JP2002276804A - シフト装置 - Google Patents

シフト装置

Info

Publication number
JP2002276804A
JP2002276804A JP2001080849A JP2001080849A JP2002276804A JP 2002276804 A JP2002276804 A JP 2002276804A JP 2001080849 A JP2001080849 A JP 2001080849A JP 2001080849 A JP2001080849 A JP 2001080849A JP 2002276804 A JP2002276804 A JP 2002276804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
state
shift
selection
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001080849A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Kunimatsu
嘉昌 國松
Isamu Matsushima
勇 松嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2001080849A priority Critical patent/JP2002276804A/ja
Publication of JP2002276804A publication Critical patent/JP2002276804A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利便性を向上させることができるシフト装置
を提供する。 【解決手段】 シフトレバー16は、車両の変速機のギ
ヤトレーンの接続状態を選択するために操作されるもの
である。シフトレバー16は、操作後に選択した位置で
保持されるようになっている。磁気抵抗素子28は、シ
フトレバー16の選択状態を検出するようになってい
る。レンジ位置検出器15及び磁気抵抗素子28は、予
め想定された車両状況を検出するようになっている。ソ
レノイド19は、シフトレバー16を中立位置に復帰さ
せるようになっている。SBW−ECU11は、レンジ
位置検出器15及び磁気抵抗素子28によって所定の車
両状況が検出されたときにソレノイド19を作動させる
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフト装置に係
り、詳しくはシフトバイワイヤ方式によるシフト装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動変速機を搭載した自動車
では、そのシフト装置のシフトレバーを操作することに
より自動変速機の変速位置を指定するようになってい
る。
【0003】このようなシフト装置として、近年、シフ
トレバーの切換操作を電気的な切換信号に変換し、その
信号によってアクチュエータを作動させてマニュアルシ
フトバルブを切換動作させるシフトバイワイヤ自動変速
機が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シフト装置
としては、シフトポジションの選択時にシフトレバーが
傾いたままの状態で保持されるステーショナリー方式の
ものが多数用いられている。しかし、このようなシフト
装置では、例えば、変速を制御するECUが、人の操作
エラーを検知し、自動制御した場合、シフトレバーのシ
フトポジションとECUの制御内容との間で差異が生じ
る。この状況を解消するためには、運転者が自らシフト
レバーを操作することによって、ECUの状態にシフト
ポジションを合わせるか、またはニュートラルポジショ
ンに入れる必要がある。ゆえに、シフト装置の利便性が
低下することが考えられる。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、利便性を向上させることができる
シフト装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、車両の変速機のギヤトレ
ーンの接続状態を選択するために操作されるとともに、
操作後に選択した位置で保持される選択操作手段と、前
記選択操作手段の選択状態を検出する選択状態検出手段
とを備えたシフト装置において、予め想定された車両状
況を検出する車両状況検出手段と、前記選択操作手段を
中立位置に復帰させるアクチュエータと、前記車両状況
検出手段によって所定の車両状況が検出されたときに前
記アクチュエータを作動させる制御手段とを備えたこと
を要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、車両の変速機の
ギヤトレーンの接続状態を選択するために傾動操作され
るとともに、操作後に傾いたままの状態で保持される選
択操作手段と、前記選択操作手段の選択状態を検出する
選択状態検出手段とを備えたシフト装置において、前記
選択操作手段を保持するように配置された保持部材と、
予め想定された車両状況を検出する車両状況検出手段
と、前記保持部材を移動させて第1の位置及び第2の位
置のうちのいずれかに切り換えるアクチュエータと、前
記車両状況に基づいて前記アクチュエータに作動信号を
出力する制御手段とを備え、前記車両状況検出手段によ
って所定の車両状況が検出されたときに、前記保持部材
を第2の位置に切り換えて保持状態を解除することによ
り、前記選択操作手段を中立位置に復帰させるととも
に、前記車両状況検出手段によって所定の車両状況が検
出されていないときに、前記保持部材を第1の位置に切
り換えることにより、前記選択操作手段を傾いた状態に
保持することを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、車両の変速機の
ギヤトレーンの接続状態を選択するために押圧操作され
るとともに、操作後に押圧されたままの状態で保持され
る複数のプッシュスイッチからなる選択操作手段と、前
記選択操作手段の選択状態を検出する選択状態検出手段
とを備えたシフト装置において、予め想定された車両状
況を検出する車両状況検出手段と、前記選択操作手段と
相対するように設けられ、前記プッシュスイッチのON
状態を解除させるアクチュエータと、前記車両状況に基
づいて前記アクチュエータに作動信号を出力する制御手
段とを備え、前記車両状況検出手段によって所定の車両
状況が検出されたときに前記アクチュエータを作動させ
ることにより、前記各プッシュスイッチの少なくともい
ずれか1つがOFF状態に復帰することを要旨とする。
【0009】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、車両
状況検出手段によって所定の車両状況が検出されたこと
を判断すると、アクチュエータを作動させるようになっ
ている。その結果、選択操作手段が中立位置に復帰す
る。ゆえに、運転者が自ら選択操作手段を操作する必要
がなく、車両が運転者の意志とは異なる動きをしてしま
うことも自動的に防止される。従って、シフト装置の利
便性を向上させることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、保持部材
が第1の位置に切り換わっているときに、選択操作手段
は傾いた状態に保持される。それに対して、保持部材が
第2の位置に切り換わっているとき、選択操作手段は中
立位置に復帰する。保持部材は、車両状況検出手段によ
って所定の車両状況が検出されると、自然に第2の位置
に切り換わる。ゆえに、運転者が自ら選択操作手段を操
作する必要がなく、車両が運転者の意志とは異なる動き
をしてしまうことも自動的に防止される。従って、シフ
ト装置の利便性を向上させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、車両状況
検出手段によって所定の車両状況が検出された場合、各
プッシュスイッチの少なくともいずれか1つがOFF状
態に復帰する。それとともに、ギヤトレーンが中立の接
続状態に切り換えられる。ゆえに、運転者が自ら選択操
作手段を操作する必要がなく、車両が運転者の意志とは
異なる動きをしてしまうことも自動的に防止される。よ
って、シフト装置の利便性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
車両用変速機制御装置に具体化したシフト装置の第1実
施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0013】図1に示すように、車両用変速機制御装置
10は、制御手段としての変速機制御用電子制御装置
(以下、SBW−ECUという)11を備えている。S
BW−ECU11には、ECT−ECU18、変速用油
圧アクチュエータ14、車両状況検出手段としてのレン
ジ位置検出器15及びシフト位置インジケータ1が電気
的に接続されている。
【0014】ECT−ECU18は、SBW−ECU1
1から信号を入力すると、車速及びスロットル開度に基
づいて変速用油圧ユニットを制御するようになってい
る。そして、ECT−ECU18は、ギヤトレーンの接
続状態をギヤ比が異なる4段階の中で順次切り換える公
知の自動変速制御を行う。
【0015】変速用油圧アクチュエータ14は、変速機
としてのオートマチックトランスミッション(以下、自
動変速機という)17に設けられたものである。変速用
油圧アクチュエータ14は、電気信号によって操作され
る図示しない電磁制御弁を備えている。変速用油圧アク
チュエータ14は、油圧ポンプから供給される作動油を
各電磁制御弁が給排制御することによってギヤトレーン
の接続状態を切り換えるようになっている。ギヤトレー
ンは、駐車(パーキング)P、後進(リバース)R及び
前進(ドライブ)D,Mの各接続状態に切り替えられる
ようになっている。
【0016】レンジ位置検出器15は自動変速機17の
ハウジング内に設けられている。レンジ位置検出器15
は、ギヤトレーンの接続状態(P,R,D,M)を区別
して検出し、その検出信号をSBW−ECU11に出力
するようになっている。
【0017】シフト位置インジケータ1は、図3に示す
ように、駐車表示部13d、後進表示部13c、前進表
示部13a及びマニュアルモード表示部13bを備えて
いる。各表示部13a〜13dは、SBW−ECU11
が出力する制御信号に基づいて表示制御されるようにな
っている。具体的には、駐車表示部13dは、自動変速
機17の接続状態が駐車状態Pであるときに点灯制御さ
れるようになっている。後進表示部13cは、接続状態
を後進状態Rとしているときに点灯制御されるようにな
っている。前進表示部13aは、自動変速モードでの走
行状態Dとしているときに点灯制御されるようになって
いる。マニュアルモード表示部13bは、手動変速モー
ドでの走行状態Mとしているときに点灯制御されるよう
になっている。
【0018】また、SBW−ECU11は図示しないマ
イクロコンピュータを備え、予め記憶されているプログ
ラムをマイクロコンピュータが実行することで変速用油
圧アクチュエータ14を制御するようになっている。そ
の結果、ギヤトレーンの接続状態が切り換えられる。S
BW−ECU11は、シフト装置13からの操作信号と
レンジ位置検出器15からの検出信号とに基づいて変速
用油圧アクチュエータ14を制御するようになってい
る。
【0019】図1に示すように、SBW−ECU11の
入力側には、エンジン始動スイッチ20、アクセルスイ
ッチ21、ブレーキスイッチ22、エンジン回転数セン
サ25及び車速センサ26がそれぞれ電気的に接続され
ている。SBW−ECU11は、各スイッチ20,2
1,22及び各センサ25,26からの信号に基づいて
車両状況を検出するようになっている。
【0020】エンジン始動スイッチ20は、イグニッシ
ョンスイッチの操作によらずにエンジンの始動及び停止
を行うためのモーメンタリスイッチである。SBW−E
CU11には、エンジン電子制御装置(以下、エンジン
−ECUという)32が電気的に接続されている。エン
ジン−ECU32には、エンジンスタータ33が電気的
に接続されている。エンジン−ECU32は、例えばス
ロットル開度、エンジン回転数等に基づく燃料噴射制
御、給気量及びクランク位置に基づく点火磁気制御等の
公知の制御によってエンジンを運転制御する。エンジン
−ECU32は、エンジンを運転していないときにエン
ジン始動スイッチ20がON操作されると、エンジンス
タータ33を制御してエンジンを始動させる。一方、エ
ンジン−ECU32は、エンジンを運転しているときに
エンジン始動スイッチ20がON操作されると、エンジ
ンの運転を停止する。
【0021】アクセルスイッチ21は、アクセルペダル
が操作されたときにアクセル信号を出力するようになっ
ている。ブレーキスイッチ22は、ブレーキペダルが操
作されたときにブレーキ信号を出力するようになってい
る。エンジン回転数センサ25はエンジン回転数を検出
し、回転数信号を出力するようになっている。車速セン
サ26は車速を検出し、車速信号を出力するようになっ
ている。
【0022】図1に示すように、車両用変速機制御装置
10はシフト装置13を備えている。シフト装置13に
は選択状態検出手段及び車両状況検出手段としての磁気
抵抗素子28が設けられている。磁気抵抗素子28はS
BW−ECU11に電気的に接続されている。また、シ
フト装置13には、アクチュエータとしてのソレノイド
19が接続されている。ソレノイド19はSBW−EC
U11に電気的に接続されている。ソレノイド19に
は、ブレーキペダルが操作されたときにSBW−ECU
11から作動信号が出力されるようになっている。その
結果、ソレノイド19が通電状態になり、同ソレノイド
19が作動する。
【0023】次に、車両用変速機制御装置10の機械的
な構成について説明する。図2に示すように、車両のフ
ロアコンソール51には、シフト装置13のケース12
が固定されている。ケース12のカバー12aには、略
十字状のガイド孔12bが設けられている。
【0024】図2及び図4に示すように、シフト装置1
3には、選択操作手段としてのシフトレバー16が設け
られている。シフトレバー16は、ケース12のガイド
孔12bを挿通して上方に突出している。シフトレバー
16の基端部(図4に示す上側部分)にはシフトノブ1
6cが取り付けられている。シフトノブ16cは、シフ
トレバー16の操作時に運転者によって直接把持される
ものである。シフトノブ16cは、前記自動変速機17
のギヤトレーンの接続状態を各選択位置P,R,N,
D,Mのいずれかに切り換えるために傾動操作されるよ
うになっている。また、シフトレバー16の長手方向に
おける下半部中央には、付勢板16aが外嵌されてい
る。付勢板16aとカバー12aとの間には、スプリン
グ16bが配設されている。スプリング16bの外径
は、付勢板16aの幅よりも小さくなっている。また、
スプリング16bの外径は、ガイド孔12bの幅よりも
大きくなっている。スプリング16bは、付勢板16a
とカバー12aとを互いに離間する方向に付勢させるよ
うになっている。
【0025】図4に示すように、シフトレバー16の先
端には、弾性部材としてのコイルスプリング42が設け
られている。コイルスプリング42は、シフトレバー1
6の長手方向に沿って延びるように配設されている。コ
イルスプリング42の外径は、シフトレバー16の太さ
よりもやや小さくなっている。コイルスプリング42の
先端には、永久磁石によって形成された球状体41が設
けられている。球状体41の外径はコイルスプリング4
2の外径よりも大きくなっている。
【0026】図4に示すように、シフト装置13には、
前記磁気抵抗素子28が複数箇所に設けられている。本
実施形態において、磁気抵抗素子28はシフト装置13
内において5箇所に設けられている。図4において、各
磁気抵抗素子28は、球状体41の下側に配設されてい
る。各磁気抵抗素子28は、シフトレバー16の選択状
態を検出するようになっている。具体的には、特定の磁
気抵抗素子28に球状体41が相対する位置に移動する
と、その磁気抵抗素子28はシフト位置検出信号をSB
W−ECU11に出力するようになっている。
【0027】図5に示すように、シフト装置13には略
箱状の支台72が設けられている。支台72の取付部7
2aには貫通孔72bが設けられている。取付部72a
には前記ソレノイド19が固定されている。ソレノイド
19は、後記する保持部材としての回動テーブル60と
同じ高さに配設されている。ソレノイド19は、回動テ
ーブル60の側部に設けられている。ソレノイド19
は、本体部19b及びプランジャ19aを備えている。
プランジャ19aは、ソレノイド19の本体部19bか
ら前方に進出するようになっている。また、プランジャ
19aは、ソレノイド19の本体部19b内に後退する
ようになっている。プランジャ19aの出没方向は、回
動テーブル60の中心軸C1と直交している。プランジ
ャ19aの先端には係止板19cが設けられている。プ
ランジャ19aにおいて取付部72aと後記する蓋部6
2aとの間には、押圧バネ71が設けられている。押圧
バネ71は、取付部72aと蓋部62aとを互いに離間
する方向に付勢させるようになっている。
【0028】また、シフト装置13にはパーキング用支
台81が設けられている。パーキング用支台81には、
規制凸部82及びパーキング用節度83が設けられてい
る。規制凸部82は、シフトレバー16の移動距離を規
制するためのものである。また、パーキング用節度83
は、シフトレバー16をPレンジからNレンジに切り換
えるときに節度感を持たせるものである。パーキング用
節度83の高さは、球状体41の外径よりも小さくなっ
ている。
【0029】図4及び図5に示すように、シフト装置1
3には回動テーブル60が設けられている。図4におい
て、回動テーブル60は、球状体41と各磁気抵抗素子
28との間に配設されている。回動テーブル60は略半
円板状に形成されている。回動テーブル60は、中心軸
C1を中心として矢印A1,A2方向に回動するように
なっている。回動テーブル60の回動方向は、プランジ
ャ19aの出没方向に対応するようになっている。回動
テーブル60は、プランジャ19aが本体部19bから
前方に進出したときに矢印A2方向に回動するようにな
っている。回動テーブル60は、押圧バネ71の付勢力
によって一瞬で矢印A2方向に回動するようになってい
る。その結果、回動テーブル60は図5に示す第1の位
置に切り換えられる。また、回動テーブル60は、プラ
ンジャ19aが本体部19b内に後退したときに矢印A
1方向に回動するようになっている。その結果、回動テ
ーブル60は図6に示す第2の位置に切り換えられる。
【0030】図5に示すように、回動テーブル60に
は、略箱状をなす被作動部2が設けられている。被作動
部2は、支台72の摺動面72c上に配設されている。
被作動部2の蓋部62aには、貫通孔62bが設けられ
ている。貫通孔62bにはプランジャ19aが挿通され
ている。そのため、蓋部62aの内側面には、係止板1
9cが係止されるようになっている。
【0031】図4及び図5に示すように、回動テーブル
60は、同回動テーブル60の中央部に位置する第1面
60bと、第1面60bの周囲に配設される第2面60
cとを有している。第1面60b及び第2面60cは、
第1面60b側に向かって低くなる斜面60aによって
接続されている。つまり、回動テーブル60は、中央が
最も凹んだすり鉢状をなしている。これら第1面60
b、第2面60c及び斜面60aには、コイルスプリン
グ42により付勢された球状体41が常時摺接するよう
になっている。
【0032】また、斜面60aと第2面60cとの接続
部分には、節度凸部60dが設けられている。節度凸部
60dは、シフトレバー16を傾動操作したときに節度
感を運転者に与えるためのものである。節度凸部60d
は、球状体41が乗り越えられる程度の高さに設定され
ている。
【0033】図4及び図5に示すように、節度凸部60
d上には、節度凹部91が複数箇所(本実施形態では3
箇所)に設けられている。各節度凹部91は、回動テー
ブル60が第1の位置に切り換わっているときに球状体
41が摺接する部分に設けられている。節度凹部91
は、シフトレバー16を傾動操作したときに節度感を運
転者に与えるとともに、自然にシフトレバー16が移動
してしまうのを防止するためのものである。各節度凹部
91は断面略円弧状をなしている。各節度凹部91の深
さは球状体41の外径よりも小さくなっている。各節度
凹部91は、第1の位置においてシフトレバー16の移
動経路R1上に位置したときに、シフトレバー16に係
止して同シフトレバー16を操作不能にするようになっ
ている。また、図6に示すように、各節度凹部91は、
第2の位置において回動テーブル60が回動することに
より、移動経路R1から外れる位置に待避するようにな
っている。尚、このシフト装置13は、ギヤトレーンの
接続状態が切り換えられたときにシフトレバー16が傾
いた状態で保持されるステーショナリー方式である。
【0034】次に、シフト装置13の作用について説明
する。図5に示すように、エンジンを始動する前の状態
において、プランジャ19aは、ソレノイド19の本体
部19bから前方に進出したままの状態になっている。
【0035】球状体41が節度凹部91に係止された状
態において、エンジン始動スイッチ20を操作してエン
ジンを始動するとともに、ブレーキペダルを操作する
と、ブレーキスイッチ22からSBW−ECU11にブ
レーキ信号が出力される。SBW−ECU11は、この
ブレーキ信号に基づいて作動信号をソレノイド19に出
力する。その結果、ソレノイド19が通電状態になり、
プランジャ19aが本体部19b内に後退する。それと
ともに、回動テーブル60がソレノイド19の吸引力に
よって矢印A1方向に回動する。つまり、回動テーブル
60が第2の位置に切り換えられる。尚、シフトレバー
16はガイド孔12bに引っ掛かるため、球状体41は
回動しない。その結果、図6に示すように、球状体41
と節度凹部91との係止状態が解除される。よって、各
節度凹部91が移動経路R1から外れた位置に待避する
ため、シフトレバー16が中立位置に復帰する。ゆえ
に、シフトレバー16をR,D,Mのいずれのレンジに
も操作することが可能になる。
【0036】このとき、シフトレバー16を走行用のレ
ンジ(例えばDレンジ)に傾動操作すると、シフト位置
検出信号が磁気抵抗素子28からSBW−ECU11に
出力される。SBW−ECU11は、シフト位置検出信
号に基づいて信号を変速用油圧アクチュエータ14に出
力する。そして、変速用油圧アクチュエータ14は、ギ
ヤトレーンを前進(D)の接続状態に切り換える。
【0037】この状態において、SBW−ECU11
は、ソレノイド19に対する作動信号の出力を停止す
る。その結果、ソレノイド19が非通電の状態になり、
プランジャ19aが本体部19bから前方に進出する。
このとき、プランジャ19aは、押圧バネ71の付勢力
によって一瞬で移動する。それとともに、回動テーブル
60が矢印A2方向に回動する。その結果、第2面60
cに位置する球状体41が節度凹部91に係止すること
により、シフトレバー16が中心軸C1から傾いた状態
に保持される。このとき、前進中にシフトレバー16が
自然に中立(N)に切り換わってしまうのが防止され
る。つまり、回動テーブル60は図5に示す第1の位置
に切り換えられた状態になる。ここで、運転者がアクセ
ルペダルを操作すると車両が走行する。
【0038】そして、ブレーキペダルを操作して車両を
停止させると、ブレーキスイッチ22からSBW−EC
U11にブレーキ信号が出力されるとともに、車速セン
サ26からSBW−ECU11に車速信号が出力され
る。SBW−ECU11は、ブレーキ信号に基づいてブ
レーキペダルが操作されたことを検知するとともに、車
速信号によって車両が停止していることを検知する。そ
して、エンジン始動スイッチ20を操作するとエンジン
が停止する。このとき、SBW−ECU11は、レンジ
位置検出器15から出力される検出信号と磁気抵抗素子
28から出力されるシフト位置検出信号とに基づいて比
較を行う。そして、これらに差異がある場合、SBW−
ECU11は、ソレノイド19に対して作動信号を出力
する。このとき、回動テーブル60が第2の位置に切り
換えられた状態になる。その結果、シフトレバー16が
中立位置に復帰する。
【0039】また、SBW−ECU11が車両状況によ
り、シフトポジションとは異なる制御をした場合、シフ
トレバー16のシフトポジションとSBW−ECU11
の制御内容との間で差異が生じる。このとき、SBW−
ECU11は、レンジ位置検出器15から出力される検
出信号と磁気抵抗素子28から出力されるシフト位置検
出信号とに基づいて比較を行う。そして、これらに差異
がある場合、SBW−ECU11は、ソレノイド19に
対して作動信号を出力する。このとき、回動テーブル6
0が第2の位置に切り換えられた状態になる。その結
果、シフトレバー16が中立位置に復帰する。
【0040】従って、この第1実施形態によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (1)回動テーブル60が第1の位置に切り換わってい
るときに、シフトレバー16は傾いた状態に保持され
る。それに対して、回動テーブル60が第2の位置に切
り換わっているとき、シフトレバー16は中立位置に復
帰する。回動テーブル60は、レンジ位置検出器15及
び磁気抵抗素子28によって所定の車両状況(シフトレ
バー16のシフトポジションとSBW−ECU11の制
御内容との間で差異が生じてしまう状況)等が検出され
ると、自然に第2の位置に切り換わる。ゆえに、運転者
が自らシフトレバー16を操作する必要がなく、車両が
運転者の意志とは異なる動きをしてしまうことも自動的
に防止され、差異が生じたことも認識できる。従って、
シフト装置13の利便性を向上させることができる。
【0041】(2)回動テーブル60が回動することに
よって同回動テーブル60が第1の位置に切り換わる
と、節度凹部91はシフトレバー16の移動経路R1上
に位置するようになる。球状体41は節度凹部91に係
合するため、シフトレバー16が自然に移動してしまう
のが節度凹部91によって阻止される。また、回動テー
ブル60が回動して第2の位置に切り換わると、節度凹
部91はシフトレバー16の移動経路R1上から外れる
位置に待避するようになる。その結果、シフトレバー1
6の先端が斜面60a上に沿って自然に回動テーブル6
0の中央まで移動する。従って、シフトレバー16のシ
フトロックを確実に解除することができる。
【0042】(3)回動テーブル60の上面には角のな
い球状体41が摺接するため、球状体41が回動テーブ
ル60の上面に引っ掛かってしまうのが防止される。ま
た、球状体41はコイルスプリング42によって回動テ
ーブル60の上面側に付勢されるため、球状体41の表
面と回動テーブル60の上面とが常に当接する。その結
果、球状体41が回動テーブル60上を確実に摺動す
る。従って、シフトレバー16を確実に操作することが
できる。
【0043】(4)ソレノイド19は、回動テーブル6
0の回動方向に沿って延びるように配設されている。そ
のため、回動テーブル60の下側のスペースに余裕がで
きるため、磁気抵抗素子28を最適な場所に配置するこ
とができる。
【0044】(5)回動テーブル60の上面には節度凸
部60dが設けられている。そのため、シフトレバー1
6の操作時において節度感を運転者に与えることができ
る。また、節度凸部60d等の凹凸は、回動テーブル6
0の上面に対して自由に設けることが可能になるため、
運転者に節度感を自由に与えることができる。従って、
節度感を運転者に与えるための機構を設けるときに部品
点数が増えてしまうのを防止することができる。
【0045】(第2実施形態)以下、本発明を車両用変
速機制御装置に具体化したシフト装置の第2実施形態を
図7に従って説明する。なお、第2実施形態において第
1実施形態と同様の部分については、その詳細な説明を
省略する。
【0046】図7に示すように、SBW−ECU11の
入力側には、踏力センサ23、駐車ブレーキスイッチ2
4、ドアスイッチ27、着座スイッチ38及びエアバッ
グセンサ29が電気的に接続されている。さらに、SB
W−ECU11の入力側には、レーダECU31が電気
的に接続されている。SBW−ECU11は、各スイッ
チ24,27,38、センサ23,29及びレーダEC
U31からの信号に基づいて予め想定された車両状況を
検出するようになっている。具体的には、踏力センサ2
3は、アクセルペダルに加えられる踏力を検出するよう
になっている。駐車ブレーキスイッチ24は、サイドブ
レーキがブレーキ操作されたときに駐車ブレーキ信号を
出力するようになっている。ドアスイッチ27は、運転
席のドアが開けられたことを検出したときに検出信号を
出力するようになっている。着座スイッチ38は、運転
席に運転者が着座していることを検出したときに検出信
号を出力するようになっている。レーダECU31に
は、監視レーダ35が電気的に接続されている。レーダ
ECU31は、他車両が衝突する可能性があるときに警
報信号をSBW−ECU11に出力するようになってい
る。
【0047】また、車両用変速機制御装置10はシフト
装置43を備えている。シフト装置43には、アクチュ
エータとしてのコイル101が設けられている。コイル
101はSBW−ECU11に電気的に接続されてい
る。コイル101には、ブレーキペダルが操作されたと
きにSBW−ECU11から作動信号が出力されるよう
になっている。その結果、コイル101が通電状態にな
り、同コイル101が作動する。
【0048】次に、車両用変速機制御装置10の機械的
な構成について説明する。図7に示すように、シフト装
置43のケース12には、収容凹部93が複数箇所(本
実施形態では4箇所)に設けられている。収容凹部93
の両側面には、節度凹部94が設けられている。各収容
凹部93には、選択操作手段としてのプッシュスイッチ
92が出没可能に設けられている。プッシュスイッチ9
2は、自動変速機17のギヤトレーンの接続状態を各選
択位置P,R,N,Dのいずれかに切り換えるために押
圧操作されるようになっている。各プッシュスイッチ9
2の両側部には凹部92aが設けられている。各凹部9
2aにはスプリング96が収容されている。各スプリン
グ96の先端には節度ボール97が取り付けられてい
る。各節度ボール97は各節度凹部94に係脱可能にな
っている。また、プッシュスイッチ92の底面には、磁
石95が取り付けられている。プッシュスイッチ92の
選択状態は、同スイッチ92が押圧されて磁石95が磁
気抵抗素子28に近接したときに、磁気抵抗素子28に
よって検出されるようになっている。尚、磁気抵抗素子
28は、コイル101が作動しているときにはプッシュ
スイッチ92の選択状態を検出しないようになってい
る。
【0049】また、収容凹部93の底部には、アクチュ
エータとしてのコイル101が各プッシュスイッチ92
と相対する位置にそれぞれ設けられている。コイル10
1は、プッシュスイッチ92のON状態を解除させるよ
うになっている。具体的には、コイル101は、プッシ
ュスイッチ92をケース12の上面から突出させるよう
になっている。コイル101は、SBW−ECU11に
よって車両状況が検出されたときに、各プッシュスイッ
チ92の少なくともいずれか1つをON状態から解除す
るようになっている。
【0050】次に、シフト装置43の作用について説明
する。図7に示すように、エンジンを始動させる前の状
態においては、Pレンジ用のプッシュスイッチ92のみ
が収容凹部93内に押し込まれた状態になっている。
【0051】この状態においてエンジンを始動すると、
各コイル101が通電状態になり、同コイル101の反
発力により収容凹部93内に押し込まれたプッシュスイ
ッチ92がケース12の上面から突出する。それととも
に、各節度ボール97が節度凹部94に係合される。こ
こで、ブレーキペダルを操作すると、各コイル101の
通電状態が解除される。その結果、ゆえに、プッシュス
イッチ92をP,R,N,Dのいずれのレンジにも押圧
操作することが可能になる。
【0052】このとき、プッシュスイッチ92を走行用
のレンジ(RレンジまたはDレンジ)に押圧操作する
と、ギヤトレーンが後進(R)または前進(D)の接続
状態に切り換えられる。ここで、運転者がアクセルペダ
ルを操作すると車両が走行する。
【0053】この状態において、SBW−ECU11に
対して、各スイッチ24,27,38、センサ23,2
9及びレーダECU31から信号が出力されると、Dレ
ンジ用及びRレンジ用のコイル101が通電状態にな
る。その結果、コイル101の反発力によって、Rレン
ジ用またはDレンジ用のプッシュスイッチ92がケース
12の上面から突出してOFF状態に復帰する。それと
ともに、各節度ボール97が節度凹部94に係合され
る。つまり、ギヤトレーンが中立(N)の接続状態に切
り換えられる。
【0054】そして、ブレーキペダルを操作して車両を
停止させると、各コイル101の通電状態が解除され
る。その結果、プッシュスイッチ92の押圧操作が可能
になる。ここで、運転者がプッシュスイッチ92を操作
してギヤトレーンを駐車(P)の接続状態に切り換え
る。そして、エンジン始動スイッチ20を操作するとエ
ンジンが停止する。
【0055】従って、この第2実施形態によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (6)車両の停止時に各スイッチ24,27,38、セ
ンサ23,29及びレーダECU31によって車両状況
(障害物等)が検出された場合、コイル101が通電状
態になる。そして、Rレンジ用及びDレンジ用のプッシ
ュスイッチ92がコイル101の反発力によってケース
12の上面から突出してOFF状態に復帰する。それと
ともに、ギヤトレーンが中立(N)の接続状態に切り換
えられる。ゆえに、運転者が自らプッシュスイッチ92
を操作する必要がなく、車両が運転者の意志とは異なる
動きをしてしまうことも自動的に防止される。よって、
シフト装置43の利便性を向上させることができる。ま
た、車両の衝突回避が自動的に行われるため、車両の安
全性を向上させることができる。
【0056】なお、前記第1及び第2実施形態は以下の
ように変更してもよい。 ・前記第1実施形態では、弾性部材としてコイルスプリ
ング42が用いられていた。しかし、ゴム部材等を弾性
部材として用いてもよい。また、弾性部材は設けられて
いなくてもよい。
【0057】・前記第1実施形態において、球状体41
の形状を断面矩形状、断面楕円状等に変更してもよい。 ・前記第2実施形態において、Nレンジ用のプッシュス
イッチ92は省略されていてもよい。
【0058】・前記第1及び第2実施形態において、空
気圧シリンダ等をアクチュエータとして用いてもよい。 ・前記第1及び第2実施形態において、シフト装置1
3,43はフロアコンソール51に設けられていた。し
かし、シフト装置13,43を図2に示すインストルメ
ントパネル52またはコラム部53等に設けてもよい。
【0059】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項2において、前記保持部材は、中央が最も
凹んだすり鉢状をなし、前記選択操作手段の先端が当接
する斜面と、前記斜面に設けられる節度凹部とを有し、
前記節度凹部は、前記第1の位置において前記選択操作
手段の移動経路上に位置するとともに、前記第2の位置
において前記保持部材が移動することにより前記移動経
路上から外れる位置に待避することを特徴とするシフト
装置。よって、技術的思想(1)によれば、選択操作手
段のシフトロックを確実に解除することができる。
【0060】(2)請求項2、技術的思想(1)のいず
れか一項において、前記選択操作手段の先端に弾性部材
を設け、その弾性部材の先端に前記保持部材の上面に摺
接する球状体を設けたことを特徴とするシフト装置。よ
って、技術的思想(2)によれば、選択操作手段を確実
に操作することができる。
【0061】(3)請求項3において、前記アクチュエ
ータは、前記各プッシュスイッチと相対する位置にそれ
ぞれ設けられていることを特徴とするシフト装置。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、シフト装置の利便性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における車両変速機制御装置を
示す模式図。
【図2】 運転席を示す概略図。
【図3】 シフト位置インジケータを示す正面図。
【図4】 シフト装置の模式断面図。
【図5】 第1の位置における回動テーブルの上面図。
【図6】 第2の位置における回動テーブルの上面図。
【図7】 第2実施形態における車両変速機制御装置を
示す模式図。
【符号の説明】
11…制御手段としての変速制御用電子制御装置(SB
W−ECU)、13,43…シフト装置、15…車両状
況検出手段としてのレンジ位置検出器、16…選択操作
手段としてのシフトレバー、17…変速機としてのオー
トマチックトランスミッション(自動変速機)、19…
アクチュエータとしてのソレノイド、28…選択状態検
出手段及び車両状況検出手段としての磁気抵抗素子、6
0…保持部材としての回動テーブル、92…選択操作手
段としてのプッシュスイッチ、101…アクチュエータ
としてのコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA10 AA13 AA22 AA33 AB01 AC36 AC62 AD04 AD15 AE19 AF08 AF26 3J067 AA01 AA16 AA21 AB11 AB21 AC01 BA51 BA58 CA03 CA08 CA09 CA22 DA52 DA73 DB02 DB34 FA15 FA22 FA24 FA37 FA82 FA84 GA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の変速機のギヤトレーンの接続状態を
    選択するために操作されるとともに、操作後に選択した
    位置で保持される選択操作手段と、前記選択操作手段の
    選択状態を検出する選択状態検出手段とを備えたシフト
    装置において、 予め想定された車両状況を検出する車両状況検出手段
    と、前記選択操作手段を中立位置に復帰させるアクチュ
    エータと、前記車両状況検出手段によって所定の車両状
    況が検出されたときに前記アクチュエータを作動させる
    制御手段とを備えたことを特徴とするシフト装置。
  2. 【請求項2】車両の変速機のギヤトレーンの接続状態を
    選択するために傾動操作されるとともに、操作後に傾い
    たままの状態で保持される選択操作手段と、前記選択操
    作手段の選択状態を検出する選択状態検出手段とを備え
    たシフト装置において、 前記選択操作手段を保持するように配置された保持部材
    と、予め想定された車両状況を検出する車両状況検出手
    段と、前記保持部材を移動させて第1の位置及び第2の
    位置のうちのいずれかに切り換えるアクチュエータと、
    前記車両状況に基づいて前記アクチュエータに作動信号
    を出力する制御手段とを備え、 前記車両状況検出手段によって所定の車両状況が検出さ
    れたときに、前記保持部材を第2の位置に切り換えて保
    持状態を解除することにより、前記選択操作手段を中立
    位置に復帰させるとともに、前記車両状況検出手段によ
    って所定の車両状況が検出されていないときに、前記保
    持部材を第1の位置に切り換えることにより、前記選択
    操作手段を傾いた状態に保持することを特徴とするシフ
    ト装置。
  3. 【請求項3】車両の変速機のギヤトレーンの接続状態を
    選択するために押圧操作されるとともに、操作後に押圧
    されたままの状態で保持される複数のプッシュスイッチ
    からなる選択操作手段と、前記選択操作手段の選択状態
    を検出する選択状態検出手段とを備えたシフト装置にお
    いて、 予め想定された車両状況を検出する車両状況検出手段
    と、前記選択操作手段と相対するように設けられ、前記
    プッシュスイッチのON状態を解除させるアクチュエー
    タと、前記車両状況に基づいて前記アクチュエータに作
    動信号を出力する制御手段とを備え、 前記車両状況検出手段によって所定の車両状況が検出さ
    れたときに前記アクチュエータを作動させることによ
    り、前記各プッシュスイッチの少なくともいずれか1つ
    がOFF状態に復帰することを特徴とするシフト装置。
JP2001080849A 2001-03-21 2001-03-21 シフト装置 Withdrawn JP2002276804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001080849A JP2002276804A (ja) 2001-03-21 2001-03-21 シフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001080849A JP2002276804A (ja) 2001-03-21 2001-03-21 シフト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002276804A true JP2002276804A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18937057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001080849A Withdrawn JP2002276804A (ja) 2001-03-21 2001-03-21 シフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002276804A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203976A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
JP2010116148A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Fico Triad Sa シフトバイワイヤギアシフト装置
JP2017105243A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社クボタ 多目的車両
CN113643587A (zh) * 2021-09-26 2021-11-12 重庆电子工程职业学院 电动教练车的换挡模拟机构

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203976A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
JP4629591B2 (ja) * 2006-02-03 2011-02-09 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置
JP2010116148A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Fico Triad Sa シフトバイワイヤギアシフト装置
US8726756B2 (en) 2008-11-11 2014-05-20 Fico Triad, S. A. Shift by wire gearshift device
JP2017105243A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社クボタ 多目的車両
CN113643587A (zh) * 2021-09-26 2021-11-12 重庆电子工程职业学院 电动教练车的换挡模拟机构
CN113643587B (zh) * 2021-09-26 2023-03-10 重庆电子工程职业学院 电动教练车的换挡模拟机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6601685B2 (en) Shift device for vehicle
US6948582B2 (en) Shift device for vehicle
US9410614B2 (en) Shift operation apparatus for an automatic transmission
US8359943B2 (en) Gearshift device
US9903467B2 (en) Electronic shift system
JP5110489B2 (ja) 車輌用シフト操作装置
US20180172140A1 (en) Vehicle shift lever assembly
JP2003162337A (ja) シフトロック装置
EP1628047B1 (en) Selector mechanism for a motor vehicle transmission
US7278526B2 (en) Integrated position switch/brake transmission shift interlock for electronic gear indication
JP2002276804A (ja) シフト装置
JP4758011B2 (ja) シフト装置
US11168784B2 (en) Vehicle shifter device
JP2515629Y2 (ja) オートマチツク車用シフト機構
JP5244948B2 (ja) シフト装置
JP4633948B2 (ja) シフト装置
US6082217A (en) Brake transmission shift interlock assembly
JP2011230771A (ja) シフト装置
JP4739551B2 (ja) シフト装置
JP2002254952A (ja) シフト装置
JP2002052948A (ja) シフト装置
US8197387B2 (en) Shift lever assembly having a dual signal park position switch
JP2004074927A (ja) シフト装置
JP3108001B2 (ja) 自動変速機用ゲート式シフトレバー装置
JPH0244127Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070730

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090406