JP2002279340A - 取消機能付きマークシート読取装置及びその方法と、この方法を実行可能なプログラム。 - Google Patents

取消機能付きマークシート読取装置及びその方法と、この方法を実行可能なプログラム。

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JP2002279340A
JP2002279340A JP2001078702A JP2001078702A JP2002279340A JP 2002279340 A JP2002279340 A JP 2002279340A JP 2001078702 A JP2001078702 A JP 2001078702A JP 2001078702 A JP2001078702 A JP 2001078702A JP 2002279340 A JP2002279340 A JP 2002279340A
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Kenji Takeuchi
健司 竹内
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マークシート上のマーク内容に対する記入につ
いて、一つのマーク欄で記入及び記入後のマークの取消
を可能とする。 【解決手段】マーク欄をチェックする際に書き込む記入
マークの形状を、走査方向に対して傾きをもつ線分を含
むマークと、チェック後に記入マークを取り消す取消マ
ークの形状を、前記走査方向に対して傾きをもつ線分を
前記記入マークの形状に付加したマークと定義する。そ
して、読取ったマークの2値画像データについて読取ラ
イン毎に白画素から黒画素へ変化する数をカウントし、
各ラインについて検出された変化点の配列と予め定義さ
れた前記記入マーク及び取消マークを読み込んだ場合に
検出されるそれぞれの変化点の配列とを比較する。その
結果、定義された配列に近似するマークを当該マーク欄
の読み取り結果とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マークシート上の
所定位置に設けられるマーク欄を読み取り、マークの有
無を検出するマークの読取方法およびマークシート読取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマーク読み取り装置の構成を図2
1に示す。読み取り対象のマークシート1は、検査項目
A〜Cからなるマーク内容についてマークシート記入者
が記入するマーク欄がその左側に配置されている。ここ
では、マーク欄へスラッシュマーク(/マーク)を記入
することでチェックを行うものとする。
【0003】マークシート読取装置2は、マークシート
1のマーク欄を読み取るスキャナ部21と、マーク欄の
記入状態を読み取った2値画像から記入の有無を認識す
るマーク認識部22と、この認識結果を外部のコンピュ
ータ3に出力するデータ送受信部23とを備える。
【0004】マーク認識部222は、読み取ったマーク
の縦横サイズを検出するマークサイズ検出部24と、検
出されたマークサイズと予め指定されたサイズとを比較
しこの指定サイズより大きい場合にマーク有りと判定
し、小さい場合はマークなしと判定するマーク判定部2
62とを備える。
【0005】次に、マーク欄をチェックしたマークシー
トの読み取り動作について説明する。記入済みマークシ
ートは、マークシート読取装置2のスキャナ部21にて
所定の走査方向から読み込まれ2値画像データに変換さ
れ、マーク認識部222に出力する。マーク認識部22
2では、マークサイズ検出部24において、マーク欄に
記入された2値画像について縦横それぞれ連続する黒画
素のサイズを検出し、マーク判定部262において、検
出された黒画素のマークサイズと予め指定されたサイズ
を比較し、指定サイズより大きい場合にマーク有りと判
定し、小さい場合はマークなしと判定し、各マーク欄に
対するマークの判定結果は、データ送受信部23からコ
ンピュータ3に出力され所定の解析及び統計処理がなさ
れる。
【0006】マーク欄に対する記入の有無は、上述のよ
うにマークサイズが予め指定されたサイズより大きいか
否かにより検出されるため、記入者がボールペンやサイ
ンペンなどで一度マーク記入した場合、そのマークを取
り消すことは非常に困難である。かかる事情に鑑み、例
えば特開平2−8978号公報や実開昭58−5866
4号公報では、記入済みのマーク欄を取り消すための取
消用マーク欄を別途設ける技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の公報によれば、
マーク欄に対して記入した後であっても、別途設けられ
た取消用マーク欄をチェックすることで、当該マーク内
容について訂正することができるが、一つのマーク内容
について2つのものマーク欄をもつことになり、シート
記入者にとって煩わしい欠点を有する。
【0008】また、各マーク内容について2倍の読み取
り動作とマーク認識動作を必要とし、処理速度の著しい
低下をもたらすこととなる。
【0009】そこで、本発明の目的は、マーク内容に対
する一つのマーク欄にて記入及びその後の取消を可能と
するマークシートの読取方法及び読取装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、マーク欄が所定位置に配置されたマークシートを
所定の走査方向で読み取り、この読み取った2値画像を
解析することでマーク欄に対する記入マークの有無を判
別するマーク読取方法であって、マーク欄をチェックす
る際に書き込む記入マークの形状を、前記走査方向に対
して傾きをもつ線分を含むマークと定義し、マーク欄チ
ェック後に記入マークを取り消す取消マークの形状を、
前記走査方向に対して傾きをもつ線分を前記記入マーク
の形状に付加したマークと定義し、読み取ったマーク欄
上の前記2値画像データについて前記走査方向からライ
ン毎に白画素から黒画素へ変化する変化点の数をカウン
トし、このマーク欄上の各ラインについて検出された変
化点の配列と予め定義された前記記入マーク及び取消マ
ークを前記走査方向からライン毎に検出されるそれぞれ
の変化点の配列とを比較し、定義された配列に近似する
マークを当該マーク欄の読み取り結果とすることを特徴
とするマークシートの読取方法を得ることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、マー
ク欄が所定位置に配置されたマークシートを所定の走査
方向で読み取り、この読み取った2値画像を解析するこ
とでマーク欄に対する記入マークの有無を判別するマー
ク読取方法であって、マーク欄をチェックする際に書き
込む記入マークの形状を、前記読取走査方向から90度
位相差を有する縦走査方向に対して傾きをもつ線分を含
むマークと定義し、マーク欄チェック後に記入したマー
クを取り消す取消マークの形状を、前記縦走査方向に対
して傾きをもつ線分を前記記入マークの形状に付加した
マークと定義し、読み取ったマーク欄上の前記2値画像
データについて前記縦走査方向からライン毎に白画素か
ら黒画素へ変化する変化点の数をカウントし、このマー
ク欄上の各ラインについて検出された変化点の配列と予
め定義された前記記入マーク及び取消マークを前記縦走
査方向からライン毎に検出されるそれぞれの変化点の配
列とを比較し、定義された配列に近似するマークを当該
マーク欄の読み取り結果とすることを特徴とするマーク
シートの読取方法を得ることができる。
【0012】請求項1記載の発明において、前記変化点
のカウントを、走査方向に1画素単位でシフトしながら
隣接する画素間において白画素から黒画素への変化点を
検出するようにしてもよい。
【0013】同じように、請求項2記載の発明におい
て、前記変化点のカウントを、縦走査方向に1画素単位
でシフトしながら隣接する画素間において白画素から黒
画素への変化点を検出するようにしてもよい。
【0014】また、請求項1の発明において、好適に
は、前記マークシートのマーク欄を略四角とし、前記記
入マークをこの四角の任意の1角と対向角とを結ぶ直線
と定義してもよく、または、前記記入マークを前記読取
走査方向に対して90度の位相差を有する直線と定義し
てもよい。これによれば、シート記入者にとって簡易な
記載形式で取消を可能とすることができ、簡単な記載形
式であるが故にマークシート読取装置においても読み取
り動作及び認識動作を高速に行うことができる。
【0015】同様に、請求項2の発明においても、前記
マークシートのマーク欄を略四角とし、前記記入マーク
をこの四角の任意の1角と対向角とを結ぶ直線と定義
し、または前記記入マークを前記読取走査方向と平行な
直線と定義してもよい。
【0016】また、請求項9記載の発明によれば、マー
ク欄が所定位置に配置されたマークシートを所定の走査
方向で読み取るスキャナ部と、読み取った2値画像を解
析することでマーク欄に対する記入の有無を判定する認
識部とを備えるマークシート読取装置において、前記マ
ーク欄をチェックしたことを示す記入マークを、前記読
取走査方向に対して傾きをもつ線分を含むマークと定義
し、マーク欄チェック後に記入したマークを取り消す取
消マークの形状を、前記読取走査方向に対して傾きをも
つ線分を前記記入マークの形状に付加したマークと定義
し、前記認識部は、読み取ったマーク欄上の前記2値画
像データについて前記読取走査方向からライン毎に白画
素から黒画素へ変化する変化点の数をカウントし、当該
マーク欄に対する変化点の配列を検出する検出部と、マ
ーク欄に対して検出された前記変化点の配列と予め定義
された前記記入マーク及び取消マークを前記読取走査方
向からライン毎に検出される変化点の配列とを比較し、
定義された配列に近似するマークを当該マーク欄の読み
取り結果とするマーク判定部とを有することを特徴とす
るマークシートの読取装置を得ることができる。
【0017】前記マークシートのフォーマットにおい
て、好適には、マーク欄を略四角とし、前記記入マーク
をこの四角の1角と対向角とを結ぶ直線とし、前記取消
マークを記入マークの線分に対して交差する線分を付加
したマークとするとよい。シート記入者にとって簡易な
記載形式で取消を可能とすることができ、簡単な記載形
式であるが故にマークシート読取装置においても読み取
り動作及び認識動作を高速に行うことができる。
【0018】また、請求項11の発明によれば、マーク
欄が所定位置に配置されたマークシートを所定の走査方
向で読み取るスキャナ部と、読み取った2値画像を解析
することでマーク欄に対する記入の有無を判定する認識
部とを備えるマークシート読取装置において、前記マー
ク欄をチェックしたことを示す記入マークを、前記読取
走査方向から90度位相差を有する縦走査方向に対して
傾きをもつ線分を含むマークと定義し、マーク欄チェッ
ク後に記入したマークを取り消す取消マークの形状を、
前記縦走査方向に対して傾きをもつ線分を前記記入マー
クの形状に付加したマークと定義し、前記認識部は、読
み取ったマーク欄上の前記2値画像データについて縦走
査方向からライン毎に白画素から黒画素へ変化する変化
点の数をカウントし、当該マーク欄に対する変化点の配
列を検出する検出部と、マーク欄に対して検出された変
化点の配列と予め定義された前記記入マーク及び取消マ
ークを縦走査方向からライン毎に検出される変化点の配
列とを比較し、定義された配列に近似するマークを当該
マーク欄の読み取り結果とするマーク判定部とを有する
ことを特徴とするマークシートの読取装置を得ることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1において、図
21に示す従来技術と同一の符号を付すものについては
同一の構成及び動作を行うものとする。本実施の形態に
係るマークシート読取装置2は、従来技術とはマーク認
識部22の構成において異なり、具体的にはブロック数
検出部25の追加とマーク判定部26における動作が従
来とは異なる。
【0020】マーク認識部22は、スキャナ部21にて
読み取った2値画像を解析し、記入されたマークの有無
を判定マークサイズ検出部24と、マーク欄を読み取っ
た各ラインについて走査方向における白画素から黒画素
に変化する数をブロック数として検出するブロック数検
出部25と、マークサイズ検出部24から出力された縦
横サイズ、及びライン毎に検出したブロック数の配列と
予め定義された記入マーク及び取消マークを読み込んだ
際に検出されるブロック数の配列とを比較することでマ
ーク欄の記入状態を識別するマーク判定部26とを備え
る。
【0021】また、マークシート1の書式は、一つのマ
ーク内容に対して一つのマーク欄が設けられている点で
従来と等しく、記入マークの他に取消マークが予め定義
されている点で異なる。このマークシート1に定義され
る記入マークは、マークシート読取装置における読取走
査方向に対して所定の傾きをもつ線分を含む形状に定義
される。一方、取消マークは、マークシート記入者が、
マーク欄にチェックを付した記入マークを取り消すこと
で記入マーク無しと修正するためのマークを意味するも
のであって、前記記入マークの形状に、前記走査方向に
対して所定の傾きをもつ線分を付加した形状と定義され
る。
【0022】次に、具体的な実施例を用いて本実施の形
態の動作について説明する。図2は、マークシート1の
具体例である。マークシート1は、マーク欄11とマー
ク内容12と記入例13から構成される。マーク欄11
は、予めドロップアウトカラーで×を四角で囲んだ形状
で印刷しておく。図2では破線がドロップアウトカラー
で印刷されていることを示す。マーク内容12は、マー
ク欄11の右隣に配置しマークされた場合に具体的に何
を表すかを示している。マーク欄11において、/マー
クを記入マークとし、×マークを記入マーク済みのマー
ク欄を取り消して記入なしとし、未記入時はマークなし
とする。上述の通り、/マークの傾きは走査方向に対し
て45度の傾斜を有する線分であり、×マークは、走査
方向に対して−45度の傾斜を有する\マークを記入マ
ークに付加したマークであることがわかる。図2の場合
は、検査項目Aは/が記入されているためマーク有り、
検査項目Bは×が記入されているためマークの取消(マ
ーク無し)、検査項目Cは未記入のためマーク無しとな
る。
【0023】図2に示すマークシート1は、マークシー
ト読取装置2の搬送機構(図示せず)により読み取り位
置まで用紙搬送されると、スキャナ部4は、マークシー
ト1に設けられたマーク欄11を所定の走査方向でライ
ン単位で読み取り光電変換により2値画像をメモリ(図
示せず)に一旦格納する。
【0024】マークサイズ検出部24は、メモリから2
値画像データを読み出しマーク欄に対する記入されてい
るであろうマークについて縦及び横のサイズを検出す
る。図3及び図4を用いてマークサイズの検出について
説明する。ここでは、図3に示す/マークを記入マーク
とし、図4のイメージはノイズを読み取った結果とす
る。なお、同図は、メモリに格納された2値画像データ
のイメージ図である。メモリには、図3に示される2値
画像データは、走査方向から順に読み出され、縦横共に
1画素づつOR演算を行うことで、縦方向の黒画素及び
横方向の黒画素が連続して9画素して記入されていると
検出することができる。同様に、図4に示す2値画像デ
ータについても、順次読み出されOR演算により、縦サ
イズ3画素、横サイズ3画素となる。この場合、後述の
マーク判定部26において、予め設定されたサイズより
も小さいためマークなしと判定されることとなる。
【0025】次に、ブロック数検出部25の動作につい
て、図5〜8を用いて説明する。ブロック数検出部25
は、メモリから読み出した走査方向の2値画像データ
を、ライン毎に1画素づつ2値画像を左から右に走査
し、白画素から黒画素へ変化する数をブロック数として
検出する。具体的にこのブロック数は、各ラインにおい
て白画素から黒画素を検出した時点で1ブロックをカウ
ントし、ここから連続する黒画素の集合を1ブロックと
みなし、次に再度白画素から黒画素への変化を検出する
と2ブロック目とカウントする。
【0026】図5に示す/マークが記入された場合に
は、各ラインのブロック数はすべて1となる。また、図
6のような×マークが記入された場合は、ブロック数は
2ブロックのラインが4つ連続し、1ブロックのライン
が2つ連続し、2ブロックが4つ連続する。図7のよう
に/マークにノイズがあった場合は、ノイズのある2ラ
インが2ブロックとなり、残りは1ブロックとなる。図
8に示す変形した×マーク場合、1ブロックが4つ連続
し、2ブロックが2つ連続し、1ブロックが2つ連続
し、2ブロックが2つ連続する。
【0027】次に、マーク判定部26の動作について、
図9に示すフローチャートを用いて説明する。マーク判
定部26には、マークサイズ検出部24から出力される
マークサイズとブロック数検出部25から出力されるブ
ロック数が入力される。なお、以下に示すマーク判定に
は、/マークを記入マークとし、取消マークを×マーク
とした場合の設定で説明する。
【0028】まず、第1段階としてマークサイズを判定
する(S1)。このサイズ判定は、指定された縦横のサ
イズがともに条件に合っている場合にマーク有りと判定
するAND条件か(S2)、どちらか一方が条件に合っ
ていればマークあり判定するOR条件(S3)のいずれ
かを採用することができる。これらAND条件、OR条
件の指定は予め指定されているものとする。
【0029】マークのサイズ判定をAND条件で行う場
合(S2)、縦横いずれも指定サイズより大きいか判断
し、大きい場合はS4に進み、いずれかが小さい場合は
この時点でマーク無し(S8)とする。OR条件で行う
場合(S3)、縦横いずれかが指定サイズより大きいか
判断し、大きい場合はS4に進み、両方小さい場合はこ
の時点でマーク無しとする(S8)。
【0030】マークサイズを判定が終わると、次に、S
4〜S8のステップで構成されるマークの識別処理に移
行する。まずは、ブロック数が1である割合と指定値と
を比較する(S4)。ブロック数が1である割合とは、
記入箇所のサイズ(図3〜図8の場合は10画素)との
割合を示す。図5に示す/マークの場合、全てのライン
でブロック数が1であるので、10/10=1となる。
図6に示す×マークの場合、ブロック数が1であるライ
ンは2ラインなので、2/10=0.2となる。同様に
図7の場合は、8/10=0.8となり、図8の場合
は、6/10=0.6となる。ここで指定値を0.5と
すると、図6は指定値以下となるためマーク無しとなる
(S8)。
【0031】S4における処理の結果、ブロック数1の
割合が指定値より大きいと判断されたマークは、ブロッ
ク数が2である割合と指定値と比較する(S5)。ブロ
ック数が2である割合もS4と同様に記入箇所のサイズ
との割合である。図5の場合、2ブロックのラインはな
いため0/10=0、図7の場合2ブロックのラインが
2ラインあるため2/10=0.2となる。図8の場合
2ブロックのラインが4ラインあるため4/10=0.
4となる。ここで2ブロックの判定指定値を0.3とす
ると、図5,図7は指定値以下となるためマーク有りと
なる(S7)。
【0032】次に、ブロック数が2から1に変化し、更
に1から2に変化するパタンが有るかチェックする(S
6)。図8の場合、ブロック数1が連続し、ブロック数
2が2ライン、ブロック数1が2ライン、ブロック数2
が2ラインとブロック数が2,1,2と変化している。
よって図8はマーク無し(マーク取り消し)と判定され
る。
【0033】また、本実施の形態に係る他の実施例につ
いて、図10及び図11を用いて説明する。これら図1
0及び図11は、従来良く用いられる楕円マークやマー
ク記入範囲全体を塗りつぶした場合の例であり、いずれ
もブロック数1の割合が多く(S4)、ブロック数2の
割合が少ない(S5)ためマーク有り(S7)と判定出
来る。
【0034】本実施の形態にかかる更に他の実施例につ
いて、図12及び図13を用いて説明する。図12に示
す通りマーク判定部26の動作は、図9と比較してS4
2及びS52の処理を変更したものである。このS42
では、ブロック数1の割合が少ない場合、判定不能とす
る(S9)。またS52では、ブロック数2の割合が指
定以上の場合も判定不能とする(S9)。前記実施例の
場合のS5では、S6に進み2、1、2のブロックパタ
ン変化のチェックを行っていたが、本実施例のような動
作にすると、図6,図8は判定不能となり(S9)、人
間の目視検査の対象とすることも可能である。
【0035】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。本実施の形態では、ブロック数検出部25の動
作を変更し、縦方向走査あるいは斜め方向走査によりブ
ロック数を検出することで、マークの識別に利用しよう
とするものである。また、横、縦、斜め方向の何れの走
査方向を組み合わせても良い。
【0036】以下、本実施の形態の動作について、具体
的な実施例を用いて説明する。
【0037】図13は、/マークに横棒を追加した形状
を取消マークとした場合のイメージ図である。この2値
画像データをメモリから読み出し、縦方向走査によりブ
ロック数が2→1→2と変化し、取消マークであること
が判定可能となる。この点、前述の読取走査方向とブロ
ック数検出部の走査方向を同じした場合では、横棒に関
するマーク情報を正確に判定することが出来なかった技
術事項である。
【0038】図14は、記入された縦棒または横棒マー
クに横棒または縦棒を追加することで取消マ−クとする
ものである。斜め縦方向走査することによってブロック
数が2→1→2と変化し、取消マークであることが判定
可能となる。図15は、図14を45°右に回転した図
であり、各斜めラインのブロック数を示すための図であ
る。図16は、斜め走査する場合の順番を示している。
→→→→→の順番で走査する。
【0039】また、本実施の形態に係る他の実施例とし
て、図17〜図20に示す通りマーク判定部26の動作
を変更し、○印やレ点などの単純な図形をマークとし、
×を上書きすることで取り消す機能としても良い。
【0040】図17は、○印が記入された場合に横、縦
の走査を行った場合ブロック数を表している。図18は
○印に×を上書きした場合に横、縦の走査を行った場合
ブロック数を表している。図17の場合、横方向走査時
のブロック数の総和は16(=0+1+2+2+2+2
+2+2+2+1)となり、縦方向走査時のブロック数
の総和は16(=1+2+2+2+2+2+2+1+
0)となる。図18の場合、横方向走査時のブロック数
の総和は28(=2+3+2+3+3+3+4+2+3
+3)となり、縦方向走査時のブロック数の総和は28
(=3+3+2+4+3+3+3+2+3+2)とな
る。縦方向横方向ともにブロック数の総和が増加してお
り、より複雑なパタンに変化している。マーク判定部2
6にて、マーク形状に従って予めしきい値を指定し(例
えば、○印の場合のしきい値を縦横ともに20とす
る。)、縦横のブロック数総和がしきい値以上の場合は
取消マークと判定する。
【0041】図19は、レ点が記入された場合に横、縦
の走査を行った場合ブロック数を表している。図20は
レ点に×を上書きした場合に横、縦の走査を行った場合
ブロック数を表している。
【0042】図19の場合、横方向走査時のブロック数
の総和は11(=1+1+1+1+1+2+2+1+1
+0)となり、縦方向走査時のブロック数の総和は10
(=1+1+1+1+1+1+1+1+1)となる。図
20の場合、横方向走査時のブロック数の総和は20
(=2+2+2+2+1+2+3+2+2+2)とな
り、縦方向走査時のブロック数の総和は19(=3+2
+2+2+1+1+2+2+2+2)となる。この場合
も縦方向横方向ともにブロック数の総和が増加してお
り、より複雑なパタンに変化している。マーク判定部2
6にて、レ点の場合しきい値を15とすると、図20の
縦横ブロック数総和はしきい値以上となり、取消マーク
と判定する。
【0043】以上、説明した通り、縦方向走査と横方向
走査と斜め方向の走査を組み合わせることで、複雑な形
状を記入マークとすることができ、またこの記入マーク
に対する取消マークをも判定することができる。これに
より、マークシート記入者の要望に応じて種々のマーク
シートを採用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マーク内容に対して一つのマーク欄でチェックの記入お
よび記入後の取消を可能とするマークシートの読取方法
及び読取装置を得ることができ、また、取消マークが付
加されたマークシートであってもマークの識別を高速に
処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るマークシート及び
マークシート読取装置のブロック構成図である。
【図2】一つのマーク欄を用いてチェックの記入及び取
消を併用するマークシートの具体例である。
【図3】/マークを記入マークとした場合のマークサイ
ズ検出部24の動作である。
【図4】ノイズを含むマーク欄に対するマークサイズ検
出部24の動作である。
【図5】/マークを記入マークとした場合のブロック数
検出部25の動作である。
【図6】×マークを取消マークとした場合のブロック数
検出部25の動作である。
【図7】ノイズを含む/マークが記入されたマーク欄に
対するブロック数検出部25の動作である。
【図8】変形した×マークが記入されたマーク欄に対す
るブロック数検出部25の動作である。
【図9】マーク判定部26の動作を示すフローチャート
である。
【図10】楕円マークを記入マークとした場合のブロッ
ク数検出部25の動作である。
【図11】塗りつぶしマークを取消マークとした場合の
ブロック数検出部25の動作である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る他の実施例
であって、マーク判定部26の動作を示すフローチャー
トである。
【図13】/マークと−マークの組み合わせを取消マー
クとした場合のブロック数検出部25の動作である。
【図14】+マークを取消マークとした場合のイメージ
図である。
【図15】+マークに対して斜め方向走査によるブロッ
ク数検出部25の動作である。
【図16】斜め方向走査にかかるブロック数検出部25
の走査順を示す動作である。
【図17】○マークを記入マークとした場合のブロック
数検出部25の動作である。
【図18】○マークと×マークの組み合わせを取消マー
クとした場合のブロック数検出部25の動作である。
【図19】レマークを記入マークとした場合のブロック
数検出部25の動作である。
【図20】レマークと×マークの組み合わせを取消マー
クとした場合のブロック数検出部25の動作である。
【図21】従来のマークシート及びマークシート読取装
置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 マークシート 11 マーク欄 12 マーク内容 13 記入上の注意事項 2 マークシート読取装置 21 スキャナ部 22、222 マーク認識部 23 データ送受信部 24 マークサイズ検出部 25 ブロック数検出部 26,262 マーク判定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーク欄が所定位置に配置されたマーク
    シートを所定の走査方向で読み取り、この読み取った2
    値画像を解析することでマーク欄に対する記入マークの
    有無を判別するマーク読取方法であって、 マーク欄をチェックする際に書き込む記入マークの形状
    を、前記走査方向に対して傾きをもつ線分を含むマーク
    と定義し、マーク欄チェック後に記入マークを取り消す
    取消マークの形状を、前記走査方向に対して傾きをもつ
    線分を前記記入マークの形状に付加したマークと定義
    し、 読み取ったマーク欄上の前記2値画像データについて前
    記走査方向からライン毎に白画素から黒画素へ変化する
    変化点の数をカウントし、このマーク欄上の各ラインに
    ついて検出された変化点の配列と予め定義された前記記
    入マーク及び取消マークを前記走査方向からライン毎に
    検出されるそれぞれの変化点の配列とを比較し、定義さ
    れた配列に近似するマークを当該マーク欄の読み取り結
    果とすることを特徴とするマークシートの読取方法。
  2. 【請求項2】 マーク欄が所定位置に配置されたマーク
    シートを所定の走査方向で読み取り、この読み取った2
    値画像を解析することでマーク欄に対する記入マークの
    有無を判別するマーク読取方法であって、 マーク欄をチェックする際に書き込む記入マークの形状
    を、前記読取走査方向から90度位相差を有する縦走査
    方向に対して傾きをもつ線分を含むマークと定義し、マ
    ーク欄チェック後に記入したマークを取り消す取消マー
    クの形状を、前記縦走査方向に対して傾きをもつ線分を
    前記記入マークの形状に付加したマークと定義し、 読み取ったマーク欄上の前記2値画像データについて前
    記縦走査方向からライン毎に白画素から黒画素へ変化す
    る変化点の数をカウントし、このマーク欄上の各ライン
    について検出された変化点の配列と予め定義された前記
    記入マーク及び取消マークを前記縦走査方向からライン
    毎に検出されるそれぞれの変化点の配列とを比較し、定
    義された配列に近似するマークを当該マーク欄の読み取
    り結果とすることを特徴とするマークシートの読取方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のマークシートの読取方法
    において、前記変化点のカウントを、走査方向に1画素
    単位でシフトしながら隣接する画素間において白画素か
    ら黒画素への変化点を検出することで行うことを特徴と
    するマークシートの読取方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のマークシートの読取方法
    において、前記変化点のカウントを、縦走査方向に1画
    素単位でシフトしながら隣接する画素間において白画素
    から黒画素への変化点を検出することで行うことを特徴
    とするマークシートの読取方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載のマークシートの読
    取方法において、前記マークシートのマーク欄を略四角
    とし、前記記入マークをこの四角の任意の1角と対向角
    とを結ぶ直線と定義することを特徴とするマークシート
    の読取方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載のマークシート読取
    方法において、前記記入マークを前記読取走査方向に対
    して90度の位相差を有する直線と定義することを特徴
    とするマークシートの読取方法。
  7. 【請求項7】 請求項2又は4記載のマークシートの読
    取方法において、前記マークシートのマーク欄を略四角
    とし、前記記入マークをこの四角の任意の1角と対向角
    とを結ぶ直線と定義することを特徴とするマークシート
    の読取方法。
  8. 【請求項8】 請求項2又は4記載のマークシートの読
    取方法において、前記記入マークを前記読取走査方向と
    平行な直線と定義することを特徴とするマークシートの
    読取方法。
  9. 【請求項9】 マーク欄が所定位置に配置されたマーク
    シートを所定の走査方向で読み取るスキャナ部と、読み
    取った2値画像を解析することでマーク欄に対する記入
    の有無を判定する認識部とを備えるマークシート読取装
    置において、前記マーク欄をチェックしたことを示す記
    入マークを、前記読取走査方向に対して傾きをもつ線分
    を含むマークと定義し、マーク欄チェック後に記入した
    マークを取り消す取消マークの形状を、前記読取走査方
    向に対して傾きをもつ線分を前記記入マークの形状に付
    加したマークと定義し、 前記認識部は、読み取ったマーク欄上の前記2値画像デ
    ータについて前記読取走査方向からライン毎に白画素か
    ら黒画素へ変化する変化点の数をカウントし、当該マー
    ク欄に対する変化点の配列を検出する検出部と、マーク
    欄に対して検出された前記変化点の配列と予め定義され
    た前記記入マーク及び取消マークを前記読取走査方向か
    らライン毎に検出される変化点の配列とを比較し、定義
    された配列に近似するマークを当該マーク欄の読み取り
    結果とするマーク判定部とを有することを特徴とするマ
    ークシートの読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のマークシートの読取装
    置において、前記マークシートのマーク欄を略四角と
    し、前記記入マークをこの四角の1角と対向角とを結ぶ
    直線とし、前記取消マークを記入マークの線分に対して
    交差する線分を付加したマークとすることを特徴とする
    マーク読取装置。
  11. 【請求項11】 マーク欄が所定位置に配置されたマー
    クシートを所定の走査方向で読み取るスキャナ部と、読
    み取った2値画像を解析することでマーク欄に対する記
    入の有無を判定する認識部とを備えるマークシート読取
    装置において、 前記マーク欄をチェックしたことを示す記入マークを、
    前記読取走査方向から90度位相差を有する縦走査方向
    に対して傾きをもつ線分を含むマークと定義し、マーク
    欄チェック後に記入したマークを取り消す取消マークの
    形状を、前記縦走査方向に対して傾きをもつ線分を前記
    記入マークの形状に付加したマークと定義し、 前記認識部は、読み取ったマーク欄上の前記2値画像デ
    ータについて縦走査方向からライン毎に白画素から黒画
    素へ変化する変化点の数をカウントし、当該マーク欄に
    対する変化点の配列を検出する検出部と、マーク欄に対
    して検出された変化点の配列と予め定義された前記記入
    マーク及び取消マークを縦走査方向からライン毎に検出
    される変化点の配列とを比較し、定義された配列に近似
    するマークを当該マーク欄の読み取り結果とするマーク
    判定部とを有することを特徴とするマークシートの読取
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜8記載のマークシートの読
    取方法を実行可能なプログラムを格納した記録媒体。
JP2001078702A 2001-03-19 2001-03-19 取消機能付きマークシート読取装置及びその方法と、この方法を実行可能なプログラム。 Pending JP2002279340A (ja)

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