JP2002275039A - 整髪剤組成物 - Google Patents

整髪剤組成物

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JP2002275039A
JP2002275039A JP2001081407A JP2001081407A JP2002275039A JP 2002275039 A JP2002275039 A JP 2002275039A JP 2001081407 A JP2001081407 A JP 2001081407A JP 2001081407 A JP2001081407 A JP 2001081407A JP 2002275039 A JP2002275039 A JP 2002275039A
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JP
Japan
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hair
wax
present
weight
dressing composition
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JP2001081407A
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Inventor
Mitsunori Asano
光範 浅野
Naoshi Kito
直志 鬼頭
Kenichi Morita
健一 森田
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Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】髪に塗布する時に、毛髪に対してツヤを抑え、
セット保持性に優れ、さらに再整髪性に優れた新規な整
髪剤組成物を提供する。 【構成】 以下の成分(A)及び(B)から整髪剤組成
物を構成する。 (A)水膨潤性粘土鉱物 0.1〜10.0重量% (B)ロウ類 1.0〜30.0重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整髪剤、特にワッ
クス状整髪剤に関し、毛髪に対してツヤを抑え、セット
保持性に優れ、さらに再整髪性に優れた整髪剤に関する
ものである。なお、本発明においてワックス状整髪剤と
は、通常整髪剤を使用する温度範囲で流動性がなく、固
化している(ペースト状を含む)ものをいう。
【0002】
【従来の技術】従来より整髪剤のタイプとして一般に用
いられているものとしては、セット樹脂膜により整髪す
るムース、ヘアスプレー、ジェル、セットローション等
と、主として固形ワックスの整髪力を用いるヘアチッ
ク、ポマード、ヘアクリーム等がある。これらのうち、
セット樹脂膜を利用して整髪するタイプは、髪のセット
保持力に優れ、比較的べたつきも少ない使用性を有する
が、髪表面を接着してしまうため、手櫛(手のひらを髪
の間に入れ、指を櫛の代わりに使う。)が効かず、自然
な動きや髪の流れに欠ける。また、最近では、ツヤを抑
えたドライな質感で、軽やかな毛束のあるラフなスタイ
ルをつくる傾向があり、固形ワックスの硬さを整髪力と
して利用したものは、ナチュラルなセット力がある反
面、髪のべたつきが大きいという欠点がある。いずれに
対しても従来の整髪剤は、塗布面が均一な膜で覆われて
いるため、一方向に光が反射されツヤが出る。また、本
発明の整髪剤と構成的に類似する技術としては、水膨潤
性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性
剤と非イオン界面活性剤とで処理して得られる有機変性
粘土鉱物と、水溶性高分子と高分子シリコーンの1種又
は2種以上とを含有することを特徴とする毛髪化粧料
(特開平5−246824公報)がある。しかしなが
ら、これは、毛髪に対して使用性には優れてはいるが、
ツヤを抑えるものではない。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、この
ような事情に鑑み、水膨潤性粘土鉱物及びロウ類を使用
することにより、毛髪に対してツヤを抑え、セット保持
性に優れ、さらに再整髪性に優れた整髪剤整髪剤組成物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明は、下記成分(A)及び
(B)を含有することを特徴とする整髪剤組成物であ
る。 (A)水膨潤性粘土鉱物 0.1〜10.0重量% (B)ロウ類 1.0〜30.0重量%
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の整髪剤は、前述したよう
に、水膨潤性粘土鉱物及びロウ類を使用することによ
り、毛髪に対してツヤを抑え、セット保持性に優れ、さ
らに再整髪性に優れた整髪剤組成物である。
【0006】本発明において使用する水膨潤性粘土鉱物
はモンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、ジ
メチルステアリルアンモニウムベントナイト、ジメチル
ステアリルアンモニウムヘクトライト及びベンジルジメ
チルステアリルアンモニウムヘクトライト等が挙げられ
る。これらは、単独、あるいは組み合わせて使用しても
よい。このうち特に好ましいものはモンモリロナイト及
びベントナイトである。水膨潤性粘土鉱物の配合量とし
ては、0.1〜10.0重量%が好ましく、より好まし
くは1.0〜7.0重量%である。0.1重量%未満で
は髪のツヤを抑えることができなく、10.0重量%を
超えるとべたつきがでて使用性に劣るため使用し難い。
【0007】本発明において使用されるロウ類は融点が
55℃以上のワックスを指し、例えばキャンデリラロ
ウ、カルナバロウ、ミツロウ等の植物性ワックスや、パ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、セ
レシン等の合成ワックスエステルが挙げられる。これら
は、単独、あるいは組み合わせて使用してもよい。この
うち特に好ましいものはキャンデリラロウ及びマイクロ
クリスタリンワックスである。ロウ類の配合量として
は、0.1〜30.0重量%が好ましく、より好ましく
は1.0〜10.0重量%である。0.1重量%未満で
は、セット力が劣り、30.0重量%を超えると固化し
過ぎてべたつきがある。
【0008】また、上記のロウ類はその他の固形油分と
組み合わせて用いることが望ましい。組み合わせる固形
油分としては、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル等の高級アルコールや、ラウリン酸、ミリスチン酸、
ステアリン酸等の高級脂肪酸等が挙げられる。
【0009】また、本発明における整髪剤組成物には、
非イオン界面活性剤を1種以上配合することができる。
非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ
油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。
このうちモノステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂
肪酸エステルが好ましい。これら非イオン界面活性剤は
単独あるいは組み合わせて使用してもよい。
【0010】また、本発明における整髪剤組成物には、
油剤を1種以上配合することができる。油剤としては、
α−オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、ワセリン
などの炭化水素油、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル、トリ(カプリル・カプロン酸)グリセリル、ジペン
タエリスリット脂肪酸エステル等のエステル油、ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の
シリコーン油、ラノリン、液状ラノリン、シア脂、ヒマ
シ油、オリーブ油、椿油、ホホバ油等の天然動植物油等
が挙げられる。これらの油剤の配合量は0.1〜30.
0重量%であり、好ましくは5〜15重量%である。
【0011】また、本発明における整髪剤組成物には、
微粒子粉末を1種以上配合することができる。微粒子粉
末としては、シリカ、マイカ、セリサイト、タルク、酸
化チタン等が挙げられる。これらは、単独、あるいは組
み合わせて使用してもよい。このうち特に好ましいもの
は酸化チタンである。微粒子粉末の配合量としては、
0.01〜2.0%が好ましく、より好ましくは0.1
〜1.0重量%である。
【0012】また、本発明における整髪剤組成物には上
記成分に加えて、一般的な整髪剤組成物において用いら
れる公知の添加剤を配合することができる。例えば、カ
ルボキシビニルポリマーやヒドロキシエチルセルロー
ス、キサンタンガム等の増粘剤、グリセリンやプロピレ
ングリコール等の多価アルコール、ポリビニルピロリド
ンやアクリル樹脂アルカノールアミン液等の毛髪固定用
高分子、タンパク加水分解物、グリシンやアラニン等の
アミノ酸、防腐剤、紫外線吸収剤、着色剤、香料等が挙
げられる。これらの添加剤は単独あるいは組み合わせて
使用してもよい。
【0013】本発明の整髪剤組成物は、ヘアクリーム、
ヘアワックス等の形態とすることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係わる整髪剤組成物の効果
を実施例、比較例を挙げることにより、一層明確にす
る。但し、この発明は以下の実施例により限定されるも
のではない。尚、各成分の量は重量%である。
【0015】実施例1〜4、比較例1〜5 表1、表2に示すヘアワックスを調製し、ツヤ消し効
果、セット保持性、再整髪性を評価した。
【0016】表1及び表2に示す(1)〜(10)及び
(15)を80℃〜90℃で攪拌溶解して油相部とし、
(11)〜(14)及び(16)を80℃〜90℃で攪
拌溶解して水相部とする。油相部に水相部を加えて乳化
させた後冷却し、試料を得た。
【0017】10名の専門パネラーを対象に、実際に使
用してもらい、ツヤ消し効果、セット保持性、再整髪性
の3項目について評価した。
【0018】非常に良い:100〜90点 良い:70〜80点 普通:50〜60点 悪い:30〜40点 非常に悪い:10〜20点
【0019】<評価基準>得られた得点を下記基準でラ
ンク分けした結果を表1及び2に示した。 ◎:総得点平均が80点以上 ○:総得点平均が60点以上 △:総得点平均が40点以上 ×:総得点平均が40点未満
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表1及び表2より、(A)及び(B)成分
を前記特定量配合したときにはじめて、ツヤ消し効果、
セット保持性、再整髪性のすべてが満足できることが分
かる。
【0023】
【発明の効果】本発明によって、容易に毛髪のツヤを抑
え、セット保持性に優れ、かつ再整髪性に優れた整髪剤
組成物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA081 AA082 AA121 AB242 AB441 AB442 AC012 AC072 AC122 AC242 AC422 AC542 AD022 AD512 CC32 DD22 DD31 EE28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分(A)及び(B)を含有する
    ことを特徴とする整髪剤組成物。 (A)水膨潤性粘土鉱物 0.1〜10.0重量% (B)ロウ類 1.0〜30.0重量%
JP2001081407A 2001-03-21 2001-03-21 整髪剤組成物 Pending JP2002275039A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102056A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Mandom Corp ジェル状整髪剤用組成物
WO2014157563A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社マンダム 整髪剤組成物

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