JP2002275787A - 一時性湿潤紙力増強剤 - Google Patents

一時性湿潤紙力増強剤

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JP2002275787A
JP2002275787A JP2001082249A JP2001082249A JP2002275787A JP 2002275787 A JP2002275787 A JP 2002275787A JP 2001082249 A JP2001082249 A JP 2001082249A JP 2001082249 A JP2001082249 A JP 2001082249A JP 2002275787 A JP2002275787 A JP 2002275787A
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anionic
cationic
wet paper
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JP2001082249A
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Akira Tanikawa
顕 谷河
Toshishige Hamaguchi
利重 浜口
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルデヒドを含有していなくと
も、水と接触した直後には優れた湿潤紙力を有してお
り、しかも、すみやかに湿潤紙力が低下して紙が「ほぐ
れる」という特性を付与する一時性湿潤紙力増強剤を提
供すること。 【解決手段】 アニオン性高分子とカチオン性高
分子とを含有し、アニオン性高分子及びカチオン性高分
子の少なくとも1つの高分子が、炭素数6以上の単量体
単位を含有する高分子であることを特徴とする一時性湿
潤紙力増強剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分に湿潤した際
の紙の強度(いわゆる湿潤紙力)が、水分と接触した直
後には一時的に有し、その後、水中にて急速に湿潤紙力
が低下して、ただちに紙が「ほぐれる」という、一時性
湿潤紙力を付与する一時性湿潤紙力増強剤に関する。
【0002】
【従来の技術】トイレットペーパー、ティッシュペーパ
ー、タオルペーパー、トイレ用雑巾などに用いられる紙
は、水分と接触した直後には紙に一時的な強度を必要と
するが、トイレなどの排水管に、その紙を廃棄する際に
は、紙の湿潤紙力が短時間で低下して、水中でただちに
紙が「ほぐれる」、すなわち、一時性湿潤紙力を有する
ことが求められている。一時性湿潤紙力を有する紙とし
て、パルプを抄紙する際などに、一時性湿潤紙力増強剤
を用いることが知られており、例えば、カチオン性を有
するポリビニルアミド共重合体と二価アルデヒドからな
る熱硬化性樹脂(例えば、特公昭44-26670号公報、特公
昭54-44762号公報、特開昭57-149595号公報)、カチオ
ン性アルデヒド変性ポリアクリルアミド共重合体(特開
平6-184985号公報、特開平8-56868号公報)などの一時
性湿潤紙力増強剤が報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、アル
デヒドを敬遠する風潮があり、原料にアルデヒドを使用
している一時性湿潤紙力増強剤によって一時性の湿潤紙
力を与えられた紙についても敬遠する傾向が生じてき
た。一方、原料にアルデヒドを使用しない湿潤紙力増強
剤を含む紙は、湿潤紙力の低下時間が遅延することが知
られている。本発明の目的は、アルデヒドを含有してい
なくとも、水と接触した直後には優れた湿潤紙力を有し
ており、しかも、すみやかに湿潤紙力が低下して紙が
「ほぐれる」という特性を付与する一時性湿潤紙力増強
剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下、本発
明者らは、アルデヒドを含有しないカチオン性高分子を
有効成分とする一時性湿潤紙力剤について鋭意検討を重
ねた結果、カチオン性高分子とアニオン性高分子を含有
し、カチオン性高分子及びアニオン性高分子の少なくと
も1つの高分子が疎水性を有する一時性湿潤紙力剤が、
かかる課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、アニオン性高分子とカチオン
性高分子とを含有し、アニオン性高分子及びカチオン性
高分子の少なくとも1つの高分子が、炭素数6以上の単
量体単位を含有する高分子であることを特徴とする一時
性湿潤紙力増強剤である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の一時性湿潤紙力増強剤は、アニオン性高
分子とカチオン性高分子とを含有し、アニオン性高分子
及びカチオン性高分子の少なくとも1つの高分子が疎水
性を有する高分子であり、該高分子は、通常、炭素数6
以上の単量体単位を含有する。疎水性を有する高分子と
しては、中でも、単量体単位として、スチレン、α−メ
チルスチレンなどの炭素数8以上の単量体単位を含有す
ることが好ましい。
【0006】疎水性を有する高分子における炭素数6以
上の単量体単位の含有量としては、通常、20モル%程
度以上であり、好ましくは、40モル%程度以上であ
る。炭素数6以上の単量体単位の含有量が20モル%を
下回る場合には、湿潤直後の紙力が低下する傾向にある
ので好ましくない。
【0007】本発明に用いられるアニオン性高分子と
は、通常、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基な
どのアニオン性官能基を有する単量体単位を含有する高
分子であり、具体的には、アニオン性官能基を有する単
量体をブロック重合、ランダム重合などして得られる高
分子、反応性基を有する高分子にアニオン性官能基を有
する単量体をグラフト重合して得られる高分子などが例
示される。ここでアニオン性官能基を有する単量体とし
ては、例えば、スチレンスルホン酸、エチレンスルホン
酸、α−メチルスチレンスルホン酸などのスルホン酸基
を含有する単量体、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸などのカルボキシル基を含有する単量
体、ビニルリン酸などのリン酸基を含有する単量体など
が挙げられる。
【0008】また、アニオン性官能基を有する単量体を
重合して得られる高分子としては、例えば、アニオン性
官能基を有する単量体の重合体;アニオン性官能基を有
する単量体とカルボン酸エステル、スルホン酸エステ
ル、ホスホン酸エステルなどのエステル基含有単量体と
の共重合体;アニオン性官能基を有する単量体とアクリ
ルアミド、アクリロニトリル、スチレン、エチレン、ブ
タジエン、酢酸ビニル、塩化ビニルなどの非イオン性ビ
ニル化合物との共重合体などが挙げられる。アニオン性
官能基を有する単量体の重合体として、具体的には、ポ
リアクリル酸、ポリイタコン酸、ポリマレイン酸、ポリ
メタクリル酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリエチレン
スルホン酸、ポリ−α−メチルスチレンスルホン酸、ポ
リビニルリン酸、ポリホスフェイトエステルなどの単独
重合体やアクリル酸・メタクリル酸共重合体などの共重
合体等が例示され、アニオン性官能基を有する単量体と
エステル基含有単量体との共重合体としては、(メタ)
アクリル酸・(メタ)アクリル酸エステル共重合体など
の共重合体等が例示され、アニオン性官能基を有する単
量体と非イオン性ビニル化合物との共重合体としては、
アクリルアミド・(メタ)アクリル酸共重合体、アクリ
ロニトリル・(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アク
リル酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体などの
共重合体等が例示される。
【0009】さらに、反応性基を有する高分子にアニオ
ン性官能基を有する単量体をグラフト重合して得られる
高分子としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビ
ニル、エチレン・スチレン共重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体、ポリス
チレン、スチレン・アクリロニトリル共重合体、スチレ
ン・ブタジエン共重合体、α−メチルスチレン・スチレ
ン共重合体などの非イオン性ビニル化合物の重合体に、
過硫酸アンモニウムや過硫酸カリウム等を用いて、ビニ
ルスルホン酸をグラフト重合して得られる高分子;非イ
オン性ビニル化合物の重合体に無水マレイン酸、モノク
ロル酢酸などでカルボキシ基変性せしめた高分子;アル
カリセルロースにクロロ酢酸塩を反応せしめてなるセル
ロースエーテル;これらの高分子の塩などが挙げられ
る。
【0010】本発明に用いられるアニオン性高分子とし
て、カルボキシル基変性スチレン・ブタジエンラテック
スなどの市販のアニオン性高分子を用いても良い。ま
た、アニオン性高分子として2種類以上のアニオン性高
分子を混合して使用しても良く、アニオン性高分子が、
無溶媒でもあっても良いし、溶媒に分散または溶解して
いても良い。
【0011】アニオン性高分子のアニオン当量は、通
常、0.1meq/g程度以上である。ここで、本発明にお
けるアニオン当量の測定方法は、指示薬としてトルイジ
ルブルーを用い、ポリアミンスルホンA(日東紡社製、
カチオン性高分子)を添加したのちポリビニルスルホン
酸カリウムでコロイド滴定する方法である。また、アニ
オン性高分子は、通常、重量平均分子量1,000〜1,000,0
00程度である。
【0012】アニオン性高分子としては、中でも、非イ
オン性化合物の重合体にカルボキシル基を含有した単量
体でグラフト重合して得られる高分子が好ましく、とり
わけ、エチレン・スチレン共重合体、ポリスチレン、ス
チレン・アクリロニトリル共重合体、スチレン・ブタジ
エン共重合体、α−メチルスチレン・スチレン共重合体
などのスチレン類を含有する重合体と無水マレイン酸と
を共重合せしめた後、塩基性条件等で加水分解し、カル
ボキシル化して得られる高分子が好ましい。
【0013】本発明に用いられるカチオン性高分子と
は、通常、アミノ基、ピリジル基、スルホニウム基、ホ
スホニウム基などのカチオン性官能基を有する単量体単
位からなる高分子などであり、具体的には、カチオン性
官能基を有する単量体をブロック重合、ランダム重合な
どして得られる高分子、反応性基を有する高分子にカチ
オン性官能基を有する単量体をグラフト重合して得られ
る高分子などが例示される。ここでカチオン性官能基を
有する単量体としては、例えば、エチレンジアミン、ポ
リアルキレンポリアミン、エチレンイミン、塩化ビニル
トリメチルアミン、アリルトリメチルアミン、オキシエ
チル−1−メチレントリメチルアミン、ビニルベンジル
トリメチルアミン、2−アクリロイロキシエチルトリメ
チルアミン、2−メタクリロイロキシエチルトリメチル
アミン、2−ヒドロキシ−3−メタクロイロキシプロピ
ルトリメチルアミン、N−アクリルアミドプロピル−3
−トリメチルアミン、ジアリルアミン、メチルジアリル
アミン、ジメチルジアリルアミン、N−ビニル−2,3
−ジメチルイミダゾリン、N−メチル−2−ビニルイミ
ダゾリンなどのアミノ基を含有する単量体;4−ピリジ
ン、2−ピリジン、N−メチルビニルピリジン、オキシ
エチル−1−メチレンピリジンなどのピリジル基を含有
する単量体;2−アクリロキシエチルジメチルスルホ
ン、グリシジルメチルスルホニウムなどのスルホニウム
基を含有する単量体;グリシジルトリブチルホスホンな
どのホスホニウム基を含有する単量体などが挙げられ
る。
【0014】カチオン性高分子としては、例えば、カチ
オン性官能基を有する単量体の単独重合体;3級アミノ
基および/またはピリジル基を有する単量体単位の一部
または全部がメチルクロライド、エチルクロライド、ベ
ンジルクロライドなどのアルキル化剤で4級化している
単量体単位を含有する重合体の塩酸塩;非イオン性ビニ
ル化合物とカチオン性官能基を有する単量体とを2,
2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩など
の重合開始剤によって反応して得られる共重合体;3級
アミノ基および/またはピリジル基の一部または全部が
4級化している単量体単位と、非イオン性ビニル化合物
単位を含有する共重合体の塩酸塩;非イオン性ビニル化
合物と、スルホニウム基またはホスホニウム基を含有す
る単量体とを反応して得られる共重合体の塩酸塩;ジア
ミンとジカルボン酸を共重合して得られるポリアミドで
あって、アミノ基の含有量がカルボキシル基よりも多い
カチオン性ポリアミド;アミノ基含有単量体とグリシジ
ルエーテル化合物との重縮合物;キチンなど高分子末端
にアミノ基を有する高分子などが挙げられる。
【0015】カチオン性高分子を構成する単量体単位と
して、例えば、アクリル酸、イタコン酸などのカルボキ
シル基含有単量体単位を用いても良い。ただし、カチオ
ン性高分子におけるカルボキシル基含有単量体単位の含
有量(モル数)としては、カチオン性官能基を有する単
量体単位よりも少ないモル数である。カチオン性高分子
として、「スミレーズレジン784S(ジアリルアミン
とアクリルアミドとの共重合体、住友化学工業(株)
製)」、「スミレーズレジン675(ジエチレントリア
ミンとアジピン酸との共重合体、住友化学工業(株)
製)」、「スミレーズレジン6615(ジエチレントリ
アミンとアジピン酸との共重合体、住友化学工業(株)
製)」、「スミレーズレジン6625(ジエチレントリ
アミンとアジピン酸との共重合体、住友化学工業(株)
製)」、「CGC-201NF(スチレン、N-ブチルアクリレー
トおよび2-メタクリロイロキシエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライドの共重合体、中央理化工業(株)
製)」などの市販のカチオン性高分子を用いても良い。
【0016】カチオン性高分子として2種類以上のカチ
オン性高分子を混合して使用しても良い。また、カチオ
ン性高分子が、無溶媒であっても良いし、溶媒に分散ま
たは溶解していても良い。本発明で用いられるカチオン
性高分子のカチオン当量としては、通常、0.1meq/g
程度以上である。ここで、本発明におけるカチオン当量
の測定方法は、指示薬としてトルイジルブルーを用い、
ポリビニルスルホン酸カリウムでコロイド滴定する方法
である。また、該高分子の重量平均分子量としては、通
常、1,000〜1,000,000程度である。
【0017】カチオン性高分子の中でも、2−メタクリ
ロイロキシエチルトリメチルアミン単位、2−アクリロ
イロキシエチルトリメチルアミン単位、ジアリルアミン
単位、(ジ)メチルジアリルアミン単位から選ばれる少
なくとも1種類のカチオン性官能基を有する単量体単位
とアクリルアミド単位とからなるカチオン性ポリアクリ
ルアミド系高分子、2−メタクリロイロキシエチルトリ
メチルアミン単位、2−アクリロイロキシエチルトリメ
チルアミン単位、ジアリルアミン単位、(ジ)メチルジ
アリルアミン単位から選ばれる少なくとも1種類のカチ
オン性官能基を有する単量体単位を含有するスチレン・
ブタジエン共重合体またはエチレン・酢酸ビニル共重合
体が好適である。
【0018】本発明の紙は、上記に述べた一時性湿潤紙
力増強剤を含有するものであり、紙に含有される一時性
湿潤紙力増強剤におけるアニオン性高分子のアニオン当
量とカチオン性高分子のカチオン当量の比としては、通
常、0.1/1〜5.0/1程度である。一時性湿潤紙
力増強剤がアニオン性高分子とカチオン性高分子との混
合物として使用する場合には、アニオン当量とカチオン
当量との比としては、通常、0.1/1〜1.5/1程
度であり、好ましくは、0.8/1〜1.2/1程度で
ある。一時性湿潤紙力増強剤が、アニオン性高分子とカ
チオン性高分子とを別々に添加あるいは塗工する場合に
は、アニオン当量とカチオン当量の比としては、通常、
0.1/1〜5.0/1程度であり、好ましくは、0.
8/1〜1.2/1程度である。
【0019】本発明の紙を製造する方法について具体的
に例示すれば、予め混合したアニオン性高分子とカチオ
ン性高分子とをパルプスラリーに添加したのち、抄紙す
る方法;パルプスラリーにアニオン性高分子を添加した
のち、カチオン性高分子を添加し、次いで、抄紙する方
法;パルプスラリーにカチオン性高分子を添加したの
ち、アニオン性高分子を添加し、次いで、抄紙する方
法;抄紙された紙にアニオン性高分子とカチオン性高分
子との混合物を塗工する方法;抄紙された紙にアニオン
性高分子を塗工したのちカチオン性高分子を塗工する方
法;抄紙された紙にカチオン性高分子を塗工したのちア
ニオン性高分子を塗工する方法などが挙げられる。尚、
一時性湿潤紙力増強剤がアニオン性高分子とカチオン性
高分子との混合物である場合には、混合によりポリイオ
ンコンプレックスが形成され、混合物の粘度が上昇する
傾向があり、必要により、さらに水などの溶剤で希釈し
て、所望の粘度に調整した上で用いても良い。
【0020】一時性湿潤紙力増強剤を含有する紙の製造
方法の中でも、予め混合したアニオン性高分子とカチオ
ン性高分子とをパルプスラリーに添加したのち、抄紙す
る方法;パルプスラリーにカチオン性高分子を添加した
のち、アニオン性高分子を添加し、次いで、抄紙する方
法;抄紙された紙にアニオン性高分子とカチオン性高分
子との混合物を塗工する方法;抄紙された紙にカチオン
性高分子を塗工したのちアニオン性高分子を塗工する方
法が好ましい。
【0021】パルプスラリー(固形分)100重量部に
対する一時性湿潤紙力増強剤の使用量は、アニオン性高
分子とカチオン性高分子との合計量(固形分)として、
通常、0.1〜20重量部程度であり、好ましくは、
0.2〜5重量部程度である。
【0022】一時性湿潤紙力増強剤を用いた紙の製造方
法において、例えば、タルク、炭酸カルシウムなどの填
料、AKD、ASA、中性ロジン等の内添サイズ剤、澱
粉等の乾燥強度付与剤、硫酸バンド等の定着剤、耐水化
剤、印刷適性向上剤、分散剤、粘度・流動性調整剤、消
泡剤、防腐剤、潤滑剤、保水剤、染料や有色顔料などの
着色剤等の配合剤を使用しても良い。得られた紙の坪量
としては、通常、5〜400g/m2程度であり、好ま
しくは5〜200g/m2である。
【0023】
【実施例】以下に実施例を示して本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。例中の部および%は、特に断らないかぎり重量
基準を意味する。また、固形分とは、水などの溶媒を除
く成分の重量比率を表す。さらに、水1000部の容量
が1容量部である。
【0024】(アニオン当量の測定例) (1)100mlメスフラスコにアニオン性高分子の固形分
が100〜120mgとなるように精秤し(この時の重量をW m
gとする)、約30mlのイオン交換水を加えてよく膨潤さ
せ、イオン交換水で正確に100mlに希釈し、メスフラス
コを転倒させ、濃度を均一にしながら、回転子を入れて
約2時間溶解した。 (2)200mlの三角フラスコに95mlのイオン交換水、N/1
0-NaOH 0.8mlおよびN/200-ポリアミンスルホンA(日
東紡社製、カチオン性高分子)を正確に5mlを滴下し、1
分間、攪拌を続けた。pHメーターでpHが10.0〜10.2の間
に入っていることを確認した。pHがこの範囲に入らなけ
れば少量のN/10-NaOH・N/10-HCLで調整した。 (3)次に、(2)の溶液に(1)で得られた溶液を正
確に5ml滴下し、さらに5分間攪拌したのち、トルイジ
ンブルー指示薬を2〜3滴加えた。 (4)N/400-ポリビニルスルホン酸カリウム溶液で滴定
した。終点は、青色が赤紫色に変色し、30秒間赤紫色を
保持する点とした。滴定量をA mlであった。別に空試験
[(2)〜(4)]を行い、その滴定量をB mlであった。 (5)アニオン高分子のアニオン当量は、下記式(I) アニオン当量(meq/g)=50×(A−B)×f/(W×a/100) (I) (式中、A、B、Wは(1)および(4)で得られた値を
表し、fは、N/400-ポリビニルスルホン酸カリウム溶液
のファクターを表し、aはアニオン高分子の固形分
(%)を表す。)で得られた値である。
【0025】(カチオン当量の測定例) (1)100mlメスフラスコにカチオン性高分子の固形分
が100〜200mgとなるように精秤し(この時の重量をV mg
とする)、約30mlのイオン交換水を加えてよく膨潤さ
せ、イオン交換水で正確に100mlに希釈し、メスフラス
コを転倒させ、濃度を均一にしながら、回転子を入れて
約2時間溶解した。 (2)200mlの三角フラスコに95mlのイオン交換水およ
び(1)で得られた溶液を正確に5ml滴下し、さらに1
分間攪拌したのち、N/10-HCL数滴を加えてpHを2.9〜3.
0に調整し、トルイジンブルー指示薬を2〜3滴加え
た。 (3)N/400-ポリビニルスルホン酸カリウム溶液で滴定
した。終点は、青色が赤紫色に変色し、30秒間赤紫色を
保持する点とした。滴定量をC mlであった。別に空試験
[(2)]を行い、その滴定量をD mlであった。 (4)カチオン高分子のカチオン当量は、下記式(II) カチオン当量(meq/g)=50×(C−D)×f/(V×b/100) (II) (式中、C、D、Vは(1)および(3)で得られた値で
あり、fは、N/400-ポリビニルスルホン酸カリウム溶液
のファクターを表し、b はカチオン高分子の固形分
(%)を表す。)で得られた値である。
【0026】(疎水性のアニオン性高分子の製造例)容
器にアセトン90.0部、無水マレイン酸64.1部
(0.653モル比)、α−メチルスチレン77.2部
(0.653モル比)を仕込み、75℃まで昇温、攪拌
したのち、70%過酸化ベンゾイル溶液4部を添加し、
アセトン還流下で20時間保温した。次に、還流しなく
なるまで冷却したのち、アセトン134部を追加して希
釈、攪拌し、温度55℃で攪拌しながら、11%水酸化
ナトリウム水溶液360部を1時間かけて滴下した後、
アセトンの留去した。得られた共重合体水溶液を水酸化
ナトリウムと水でpHと固形分濃度の調整し、固形分3
5%、pH10、粘度600mPa・s、アニオン当量7.
3meq/gのアニオン性高分子の微濁粘稠液体508
部を得た。このアニオン性高分子をA液とした。
【0027】(実施例1) <アニオン性高分子とカチオン性高分子との混合物であ
る一時性湿潤紙力増強剤の調製>スミレーズレジン78
4S(固形分15%、カチオン当量2.2meq/g、
ジアリルアミンとアクリルアミドとの共重合体、アルデ
ヒド基含有量0%、住友化学工業(株)製、以下、78
4Sという)9.8部、水174.4部を加え、攪拌し
ながら、前記のA液1部を加え、さらに、アニオン当量
/カチオン当量の比率が0.7/1.0である固形分1
%の一時性湿潤紙力増強剤を得た。
【0028】<パルプ調製>乾燥した針葉樹晒クラフト
パルプと広葉樹晒クラフトパルプをそれぞれ1/1の比
率でナイヤガラ式ビーターを用いて叩解し、カナダ標準
濾水度407ml・固形分20g/1000mlのパルプスラリー40
容量部を得た。その後パルプ固形分が4 g/1000mlとな
るまで希釈したもの1容量部に、A液の固形分がパルプ
固形分に対して1%となるようにA液を添加し、TAPPI
標準角型自動抄紙機(80メッシュ金網・抄紙水温35℃)
を用いてシート化した。さらに得られたシートを110℃
×4分間乾燥し、坪量63g/m2の紙試料1を得た。
【0029】(実施例2)一時性湿潤紙力増強剤とし
て、784S 6.5部、水6.0部、A液1部を用い
て固形分10%になるように調整した一時性湿潤紙力増
強剤(アニオン当量/カチオン当量=1.0/1.0)
を使用した以外は、すべて実施例1と同様の実施して、
坪量63g/m2の紙試料2を得た。
【0030】(実施例3)一時性湿潤紙力増強剤とし
て、784S 33.3部、水26.6部、カルボキシ
ル基含有スチレン・ブタジエンラッテクス(固形分50
%、日本A&L(株)製、以下、SBRという)10部
を用いて固形分15%になるように調整した一時性湿潤
紙力増強剤を使用した以外は、すべて実施例1と同様の
実施して、坪量63g/m2の紙試料3を得た。
【0031】(実施例4)乾燥した針葉樹晒クラフトパ
ルプと広葉樹晒クラフトパルプをそれぞれ1/1の比率
でナイヤガラ式ビーターを用いて叩解し、カナダ標準濾
水度407ml・固形分20g/1000mlのパルプスラリー40容
量部を得た。その後パルプ固形分が4 g/1000mlとなる
まで希釈したもの1容量部に、予め10倍希釈した78
4S 1.33部を添加し、続いて、予め10倍希釈し
たA液0.57部を逐次添加した。ここで、パルプの固
形分に対して、アニオン性高分子とカチオン性高分子の
合計固形分、すなわち一時性湿潤紙力増強剤の固形分は
1%であり、アニオン当量/カチオン当量=2.8/
1.0であった。続いて、実施例1と同様にシート化し
たのち乾燥し、坪量62g/m2の紙試料4を得た。
【0032】(実施例5)一時性湿潤紙力増強剤とし
て、予め10倍希釈した784S 1.95部、予め1
0倍希釈したA液0.3部を用いた以外は、すべて実施
例4と同様の実施して、坪量63g/m2の紙試料5を得
た。ここで、パルプの固形分に対して、一時性湿潤紙力
増強剤の固形分は1%であり、アニオン当量/カチオン
当量=1.0/1.0であった。
【0033】(実施例6)乾燥した針葉樹晒クラフトパ
ルプと広葉樹晒クラフトパルプをそれぞれ1/1の比率
でナイヤガラ式ビーターを用いて叩解し、カナダ標準濾
水度350ml・固形分20g/1000mlのパルプスラリー40容
量部を得た。次に、パルプ固形分が4 g/1000mlとなる
まで希釈したもの1容量部に、予め10倍に希釈した7
84S 1.95部を添加し、続いて、予め10倍に希
釈したA液0.3部を添加した。ここで、一時性湿潤紙
力増強剤としては、アニオン当量/カチオン当量=1.
0/1.0であり、該剤の固形分はパルプ固形分に対し
て1%であった。続いて、実施例1と同様にシート化し
たのち乾燥し、坪量68g/m2の紙試料6を得た。
【0034】(実施例7)A液の代わりにCGC-201NF
(固形分40%、スチレン、N-ブチルアクリレートおよび
2-メタクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムク
ロライドの共重合体、中央理化工業(株)製、カチオン
当量2.0meq/g、アルテ゛ヒト゛基含有量0%)0.7
8部を使用した以外は、すべて実施例6と同様の実施し
て、坪量66g/m2の紙試料7を得た。
【0035】(比較例1)実施例6と同様にして得られ
たパルプスラリーの希釈したもの1容量部に、予め10
倍に希釈した784S 2.67部を添加し、続いて、
予め10倍に希釈したスミレーズレジンA−215(固
形分15%、アニオン当量1.0g/m2、アルデヒド含有
量0%、ポリアクリルアミド・アクリロニトル共重合
体、住友化学工業(株)製、以下、A−215という)
1.96部を添加した。ここで、湿潤紙力剤としては、
アニオン当量/カチオン当量=1.0/1.0であり、
該剤の固形分はパルプ固形分に対して1%であった。続
いて、実施例1と同様にシート化したのち乾燥し、坪量
66g/m2の紙試料8を得た。
【0036】(比較例2)紙力増強剤として予め10倍
に希釈したA液1.14部のみを用いた以外は、すべて
実施例1と同様の実施して、坪量66g/m2の紙試料9を
得た。
【0037】(比較例3)湿潤紙力剤として784Sを
予め10倍に希釈したのち、2.67部のみを用いた以
外は、すべて実施例6と同様の実施して、坪量61g/m2
の紙試料10を得た。
【0038】(比較例4)湿潤紙力剤が予め10倍に希
釈したA−215 2.67部のみを用いた以外は、す
べて実施例1と同様の実施して、坪量66g/m2の紙試料
11を得た。
【0039】(比較例5)湿潤紙力剤を全く使用しなか
った以外には、実施例6と同様に実施して、坪量63g/
2の紙試料12を得た。
【0040】(比較例6)湿潤紙力剤を全く使用しなか
った以外には、実施例1と同様に実施して、坪量64g/
2の紙試料13を得た。
【0041】(比較例7)通常の湿潤紙力剤であるスミ
レーズレジン675(固形分25%、ジエチレントリア
ミンとアジピン酸との共重合体、カチオン当量4.0m
eq/g、アルデヒド含有量0%、住友化学工業(株)
製、以下、675という)のみを予め10倍に希釈した
のち、1.6部を用いた以外は、すべて実施例6と同様
の実施して、坪量62g/m2の紙試料14を得た。
【0042】(比較例8)通常の湿潤紙力剤である67
5のみを予め10倍に希釈したのち、1.6部を用いた
以外は、すべて実施例1と同様の実施して、坪量67g/
2の紙試料15を得た。
【0043】(紙試料のステキヒトサイズ度)実施例1
〜7および比較例1〜8で得られた紙試料1〜15を用
いて、JIS P8122-76に準拠してステキヒトサイズ度を
測定し、結果を実施例については表1に、比較例につい
ては表2にまとめた。
【0044】(裂断長)実施例1〜7および比較例1〜
8で得られた紙試料1〜15を用いて、JIS P8113に準
拠して乾燥時の裂断長(km)を測定した。裂断長(km)
が大きいほど強い紙力を有している。また、紙試料を水
に浸漬して5秒以内の裂断長を測定するとともに、湿潤
直後の裂断長(km)として測定し、乾燥時の裂断長に対
する湿潤直後の裂断長の割合を残留率(%)として合わ
せて求めた。さらに、紙試料を水に浸漬して5分後の裂
断長を測定するとともに、湿潤5分後の裂断長(km)と
して測定し、乾燥時の裂断長に対する湿潤5分後の裂断
長の割合を残留率(%)として合わせて求めた。これら
の結果を実施例については表1に、比較例については表
2にまとめた。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明の一時性湿潤紙力を有する紙は、
乾燥時および水分接触直後には、優れた湿潤紙力を有
し、水分と接触してから5分後の裂断長は乾燥時の裂断
長に対して著しく低下するという、優れた一時性湿潤紙
力増強効果を奏する。このような優れた特性から、本発
明の紙は、トイレなどに排水可能なトイレットペーパ
ー、タオルペーパー、ティッシュ、トイレ雑巾などに使
用し得る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニオン性高分子とカチオン性高分子とを
    含有し、アニオン性高分子及びカチオン性高分子の少な
    くとも1つの高分子が、炭素数6以上の単量体単位を含
    有する高分子であることを特徴とする一時性湿潤紙力増
    強剤。
  2. 【請求項2】アニオン性高分子が、アニオン性官能基を
    有する単量体単位を含有するアニオン性高分子であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の一時性湿潤紙力増強
    剤。
  3. 【請求項3】カチオン性高分子が、カチオン性官能基を
    有する単量体単位を含有するカチオン性高分子であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の一時性湿潤紙力
    増強剤。
  4. 【請求項4】アニオン性高分子のアニオン当量が0.1meq
    /g以上であり、かつ、カチオン性高分子のカチオン当
    量が0.1meq/g以上であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の一時性湿潤紙力増強剤。
  5. 【請求項5】一時性湿潤紙力増強剤におけるアニオン性
    高分子のアニオン当量とカチオン性高分子のカチオン当
    量との比が、アニオン当量/カチオン当量=0.1〜5
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の一時性湿潤紙力増強剤。
  6. 【請求項6】アニオン性高分子及びカチオン性高分子の
    少なくとも1つの高分子が炭素数6以上の単量体単位を
    20モル%以上含有することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の一時性湿潤紙力増強剤。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の一時性湿
    潤紙力増強剤を含有することを特徴とする紙。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の一時性湿
    潤紙力増強剤を使用することを特徴とする紙の一時性湿
    潤紙力を増強する方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320688A (ja) * 2005-04-19 2006-11-30 Oji Nepia Kk 洗浄便座用トイレットロール
JP2008285791A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Seiko Pmc Corp 紙用添加剤およびそれを使用した製紙方法

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