JP2002274315A - イニシエータ及びガス発生器 - Google Patents
イニシエータ及びガス発生器Info
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- JP2002274315A JP2002274315A JP2001080974A JP2001080974A JP2002274315A JP 2002274315 A JP2002274315 A JP 2002274315A JP 2001080974 A JP2001080974 A JP 2001080974A JP 2001080974 A JP2001080974 A JP 2001080974A JP 2002274315 A JP2002274315 A JP 2002274315A
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- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Abstract
と、このイニシエータを備えたガス発生器を提供する。 【解決手段】 イニシエータ60により仕切部材58内
の点火剤68に点火され、この点火剤68の反応ガスに
よりガス発生剤70が反応し、ガスがフィルタ72を通
り、ガス噴出口52cから噴出する。イニシエータ60
は、イニシエータ本体62と筒状のホルダ64とからな
り、両者のテーパ面62c,64dの間にガスケット6
5が介在されている。ホルダ64に設けられた凸部64
eにイニシエータ本体62の底面62bが当接し、その
位置決めがなされている。
Description
込むのに好適なイニシエータと、このイニシエータを組
み込んだガス発生器とに関するものである。
装置が設置されている。このエアバッグ装置は、エアバ
ッグと、インフレータと通称されるガス発生器等を備え
ている。自動車が衝突等の緊急事態に遭遇すると、ガス
発生器が作動してエアバッグが膨張し、乗員を受け止め
る。
を参照して説明する。このエアバッグ装置は運転席用エ
アバッグ装置であり、リテーナ10はエアバッグ12が
取り付けられる主板面14と、該主板面14の縁部から
後方(即ち乗員と反対方向)に起立する起立片16より
なるモジュールカバー取付部とを有している。エアバッ
グ12は折畳まれた状態にてモジュールカバー18に被
われている。モジュールカバー18は、その側面の脚片
部18Lが前記リテーナ10の起立片16に対しリベッ
ト20により固着されている。
れたインフレータ設置用開口26からエアバッグ12内
に上端側が入り込むようにしてリテーナ10に固着され
ている。28は押えリングと称されるエアバッグ取付部
材であり、該押えリング28と主板面14の開口26の
縁部との間でエアバッグ12の開口縁部を挟持し、これ
によってエアバッグ12がリテーナ10に固定されてい
る。該押えリング28にはボルト30が固着されてお
り、このボルトが、エアバッグ12の開口縁部、リテー
ナ主板面14及びインフレータ24のフランジ24aに
設けられたボルト挿通孔に挿通され、ナット32が該ボ
ルト30に締め込まれている。
のモジュールカバーを開裂させるためのテアライン34
が設けられている。
出作動してエアバッグ12が膨張すると、モジュールカ
バー18がテアライン34に沿って開裂し、エアバッグ
12が運転席乗員とステアリングホイールとの間に大き
く展開する。
ハウジング37及び下側ハウジング38よりなる容器を
備え、この容器内に円筒状のブースタチューブ(仕切部
材)39が設置されている。この仕切部材39の内側に
点火剤(ブースタプロペラント)40が収容され、仕切
部材39の外周側にガス発生剤(メインプロペラント)
42が収容されている。仕切部材39の一端は下側ハウ
ジング38の底面から下方に突出している。
タ44が設置されている。このイニシエータ44は、プ
ロペラント及び該プロペラントに点火するためのワイヤ
リボン等よりなるヒータを内蔵すると共に、このヒータ
に通電するコネクタ44c接続用のコネクタピン(図示
略)を有したイニシエータ本体44aと、このイニシエ
ータ本体44aを取り巻いているホルダ44bとを備え
ている。
てイニシエータ本体44aに通電することによりイニシ
エータ44から高温のガスが噴出し、この高温ガスによ
り点火剤40が点火される。
材39の開口45から噴出してガス発生剤42が点火
し、大量のガスが急速に発生し、このガスがメッシュ等
よりなるフィルタ46を通り、開口48を通ってガス発
生器24外に噴出し、エアバッグ12を膨張させる。
タ44にあっては、図3の通り、イニシエータ本体44
aの下端側はテーパ状となっており、ホルダ44bには
このイニシエータ本体44aのテーパ面を受承するテー
パ面が設けられている。そして、これらのテーパ面同士
の間に、ガス漏出防止用のガスケット(図示略)が介在
されている。
スケットを過度に強く圧迫すると、イニシエータ本体4
4aのコネクタピンのホルダ44bからの突出長さが設
計予定値よりも過大となる。一方、ガスケットの圧迫が
不足したときには、コネクタピンの突出長さが過小とな
ると共にガスシール特性が不足するようになる。このよ
うに、ガスケットの圧迫の過不足はいずれもイニシエー
タ製品を不良品とするものであるところから、従来のイ
ニシエータは製造歩留りが若干低いという短所があっ
た。
作が容易で製造歩留りの高いイニシエータと、このイニ
シエータを組み込んだガス発生器とを提供することを目
的とする。
は、通電によりガスを発生するイニシエータ本体と、該
イニシエータ本体を取り巻いて保護するホルダとを有す
るイニシエータにおいて、該ホルダに、該イニシエータ
本体の一端面を支承する内方への凸部を設けたことを特
徴とするものである。
凸部にイニシエータ本体の一端が支承されるため、ホル
ダに対してイニシエータ本体が位置決めされるようにな
り、イニシエータの製作誤差が極めて小さくなり、イニ
シエータの製造歩留りが向上する。
に係合するテーパ面が設けられ、これらのテーパ面同士
の間にガスケットが介在される場合にあっては、イニシ
エータ本体とホルダとの相対的な位置関係が高精度にて
定まるところからガスケットの圧迫が必ず適正となり、
イニシエータの製造歩留りが著しく向上する。そして、
これによりイニシエータの製造原価が低減される。
したケーシングと、該ケーシング内に配置されたガス発
生剤と、該ガス発生剤のガス発生反応を開始させるため
のイニシエータとを有するガス発生器において、該イニ
シエータとしてかかる本発明のイニシエータを用いたも
のである。かかるガス発生器は、イニシエータのコスト
低減により製造原価が低いものとなる。
の実施の形態について説明する。図1は本発明のガス発
生器の実施の形態を示す断面図、図2は図1の要部拡大
図である。
2及び下側ハウジング54よりなるケーシングと、一部
が該下側ハウジング54から突出した円筒状の仕切部材
58とを有する。
52aと、該天板部52aの周縁から下方に垂下する周
壁部52bとを有しており、この周壁部52bにガス噴
出口52cが複数個設けられている。
の周壁部52bと同軸的に配置されており、該仕切部材
58の上端面が天板部52aに対しプロジェクション溶
接等の溶接により固着されている。但し、この固着は溶
接に限定されるものではない。この仕切部材58の上部
には、ガス噴出口58aが複数個設けられている。
54aと、該底板部54aの周縁から上方に起立する周
壁部54bとを有している。該周壁部54bの上縁は外
方に向かって徐々に拡開し、フランジ部54cに連なっ
ている。このフランジ部54cは、ケーシングの外周に
張り出す略正方形状のものであり、その4隅にボルト又
はリベット等の挿通孔が設けられている。
設けられており、前記仕切部材58が該開口54eに挿
通されている。この開口54eの端部から上方に環状部
56が突設されている。この実施の形態では、環状部5
6は底板部54aにバーリング加工を施すことにより形
成されているが、環状部56の形成方法はこれに限定さ
れるものではない。
内に配置され、下端近傍部分のみが該開口54eを通っ
て下方に突出している。この仕切部材58内の下部にイ
ニシエータ60が挿入されている。このイニシエータ6
0は、イニシエータ本体62と、このイニシエータ本体
62に外嵌した略筒状のホルダ64とからなる。
は、その内部にプロペラントと、該プロペラントに点火
するためのワイヤリボンとが設けられており、このワイ
ヤリボンにコネクタピン62aが導通している。このコ
ネクタピン62aはイニシエータ本体62の底面62b
から突出している。イニシエータ本体62の下部には、
この底面62bに近づくほど縮径する形状のテーパ面6
2cが設けられている。
有した下筒部64bと、イニシエータ本体62に外嵌し
た上筒部64cとを有している。このホルダ64は、例
えばナイロン等の合成樹脂製とされるが、材質はこれに
限定されるものではない。この上筒部64cの内周面に
は、下筒部64bに近づくほど縮径するテーパ面64d
が設けられている。このテーパ面64dは前記イニシエ
ータ本体62のテーパ面62cと対面しており、両者の
間に環状のガスケット65が介在されている。
であって、上筒部64cと下筒部64bとの境界部分に
は、内方に突出する凸部64eが設けられている。この
凸部64eはホルダ64の内周の全周にわたって設けら
れているが、部分的に突出する突起状であってもよい。
が該凸部64eに当接され、これにより上下方向(筒状
のホルダ64の軸心線方向)において位置決めされてい
る。なお、イニシエータ60を組み立てるに際しては、
ホルダ64にガスケット65を介在させつつイニシエー
タ本体62を挿入し、底面62bを凸部64eに当接さ
せた後、ホルダ64の上筒部64cの上端部を内方へカ
シメ等により変形させ、イニシエータ本体62の外周の
段部62dを押え付け、イニシエータ本体62を固定す
る。
エータ本体62が凸部64eに当接して位置決めされて
いるため、ピン62aの上下方向位置(ホルダ凸部64
eからの下方への突出長さ)も正確に設計通りとなる。
また、テーパ面62c,64dの間隔も高精度にて設計
通りとなり、ガスケット65の圧迫力は正確に設計通り
となる。
着溝が設けられ、該シールリング装着溝内にシールリン
グ64fが配置されている。このシールリング64fと
しては、例えば耐熱性のゴム等よりなるOリングが用い
られる。このシールリング64fが仕切部材58の内周
面に気密に接している。
bがカシメ加工等により形成され、ホルダ64の下端の
段部64aが該鍔部58bに係止されている。図示は省
略するが、イニシエータ本体62の下端のピン62aに
コネクタが接続される。
低融点の金属などよりなるエンハーサカップ66が配置
され、このエンハーサカップ66内に点火剤(ブースタ
プロペラント)68が配置されている。イニシエータ6
0に通電されると、このブースタプロペラントが反応を
開始する。エンハーサカップ66内の温度及びガス圧が
十分に高くなった段階で、エンハーサカップ66が破
れ、ガスがガス噴出口58aを通って噴出し、ガス発生
剤(メインプロペラント)70に吹き付けられ、該ガス
発生剤70がガス発生反応を開始する。なお、点火剤及
びガス発生剤としてはアジ化ナトリウム等を用いること
ができるが、これに限定されるものではない。
ィルタ72との間に充填されている。このフィルタ72
は、金属ワイヤのネットやメッシュをプレス成形等によ
り円環形に固めたものである。このフィルタ72の外周
面に沿って、パンチングメタルなどの多孔板よりなる環
状のフィルタホルダ74が配置されている。
の上部との間には、中心孔付きの略円板状のフィルタ位
置決め部材76が配置されている。
板状のスパッタシールド78が外嵌しており、該スパッ
タシールド78の上側にクッション80が配置されてい
る。ガス発生剤70は、これらのフィルタ位置決め部材
76とクッション80との間に配置されている。
例えば前記図4のようにエアバッグ装置に組み込まれ
る。図4は運転席用エアバッグ装置であるが、このガス
発生器は助手席用、後席用、サイド用、頭部保護用など
各種のエアバッグ装置に適用できる。
通電することにより、点火剤68が点火され、発生した
ガスが仕切部材58の開口58aを通って噴出し、ガス
発生剤70をガス発生反応させる。これにより、大量の
ガスが発生し、このガスがフィルタ72及び上側ハウジ
ング52の開口52cを通って噴出し、エアバッグを膨
張させる。
は、イニシエータ本体62のホルダ64に対する位置決
め精度が高く、ピン62aの突出長さが適正となり、製
造歩留りが高いものとなる。また、製造が容易である。
さらに、ガスケット65の圧迫が設計通りであり、イニ
シエータ60の作動時のガスリークが確実に防止され
る。加えて、凸部64eがイニシエータ本体62の底面
62bを直に支承しているので、イニシエータ本体62
のホルダ64への固定強度もきわめて高い。
発明は上記以外の形態をもとりうる。例えば、図1では
ガス発生器は1個のイニシエータ60を備えたものとな
っているが、2個以上のイニシエータ60を備えた多段
型(マルチステージ型)のガス発生器にも本発明を適用
できる。
には、ピン62aに差し込まれるコネクタの向きを一義
的なものとするためにフューチャーと称される位置決め
用の凸所又は凹所が設けられる。上記実施の形態では、
底面62bにホルダ64の内方凸部64eが係合するの
で、フューチャーとしては底面62bから凹陥する凹所
が好適である。
いイニシエータを高歩留りにて製造することができ、製
造原価の低いイニシエータと、このイニシエータを備え
たガス発生器が提供される。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 通電によりガスを発生するイニシエータ
本体と、該イニシエータ本体を取り巻いて保持するホル
ダとを有するイニシエータにおいて、該ホルダに、該イ
ニシエータ本体の一端面を支承する内方への凸部を設け
たことを特徴とするイニシエータ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ホルダ及びイニ
シエータ本体の一端側には、それぞれ前記一端面に近づ
くほど縮径するテーパ面が設けられており、これらのテ
ーパ面がガスケットを介して重なっていることを特徴と
するイニシエータ。 - 【請求項3】 ガスの噴出口を有したケーシングと、該
ケーシング内に配置されたガス発生剤と、該ガス発生剤
のガス発生反応を開始させるためのイニシエータとを有
するガス発生器において、該イニシエータが請求項1又
は2に記載のイニシエータであることを特徴とするガス
発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080974A JP2002274315A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | イニシエータ及びガス発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080974A JP2002274315A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | イニシエータ及びガス発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002274315A true JP2002274315A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18937156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001080974A Pending JP2002274315A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | イニシエータ及びガス発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002274315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005095162A1 (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | ガス発生器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0627379U (ja) * | 1992-09-09 | 1994-04-12 | センサー・テクノロジー株式会社 | ガス発生器 |
JPH11500082A (ja) * | 1995-02-18 | 1999-01-06 | デイナミート ノーベル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング エクスプロジーフシュトッフ− ウント ジステームテヒニク | 車両乗員保護装置のための金属薄板構造のガス発生器 |
WO1999042339A1 (en) * | 1998-02-18 | 1999-08-26 | Autoliv Asp, Inc. | Adaptive output inflator |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080974A patent/JP2002274315A/ja active Pending
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JPH0627379U (ja) * | 1992-09-09 | 1994-04-12 | センサー・テクノロジー株式会社 | ガス発生器 |
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US7516701B2 (en) | 2004-03-30 | 2009-04-14 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Gas generator |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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