンがテープ幅方向の全部にわ
たり設けられている磁気ヘッドクリーニングテープによ
り、前記磁気ヘッドクリーニングテープを走行させる手
段と磁気ヘッドの位置をテープ幅方向に移動させる手段
を有する磁気テープ装置が前記磁気ヘッドをクリーニン
グする磁気ヘッドクリーニング方法であり、 前記クリ
ーニングテープを走行させながら、磁気ヘッド出力をモ
ニターし、 磁気ヘッド出力を検出した後、更にsh1だ
けテープを走行させて停止し、前記磁気ヘッドをテープ
幅方向の一端方向に移動させ、そのまま前記クリーニン
グテープをLaだけ走行させ、 前記磁気ヘッドをテープ
幅方向の他端方向に移動させてもとの位置に復帰させる
ことを特徴とする。 (作用)図3(a)に示すように、本発明に関わる磁気
ヘッドクリーニングテープ6には、その表面に可撓性起
毛61が設けられている。この可撓性起毛は、上から圧
力が加わらない状態では、テープ表面にほぼ垂直に立ち
上がっている。単に、立ち上がった起毛部を持つテープ
を、ハブに巻き込むと、起毛の立ち上がりのために、実
質的にテープ厚さが厚くなり、一定の巻き径に巻き込め
るテープ長さが短くなり、実用的ではない。本発明の磁
気ヘッドクリーニングテープは、その起毛部が可撓性を
有するため、テープをハブ65の周りに巻き込むと、テ
ープ張力のために、テープがハブ65側圧力を受け、図
3(b)に示すように起毛部が倒れて巻き込まれる。こ
のため、一定のテープ巻き込み径に巻かれるテープ長を
長くすることが出来、この磁気ヘッドクリーニングテー
プの使用寿命が長くなる。
【0028】図3(c)に示すように、磁気ヘッドクリ
ーニングテープ6を磁気ヘッド1に接触させながら矢印
6aの方向に走行させた後に停止させる。通常テープは
テープテンションにより、磁気ヘッド側に押し付けられ
ている。この押圧力のために、ヘッドのバンプ10及び
20に接した起毛61aは、テープ進行方向と逆方向に
倒れてバンプ10又は20に押し付けられる。しかしな
がら、ヘッドバンプ間の溝30にあるテープ起毛61a
は、加わる圧力が除去されるために立ち上がる。この起
毛の高さ62をあらかじめ磁気ヘッドバンプ間溝深さ1
2とほぼ等しいか若干大きくしておくと、起毛の先端
が、バンプ間溝30の底面に接触する。
【0029】図4に示すように、塵埃物質5が磁気ヘッ
ドバンプ間溝30にある場合、この磁気ヘッドがクリー
ニングテープの起毛部に位置すると、起毛61aの先端
がバンプ間溝の底面に接触し、底面に付着する塵埃物資
5にも起毛61aの先端が接触することになる。このよ
うに、起毛61aの先端が塵埃物質5に接触し得る状態
で、次ぎに矢印1aに示すように、磁気ヘッドをテープ
走行方向6aと垂直方向(テープ幅方向)に移動させ
る。この移動によって、起毛61aの先端は塵埃物質5
を磁気ヘッドバンプ間溝と平行に移動させ、その過程
で、塵埃物質5を溝底面から掻き落し、バンプ間溝の塵
埃物質5を除去する。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図3(a)に示すように、本発明の第1の
実施形態である磁気ヘッドクリーニングテープ6は、テ
ープベース6bと、その表面全面に設けられている可撓
性起毛61とを備える。この可撓性起毛61は、上から
圧力が加わらない状態では、テープ表面にほぼ垂直に立
ち上がるように設けられている。図3(b)に示すがご
とく、クリーニングテープがハブ65に巻き込まれてい
る状態では、この起毛61aは、テープ層間の圧力を受
けて、円周方向に倒れて層間の距離が縮み、テープ巻き
径に対して、長いテープが巻き込まれる。テープ材料
は、テープベース6bは、従来の繊維織物系材料、起毛
はポリエステル系繊維にて、その全面に設けられてい
る。ベースに対して起毛を植え付ける方法としては、パ
イル織りとして一般によく知られている方法を用いて容
易に実現することができる。
【0032】この起毛61aの長さは、図3(c)に示
すように、磁気ヘッドのバンプ間溝30の深さ12と同
等若しくは若干長く設けられている。このため、バンプ
間溝の底面に付着した塵埃物資5に起毛先端が届く。
【0033】本発明のクリーニングを行う磁気テープ装
置は前記クリーニングテープを走行させるテープ走行手
段と磁気ヘッドの位置をテープ幅方向に移動させる磁気
ヘッド移動手段を有する磁気テープ装置であり、テープ
走行手段と磁気ヘッド移動手段は当業者によく知られた
技術であるので説明を省略する。本発明の各実施形態で
テープを走行させる動作と磁気ヘッドを移動させる動作
の説明があるが、これらはそれぞれテープ走行手段と磁
気ヘッド移動手段により行われているものとする。
【0034】次に本発明の第1の実施形態の動作すなわ
ちこの磁気ヘッドクリーニングテープを用いて、磁気ヘ
ッドバンプ間溝30の付着塵埃物質5を除去する動作の
説明を図3、4を参照して行なう。すなわち本クリーニ
ングテープをあらかじめ定めた距離を走行させ、テープ
6を止めた後に、前記磁気ヘッド1をクリーニングテー
プ6の幅方向の一端方向にテープ6の一端と磁気ヘッド
1の一端が一致する位置まで移動させる。このときテー
プ6の一端と磁気ヘッドの一端が一致するに至らない位
置までとしてもよく、以下の他端の場合も同じである。
その後そのままクリーニングテープ6を走行させ、磁気
ヘッド1に未使用の起毛部が達した時点でテープ6を静
止させる。
【0035】次に、磁気ヘッド1をクリーニングテープ
6の幅方向の他端方向にテープ6の他端と磁気ヘッド1
の他端が一致する位置まで移動させる。そして再度クリ
ーニングテープ6を走行させ磁気ヘッド1に未使用の起
毛部が達した時点で停止させる。その後、磁気ヘッド1
を元の位置(実質的にクリーニングテープ幅方向の中央
部)に移動させることにより、バンプ間溝30の塵埃物
質5を除去する。
【0036】次に図面を用いて以下に説明すると、図4
に示すように、塵埃物質5が磁気ヘッドバンプ間の溝3
0にある場合、この磁気ヘッド1がクリーニングテープ
の起毛部61に位置すると、起毛61aの先端がバンプ
間溝30の底面に接触し、底面に付着する塵埃物資5に
も起毛61aの先端が接触することになる。このよう
に、起毛61aの先端が塵埃物質5に接触し得る状態
で、次に矢印1aに示すように、磁気ヘッドをテープ走
行方向6aと垂直であってテープの幅方向の一端方向に
移動させる。この移動によって、起毛61aの先端は塵
埃物質5を磁気ヘッドバンプ間溝30と平行(溝の長手
方向)に移動させ、その過程で、塵埃物質5を溝底面か
ら掻き落し、バンプ間溝30の塵埃物質5を除去する。
すなわち、本発明の基本動作は、起毛61aの先端で、
従来の磁気ヘッドクリーニングテープでは届くことなか
ったバンプ間溝30の底面の塵埃物質5を、バンプ間溝
方向に掻き落し除去することにある。
【0037】塵埃物質5が除去される代表的過程は、図
5に示すようにいくつかある。図5(a)に示すよう
に、磁気ヘッド1が磁気ヘッドクリーニングテープ6の
上にある場合は、掻き落された塵埃物質51はクリーニ
ングテープ起毛61aの間隙に取り込まれる。間隙に取
り込まれた除去塵埃物質51は、クリーニングテープ6
の走行にしたがって、テープの捲き込みリールに捲き込
まれてしまい、再度ヘッド表面に付着することはない。
【0038】次に図5(b)に示すように、磁気ヘッド
1のバンプ間溝30が鉛直方向に形成され、クリーニン
グテープ6が磁気ヘッド1に押し当てられる場合は、ヘ
ッド1が起毛部61に接触し、鉛直方向1aのように移
動した際、掻き落された塵埃物質52は、ヘッド1の下
に落下する。ヘッド下に落下した塵埃物質52は再度、
磁気ヘッド1に付着することはない。
【0039】また、図5(c)に示すように、バンプ間
溝30の開口部が上方を向き、クリーニングテープ6が
磁気ヘッド1の上方にある場合、磁気ヘッド1が起毛部
61にあり、ヘッド1がテープ幅方向に移動すると、起
毛部先端で掻き出された塵埃物質は、53に示すように
磁気ヘッドバンプ間溝30の外に掃き落とされる。掃き
落とされた塵埃物質53は再度磁気ヘッド1に付着する
ことはない。
【0040】本発明の第1の実施形態は従来のクリーニ
ングテープでは除去しきれない磁気ヘッドのバンプ間の
溝内に蓄積された塵埃物質を除去できるという効果があ
る。また、このクリーニングテープをリールに巻き込む
場合には、可撓性起毛により重ねると厚みは薄くできる
為、可撓性のない剛起毛に比べ、同一リールに収容でき
るクリーニングテープ長を大きくすることができるとい
う効果がある。
【0041】本発明の第2の実施形態の構成を、図6に
示す。本実施形態は、図6(a)に示すように、可撓性
起毛部61は磁気ヘッドクリーニングテープ6のうち起
毛部61の存在しているところでは幅方向に幅全体にわ
たって設けられている。しかし、テープ長さ方向には、
周期的に設けられ、起毛部61のあるところと無いとこ
ろがあることが特徴である。
【0042】そのクリーンングテープ63の厚み方向断
面のテープ周期構成を図6(b)に示す。クリーニング
テープ63の可撓性起毛部61のテープ走行方向の長さ
をLa、隣接する可撓性起毛部までの距離をLbとすると、
可撓性起毛部の構成周期LはL= La + Lbとなる。一方磁
気ヘッド1のテープ走行方向の長さはLhであり、La>L
h、Lb≫Laとなるようにあらかじめ構成されている。さ
らに、m、nを互に素である整数として、m・L=2・n・Lh
となっている。
【0043】このクリーニングテープ63を用いた磁気
ヘッドクリーニングの動作を図6、図7を用いて説明す
る。すなわち、このクリーニングテープを磁気ヘッド1
に接触させた状態で、テープテンションの調整のため、
あらかじめ定めた距離Δaを走行させ(ステップ1、以
下単に「S1」と記載する)、停止した後に、フラグを
f=0、g=0と設定する(S2)。ここでfを調べる
と(S3)、f=0なので、磁気ヘッド1をテープ走行
方向に垂直な第1の方向(テープ幅方向であり、例えば
図6(a)では上方)にテープ63の一端と磁気ヘッド
1の一端が一致する位置まで移動させる(S4)。この
ときテープ63の一端と磁気ヘッド1の一端が一致する
に至らない位置までとしてもよく、以下の他端の場合も
同じである。 この時点で、バンプ間溝の塵埃物質5
は、起毛61aの先端で掻き出される。そしてそのまま
のヘッド位置で、テープ63を磁気ヘッド1の長さLhだ
け走行させ(S5)、停止後該ヘッド1を第1の方向と
は逆の第2の方向(例えば図6(a)では下方)に移動
させてもとの位置に復帰させる(S6)。ここでフラグ
をf=1とし(S7)、gの値を1だけ増加させる(S
8)。次に、ヘッド1をさらに第2の方向にテープ6の
他端と磁気ヘッド1の他端が一致する位置まで移動させ
(S10)、テープをヘッド長さLhだけ走行させて停止
した(S11)後、ヘッド1を第1の方向に移動し元の
位置に復帰させる(S12)。ここでフラグをf=0と
し(S13)、gの値を1だけ増加させる(S8)。
【0044】このシーケンスをn回繰り返すと、m・L=2
・n・Lhの関係から、丁度可撓性起毛部をm回通過しなが
ら、過不足なく可撓性起毛部61で、磁気ヘッドバンプ
間溝30の底面にある塵埃物質5の除去が行われる。さ
らに、この間に、磁気ヘッドのバンプ表面は、可撓性起
毛61のない部分すなわち平坦部62(長さはLb)をm
回通過する。この部分は、従来の繊維性若しくは研磨性
テープで形成することにより、従来の磁気ヘッドクリー
ニング効果が得られる。
【0045】本発明の第2の実施形態は第1の実施形態
の効果に加えて、ヘッドバンプ表面のクリーニング効果
が得られ、かつ従来では不可能であったバンプ間の溝内
の塵埃物質の除去ができるという優れた効果がある。
【0046】本発明の第3の実施形態について、図8を
用いて説明する。本実施形態の磁気ヘッドクリーニング
テープ64は、図8(a)、(b)に示すように、クリ
ーニングテープベース60に、テープ幅に等しく長さLa
の可撓性起毛部61が周期的に設けられている。さら
に、その可撓性起毛部61からsh1離れた近傍に、第1
の磁気パタン71が設けられている。さらに、sh2はな
れた、他方向の近傍に、第2の磁気パタン72が同時に
設けられていても良い。
【0047】磁気パタン71、72のごとき磁気パタン
は、磁性材料を含侵させた繊維を織り込んで作成される
か、あるいは、テープベース上に磁性材料を塗布または
蒸着させ、その磁性材料に特定の磁化パタンを磁気記録
することにより作成されている。この可撓性起毛部61
は間隔Lbで周期的に配置されている。すなわち、sh1、s
h2、磁化パタンの長さはLa、Lbに比べ十分小さいので無
視すると、可撓性起毛部の配置周期LはL=La+Lbに等し
い。また、磁気ヘッドのテープ走行方向の長さをLhとす
ると、La>Lh、Lb>Lhとなるように、本磁気ヘッドクリ
ーニングテープ64は構成されている。
【0048】本発明の第3の実施形態の動作を図9を参
照して説明する。なお、この動作の手順はクリーニング
テープ走行方向が、図8(b)の矢印6aに示すよう
に、磁気ヘッド1が磁化パタン71から起毛部61に相
対的に移動する方向が第1の方向6aである場合の手順
である。まず、磁気ヘッドクリーニングテープ64を磁
気ヘッド1に接触させて走行させる(S21)。この
際、磁気ヘッド出力をモニターし、磁化パターン71に
対応した磁気ヘッド出力を検出した(S22のYES)
後、更にsh1(厳密にはsh1より若干大きい値)だけテ
ープを走行させた後停止する(S23)。この停止位置
は、丁度可撓性起毛部71上に磁気ヘッドバンプ間溝3
0が存在する位置である。
【0049】次に、磁気ヘッド1をテープ走行方向に垂
直な第1の方向(クリーニングテープ6の幅方向の一端
方向)にテープ64の一端と磁気ヘッド1の一端が一致
する位置まで移動させる(S24)。このときテープ6
4の一端と磁気ヘッド1の一端が一致するに至らない位
置までとしてもよく、以下の他端の場合も同じである。
この移動により、バンプ間溝30の底面に付着した塵埃
物質5が、起毛先端で掻き落されて、塵埃物質5が除去
される。その後テープ64をLaだけ走行させた(S2
5)後、ヘッド1を第1の方向とは逆の第2の方向(テ
ープ幅方向の他端方向)にテープ64の他端と磁気ヘッ
ド1の他端が一致する位置まで移動させてもとの位置に
復帰させる(S26)。この復帰のためのヘッド移動
は、起毛部61から離れたところで行われるため、塵埃
物質5の再付着は生じることはない。ここで必要に応じ
ヘッドの移動方向が逆である以外はS21〜S26と同
等であるシーケンス(S28〜S33)を追加すると、
さらに塵埃物質の除去効果が高まる。即ち、S31のヘ
ッド移動の方向はS24のそれとは反対方向である第2
の方向とし、S33のヘッド移動の方向はS26のそれ
の反対方向である第1の方向とする。S28〜S33の
その他の点はS21〜S26と同じである。テープ駆動
の方向は同じとする。
【0050】第3の実施形態の動作の変形として次の動
作もできる。図8(b)に示すように、第1の磁気パタ
ン71に加えて第2の磁化パタン72が起毛部からsh2
はなれた逆方向の近傍に配置されている磁気ヘッドクリ
ーニングテープ64では、クリーニングテープ走行方向
を逆転させても、第2の磁化パタン72を磁気ヘッド1
で検出した後、距離sh2移動させて、テープを停止さ
せ、磁気ヘッド1のテープ走行方向に対して垂直に移動
させることにより、上記と同様に塵埃物質の除去が行わ
れる。すなわち、磁気ヘッドクリーニングテープ64
が、テープ走行の往復で使用でき、クリーニングテープ
の使用効率が向上する。
【0051】本発明の第3の実施形態は第2の実施形態
の効果に加えて、一回のバンプ間塵埃除去に必要なテー
プ走行距離を、磁気パタン71、72のデータの読み出
しにより起毛の位置を確認しているため動作が確実にな
り高精度な制御が可能であり、且つ不要なテープ走行が
防止でき一定テープ長にたいしてクリーニング回数の増
大するという効果を奏する。更に磁気ヘッドクリーニン
グテープを往復走行させて使用できるので、クリーニン
グテープの使用効率が向上するという効果もある。
【0052】次に本発明の第4の実施形態を図10を用
いて説明する。図10(a)に示すように、本実施形態
の磁気ヘッドクリーニングテープ65は、可撓性起毛を
その表面にもち、その可撓性起毛部61b、61cはテ
ープ幅方向の両端部にあり、かつテープ長さ方向に連続
して形成されている。テープの中央部62は従来の織物
ベースもしくは研磨性塗布媒体である。
【0053】本実施形態の磁気ヘッドクリーニングテー
プ65による、ヘッドバンプ間溝30の塵埃物質5の除
去は次のように行われる。通常は、磁気ヘッド1は、図
10(b)の位置Aに示すように、クリーニングテープ
65の中央部66にある。このとき、クリーニングテー
プ6を走行させると、磁気ヘッドのバンプ表面の付着物
質の除去ができる。ある程度、磁気ヘッドテープ中央に
ある状態でテープを走行させた後、磁気ヘッドをテープ
端部の起毛部61cに移動させる。このとき磁気ヘッド
は、その幅11の半分を少し超える位置Bまで起毛部分
で掻き拭かれるように移動させられる。
【0054】次に、テープ65をヘッド長以上走行させ
て停止した後、磁気ヘッドをテープの他端に移動させ、
同様に起毛部61cで磁気ヘッドの幅11の半分を少し
超える位置Cまで掻き拭く。そして、ヘッド長さ以上ク
リーニングテープ65を走行させた後、磁気ヘッドをテ
ープ中央部66に戻して、このクリーニングサイクルが
終了する。
【0055】本発明の第4の実施形態は、第1の実施形
態の効果に加えてテープの中央部を使用することで、通
常はヘッドバンプ表面のクリーニング効果が得られ、必
要に応じて両端の起毛部分を使用して磁気ヘッドのバン
プ間の溝内に蓄積された塵埃物質を除去できるという効
果がある。
【0056】なお、上記第1〜第4実施形態において
は、磁気ヘッドのバンプ数が2である場合について説明
してきたが、磁気ヘッドバンプ数が、3以上であって
も、本発明を同様に適用できることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、磁気テープ装置
の記録再生信頼性の向上である。
【0058】その理由は、従来の磁気ヘッドクリーニン
グテープでは除去できなかったヘッドバンプ間溝部の塵
埃物質を効率的に除去し、テープ走行中にバンプ間溝の
塵埃物質が、ヘッド表面に浮遊して、記録再生動作を妨
げることを防ぐからである。
【0059】本発明の第2の効果は、磁気テープ装置の
保守性の向上である。
【0060】その理由は、磁気テープ装置の奥まった位
置にある磁気ヘッドのバンプ間溝の塵埃物質を有効に取
るために、綿棒等で拭き取る方法もあるが、この方法で
は、磁気テープ装置を分解するなど、磁気ヘッドを露呈
させる必要があり、その実施においては専門の技量が必
要となる。本発明の磁気ヘッドクリーニングテープを用
いることにより、特段の技量を有さずとも、ヘッドバン
プ間の塵埃物質の除去が簡単に行なえ、磁気テープ装置
の保守性が向上する
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は磁気ヘッドの斜視図であり、図1
(b)は磁気ヘッドと磁気テープとの位置関係を示す斜
視図である。
【図2】図2(a)、(b),(c)は従来の磁気ヘッ
ドと磁気テープまたはクリーニングテープとの位置関係
を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の磁気ヘッドクリーニングテープ
の第1の実施形態を表す図であり、図3(a)は概略
図、図3(b)は一部巻きとった状態を示す図、図3
(c)はクリーニングテープと磁気ヘッドとの関係を示
す断面図である。
【図4】図4は本発明の動作説明図である。
【図5】図5は本発明の動作説明図であり、クリーニン
グテープを磁気ヘッドに対しそれぞれ図5(a)は下に
おいた場合、図5(b)は横においた場合、図5(c)
は上においた場合の動作説明図である。
【図6】図6(a)は本発明の第2の実施形態の構造を
示す図であり、 図6(b)はその断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の動作を表すフローチ
ャートである。
【図8】図8(a)は本発明の第3の実施形態の構造を
示す図であり、 図8(b)はその断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の動作を表すフローチ
ャートである。
【図10】図10(a)は本発明の第4の実施形態の構
造を示す図であり、 図10(b)はクリーニングテー
プと磁気ヘッドとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 4 磁気テープ 5 塵埃物質 6、63、64、65 磁気ヘッドクリーニングテー
プ、 10、20 磁気ヘッドのバンプ部 12 磁気ヘッドバンプ間溝の深さ 30 磁気ヘッドバンプ間溝 31、32 バンプ脇溝 40、41 テープ走行方向 61 可撓性起毛部 61a 可撓性起毛 65 テープ巻き込みハブ 51、52、53 塵埃物質 71、72 磁化パタン 1a 磁気ヘッド移動方向 6a クリーニングテープ走行方向。 A、B、C 磁気ヘッドのテープ幅方向の位置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドと磁気テープが接触する面の
    近傍に溝が存在する磁気ヘッドをクリーニングする磁気
    ヘッドクリーニングテープであり、 前記溝の深さよりも長い可撓性起毛と、テープベースと
    を備え、前記テープベースの表面に可撓性起毛を有する
    ことを特徴とする磁気ヘッドクリーニングテープ。
  2. 【請求項2】 前記可撓性起毛を有する前記テープベー
    ス上の領域である可撓性起毛部がテープ幅方向の全部に
    わたりかつテープ長さ方向に連続して形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドクリーニング
    テープ。
  3. 【請求項3】 前記可撓性起毛を有する前記テープベー
    ス上の領域である可撓性起毛部がテープ長さ方向には周
    期的に設けられ、前記可撓性起毛部が設けられた領域で
    はテープ幅方向の全部にわたり形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッドクリーニングテー
    プ。
  4. 【請求項4】 可撓性起毛部のテープ走行方向の長さを
    La、隣接する可撓性起毛部までの距離をLb、可撓性起毛
    部の周期をL=La+Lb、磁気ヘッドのテープ走行方向の長
    さをLh、m、nを互いに素である整数とし、La>Lh、Lb≫
    Lh、m・L=2・n・Lh であることを特徴とする請求項3
    記載の磁気ヘッドクリーニングテープ。
  5. 【請求項5】 前記可撓性起毛部のテープ走行方向の長
    さをLa、前記可撓性起毛部の端部から隣接する可撓性起
    毛部までの距離をLb、可撓性起毛部の周期をL(=La+L
    b)、磁気ヘッドのテープ走行方向の長さをLhとし、La
    >Lh、Lb>Lhであり、可撓性起毛部の少なくとも一方の
    近傍には、第1の距離を隔てて磁化パタンがテープ幅方
    向の全部にわたり設けられている請求項3記載の磁気ヘ
    ッドクリーニングテープ。
  6. 【請求項6】 2種の磁化パタンの配列が可撓性起毛部
    の両側にあり、第1の磁化パタンが前記可撓性起毛部か
    ら前記第1の距離だけ離れて設けられ、パタン情報が異
    なる第2の磁化パタン配列が前記可撓性起毛部から第2
    の距離だけ離れて前記第1のパタン配列と逆側に設けら
    れている請求項5記載の磁気ヘッドクリーニングテー
    プ。
  7. 【請求項7】 前記可撓性起毛を有する前記テープベー
    ス上の領域である可撓性起毛部がテープ幅方向には両端
    部に形成されかつテープ長さ方向には連続して形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープク
    リーニングテープ。
  8. 【請求項8】 前記テープベースの材料がポリエステル
    系繊維であり、前記可撓性起毛の材料もポリエステル系
    繊維であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド
    クリーニングテープ。
  9. 【請求項9】 磁気パタン配列が、前記テープベース上
    に付着された磁性材料により形成されている請求項5記
    載の磁気ヘッドクリーニングテープ。
  10. 【請求項10】 磁気パタン配列が、磁性材料を含んだ
    繊維が磁気テープ材料自体に織り込まれて形成されてい
    る請求項5記載の磁気ヘッドクリーニングテープ。
  11. 【請求項11】 テープベース上に可撓性起毛の方向が
    テープ幅方向に溝を有する磁気ヘッドの溝の深さ方向を
    向くように形成され、テープ幅方向の全部にわたりかつ
    テープ長さ方向に連続的に形成されている可撓性起毛部
    を有するクリーニングテープにより、前記クリーニング
    テープを走行させる手段と磁気ヘッドの位置をテープ幅
    方向に移動させる手段を有する磁気テープ装置が前記磁
    気ヘッドをクリーニングする磁気ヘッドクリーニング方
    法であり、 前記クリーニングテープをあらかじめ定めた距離を走行
    させ、 前記磁気ヘッドを前記クリーニングテープの幅方向の一
    端方向に移動させ、 そのままクリーニングテープを所定距離だけ走行させて
    停止させ、 前記磁気ヘッドを前記クリーニングテープ他端方向に移
    動させ、 再度前記クリーニングテープを走行させて停止させ、 前記磁気ヘッドを元の位置すなわちクリーニングテープ
    幅方向の中央部に移動させることを特徴とした磁気ヘッ
    ドクリーニング方法。
  12. 【請求項12】 テープベース上に可撓性起毛の方向が
    テープ幅方向に溝を有する磁気ヘッドの溝の深さ方向を
    向くように形成され、前記可撓性起毛を有する前記テー
    プベース上の領域である可撓性起毛部がテープ長さ方向
    には周期的に設けられ、前記可撓性起毛部が設けられた
    領域ではテープ幅方向の全部にわたり形成されており、
    可撓性起毛部のテープ走行方向の長さをLa、隣接する可
    撓性起毛部までの距離をLb、可撓性起毛部の周期をL=L
    a+Lb、磁気ヘッドのテープ走行方向の長さをLh、m、nを
    互いに素である整数とし、La>Lh、Lb≫Lh、m・L=2・n
    ・Lh であるクリーニングテープにより、前記クリーニ
    ングテープを走行させる手段と磁気ヘッドの位置をテー
    プ幅方向に移動させる手段を有する磁気テープ装置が前
    記磁気ヘッドをクリーニングする磁気ヘッドクリーニン
    グ方法であり、 前記クリーニングテープをあらかじめ定めた距離を走行
    させ、 前記磁気ヘッドを前記クリーニングテープの幅方向の一
    端方向に移動させ、 そのままクリーニングテープをLhだけ走行させて停止さ
    せ、 前記磁気ヘッドをクリーニングテープ他端方向に移動さ
    せて元の位置に復帰し、 再度前記クリーニングテープをLhだけ走行させて停止さ
    せ、 前記磁気ヘッドをさらにクリーニングテープ他端方向に
    移動させて再度クリーニングテープをLhだけ走行させて
    停止させ、 前記磁気ヘッドを元の位置すなわちクリーニングテープ
    幅方向の中央部に移動させ、これらのステップをn回繰
    り返すことを特徴とした磁気ヘッドクリーニング方法。
  13. 【請求項13】 前記可撓性起毛部のテープ走行方向の
    長さをLa、前記可撓性起毛部の端部から隣接する可撓性
    起毛部までの距離をLb、可撓性起毛部の周期をL(=La+
    Lb)、磁気ヘッドのテープ走行方向の長さをLhとし、La
    >Lh、Lb>Lhであり、可撓性起毛部の少なくとも一方の
    近傍には、第1の距離を隔てて磁化パタンがテープ幅方
    向の全部にわたり設けられている磁気ヘッドクリーニン
    グテープにより、前記磁気ヘッドクリーニングテープを
    走行させる手段と磁気ヘッドの位置をテープ幅方向に移
    動させる手段を有する磁気テープ装置が前記磁気ヘッド
    をクリーニングする磁気ヘッドクリーニング方法であ
    り、 前記クリーニングテープを走行させながら、磁気ヘッド
    出力をモニターし、 磁気ヘッド出力を検出した後、更にsh1だけテープを走
    行させて停止し、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の一端方向に移動させ、 そのまま前記クリーニングテープをLaだけ走行させ、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の他端方向に移動させて
    もとの位置に復帰させることを特徴とする磁気ヘッドク
    リーニング方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の磁気ヘッドクリーニ
    ング方法の各ステップに加え、 前記クリーニングテープを走行させながら、磁気ヘッド
    出力をモニターし、 磁気ヘッド出力を検出した後 更にsh1だけテープを走
    行させて停止し、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の前記他端方向に移動さ
    せ、 そのまま前記クリーニングテープをLaだけ走行させ、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の前記一端方向に移動さ
    せてもとの位置に復帰させるステップを更に備えること
    を特徴とする請求項13記載の磁気ヘッドクリーニング
    方法。
  15. 【請求項15】 前記可撓性起毛部のテープ走行方向の
    長さをLa、前記可撓性起毛部の端部から隣接する可撓性
    起毛部までの距離をLb、可撓性起毛部の周期をL(=La+
    Lb)、磁気ヘッドのテープ走行方向の長さをLhとし、La
    >Lh、Lb>Lhであり、可撓性起毛部の一方の近傍には、
    第1の距離を隔てて第1の磁化パタンがテープ幅方向の
    全部にわたり設けられ、パタン情報が異なる第2の磁化
    パタンが前記可撓性起毛部から第2の距離だけ離れて前
    記第1の磁化パタンと逆側に設けられているクリーニン
    グテープにより、前記クリーニングテープを走行させる
    手段と磁気ヘッドの位置をテープ幅方向に移動させる手
    段を有する磁気テープ装置が前記磁気ヘッドをクリーニ
    ングする磁気ヘッドクリーニング方法であり、 第1の磁化パタンから近傍の前記可撓性起毛部へ向かう
    第1の走行方向にある場合には、 前記クリーニングテープを走行させながら、磁気ヘッド
    出力をモニターし、 第1の磁気パタンを検出した後 更にsh1だけテープを
    走行させて停止し、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の第1の方向に移動さ
    せ、 そのまま前記クリーニングテープをLaだけ走行させ、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の第1の方向と逆の第2
    の方向に移動させてもとの位置に復帰させ、 第2の磁化パタンから近傍の前記可撓性起毛部へ向かう
    第2の走行方向にある場合には、 前記クリーニングテープを走行させながら、磁気ヘッド
    出力をモニターし、 第2の磁気パタンを検出した後 更にsh2だけテープを
    走行させて停止し、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の第1の方向に移動さ
    せ、 そのまま前記クリーニングテープをLaだけ走行させ、 前記磁気ヘッドをテープ幅方向の第1の方向と逆の第2
    の方向に移動させてもとの位置に復帰させることを特徴
    とする磁気ヘッドクリーニング方法。
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