JP2002279339A - バーコードリーダ - Google Patents

バーコードリーダ

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JP2002279339A
JP2002279339A JP2001125050A JP2001125050A JP2002279339A JP 2002279339 A JP2002279339 A JP 2002279339A JP 2001125050 A JP2001125050 A JP 2001125050A JP 2001125050 A JP2001125050 A JP 2001125050A JP 2002279339 A JP2002279339 A JP 2002279339A
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Yuichiro Mori
雄一郎 森
Takuya Takagi
卓也 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用のソフトウエアの起動や常駐をさせるこ
となくバーコードの読みとりにより端末に確実に指示を
送ることができるバーコードリーダを提供する。 【解決手段】 端末(1)に接続して用いられる。端末
(1)のOSを制御するコマンドと、所定のWebペー
ジのURLとを記録しており、バーコード(4)読みと
り後に、少なくともOS制御コマンドと、URLと、読
み取ったバーコード情報を端末(1)に送信可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品等に付されたバ
ーコードの情報を読み取るためのバーコードリーダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、市場に流通する様々な商品に
バーコードが付されている。例えば日本国内で流通する
商品にはJASに基づくJANコードが付され、書籍に
はISBNコードが付されている。商品への付され方と
しては、商品パッケージに直接印刷されている場合や、
粘着ラベルに印刷されて商品に貼られることが多い。
【0003】このバーコードは企業、商品番号、価格な
どの情報を幅の異なる平行線によりコード化したもので
あるが、これらの情報は主に企業や流通過程における在
庫管理や小売店における代金計算等に用いられている。
【0004】最近では、このバーコードをインターネッ
ト用に利用することが試みられている。具体的にはパソ
コン等の端末を用いて特定の企業のホームページを閲覧
する際に、所定の情報提供会社のバーコード入力用We
bページにアクセスし、そのWebページに設けられて
いるバーコード入力欄にバーコード情報を入力する。す
ると、バーコード検索業者のサーバにて入力されたバー
コード情報とサーバのデータベースに記録されているU
RLとが照合され、該当するURLが抽出されて、リン
ク等により該URLのWebページが表示される。
【0005】バーコード入力欄へのバーコード情報の入
力は、アクセスした者がバーコードの下部に印字されて
いる番号をキーボードから直接入力するか、パソコンに
接続されたバーコードリーダを用いてバーコードからバ
ーコード情報を読みとることにより行う。ここでバーコ
ードリーダは、バーコードが印刷された読みとり対象を
投光用光源により照射し、バーコードからの反射光を集
光レンズで収束し、それにより得られた光信号を受光素
子にて電気信号に変換し、その電気信号を増幅器で増幅
して出力する機能を備えているものが一般的である。
【0006】バーコードは雑誌やパンフレット等に印刷
することより、消費者の手元に届けられる。例えば音楽
雑誌の歌手の特集記事と共にバーコードが印刷されてお
り、雑誌を入手した消費者はそのバーコードの情報を利
用して、その歌手のホームページにアクセスすることが
できる。
【0007】このような操作を行うためには、次のよう
な手順が必要である。まず、バーコードリーダを購入
し、添付されているドライバー(周辺機器を制御するた
めのソフトウエア)とバーコード入力を受け付けるため
のバーコード受付用ソフトウエア(以下「受付用ソフ
ト」という)をパソコンにインストールする。そして、
バーコードリーダを使用するに先立って、それらの特別
なソフトウエアを起動させる。これにより、受付用ソフ
トがバーコードの入力を待ち受ける状態となり、バーコ
ードリーダが使える状態となる。
【0008】次にパソコンのブラウザを起動させ、その
アドレス欄にバーコード入力用WebページのURLを
キーボードから入力してバーコード入力用Webページ
にアクセスする。そして、バーコードをバーコードリー
ダで読みとってバーコード入力欄にバーコード情報を入
力する。
【0009】しかしながら、この場合はバーコードリー
ダの利用の前提として前記の受付用ソフトが起動してい
ることが前提であり、うっかりと受付用ソフトの起動を
忘れていたり、受付用ソフトを終了させていた場合には
バーコードを読み込んでも作動しない。そのため、バー
コードリーダのユーザは、使用の度に受付用ソフトを起
動させる必要があり面倒であり、利用者は受付用ソフト
の起動を意識し続けなくてはならず精神的な負担ともな
る。
【0010】近年パソコンやインターネットが一般に普
及しつつあるが、特に高年齢者やパソコン初心者等にと
っては、ドライバ等のソフトウエアのインストールは面
倒で厄介な作業であることに変わりはなく、使用の前提
としてソフトウエアの起動を求めることは操作手順の複
雑化を招き、操作ミスや混乱の原因となりやすい。
【0011】もちろんパソコンの立ち上げと同時に自動
的に受付用ソフトを起動させ、常に受付用ソフトを機動
状態(常駐)としておけば使用の度に起動しなくても良
く、その点では不便さは解消される。しかしながら、使
わない時まで受付用ソフトを常駐起動させておくことに
なり、使っていない受付用ソフトがパソコンの限られた
リソースを部分的に占有し、パソコンの処理速度の低下
やリソース不足などの要因となる。このことは能力の低
いパソコンを使用する場合や、同時に複数のソフトウエ
アを利用するような場合に特に大きな問題となる。
【0012】又、バーコードリーダはパソコンに接続し
て用いられるため、アクセスしたい時に手元にバーコー
ドが無い場合はこのサービスを利用することができな
い。仮に、バーコートが自宅から離れた場所にあるよう
な場合は、携帯可能なノート型パソコンとバーコードリ
ーダを持ち運ばなくてはならず、現実性に乏しい。
【0013】同様に他のパソコンにバーコードリーダを
接続して利用しようとする場合でも、当該他のパソコン
にもドライバや受付用ソフトをインストールしなくては
ならない。つまり、通常使っている端末以外で使用した
い場合には、ドライバと受付用ソフトの入ったCD−R
OM等の記録媒体を一緒に持ち歩かなくてはならない。
【0014】仮に他人のパソコンにドライバと受付用ソ
フトをインストールして使わせてもらえるとしても、ソ
フトウエアをインストールされるパソコンの持ち主にと
っては普段は使わないソフトウエアを自分のパソコンに
インストールされるのは記憶装置の記憶可能容量の減少
や、コンピュータウイルスの感染等の心配も生じるので
好ましく思わない。
【0015】今後は、雑誌やパンフレット等だけでな
く、商品やポスター等に付されたバーコードを用いて関
連するWebページにアクセスするようなサービスが出
現することも予想されるが、上記のような不便さが解消
されない限り、サービスの利用の促進を図ることは困難
である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、専用
のソフトウエアの起動や常駐をさせることなくバーコー
ドの読みとりにより端末に確実に指示を送ることができ
るバーコードリーダを提供することを課題とする。
【0017】更には、手元にバーコードがない場合でも
バーコード情報を利用したアクセスを可能とするバーコ
ードリーダを提供することも併せて課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のバーコー
ドリーダ(3)は、端末(1)に接続して用いられ、該
端末(1)のOSを制御するコマンドを記録している記
録素子を備え、バーコード(4)読み取り後に、少なく
とも該コマンドと読み取ったバーコード情報を該端末
(1)に送信可能であることを特徴とする。
【0019】これによれば、バーコードリーダ(3)で
バーコード(4)を読み取ると、バーコードリーダ
(3)に記録されている端末OS制御用のコマンドが端
末(1)に送信される。端末(1)はコマンドを受ける
ことにより実行すべきファイル名やインターネットリソ
ース等を待ち受ける状態となる。そして、OS制御用の
コマンドと共に送られるバーコード情報をファイル名や
インターネットリソース等として受け入れて実行する。
したがって、予め端末(1)で特別なソフトウエアを起
動させておくことなく、バーコードリーダ(3)でバー
コード(4)を読み取るだけで端末(1)を作動させる
ことができる。
【0020】請求項2記載のバーコードリーダ(3)
は、端末(1)に接続して用いられ、該端末(1)のO
Sを制御するコマンドと、所定のWebページのURL
とを記録しており、バーコード(4)読みとり後に、少
なくとも該コマンドと、該URLと、読み取ったバーコ
ード情報を該端末(1)に送信可能であることを特徴と
する。
【0021】これによれば、実施例1の場合と同様に、
バーコードリーダ(3)でバーコード(4)を読みとる
ことにより、端末(1)にOS制御用のコマンドを送信
し、続いてインターネットリソースとしてのWebペー
ジのURLを送信する。これにより、端末(1)はブラ
ウザを起動し、所定URLのWebページにアクセスす
る。そして、共に送られてきたバーコード情報をアクセ
ス中のWebページに入力することができる。
【0022】請求項3記載のバーコードリーダ(3)
は、端末(1)に接続して用いられるバーコードリーダ
であって、スイッチを有し、該端末(1)のOSを制御
するコマンドと、所定のWebページのURLと、所定
のバーコード情報とを記録しており、該スイッチを入力
することにより少なくとも記録している該コマンドと、
該URLと、該バーコード情報を該端末(1)に送信可
能であることを特徴とする。
【0023】これによれば、バーコードリーダ(3)の
スイッチを押すだけで、端末(1)のOSを制御するコ
マンドと、URLと、予め登録されているバーコード情
報とが送られ、所定のWebページに所定のバーコード
情報を入力することができる。したがって、バーコード
を読み込ますことなく、端末(1)を作動させて関連す
るWebページを見ることができる。
【0024】請求項4記載のバーコードリーダは請求項
1〜請求項3のバーコードリーダにおいて、命令の種別
を判別するための命令種別情報がバーコード情報の一部
として含まれているバーコード(4)を読みとることが
でき、該バーコード(4)を読みとった際に、該命令種
別情報に応じたOS制御用コマンドと、前記バーコード
情報から該命令種別情報を省いた情報を端末(1)に送
信することができることを特徴とする。
【0025】これによれば、バーコードリーダ(3)で
バーコード(4)を読みとると、バーコード情報中に含
まれている命令種別情報により、バーコードリーダ
(3)内でどのような種類の命令であるのかを判別する
ことができる。したがって、命令種別に応じたコマンド
を端末(1)に送ることができる。
【0026】請求項5記載のバーコードリーダは請求項
1〜請求項4のバーコードリーダにおいて、異なる複数
のOS用の制御コマンドが記録されており、接続される
端末(1)のOSに合わせて、使用する制御コマンドを
変更することが可能であることを特徴とする。
【0027】端末(1)のOSには複数の種類があり、
端末(1)の使用するOSと異なるOSの制御コマンド
を送っても端末は正確に作動しない。そこで、複数のO
Sに対応するために、複数の異なるOS用の制御コマン
ドをバーコードリーダ内に記録しておく。そして、端末
(1)のOSに合わせて、スイッチの切替等で端末
(1)と同一のOSの制御コマンドを送信できるように
している。これにより、1種類のバーコードリーダで複
数種類のOSの端末(1)に対応することができる。
尚、本実施例ではスイッチの切替により対応するOS制
御コマンドの種類を切り替えたが、他の手段、例えば端
末とバーコードリーダとの接続に用いるコネクターによ
る自動的な切り替え等の手段により切替可能としても良
い。
【0028】請求項6記載のバーコードリーダは請求項
1〜請求項5のバーコードリーダにおいて、固有のID
を有しており、バーコード情報の送信時に該IDも送信
することを特徴とする。
【0029】これによれば、端末(1)にバーコードリ
ーダ(3)固有のIDを送ることとなる。そして、端末
が通信回線を介してWebページにアクセスする場合に
は、そのWebページのサーバ等にバーコードリーダ
(3)のIDを送信することができる。したがって、ア
クセス状況を記録することにより、特定のバーコードリ
ーダ(3)の使用者がどのようなWebページにアクセ
スしたかの記録を取ることかできる。
【0030】請求項7記載のバーコードリーダは、請求
項6のバーコードリーダにおいて、バーコードリーダの
IDとバーコード情報を暗号化して送信することを特徴
とする。
【0031】これによれば、バーコードリーダ(3)の
IDとバーコード情報は暗号化して送信されるため、第
三者が通信を傍受したとしてもバーコードリーダ(3)
のIDとバーコード情報の内容を知ることができない。
したがって、バーコードリーダ利用者のプライバシーの
保護を図ることができる。送信相手は、暗号化して送信
されたバーコードリーダ(3)のIDとバーコード情報
を復号化して利用することができる。
【0032】請求項8記載のバーコードリーダは、請求
項1〜請求項7のバーコードリーダにおいて、入力と出
力を有し、入力側はキーボード(2)と接続され、出力
側は端末(1)のキーボード接続端子と接続され、キー
ボード(2)からの入力された情報を一時的に記録し、
記録した該情報を該端末(1)のOSを制御するコマン
ドと共に端末(1)に送信可能であることを特徴とす
る。
【0033】これによれば、バーコード(4)が無い場
合でも、キーボード(2)からバーコード情報を入力す
ることにより、バーコード(4)を読みとった場合と同
様に用いることができ、上記の各請求項と同様の効果を
得ることができる。
【0034】請求項9記載のバーコードリーダは、請求
項8のバーコードリーダにおいて、キーボード(2)か
らキー入力された際に、端末(1)に文字入力ソフトの
起動コマンドを送信して文字入力ソフトを起動させ、キ
ー入力の内容を一時的に記録すると共に該端末(1)に
送信し、該端末(1)の表示部に表示させることが可能
であることを特徴とする。
【0035】これによればキーボード(2)からのバー
コード情報の入力時に、端末(1)の文字入力ソフトが
起動し、キー入力の内容を端末(1)のモニター(ディ
スプレイ)等の表示部に表示させることができる。した
がって、キー入力の確認を行うことができる。
【0036】請求項10記載のバーコードリーダは、請
求項1〜請求項9のバーコードリーダにおいて、バーコ
ード情報を記録するバーコード情報記録部を備えてお
り、端末(1)から分離した状態でバーコード(4)か
らバーコード情報を読み取って該バーコード情報記録部
に記録することができ、端末(1)に接続された状態
で、該バーコード情報記録部に記録されたバーコード情
報を該端末(1)のOSを制御するコマンドと共に該端
末(1)に送信可能であることを特徴とする。
【0037】これによれば、バーコードリーダ(3)を
端末(1)から分離して携帯することかできる。そし
て、バーコードリーダ(3)単体でバーコード(4)を
読みとることができる。したがって、端末(1)から離
れた場所にあるバーコード(4)を読みとることができ
る。バーコードリーダ(3)を端末(1)に接続すれ
ば、上記各請求項の場合と同様に、端末(1)にOS制
御コマンドとバーコード情報を送信して端末(1)を操
作することができる。
【0038】請求項11記載のバーコードリーダは、請
求項1〜請求項7のバーコードリーダにおいて、出力側
は端末(1)のUSB端子に接続され、USB用キーボ
ードインターフェイスに基づいた出力を該端末に送信す
ることを特徴とする。
【0039】これによれば、バーコードリーダと端末が
USB接続させている場合でも、USB接続のキーボー
ドが端末(1)に指示を送っているのと同じ形式の情報
が送信される。したがって、端末(1)はUSB接続の
キーボードから指示を受けるのと同様にバーコードリー
ダからの指示を受けることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】[実施例1]図1は本実施例のバ
ーコードリーダの接続を説明する図である。図において
(1)はパソコン等の端末本体であり、電話回線,CA
TV回線,専用回線等の通信回線を介してインターネッ
ト等のネットワークに接続されている。端末(1)とし
てはパソコンに限定されず、汎用コンピュータや専用の
端末等でも良い。
【0041】(2)は端末(1)のキーボードであり、
複数のキー(ボタン)を用いて端末(本体)に入力する
ことができる。これらの端末(1)やキーボード(2)
としては特別なものを使用する必要はなく、市販のパソ
コン等でよい(キーボードは通常パソコンの付属品とし
て添付されている)。
【0042】(3)は本実施例のバーコードリーダであ
り、端末(1)とキーボード(2)との間に接続され
る。すなわち、キーボード(2)からの入力と、端末
(1)への出力を有している。接続は有線ケーブルを用
いても良いし、赤外線や電波などを用いた無線による接
続でも良い。
【0043】このような接続により、バーコードリーダ
(3)はキーボード(2)から情報(信号)を受けるこ
とができると共に、端末(1)に情報を送ることができ
る。通常に端末(1)を使用する際には、キーボード
(3)から入力された信号は、バーコードリーダ(3)
を素通りして端末(1)に送られる。したがって、バー
コードリーダ(3)の存在は、端末(1)の使用に支障
を生じさせることはない。
【0044】又、バーコードリーダ(3)は特別なドラ
イバや受付用ソフトは使用しない。したがって、それら
のインストールは必要なく、どの端末でも接続するだけ
ですぐに使用することができる。
【0045】先述のように従来のバーコードリーダと異
なり、特別なドライバや受付用ソフトは不要であるの
で、それらの起動操作は不要であり、受付用ソフトの起
動忘れ等の問題は生じない。更に、ドライバや受付用ソ
フトを常駐させる必要もないので端末の限られたリソー
スを圧迫することもない。
【0046】バーコード(4)は雑誌やパンフレット等
に印刷されたものでも良いし、ポスターや商品やその包
装に付されてものであっても良い。又、企業等からEメ
ールにて送信されてきた画像データやホームページから
ダウンロードした画像データをプリントしたものでも良
い。更にバーコード作成ソフトウエアを利用してユーザ
が自ら作成したものでも良い。
【0047】バーコードリーダ(3)にはICメモリ等
の記憶素子に端末のOS(OperatingSyst
em:コンピュータのハードウエアとソフトウエアを総
合的に管理する基本ソフト)を制御するコマンドとバー
コード入力用WebページのURLが記録されている。
記録素子は物理的に1つの素子でも良いし、コマンド記
録用とURL記録用とで別々の素子を用いても良い。
【0048】端末(1)のOSとしては複数種類が利用
されているので、OS毎に別のコマンドを用意する必要
がある。対応OS毎に異なるバーコードリーダを作成し
ても良いが、本実施例ではバーコードリーダに切替スイ
ッチを設け、スイッチの切替により同じバーコードリー
ダで代表的な数種類のOSに対応できるようにした。
【0049】バーコードリーダ(3)の利用者(以下
「ユーザ」という)がバーコードリーダ(3)を使って
バーコードを読み取ると、読み取りがトリガー(ある状
態を引き起こすためのきっかけ)となって、バーコード
リーダ(3)の記録素子に記憶されているOS制御コマ
ンドと、バーコード入力用WebページのURLと、読
み取ったバーコード情報がバーコードリーダ(3)から
端末(1)に送信される。
【0050】端末(1)はOS制御コマンドを受けて実
行すべき内容の入力を待つ状態となる。コマンドの内容
はOSにより異なるが、例えばWindows(登録商
標)シリーズの場合を例に取ると、「Windows」
キー+「R」キーを同時に入力すると、ホットキー入力
となり、「ファイル名を指定して実行」という入力画面
が起動する。
【0051】この「ファイル名を指定して実行」画面
は、本来は実行したいファイルのファイル名やインター
ネットリソース等を入力欄に直接入力して実行させるこ
とのできる画面である。
【0052】このOS制御コマンドに続いて、実行すべ
き「ファイル名」として、バーコード入力用Webペー
ジのURLと読みとったバーコード情報が送られる。
【0053】よって、Windows(登録商標)の場
合には、「Windows」キー+「R」キー(同時入
力)、ついで「バーコード入力WebページのURL」
と「バーコード情報」が送られることになる。
【0054】尚、上記の説明は送られる情報の概念とし
ての説明であり、実際には「バーコード入力Webペー
ジのURL」と「バーコード情報」との間に「?」文字
を入れて送信している。これは、インターネットでUR
Lに続けてパラメータを渡すときのインターネット用標
準規約に基づくものである。実際に稼動するときは、U
RLの値はHTMLのアドレスではなく、プログラムの
指定として扱われる。例えばプログラムがabcde
f.aspとすると、URLは「http://xxx
xxx.com/abcdef.asp」のように表さ
れ、そのプログラムにパラメータを渡す場合には「?」
で区切って、http://xxxxxx.com/a
bcdef.asp?bc=67890(仮にバーコー
ド情報が67890である場合)のような情報として送
られることになる。
【0055】バーコードリーダ(3)から端末(1)に
送られる情報は、キーボードインターフェースを利用し
て送られるので、端末(1)から見ればキーボード
(2)から入力されたのと同じ扱いとなる。したがっ
て、バーコードリーダ(3)から送られてくる情報を受
け取るために端末(1)側で特別な受付用ソフトを起動
させておく必要がない。
【0056】端末(1)は「ファイル名を指定して実
行」画面にURLが入力されることにより、ブラウザを
起動して通信回線を介してインターネット等で所定のバ
ーコード入力用Webページにアクセスし、そこに設け
られたバーコード入力欄にバーコード情報を入力するこ
ととなる。これにより、バーコード情報に関連するWe
bページが表示されることとなる。
【0057】尚、WWW閲覧用のブラウザとしてはいく
つもの製品(ソフトウエア)があるが、ブラウザの起動
指示はOS自体が行っているため、ブラウザがどの製品
であっても問題なく作動する。
【0058】このように、端末(1)のOSが起動さえ
していれば、バーコードリーダ(3)でバーコード
(4)を読み取るだけで、自動的にブラウザを起動さ
せ、所定のバーコード入力用Webページにアクセスし
てバーコード入力欄にバーコード情報を入力することが
できる。面倒なドライバ等の端末へのインストールや、
使用前の受付用ソフトの起動といった作業が必要ないの
で、高齢者やパソコン初心者などでも問題なく使いこな
すことができる。
【0059】必要ならバーコードリーダに個別のIDを
設け、そのIDも一緒に送信できるようにしても良い。
この場合、バーコード読み込みに用いたバーコードリー
ダ(3)のIDがバーコード入力Webページを記録す
るサーバに送られることとなり、サーバ側でユーザのア
クセス記録をすることができる。サーバにはバーコード
情報も一緒に送られてくるため、バーコードリーダのI
Dとバーコード情報とを関連づけて記録すれば、ユーザ
の嗜好の資料となり、今後のサービスの提供やマーケテ
ィング等の参考にすることができる。
【0060】プライバシー保護の点から、このような個
人情報に関する送信の安全性が問題視されるような場合
には、バーコードリーダ(3)のIDとバーコード情
報、又はそのいずれか一方を暗号化して送信し、サーバ
側で受信した暗号部分を復号化することにより第三者に
よる情報不正取得を防止することができる。
【0061】上記はバーコード入力用Webページにア
クセスしてバーコード情報を入力する場合について説明
した。しかしながら、本実施例のバーコードリーダ
(3)から端末(1)にOS制御コマンドを送るという
機能を用いれば他の用途にも利用することが可能であ
る。
【0062】例えば、Eメールを作成する際にも本バー
コードリーダ(3)を利用することができる。この場合
は、まずメール作成用バーコードを作成する。メール作
成用バーコードはユーザに配布されたバーコード作成ソ
フトウエアを用いる。
【0063】尚、バーコード作成ソフトウエアは、バー
コードリーダ(3)と一緒に配布しても良いし、何らか
の特典、例えばユーザ登録の特典としてサーバからのダ
ウンロード又はCD−ROMの郵送などにより配布する
ようにしても良い。
【0064】ユーザは、バーコード作成ソフトウエアを
起動して、Eメールの宛先のEメールアドレスを入力す
る。バーコード作成ソフトウエアは入力されたEメール
アドレスをバーコードに変換し、ユーザの指示により端
末(1)に接続されたプリンターから印刷する。一度に
作成可能なバーコードの数は限定されず、例えば10人
分のEメールアドレスをまとめてバーコード化し、一覧
として印刷することもできる。
【0065】ここで使用するバーコードとしてはCOD
E39に基づくバーコードを用いた。CODE39は数
字以外にもアルファベットや記号(スペース、$、/、
+、%等)など合計43キャラクタをコード化してお
り、誤読率が低い為、産業界で多く利用されているコー
ドである。しかも桁数も制限がないため、アルファベッ
トや記号を含んだ長いEメールアドレスであってもバー
コード化することができる。
【0066】本実施例ではEメールをそのままバーコー
ド化するのではなく、Eメールアドレスの前に、命令の
種別を判別するための情報として命令種別情報を付加し
ている。具体的には、Eメールアドレスに関する情報の
前に、命令種別情報としてEメールアドレスである旨を
示す記号列、例えば「$//」をつけたものをバーコー
ドととして印刷するようにした。
【0067】ユーザは印刷されたバーコードを通常通り
バーコードリーダにより読み取る。バーコードリーダ
(3)はバーコード(4)自体の構成(黒いバーの本数
と間隔)からバーコードがどの種類で記述されているか
を判別することができる。
【0068】したがって、メール作成用のバーコードを
読み込んだ場合には、上記のようなバーコード入力用W
ebページのURLは端末に送信されない。しかもバー
コード(4)の最初にはEメールアドレスであることを
示す記号列(上記例では「$//」)がついているの
で、バーコードリーダは読み込んだバーコードがEメー
ルであることを検出することができる。
【0069】Eメールアドレスであることが検出される
と、バーコードリーダはバーコード情報からEメールア
ドレスであることを示す記号列を削除すると共に、Eメ
ールアドレスの前に、「誰宛にEメールを送る」という
命令である「mailto:」という文字列を挿入し、
OS制御コマンドと共に送信する。
【0070】例えば、送付先のEメールアドレスが、
「aaa@ccc.com」である場合、バーコード情
報は「$//aaa@ccc.com」となり、これを
読み込んだバーコードリーダは「Windowsキー」
+「Rキー」に続いて「mailto:aaa@cc
c.com」という内容を端末に送り出す。すると、端
末はメーラーを起動させ、宛先欄に「aaa@ccc.
com」を自動入力する。ユーザはこの状態でEメール
の本文を書いて送信するだけでよい。この場合もメーラ
ーの種類は問わない。
【0071】上記では、メール作成用バーコードはユー
ザ自身が入手したバーコード作成ソフトウエアを使って
作成し、自分用として利用する場合を例として示した
が、他の手段により作成し、他の用途に用いても良い。
例えばバーコード作成ソフトウエアを利用できる端末を
ゲームセンターや駅などに設置し、Eメールアドレスを
入力することによりバーコードのプリントされたラベル
を作成できるようにすることが考えられる。ユーザはそ
のバーコードのプリントされたラベルを名刺やチラシ等
に貼り付けて友人や見込客等に配布することにより、相
手にEメールを出してもらいやすいようにすることがで
きる。ゲームセンターには顔写真の印刷されたラベルを
作るゲーム機があるが、そのバリエーションとして顔写
真と共に自分のEメールアドレスのバーコードがプリン
トされたラベルを提供するようなことも可能である。
【0072】Eメール作成以外にもバーコード(4)の
最初に、どのような種類の情報であるのかを判別するた
めの記号列を用いることにより、バーコード(4)を用
いて端末(1)にプログラムの実行等を指示させること
ができる。
【0073】バーコード入力用Webページ以外のWe
bページにアクセスしたい場合には、そのURLをバー
コード化して、バーコード(4)を読み込ませることに
より、「Windowsキー」+「Rキー」に続いて
「バーコードで指定されたURL」を送信し、直接その
Webページにアクセスさせることもできる。
【0074】OS制御コマンドは、書き換え装置を用い
て書き換え、又は追加できるような構成とすれば、独自
の制御コマンドを登録することができるので汎用性が高
くなる。この場合、接続しているキーボードを書き換え
装置として用いることも考えられるが、コマンド登録時
に誤ってバーコードリーダ(3)のみならず端末(1)
にコマンドが送られてしまい、端末(1)の運用に支障
が生じる可能性もあるので、接続されているキーボード
(2)とは別の書き換え装置により書き換えられるよう
にすることが望ましい。
【0075】尚、バーコードリーダ(3)によるバーコ
ード(4)の読み込みにより端末を操作する手段とし
て、OS制御コマンドを用いる代わりに、バーコードに
マクロ登録(予めよく使う手順等を定義して登録する)
を行って各種操作を登録し、バーコードの読みとりによ
り(キーボードを用いずに)ブラウザの起動などの操作
を行うことも可能である。しかしながら、この場合は1
00%確実に特定のプログラムを起動させることは困難
であるので、バーコード(4)の読みとりにより確実に
実行させる手段としては本実施例のような確実性は期待
できないので好ましくない。
【0076】[実施例2]本実施例も実施例1と同様の
機能を有し、同様の効果を奏することができる。本実施
例ではそれに加えて、バーコードリーダ(3)に「ダイ
レクトボタン」と称する押しボタン式のスイッチを設け
ている。この「ダイレクトボタン」はバーコードを読み
取ることなく、所定のWebページにアクセスする際に
用いるボタンである。
【0077】所定のバーコード情報がバーコードリーダ
内の記録素子記録されている。前記の「ダイレクトボタ
ン」を押すとバーコードを読み込まなくともOS制御コ
マンドと、所定のURLと共に記録素子に記録されてい
るバーコード情報がバーコードリーダ(3)から端末
(1)に送信される。
【0078】端末は、実施例1の場合と同様にブラウザ
を起動させ、所定URLのバーコード入力用ページにア
クセスし、記録されていたバーコード情報をバーコード
入力欄に入力する。そして、記録されていたバーコード
情報に関連するWebページが表示される。
【0079】これによれば、バーコード(4)を読み込
ますことなく特定のWebページを表示させることがで
きる。したがって、バーコードリーダ(3)のユーザに
特定のWebページを積極的に見せたい場合に用いるの
に適している。例えばバーコードリーダ配布先やスポン
サーのWebページに誘導する場合等に使われる。
【0080】尚、本実施例では行わなかったが、記録素
子に記録できるバーコード情報を追加又は書き換えられ
るような構成としても良い。
【0081】それ以外は実施例1と同様であり、同様の
効果を得ることができる。
【0082】[実施例3]実施例2では、ダイレクトボ
タンを押すことにより記録されているWebページにア
クセスできるようにしていたが、本実施例ではバーコー
ドリーダ(3)でバーコード(4)を読み込んだ際に、
一旦バーコードリーダ(3)の記録素子に記録されてい
るバーコード情報に関連するWebページにアクセスす
るようにした。
【0083】本実施例の場合も実施例2と同様に、バー
コードリーダ(3)内の記録素子にバーコード情報が予
め記録されている。そしてバーコード(4)の読み込み
がトリガーとなり、記録しているバーコード情報に関す
るWebページを表示させる。そのWebページの表示
の後に、自動的に又はユーザの指示を待って、ユーザが
バーコード(4)で読み込んだバーコード情報に関する
Webページを表示させる。つまり、ユーザが見たいW
ebページに先立って、所定のWebページを表示させ
ることになる。
【0084】本実施例は特に企業がキャンペーン等でバ
ーコードリーダ(3)を無償配布する場合等に用いるの
に適しており、バーコード(4)を読み込んでユーザ所
望のWebページにアクセスするに先立って強制的に配
布企業又はスポンサーの広報用Webページ等を表示さ
せてユーザに広告を見てもらうことができる。
【0085】必要なら毎回ではなく、最初の1回だけ、
又は所定回数の利用毎にこのような強制的なWebペー
ジの表示を行わせるようにしても良い。その他は実施例
1と同様である。
【0086】[実施例4]本実施例はキーボード(2)
からのバーコード情報の入力をサポートすることが可能
なバーコードリーダである。本実施例のバーコードリー
ダ(3)はバーコード(4)を読み込んで実施例1と同
様に用いることができるだけでなく、キーボード(2)
から入力されたバーコード情報を一時的に蓄積し、バー
コードリーダ(3)でバーコード(4)を読み込んだの
と同様に情報を送信することができる。
【0087】バーコード(4)が汚れて読みとりにくい
場合や、バーコード(4)を作成するまでもなく直接キ
ーボード(2)からバーコードの番号を入力した方が楽
な場合等に用いる。
【0088】本実施例も実施例2と同様に「ダイレクト
ボタン」を備えている。そして「ダイレクトボタン」を
単純に(クリックするように)押して離すと、実施例2
と同様にバーコードリーダ(3)の記録素子に予め記録
されているバーコード情報が、OS制御コマンドと、所
定のURLと共に送信される。
【0089】キーボード(2)からバーコード情報を入
力する場合には、一旦バーコードリーダ(3)にバーコ
ード情報を記録させる。操作としては、「ダイレクトボ
タン」を押し下げた状態で保持する(長押する)。その
状態で約2秒経過すると確認音が鳴るようにし、その後
も「ダイレクトボタン」の押し下げ状態を維持しつつ所
望のバーコード情報をキーボート(2)から入力する。
本実施例ではキーボード(2)からの入力値の確認のた
めに、前記の確認音と共に端末(1)の文字入力ソフト
ウエアを起動させ、キーボード(2)からの入力値を端
末(1)の画面に表示できるようにした。
【0090】文字入力ソフトウエアの起動は、OSに文
字入力ソフトウエアの起動のコマンドを送ることにより
行った。もしキー入力に誤りがあった場合には、キーボ
ード(2)から所定のコマンド、例えば「Shift」
キーと「Delete」キーを同時に押すことにより、
バーコードリーダ(3)の記録素子に蓄積記録されたバ
ーコード情報を全件消去できるようにした。
【0091】尚、キー入力の内容を確認する手段として
は、本実施例のように端末(1)の画面に表示させる他
に、バーコードリーダ(3)自体に液晶等の表示部を設
けて、その表示部に表示させて確認できるようにしても
良い。
【0092】キー入力されたバーコード番号は一旦バー
コードリーダ(3)内の記録素子に記録される。この記
録素子は、物理的には予めバーコード情報を記録してい
る記録素子と同じ素子を利用しても良いし、別の素子で
あっても良い。
【0093】バーコード(4)からのバーコード情報の
キー入力が終了すると、押し下げていた「ダイレクトボ
タン」を離す。するとキー入力して記録素子に一時的に
記録されていたバーコード情報が、実施例1の場合と同
様にOS制御コマンド及びバーコード入力用Webペー
ジURLに続いて送信され、端末(1)に実施例1と同
様にバーコード情報と関連したWebページを表示させ
ることができる。
【0094】尚、バーコード(4)を使わずにキーボー
ド(2)から入力するのであれば、あえてバーコードリ
ーダ(3)に一旦記録させることなく、直接バーコード
入力用Webページの所定のバーコード入力欄にキーボ
ード入力すれば良いとも考えられるが、ブラウザにバー
コード入力用WebページのURLを間違いなく入力す
るのは面倒であるので、URLの入力を必要としない本
システムの方が利用しやすい。更にダイヤルアップ接続
のように回線接続時間により料金がかかる場合には、回
線接続前にバーコード情報を登録しておけるために接続
中にバーコード情報をキーボード(2)から入力する必
要が無く、接続時間の短縮を図ることもできるので効果
的である。
【0095】又、バーコード(4)を作るよりも感覚的
にキーボード(2)から入力する方が楽な場合もある。
例えば「曜日」「チャンネル」と「時刻」をバーコード
情報としてバーコード入力用Webページに入力する
と、その曜日,時刻にそのチャンネルで放送されている
テレビ番組のWebページにアクセスできるようなサー
ビスであれば、バーコードが無くても「月曜日8チャン
ネル午後10時30分」の番組であれば「M08223
0」のように容易にキーボードから入力することができ
る。
【0096】[実施例5]本実施例は端末(1)から分
離した状態でバーコード(4)を読み取ることができる
バーコードリーダに関するものである。
【0097】バーコードリーダ(3)は2つの押しボタ
ン式スイッチと、読み込んだバーコード情報を記録可能
な記録素子とを備えている。ここでは、一方の押しボタ
ン式スイッチを「第1機能ボタン」、他方を「第2機能
ボタン」として説明する。「第1機能ボタン」の機能は
実施例4の「ダイレクトボタン」と同じであり、同様な
使い方ができる。又、バーコードリーダにはバーコード
読み込み可能状態であることを表示するLED(発光ダ
イオード)が設けられている。
【0098】バーコードリーダ(3)を端末(1)及び
キーボード(2)から分離した状態で携帯し、読み込み
たいバーコードがあった際に「第2機能ボタン」を使っ
てバーコードリーダに読み取る。「第2機能ボタン」を
押すとLEDが点灯する。このLEDの点灯がバーコー
ド読みとり可能であることを表示する。LEDが点灯し
ている状態で希望するバーコード(4)をバーコードリ
ーダで読み取る。その後「第2機能ボタン」を再度押す
とLEDは消灯し、バーコードの読みとりができない状
態に戻る。このように「第2機能ボタン」は押す度にL
EDの点灯,消滅、すなわちバーコード読み込みの可否
を変更することができる。
【0099】本実施例では上記の操作を繰り返すことに
より複数のバーコード情報を蓄積して記録できるように
した。記録できるバーコード情報の数は記録素子の容量
によるが、本実施例では5個程度のバーコード情報を記
録できるようにした。
【0100】バーコードリーダーの移動範囲の制限がな
くなるため読み込ませる対象の制限がほとんどなくな
る。例えば、バーコードリーダ(3)だけを分離して携
帯すれば、駅のポスターにバーコード(4)が印刷され
ているような場合でも、携帯しているバーコードリーダ
ー(3)でバーコード情報を取り出して読み取らせるこ
とができる。
【0101】バーコードに関連したWebページを見る
場合には、バーコードリーダを実施例1と同様に端末に
接続し、「第2機能ボタン」を2秒程度押し続ける。す
ると携帯時に記録したバーコード情報が、実施例1の場
合と同様にOS制御コマンド及びバーコード入力用We
bページURLに続いて送信され、端末(1)に実施例
1と同様にバーコード(4)と関連したWebページを
表示させることができる。
【0102】複数のバーコード情報が蓄積記録されてい
る場合は、この「第2機能ボタン」を2秒程度押し続け
る作業を行う毎に、記録した順にバーコード情報がOS
制御コマンド及びバーコード入力用WebページURL
と共に送信されるようにした。又、本実施例ではバーコ
ードリーダ(3)に蓄積記録されたバーコード情報は、
端末(1)に送信された時点で消去されるようにした
が、端末に送った後も保持し、別途消去手段(例えば記
録を消去するためのスイッチ等)により消去されるよう
にしても良い。
【0103】このようにして、出先でバーコード(4)
をバーコードリーダ(3)に読み込んでおき、家に帰っ
てからパソコン等の端末(1)につないで関連情報のW
ebページを見るこということが可能となる。又、実施
例1でも説明したようにバーコードリーダ(3)はドラ
イバや特殊な受付ソフト等が不要であるため、ユーザ自
信の端末以外の端末に接続して、蓄積したバーコード情
報に関するWebページを見ることもできる。例えばコ
ンビニエンスストアや本屋等に端末が設置されれば、バ
ーコード(4)を読み込んだバーコードリーダ(3)を
その端末にコネクタ接続し、その場で関連するWebペ
ージが見られるようになる。
【0104】[実施例6]本実施例はキーボードと接続
せず、端末のUSB(Universal Seria
l Bus)端子のみと接続するバーコードリーダに関
するものである。キーボードとは接続していないので、
実施例4のようなキーボードからのバーコード番号入力
を記録する機能は有していないが、実施例1に示した基
本的な機能を有している。
【0105】バーコードリーダから端末に送られる情報
の形式は、USB接続のキーボードが端末に送る情報と
同じ形式となっている。その他は、実施例1と同様であ
り、同様の効果を得ることができる。
【0106】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により専用の
ソフトウエアを予め起動させたり常駐をさせることなく
バーコードの読みって端末に確実に指示を送ることがで
きるバーコードリーダを提供することができた。しか
も、手元にバーコードがない場合でも独立して単体でバ
ーコードを読みとることができ、端末に接続して読みと
ったバーコード情報を送信することができるバーコード
リーダを提供することも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバーコードリーダの接続を説明する
図。
【符号の説明】
(1) 端末 (2) キーボード (3) バーコードリーダ (4) バーコード

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末に接続して用いられるバーコードリ
    ーダであって、該端末のOSを制御するコマンドを記録
    している記録素子を備え、バーコード読み取り後に、少
    なくとも該コマンドと読み取ったバーコード情報を該端
    末に送信可能であることを特徴とするバーコードリー
    ダ。
  2. 【請求項2】 端末に接続して用いられるバーコードリ
    ーダであって、該端末のOSを制御するコマンドと、所
    定のWebページのURLとを記録しており、バーコー
    ド読みとり後に、少なくとも該コマンドと、該URL
    と、読み取ったバーコード情報を該端末に送信可能であ
    ることを特徴とするバーコードリーダ。
  3. 【請求項3】 端末に接続して用いられるバーコードリ
    ーダであって、スイッチを有し、該端末のOSを制御す
    るコマンドと、所定のWebページのURLと、所定の
    バーコード情報とを記録しており、該スイッチを入力す
    ることにより少なくとも記録している該コマンドと、該
    URLと、該バーコード情報を該端末に送信可能である
    ことを特徴とするバーコードリーダ。
  4. 【請求項4】 命令の種別を判別するための命令種別情
    報がバーコード情報の一部として含まれているバーコー
    ドを読みとることができ、該バーコードを読みとった際
    に、該命令種別情報に応じたOS制御用コマンドと、前
    記バーコード情報から該命令種別情報を省いた情報を端
    末に送信することができることを特徴とする請求項1,
    請求項2又は請求項3記載のバーコードリーダ。
  5. 【請求項5】 異なる複数のOS用の制御コマンドが記
    録されており、接続される端末のOSに合わせて、使用
    する制御コマンドを変更することが可能であることを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載
    のバーコードリーダ。
  6. 【請求項6】 固有のIDを有しており、バーコード情
    報の送信時に該IDも送信することを特徴とする請求項
    1〜請求項5のいずれかの請求項に記載のバーコードリ
    ーダ。
  7. 【請求項7】 バーコードリーダのIDとバーコード情
    報を暗号化して送信することを特徴とする請求項6記載
    のバーコードリーダ。
  8. 【請求項8】 入力と出力を有し、入力側はキーボード
    と接続され、出力側は端末のキーボード接続端子と接続
    され、キーボードからの入力された情報を一時的に記録
    し、記録した該情報を該端末のOSを制御するコマンド
    と共に端末に送信可能であることを特徴とする請求項1
    〜請求項7のいずれかの請求項に記載のバーコードリー
    ダ。
  9. 【請求項9】 キーボードからキー入力された際に、端
    末に文字入力ソフトの起動コマンドを送信して文字入力
    ソフトを起動させ、キー入力の内容を一時的に記録する
    と共に該端末に送信し、該端末の表示部に表示させるこ
    とが可能であることを特徴とする請求項8記載のバーコ
    ードリーダ。
  10. 【請求項10】 バーコード情報を記録するバーコード
    情報記録部を備えており、端末から分離した状態でバー
    コードからバーコード情報を読み取って該バーコード情
    報記録部に記録することができ、 端末に接続された状態で、該バーコード情報記録部に記
    録されたバーコード情報を該端末のOSを制御するコマ
    ンドと共に該端末に送信可能であることを特徴とする請
    求項1〜請求項9のいずれかの請求項に記載のバーコー
    ドリーダ。
  11. 【請求項11】 出力側は端末のUSB端子に接続さ
    れ、USB用キーボードインターフェイスに基づいた出
    力を該端末に送信することを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれかの請求項に記載のバーコードリーダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259949A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Dainippon Printing Co Ltd 顧客向け画像情報選択システム

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