JP2002275849A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JP2002275849A
JP2002275849A JP2001075810A JP2001075810A JP2002275849A JP 2002275849 A JP2002275849 A JP 2002275849A JP 2001075810 A JP2001075810 A JP 2001075810A JP 2001075810 A JP2001075810 A JP 2001075810A JP 2002275849 A JP2002275849 A JP 2002275849A
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heating element
temperature
auxiliary
surface plate
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JP2001075810A
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Katsunori Zaizen
克徳 財前
Shinji Kondo
信二 近藤
Masaki Yura
政樹 由良
Tomoaki Kajiura
智彰 梶浦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地の降雪特性に最適な融雪性能を発揮し
て、融雪時間の短縮と節電を図るとともに、メンテナン
ス性の優れた融雪装置の提供を目的とする。 【解決手段】 面状発熱体1の上部に配置した表面プレ
ート33を誘導加熱する加熱コイル35と、この加熱コ
イル35に高周波電流を供給するインバータ5を備え、
前記表面プレート33の温度をメンテナンス時に高めに
変更することにより、融雪能力を強め、短時間で維持管
理が行える融雪装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭や店舗の
敷地内の雪を効率的に融雪するための融雪装置に関わ
り、特に施工後のメンテナンスを効率良く行うの構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】積雪の多い寒冷地においては、公共の道
路はもとより、一般家庭や店舗の敷地の、特に歩道から
一般家庭の玄関、車庫あるいは駐車スペースまでのアプ
ローチの除雪作業が、積雪期の日常生活での大きな問題
とされてきている。
【0003】これを解決するためのものとしては、発熱
体として電熱線や温水パイプ等を敷地内の地面に埋設し
て、路面の加熱を行うことで融雪を行う融雪装置があ
る。「電熱線」は通電することでジュール熱によって発
熱するものであり、「温水パイプ」は灯油ボイラーの燃
焼で加熱した温水(実際は不凍液)を熱媒として循環す
ることで発熱するものである。これらの加熱によって路
面温度を上昇させて、路面上の雪を融雪することが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成の融雪
装置では、発熱体である電熱線や温水パイプを地中に埋
設しているため、運転を開始しても、地表に堆積する雪
を融雪までに時間がかかる。また、その施工には長時間
の工期が必要で、個々の家の敷地形状及び面積が異なる
ため専用設計となり、そのための設置工事費も高い。ま
た、施工後の冬季期間中に発熱体の補修や、融雪面積を
変更しようとした場合、凍結している既設部を掘り返し
て作業を行うため時間がかかり、補修工事費も高い。
【0005】さらに、降雪は通常は24時間連続的に発
生することは少なくて、間欠的に降雪することが多いた
め、融雪装置の運転も間欠的であることが多くて、その
都度、低温度の外気によって、融雪装置の温度は低下す
る。そこで次回の降雪時には、一度冷却した路面全体を
再度加温するために時間が必要である。このような原因
によっても、電気あるいは灯油の消費量が多くなるの
で、ランニングコストが高い。
【0006】このように、積雪期全体を通じて考える
と、融雪装置自体の温度上昇のために使用されるエネル
ギーの割合が大きくて、また間欠的な運転による損失も
大きい。この点からみると、従来の融雪装置はその融雪
性能が不適切であって、エネルギーの利用効率が低いと
言える。
【0007】すなわち、従来の融雪装置は、敷地内の駐
車スペースに用いるには、その融雪性能あるいは施工性
やメンテナンスに関して課題を有する。
【0008】本発明は、以上のような従来の融雪装置が
有している課題を解決するために、寒冷地の降雪特性に
最適な融雪性能を発揮することで、融雪時間の短縮と、
節電を図るとともに、必要な耐久強度を得て、その維持
管理が簡単で、敷地形状や使用実態に合わせて施工後も
融雪装置の施工面積を自在に変更でき、且つ、省施工が
可能な面状発熱体を用いた融雪装置を提供することを目
的としているものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の融雪装置は、高周波電流を供給する
主インバータと、この主インバータに接続して面状発熱
体の上部に配置した表面プレートを誘導加熱する加熱コ
イルと、この面状発熱体の温度を検知するための温度セ
ンサーと、その測定温度に基づき前記表面プレートの温
度を融雪に適した温度に制御する制御手段とを備えて、
表面プレートの温度を自在に制御出来るようにしたもの
である。
【0010】これによって、メンテナンス時に表面プレ
ートの温度を通常動作時より高めに変更すれば、上部の
表面プレートに急速加熱用熱量が供給されて、表面プレ
ートの温度を速やかに上昇させて、強力な融雪効果を発
揮するので、通常動作時よりさらに短時間に補修が行え
る。また、面状発熱体下部が路盤に凍結したような状態
でも通常より多めの熱量を供給することで解凍され、簡
単に維持管理できるので、メンテナンス性が優れた融雪
装置を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、高周波電
流を供給する主インバータと、この主インバータに接続
して面状発熱体の上部に配置した表面プレートを誘導加
熱する加熱コイルと、この面状発熱体の温度を検知する
ための温度センサーと、その測定温度に基づき前記表面
プレートの温度を融雪に適した温度に制御する制御手段
とを備え、メンテナンス時の表面プレート温度を通常動
作時より高めにすることで、簡単に維持管理や、施工面
積の変更が行え、メンテナンス性が良くなる。
【0012】請求項2記載の発明は、制御手段に急速昇
温動作を指示する指示手段を設け、面状発熱体に供給す
る電力値を増加させることにより、より短時間にメンテ
ナンス作業を行なえる。
【0013】請求項3記載の発明は、面状発熱体に上置
きし追加熱する補助発熱体を設け、この補助発熱体の熱
量が加算されるため、より短時間にメンテナンス作業を
行えると共に、部分的なメンテナンス作業も行える。
【0014】請求項4記載の発明は、補助発熱体を主イ
ンバータに接続する補助接続端子を設けることにより、
安価な構成とすることができる。
【0015】請求項5記載の発明は、面状発熱体下部に
防磁コイルを備え、急速昇温動作時はこの防磁コイルを
補助加熱コイルとして用いることにより、路盤部との接
地面の昇温を早めることが出来る。
【0016】請求項6記載の発明は、面状発熱体上部の
表面プレートに直接電流を流して加熱する印加部を設け
ることにより、加熱コイル破損時でもメンテナンスが短
時間に行うことが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜8を
参照しながら説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における融雪装置
の回路ブロック図、図2は同装置の設置場所を示す外観
図、図3は面状発熱体の要部断面図である。図1に示す
ように面状発熱体1a、1b内の加熱コイル2a〜2c
の合成インダクタンスと、共振コンデンサ3、スイッチ
ング素子4とでインバータ5を構成し、商用電源6を整
流回路7で整流した電圧が供給されている。このインバ
ータ5は制御手段8により所定周波数で動作するように
制御されている。9は温度センサーで、この値に基づき
制御手段8が面状発熱体1a、1bの表面プレートの温
度を所定の温度値となるようインバータ5をオンオフし
て温度調節する。10は直流電源、11は温度設定手
段、12は切替スイッチ、13は配電線である。温度設
定手段11は半固定抵抗、ジャンパー線、ディップSW
等で構成され、融雪に適した温度を予め設定する。切替
スイッチ12はこの設定温度をメンテナンス時に高めに
変更する時に使用する。
【0018】また、図2に示すように、上記面状発熱体
1複数枚組み合わせて加熱ユニット20とし、各々イン
バータ5(図示せず)を備えた加熱ユニット20を路面
上に複数ユニット設置して、歩道21から玄関22およ
び駐車スペース23に至るアプローチを含めた融雪装置
敷設部24を形成するものである。
【0019】本発明では、面状発熱体1は図3(a)の
要部断面図に示すように、設置場所周囲の舗装部の路面
30よりも上位あるいは同一高さに位置するように設置
固定する。面状発熱体1の固定にはボルトによる直止
め、あるいは、ビス止めの金属外枠(図示せず)を用い
る。その路面30上に接するように置かれた底面プレー
ト31に樹脂部材32を合わせ、表面プレート33を装
着してビス(図示せず)で固定し、樹脂部材32に設け
たガイド溝34に絶縁電線を用いた加熱コイル35は納
められている。図3(b)の一部破断平面図で36は面
状発熱体1への配電線、37は配電線36の引き出し部
のシールである。この発明では、加熱コイル35と上部
の表面プレート33との間に空隙が形成されているの
で、これらが弾性変形するほどの重量物が乗った時に
も、加熱コイル35には大きな外力が加わらない。
【0020】また、電線の絶縁材と上記空隙とで2重絶
縁構造を形成している。すなわち、加熱コイル35は常
に保護されて損傷が起こらない構成であって、高強度で
耐久性があり、絶縁性の高い融雪装置を提供することが
できる。また、誘導加熱により効率的に表面プレート3
3を加熱でき、空隙の空気断熱効果で、底面プレート3
1からの熱伝導を低減することで、加熱効率が向上する
ものである。なお、この発明では、表面プレート33を
金属材料または金属材料と樹脂の複合材料等の誘導加熱
できる素材で、底面プレート31は防磁効果を持たせる
ため磁性ステンレスの薄板で構成している。
【0021】図1〜図3で示した融雪装置の運転方法に
ついて説明する。分かりやすくするために、使用者自身
で降雪があることを判断して、運転を開始した場合を想
定する。制御手段8は加熱コイル2a〜2dに通電を開
始し表面プレート33を誘導加熱する。この面状発熱体
1の熱容量は小さく、且つ舗装路面等の表面に設置され
ているので、所定の消費電力量にて、短時間で表面プレ
ート33の温度が上昇する。引き続いて供給される熱エ
ネルギーは、降雪が融雪装置敷設部24の表面に堆積す
るとすぐに、これを融雪水にするための融解熱として使
用されて、短時間で融雪が行われる。また、使用者は降
雪が停止したと判断すれば、直ちに運転を停止すればよ
いものである。もちろん、センサーの信号に基づいて上
記一連の動作の自動運転もできる。いずれにせよ、従来
の融雪装置に比べて、短時間で、したがって少ない消費
電力量で融雪ができる。
【0022】また、実際の降雪は、24時間連続的に発
生することは少なくて、夜間から早朝に降って、日中は
降らないといったように、間欠的に降雪することが多
い。すなわち、融雪装置の運転も、間欠的であることが
多くなる。したがって、その都度、面状発熱体1は一度
冷却するものの、再度の加温には時間が短時間で行え
る。そのためにも、加熱ユニット20の消費電力量合計
が少なくてよいことによって、融雪装置のランニングコ
ストも安価である。
【0023】さらに、メンテナンス時は切替スイッチ1
2により温度設定手段11の設定温度を通常融雪動作時
より高めにすることで多めの熱量を供給する。これによ
り融雪装置設置後の冬季期間中で面状発熱体1a、1c
下部が路盤に凍結した状態であっても容易に解凍される
ため、簡単に維持管理や、施工面積の変更が行え、メン
テナンス性が良くなる。
【0024】(実施例2)図4は本発明の実施例2にお
ける融雪装置の回路ブロック図である。本実施例は、融
雪装置としての基本構成は実施例1と同様であり、基本
構成についての説明は省略する。この実施例2は、制御
手段に急速昇温動作を指示する指示手段を設けた構成が
上記の実施例1とは異なるものであり、この点を中心に
説明する。図4において40はスイッチ等で構成された
急速昇温動作指示手段で、メンテナンス時に面状発熱体
に供給する電力値を増加させる指示を制御手段8に出力
する。この出力が有効な時は制御手段8はスイッチング
素子4のオン時間を通常時より長くすることにより、加
熱コイル2a〜2dへ供給される高周波電力値を大きく
する。前述した切替スイッチ12により設定温度も高め
に変更されているため、より早く面状発熱体を昇温する
ことが可能となる。従ってより短時間に維持管理や、施
工面積の変更が行え、メンテナンス性が良くなる。
【0025】なお、本実施例2では電力値をスイッチン
グ素子4のオン時間を通常時より長くすることにより行
ったが、それ以外の方法によっても良い。例えば、合成
インダクタンス値が小さくなるように加熱コイル2a〜
2dの接続を変え、高周波電流値が大きくなるようにし
ても良い。
【0026】なお、本発明では表面プレートを誘導加熱
により加熱する構成としているため、電気ヒータを用い
た融雪装置のような断線や異常加熱をおこすことなく、
高周波電流値や電力値を通常融雪時より大きくすること
が可能である。
【0027】(実施例3)図5は本発明の実施例3にお
ける融雪装置の要部断面図である。本実施例は、融雪装
置としての基本構成は実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。この実施例3は、面状発熱
体1に上置きし追加熱する補助発熱体と、補助インバー
タとを設けた構成が上記の実施例1〜2とは異なるもの
であり、この点を中心に説明する。図5において、補助
発熱体50は裏プレート51にガイド溝を設けた樹脂部
材52を合わせ、表プレート53を装着してビス(図示
せず)で固定し、ガイド溝には絶縁電線を用いた加熱コ
イル54が納められている。この加熱コイル54に前述
の主インバータ5と同様の構成の補助インバータで高周
波電流を供給することで、面状発熱体1に上置きし追加
熱する。従って、この補助発熱体の熱量が加算されるた
め、より短時間に維持管理作業を行えると共に、配電線
接続部のみ等の部分的なメンテナンス作業を行うことが
可能となる。
【0028】なお、表プレート53は加熱コイル54を
収納できれば良いので樹脂材料で構成している。
【0029】(実施例4)図6は本発明の実施例4にお
ける融雪装置の一部破断平面図である。本実施例は、融
雪装置としての基本構成は実施例1と同様であり、基本
構成についての説明は省略する。この実施例4は、補助
発熱体50を主インバータ5に接続する補助接続部を設
けた構成が上記の実施例1〜3とは異なるものであり、
この点を中心に説明する。図6において、35は加熱コ
イル、36は加熱コイル35への配電線、37は配電線
36の引き出し部のシール、60は前記の補助発熱体5
0を接続する補助接続部である。この補助接続部60に
補助発熱体50を接続することにより、主インバータ5
から配電線36を経由して高周波電流が供給され、補助
発熱体が誘導加熱される。従って、補助インバータが不
要になり、安価な構成とすることができる。
【0030】なお、補助接続部60へ補助発熱体50を
接続した時に、加熱コイル35は接続を外し、補助発熱
体50のみ加熱する方法でも良い。
【0031】(実施例5)図7は本発明の実施例5にお
ける融雪装置の面状発熱体の要部断面図、図8は同回路
ブロック図である。図7(a)に示すように面状発熱体
70は、ガイド溝71を設けた樹脂部材72に、表面プ
レート73を装着してビスで固定し、ガイド溝71には
絶縁電線を用いた加熱コイル74を納めている。75は
面状発熱体70下部に設けた防磁コイルで、加熱コイル
74から漏洩する磁界を抑制するように作用する。図7
(b)は面状発熱体70を下部外観図で、76は防磁コ
イルの76の接続を点検するための点検BOXである。
【0032】図8において、加熱コイル74a〜74b
の合成インダクタンスと、共振コンデンサ80、スイッ
チング素子81とでインバータ82を構成し、商用電源
83を整流回路84で整流した電圧が供給されている。
このインバータ82は制御手段85により所定周波数で
動作するように制御されている。86は温度センサー
で、この値に基づき制御手段85が面状発熱体70の表
面温度を所定の温度値となるようインバータ82をオン
オフして温度調節する。87は直流電源、88は温度設
定手段、89は切替スイッチ、90は配電線である。以
上の構成による融雪装置としての動作は実施例1〜4と
同様なので省略する。91は切替手段で防磁コイル75
を補助加熱コイルとして用いる時に、防磁コイル75の
両端を短絡からインバータ82に接続するよう回路を切
り替える。すなわち、通常融雪時は短絡された閉ループ
なので防磁コイル75として作用し、メンテナンス時は
切替手段91により補助加熱コイルとしてインバ−タ8
2に接続され、表面プレート73の路面30との接地面
を誘導加熱する。従って、面状発熱体70上下面共に加
熱されることとなり、より迅速な維持管理作業を行うこ
とが可能となる。
【0033】なお、この発明では、表面プレート73を
金属材料または金属材料と樹脂の複合材料等の誘導加熱
できる素材で構成している。底面プレートは防コイルを
用いることで不要となる構成としている。
【0034】(実施例6)図9は本発明の実施例6にお
ける融雪装置の要部断面図である。本実施例は、融雪装
置としての基本構成は実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。この実施例6は、面状発熱
体上部の表面プレートに直接電流を流して加熱する印加
部を設けた構成が上記の実施例1〜5とは異なるもので
あり、この点を中心に説明する。図9において、10
1、102は表面プレート33に設けた電流印加部であ
る。この、電流印加部101、102は表面プレート3
3の表面処理を剥がす、あるいは、金属片を表面プレー
ト33の側面に溶接する等の方法で設置する。メンテナ
ンス時は主インバータあるいは補助インバータからの高
周波電流を表面プレート33に流し、ジュール熱により
面状発熱体1の温度を上げ、路盤30との凍結部等を解
凍することで、簡単に維持管理や、施工面積の変更が可
能となる。また、加熱コイル35の破損時でもメンテナ
ンスが短時間に行うことが出来る。
【0035】なお、主インバータにより表面プレート3
3に直接電流を流す場合は、インピーダンス整合のた
め、表面プレート33内の加熱コイル35への接続は解
放状態にしておく方が良い。
【0036】なお、表面プレートに滑り止めの表面仕上
層を急速昇温動作時はヒータとして加熱出来る材料で形
成することも考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜6に記載の発
明によれば、メンテナンス時に表面プレートの温度を通
常動作時より高めに変更することにより、表面プレート
の温度を速やかに上昇させて、融雪能力を高めるので、
短時間に補修が行うことが可能となる。簡単に維持管理
できる、メンテナンス性の優れた融雪装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路ブロック図
【図2】同実施例1の融雪装置の設置状態を示す外観図
【図3】同実施例1の面状発熱体の要部断面図及び一部
破断平面図
【図4】本発明の実施例2の回路ブロック図
【図5】本発明の実施例3の面状発熱体の要部断面図
【図6】本発明の実施例4の面状発熱体の一部破断平面
【図7】本発明の実施例5の面状発熱体の要部断面図及
び下面外観図
【図8】同実施例5の回路ブロック図
【図9】本発明の実施例6の面状発熱体の要部断面図
【符号の説明】
1a〜1d 面状発熱体 2a〜2d 加熱コイル 5 インバータ 6 商用電源 7 整流回路 8 制御回路 9 温度センサ 11 温度設定手段 12 切替スイッチ 13 配電線 20 加熱ユニット 21 歩道 22 玄関 23 駐車スペース 24 融雪装置敷設部 31 底面プレート 32 樹脂部 33 表面プレート 34 ガイド溝 35 加熱コイル 36 配電線 37 シール 50 補助発熱体 51 裏プレート 52 樹脂部 53 表プレート 54 加熱コイル 60 補助接続部 75 防磁コイル 91 切替手段 100、101 電流印加部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 由良 政樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 梶浦 智彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D026 CL02 3K059 AA02 AA08 AB04 AB13 AB26 AC33 AD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電流を供給する主インバータと、
    この主インバータに接続して面状発熱体の上部に配置し
    た表面プレートを誘導加熱する加熱コイルと、この面状
    発熱体の温度を検知するための温度センサーと、その測
    定温度に基づき前記表面プレートの温度を融雪に適した
    温度に制御する制御手段とからなる融雪装置。
  2. 【請求項2】 制御手段に急速昇温動作を指示する指示
    手段を設け、面状発熱体に供給する電力値を増加させる
    ことを特徴とした請求項1記載の融雪装置。
  3. 【請求項3】 面状発熱体に上置きし追加熱する補助発
    熱体と、補助インバータとを設けたことを特徴とした請
    求項1または2記載の融雪装置。
  4. 【請求項4】 補助発熱体を主インバータに接続する補
    助接続部を設けたことを特徴とした請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の融雪装置。
  5. 【請求項5】 面状発熱体下部に防磁コイルを備え、急
    速昇温動作時はこの防磁コイルを補助加熱コイルとして
    用いる切替手段を設けたことを特徴とした請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の融雪装置。
  6. 【請求項6】 面状発熱体上部の表面プレートに直接電
    流を流して加熱する印加部を設けたことを特徴とした請
    求項1または2に記載の融雪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101838976A (zh) * 2010-04-16 2010-09-22 张东省 一种磁能融冰化雪的装置

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CN101838976A (zh) * 2010-04-16 2010-09-22 张东省 一种磁能融冰化雪的装置

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