JP2002279051A - 個人資産情報管理システム - Google Patents

個人資産情報管理システム

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JP2002279051A
JP2002279051A JP2001076429A JP2001076429A JP2002279051A JP 2002279051 A JP2002279051 A JP 2002279051A JP 2001076429 A JP2001076429 A JP 2001076429A JP 2001076429 A JP2001076429 A JP 2001076429A JP 2002279051 A JP2002279051 A JP 2002279051A
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Masahiro Kondo
正宏 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人資産の資産情報等を管理し、この個人資
産に相続、贈与などの承継すべき事態が発生したとき
に、この承継資格を有する者に資産情報等を開示する。 【解決手段】 依頼者16は、自己の個人資産に関す
る情報をネットワーク通信手段を介して管理者14が管
理するサーバー20に入力し、サーバー20は、依頼者
16に管理継続意志の確認等の適宜の通知を定期的に送
信し、これに対する依頼者の回答を受けることによって
相続等の承継状態の発生の有無を確認する。承継状態の
発生が確認されると、管理者14は、当該依頼者16が
指定する承継資格者16Bに資産情報等を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金、預貯金、有
価証券等の流動資産や不動産等の固定資産の所有者から
これらの個人資産情報の管理の依頼を受けて資産情報を
管理するだけでなく、これらの資産の承継資格者の検索
(検出)及び情報の開示を行うことができる個人資産情
報管理システムに関するものある。
【0002】
【従来の技術】資産の多様化に伴って個人が自己の資産
のすべてを把握し管理することが困難となってきてお
り、このため、最近、個人資産を一括して管理するた
め、種々の資産管理システムが提案されている。
【0003】例えば、依頼者の個人情報や個人資産を一
括して管理する記録媒体とこの記録媒体にネットワーク
通信手段を介して情報の書き込み更新を行うことができ
るようにした個人情報資産管理システム(特開2000
−306010号公報参照)や、個人資産を記録する資
産情報入力部とこの資産を評価する資産評価部とこの評
価結果に基づいて相続割合などの相続計画を策定する相
続策定部とを備えた個人資産管理システム(特開平11
−96217号公報)が提案されている。
【0004】これらのシステムは、単に個人情報や個人
資産を一括して管理したり、評価したり、あるいはその
評価結果に基づき相続策定の財産計画を行うのもであ
り、例えば、実際の相続発生状態が発生した場合に、管
理者は、依頼者の相続人からの財産情報の開示の要求を
まって財産情報を開示することができるにすぎないし、
またこのような開示の要求がない場合に管理者側から自
発的に依頼者以外の者に開示することができない。
【0005】一方、最近、個人資産の管理を依頼した依
頼者が死亡した場合に、依頼者の承継資格者から依頼者
の死亡が証明されると、第三者(管理指名者)が管理情
報をアクセスことができるようにした資産管理システム
が提案されている(特開2000−251006号公報
参照)。
【0006】このシステムにおいて、通常バーチャルワ
レット(資産管理情報)にアクセスすることができるの
は依頼者のみであり、管理指名者といえども資産管理情
報にアクセスすることができないが、依頼者の死亡等の
相続事態が発生することが証明されると、バーチャルワ
レット内のバーチャルエグゼキュータが管理指名者の資
産情報へのアクセスを許して管理指名者が資産情報を保
管(エスクロー)する管理者となり、この管理者は、依
頼者に代わって相続人である承継資格者に資産情報を開
示することができる。
【0007】しかし、このシステムは、通常では、管理
指名者でも資産情報にアクセスすることができないの
で、資産を安全に管理することができるが、依頼者の死
亡等によって相続状態が発生したにも拘わらず、承継資
格者から依頼者の死亡の通知及び証明がなされない限
り、管理情報はバーチャルワレット内に保存されたまま
となり、何人もこの情報を知ることができない。
【0008】特に、大震災が発生した場合のように、依
頼者のみでなく、通常依頼者の身近にいる資産の承継資
格者も震災の被害を受けて身近な資産承継資格者がいな
くなった場合には、このシステムは、全く機能しなくな
る欠点があった。
【0009】また、このシステムは、承継資格者が被相
続人である依頼者が資産管理を委託していることを知ら
ない限り、管理指名者に相続状態が発生したことを通知
したり、証明したりして資産管理情報の開示を受けるこ
とができない欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、管理者が相続状態の発生を知ること
ができるようにして承継資格者への資産情報等の開示を
容易に行うことができるようにした個人資産情報管理シ
ステムを提供することにある。
【0011】本発明が解決しようとする他の課題は、管
理者が相続状態の発生を知った場合に、資産情報管理情
報を開示すべき承継資格者を検索(検出)することがで
きる個人資産情報管理システムを提供することにある。
【0012】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、承継資格者を検索することができないか承継資格者
がいないことが判明したときに資産情報及び資産承継情
報を依頼者から予め指定されている第三委託者に開示す
ることができる個人資産情報管理システムを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の基本的な
課題解決手段は、依頼者から提供を受けた個人資産に関
する資産情報とこの個人資産の贈与、相続等の資産承継
に関する資産承継情報と必要に応じてこの資産情報及び
資産承継情報に関連する関連情報とをネットワーク通信
手段を介して入力し管理する情報入力・管理手段と、依
頼者の情報管理の継続意志の確認等の通知とこの通知に
対する依頼者本人からの連絡事項の提供とをネットワー
ク通信手段を介して授受する依頼者連絡受領手段とを含
み、管理者は、所定の開示条件が満足されたときに資産
承継情報に記録された一人または複数の承継資格者に資
産情報及び資産承継情報並びにこれらに関連する情報を
開示するようにしたことを特徴とする個人資産情報管理
システムを提供することにある。
【0014】この個人資産情報管理システムにおいて、
情報入力・保管手段は、ネットワーク通信手段を介して
依頼者からの保存情報の書き換えを許す情報書換え部を
含んでいる。
【0015】この個人資産情報管理システムは、開示証
券情報記録手段が開示条件が満たされたと判断したとき
に資産承継情報に記録された資産承継資格者を検索する
承継資格者検索手段と、資産情報、資産承継情報及びこ
れらの関連情報をを開示する開示条件情報をネットワー
ク通信手段を介して入力し記録する開示条件情報記録手
段の一方又双方を更に備えることができ、この場合、情
報入力・管理手段が開示条件情報記録手段を兼ねること
ができる。また、承継資格者検索手段も、情報入力・管
理手段の資産承継情報から検索されるように情報入力・
管理手段に含ませることができる。
【0016】また、依頼者連絡受領手段による通知に対
して依頼者からの回答が継続するか、承継資格者検索手
段が承継資格者を検索することができないか、承継資格
者がいないことが判明したときに備えて資産情報及び資
産承継情報を依頼者から予め指定されている第三委託者
にネットワーク通信手段を介して開示する第三者開示手
段を更にに備えることができる。
【0017】資産情報は、資産(固定資産、流動資産)
の種類、固定資産の評価値(土地や建物の平米数、時価
等)、流動資産の預け先(金融機関)、評価額等であ
り、資産承継情報は、相続人又は贈与人となるべき人で
あり、また資産情報に関連する関連情報は、資産の保管
場所、口座番号、識別番号等の資産に関連する情報、ま
た承継情報に関連する情報は、贈与書、遺言書のコピー
又はその保管場所などの承継に関連する情報である。こ
れらの情報中、関連情報の保管は、オプションで行われ
る。
【0018】管理者は、その管理者の責任で資産情報等
を管理するが、特に、依頼者の情報管理の継続意志の確
認等の通知とこの通知に対する依頼者本人からの連絡事
項の提供とをネットワーク通信手段を介して授受する
と、依頼者の状態を定期的に確認して相続状態の発生を
容易に知ることができる。
【0019】また、管理者が相続状態の発生を知った場
合に、資産管理情報を開示すべき承継資格者を資産承継
情報から容易に検出することができるが、承継資格者を
検出することができないか承継資格者がいないことが判
明したときに資産情報及び資産承継情報、関連情報等を
依頼者から予め指定されている第三委託者に開示して管
理情報を確実に処理することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1及び図2は、本発明の1つの
形態による個人資産情報管理システムの概要を示す。こ
のシステムは、電話回線や放送回線などの種々の通信回
線10を介して接続されるインターネットの如きネット
ワーク通信手段12を含み、管理者14は、このネット
ワーク通信手段12のサーバー20を管理する。
【0021】サーバー20は、入出力部20Pを介して
依頼者(クライアント)16の端末機16Tから情報を
入力したりサーバー20からの情報を依頼者16の端末
機16Tに送信する。サーバー20は、図2に示すよう
に、個人資産情報管理システムのプログラムを記録し、
このプログラムに従って以下に述べる種々の手段(ファ
イル)を制御して管理業務を処理する制御手段(CP
U)20Cを有する。管理者14は、同様に、ネットワ
ーク通信手段12を介して、必要に応じて、自己の端末
機14Tからサーバー20にアクセスすることができ
る。
【0022】サーバー20は、図2に示すように、特定
の依頼者16から提供を受けた個人資産に関する資産情
報AIとこの個人資産の贈与、相続等の資産承継に関す
る資産承継情報TIと必要に応じてこの資産情報AI及
び資産承継情報TIに関連する関連情報RIとが入力さ
れ管理される情報入力・管理手段22と、資産情報A
I、資産承継情報TI及び関連情報RIを開示する開示
条件情報CIが入力され記録される開示条件情報記録手
段24と、依頼者16の情報管理の継続意志の確認等の
通知とこれに対する依頼者16本人からの連絡事項の提
供とを授受する依頼者連絡受領手段26と、依頼者16
の資産承継情報TIに基づいた資産継承条件が満たされ
たときに資産承継情報TIに記録された資産承継資格者
16Aを検索(検出)する承継資格者検索手段28とを
含んでいる。
【0023】依頼者16は、自己の端末機16Tを操作
してこれらの情報入力・管理手段22及び開示条件情報
記録手段24にネットワーク通信手段12を介してアク
セスして情報を入力し、またこれらの情報入力・管理手
段22及び開示条件情報記録手段24は、依頼者16が
これらの手段の情報の書き換えを許す保存情報書換え部
22R、24Rを含み、従って依頼者16は、必要に応
じてこれらの手段22、24の情報を書き換えることが
できる。
【0024】依頼者連絡受領手段24は、依頼者16の
情報管理の継続意志の確認等の通知とこれに対する依頼
者16本人からの連絡事項の提供とをネットワーク通信
手段12を介して授受するが、これは、依頼者が生存し
ていることを確認する機能を有する。従って、サーバー
20及び管理者16は、この依頼者連絡受領手段24に
よって相続状態の発生がないことを確認することができ
る。
【0025】サーバー20の情報入力・管理手段22に
入力されるべき資産情報AIは、資産の種類、評価値、
資産の預け先(金融機関)又は保管場所(例えば貸金
庫)、資産の額等が含まれ、また資産承継情報TIは、
予定相続人(死亡の順序によって変動するので、配偶
者、子供などの身近のものから順に定められる)及び/
又は贈与人の氏名、続柄等が含まれる。
【0026】資産情報AIに関連する関連情報RIは、
資産の口座番号、識別番号(暗証番号)等を含み、また
資産承継情報TIに関連する関連情報RIは、身近な相
続人以外に相続人たる地位にある親族の氏名及び住所
(例えば、血統図付きの情報)等が含まれる。
【0027】開示条件情報記録手段24は、資産情報A
I、資産承継情報TI及び関連情報RIを開示する開示
条件情報CIをネットワーク通信手段12を介して入力
し記録すると同時に、この開示条件が満たされたか否か
を判断するが、これは、例えば依頼者の死亡通知などの
相続状態が発生したとき等のように、依頼者以外の者に
これらの情報を開示するための条件を予め記録し、この
条件が満たされない限り、情報の開示を禁止する機能を
有する。しかし、この手段は、必ずしも、情報入力・管
理手段22を管理者14に対してロックする機能を有す
る必要はなく、最低限でも、後に述べる依頼者連絡受領
手段26によってこの条件が満たされたときに、管理者
14に禁止解除指令を発生することができればよい。
【0028】依頼者連絡受領手段26は、依頼者16の
情報管理の継続意志の確認等の通知とこれに対する依頼
者16本人からの連絡事項の提供(回答)とを授受する
が、これは、依頼者(被相続人)が生存していることを
確認し、相続状態の発生の有無を判断する1つの材料を
提供する機能を有する。
【0029】管理者18から依頼者16への通知の内容
は、手数料の請求も考えられるが、現在の手数料の支払
いは、自動振り込み、クレジットカード等を利用して行
われるのが通常の安全な形態であるので、例えば、管理
継続の意志の確認、資産情報、資産承継情報及び資産開
示条件情報等に関する書き換え情報又は追加情報の有
無、住所、電話番号、ファックス番号の変更の有無、手
数料の催促(自動振込ができなかった場合)等が適切で
ある。管理者18からの通知とこれに対する依頼者16
からの連絡は、この管理システムの重要な事項であり、
従って管理契約上で依頼者16の義務的事項とするのが
好ましい。特に、流動資産はその額、種類、預入先が種
々変動するので、最終の情報更新日を通知してそれ以後
に変動があれば書き換えの注意を促す(リマインドす
る)ことは資産情報を常にデートアップする意味で重要
であり、このリマインダは通知の重要な事項である。
【0030】依頼者16が通知に対する回答に代えて書
き換え情報又は追加情報を書き換え操作すると、情報入
力・管理手段22及び開示条件情報記録手段24にこれ
らの情報がネットワーク通信手段12を介して入力され
るが、このシステムソフトは、この書き換え操作があっ
たことを依頼者連絡受領手段26に転送し、依頼者連絡
受領手段26は、依頼者16から回答があったものとし
て取り扱う。また、逆に、依頼者16から所定期間を経
過しても回答がないときには、依頼者連絡受領手段26
は、その事実を管理者に警報する未受領情報を発生する
ことができる。これは、管理者14の端末機14Tにこ
の情報を転送することによって管理者14に通知するこ
とができるが、依頼者連絡受領手段26が自動的に再通
知するようにソフトを組むこともできる。
【0031】また、依頼者16が自発的に又は依頼者連
絡受領手段26の回答に代えて書き換え情報又は追加情
報をネットワーク通信手段12を介して書き換え操作す
ると、この事実は、開示条件情報記録手段24に入力さ
れ、この開示条件情報記録手段24は、開示条件が満た
されていないことを判断する。なお、この開示条件情報
記録手段24は、情報入力・管理手段22が兼ねるよう
にして独立した開示条件情報記録手段24を省略するこ
とができる。
【0032】依頼者16が高齢となって管理者18から
の通知に対して回答することができないときは、身近に
いる親族が回答する場合があり、これも相続状態が発生
していないことのシグナルとなる。身近の親族が依頼者
の死亡を通知すると、これは、開示条件を満たし、管理
者18は、承継資格者検索手段28によって検出された
所定の承継資格者16Aに資産情報等を開示することが
できる。
【0033】承継資格者検索手段28は、開示条件が満
たされたときに、情報入力・管理手段22に依頼者16
が入力した資産承継情報TIに基づいて資産承継資格者
18を検出する。既に述べたように、入力すべき資産承
継資格者16Aは、予定相続人配偶者、子供等の予定相
続人及び/又は贈与人であるが、資産承継情報には予め
その承継順序が含まれており、開示条件に応じて最も上
位にある承継人が検出されるようになっている。
【0034】本発明の資産情報管理システムは、依頼者
連絡受領手段26による通知に対して依頼者からの回答
が継続するか、承継資格者検索手段28が承継資格者1
6Aを検索(検出)することができないか、入力されて
いる承継資格者16Aに該当する者ががないことが判明
したときに備えて、資産情報AI及び資産承継情報TI
を依頼者16から予め指定されている第三委託者16B
を登録し、上記の事実が判明したとき又はその事実の経
過後一定期間(例えば通知後6ケ月)の経過後にネット
ワーク通信手段12を介して開示する第三者開示手段3
0を更に備えることができる。
【0035】この第三委託者16Bは、典型的には、依
頼者16の顧問弁護士、金融機関等の資産自体を管理し
つつ相続人を探すのに適した人又は組織とすることがで
きる。この第三者開示手段30への登録は、契約上、オ
プションとすることができるが、入力されている承継資
格者16Aの該当者のすべてにアクセスすることができ
ない場合に、特定の依頼者16の資産情報等がこのシス
テムに永久に残ったままとなるのを防止する意味では契
約上この登録を強制することが好ましい。
【0036】開示条件情報記録手段24に入力される開
示条件は、基本的には、依頼者16の死亡の確認、贈与
の条件等であるが、依頼者16の死亡の確認は、依頼者
16の近親者からの通知以外の方法で管理者18が判断
することはきわめて難しい。特に、震災等によって依頼
者16及びその近親者のすべてが被害を受けて登録され
た資格承継者に該当するものがいなくなったときには、
第三委託者開示手段30はきわめて有効である。
【0037】この第三者開示手段30は、第三委託者1
6Bの変更等に備えて第三委託者情報PIを書き換える
ための情報書換え部30Rを有し、依頼者16は、開示
すべき第三委託者16Bを追加変更したり、既に入力し
ている第三委託者16Bの異動(住所、電話番号、メー
ル番号等の変更)を書き換え保存することができる。
【0038】次に、特定の依頼者16が本発明の個人情
報管理システムを利用する際の流れを図3のフローチャ
ートを参照して以下に詳細に述べる。
【0039】まず、依頼者16は、自己の端末機16T
を操作してネットワーク通信手段12であるインターネ
ットを介して個人資産情報管理システムのサーバー20
にアクセスし(ステップ1参照)、自己の端末機16T
のディスプレイに案内画面を開く(ステップ2参照)。
【0040】案内画面上の操作の指示に従って資産情報
管理の契約内容を開いてこの契約内容の提示を受けこれ
を読む(ステップ3参照)。この契約の内容は、管理情
報の種類、管理者の管理注意義務、依頼者が死亡等によ
ってアクセスすることができなったときには、依頼者が
指定する承継資格者に情報を開示することに同意するこ
と、契約期間、保管手数料、その支払方法、その他個人
資産情報管理システムを利用するに当たって必要な契約
事項を含む。
【0041】契約内容を読んだ後、画面の指示に従っ
て、次に進むと、「契約の申し込みをする?」の表示が
提示されるので(ステップ4参照)、申し込みをするか
否かの意志を指示に従って選択(クリック)する。
【0042】即ち、「No」を選択すると、案内画面
(ステップ2)に戻るので、操作を終了するか再び契約
内容の提示を受けて同じ操作を繰り返すことができる。
「Yes」を選択すると、画面は、契約フォームを開く
ので、契約フォームに書き込みを行うことができる(ス
テップ5及び6参照)。書き込むべき事項は、契約内容
に同意する旨の意志表示、依頼者の住所、氏名、電話番
号、ファックス番号、メール番号、クレジットの種類及
び番号(手数料の徴収の目的)等の事項である。
【0043】書き込み終了表示を操作すると、「書き込
みに誤りがあるか否か」の表示が現れ(ステップ7参
照)、誤りがあれば、「Yes」の表示を選択して書き
込みの訂正を行い(ステップ8参照)、誤りがなけれ
ば、「No」の表示を操作する(ステップ9参照)。こ
れまでの操作は、個人資産情報管理システムを利用する
契約ための操作である。
【0044】「No」を選択して契約を終了すると、
「直ちに情報を入力しますか?」の表示がでるので(ス
テップ10参照)、「Yes」又は「No」を選択す
る。「No」を選択すると、ステップ2の案内画面に戻
って操作を終了することができるので、管理を依頼すべ
き自己の財産を整理し、後の情報入力に備える。この場
合には、サーバー20へのアクセス後、案内画面の指示
に従って情報入力画面を呼び出して次のステップ11以
後と同じような操作によって情報を入力することができ
る。
【0045】ステップ10で「Yes」を選択すると、
入力画面が現れるので、この画面に資産情報AI、資産
承継情報TI、開示条件情報CI及び第三委託者16B
に関する情報PI等を入力することができる(ステップ
11参照)。これらの情報は、1つの画面で入力するこ
ともできるし、情報の種類毎に異なる画面に入力するこ
ともできる。
【0046】入力操作終了の表示を操作すると、「情報
の入力に誤りがあるか否か」の表示が現れるので(ステ
ップ12参照)、確認後、「Yes」又は[No」を選
択する。「Yes」を選択した場合には、入力の訂正を
行った後(ステップ13参照)、また「No」を選択し
た場合には、直ちに「OK」の表示が出るので、これを
選択して入力操作を終了する。
【0047】情報の書き換えは、ステップ2の案内画面
を呼んで案内画面の指示に従って容易に行うことができ
る。この情報の書き換えは、後に述べるように、依頼者
が健在である少なくとも生存していることのシグナルで
あり、これは、その日付を添えて開示条件情報記録手段
24に入力される。
【0048】次に、本発明の個人資産情報管理システム
の操作の流れを図4を参照して詳細に述べる。既に述べ
たように、本発明のシステムは、管理者14と依頼者1
6との間でネットワーク通信手段12を介して定期的に
通知と回答との連絡の授受が行われることを特徴として
いる。
【0049】まず、依頼者連絡受領手段26は、1ケ月
毎とか2ケ月毎とかの一定の期間毎に依頼者16からの
回答を期待して通知を送信する(ブロック1参照)。通
知の内容は、既に述べたように、管理継続の意志の確
認、種々の情報AI、TI、CI及びPI等の書き換え
の有無の確認その他適宜のものとすることができる。依
頼者16は、契約で回答することを義務づけているが、
これは、インターネット等のネットワーク通信を介して
行うので、依頼者16が受信記録を抹消しない限り、通
知記録が残るので、回答の忘れを生じる傾向は少ない。
【0050】依頼者16からの回答があれば(ブロック
2参照)、これは、依頼者連絡受領手段26に入力され
る(ブロック6参照)と共に、開示条件情報記録手段2
4にも入力されて(ブロック8参照)依頼者の生存を確
認することができる。なお、依頼者16に代わって近親
者が回答する場合もあるが、依頼者16の死亡を知らせ
ることなく、回答することがない限り、確認を誤ること
がない。
【0051】依頼者16は、回答に代わって書き込み事
項の訂正、追加などの書き換え操作を行うこともあるが
(ブロック3参照)、これは、回答と同一視することが
できるので、情報が入力されるべき手段22、24及び
30に書き換え情報が入力される(ブロック7参照)と
共に、この事実が依頼者連絡受領手段26にも入力され
て回答があったのと同じ認識が行われる(ブロック6参
照)。
【0052】依頼者16の近親者等から依頼者16の死
亡通知(ブロック4参照)は、ネットワーク通信手段1
2を介して開示条件情報記録手段24に入力することが
できるが、これは、死亡証明を伴うことが困難であるの
で、それと併せて又はネットワーク通信手段12からの
経由なしに、郵便その他の手段によって死亡証明を添え
て受領するのが好ましい。管理者14は、死亡通知を受
けると、その端末機14Tを操作してその事実を開示条
件情報記録手段24に入力する(ブロック9、10参
照)。開示条件情報記録手段24は、これを受けて開示
条件が達成されたことを判断し、承継資格者検索手段2
8に検出操作を指令する(ブロック11参照)。従っ
て、管理者14は、端末機14Tの画面上に承継資格者
16Aを知ることができるので、その承継資格者16A
に情報開示を受けるか否かの確認をすることができ、そ
れに基づいて資産情報等を開示し、契約を終了すること
ができる(ブロック12参照)。
【0053】依頼者16からの所定の期間(例えば一定
期間の1ケ月、2ケ月に対してそれぞれ20日、1ケ月
等)を経過しても回答がない場合には(ブロック5参
照)、依頼者連絡受領手段26は、自動的に再通知を行
い、上記と同じ操作を繰り返す(ブロック13,14参
照)。
【0054】もし、再通知を所定回数行っても回答がな
い場合には、依頼者連絡受領手段26は、管理者14に
無回答の継続発生指令(警報)を出す。これは、管理者
14が自己の端末機14Tで知ることができる。管理者
14はネットワーク通信手段12を介することなく、依
頼者に電話、ファックスその他の連絡手段を介して確認
し、それでも無回答の原因(存否)が不明である場合に
は、端末機14Tを操作して第三委託者開示手段30に
開示指令を送る。
【0055】第三委託者開示手段30は、指定された第
三者のメール宛に開示の用意があることを送信し、第三
者がこれを受け入れた段階で資産情報等を開示し、開示
の受領の確認を受けたことで契約が終了する。
【0056】なお、この第三者開示手段30は、無回答
の外に、依頼者の死亡が何らかの手段で確認されたにも
拘わらず、承継資格者を検索することができないか、承
継資格者がいないことが判明したときにも、開示指令を
発生する。承継資格者が検索することができないこと
は、依頼者が資産承継情報を入力しなかったり、抹消し
たりした場合に発生し、また承継資格者がいないこと
は、入力されているすべての承継資格者の死亡が確認さ
れた場合に発生する。
【0057】依頼者16が管理を依頼すべき資産関連情
報中、資産承継情報TIは、通常同居する所帯員(配偶
者、子供、親)であるが、それ以外の承継資格者(別所
帯の子供、兄弟、甥、姪等)も含まれるが、配偶者、子
供、親以外には、直接そのものに開示することは、相続
順位との関係で問題が生ずるので、第三者に開示するの
が最良である。また、この資産承継情報TIには遺言状
の有無とその保管場所を含むことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、個人情報管理システム
の管理者は、その管理者の責任で資産情報等を管理する
が、依頼者の情報管理の継続意志の確認等の通知とこの
通知に対する依頼者本人からの連絡事項の提供とをネッ
トワーク通信手段を介して授受するので、依頼者の状態
を定期的に確認して相続状態の発生を容易に知ることが
できる。
【0059】また、管理者が相続状態の発生を知った場
合に、資産情報等を開示すべき承継資格者を容易に検出
することができるので、管理されている資産情報を所定
の資格承継者に引き渡して依頼者から依頼された情報管
理の目的を達成することができる。
【0060】更に、本発明の個人情報管理システムは、
依頼者への通知に対する回答が全くなく、可能な限りの
追跡調査で依頼者の存否が判明しないか、承継資格者を
検索することができないか、承継資格者がいないことが
判明したときに、資産情報及び資産承継情報を依頼者か
ら予め指定されている第三委託者に開示して管理情報を
確実に処理することができるので、管理情報がシステム
内に残ったままとなることはなく、無縁管理情報が発生
するの有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる個人資産情報管理システムの全
体概要の系統図である。
【図2】本発明の個人資産情報管理システムのサーバー
内部の系統図である。
【図3】本発明の個人資産情報管理システムを依頼者が
利用する場合のフローチャートである。
【図4】本発明の個人資産情報管理システムによって資
産情報が管理される状態の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
10 通信回線 12 ネットワーク通信手段 14 管理者 14T 管理者の端末機 16 依頼者 16T 依頼者の端末機 20 サーバ 20P 入出力部 20C 制御部(CPU) 22 情報入力・管理手段 22R 情報書換え部 24 開示条件情報記録手段 24R 情報書換え部 26 依頼者連絡受領手段 28 承継資格者検索手段 30 第三者開示手段 30R 情報書き換え部 AI 資産情報 TI 資産承継情報 RI 関連情報 CI 開示条件情報 PI 第三委託者に関する情報

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 依頼者から提供を受けた個人資産に関す
    る資産情報と前記個人資産の贈与、相続等の資産承継に
    関する資産承継情報と必要に応じて前記資産情報及び資
    産承継情報に関連する関連情報とをネットワーク通信手
    段を介して入力し管理する情報入力・管理手段と、前記
    依頼者の情報管理の継続意志の確認等の通知とこの通知
    に対する依頼者本人からの連絡事項の提供とを前記ネッ
    トワーク通信手段を介して授受する依頼者連絡受領手段
    とを含み、管理者は、所定の開示条件が満足されたとき
    に前記資産承継情報に記録された一人または複数の承継
    資格者に前記資産情報及び資産承継情報並びにこれらに
    関連する情報を開示するようにしたことを特徴とする個
    人資産情報管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1又は2に記載の個人資産情報管
    理システムであって、前記依頼者の資産承継情報に記録
    された資産承継資格者を検索する承継資格者検索手段と
    を含み、管理者は、所定の開示条件が満足されたときに
    前記承継資格者検索手段によって検索された一人または
    複数の承継資格者に前記資産情報及び資産承継情報並び
    にこれらに関連する情報を開示するようにしたことを特
    徴とする個人資産情報管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の個人資産情報管
    理システムであって、前記資産情報、前記資産承継情報
    及びこれらの関連情報をを開示する開示条件に関する情
    報を前記ネットワーク通信手段を介して入力し記録する
    開示条件情報記録手段を更に備えていることを特徴とす
    る個人資産情報管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の個人資産情報管理シス
    テムであって、前記情報入力・管理手段が前記開示条件
    情報記録手段を兼ねていることを特徴とする個人資産情
    報管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の個人
    資産情報管理システムであって、前記承継資格者検索手
    段は、前記情報入力・管理手段の資産承継情報から検索
    されるように前記情報入力・管理手段に含まれているこ
    とを特徴とする個人資産情報管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の個人
    資産情報管理システムであって、前記依頼者連絡受領手
    段は、前記依頼者への通知が受領されていないことが確
    認されたときには、その事実を管理者に警報する未受領
    情報を発生することを特徴とする個人資産情報管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の個人
    資産情報管理システムであって、前記依頼者連絡受領手
    段による通知に対して依頼者からの回答が継続するか、
    前記承継資格者検索手段が承継資格者を検索することが
    できないか、承継資格者がいないことが判明したときに
    備えて前記資産情報及び資産承継情報を前記依頼者から
    予め指定されている第三委託者に前記ネットワーク通信
    手段を介して開示する第三者開示手段を更に備えている
    ことを特徴とする個人資産情報管理システム。
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