JP2002279176A - 口座照会システム - Google Patents

口座照会システム

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JP2002279176A
JP2002279176A JP2001162457A JP2001162457A JP2002279176A JP 2002279176 A JP2002279176 A JP 2002279176A JP 2001162457 A JP2001162457 A JP 2001162457A JP 2001162457 A JP2001162457 A JP 2001162457A JP 2002279176 A JP2002279176 A JP 2002279176A
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Motohiko Nishida
元彦 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が金融機関毎にユーザIDやパスワー
ドを入力することなく、複数の金融機関に対して口座の
照会を要求できる口座照会システムを提供する。 【解決手段】 口座照会システム1は、専用回線を通じ
て金融機関側端末3に接続され、且つ、利用者側でイン
ターネット5に接続された中継サーバ7と、該中継サー
バに接続された口座情報データベース(DB)9と、イ
ンターネットに接続された認証サーバ11及びWWWサ
ーバ13と、からなる。そして、口座情報DBには、当
該システムにて、照会、振込、振替が可能な利用者毎の
口座が登録されている。そして、利用者が利用者側端末
15から認証サーバに自己の認証情報を送信すると、認
証サーバは、利用者の当該システムへの照会要求を許可
し、中継サーバは、利用者側の要求に従って、口座情報
DBに登録されている複数の金融機関の口座の照会を金
融機関側端末に依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された利用者側端末からの要求に従い、利用者
が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者の口座
の照会依頼を行い、その照会結果を利用者側端末に提示
する口座照会システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、利用者がパーソナルコンピュ
ータ(以下、パソコンとする。)や携帯電話等の利用者
側端末から公衆電話回線網や、インターネットなどの広
域ネットワークを通じて金融機関側端末にアクセスし、
金融機関側に口座の照会、振込、振替等を要求して、自
己の口座の照会及び資金移動を行うホームバンキングシ
ステムが知られている。
【0003】そして、このようなホームバンキングシス
テムは、利用者側端末がインターネットを介して金融機
関側端末と接続されるホームバンキングシステムと、複
数の金融機関側端末が専用回線を介して接続センタに接
続され、利用者側端末が電話回線を介して接続センタに
接続されるホームバンキングシステムとに、大別でき
る。
【0004】詳述すると、前者は、パソコン等の利用者
側端末からインターネットを介して各金融機関のWWW
(World Wide Web)サーバに接続要求があると、利用者
を認証する。そして、認証した利用者の利用者側端末か
ら該WWWサーバに照会要求等があると、WWWサーバ
がその要求情報を金融機関側に送信すると共に、その要
求に対する応答結果を受信する。そして、WWWサーバ
は、その応答結果を利用者側端末に表示させて、利用者
側に、口座残高、振込み明細等を提示する。
【0005】尚、このシステムにおいて、利用者は、W
WWサーバからの応答結果を表示可能なソフトウェア
(一般にはHTML(HyperText Markup Language)形
式のデータを表示可能なブラウザー)を予め、パソコン
等の利用者側端末にインストールしておき、利用者側端
末の入力装置からブラウザー上の画面を操作して、口座
の照会や資金移動を金融機関側に要求する。
【0006】次に、後者は、利用者が、利用者側端末を
接続センタに接続する前に、予め専用のソフトウェアを
インストールして、該ソフトウェアに利用する口座の情
報(例えば口座を有する金融機関の情報や口座番号等)
を登録しておく構成となっている。即ち、このシステム
は、利用者が、複数の金融機関に係る口座情報を利用者
側端末に登録しておけば、自己のパソコン等の利用者側
端末にて、複数の金融機関の口座を一元管理することが
できる構成となっている。
【0007】そして、該システムでは、利用者が該利用
者側端末から接続センタに向けて照会を要求して照会対
象の口座の情報を送信すると、接続センタが、該照会対
象口座の情報を、対応する金融機関に向けて転送する。
そして、接続センタは、照会要求による応答結果を受信
すると、対応する利用者に該応答結果を転送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下のような問題があった。例えば、イン
ターネットを介して金融機関側のWWWサーバに利用者
側端末を接続するシステムにおいて、利用者は、複数の
金融機関で口座を所有していると、該システムを利用し
ようとする場合に、各金融機関のWWWサーバに夫々、
利用者側端末を接続しなければいけないことが問題とな
っていた。
【0009】つまり、利用者は、複数の口座の残高を照
会したり、照会した残高を元に、それらの口座間で資金
移動(振込又は振替)しようとすると、各金融機関のW
WWサーバに利用者側端末の接続を要求し、その接続要
求毎に各金融機関のWWWサーバから求められるIDや
パスワード等の個人の認証情報を、パソコンのキーボー
ド等から入力しなければならなかった。その結果、利用
者には、このような金融機関毎にID及びパスワードを
入力する操作が非常に煩わしく感じられた。
【0010】また、ホームバンキングシステムを利用す
るために、利用者は、予め金融機関毎に個人を認証する
ためのIDやパスワードを発行するように申請する必要
があり、結果として、利用者には、このような申請の手
続が非常に煩わしかった。そして更に、利用者は、この
ようなIDやパスワードを複数管理しなければならなく
なると、該IDやパスワードを忘れてしまうこともあっ
た。
【0011】一方、接続センタを介して金融機関側端末
と接続するシステムでは、利用者は、専用のソフトウェ
アを使用して、パソコン等の利用者側端末を接続センタ
に接続すれば、各金融機関のWWWサーバに接続するよ
うな煩わしい操作をしなくても、複数の金融機関に対し
て、照会要求等ができた。
【0012】しかしながら、このようなホームバンキン
グシステムを利用する際においてもインターネットを介
して接続するシステムと同様に、利用者が、予め各金融
機関に個人を認証するためのIDやパスワードを発行す
るように申請する必要があり、更に、照会要求の度に、
各金融機関から認証を受ける必要があった。
【0013】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、利用者が金融機関毎にIDやパスワードを入
力しなくても、複数の金融機関に対して口座の照会を要
求することのできる口座照会システムを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1に記載の口座照会システムは、ネットワー
クを介して接続された利用者側端末からの要求に従い、
利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者
の口座の照会依頼を行い、その照会結果を利用者側端末
に提示する口座照会システムにおいて、口座情報データ
ベースと、認証手段と、照会手段と、照会結果提示手段
と、を備える。
【0015】即ち、請求項1に記載の口座照会システム
では、口座情報データベースに、利用者の金融機関口座
を表す口座情報が予め登録されている。そして、認証手
段は、利用者側端末から当該システムへの接続要求があ
ると、利用者側端末から認証情報を取得し、認証情報が
予め登録された利用者のものである時に、利用者側端末
からの照会要求を許可する。
【0016】そして、認証手段にて照会要求が許可され
た利用者側端末から口座の照会要求があると、照会手段
は、照会要求に対応する利用者の口座情報を口座情報デ
ータベースから読み出し、その読み出した口座情報に基
づき、利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、
利用者の口座の照会依頼を行う。
【0017】そして、照会結果提示手段が、照会手段の
照会依頼によって金融機関側端末から応答された各口座
の照会内容を取得し、その照会内容を利用者側端末で一
覧表示可能な照会データに変換して、利用者側端末に送
信する。したがって、請求項1に記載の口座照会システ
ムでは、利用者は、予め当該システムに正当な利用者と
して登録を受けると共に、予め照会又は振込もしくは振
替を行う口座を口座情報データベースに登録しておけ
ば、当該システムに対して利用者側端末の接続要求を行
い、利用者側端末から認証情報を当該システムに送信
し、認証手段によって照会要求の許可を受けるだけで、
口座情報データベースに登録されている口座について、
照会手段に照会を要求することができる。
【0018】そして更に、該口座照会システムでは、照
会結果提示手段が、照会内容を一覧表示可能な照会デー
タに変換して利用者側端末に送信するので、利用者は、
利用者側端末にて複数の口座の照会結果を一覧で確認す
ることができる。この結果、請求項1の口座照会システ
ムにおいて、利用者は、従来のホームバンキングシステ
ムのように、複数の金融機関に対して、金融機関毎に当
該システムへの接続要求を行う必要がなく、更に、金融
機関毎に、利用者側端末から認証情報を直接入力して、
照会要求の許可を受ける必要がない。
【0019】また更に、従来のシステムでは、残高等の
照会結果が口座毎に利用者側に表示されていたため、利
用者は、口座毎に表示される残高等を、手元のメモ紙等
に書き留めておき、メモ紙に記入した複数の口座の残高
等を見比べて出金する口座を決めたりしていたが、本発
明の口座照会システムでは、残高等の照会結果が一覧表
示されるため、利用者は、口座一つ一つをメモ紙等に書
き留めておかなくても、一覧表示された照会結果を確認
するだけで、複数の口座の残高等を容易に把握すること
ができる。
【0020】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の口座照会システムにおいて、照会可能口座提示
手段を備える。即ち、請求項2に記載の口座照会システ
ムでは、認証手段が利用者側端末からの照会要求を許可
すると、照会可能口座提示手段が、照会要求を許可した
利用者の口座情報を口座情報データベースから読み出
し、その口座情報に基づき、当該システムにて照会し得
る全ての口座を利用者側端末で一覧表示可能な口座デー
タを生成し、該口座データを利用者側端末に送信する。
【0021】そして、照会可能口座提示手段が口座デー
タを利用者側端末に送信した後、照会手段は、利用者側
端末から照会要求と共に送信されてくる照会対象口座を
読み出し、該照会対象口座に対する照会依頼を、対応す
る金融機関側端末に対して行う。
【0022】したがって、請求項2に記載の口座照会シ
ステムにおいて、利用者は、照会可能口座提示手段から
届いた口座データを元に利用者側端末が一覧表示した口
座の内から、照会対象口座を指定して、照会手段に、該
口座の照会要求を行うことができる。
【0023】また、利用者が照会する口座を指定する
と、照会手段は、口座情報データベースに登録されてい
る該利用者の口座全てについて金融機関側端末に照会依
頼を行うのと比較して、処理の負担が少なくて済み、こ
の結果、照会内容を照会結果提示手段にて、素早く利用
者側に提示することができる。
【0024】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の口座照会システムにおいて、照会
結果提示手段が、各口座の照会内容に含まれる残高情報
に基づき、利用者側端末で各口座の照会結果を残高順に
一覧表示可能な照会データを生成し、利用者側端末に送
信する。
【0025】したがって、請求項3に記載の口座照会シ
ステムにおいて、利用者は、利用者側端末で一覧表示さ
れる照会結果から、照会した口座の中で、いずれの口座
内により多くの残高があるかを容易に把握することがで
きる。この結果、利用者は、口座情報データベースに登
録した複数の口座の残高をより一層容易に把握すること
ができ、登録した口座の預金の管理を容易に行うことが
できる。
【0026】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の口座照会システムにおい
て、資金移動手段を備える。即ち、請求項4に記載の口
座照会システムでは、照会結果提示手段が利用者側端末
に照会データを送信した後、利用者側端末から該照会デ
ータに含まれる口座を出金元とする振込若しくは振替の
要求があると、資金移動手段が、口座情報に基づき、該
口座に対応する金融機関側端末に振込依頼若しくは振替
依頼を行う。
【0027】したがって、請求項4に記載の口座照会シ
ステムにおいて、利用者は、口座情報データベースに登
録した口座の照会要求だけでなく、該口座を出金元とし
た振込若しくは振替の要求を資金移動手段に対して行う
ことができる。この結果、利用者は照会要求により得た
照会結果から、出金元口座の残高等を確認の上、該口座
の振込若しくは振替を要求することができる。即ち、利
用者は、資金移動手段に該口座の振込若しくは振替を要
求する前に、金融機関側端末で該振込若しくは振替が行
われた後の出金元口座の残高を容易に推測することがで
き、該出金元口座の預金管理を容易に行うことができ
る。
【0028】次に、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の口座照会システムにおいて、資金移動手段によ
って振込依頼若しくは振替依頼が行われると、照会手段
が、出金元の口座に対応する金融機関側端末に対して、
出金元の口座の照会依頼を行う。
【0029】したがって、請求項5に記載の口座照会シ
ステムにおいて、利用者は、資金移動手段に対して振込
要求若しくは振替要求を行うと、その後に照会手段に照
会要求を行うことなく、資金移動手段が金融機関側端末
に振込依頼若しくは振替依頼した後の出金元口座の照会
結果を取得することができる。
【0030】この結果、利用者は、振込要求若しくは振
替要求を行った後の出金元口座の残高を容易に把握する
ことができる。次に、請求項6に記載の発明は、請求項
4又は請求項5に記載の口座照会システムにおいて、資
金移動手段によって振込依頼若しくは振替依頼が行われ
ると、照会手段が、振込依頼若しくは振替依頼によって
入金される入金先の口座が、出金元の口座と同じ利用者
の口座で、且つ、当該システムにて照会可能な口座であ
るか否かを判断し、入金先の口座が出金先の口座と同じ
利用者の口座で且つ当該システムにて照会可能な口座で
あれば、該入金先の口座に対応する金融機関側端末に対
して、入金先の口座の照会依頼を行う。
【0031】したがって、請求項6に記載の口座照会シ
ステムにおいて、利用者は、口座情報データベースに登
録され、且つ、当該システムにて照会可能な口座を、入
金先口座として指定すると、資金移動手段に対して振込
要求若しくは振替要求を行った後に照会手段に入金先口
座の照会要求を行うことなく、資金移動手段が金融機関
側端末に振込依頼若しくは振替依頼した後の入金先口座
の照会結果を取得することができる。
【0032】この結果、利用者は、資金移動手段が金融
機関側端末に振込依頼若しくは振替依頼した後の出金元
口座及び入金先口座の残高等を把握することができ、口
座情報データベースに登録した口座の預金管理を容易に
行うことができる。即ち、利用者は、照会手段により、
口座情報データベースに登録した口座の照会結果を取得
し、該照会結果から口座の残高を確認した上で、資金移
動手段により、口座情報データベースに登録した口座を
出金元及び入金先とする振込若しくは振替を要求して、
該資金移動手段が金融機関側端末に振込依頼若しくは振
替依頼した後の入金先口座の照会結果を取得することが
できるから、口座情報データベースに登録した口座間で
資金移動を行うことにより、登録した複数の該口座の預
金を、容易に当該システムにて一元的に管理することが
できる。
【0033】この他、請求項7に記載の発明は、請求項
4に記載の口座照会システムにおいて、資金移動手段が
振込依頼若しくは振替依頼を行うと、許可手段が、公衆
電話回線網を介して、予め登録された出金元の口座の連
絡先電話番号に対応する利用者電話端末を呼び出し、振
込依頼若しくは振替依頼に対応する決済を金融機関側端
末に実行させるか否かを問い合わせると共に、利用者の
外部操作により利用者電話端末から決済の実行指令が入
力されると、決済の実行を金融機関側端末に許可するよ
うに構成されている。
【0034】このため、請求項7に記載の口座照会シス
テムにおいては、利用者に対して、決済を金融機関側に
実行させてもいいか、確認をとることができ、結果とし
て、正当な利用者が、振込依頼若しくは振替依頼を行っ
たかどうかを判別することができる。また、本発明にお
いては、悪意による通信傍受などに対してセキュリティ
の高い公衆電話回線網を通じて利用者側に決済実行の確
認をとるようにしているので、利用者は、自身の資金が
不正利用者によって不正に移動される心配をしなくて済
み、安心して当該口座照会システムを使用することがで
きる。
【0035】尚、許可手段は、上記決済を金融機関側端
末に実行させるか否かを音声にて問い合わせてもよい
し、この内容を、利用者電話端末に備えられた液晶ディ
スプレイ等の表示画面(表示手段)に文字表示してもよ
い。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について、
図面とともに説明する。図1は、本発明が適用された口
座照会システム1の構成を表すブロック図である。
【0037】図1に示すように、本実施例の口座照会シ
ステム1は、主に、専用回線を通じて金融機関側端末3
に接続され、且つ、利用者側で広域ネットワークとして
のインターネット5に接続された中継サーバ7と、中継
サーバ7に接続された口座情報データベース(DB)9
と、インターネット5に接続された認証サーバ11及び
WWWサーバ13と、からなる。そして、この口座照会
システム1には、インターネット5を介して利用者側端
末15が接続されている。
【0038】詳述すると、中継サーバ7は主に、利用者
側端末15又はWWWサーバ13から利用者の口座に関
する照会等の各種要求があった時に、口座情報DB9に
記憶されている利用者の口座情報に基づいて、各金融機
関側端末3に対して該要求に応じた各種依頼を行うと共
に、該依頼による各金融機関側端末3からの応答結果を
WWWサーバ13を介して利用者側端末15に提示する
ために備えられたものである。即ち、中継サーバ7は、
利用者側端末15からの要求に応じて、後述の中継サー
バ側照会処理、中継サーバ側資金移動処理を実行し、W
WWサーバ13からの要求に応じて、後述の登録口座リ
スト提示処理を実行する構成となっている。
【0039】尚、口座情報DB9には、利用者が口座照
会システム1を利用して照会、資金移動(即ち、振込又
は振替)等を行うために予め登録した金融機関口座(以
下、「登録口座」とする。)を表す口座情報が記憶され
ている。ここで口座情報としては、例えば、口座の金融
機関番号、支店番号、口座番号、その他、登録口座が口
座照会システム1において照会可能又は資金移動可能な
口座であるかどうかを示す各種許可情報等が挙げられ
る。即ち、口座情報とは、口座照会システムにて、金融
機関側端末3に各種依頼を行うために必要な利用者の口
座に関する各種情報のことである。
【0040】次にWWWサーバ13は、主に、利用者が
金融機関側に照会要求又は振込要求若しくは振替要求
(以下、振込要求又は振替要求を「資金移動要求」と表
現する。)を行うために必要な各種入力画面、を利用者
側端末15で表示させると共に、利用者側の上記要求に
よる金融機関側からの応答結果を利用者側端末15で表
示させるために備えられたものである。即ち、WWWサ
ーバ13は、利用者側からの要求に応じて、後述のWW
Wサーバ側照会処理、WWWサーバ側資金移動処理を実
行する構成となっている。
【0041】次に、認証サーバ11は、口座照会システ
ム1に接続を要求する利用者側端末15の接続を許可す
るかどうかを判断するために備えられているものであ
り、該接続許可の判断を行うために、口座照会システム
1への利用登録を受けた利用者のユーザID及びパスワ
ード等の認証情報を備え、利用者が接続を要求すると、
認証処理を実行する構成となっている。
【0042】即ち、利用者側端末15(例えば、パソコ
ン)からインターネット5を介して、口座照会システム
1に対する接続要求があるとまず、認証サーバ11は、
利用者側に認証情報としてのユーザID及びパスワード
の入力を求め、該認証情報が入力されると、該認証情報
が口座照会システム1に予め登録された利用者のもので
あるかどうかを判断して、登録されている者の認証情報
であるときは、利用者側端末15をWWWサーバ13に
接続する。
【0043】そして、WWWサーバ13は、利用者側端
末15に接続されるとまず、後述のWWWサーバ側照会
処理を実行して、中継サーバ7に対して口座情報DB9
に登録されている利用者の照会可能な口座のリストを要
求する。そして、中継サーバ7は、WWWサーバ13か
ら、該要求があると、後述の登録口座リスト提示処理を
実行し、口座情報DB9から、要求があった利用者の登
録口座の口座情報を読み出し、利用者の照会可能な登録
口座のリストをインターネット5を介してWWWサーバ
13に送信する。
【0044】この後、WWWサーバ13は、中継サーバ
7から該登録口座リストを受信して、該登録口座リスト
を元に、図2(a)に示す照会口座指定入力画面17を
利用者側端末15で表示させるための画面情報(以下、
「照会口座指定入力画面データ」とする。)を作成し、
該画面データを利用者側端末15に送信する。
【0045】尚、図2は、利用者側端末15で表示され
る照会口座指定入力画面17(図2(a))、及び、後
述の照会結果表示画面19(図2(b))の構成を表す
説明図である。照会口座指定入力画面データは、利用者
側端末15にて、口座情報DB9に登録されている利用
者の照会可能な全ての口座を、照会口座指定入力画面1
7として一覧表示し、利用者が画面上に表示された口座
を選択して”指定口座照会”選択すると、選択した口座
を照会対象口座として、該照会対象口座のリスト(以
下、照会対象口座リストとする。)を作成し、中継サー
バ7に照会対象口座リストを送信すると共に、後述の中
継サーバ側照会処理の実行を要求する構成となってい
る。また、照会口座指定入力画面データは、利用者が、
照会口座指定入力画面17上で”全口座照会”を選択す
ると、利用者の照会可能な全ての登録口座を照会対象と
して、中継サーバ7に照会対象口座リストを送信すると
共に、後述の中継サーバ側照会処理の実行を要求する構
成となっている。
【0046】即ち、利用者側端末15は、認証サーバ1
1で認証を受け、WWWサーバ13に接続されると、W
WWサーバ13から照会口座指定入力画面データを受信
して、照会口座指定入力画面17を表示し、利用者に対
して、照会対象とする口座を指定するように求める。
【0047】そして、利用者は、登録口座の内の特定の
口座を指定して照会を行いたい場合において、利用者側
端末15を操作して、図2(a)に示す照会口座指定入
力画面17上で、画面上に一覧として表示されている口
座の中から、特定の口座を指定した後に、”指定口座照
会”を選択して、特定の口座だけを照会するように口座
照会システム1側に要求し、一方、全口座を照会したい
場合において、照会口座指定入力画面17上で、”全口
座照会”を選択することにより、口座情報DB9に登録
されている利用者が照会可能な全ての口座の照会を口座
照会システム1側に要求する。
【0048】即ち、上記方法で、利用者が照会対象とす
る口座を指定すると、利用者側端末15は、利用者によ
って指定された照会対象の口座リストを中継サーバ7に
送信して、指定された照会対象口座の照会を中継サーバ
7に要求する。そして、中継サーバ7は、利用者側端末
15から口座の照会要求があると、後述の中継サーバ側
照会処理を実行して、利用者側端末15から受信した照
会対象口座リスト及び、口座情報DBに記憶されている
利用者の口座情報に基づいて、照会対象となった口座を
有する金融機関側端末3に、該口座の照会依頼を行うと
共に、該依頼による金融機関側端末3からの応答結果
を、照会内容として一つのデータにまとめて一時記憶
し、更に、該照会内容をインターネット5を介してWW
Wサーバ13に送信する。
【0049】この後、WWWサーバ13は、中継サーバ
7から上記照会内容を受信して、該照会内容を、利用者
側端末15にて口座毎の照会結果として一覧表示可能な
照会結果表示画面データ(即ち、図2(b)に示す照会
結果表示画面19を利用者側端末15で表示可能な画面
情報)に変換し、該照会結果表示画面データを利用者側
端末15に送信する。
【0050】そして、利用者側端末15は、該照会結果
表示画面データをWWWサーバ13から受信すると、図
2(b)にしめす照会結果表示画面19を表示し、各口
座の照会結果を一覧で利用者側に提示する。尚、図2
(b)からもわかるように、照会結果表示画面19に
は、照会した口座を表す口座情報(口座番号等)と、残
高情報が、一覧で表示される。
【0051】即ち、利用者は、照会口座指定入力画面1
7で照会する口座を指定して中継サーバ7に照会要求を
行うと、後に利用者側端末15にて表示される照会結果
表示画面19を通じて、各口座の照会結果(残高等)を
取得することができる。また、利用者は、利用者側端末
15を操作して、図2(b)の照会結果表示画面19上
から”資金移動モード”を選択すると、口座照会システ
ム1に対して、資金移動要求(即ち、振込又は振替要
求)を行うことができる。
【0052】即ち、利用者が照会結果表示画面19上か
ら”資金移動モード”を選択すると、利用者側端末15
は、WWWサーバ13に対して、後述のWWWサーバ側
資金移動処理を実行するように要求する。そして、WW
Wサーバ13は、利用者側端末15から該要求がある
と、WWWサーバ側資金移動処理を実行し、口座情報D
B9にて登録されている利用者の振込又は振替が可能な
登録口座のリストを、中継サーバ7に対して要求する。
【0053】そして、中継サーバ7は、WWWサーバ1
3から、該要求があると、登録口座リスト提示処理を実
行し、口座情報DB9から、要求があった利用者の登録
口座の口座情報を読み出し、振込又は振替が可能な利用
者の登録口座のリストをインターネット5を介してWW
Wサーバ13に送信する。尚、登録口座リストには、照
会依頼時に金融機関側端末3から取得した各口座の残高
情報が付加される。
【0054】この後、WWWサーバ13は、該登録口座
リストを中継サーバ7から受信して、登録口座リストを
元に、図3に示す資金移動口座入力画面21を表示させ
るために必要な画面情報(以下、「資金移動口座入力画
面データ」とする。)を利用者側端末15に送信する。
尚、図3は、利用者側端末15にて表示される資金移動
口座入力画面21の構成を表す説明図である。
【0055】即ち、利用者側端末15は、WWWサーバ
13に対して、WWWサーバ側資金移動処理を実行する
ように要求した後に、WWWサーバ13から資金移動口
座入力画面データを受信すると、資金移動口座入力画面
21を表示する。図3からもわかるように、資金移動口
座入力画面21は、利用者側端末15の入力手段(例え
ば、パソコンに備えられたキーボード等)から入金先の
口座情報(口座番号等)を入力するための口座入力欄2
1aを備えている。また、資金移動口座入力画面21
は、振込又は振替が可能な登録口座の一覧をその残高情
報と共に提示しており、利用者が一覧から口座を選択す
ることにより、登録口座を出金元口座又は入金先口座と
して選択できる構成となっている。
【0056】また更に、資金移動口座入力画面21は、
出金額入力欄21bと、推定残高欄21cを備えてお
り、出金元口座、入金先口座の残高が既に照会により把
握されている場合に、利用者が出金額入力欄21bに出
金額を入力すると、該出金元口座から該出金額だけ振込
又は振替を行う場合に推定される出金元口座及び入金先
口座の推定残高が、入力された出金額及び口座の残高情
報に基づいて演算され、推定残高欄21cに表示される
構成となっている。
【0057】尚、この演算は、利用者側端末15で行わ
れる構成となっており、WWWサーバ13が利用者側端
末15に送信する資金移動口座入力画面データには、該
推定残高を利用者側端末15で演算させるためのプログ
ラム情報が備えられている。また、資金移動口座入力画
面データは、利用者が利用者側端末15の入力手段を操
作して資金移動口座入力画面21から”振込/振替”を
選択すると、利用者側端末15から中継サーバ7に向け
て、画面上で指定された出金元口座及び入金先口座にて
振込又は振替を要求する構成となっている。
【0058】即ち、本実施例の口座照会システム1にお
いて、振込又は振替を金融機関側に要求する場合、利用
者は、利用者側端末15に表示される資金移動口座入力
画面21の登録口座の一覧から任意の口座を選択して、
該口座を出金元口座として指定する。また、利用者は、
入金先口座を指定する場合に、資金移動口座入力画面2
1上で、振込又は振替を行うために必要な入金先口座の
口座情報を口座入力欄21aに直接入力するか、画面上
の登録口座の一覧から口座を選択することにより、該口
座を入金先口座として指定する。
【0059】そして、利用者は、上記方法にて出金元口
座と入金先口座を指定した後に、出金額入力欄21bに
出金額を入力して、資金移動口座入力画面21から”振
込/振替”を選択することにより、口座照会システム1
に対して該指定した口座の振込又は振替要求を行う。
【0060】尚、既述のように出金元口座又は入金先口
座の残高が既に把握されている場合においては、資金移
動口座入力画面21の推定残高欄21cに推定残高が表
示されるので、利用者は、該推定残高を見て、現在指定
している出金元口座から入金先口座に出金額の振込又は
振替を行うと、各口座の残高がどの程度になるのかを、
金融機関側端末3で振込又は振替が行われる前に確認し
て、その後に、該利用者側端末15を通じて中継サーバ
7に指定した口座の振込又は振替要求を行うことができ
る。
【0061】即ち、上記方法にて、利用者が振込又は振
替要求を行うと、利用者側端末15は、中継サーバ7に
対して該指定口座の振込又は振替を要求するための資金
移動対象口座リストを作成して、該資金移動対象口座リ
ストを中継サーバ7に送信し、中継サーバ7に、中継サ
ーバ側資金移動処理を実行するように要求する。
【0062】そして、中継サーバ7は、利用者側端末1
5から、該要求があると、後述の中継サーバ側資金移動
処理を実行して、利用者側端末15から受信した資金移
動対象口座リスト及び、口座情報DB9に記憶されてい
る利用者の口座情報に基づいて、出金元口座を有する金
融機関側端末3に、指定された出金元口座から入金先口
座への振込又は振替依頼を行う。そして更に、中継サー
バ7は、出金元口座及び入金先口座が照会可能である場
合には、出金元口座及び入金先口座の照会を、対応する
口座を有する金融機関側端末3に依頼して、該依頼によ
る金融機関側端末3からの応答結果を、資金移動内容と
して一つのデータにまとめて、インターネット5を介し
てWWWサーバ13に送信する。
【0063】そして、WWWサーバ13は、中継サーバ
7から該資金移動内容を受信すると、該資金移動内容
を、利用者側端末15で表示可能な資金移動結果表示画
面データ(即ち、図4に示す資金移動結果表示画面23
を利用者側で表示させるための画面情報)に変換して、
該資金移動結果表示画面データを利用者側端末15に送
信する。
【0064】尚、図4は、資金移動結果表示画面23の
構成を表す説明図である。図4からもわかるように、資
金移動結果表示画面23には、振込又は振替が完了した
かどうかを知らせるメッセージと、振込又は振替依頼後
の出金元口座の残高情報と、入金先口座の残高情報とが
表示される。ただし、入金先口座が、口座照会システム
1で照会可能な口座でない場合には、残高情報は表示さ
れない。
【0065】即ち、利用者は利用者側端末15を用いて
中継サーバ7に資金移動要求を行うと、図4に示す資金
移動結果表示画面23を通じて、振込又は振替が完了し
たかどうかと、該振込又は振替後の口座の残高と、を知
ることができる。次に、認証サーバ11、WWWサーバ
13、中継サーバ7にて実行される各処理について図5
〜図9を示しつつ詳述する。
【0066】図5は、認証サーバ11で実行される認証
処理を示すフローチャートである。既述のように認証処
理は、利用者側端末15が口座照会システム1に接続を
要求すると、認証サーバ11にて実行される。図5に示
すように、認証処理が実行されるとまず、認証サーバ1
1は、S110にて、利用者側にユーザIDと、パスワ
ードを入力するよう指示して、S120にて、利用者側
でユーザIDとパスワードが入力され、それらが認証情
報として認証サーバ11側で受信されるまで待機する。
【0067】そして、該認証情報が認証サーバ側で受信
される(S120でYes)と、認証サーバ11は、S
130にて、ユーザID及びパスワードが登録されてい
る利用者のものと一致するかどうか判定することによ
り、利用者側端末15に対して口座照会システム1への
接続を許可するかどうかを判断する。
【0068】つまり、認証サーバ11は、ユーザID及
びパスワードが登録されている利用者のものと一致する
と、利用者側端末15の接続を許可(S130でYe
s)し、S140にて、正当に口座照会システム1への
接続が許可されていることを中継サーバ7側に証明する
認証ID、を利用者側端末15に発行する。その後、認
証サーバ11は、S150にて、利用者側端末15をW
WWサーバ13に接続させて、認証処理を終了する。
【0069】尚ここで、認証IDは、従来のシステムに
おいて利用者が照会要求又は資金要求を行う毎に直接入
力していたユーザIDやパスワードといった認証情報の
代わりとして用いられるものであり、認証サーバ11
は、S140にて、上記のように利用者側端末15に認
証IDを発行すると共に、利用者側端末15に認証ID
を発行したことを、中継サーバ7に連絡する。そして、
口座照会システム1では、中継サーバ7にて、各種要求
の度に利用者側端末15から送信されてくる認証ID
を、認証サーバ11から連絡された情報と照合すること
により、利用者が認証サーバ11にて認証を受けたもの
がどうかを判断する(詳しくは後述)。
【0070】一方、認証サーバ11は、ユーザID又は
パスワードが登録されている利用者のものと一致しない
場合に、S130にて、利用者側端末15のWWWサー
バ13への接続を許可することなく(S130でN
o)、S160に処理を移す。そして、認証サーバは、
S160にて、今回の認証処理においてS130で行っ
たユーザID及びパスワードの判定回数を確認して、判
定回数がn回(例えば、3回)を越えない範囲では(S
160でNo)、処理をS110に戻してS120に
て、利用者に再びユーザID及びパスワードの入力を求
め、判定回数がn回を越える場合(S160でYes)
には、利用者側端末15の口座照会システム1への接続
を拒否して(S170)、認証処理を終了する。
【0071】次に、WWWサーバ13で行われるWWW
サーバ側照会処理及びWWWサーバ側資金移動処理につ
いて説明する。まず、図6(a)は、認証サーバ11の
認証処理(S150)にて利用者側端末15がWWWサ
ーバ13に接続されると、WWWサーバ13にて自動的
に実行されるWWWサーバ側照会処理、を示すフローチ
ャートである。
【0072】図6(a)に示すように、WWWサーバ側
照会処理が実行されるとまず、WWWサーバ13はS2
10にて、中継サーバ7に、口座情報DB9に登録され
ている利用者の照会可能な登録口座のリストを要求し、
S220にて中継サーバ7から、該要求による応答があ
るまで待機する。そして、WWWサーバ13は、中継サ
ーバ7から該要求による応答結果としての登録口座リス
トを受信すると(S220でYes)、S230にて、
該登録口座リストに基づき既述の照会口座指定入力画面
データを作成して、該照会口座指定入力画面データを利
用者側端末15に送信し、処理をS240に移行する。
【0073】そして、S240にて、WWWサーバ13
は、利用者が利用者側端末15に表示された照会口座指
定入力画面17の登録口座の一覧に基づき照会対象口座
を指定して、中継サーバ7に照会対象口座の照会を要求
し、中継サーバ7が中継サーバ側照会処理にてWWWサ
ーバ13側に送信する照会内容(後述のS580)を受
信するまで待機する。
【0074】そして、WWWサーバ13は、中継サーバ
7から照会要求に対する応答結果(即ち、照会内容)を
受信すると(S240でYes)、S250にて、該照
会内容を既述の照会結果表示画面データに変換して、利
用者側端末15に送信する。尚、口座毎の照会結果を照
会結果表示画面19にて残高順に表示する構成にするた
め、WWWサーバ13は、S250にて、照会内容を照
会結果表示画面データに変換する際に、照会内容に含ま
れる口座の残高情報に基づき、照会された口座の口座情
報及び残高情報を、並び替えて、照会結果表示画面デー
タを作成する。
【0075】つまり例えば、照会結果表示画面データが
テキストデータである場合には、利用者側端末15は、
照会結果表示画面データ中に含まれる口座情報及び残高
情報を照会結果表示画面データの先頭から読み取り、画
面上部から順に表示するため、WWWサーバ13は、照
会内容から、各口座の口座情報及び残高情報を残高順に
並べて照会結果表示画面データを形成することにより、
照会結果表示画面19にて、口座情報及び該口座の残高
が画面上部から残高順に表示されるようにする。
【0076】そして、上記S250までの処理を終える
と、WWWサーバ13はWWWサーバ側照会処理を終了
する。次に、WWWサーバ側資金移動処理について説明
する。図6(b)は、上記WWWサーバ側照会処理が行
われた後に、利用者側端末15からの要求があると、W
WWサーバ13にて実行されるWWWサーバ側資金移動
処理を示すフローチャートである。
【0077】図6(b)に示すように、WWWサーバ側
資金移動処理が実行されるとまず、WWWサーバ13は
S310にて、中継サーバ7に、口座情報DB9に登録
されている資金移動可能な登録口座のリストを要求し、
S320にて中継サーバ7から、該要求による応答があ
るまで待機する。そして、WWWサーバ13は、中継サ
ーバ7から該要求による応答結果としての登録口座リス
トを受信すると(S320でYes)、S330にて、
該登録口座リストに基づき、既述の資金移動口座入力画
面データ作成して、該資金移動口座入力画面データを利
用者側端末15に送信する。
【0078】即ち、WWWサーバ13は、S330に
て、該登録口座リストに含まれる全ての登録口座を一覧
表示し、且つ、登録口座リストに残高情報が含まれる口
座について、該残高を登録口座の一覧と共に表示する画
面情報と、既述の推定残高を利用者側端末15にて演算
させるプログラムとを備えた資金移動口座入力画面デー
タを作成して、該資金移動口座入力画面データを利用者
側端末15に送信する。
【0079】そして、S330での処理を終えると、W
WWサーバ13は、S340にて、利用者が利用者側端
末15に表示された資金移動口座入力画面21に基づ
き、出金元口座と入金先口座とを指定して、中継サーバ
7に資金移動を要求し、中継サーバ7が、中継サーバ側
資金移動処理にてWWWサーバ13側に送信する資金移
動内容(後述のS660)を受信するまで待機する。
【0080】そして、WWWサーバ13は、中継サーバ
7から資金移動要求に対する応答結果(即ち、資金移動
内容)を受信すると(S340でYes)、S350に
て、該資金移動内容を利用者側端末15で表示するため
の資金移動結果表示画面データに変換して、該資金移動
結果表示画面データを利用者側端末15に送信する。
【0081】次に、中継サーバ7にて実行される登録口
座リスト提示処理、中継サーバ側照会処理、及び、中継
サーバ側資金移動処理について説明する。まず、図7
は、WWWサーバ13から既述の登録口座リストが要求
(即ち、ステップS210又はS310)されると、中
継サーバ7にて実行される登録口座リスト提示処理を示
すフローチャートである。
【0082】登録口座リスト提示処理が実行されるとま
ず、中継サーバ7は、S410にて、認証IDの照合を
行う。即ち、中継サーバ7は、S410にて、WWWサ
ーバ13から登録口座リストの要求と共に送られてくる
利用者側端末15の認証IDを元に、利用者が認証サー
バ11にて正当に認証された者であるかどうかを判断し
て、該利用者が正当に認証された者である時には、認証
IDが照合されたとして(S410でYes)、S42
0にて、口座情報DB9から利用者の口座情報を取得す
る。
【0083】そして、S420での処理を終えると、中
継サーバ7は、S430にて、該口座情報を元に、登録
口座リストを作成して、WWWサーバ13側に送信す
る。即ち、S430にて、中継サーバ7は、WWWサー
バ13側からの要求が照会可能な登録口座リストの要求
であると、口座情報から口座照会システム1で利用者が
照会可能な口座として登録した口座のリストを作成し
て、WWWサーバ13側に該登録口座リストを送信し、
WWWサーバ13側からの要求が資金移動可能な登録口
座リストの要求であると、口座情報から口座照会システ
ム1で利用者が資金移動可能な口座として登録した口座
のリストを作成して、WWWサーバ13側に該登録口座
リストを送信する。そして、登録口座リストを送信する
と、中継サーバ7は登録口座リスト提示処理を終える。
【0084】一方、中継サーバ7は、S410にて、認
証IDが認証サーバ11から報告を受けているものでは
ない場合、又は、認証IDの有効期限を過ぎたものであ
る場合等で、認証IDの照合ができなかった場合には、
S440にて、利用者側端末15を認証サーバ11に接
続させて、処理を終了する。
【0085】次に、中継サーバ側照会処理について図8
を示しつつ説明する。尚、図8は、利用者側端末15か
ら、既述の照会要求があると中継サーバ7にて実行され
る中継サーバ側照会処理を示すフローチャートである。
中継サーバ側照会処理が実行されるとまず、中継サーバ
7は、S510にて、WWWサーバ13から照会対象口
座リストと共に受信した利用者側端末15の認証IDを
元に、利用者が正当に認証された者であるかどうかを判
断して、該利用者が正当に認証された者である時には
(S510でYes)、S520にて、口座情報DB9
及び照会対象口座リストから該利用者の口座情報を取得
し、S530に処理を移行する。
【0086】そして、S530にて、中継サーバ7は、
照会対象口座リストに基づいて、照会要求が全口座を照
会するものであるかを判断し、全口座に対する照会要求
であると(S530でYes)、S540にて、口座情
報DB9に登録されている照会可能な口座の全てについ
て、対応する金融機関側端末3に該口座の照会を依頼す
る。
【0087】一方、S530にて、利用者側からの照会
要求が口座情報DB9に登録されている口座の全てを対
象とするものではないと判断された場合には、中継サー
バ7は、S550にて、照会対象口座リストで指定され
ている口座のみについて、対応する金融機関側端末3に
照会依頼を行う。
【0088】そして、上記S540又はS550の処理
を終えると、中継サーバ7は、S560にて、金融機関
側端末3から応答結果を受信するまで待機する。そし
て、中継サーバ7は、照会依頼を行ったすべての口座に
ついての応答結果を受信すると(S560でYes)、
S570にて、該応答結果を全てまとめて、照会内容と
なる一つのデータを作成し、該データ(即ち、照会内
容)を中継サーバ7にて一時記憶する一方、S580に
て、該照会内容をWWWサーバ13側に送信して、中継
サーバ側照会処理を終了する。
【0089】一方、S510にて、認証IDを照合する
ことができないと、中継サーバ7は、S590にて利用
者側端末15を認証サーバ11に接続させて中継サーバ
側照会処理を終了する。次に、中継サーバ側資金移動処
理について図9を示すつつ説明する。尚、図9(a)
は、利用者側端末15から資金移動要求があると中継サ
ーバ7にて実行される中継サーバ側資金移動処理を示す
フローチャートである。また、図9(b)は、中継サー
バ7が、中継サーバ側資金移動処理中に実行する資金移
動後照会処理を示すフローチャートである。
【0090】図9(a)に示すように、中継サーバ側資
金移動処理が実行されるとまず、中継サーバ7は、S6
10にて、利用者側端末15から資金移動対象口座リス
トと共に受信した認証IDを元に、利用者が認証サーバ
11にて正当に認証された者であるかどうかを判断し
て、該利用者が正当に認証された者である時には(S6
10でYes)、S620にて、口座情報DB9及び資
金移動対象口座リストから利用者の口座情報を取得し、
S630に処理を移行する。
【0091】そして、S630にて、中継サーバ7は、
該資金移動対象口座リストに基づいて、金融機関側端末
3に振込又は振替依頼を行う。即ち、S620にて取得
した口座情報から、指定された出金元口座の金融機関側
端末3に対して、出金元口座から入金先口座へ指定され
た出金額の振込又は振替を行うように依頼する。
【0092】そして、S630の処理が終了すると、中
継サーバ7は、S640にて、出金元口座の金融機関側
端末3から該依頼に対する応答結果を受信するまで待機
し、該応答結果を受信すると(S640でYes)、S
650にて、図9(b)に示す資金移動後照会処理を行
う。
【0093】そして、資金移動後照会処理が実行される
とまず、中継サーバ7は、S651にて、先のS630
にて振込又は振替依頼の対象となった入金先口座が、口
座情報DB9にて登録されている照会可能な口座である
かどうかをを判断する。そして、入金先口座が照会可能
な口座であると判断される(S651でYes)と、中
継サーバ7はS653にて、入金先口座を有する金融機
関側端末3に対して、該入金先口座の照会依頼を行い、
処理をS655に移行する。
【0094】一方、S651にて、入金先口座が照会す
ることのできない口座であると判断されると、中継サー
バ7は、ステップS653の処理を行わずに、処理をS
655に移行する。そして、S655にて中継サーバ7
は、出金元口座を有する金融機関側端末3に対して、S
630にて振込又は振替依頼の対象となった出金元口座
の照会依頼を行う。
【0095】そして、中継サーバ7は、S655の処理
を終えると、S657にて、照会依頼(S653、S6
55)に対する応答結果を金融機関側端末3より受信す
るまで待機し、該応答結果を受信すると(S657)、
資金移動後照会処理を終了して、資金移動処理のS66
0に処理を移行する。
【0096】そして、中継サーバは、S660にて、先
のS640及びS657で受信した応答結果を資金移動
内容として一つのデータにまとめ、該資金移動内容をW
WWサーバ13側に送信して、資金移動処理を終了す
る。以上が、本実施例の口座照会システム1の構成に関
する説明であるが、本実施例の口座照会システム1を用
いることにより、利用者は、以下の効果を得ることがで
きる。
【0097】即ち、本実施例の口座照会システム1で
は、利用者は、予め正当な利用者としての登録を受け、
当該システムにて、照会又は、振込若しくは振替の操作
を行う自己の口座を口座情報DB9に予め登録しておけ
ば、認証サーバ11にて、自己の認証情報を、外部操作
によって利用者側端末15に備えられたキーボード等の
入力装置から、入力するだけで、以後利用者自ら認証情
報を入力することなく、複数の金融機関側に、自由に、
照会又は、振込若しくは振替を要求することができる。
尚、正確に記述すると、利用者自ら認証情報を入力する
ことなく金融機関側端末3に各種要求を行うことのでき
るのは、利用者側端末15が口座照会システム1との接
続を遮断するか、認証IDに設定されている有効期限が
経過するまでである。
【0098】換言すると、本実施例の口座照会システム
1では、従来のように、金融機関側端末3に照会要求又
は、振込若しくは振替要求を行う度に、自己の認証情報
を利用者側端末15のキーボードから入力する必要がな
い。また、利用者は、認証情報の入力が一度で済むの
で、利用者側端末15に、自己の認証情報であるパスワ
ードを記憶させておく必要もない。したがって、本実施
例の口座照会システム1では、他人が利用者側端末15
を操作することにより、自己の口座が操作されてしまう
ことを、防ぐことができる。
【0099】また、本実施例の口座照会システム1で
は、利用者は、照会口座指定入力画面17にて、口座情
報DB9に登録されている照会可能な登録口座の中から
照会する口座を指定して、金融機関側端末3に指定した
該口座だけを照会することのできるので、利用者は、複
数の登録口座の内、特定の口座の残高だけを知りたい時
に、すべての口座に対応する金融機関側端末3から照会
依頼による応答結果が届くまで、待つ必要がなく、便利
である。しかも、このようにすると、中継サーバ7及び
金融機関側端末3が利用者側の照会要求に応えるための
処理に係る負荷を最低限に抑えることができる。
【0100】また、本実施例の口座照会システム1で
は、照会結果表示画面19にて、口座毎の照会結果が、
残高順に一覧表示されるために、利用者にとって、自己
の複数の口座の残高を容易の把握することができる。更
に、本実施例の口座照会システム1において、利用者
は、資金移動口座入力画面21にて、自己の口座の残高
及び推定残高を確認しながら、出金元口座及び入金先口
座を指定することができるので、自己の口座の預金管理
を容易に行うことができる。
【0101】以上、本発明の実施例について説明した
が、本実施例の認証サーバ11で実行される認証処理
は、本発明の認証手段に相当し、本実施例の中継サーバ
7で実行される中継サーバ側照会処理は、本発明の照会
手段に相当する。また、本実施例の照会結果表示画面デ
ータは、本発明の照会データに相当し、本実施例のWW
Wサーバ13で実行されるWWWサーバ側照会処理のS
240及びS250は、本発明の照会結果提示手段に相
当する。また、本実施例の照会口座指定入力画面データ
は、本発明の口座データに相当し、本実施例のWWWサ
ーバ13で実行されるWWWサーバ側照会処理のS21
0〜S230は、本発明の照会可能口座提示手段に相当
する。また、本実施例の中継サーバ7で実行される中継
サーバ側資金移動処理は、本発明の資金移動手段に相当
し、本実施例の中継サーバ7で実行される資金移動後照
会処理は、本発明の請求項5及び請求項6にかかる照会
手段に相当する。
【0102】また、上記実施例でインターネットを経由
して伝送する各種データは、当然のことながら、暗号化
して送信される。また、本発明の口座照会システムは、
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採
ることができる。
【0103】例えば、上記実施例において、口座情報D
B9には、利用者が口座照会システム1で照会、又は、
振込若しくは振替可能な自己の口座を登録するようにし
たが、利用者が資金移動口座入力画面21にて、自己の
口座以外の口座を入金先口座として指定して、振込又は
振替要求をした場合には、振込又は振替依頼を金融機関
側端末3に行うと共に、該入金先口座を口座情報DB9
に登録しておき、後に、利用者側に資金移動口座入力画
面データを送信する際には、前回の入金先口座が資金移
動口座入力画面の入金先口座として一覧表示されるよう
にしておいてもよい。
【0104】このようにすると、利用者が頻繁に入金先
として指定する口座は、常に、資金移動口座入力画面に
表示されるため、利用者は、口座入力欄21aに、該口
座の情報を直接入力しなくても、資金移動口座入力画面
21の口座一覧から選択して、該口座を入金先口座とし
て指定できて、便利である。
【0105】また、悪意の者によって、振込、振替等の
資金移動がなされないように、口座の名義人に公衆電話
回線を通じて、その資金移動の確認をとれるようにして
おけば、当該システムにおけるセキュリティを向上させ
ることができる。以下には、このシステムを上記実施例
の変形例として図10、図11に基づき説明する。尚、
図10は、口座照会システム1’の構成を表すブロック
図であり、図11は、後述の受付サーバ25にて実行さ
れる決済許可処理を示すフローチャートである。また、
この変形例に関しては、上記口座照会システム1と異な
る部分を主に説明することにし、特に、口座照会システ
ム1と同構成の箇所については説明を省略することにす
る。
【0106】図10に示すように、口座照会システム
1’には、決済を実行する金融機関側端末3と上記中継
サーバ7との間に、本発明の許可手段としての受付サー
バ25が各金融機関毎に設けられている。つまり、この
口座照会システム1’においては、受付サーバ25が、
中継サーバ7及び金融機関側端末3に専用回線で接続さ
れている。
【0107】そして、上記口座照会システム1におい
て、中継サーバ7が金融機関側端末3に直接行っていた
振込依頼、振替依頼は、当該口座照会システム1’の受
付サーバ25を介して行われるようにされており、受付
サーバ25は、中継サーバ7より振込若しくは振替依頼
を受けると、図11に示す決済許可処理を実行し、自身
を公衆電話回線網27を介して、利用者側の電話端末
(利用者電話端末29)に接続し、利用者に対して決済
を実行してもよいか確認する。
【0108】即ち、処理を実行すると、受付サーバ25
は、S710にて、自身が記憶する口座の名義人に関す
るデータベース(DB)から名義人の登録電話番号を取
得する。尚、この登録電話番号は、例えば、中継サーバ
7の利用登録をする際に利用者が申請したものであって
もよいし、金融機関側が口座を作成する際に名義人に連
絡先として申告させたものであってもよい。
【0109】次に、受付サーバ25はS720にて、取
得した登録電話番号先の利用者電話端末29に接続を開
始し、S730にて、その接続が成功したかどうかを判
断する。ここで、受付サーバ25は、利用者電話端末2
9に接続できたと判断するとS740に処理を移し、接
続できなかったと判断すると(S730でNo)、S7
35にて接続回数が所定回数を越えたかどうか判断し、
所定回数が越えたと判断するか、利用者電話端末29と
の接続が成功するまで、繰り返し登録電話番号先の利用
者電話端末29に接続を試みる(S720)。
【0110】この処理の後、利用者電話端末29との接
続が成功すると、受付サーバ25は、S740にて、中
継サーバ7から送信されてきた振込、振替の依頼内容を
電話端末側の利用者に音声案内し、更に、この依頼内容
で、決済を実行してもよいかどうかを問い合わせる。こ
の際、利用者に対して、決済を実行してもよい場合には
電話端末の所定の番号ボタンを押下するように音声案内
する。尚、この音声案内は、受付サーバが振込、振替の
依頼内容に基づいて、これに対応する音声信号を合成す
ることにより行われる。
【0111】この後、受付サーバ25は、S750に
て、上記案内後所定時間内に決済を実行する旨の指令
(所定の番号ボタンに対応する信号)が利用者より入力
されたかどうかを判断し、入力されていれば、金融機関
側端末3に決済を許可し、これを実行させる(S76
0)。一方、所定時間経っても、利用者より決済実行の
指令が入力されなかった場合、若しくは、決済を実行し
ない旨の指令が入力された場合には、S760の処理を
行わずに、当該処理を終了する。
【0112】尚、このようにすると、利用者の確認がと
れるまで、決済が行われないことになるので、中継サー
バ7で実行される処理を、振込若しくは振替依頼を金融
機関側に対して行った時点で、終了させる。つまり、当
該システムにおいては、中継サーバ7が、上記口座照会
システム1で説明した中継サーバ側資金移動処理(図9
(a)参照)において、S630までの処理を行い、S
640以降の処理を実行しないように構成されている。
【0113】また同様に、WWWサーバ13は、上記W
WWサーバ側資金移動処理において、S330までの処
理を行い、S340以降の処理については実行しないよ
うに構成されている。したがって、振込若しくは振替依
頼を金融機関側に対して行った時点において、利用者
は、振込、振替結果を確認できないが、代わりに、再度
当該口座照会システム1’に接続して口座を照会すれ
ば、利用者は、照会内容から振込、振替結果を確認する
ことができる。
【0114】以上、口座照会システム1’について説明
したが、この口座照会システム1’によれば、利用者の
確認がとれるまで、振込、振替の決済実行を許可しない
ため、利用者は、他人によって不正に振込、振替がなさ
れる心配をしなくて済む。特に、パスワード等を知られ
る可能性の高い、家庭内での使用では、家族内の誰かが
勝手に資金移動しようとするのを未然に防止することが
できるので便利である。
【0115】また、連絡先の電話端末を携帯電話等にし
ておくと、経理を一任された会社の責任者が外出してい
る場合においても、社内に居る者が振込、振替依頼を金
融機関側に行えば、責任者は、最終的な振込、振替の許
可を社外でも行うことができる。
【0116】尚、上記口座照会システム1’では受付サ
ーバ25を金融機関毎に設置したが、このような受付サ
ーバを設けずに、中継サーバ7が上記決済許可処理を実
行するようにシステムを構成してもよい。つまり、金融
機関側に資金移動の依頼をする前(S630を実行する
前)に、中継サーバ7が公衆電話回線網27を通じて、
自身を利用者電話端末29に接続し、利用者に対して決
済を実行させてもよいか確認すれば、上記口座照会シス
テム1’と同様の効果を得ることができる。
【0117】この他、上記実施例では、口座照会システ
ム1,1’に、インターネット5を介して利用者側端末
15を接続する構成としたが、口座照会システム1を、
WWWサーバ13、認証サーバ11、中継サーバ7、口
座情報DB9と同等の機能を有する一つの接続センタで
構成して、該接続センタと、利用者側端末15とを、公
衆電話回線網で接続するようにしてもよい。また、この
ような接続センタを用いて口座照会システム1を構成す
る場合においては、利用者側に電話回線使用料等の金銭
的負担を強いることになるが、電話接続の際に送信され
てくる利用者の電話番号を認証情報として使用すること
ができて、悪意の者が、正当な利用者と偽って、当該シ
ステムに侵入してくるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の口座照会システム1の構成を表す
説明図であり、ブロック図である。
【図2】 WWWサーバ側照会処理の際に、WWWサー
バ13が利用者側端末15に表示させる各種画面の構成
を表す説明図である。
【図3】 本実施例の資金移動口座入力画面の構成を表
す説明図である。
【図4】 本実施例の資金移動結果表示画面の構成を表
す説明図である。
【図5】 認証サーバ11で実行される認証処理を示す
フローチャートである。
【図6】 WWWサーバ13にて実行される各種処理を
示すフローチャートである。
【図7】 中継サーバ7にて実行される登録口座リスト
提示処理を示すフローチャートである。
【図8】 中継サーバ7にて実行される中継サーバ側照
会処理を示すフローチャートである。
【図9】 中継サーバ7にて実行される中継サーバ側資
金移動処理を示すフローチャートである。
【図10】 変形例としての口座照会システム1’の構
成を表すブロック図である。
【図11】 受付サーバ25にて実行される決済許可処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1’…口座照会システム 3…金融機関側端末
5…インターネット 7…中継サーバ 9…口座情報DB 11…認証サ
ーバ 13…WWWサーバ 15…利用者側端末 17…
照会口座指定入力画面 19…照会結果表示画面 21…資金移動口座入力画
面 23…資金移動結果表示画面 25…受付サーバ
27…公衆電話回線網 29…利用者電話端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された利用者
    側端末からの要求に従い、利用者が口座を有する金融機
    関側端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行い、そ
    の照会結果を利用者側端末に提示する口座照会システム
    であって、 前記利用者の金融機関口座を表す口座情報が予め登録さ
    れた口座情報データベースと、 前記利用者側端末から当該システムへの接続要求がある
    と、前記利用者側端末から認証情報を取得し、該認証情
    報が予め登録された利用者のものである時に、該利用者
    側端末からの照会要求を許可する認証手段と、 該認証手段にて照会要求が許可された利用者側端末から
    口座の照会要求があると、該照会要求に対応する利用者
    の口座情報を前記口座情報データベースから読み出し、
    該口座情報に基づき、利用者が口座を有する金融機関側
    端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行う照会手段
    と、 該照会手段の照会依頼によって前記金融機関側端末から
    応答された各口座の照会内容を取得し、該照会内容を前
    記利用者側端末で一覧表示可能な照会データに変換し
    て、前記利用者側端末に送信する照会結果提示手段と、 を備えたことを特徴とする口座照会システム。
  2. 【請求項2】 前記認証手段が利用者側端末からの照会
    要求を許可すると、照会要求を許可した利用者の口座情
    報を前記口座情報データベースから読み出し、該口座情
    報に基づき、当該システムにて照会し得る全ての口座を
    前記利用者側端末で一覧表示可能な口座データを生成
    し、該口座データを利用者側端末に送信する照会可能口
    座提示手段を備え、 前記照会手段は、前記照会可能口座提示手段が前記口座
    データを利用者側端末に送信した後、前記利用者側端末
    から前記照会要求と共に送信されてくる照会対象口座を
    読み出し、該照会対象口座に対する照会依頼を、対応す
    る金融機関側端末に対して行うことを特徴とする請求項
    1に記載の口座照会システム。
  3. 【請求項3】 前記照会結果提示手段は、前記各口座の
    照会内容に含まれる残高情報に基づき、前記利用者側端
    末で各口座の照会結果を残高順に一覧表示可能な照会デ
    ータを生成し、前記利用者側端末に送信することを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の口座照会システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記照会結果提示手段が前記利用者側端
    末に前記照会データを送信した後、前記利用者側端末か
    ら該照会データに含まれる口座を出金元とする振込若し
    くは振替の要求があると、前記口座情報に基づき、該口
    座に対応する金融機関側端末に前記振込依頼若しくは前
    記振替依頼を行う資金移動手段、を備えたことを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の口座照会シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記照会手段は、前記資金移動手段によ
    って前記振込依頼若しくは前記振替依頼が行われると、
    出金元の口座に対応する金融機関側端末に対して、出金
    元の口座の照会依頼を行うことを特徴とする請求項4に
    記載の口座照会システム。
  6. 【請求項6】 前記照会手段は、前記資金移動手段によ
    って前記振込依頼若しくは前記振替依頼が行われると、
    該振込依頼若しくは振替依頼によって入金される入金先
    の口座が、出金元の口座と同じ利用者の口座で、且つ、
    当該システムにて照会可能な口座であるか否かを判断
    し、入金先の口座が出金先の口座と同じ利用者の口座で
    且つ当該システムにて照会可能な口座であれば、該入金
    先の口座に対応する金融機関側端末に対して、入金先の
    口座の照会依頼を行うことを特徴とする請求項4又は請
    求項5に記載の口座照会システム。
  7. 【請求項7】 前記資金移動手段が前記振込依頼若しく
    は前記振替依頼を行うと、公衆電話回線網を介して、予
    め登録された前記出金元の口座の連絡先電話番号に対応
    する利用者電話端末を呼び出し、前記振込依頼若しくは
    前記振替依頼に対応する決済を金融機関側端末に実行さ
    せるか否かを問い合わせると共に、該利用者の外部操作
    により利用者電話端末から前記決済の実行指令が入力さ
    れると、前記決済の実行を前記金融機関側端末に許可す
    る許可手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の
    口座照会システム。
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