JP2002279452A - 券売機 - Google Patents

券売機

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JP2002279452A
JP2002279452A JP2001081427A JP2001081427A JP2002279452A JP 2002279452 A JP2002279452 A JP 2002279452A JP 2001081427 A JP2001081427 A JP 2001081427A JP 2001081427 A JP2001081427 A JP 2001081427A JP 2002279452 A JP2002279452 A JP 2002279452A
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JP2001081427A
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Motoko Mori
素子 森
Harumi Tejima
春己 手島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、発行済定期券の払い戻しが可能な
券売機を提供することを課題とする。 【解決手段】券売機2は、利用者の顔を撮影するための
カメラ10を有する。券売機2を介して無線定期の発券
を希望する利用者によって本人購入ボタン12が入力さ
れると、カメラ10を介して利用者の顔が撮影され、こ
の顔データを記録した無線定期が発券される。発行済の
無線定期の払い戻しをする場合、カード投入・返却口1
7を介して払い戻しを希望する無線定期が投入され、利
用者の顔がカメラ10を介して撮影される。そして、無
線定期から取得した顔データとカメラ10を介して取得
した顔データとが一致したことを条件に、乗車区間およ
び有効期限に応じて算出される金額の現金が利用者に払
い戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道の各駅に設
置された券売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道の各駅に設置される券売機と
して、定期券を発行可能な券売機が普及されつつある。
この種の券売機で利用者が定期券の発行を希望する場
合、利用者は、希望する乗車区間、有効期限、氏名、年
齢、電話番号などの定期券情報を、券売機の操作パネル
を介して入力する。そして、券売機が算出した金額に相
当する現金を券売機に投入し、或いはクレジットカード
を券売機に投入し、定期券の発行を受ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の券売機では、定期券の自動発行に対応できるものの、
利用者が何らかの理由で発行済の定期券の払い戻しを希
望する場合には、従来と同様に、駅係員のいる事務室に
発行済定期券を持って行き、且つ本人であることを証明
するための身分証明書を駅係員に提示し、払い戻し処理
を受けなければならず、面倒であった。
【0004】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、発行済定期券の払い戻しが可能な券売
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の券売機は、利用者を特定可能な個人情報を
取得する個人情報取得手段と、この個人情報取得手段で
取得した個人情報を記録した乗車券を発行する発券手段
と、を備えている。
【0006】また、上記乗車券は、上記個人情報ととも
に、乗車区間、および有効期限に関する定期券情報を記
録した定期券であることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の券売機によると、利用者
に発行済の定期券の払い戻しのため、該発行済定期券の
投入を受け付ける投入口をさらに備え、この投入口を介
して投入された発行済定期券に記録されている個人情報
および定期券情報を取得し、上記個人情報取得手段を介
して払い戻しを希望する利用者の個人情報を取得し、上
記発行済定期券から取得した個人情報と上記個人情報取
得手段を介して利用者から取得した個人情報とが一致し
たことを条件に、上記発行済定期券から取得した定期券
情報に基づいて算出される金額の現金を利用者に払い戻
すことを特徴とする。このように、発光済定期券の払い
戻し時に、発行済定期券から個人情報を取得するととも
に、利用者本人から個人情報を取得することで、他人の
定期券を不正に払い戻すことを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0009】図1には、この発明の実施の形態に係る駅
務システム1の構成をブロック図にして示してある。こ
の駅務システム1は、例えば鉄道の各駅に設置される。
【0010】駅務システム1は、複数台の券売機2(発
券手段)、複数台の自動改札機4、データ処理機6、お
よびデータ管理機8を備えている。券売機2は駅の改札
口の外側に設けられ、自動改札機4は改札口に設けら
れ、データ処理機6およびデータ管理機8は例えば改札
口横にある駅事務室内に設けられている。
【0011】データ管理機8は、券売機2、自動改札機
4、およびデータ処理機6に接続され、各機器から送ら
れる後述する顔データ(個人情報)を集計して管理する
とともに、必要に応じて各機器から送られた顔データを
予め用意した顔データと照合したりする。また、データ
管理機8は、例えば電話回線を介して、各種クレジット
会社や警察と接続されており、紛失或いは盗難にあった
クレジットカードのカード番号や指名手配犯の顔データ
などを取得するようになっている。
【0012】図2には、券売機2の正面図を示してあ
る。
【0013】券売機2は、券売機2を利用する利用者の
顔を撮影するためのカメラ10(個人情報取得手段)を
備えている。券売機2は、その筐体の前面に利用者によ
る操作が容易となるように傾斜した傾斜部2aを有し、
この傾斜部2aにカメラ10が取り付けられている。こ
のように、傾斜部2aにカメラを取り付けることによ
り、券売機2を利用する利用者の顔を確実に撮れるよう
にしている。
【0014】また傾斜部2aには、利用者に対する各種
操作案内を文字情報として表示するとともに、利用者に
よる各種操作入力を受け付けるためのタッチパネル式の
操作・表示パネル11が設けられている。操作・表示パ
ネル11には、後述する本人購入ボタン12を含む各種
操作ボタンが表示され、利用者が各操作ボタンに触れる
ことによりボタン入力がなされるようになっている。
【0015】券売機2の筐体の前面であって傾斜部2a
の下方には、紙幣を投入するための紙幣投入口13、紙
幣を返却するための紙幣返却口14、硬貨を投入するた
めの硬貨投入口15、硬貨を返却するための硬貨返却口
16、プリペイドカード、クレジットカード、後述する
無線定期(乗車券)等のカード媒体の投入を受け付ける
とともに受け入れたカード媒体を返却するカード投入・
返却口17、および間違って購入した乗車券を投入する
ための乗車券投入口18が設けられている。また、傾斜
部2aの上方には、利用者に対して音声による各種操作
案内を音声情報として提供するためのスピーカ19が設
けられている。
【0016】図3(a)には自動改札機4を駅構内から
見た正面図を示してあり、図3(b)には自動改札機4
の側面図を示してある。自動改札機4は、その通路4a
を並べて複数台並設され、各通路4a間に隔壁として機
能する改札ユニット21をそれぞれ介在せしめて構成さ
れている。
【0017】1台の自動改札機4に着目すると、自動改
札機4は、その通路4aの両側に2つの改札ユニット2
1a、21bを備えている。2つの改札ユニット21
a、21bの上部には、通路4aを通る利用者Pの顔を
撮影するための4台のカメラ20a、20b、20c、
20d(以下、総称してカメラ20とする場合もある)
が設置されている。
【0018】具体的には、駅構内に向かう通路4aの右
側に配設された改札ユニット21aの上部に2台のカメ
ラ20a、20bが設置され、左側の改札ユニット21
bの上部に残り2台のカメラ20c、20dが設置され
ている。言い換えると、駅構内に向かう通路4aの前方
に、駅構内に入場する利用者Pを左右から撮影するため
のカメラ20a、20cが配設され、通路4aの後方
に、駅構内から出場する利用者を撮影するためのカメラ
20b、20dが配設されている。このように、通路4
aの両側に各方向に向かう利用者を撮影するための合計
4台のカメラ20を設置することで、通路4aを通過す
る利用者の顔の向きによらず全ての利用者の顔を確実に
撮影できるようにしている。
【0019】また、各改札ユニット21a、21bに
は、通路4aの通行を選択的に許可するための2組のゲ
ート22が取り付けられている。ゲート22は、駅構内
に向かう通路4aの手前側(図示せず)、および奥側に
それぞれ2つずつ設けられ、手前側のゲートは駅構内か
ら出場する利用者の通行を選択的に許可し、奥側のゲー
ト22は駅構内に入場する利用者Pの通行を選択的に許
可するように開閉制御される。
【0020】さらに、各改札ユニット21の上端には、
利用者の通行方向入口側で、普通乗車券、定期券、回数
券、プリペイドカード等のカード媒体を投入するための
図示しないカード投入口、投入されたカード媒体を出口
側で利用者に返却するためのカード返却口、入口側で無
線定期を翳すための図示しないアンテナ部、および通行
する利用者に対する各種情報を表示するための図示しな
い表示部が設けられている。
【0021】図4には、駅事務室に設置されたデータ処
理機6の概略図を示してある。
【0022】データ処理機6は、利用者の顔を撮影する
ためのカメラ25、およびカメラ25に接続されたデー
タ処理部27を備えている。データ処理部27は、無線
定期を投入するとともに、投入された無線定期を返却す
る投入・返却口29をその前面に備えている。データ処
理部27は、投入・返却口29を介して投入された無線
定期に記録されている顔データを読み取るとともに、カ
メラ6で撮影した顔データを無線定期に記録する。ま
た、データ処理部27は、無線定期から読み取った顔デ
ータをカメラ25を介して取得した顔データと照合す
る。
【0023】次に、上述した券売機2、自動改札機4、
およびデータ処理機6による無線定期の取り扱い方法に
ついて説明するとともに、上述した駅務システム1によ
る不正防止方法や各種サービスの提供方法について説明
する。尚、本実施の形態の駅務システム1では、周知の
券売機や自動改札機などの駅務機器と同様に、普通乗車
券、定期券、回数券、プリペイドカード、クレジットカ
ード等を取り扱うこともできるが、ここでは、特に、無
線定期を取り扱う場合を例にとって、図5に示す概念図
を参照しながら説明する。
【0024】ところで、本実施の形態の駅務システム1
で利用される無線定期は、無線によるデータの記録およ
び読み出しが可能なICカードタイプの定期券であり、
従来の定期券と比較して大量のデータを記録できる。こ
のため、無線定期には、この無線定期の所有者(持ち
主)を特定するための顔データ(個人情報)を記録可能
とされている。顔データは、例えばカメラで撮影した顔
画像を複数の領域に分割して画像処理し、各領域の濃淡
を数値化して作成される。尚、無線定期には、周知の定
期券と同様に、乗車区間、有効期限、利用者の氏名、年
齢、性別、大人/小児、電話番号などの定期券情報も記
録される。
【0025】まず、無線定期の取り扱い方法について説
明する。
【0026】例えば、券売機2で無線定期を発行する場
合、操作・表示パネル11を介して利用者によって上述
した定期券情報が入力され、定期券の購入代金として、
現金やクレジットカードが所定の投入口を介して投入さ
れる。このとき、所定のタイミングで、傾斜部2aに設
けられたカメラ10を介して利用者本人の顔が撮影され
る。この場合、券売機2の前に立った無線定期の購入者
が利用者本人であり、利用者本人によって操作・表示パ
ネル11の本人購入ボタン12が入力されたことを条件
に、利用者の顔が撮影される。そして、カメラ10を介
して撮影した顔画像に関する顔データとともに、操作・
入力パネル11を介して利用者によって入力された上述
した定期券情報を記録した無線定期がカード投入・返却
口17を介して発行される。
【0027】一方、利用者本人以外の第三者が券売機2
を介して利用者本人の無線定期を代理で購入する場合、
第三者の顔データが無線定期に記録されることのないよ
うに本人購入ボタン12が入力されることはなく、定期
券情報だけが操作・表示パネル11を介して入力され、
顔データが記録されていない無線定期が発行される。つ
まり、本人購入ボタン12が入力されない場合には、顔
画像の撮影は行なわれず、顔データが無線定期に記録さ
れることはない。
【0028】また、このように発行された顔データの記
録されていない無線定期に対し、後で利用者本人が自身
の顔データを記録することを望む場合には、利用者本人
が駅事務室にこの無線定期を持っていけば顔データの記
録ができる。つまり、この場合、駅事務室に設置された
データ処理機6のカメラ25を介して利用者本人の顔画
像が撮影され、データ処理部27の投入・返却口29を
介して顔データの記録されていない無線定期が投入さ
れ、撮影により取得された顔データが無線定期に記録さ
れて投入・返却口29を介して顔データが記録された無
線定期が利用者に発行される。尚、このように発行済の
無線定期に後で顔データを記録する場合、本人であるこ
とを照明する身分証明書が必要となることは言うまでも
ない。
【0029】例えば、券売機2で発行済の無線定期の払
い戻しをする場合、利用者が所持している無線定期がカ
ード投入・返却口17を介して券売機2に投入され、操
作・表示パネル11を介して払い戻しボタン(図示せ
ず)が入力され、利用者の顔がカメラ10を介して撮影
される。そして、カメラ10を介して取得した顔データ
が無線定期に記録されている顔データと照合され、デー
タの一致が判断されて当該無線定期の所有者本人である
ことが確認されると、残りの有効期限から算出した所定
金額の現金が払い戻される。この場合、従来の払い戻し
処理と比較して、わざわざ定期券を駅係員に提示する必
要がなく、定期券の払い戻しに身分証明書が不要とな
り、利用者の利便性を高めることができる。
【0030】例えば、無線定期を利用する利用者による
自動改札機4の通行の可否を判断する場合、利用者によ
って無線定期が改札ユニット21の図示しないアンテナ
部に翳されて顔データおよび定期券情報が取得され、通
行方向前方に設置された2台のカメラ20を介して通路
4aを通行する利用者の顔が撮影される。そして、アン
テナ部を介して無線定期から読み取った顔データとカメ
ラ20を介して取得した顔データが照合され、データの
一致が判断され且つ定期券情報にある有効期限が切れて
いないことが判断されたことを条件に、通路4aの先に
配設されたゲート22が開放されて利用者の通行が許可
される。
【0031】例えば、駅事務室に拾得した無線定期が届
けられた場合、この拾得物として届けられた無線定期が
データ処理機6のデータ処理部27の投入・返却口29
を介して投入され、当該無線定期に記録されている所有
者本人の顔データが読み取られる。データ処理部27で
読み取られた拾得定期の顔データは、データ管理機8に
送信されて記録、管理される。そして、当該無線定期を
落とした所有者本人が駅事務室に紛失の届け出をした
際、届け出人の顔がデータ処理機6のカメラ25を介し
て撮影され、撮影により取得された顔データがデータ管
理機8で管理している顔データに照会され、データが一
致したことを条件に、持ち主本人であることが判断さ
れ、当該無線定期が届け出人に返却される。
【0032】次に、駅務システム1による不正防止方法
について説明する。
【0033】駅務システム1において、券売機2のカメ
ラ10、自動改札機4のカメラ20、またはデータ処理
機6のカメラ25を介して利用者の顔を撮影すること
で、種々の不正を防止できる。尚、駅務システム1にお
ける不正防止のため、券売機2、自動改札機4、および
データ処理機6は、利用者の顔を撮影する度にその顔デ
ータをデータ管理機8にある顔データに照会する。
【0034】例えば、上述した無線定期の払い戻し処理
時に、券売機2のカメラ10を介して利用者の顔を撮影
することにより、拾得した他人の無線定期を無断で払い
戻すような不正を防止できる。この場合、券売機2に投
入された無線定期に記録されている顔データとカメラ1
0を介して取得した顔データが照合され、データの不一
致をもって無線定期の不正な払い戻しが判断される。不
正が発覚した場合、当該無線定期を券売機2内に取り込
んだままスピーカ19から警報を鳴らし、駅事務室にい
る駅係員および警察に通報する。警察への通報は、券売
機2から直接なされても良く、或いはデータ管理機8か
らなされても良い。さらに、券売機2のカメラ10を介
して取得した不正人物の顔データは、データ管理機8で
管理するブラックリストに記録される。
【0035】例えば、拾得した他人の無線定期を不正に
利用して自動改札機4を通過しようとした不正人物の顔
を自動改札機4のカメラ20で撮影することで、無線定
期の不正使用を防止することができる。この場合、自動
改札機4に投入された他人の無線定期から取得した顔デ
ータとカメラ20を介して取得した不正人物の顔データ
が照合され、データの不一致をもって無線定期の不正使
用が判断される。このような無線定期の不正使用が発覚
した場合、自動改札機4は、当該無線定期を自動改札機
4内に取り込んだままゲート22を閉じ、駅事務室にい
る駅係員および警察に通報する。警察への通報は、デー
タ管理機8からなされても良い。さらに、自動改札機4
のカメラ20を介して取得した不正人物の顔データは、
データ管理機8で管理しているブラックリストに記録さ
れる。尚、利用者本人が自身が所有する無線定期を利用
した場合であっても、この無線定期を不正に使用して不
正乗車した場合には、当該利用者の顔データがカメラ2
0を介して取得されてブラックリストに記録される。
【0036】例えば、紛失或いは盗難にあったクレジッ
トカードが券売機2に不正に投入された場合、そのクレ
ジット会社から駅務システム1のデータ管理機8に当該
クレジットカードのカード番号が予め送信されていれ
ば、クレジットカードの不正利用を判断できる。このよ
うな不正が発覚した場合、当該クレジットカードを券売
機2内に取り込んだままスピーカ19から警報を鳴ら
し、駅事務室にいる駅係員および警察に通報する。ま
た、このとき、券売機2のカメラ10を介して取得した
不正人物の顔データが、データ管理機8で管理するブラ
ックリストに記録される。
【0037】例えば、指名手配犯が券売機2を利用しよ
うとした場合、或いは指名手配犯が無線定期や回数券等
を利用して自動改札機4を通過しようとした場合、指名
手配犯の顔データが予め警察からデータ管理機8へ送信
されていれば、券売機2のカメラ10或いは自動改札機
4のカメラ20で指名手配犯の顔を撮影することで、指
名手配犯が当駅を利用したことを判断できる。この場
合、カメラを介して取得した顔データとデータ管理機8
で管理している指名手配犯の顔データが一致したことを
条件に、警報を鳴らすとともに、駅事務室にいる駅係員
および警察に通報する。警察への通報は、券売機2、自
動改札機4、またはデータ管理機8からなされる。
【0038】また、拾得した他人の無線定期を不正利用
しようとした人物、他人のクレジットカードを不正利用
しようとした人物、または指名手配犯をより積極的に検
挙するため、不正人物や指名手配犯を券売機2や自動改
札機4で確認した時点で警察に通報する一方で警報を鳴
らすことはせず、そのまま不正人物に無線定期やクレジ
ットカードを使わせて、或いは指名手配犯に乗車券等を
購入させ、降車駅の自動改札機4を通過した時点で身柄
を確保することもできる。
【0039】例えば、指名手配犯が券売機2で乗車券を
購入したとき、券売機2を介して発行する乗車券に追跡
用の情報を書き込んでおく。或いは、指名手配犯によっ
て回数券等の乗車券が自動改札機4に投入されたとき、
自動改札機4を介して当該回数券に追跡用の情報(追跡
情報)を書き込んでおく。そして、降車駅の自動改札機
4に当該乗車券や回数券が投入されたとき、当該乗車券
や回数券から追跡情報を読み取って、指名手配犯である
ことを判断する。このとき、追跡情報を読み取った自動
改札機4は、ゲート22を開放することなく、指名手配
犯の通行を阻止すると同時に、指名手配犯が自動改札機
4を通過しようとしたことを駅係員および警察に通報す
る。
【0040】次に、駅務システム1による各種サービス
の提供方法について説明する。
【0041】例えば、顔データを記録した無線定期を落
とした利用者が何らかの理由で紛失届けを提出していな
いような場合、当該無線定期が第三者によって駅事務室
に届けられていれば、券売機2のカメラ10または自動
改札機4のカメラ20を介して当該利用者の顔が撮影さ
れた時点で、当該無線定期が駅事務室に届けられている
ことが利用者に通知される。利用者への通知は、券売機
2の操作・表示パネル11、または自動改札機4の図示
しない表示部を介してなされる。この場合、券売機2の
カメラ10または自動改札機4のカメラ20を介して取
得された利用者本人の顔データがデータ管理機8で管理
している拾得定期の顔データと照合され、データの一致
をもって利用者本人に通知される。
【0042】また、利用者の要求に応じて、券売機2で
発行されるプリペイドカードなどにカメラ10で撮影し
た顔画像を印刷するサービスを提供することもできる。
この場合、券売機2のカメラ10で撮影した利用者の顔
画像が表面に印刷されたプリペイドカードがカード投入
・返却口17を介して利用者に発行される。
【0043】以上のように、本実施の形態によると、利
用者本人の顔データが記録された無線定期を取り扱う駅
務システム1を提供でき、券売機2に搭載されたカメラ
10、自動改札機4に搭載されたカメラ20、およびデ
ータ処理機6に接続されたカメラ25を介して顔データ
を取得することで、駅を利用する利用者を常に監視およ
び特定でき、上述したような不正防止や各種サービスの
提供が可能となる。
【0044】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、利用者を
特定するための個人データとして顔データを利用した場
合について説明したが、これに限らず、個人データとし
て利用者の指紋、掌紋、アイリス等を利用しても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の券売機
は、カメラを介して利用者の顔データを取得でき、取得
した顔データを記録した無線定期を発行できる。また、
カメラを介して利用者の顔データを取得することで、発
行済の無線定期の払い戻しに対応できる。つまり、払い
戻し時にカメラを介して利用者の顔データを取得して無
線定期に記録されている顔データと照合し、データの一
致をもって本人であることを判断でき、発行済無線定期
の払い戻しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る駅務システムの構
成を示すブロック図。
【図2】図1のシステムに組込まれた券売機を示す正面
図。
【図3】図1のシステムに組込まれた自動改札機を示す
正面図(a)、および側面図(b)。
【図4】図1のシステムに組込まれたデータ処理機を示
す概略図。
【図5】図1のシステムによる動作を説明するための概
念図。
【符号の説明】
1…駅務システム、2…券売機、2a…傾斜部、4…自
動改札機、6…データ処理機、8…データ管理機、10
…カメラ、11…操作・表示パネル、12…本人購入ボ
タン、13…紙幣投入口、14…紙幣返却口、15…硬
貨投入口、16…硬貨返却口、17…カード投入・返却
口、18…乗車券投入口、19…スピーカ、20…カメ
ラ、21…改札ユニット、22…ゲート、25…カメ
ラ、27…データ処理部、29…投入・返却口、P…利
用者。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者を特定可能な個人情報を取得する
    個人情報取得手段と、 この個人情報取得手段で取得した個人情報を記録した乗
    車券を発行する発券手段と、 を備えていることを特徴とする券売機。
  2. 【請求項2】 上記乗車券は、上記個人情報とともに、
    乗車区間、および有効期限に関する定期券情報を記録し
    た定期券であることを特徴とする請求項1に記載の券売
    機。
  3. 【請求項3】 上記個人情報取得手段は、利用者の顔を
    撮影するためのカメラを有し、上記個人情報は、上記カ
    メラで撮影した利用者の顔画像を画像処理した顔データ
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の券売機。
  4. 【請求項4】 利用者に発行済の定期券の払い戻しのた
    め、該発行済定期券の投入を受け付ける投入口をさらに
    備え、 この投入口を介して投入された発行済定期券に記録され
    ている個人情報および定期券情報を取得し、上記個人情
    報取得手段を介して払い戻しを希望する利用者の個人情
    報を取得し、上記発行済定期券から取得した個人情報と
    上記個人情報取得手段を介して利用者から取得した個人
    情報とが一致したことを条件に、上記発行済定期券から
    取得した定期券情報に基づいて算出される金額の現金を
    利用者に払い戻すことを特徴とする請求項2に記載の券
    売機。
  5. 【請求項5】 上記発行済定期券から取得した個人情報
    と上記個人情報取得手段を介して利用者から取得した個
    人情報とが一致しないことを条件に、当該利用者が他人
    の発行済定期券を不正に払い戻そうとしていることを判
    断し、当該利用者から取得した個人情報をブラックリス
    トに記録するとともに、不正があったことを警察に通報
    することを特徴とする請求項4に記載の券売機。
  6. 【請求項6】 上記個人情報取得手段を介して利用者か
    ら取得した個人情報が、予め用意された指名手配犯の個
    人情報と一致したことを条件に、当該利用者が指名手配
    犯であることを判断して警察に通報することを特徴とす
    る請求項1に記載の券売機。
  7. 【請求項7】 上記個人情報取得手段を介して利用者か
    ら取得した個人情報が、予め用意された指名手配犯の個
    人情報と一致したことを条件に、当該利用者を追跡する
    ための追跡情報を記録した乗車券を上記発券手段を介し
    て当該利用者に発行することを特徴とする請求項1また
    は6に記載の券売機。
  8. 【請求項8】 利用者本人であることを入力するための
    ボタンをさらに備え、 このボタンが入力されたことを条件に、上記個人情報取
    得手段で取得した個人情報を記録した乗車券が上記発券
    手段を介して発行され、上記ボタンが入力されない場合
    には、上記個人情報が記録されていない乗車券が上記発
    券手段を介して発行されることを特徴とする請求項1に
    記載の券売機。
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