JP2002279311A - 課金決済処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラムと記録媒体 - Google Patents

課金決済処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラムと記録媒体

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JP2002279311A
JP2002279311A JP2001082130A JP2001082130A JP2002279311A JP 2002279311 A JP2002279311 A JP 2002279311A JP 2001082130 A JP2001082130 A JP 2001082130A JP 2001082130 A JP2001082130 A JP 2001082130A JP 2002279311 A JP2002279311 A JP 2002279311A
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JP2001082130A
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Shinichiro Goto
真一郎 後藤
Saburo Hanaki
三良 花木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスの提供形態に応じた周期で課金決済
処理を行うことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 利用者側装置を介して利用者から要求さ
れたサービスの内容を示す利用履歴情報を生成するステ
ップと、前記生成した利用履歴情報を分配事業者側装置
へ送信するステップと、前記送信された利用履歴情報中
に示されたサービスについて、その利用履歴情報の収集
周期に対応した課金決済事業者側装置を当該利用履歴情
報の分配先として決定するステップと、前記利用履歴情
報を分配事業者側装置から分配先の課金決済事業者側装
置へ送信するステップと、前記送信された利用履歴情報
を受信するステップと、前記受信した利用履歴情報中に
示された内容に応じて利用者に対する課金処理及び決済
処理を行うステップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータネット
ワーク上で展開されるサービスに関する課金決済処理を
利用者毎に行う課金決済処理システムに関し、特に利用
者に提供されたサービスの内容を示す利用履歴情報の収
集周期に応じた課金決済処理を利用者毎に行う課金決済
処理システムに適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータネットワーク上でシ
ョッピングやコンテンツの配信等のサービスが展開され
ているが、現状、コンピュータネットワーク上でサービ
スを提供する上で提供者に負担となっているのが課金決
済処理であり、通常この処理は、別に専門の事業者に一
任することで、提供者の負担は軽減されている。
【0003】コンピュータネットワーク上の各種サービ
スを利用する利用者と、そのサービスを提供する提供
者、そのサービスに対する課金処理を行い、利用者の利
用料金の決済処理を行う課金決済事業者の3者からなる
サービス提供システムでは、通常、課金決済事業者は自
分と契約した提供者の提供するサービスについて、その
利用履歴情報を収集することにより課金計算処理を行っ
ている。
【0004】図9は従来の提供者と課金決済事業者との
間の契約関係の一例を示す図である。図9に示す様にサ
ービス提供システムにおいて、提供者Aは課金決済事業
者αとサービスS1について契約C1を結んでおり、以下同
様に、提供者Bは課金決済事業者βとサービスS2、S3に
ついて契約C2、C3を、提供者Cは課金決済事業者βとサ
ービスS4について契約C4を、課金決済事業者γとサービ
スS5、S6について契約C5、C6を結んでいる。
【0005】ここで、課金決済事業者が利用履歴情報を
収集する周期は事業者毎に異なっており、一方、サービ
スの提供形態により、必要とされる利用履歴情報の収集
周期は異なっている。例えば利用履歴情報の記録時から
すぐに課金計算を行ってその結果を反映する必要がある
実時間性のサービス(前払い方式でのサービス利用にお
ける利用中の残高の確認)では、利用履歴情報の収集周
期は極力短い方が良く、物品販売の様な売り切り型のサ
ービスは、特に実時間性が要求されておらず、利用履歴
情報の収集周期は長くても良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の様に提供形態に
より利用履歴情報の収集周期が異なるというサービスの
多様性に対して、前記従来のサービス提供システムの課
金決済事業者は、契約に基づいて該当する提供者の複数
のサービスについて一律の周期に情報収集してしまうと
いう問題があった(課題1)。これは課金決済事業者
が、対応するサービス毎に収集周期を変えることはシス
テム上大きな負担となるからである。
【0007】また前記従来のサービス提供システムで
は、課金決済事業者と提供者との契約はサービスの数毎
に必要になるので、新たに別のサービスを開始する毎に
契約を結ばなければならず、提供者には大さな負担とな
っていた(課題2)。
【0008】更に問題となるのは、提供者の記録するサ
ービス利用履歴情報を課金決済事業者が確実に収集して
それを基に確実に課金処理を実施しているのか否かを、
確認する手段が提供者には無いということである(課題
3)。
【0009】すなわち図9では、複数のサービスについ
て契約を結んでいる課金決済事業者βやγは、そのサー
ビスS2、S3、S4やサービスS5、S6の種類に拠らず一律の
周期で利用履歴情報を収集すること(課題1)、提供者
A〜Cがサービスを新たに開始する度に課金決済事業者
α〜γと新たに契約しなければならないこと(課題
2)、及びこれらの契約では、課金決済事業者α〜γが
確実に課金処理を実施しているのか否かを、提供者A〜
Cとして確認できないこと(課題3)を示している。
【0010】本発明の目的は上記問題を解決し、サービ
スの提供形態に応じた周期で課金決済処理を行うことが
可能な技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
ネットワーク上で展開されるサービスに関する課金決済
処理を利用者毎に行う課金決済処理システムにおいて、
利用者に提供されたサービスの利用履歴情報の収集周期
に対応した課金決済事業者にその利用履歴情報を分配す
るものである。
【0012】本発明の課金決済処理システムでは、提供
者と課金決済事業者との間に分配事業者を置く。この分
配事業者は、提供者に代わって複数の課金決済事業者と
複数のサービスについて契約を結び、提供者から利用者
の利用履歴情報を受け取り、それをサービスの提供形態
や課金決済事業者の情報収集契機等により、最も適切な
課金決済事業者に渡し、課金処理を依頼する。
【0013】課金決済事業者は、利用履歴情報を受け取
ったことを示す通知を分配事業者に対して行い、課金処
理を行って、更に課金処理を実施したことを示す通知を
分配事業者に対して行う。分配事業者は、課金情報を受
け取ったことを示す通知及び課金処理が実施されたこと
を示す通知を提供者に対して行う。
【0014】これにより提供者は、課金決済事業者が自
身の情報収集周期を変更せずに利用履歴情報を収集する
ことが出来る。また、課金決済事業者との契約に関する
煩わしさから解放されると共に、少なくとも利用履歴情
報を収集したか否か、及び課金処理が行われたか否かの
確認を分配事業者により行うことができる。
【0015】以上の様に本発明の課金決済処理システム
によれば、利用者に提供されたサービスの利用履歴情報
の収集周期に対応した課金決済事業者にその利用履歴情
報を分配するので、サービスの提供形態に応じた周期で
課金決済処理を行うことが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下にコンピュータネットワーク
上で展開されるサービスに関する課金決済処理を利用者
毎に行う一実施形態の課金決済処理システムについて説
明する。
【0017】図1は本実施形態の提供者と分配事業者及
び課金決済事業者の関係を示す図である。本実施形態の
課金決済処理システムでは、サービスに関する契約は全
て分配事業者と課金決済事業者との間で行われるものと
し、図1では、分配事業者は課金決済事業者αとサービ
スS'1について契約C'1を、課金決済事業者βとサービス
S'2について契約C'2、サービスS'3について契約C'3、及
びサービスS'4について契約C'4を、課金決済事業者γと
サービスS'5について契約C'5及びサービスS'6について
契約C'6を、それぞれ結んでいる。
【0018】いま、提供者A、B、Cから分配事業者に
対して、課金要求R1、R2、R3、R4を利用履歴情報L1、L
2、L3、L4と共に送るものとする。この場合の提供者の
各要求は、同時であっても、時間的にずれていても構わ
ない。分配事業者は各要求を逐次処理する。具体的には
該利用履歴情報の内容から、サービスの種類及び必要と
する収集周期を判定し、それぞれ該当する課金決済事業
者に渡す。例えば図1に示す様に、利用履歴情報L1がサ
ービスS'2の履歴情報である場合には課金決済事業者β
へ、利用履歴情報L2がサービスS'1の履歴情報である場
合には課金決済事業者αへ、利用履歴情報L3がサービス
S'6の履歴情報である場合には課金決済事業者γへ、利
用履歴情報L4がサービスS'4の履歴情報である場合には
課金決済事業者βへ、それぞれ送られる。
【0019】図2は本実施形態の利用者、提供者、分配
事業者及び課金決済事業者の関係を示す図である。図2
に示す様に本実施形態の課金決済処理システムにおい
て、提供者は利用者に対してサービスを提供し(図2の
(A))、その利用履歴情報を記録して、分配事業者に
対して該利用履歴情報と共に課金を要求する(図2の
(B))。
【0020】分配事業者は、該利用履歴情報の内容か
ら、該当する課金決済事業者を選んで、該課金決済事業
者に該利用履歴情報を渡して課金要求する(図2の
(C))。該課金決済事業者は該利用履歴情報から課金
処理及び決済処理を行う。そして該課金決済事業者は課
金要求(C)の応答として、課金処理が終了したことを
示す応答を該分配事業者に返す(図2の(D))。該分
配事業者はこれを受けて該提供者に課金処理が終了した
ことを示す応答として返す(図2の(E))。
【0021】図3は本実施形態の課金決済処理システム
の概略構成を示す図である。図3に示す様に本実施形態
の提供者側装置20は、サービス提供処理部21と、利
用履歴情報生成処理部22と、利用履歴情報送信処理部
23とを有している。サービス提供処理部21は、利用
者側装置10を介して利用者から要求されたサービスを
提供する処理部である。利用履歴情報生成処理部22
は、前記利用者に提供されたサービスの内容を示す利用
履歴情報を生成する処理部である。利用履歴情報送信処
理部23は、前記生成した利用履歴情報を提供者側装置
20から分配事業者側装置30へ送信する処理部であ
る。
【0022】提供者側装置20をサービス提供処理部2
1、利用履歴情報生成処理部22及び利用履歴情報送信
処理部23として機能させる為のプログラムは、CD−
ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納さ
れた後、メモリにロードされて実行されるものとする。
なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM
以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当
該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用し
ても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアク
セスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0023】分配事業者側装置30は、利用履歴情報受
信処理部31と、利用履歴情報分配処理部32と、サー
ビス毎利用履歴情報送信処理部33とを有している。利
用履歴情報受信処理部31は、複数の提供者側装置20
から分配事業者側装置30へ送信された利用履歴情報を
受信する処理部である。利用履歴情報分配処理部32
は、前記受信した利用履歴情報中に示されたサービスに
ついて、その利用履歴情報の収集周期に対応した課金決
済事業者側装置40を当該利用履歴情報の分配先として
決定する処理部である。サービス毎利用履歴情報送信処
理部33は、前記受信した利用履歴情報を分配事業者側
装置30から分配先の課金決済事業者側装置40へ送信
する処理部である。
【0024】分配事業者側装置30を利用履歴情報受信
処理部31、利用履歴情報分配処理部32及びサービス
毎利用履歴情報送信処理部33として機能させる為のプ
ログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気
ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行
されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録
媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また
前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にイン
ストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて
当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用する
ものとしても良い。
【0025】課金決済事業者側装置40は、サービス毎
利用履歴情報受信処理部41と、課金処理部42と、決
済処理部43とを有している。サービス毎利用履歴情報
受信処理部41は、分配事業者側装置30から課金決済
事業者側装置40へ送信された利用履歴情報を受信する
処理部である。課金処理部42は、前記受信した利用履
歴情報中に示された内容に応じて利用者に対する課金処
理を行う処理部である。決済処理部43は、前記課金処
理の内容に基づいて決済処理を行う処理部である。
【0026】課金決済事業者側装置40をサービス毎利
用履歴情報受信処理部41、課金処理部42及び決済処
理部43として機能させる為のプログラムは、CD−R
OM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納され
た後、メモリにロードされて実行されるものとする。な
お前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以
外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該
記録媒体から情報処理装置にインストールして使用して
も良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセ
スして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0027】図3の機能ブロック図により、利用履歴情
報の分配の仕組みを説明する。提供者側装置20のサー
ビス提供処理部21により、利用者は利用者側装置10
経由でサービスを利用することができる。それと同時
に、利用履歴情報生成処理部22では、サービス提供処
理部21でのサービスの提供状況に基づいた利用者の利
用履歴情報を記録すると共に、利用履歴情報送信処理部
23は、分配事業者側装置30の利用履歴情報受信処理
部31に対して該利用履歴情報を送信する。
【0028】利用履歴情報受信処理部31で受信した利
用履歴情報は、利用履歴情報分配処理部32により、ど
の種類のサービスか、そして必要とされる収集周期はど
の位かを、自分の管理する情報から検索し、該利用履歴
情報がどの課金決済事業者により処理されるのが適当か
を判断して、サービス毎利用履歴情報送信処理部33に
渡す。サービス毎利用履歴情報送信処理部33は、課金
決済事業者側装置40のサービス毎利用履歴情報受信処
理部41に該利用履歴情報を渡す。そしてサービス毎利
用履歴情報受信処理部41は受信した該情報を課金処理
部42に渡して、課金処理部42は課金処理を行い、引
き続いて決済処理部43にて決済処理を行う。
【0029】図4は本実施形態の提供者側装置20が記
録する利用者の利用履歴情報テーブルT1の一例を示す図
である。図4に示す様に提供者側装置20では、サービ
スの提供開始日時、終了日時、サービスの種類、利用者
を一意に識別する情報(氏名、識別番号、電子メールア
ドレス等)、サービスの利用形態(コンテンツの買取、
利用時間による従量制等、サービスの利用形態を示す情
報)、利用量等の情報を記録している。
【0030】図5は本実施形態の分配事業者側装置30
が管理するサービス情報テーブルT2の一例を示す図であ
る。図5に示す様に分配事業者側装置30は、サービス
毎に、情報の収集周期とその収集周期で利用履歴情報を
収集する課金決済事業者の識別番号を管理する。分配事
業者はこの情報を元に、適切な課金決済事業者を検索し
て、該当する利用履歴情報を渡す。
【0031】以下に、本実施形態の課金決済処理システ
ムにおいて、利用者に提供されたサービスの利用履歴情
報の収集周期に対応した課金決済事業者にその利用履歴
情報を分配して課金決済処理を行う処理手順について説
明する。
【0032】図6は本実施形態の提供者側装置20の処
理手順を示すフローチャートである。図6に示す様にス
テップ601で提供者側装置20のサービス提供処理部
21は、利用者側装置10を介して利用者からサービス
の利用要求を受信しているかどうかを調べ、サービスの
提供要求を受信している場合にはステップ602へ進
む。
【0033】ステップ602では、利用者側装置10を
介して利用者からその利用者を一意に識別する為の氏
名、識別番号や電子メールアドレス等の情報を入力して
メモリ内に保持する。
【0034】ステップ603では、その提供者側装置2
0により提供可能なサービスの内容を示すメニューを利
用者側装置10へ送信し、利用者側装置10を介して利
用者からのサービスの選択を受付ける。
【0035】ステップ604では、利用者側装置10を
介して利用者からサービスの選択内容を受信しているか
どうかを調べ、サービスの選択内容を受信している場合
にはステップ605へ進む。ステップ605では、利用
者側装置10を介して利用者から当該サービスの提供に
対する決済手段を示す情報を入力してメモリ内に保持す
る。
【0036】ステップ606では、前記選択されたサー
ビスを提供する処理を行う。例えば前記選択されたサー
ビスがオンラインショッピングによる商品購入であれ
ば、選択された商品の発送を他のシステムに指示した
り、また前記選択されたサービスが映像ストリーミング
コンテンツの配信である場合には、当該コンテンツの利
用者側装置10への送信を行う。
【0037】ステップ607で利用履歴情報生成処理部
22は、前記メモリ内に保持している情報を読み出し
て、利用者に提供されたサービスの内容を示す利用履歴
情報を図4の利用履歴情報テーブルT1に示した様に生成
する。そしてステップ608で利用履歴情報送信処理部
23は、前記生成した利用履歴情報を提供者側装置20
から分配事業者側装置30へ暗号化したトランザクショ
ンとして送信して、前記提供したサービスに対する課金
を要求する。
【0038】図7は本実施形態の分配事業者側装置30
の処理手順を示すフローチャートである。図7に示す様
にステップ701で分配事業者側装置30の利用履歴情
報受信処理部31は、提供者側装置20から利用履歴情
報を暗号化されたトランザクションとして受信している
かどうかを調べ、利用履歴情報を受信している場合には
そのトランザクションを復号化してステップ702へ進
む。
【0039】ステップ702で利用履歴情報分配処理部
32は、前記受信した利用履歴情報を参照し、その利用
履歴情報中に格納されたショッピングや映像ストリーミ
ング等のサービス種類を読み出す。
【0040】ステップ703では、図5に示したサービ
ス情報テーブルT2を参照し、前記受信した利用履歴情報
のサービス種類の収集周期に対応した課金決済事業者識
別番号を読み出して、その課金決済事業者識別番号で識
別される課金決済事業者側装置40を当該利用履歴情報
の分配先として決定する。例えばサービス種類がショッ
ピングである場合には、課金決済事業者識別番号「034d
gfsd85t」で識別される収集周期が1時間の課金決済事
業者を分配先とし、またサービス種類が映像ストリーミ
ングである場合には、課金決済事業者識別番号「Vckbv0
49435」で識別される収集周期が10秒の課金決済事業
者を分配先として決定する。
【0041】ステップ704でサービス毎利用履歴情報
送信処理部33は、前記受信した利用履歴情報を分配事
業者側装置30から分配先の課金決済事業者側装置40
へ暗号化したトランザクションとして送信して、提供者
側装置20によって提供されたサービスに対する課金を
要求する。
【0042】図8は本実施形態の課金決済事業者側装置
40の処理手順を示すフローチャートである。図8に示
す様にステップ801で課金決済事業者側装置40のサ
ービス毎利用履歴情報受信処理部41は、分配事業者側
装置30から利用履歴情報を暗号化されたトランザクシ
ョンとして受信しているかどうかを調べ、利用履歴情報
を受信している場合にはそのトランザクションを復号化
してステップ802へ進む。ステップ802では、前記
受信した利用履歴情報を課金決済事業者側装置40内の
磁気ディスク装置等の記憶装置内に格納する。
【0043】ステップ803で課金処理部42は、その
課金決済事業者側装置40に予め設定されている利用履
歴情報の収集周期に対応した所定の条件が満たされたか
どうかを調べ、前回行った課金処理の日時から収集周期
に対応した時間が経過した場合等の条件を満たしている
場合にはステップ804へ進む。
【0044】ステップ804では、ステップ802で磁
気ディスク装置等の記憶装置内に格納しておいた利用履
歴情報を読み出し、ステップ805で課金処理部42
は、前記読み出した利用履歴情報中に示された内容に応
じてその利用者に対する課金処理を行う。またステップ
806で決済処理部43は、前記課金処理の内容に基づ
いて当該利用者に対する決済処理を行い、ステップ80
7では、課金処理及び決済処理が終了したことを示す応
答を分配事業者側装置30へ暗号化したトランザクショ
ンとして送信する。
【0045】図7のステップ705で分配事業者側装置
30は、課金決済事業者側装置40から課金処理及び決
済処理が終了したことを示す応答を暗号化されたトラン
ザクションとして受信しているかどうかを調べ、前記応
答を受信している場合にはステップ706へ進む。ステ
ップ706で分配事業者側装置30は、課金処理及び決
済処理が終了したことを示す応答を提供者側装置20へ
暗号化したトランザクションとして送信する。
【0046】図6のステップ609で提供者側装置20
は、分配事業者側装置30から課金処理及び決済処理が
終了したことを示す応答を暗号化されたトランザクショ
ンとして受信しているかどうかを調べ、前記応答を受信
している場合にはそのトランザクションを復号化してス
テップ610へ進む。ステップ610で提供者側装置2
0は、前記受信した応答内容を提供者側装置20の磁気
ディスク装置等の記憶装置内に格納し、提供者からの指
示に応じてその応答内容を出力装置へ出力する処理を行
う。
【0047】前記の様に本実施形態の課金決済処理シス
テムにより、提供者が課金決済事業者との契約を意識せ
ずに済むため、提供者は自由にサービスの拡張を行うこ
とができる。また、適切な課金決済事業者によりサービ
スの利用履歴情報が処理されるので、ストリーミング等
の従量制のサービスに関する課金決済処理の実時間性が
保証される。
【0048】一方、課金決済事業者の側でも、その課金
決済事業者の収集周期に対応したサービスに関する利用
履歴情報だけを処理することにより、システム上の負担
を軽減させることができる。更に、提供者から分配事業
者へ、及び分配事業者から課金決済事業者へ送られた利
用履歴情報に対して、課金処理されたことを示す応答を
課金決済事業者から分配事業者へ、及び分配事業者から
提供者へと実施することで、課金処理が確実に処理され
たことの確認が可能となる。
【0049】以上説明した様に本実施形態の課金決済処
理システムによれば、利用者に提供されたサービスの利
用履歴情報の収集周期に対応した課金決済事業者にその
利用履歴情報を分配するので、サービスの提供形態に応
じた周期で課金決済処理を行うことが可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば利用者に提供されたサー
ビスの利用履歴情報の収集周期に対応した課金決済事業
者にその利用履歴情報を分配するので、サービスの提供
形態に応じた周期で課金決済処理を行うことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の提供者と分配事業者及び課金決済
事業者の関係を示す図である。
【図2】本実施形態の利用者、提供者、分配事業者及び
課金決済事業者の関係を示す図である。
【図3】本実施形態の課金決済処理システムの概略構成
を示す図である。
【図4】本実施形態の提供者側装置20が記録する利用
者の利用履歴情報テーブルT1の一例を示す図である。
【図5】本実施形態の分配事業者側装置30が管理する
サービス情報テーブルT2の一例を示す図である。
【図6】本実施形態の提供者側装置20の処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】本実施形態の分配事業者側装置30の処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の課金決済事業者側装置40の処理
手順を示すフローチャートである。
【図9】従来の提供者と課金決済事業者との間の契約関
係の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…利用者側装置、20…提供者側装置、30…分配
事業者側装置、40…課金決済事業者側装置、21…サ
ービス提供処理部、22…利用履歴情報生成処理部、2
3…利用履歴情報送信処理部、31…利用履歴情報受信
処理部、32…利用履歴情報分配処理部、33…サービ
ス毎利用履歴情報送信処理部、41…サービス毎利用履
歴情報受信処理部、42…課金処理部、43…決済処理
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 430 G06F 17/60 430

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワーク上で展開され
    るサービスに関する課金決済処理を利用者毎に行う課金
    決済処理方法において、 利用者側装置を介して利用者から要求されたサービスを
    提供するステップと、前記利用者に提供されたサービス
    の内容を示す利用履歴情報を生成するステップと、前記
    生成した利用履歴情報を提供者側装置から分配事業者側
    装置へ送信するステップと、 前記提供者側装置から分配事業者側装置へ送信された利
    用履歴情報を受信するステップと、前記受信した利用履
    歴情報中に示されたサービスについて、その利用履歴情
    報の収集周期に対応した課金決済事業者側装置を当該利
    用履歴情報の分配先として決定するステップと、前記受
    信した利用履歴情報を分配事業者側装置から分配先の課
    金決済事業者側装置へ送信するステップと、 前記分配事業者側装置から課金決済事業者側装置へ送信
    された利用履歴情報を受信するステップと、前記受信し
    た利用履歴情報中に示された内容に応じて利用者に対す
    る課金処理を行うステップと、前記課金処理の内容に基
    づいて決済処理を行うステップとを有することを特徴と
    する課金決済処理方法。
  2. 【請求項2】 前記利用履歴情報を送受信するトランザ
    クションを暗号化して行うことを特徴とする請求項1に
    記載された課金決済処理方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータネットワーク上で展開され
    るサービスに関する課金決済処理を利用者毎に行う課金
    決済処理システムにおいて、 利用者側装置を介して利用者から要求されたサービスを
    提供するサービス提供処理部と、前記利用者に提供され
    たサービスの内容を示す利用履歴情報を生成する利用履
    歴情報生成処理部と、前記生成した利用履歴情報を提供
    者側装置から分配事業者側装置へ送信する利用履歴情報
    送信処理部と、 前記提供者側装置から分配事業者側装置へ送信された利
    用履歴情報を受信する利用履歴情報受信処理部と、前記
    受信した利用履歴情報中に示されたサービスについて、
    その利用履歴情報の収集周期に対応した課金決済事業者
    側装置を当該利用履歴情報の分配先として決定する利用
    履歴情報分配処理部と、前記受信した利用履歴情報を分
    配事業者側装置から分配先の課金決済事業者側装置へ送
    信するサービス毎利用履歴情報送信処理部と、 前記分配事業者側装置から課金決済事業者側装置へ送信
    された利用履歴情報を受信するサービス毎利用履歴情報
    受信処理部と、前記受信した利用履歴情報中に示された
    内容に応じて利用者に対する課金処理を行う課金処理部
    と、前記課金処理の内容に基づいて決済処理を行う決済
    処理部とを備えることを特徴とする課金決済処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記利用履歴情報を送受信するトランザ
    クションを暗号化して行うことを特徴とする請求項3に
    記載された課金決済処理システム。
  5. 【請求項5】 コンピュータネットワーク上で展開され
    るサービスに関する課金決済処理を利用者毎に行う課金
    決済処理システムとしてコンピュータを機能させる為の
    プログラムにおいて、 利用者側装置を介して利用者から要求されたサービスを
    提供するサービス提供処理部と、前記利用者に提供され
    たサービスの内容を示す利用履歴情報を生成する利用履
    歴情報生成処理部と、前記生成した利用履歴情報を提供
    者側装置から分配事業者側装置へ送信する利用履歴情報
    送信処理部と、 前記提供者側装置から分配事業者側装置へ送信された利
    用履歴情報を受信する利用履歴情報受信処理部と、前記
    受信した利用履歴情報中に示されたサービスについて、
    その利用履歴情報の収集周期に対応した課金決済事業者
    側装置を当該利用履歴情報の分配先として決定する利用
    履歴情報分配処理部と、前記受信した利用履歴情報を分
    配事業者側装置から分配先の課金決済事業者側装置へ送
    信するサービス毎利用履歴情報送信処理部と、 前記分配事業者側装置から課金決済事業者側装置へ送信
    された利用履歴情報を受信するサービス毎利用履歴情報
    受信処理部と、前記受信した利用履歴情報中に示された
    内容に応じて利用者に対する課金処理を行う課金処理部
    と、前記課金処理の内容に基づいて決済処理を行う決済
    処理部としてコンピュータを機能させることを特徴とす
    るプログラム。
  6. 【請求項6】 前記利用履歴情報を送受信するトランザ
    クションを暗号化して行うことを特徴とする請求項5に
    記載されたプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6のいずれかに記
    載されたプログラムを記録したことを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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