JP2002276218A - 施錠装置 - Google Patents

施錠装置

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JP2002276218A
JP2002276218A JP2001075450A JP2001075450A JP2002276218A JP 2002276218 A JP2002276218 A JP 2002276218A JP 2001075450 A JP2001075450 A JP 2001075450A JP 2001075450 A JP2001075450 A JP 2001075450A JP 2002276218 A JP2002276218 A JP 2002276218A
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locking device
lock
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locking
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JP2001075450A
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English (en)
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Masami Ueno
政巳 上野
Kimio Mori
君夫 森
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UENO DENSHI KK
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UENO DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサやマグネットなどの取付位置の調整が
容易でしかも取付け後の位置ずれを生じさせることがな
く、空施錠の状態で施錠信号が出力するような従来の問
題を回避して施錠確認を確実に行えるようにした施錠装
置を提供すること。 【解決手段】 2枚の窓ガラス22a,22bからなる
引違い窓22に取り付けられる施錠装置21において、
回転式の錠爪39を有するクレセント錠本体部31と、
前記錠爪39と係合するフック部45を有する係合部材
32とを備え、前記クレセント錠本体部31に係合部材
32との係合位置を検出する第1センサ(リードスイッ
チ41)と、錠爪39を回転したときのフック部45の
位置を検出する第2センサとを前記クレセント錠本体部
31内に配設し、前記第1センサ及び第2センサの両方
が検出信号を出力したときに施錠信号を受信装置61に
出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引違い窓などの開
閉体の施錠装置に係り、特に開閉体の施錠状態を確認す
るのに好適な施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引違い式窓や戸などの施錠状態を
確認する装置として図8に示すような施錠装置1が知ら
れている(特開平6−309572号)。この施錠装置
1は、内側の窓枠体2に取付けたクレセント錠4にマグ
ネット5を設ける一方、外側の窓枠体3には前記マグネ
ット5を検出するセンサが内蔵されたワイヤレス送信器
6を配設し、窓の施錠状態を離れた場所にあるワイヤレ
ス受信器7に送信して施錠確認を行うものである。
【0003】前記マグネット5は、内側の窓枠体2に設
けた回転式の錠爪8の操作レバー9に接着されている。
一方のワイヤレス送信器6は、外側の窓枠体3の側縁部
3aに配設され、図8に示したように、錠爪8が施錠位
置まで回転したときに、前記マグネット5と向き合う。
ワイヤレス送信器6に内蔵されたセンサは、前記錠爪8
が回転してフック10と係合したときにマグネット5を
検出し、その検出信号がワイヤレス受信器7に送信され
る。このように、前記施錠装置1は、クレセント錠4の
操作レバー9がワイヤレス送信器6に内蔵されたセンサ
に接近したか、離れたかを検出することによって施錠あ
るいは解錠を判断し、ワイヤレス受信器7側で最終確認
する構成となっている。なお、ワイヤレス送信器6内に
内蔵されるセンサは磁気作動型の近接センサ等が用いら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の施錠装置1にあっては、外側の窓枠体3に取付
けたワイヤレス送信器6に内蔵のセンサと、内側の窓枠
体2に取付けたクレセント錠4のマグネット5との位置
が一致したときに施錠信号を出力する構成となっている
が、ワイヤレス送信器6がフック10とは別体で設けら
れているため、錠爪8がフック10に係合したときのマ
グネット5の位置に対応してワイヤレス送信器6を適正
位置に取付けなければならず、ワイヤレス送信器6の取
付位置の調整が面倒な作業となっていた。
【0005】また、上記のワイヤレス送信器6は、外側
の窓枠体3の側縁部3aから突出した状態で取付けられ
ているため、窓の開閉時にワイヤレス送信器6に手が引
っ掛かりやすく、センサが位置ずれを起こしたり、破損
するおそれがあった。そして、このようなワイヤレス送
信器6の取付け位置のずれなどによって、いわゆる空施
錠の状態でも施錠信号が出力してしまうなどの問題を生
じるおそれがある。
【0006】さらに、上記の施錠装置1ではマグネット
5やワイヤレス送信器6が外部に露出しているため、外
観的にも見栄えの悪いものであった。
【0007】そこで、本発明の目的は、センサやマグネ
ットなどの取付位置の調整が容易でしかも取付け後の位
置ずれを生じさせることがなく、空施錠の状態で施錠信
号が出力するような従来の問題を回避して施錠確認を確
実に行えるようにし、さらに外観的にも見栄えのよい施
錠装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る施錠装置は、開口部を開閉
する開閉体の施錠装置において、回転式の錠爪を有する
クレセント錠本体部と、前記錠爪と係合するフック部を
有する係合部材とを備え、前記クレセント錠本体部に係
合部材との係合位置を検出する第1センサと、錠爪を回
転したときのフック位置を検出する第2センサとを設け
たことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、クレセント錠本体部に
係合部材との係合位置を検出するための第1センサを設
けたことで、開閉体の閉じ状態を確認することができ
る。また、錠爪を回転したときのフック位置を検出する
ための第2センサを設けたことで、錠爪が施錠位置にあ
ることを確認することができる。このように、独立した
2種類のセンサによって最終的な施錠確認を行うので、
より確実に施錠の検出及び確認が行える。また、前記第
1センサ及び第2センサをクレセント錠本体部内に設け
たことで、装置全体のコンパクト化が可能になると共
に、個々のセンサ間での検出位置のずれがない。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の施
錠装置において、前記開閉体が2枚の引違い窓で構成さ
れ、一方の開閉体にクレセント錠本体部が取付けられ、
他方の開閉体に係合部材が取付けられていることを特徴
とする。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の施錠装置において、前記クレセント錠本体部は、前
記第1センサ及び第2センサの両方が検出信号を出力し
たときに前記開閉体の施錠信号を外部に出力するための
送信手段を備えていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、前記第1センサと第2
センサの両方で検出された信号に基づいて施錠の確認が
できるので、従来の問題点でもあった空施錠での施錠信
号の送出を確実に防止することができる。また、この施
錠信号が送信手段を介して外部の受信装置に送信される
ことで、離れた場所での各開閉体の施錠状態を確認する
ことができる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1又は2記
載の施錠装置において、前記第1センサがクレセント錠
本体部のケーシングに取付けられる一方、係合部材には
第1マグネットが設けられ、クレセント錠本体部が係合
位置に達して第1センサと第1マグネットとが接近した
時に係合位置の検出信号が出力されることを特徴とす
る。
【0014】この発明によれば、開閉体が開口部を閉じ
たときに第1センサが第1マグネットに最も接近して検
出信号を出力するので、施錠確認の第1段階である開閉
体の閉じ条件が満たされる。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1又は2記
載の施錠装置において、前記クレセント錠本体部のケー
シング内には、錠爪の回転軌道上に第2センサと第2マ
グネットが設けられ、前記錠爪がフック部と係合する位
置まで回転したときに第2センサと第2マグネットとが
接近し、フック位置の検出信号を出力することを特徴と
する。
【0016】この発明によれば、錠爪が係合部材と係合
する位置まで回転したときに第2センサに最も接近して
検出信号を出力するので、前記第1センサでの検出信号
とのアンド条件を満たすことで、確実に空施錠を防止す
ることができる。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項3記載の施
錠装置において、前記クレセント錠本体部のケーシング
の外表面に太陽電池パネルを配設し、前記送信手段の駆
動を前記太陽電池パネルによって変換された電力を用い
て行うことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、クレセント錠本体部の
ケーシングの外表面に配設された太陽電池パネルによっ
て太陽光エネルギが効率よく蓄電されるため、この蓄電
された電力を送信手段の駆動に用いることで長期に亘っ
て安定的な施錠確認が行え、電池交換などの必要性がな
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係る施錠装置の実施の形態を詳細に説明する。本実施
形態では2枚の引違い式の窓に本発明の施錠装置を取り
付けた場合を示し、図1は本発明に係る施錠装置の外観
を示す斜視図、図2は前記施錠装置を構成するクレセン
ト錠本体部の内部構造及び動作を示す説明図、図3はク
レセント錠本体部の正面図、図4乃至図6は窓の開閉状
態及び錠爪の回転位置による施錠・解錠の判定条件を示
す説明図、図7はクレセント錠本体部に太陽電池パネル
を設けたときの斜視図である。
【0020】図1は、2枚の窓ガラス22a,22bで
構成された引違い窓22に前記施錠装置21を設置した
ものである。この施錠装置21は、一方の窓ガラス22
aの外周を保護する内窓枠体23に配設したクレセント
錠本体部31と、他方の窓ガラス22bの外周を保護す
る外窓枠体24に配設した係合部材32とで構成され
る。前記クレセント錠本体部31は、直方体形状のケー
シング33と、その外側面に設けられた回転錠34とを
備え、ケーシング33の内部には後述する2種類のセン
サ、センサ回路及び送信回路を内蔵している。前記回転
錠34は係合部材32と係合する半円形の錠爪39と、
回転操作を行うための操作レバー40とからなる。一
方、係合部材32は、平板状の金属板で形成されてお
り、一端に前記錠爪39と係合するL字型のフック部4
5を備えている。これらクレセント錠本体部31及び係
合部材32は、それぞれが内窓枠体23と外窓枠体24
の側縁部にネジ止めされている。
【0021】この実施形態では、図1に示したように、
上記施錠装置21とは離れた任意の場所に受信装置61
が設置される。この受信装置61は、引違い窓22を施
錠したときに上記施錠装置21からの検出信号を受信す
ることで、施錠状態を確認するものである。受信装置6
1の表示板62には引違い窓22に取付けた施錠装置2
1に対応した数のLED63が配設され、施錠の検出信
号が送信されると対応する個所のLED63が点灯する
構成である。
【0022】次に、前記クレセント錠本体部31のケー
シング33の内部構造を図2に基づいて説明する。前述
したように、ケーシング33の外側面には回転錠34が
設けられているが、この回転錠34の回転軸35の端部
に前記回転錠34と一緒に回転する押え板36が取付け
られている。そして、この押え板36の一側辺とケーシ
ング33のフランジ48との間にはコイルバネ37が掛
け渡され、回転錠34の施錠方向の回転に抵抗力を付与
している。また、ケーシング33の前側壁49の裏面に
は第1センサであるリードスイッチ41が配設される。
このリードスイッチ41は、図1に示したように窓ガラ
ス22bに向けて設けられ、係合部材32に配設された
第1マグネット44には窓ガラス22a,22bが完全
に閉じられた時に最も接近し、第1マグネット44を検
出してオンとなる。一方、前記押え板36の下辺には第
2マグネット46が、また押え板36の上部近傍には第
2センサであるリードスイッチ42が設けられている。
このリードスイッチ42は、錠爪39の回転軌道上に位
置しており、回転錠34が図2(a)に示した開錠位置
から図2(c)に示した施錠位置まで回転し、錠爪39
が係合部材32のフック部45と係合したときに第2マ
グネット46に最も接近し、第2マグネット46を検出
してオンとなる。即ち、図2において、(a)は回転錠
34が解錠位置にあって、リードスイッチ42と第2マ
グネット46が最も離れた位置関係にある状態を示す。
(b)は回転錠34が係合部材32のフック部45に掛
かる直前の位置まで回転したときの状態を示す。前記
(a),(b)の状態ではリードスイッチ42はオフの
ままである。(c)は回転錠34がさらに回転してフッ
ク部45に係合した状態を示し、この時にリードスイッ
チ42と第2マグネット46が最も接近し、リードスイ
ッチ42が第2マグネット46の磁気を検出してオンと
なる。なお、本実施形態では第1センサ及び第2センサ
にリードスイッチを採用したが、このようなリードスイ
ッチに限らず、同様の磁気開閉式スイッチである近接セ
ンサ等やマイクロスイッチのような接点スイッチ等も使
用可能である。その他、フォトインタラプタのような光
で検出する方法をとることもできる。
【0023】前記クレセント錠本体部31には前記リー
ドスイッチ41,42の他、このリードスイッチ41,
42の駆動及びオン/オフの結果から施錠信号を抽出す
るセンサ回路27及びその施錠信号を離れた場所に置か
れた受信装置61にワイヤレスで送信するための送信回
路28や小型スピーカ、電源回路、電池(図示せず)等
が組み込まれる。前記センサ回路27は、前記それぞれ
のリードスイッチ41,42で検出された信号から施錠
信号を抽出するための回路が組まれている。また、送信
回路28はクレセント錠本体部31固有の発振周波数が
設定された発振回路やアンテナとなるリード線等を備え
ている。また、図3に示したように、ケーシング33の
外側面には回転錠34の下部近傍にLED38が設けら
れ、前記センサ回路27で処理された施錠信号をLED
38の点灯で表示する。また、ケーシング33の内部に
設けられたスピーカから発するブザー音によっても施錠
の確認を行うことができる。このように、各窓の施錠状
態をその場で目や耳で確認することができる。なお、前
記センサ回路27及び送信回路28は周知の技術で実現
可能であるので詳細は省略する。
【0024】前記送信回路28から発した施錠信号は上
述した受信装置61へ送信され、対応する表示板62の
LED63が点灯する。このように、LED63の点灯
によって、どの個所の引違い窓が施錠されているかを確
認することができるが、受信装置61における各窓の識
別は、予め各クレセント錠本体部に割り振った識別子を
受信装置61で認識させて区別するか、または、各クレ
セント錠本体部31に内蔵されている送信回路28の発
振周波数を何段階かに設定して、受信装置61側で識別
するようにするといった方法等がとられる。また、前記
受信装置61内にメモリを備え、各クレセント錠本体部
31から送られた施錠信号を一時的に保持することで、
全ての窓を施錠し終わってから最後に手元で最終確認す
ることができる。この受信装置61に送信される信号は
前記クレセント錠本体部31からワイヤレスで送られて
くるため、外出等で家を開けるとき、施錠した窓の状態
を玄関先で確認することができる。また、就寝時におい
ては寝室等で確認することができる。
【0025】次に施錠・解錠となる条件を場合に分けて
説明する。図1及び図4乃至図6は、前記施錠装置21
による施錠・解錠条件を、引違い窓22の開閉状態や回
転錠34の回転位置によって判定したものである。図1
は引違い窓22が開いている状態を示す。このときはク
レセント錠本体部31のリードスイッチ41と係合部材
32の第1マグネット44の位置が左右方向に離れてい
るため、リードスイッチ41がオフとなり、リードスイ
ッチ42のオン,オフに関わらず施錠信号は検出されな
い。したがって、解錠判定となる。図4は引違い窓22
が閉じられた状態を示す。このときはリードスイッチ4
1が第1マグネット44に重なって最も接近するため、
リードスイッチ41がオンとなる。一方、クレセント錠
本体部31内のリードスイッチ42は前述した図2
(a)の状態にあり、第2マグネット46とは離れてい
るのでオフのままである。したがって、この場合にも両
方のリードスイッチ41,42がオンにはならないので
解錠判定となる。図5は引違い窓22が閉じられた状態
で回転錠34を回転し、錠爪39を係合部材32のフッ
ク部45に係合させた状態を示す。このときは前述した
ように、リードスイッチ42が第2マグネット46に最
も近づくことでオンとなる。したがって、この場合には
両方のリードスイッチ41,42がオンとなるので、リ
ードスイッチ41,42のアンド条件が成立して施錠判
定となる。
【0026】図6はいわゆる空施錠の状態を示す。この
ような事態は、引違い窓22が完全に閉じられていない
のに回転錠34を回転させてしまったときに生ずる。こ
の場合には回転錠34を回転させているのでリードスイ
ッチ42はオンとなるが、他方のリードスイッチ41は
係合部材32の第1マグネット44とは離れているため
に検出することができないのでオフとなる。したがっ
て、リードスイッチ41,42のアンド条件が不成立と
なって解錠判定となり、空施錠を防止することができ
る。
【0027】前記施錠装置21は、各クレセント錠本体
部31及び受信装置61に組み込まれた小型電池で駆動
されるが、特に前記クレセント錠本体部31が太陽光5
2を直接受ける位置に取付けられる場合には、図7に示
すように、ケーシング33の外表面に太陽電池パネル5
1を貼り付け、光電変換されたエネルギを利用して施錠
状態の検出結果を受信装置61に送信し、各LED63
を点灯させるための駆動源とすることも可能である。こ
れによって、電池を交換することなく半永久的に使用す
ることが可能となり、長期に亘って安定的な施錠検出確
認が行える。また、センサの駆動に関しても、リードス
イッチのような磁気開閉式のセンサを用いているため、
マグネット等の磁気に反応した瞬間のみ通電するので、
わずかな消費電流で長時間駆動することが可能であり、
電池も大体一年単位で使用することができる。なお、こ
の太陽電池パネル51は太陽光のみならず、室内の蛍光
灯や白熱灯でも十分発電できるため、天候が悪い日や夜
間等においても十分使用可能である。
【0028】上述の実施形態では、2枚の窓ガラスで構
成された引違い窓に本発明の施錠装置21を適用した場
合を示したが、このような2枚の窓ガラスによる構成に
限らず、3枚以上の窓ガラスで構成された窓においても
適用可能である。例えば、内側、中側、外側の3枚の窓
ガラスで構成された引違い窓であれば、内側の窓枠体に
は第1のクレセント錠本体部を配し、中側の窓枠体の一
側部には前記第1のクレセント錠本体部の錠爪と係合す
る第1の係合部材を配し、他側部には第2のクレセント
錠本体部を配する。さらに、外側の窓枠体には第2のク
レセント錠本体部の錠爪と係合する第2の係合部材を配
するようにすればよい。また、滑り出し窓のように、1
枚の窓ガラスの一端が壁等の開口部に軸支され、他端が
押し出しあるいは引き込み開閉するような窓であれば、
前記開口部の縁に本発明のクレセント錠本体部を配し、
窓ガラスの枠体部に係合部材を配するといったような構
成になる。また、スライド開閉式の扉にも前記窓と同様
に本発明の施錠装置を使用することができ、従来のクレ
セント錠を用いたあらゆる建具に応用可能である。
【0029】また、本発明の施錠装置21を構成するク
レセント錠本体部及び係合部材の形状や配設位置に関し
ては、従来のクレセント錠とほとんど変わりないため、
従来の窓枠やクレセント錠の製造・組立ラインが使用で
き、クレセント錠本体部に内蔵されるセンサやその他の
回路部品を組み込む工程を追加するだけで可能である。
このため、一括して大量に生産することができるので、
製品単価が安くなると共に、一定の品質を維持すること
ができる。また、クレセント錠の種類や規格に合わせた
施錠装置が製造可能である。
【0030】なお、本発明の施錠装置の使用方法は様々
考えられるが、一般家庭においては、外出や就寝時に施
錠した窓の状態を手元の受信装置に表示される各窓のL
ED点灯あるいは消灯によって一目で把握することがで
き、防犯予防に役立つ。また、一旦施錠した窓が子供の
いたずらや無理なこじ開け等で解錠した場合、解錠信号
が手元の受信装置61に送られてくるので、防犯対策に
役立つ。また、この施錠装置21が発する施錠・解錠信
号を警備会社に自動通報するようにすれば、一層の防犯
対策が実現可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の施錠装置
は、クレセント錠本体部に係合部材との係合位置を検出
するための第1センサを設けたことで、開閉体の閉塞状
態を確認することができ、また、錠爪を回転したときの
フック位置を検出するための第2センサを設けたこと
で、錠爪が施錠位置にあることを確認することができ
る。このように、独立した2種類のセンサで最終的な施
錠確認を行うので、より確実に施錠の検出及び確認が行
える。また、前記第1センサ及び第2センサをクレセン
ト錠本体部内に装備したことで、装置全体がコンパクト
にまとまると共に、個々のセンサの検出位置がずれるこ
とがない。また、クレセント錠本体部が窓枠体に一体形
成されているので、配設部位が目立たず、外観的にも見
栄えのよいものとなる。
【0032】また、前記クレセント錠本体部にワイヤレ
スの送信部を設け、受信装置側で一覧表示させたこと
で、離れた場所から各窓の施錠状態を一目で確認するこ
とができる。
【0033】また、前記窓の開閉位置及び錠爪の回転位
置を検出するセンサが、リードスイッチ等の磁気開閉式
スイッチで構成されているため、検出時に流れる瞬間的
な電流消費分ですむので省電力化が図られる。
【0034】また、企業や工場においては、各部署ごと
の窓に対応した施錠装置を設けることで、最終退出する
際の施錠漏れを一目で確認することができる。このよう
な各部署単位で施錠確認を行えるので、人数の多いビル
などの総合的な施錠管理が短時間且つ確実に行うことが
可能となる。
【0035】また、クレセント錠本体部に太陽電池パネ
ルを配することによって、電池交換を必要とせず、半永
久的に駆動させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施錠装置の斜視図である。
【図2】クレセント錠本体部の内部構造及び動作を示す
説明図である。
【図3】上記図2のクレセント錠本体部を正面からみた
ときの外観図である。
【図4】施錠装置の施錠・解錠の判定条件を示す説明図
である。
【図5】施錠装置の施錠・解錠の判定条件を示す説明図
である。
【図6】施錠装置の施錠・解錠の判定条件を示す説明図
である。
【図7】図1の施錠装置に太陽電池パネルを装着したと
きの斜視図である。
【図8】従来の施錠確認装置の斜視図である。
【符号の説明】
21 施錠装置 22 引違い窓 22a,22b 窓ガラス 31 クレセント錠本体部 32 係合部材 34 回転錠 39 錠爪 41 リードスイッチ 42 リードスイッチ 44 マグネット 45 フック部 46 マグネット 61 受信装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を開閉する開閉体の施錠装置にお
    いて、 回転式の錠爪を有するクレセント錠本体部と、前記錠爪
    と係合するフック部を有する係合部材とを備え、 前記クレセント錠本体部に係合部材との係合位置を検出
    する第1センサと、錠爪を回転したときのフック位置を
    検出する第2センサとを設けたことを特徴とする施錠装
    置。
  2. 【請求項2】 前記開閉体が2枚の引違い窓で構成さ
    れ、一方の開閉体にクレセント錠本体部が取付けられ、
    他方の開閉体に係合部材が取付けられていることを特徴
    とする請求項1記載の施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記クレセント錠本体部は、前記第1セ
    ンサ及び第2センサの両方が検出信号を出力したときに
    前記開閉体の施錠信号を外部に出力するための送信手段
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の施
    錠装置。
  4. 【請求項4】 前記第1センサがクレセント錠本体部の
    ケーシングに取付けられる一方、係合部材には第1マグ
    ネットが設けられ、クレセント錠本体部が係合位置に達
    して第1センサと第1マグネットとが接近した時に係合
    位置の検出信号が出力されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の施錠装置。
  5. 【請求項5】 前記クレセント錠本体部のケーシング内
    には、錠爪の回転軌道上に第2センサと第2マグネット
    が設けられ、前記錠爪がフック部と係合する位置まで回
    転したときに第2センサと第2マグネットとが接近し、
    フック位置の検出信号を出力することを特徴とする請求
    項1又は2記載の施錠装置。
  6. 【請求項6】 前記クレセント錠本体部のケーシングの
    外表面に太陽電池パネルを配設し、前記送信手段の駆動
    を前記太陽電池パネルによって変換された電力を用いて
    行うことを特徴とする請求項3記載の施錠装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116746A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Toho Ruigyo Yugenkoshi アルミサッシの上板の装着に適するストッパー
JP2014062890A (ja) * 2012-08-31 2014-04-10 Panasonic Corp 建具用施解錠検出装置
KR101849097B1 (ko) * 2017-07-11 2018-04-17 주식회사 창문에안전 미닫이 창호용 안전 크리센트

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