JP2002276701A - ディスクブレーキのためのライニング装置 - Google Patents

ディスクブレーキのためのライニング装置

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JP2002276701A
JP2002276701A JP2002034461A JP2002034461A JP2002276701A JP 2002276701 A JP2002276701 A JP 2002276701A JP 2002034461 A JP2002034461 A JP 2002034461A JP 2002034461 A JP2002034461 A JP 2002034461A JP 2002276701 A JP2002276701 A JP 2002276701A
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lining
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brake
convex
lining device
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JP2002034461A
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Rolf Von Sivers
フォン ジーヴァース ロルフ
Claus Thomas
トーマス クラウス
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Dr Ing HCF Porsche AG
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Dr Ing HCF Porsche AG
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有利には自動車用のディスクブレーキのため
のライニング装置であって、ブレーキディスクの凹状の
ブレーキディスク面が、ライニング装置７のライニング
部材の凸状のライニング面２０と協働するようになって
おり、ライニング装置が、ライニング部材のための平ら
な支持面を備えたプレート状のライニング支持体から成
っている形式のものにおいて、ライニング部材の所定の
摩耗厚さが得られるようにする。 【解決手段】 ライニング部材の凸状のライニング面と
ライニング支持体の支持面１６との間に、ライニング部
材の摩擦体積の最適化のための装置が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、有利には自動車の
ための、ブレーキディスクを備えたディスクブレーキの
ための請求項１の上位概念に記載の形式のライニング装
置若しくはパッド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】公知のライニング装置（イギリス国特許
出願公開第１５８６４６５号明細書）は１つのライニン
グ部材若しくはパッドを有しており、ライニング部材若
しくはパッドがライニング支持体の支持面の所定の位置
に保持されている。ブレーキディスクのブレーキディス
ク面に向けられたライニング部材のライニング面とが、
平面として形成されている。
【０００３】ドイツ連邦共和国特許出願公開第１９８３
７１６６Ａ１号明細書にディスクブレーキを開示してあ
り、該ディスクブレーキのブレーキディスクが凹状のブ
レーキディスク面を備えている。凹状のブレーキディス
ク面がライニング部材の凸状のライニング面と協働する
ようになっており、ブレーキディスク面がライニング部
材と一緒にライニング装置を形成している。各ライニン
グ部材はそれぞれ、所属のライニング支持体の平らな支
持面に結合されている。凹状のライニング面若しくは凸
状のライニング面のために、このようなライニング面の
ブレーキを備えた自動車の例えば横断歩道若しくは交通
信号での制動の際の不都合な騒音が著しき減少される。
しかしながら、ライニング部材の摩耗厚さがライニング
面の凸状の構造のせいで減少させられており、その結
果、ライニング装置の運転時間若しくは耐用年数が損な
われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ライ
ニング装置を改善して、凸状のライニング面にも拘わら
ず通常の、即ち損なわれることのない強度若しくは耐用
年数を得られるような処置を講じることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、ライニング部材の凸状のライニン
グ面とライニング支持体の支持面との間に、ライニング
部材の摩擦体積若しくは摩耗厚さの最適化のための装置
が設けられている。
【０００６】
【発明の効果】本発明に基づく前記構成によって利点と
して、ライニング部材の摩擦体積若しくは摩耗厚さの最
適化のための装置が、凸状のライニング面を有する各ラ
イニング装置の運転特性、即ち耐用年数を制限若しくは
減少させないように機能している。
【０００７】この場合、所定の摩擦体積若しくは摩耗厚
さの規定のために役立つ装置は、該装置をライニング支
持体の拡大部若しくは肉厚部（厚い部分）によって形成
すると、容易に実施され得る。肉厚部を互いに接触（平
面接触若しくは接合）する２つの個別プレートによって
形成することによって、該個別プレート間の継ぎ目箇所
若しくは接合箇所が効果的な減衰作用を生ぜしめる。ラ
イニング支持体は、複数構造のものであれ、一体構造の
ものであれ、それ自体公知の技術で製造される。
【０００８】
【発明の実施の形態】例えば、道路走行車両、鉄道車両
或いはレール走行車両、航空機若しくは類似のものに組
み込まれ得るディスクブレーキ１は、ブレーキキャリパ
２及びブレーキディスク３を有しており、ブレーキディ
スクが相対する摩擦リング４，５を備えている。ブレー
キキャリパ２は、いわゆる固定キャリパとして形成され
ていて、ブレーキディスク３の両側に浮動式に支承され
たライニング装置６，７若しくはパッド装置を有してい
る。ライニング装置がピストン８，９を用いて負荷可能
である。ピストンは、軸線方向に運動可能にキャリパケ
ーシング１２，１３の孔１０，１１内に支承されてい
る。各ライニング装置（例えば７）はそれぞれ、プレー
トの形式で形成されたライニング支持体１４及びライニ
ング部材１５若しくはパッドを有しており、ライニング
部材がライニング支持体１４の支持面１６に堅く結合さ
れている。ライニング支持体１４が孔１７を備えてお
り、該孔が支承ピン１８によって貫通されている。即
ち、支承ピン１８にライニング装置７が支承ピンの軸線
方向で移動可能に支承されている。
【０００９】ブレーキディスク３がライニング装置７に
向いた側に、即ち摩擦リングに凹状のブレーキディスク
面１９を有している。ライニング装置７の、該ブレーキ
ディスク面１９に隣接のブレーキライニング面２０が、
該ブレーキディスク面１９に対応して、即ち凸状に形成
されている。ブレーキディスク面１９若しくはブレーキ
ライニング面２０の曲率は、半径Ｒによって規定され
る。
【００１０】ライニング支持体１４の支持面１６とブレ
ーキライニング面２０との間に、ライニング装置６の摩
擦体積２２の最適化のための装置２１を設けてある。装
置２１が、ライニング支持体１４の局所的に形成された
少なくとも１つの拡大部２３によって示されており、こ
の場合、拡大部２３は支持面１６からブレーキライニン
グ面２０に向かって延びている。
【００１１】拡大部２３は、ライニング装置６の第１の
制限部２５と第２の制限部２６との間に設けられた局所
的な肉厚部２４の構成部分である。制限部（制限面）２
５，２６が、摩擦リング４の半径方向Ａ−Ａに延びる仮
想線２７に対して横方向に、即ち交差する方向に延びて
いる。ライニング支持体１４の前述の構成によって、ピ
ストン９の領域２８における厚さDIが、制限部２５，２
６の領域２９，３０における厚さDIIよりも大きくなっ
ており、即ち厚さDI＞厚さDIIである。この場合、厚さD
I及び厚さDIIはライニング支持体１４の平らな背面３１
を基準としており、背面が支持面１６に対して距離を置
いて延びている。局所的な肉厚部２４によって、ブレー
キライニング面２０の幾何学的な凸面曲率が、ブレーキ
ディスク面の凹面曲率に適合されて、最適な摩耗厚さを
得るために補償される。
【００１２】図２に基づき、肉厚部２４が少なくとも２
つの個別プレート３２，３３によって形成され、該個別
プレートが実施例では互いに同じ厚さを有し、互いに接
触していて、かつ互いに例えば材料接続的に結合され、
即ち素材結合されている。両方の個別プレート３２，３
３を互いに異なる厚さで形成することも考えられる。
【００１３】図３では、支持面１６の形状が凹状のブレ
ーキディスク面２０の経過にほぼ倣って、即ち適合され
ている。この場合、支持面１６は中央の支持面領域３４
で平面区分３５として形成されており、ライニング支持
体１４が平面区分の端部３６，３７に続いて先細のテー
パー部３８，３９を備えている。ライニング支持体１４
は、ピストンの中心軸線４０を含む縦中心平面３８の両
側で対称的に形成されていてよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】ドイツ連邦共和国特許出願公開第１９８３７１
６６Ａ１号明細書に記載のライニング装置を備えたディ
スクブレーキの部分断面図。
【図２】本発明に基づくライニング装置の第１実施例
の、図１の線Ｘを基準とした詳細図。
【図３】本発明に基づくライニング装置の第１実施例
の、図２に対応する詳細図。
【符号の説明】
１ ディスクブレーキ、 ２ ブレーキキャリパ、 ３
ブレーキディスク、４，５ 摩擦リング、 ６，７
ライニング装置、 ８，９ ピストン、 １０，１１
孔、 １２，１３ キャリパケーシング、 １４ ライ
ニング支持体、 １５ ライニング部材、 １６ 支持
面、 １７ 孔、 １８ 支承ピン、１９ ブレーキデ
ィスク面、 ２０ ブレーキライニング面、 ２３ 拡
大部、 ２４ 肉厚部、 ２５，２６ 制限部、 ２７
仮想線、 ２９，３０ 領域、 ３１ 背面、 ３
２，３３ 個別プレート、 ３８，３９ テーパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ フォン ジーヴァース ドイツ連邦共和国 ヴァイスザッハ−フラ ハト オーベラー エトレスベルク 25 (72)発明者 クラウス トーマス ドイツ連邦共和国 レムスエック−パット ンヴィレ ワシントン リング 28 Ｆターム(参考） 3J058 AA43 AA48 AA53 AA58 AA62 AA77 AA82 AA87 BA41 CA43 FA01 FA11 FA21 FA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ブレーキディスクを備えたディスクブレ
    ーキのためのライニング装置であって、ブレーキディス
    クが凹状のブレーキディスク面を有しており、該ブレー
    キディスク面がライニング装置の凸状のライニング面と
    協働するようになっており、ライニング装置が、凸状の
    ライニング面を有するライニング部材及び該ライニング
    部材のための平らな支持面を備えたプレート状のライニ
    ング支持体から成っている形式のものにおいて、ライニ
    ング部材（１５）の凸状のライニング面（２０）とライ
    ニング支持体（１４）の支持面（１６）との間に、ライ
    ニング部材（１５）の摩擦体積（２２）の最適化のため
    の装置（２１）が設けられていることを特徴とする、デ
    ィスクブレーキのためのライニング装置。
  2. 【請求項２】 装置（２１）が、ライニング支持体（１
    ４）の少なくとも局所的に設けられてライニング面（２
    ０）に向かって延びる拡大部によって形成されている請
    求項１記載のライニング装置。
  3. 【請求項３】 拡大部（２２）が肉厚部（２３）であ
    り、肉厚部が互いに接触する例えば２つの個別プレート
    （３１，３２）によって形成されている請求項２記載の
    ライニング装置。
  4. 【請求項４】 個別プレート（３１，３２）が、互いに
    素材結合されている請求項３記載のライニング装置。
  5. 【請求項５】 個別プレート（３１，３２）が、互いに
    同じ厚さを有している請求項３記載のライニング装置。
  6. 【請求項６】 個別プレート（３１，３２）が、互いに
    異なる厚さを有している請求項３記載のライニング装
    置。
  7. 【請求項７】 ライニング支持体（１４）の支持面（１
    ６）の形状が、凸状の摩擦ライニング面（２０）の経過
    にほぼ適合されている請求項１又は２記載のライニング
    装置。
  8. 【請求項８】 支持面（１６）の形状が、中央の支持面
    領域（３４）で平面区分（３５）として形成されてお
    り、該平面区分が先細のテーパー部（３８，３９）によ
    って制限されている請求項７記載のライニング装置。
JP2002034461A 2001-02-10 2002-02-12 ディスクブレーキのためのライニング装置 Pending JP2002276701A (ja)

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