JP2002274259A - 車両用ルームミラー - Google Patents

車両用ルームミラー

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JP2002274259A
JP2002274259A JP2001080979A JP2001080979A JP2002274259A JP 2002274259 A JP2002274259 A JP 2002274259A JP 2001080979 A JP2001080979 A JP 2001080979A JP 2001080979 A JP2001080979 A JP 2001080979A JP 2002274259 A JP2002274259 A JP 2002274259A
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mirror
light
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liquid crystal
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JP2001080979A
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English (en)
Inventor
Keiko Katsumata
惠子 勝俣
Takayoshi Yamamoto
高義 山本
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の車両用ルームミラーにおいては、最近の
高い位置に設けられた前照灯の光や、HID等の高光度
の前照灯の光に対して、反射光が大きすぎ、運転者が眩
しく感ずることや目が疲れることが多くなっていた。そ
のために運転中に手動でミラーの向きを変える等危険な
場合もあった。 【解決手段】ミラー部に受光素子を設け、受光量に応じ
てミラーの反射率を変えることにより眩しく感ずること
や目が疲れることを少なくした。同時に後車からの受光
量の違いに応じて、反射率のみをミラー毎に変えること
にし、受光素子や駆動部の数を減らして費用の上昇を抑
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の車室内で運転
者の斜め上方に設けられた車両用ルームミラーに関する
ものである。
【0002】
【従来技術】車両用ルームミラーは前面にはミラーを持
ち、後面にはミラーの後面を覆ってミラーを固定すると
ともに、ルームミラーを車体に固定するステーを有する
金属又は合成樹脂製のカバーが設けられている。該ステ
ーとカバーはミラーの向きを変えられるようにピポット
等の構造を用いて接合されている。この接合部を調節す
ることにより運転者の座高や座る位置に合わせたミラー
の向きを得ている。
【0003】図4は車両用ルームミラー90の従来例
で、車両の前部ガラス付近を前後方向に切断した断面図
として示している。この図においてミラー部は91、カ
バー部が92、ステーが93で示されている。ステーの
一方端は車体の天井付近に固定されている。他端は先端
に球状の部分94を有し、カバー部の後面に設けられた
凹状の受け部95と接合している。
【0004】運転者は座席シートに座った状態でカバー
部92を持ってミラー90を動かして運転に都合が良い
位置にセットする。この時、ステー93の先端の球状部
94とカバー部の後面の受け部95とが、人間の手や足
の関節部分のような動きをなし、スムースに向き替えが
できるようになっている。
【0005】後車の前照灯の光は車両の後ろ側又は横側
のウインドウを通り、車両内を経てルームミラーに当た
り、このミラーで反射した後に運転者の目に入る。又は
主として後方の光景がルームミラーで反射した後に運転
者の目に入る。
【0006】このルームミラーと車両の外のフェンダー
やドアに設けられたバックミラーとにより、運転者は後
車の前照灯の光を検知して、後車の存在を知ったり、車
両をバックさせる時に障害物が無いかを知ることができ
る。
【0007】ルームミラーは平板状に限らず、凸面状に
なっていたり、凹面状になっていたりして、後方のより
広い範囲を見ることができるものもあるが、基本的な構
成と役割は同じものである。
【0008】ルームミラーにはこのミラーとは別に平板
状のミラーが付加されていて、顔等を見るのにも使われ
ることがある。その時に見易いように小型の照明器具を
持っているものもあるが、本発明の主題ではないので省
略する。
【0009】最近はRV車が増え、前照灯の高さが従来
に比べ高い所に設置されるような傾向にある。その結
果、運転者の目の高さよりも高い位置にあるルームミラ
ーで後車の前照灯の光を直接に捉えることが多くなって
きている。
【0010】また、HID(High Intensity Discharg
e lamp)を搭載した車両も多くなってきている。この前
照灯は通常使われてきた直流12V駆動の白熱電球に比
べ明るさが非常に大きい。従ってこの点からも運転者が
ルームミラーで後車の前照灯の光を直接に捉える量が多
くなってきている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ルームミラーでは、[0009][0010]にあるよう
に、運転者の目に入る光の量が大変多くなってきてい
る。このことは運転者が眩しさを感ずる機会が多くなっ
たことを意味する。同時にルームミラーだけでなく、フ
ェンダーやドアに設けられたミラーから反射する光量も
大きくなり、こちらからも運転者が眩しく感じることが
多くなった。
【0012】運転者が眩しいと感ずることは、後方の光
景を良く感知することができなくなるばかりではなく、
運転者の目が疲れるということである。一方で光景を感
知しにくくし、他方で目を疲れさせ易くすることは相乗
的に危険な運転になる場合が多くなるという問題を導い
てきた。
【0013】従来のルームミラーではこのような場合、
手動でミラーの向きを替えて眩しくないようにしてい
た。しかし、運転中に片手をステアリングから離して、
前方ではない部分を見ながらミラーの向きを変えること
は危険を伴うし、頻繁に変えることは面倒でもあった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる車両用ル
ームミラーは上記問題を解決するために、次のような構
成にしたものである。
【0015】発想の原点は、後方からの光量が多くなる
ならば、ミラーの反射率を自動的に少なくして、運転者
の目に無理がかからないようにすることである。
【0016】そのための反射率の変更には受光量に応じ
て反射板の前面に設けた液晶の透過率を変えてやること
とした。受光量の変化はミラー付近に設けた受光素子、
例えばフォトトランジスタやフォトダイオードを使えば
容易に検知できることである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0018】図1は本発明の正面から見たルームミラー
1の構造の要部図である。取付け部を含み基本とする部
分は従来例と同じであり、2はルームミラーの反射部、
3は反射部の表面に設けた液晶である。4はミラーの一
部に設けた受光素子で、フォトトランジスタやフォトダ
イオードである。液晶や受光素子には電源や駆動部が接
続されているが、それらは通常はプリント基板に搭載さ
れて別途設けられているので詳細は省略する。
【0019】本発明の動作の説明を行なう。後車からの
光を受光素子が受けると受光素子がフォトトランジスタ
であれば、コレクタ電流が受光量に応じて増加するの
で、コレクタに直接接続されている抵抗の両端に受光量
に応じた電圧が生じる。この電圧を液晶の電源として印
加すると液晶の透過率が変化する。一般的にはどの種類
の液晶でも印加する電圧が大きくなると透過率は大きく
なる。後車からの受光量が大きくなることはミラーでの
反射光が大きくなるので、反射量を小さくしたい。それ
には受光素子による電圧発生量が大きくなるに従い、液
晶に印加する電圧が小さくなるようにすれば良い。
【0020】図2aは駆動部の一例を示す回路図であ
る。ここでは受光素子としてフォトトランジスタ5を用
いることで説明する。フォトトランジスタのコレクタと
電源(バッテリ電圧:12V)間には抵抗6が直列に接
続されている。このフォトトランジスタ5のコレクタと
抵抗6とが接続されている部分から液晶の駆動用電源7
を取るようにする。
【0021】後車からの受光がない時はフォトトランジ
スタのコレクタ電流は0なので、抵抗6での電圧降下が
なく、7の電圧はバッテリー電圧と同じ12Vである。
この時には図3で示す液晶の透過率(縦軸)と印加電圧
(横軸)との関係からわかるように、電圧はA点であり、
液晶の透過率は100%となり、ルームミラーは100
%の反射率を示す。後車からの光を受けることによりフ
ォトトランジスタのコレクタ電流が増加すると、抵抗の
両端の電圧は増加してくる。すると抵抗6での電圧降下
により液晶の電源電圧は12Vから低下してくる。従っ
て図3の液晶の印加電圧はA点からB点、C点と移って
いく。それに連れて液晶の透過率は下がってくるのでル
ームミラーの透過率も100%から低下してくる。
【0022】このようにして、後車からの受光量が大き
い時には、受光素子で受光量を検知し、それを電圧に変
換し、液晶に印加される電圧を変化させ、液晶の透過率
を変化させ、ミラーとしての反射率を変え、運転者が眩
しくないように自動的に調整を行なう。
【0023】上記では受光素子にフォトトランジスタを
用いたが、フォトダイオードを用いても良い。この場合
はフォトダイオードと電源間に直列に抵抗を接続し、抵
抗とフォトダイオードの接続部から液晶の電源を取るよ
うにすれば良い。ここでは反射率を変える媒体として液
晶を用いた例をあげたが、液晶に限らず、ハーフミラー
の機能を有する部材を用いても良い。また、使用する液
晶はTN型、STN型、GH型等どれを選んでも同じ効
果が得られる。
【0024】ルームミラーに受光素子と駆動部を設ける
ことで説明をしたが、ルームミラーと外部に設けるフェ
ンダーミラーやドアミラーにもこれら全てを設けること
は費用の上昇を招く。そこでルームミラーにのみ受光素
子や駆動部を設けても良い。ルームミラーの方がフェン
ダーミラーやドアミラーよりも高い位置に設けられてい
るので、後車からの受光量はルームミラーの方が少なく
なるといえる。すなわち、ルームミラーでの反射光より
もフェンダー又はドアに設けたミラーでの反射光の方が
より多く目に悪影響を与える。従って、液晶に印加する
電圧をフェンダー又はドアミラーの方を低くすればミラ
ーの反射率が低くなり目への悪影響を少なくすることが
出来る。
【0025】この場合は、図2bで示した駆動部におい
て、フォトトランジスタのコレクタに接続する抵抗を6
−1,6−2と複数に分割して設け、各抵抗での電圧降
下を考慮して液晶の電源として7−1、7−2を用いれ
ば良いことである。
【0026】今後、後車からの受光量がルームミラーと
外部ミラーとが同量になるとか、逆転するようなことが
あれば、液晶の電源を同じ部分から取るとか、逆転した
位置から取るとかして対応すれば済むことである。
【0027】なお、液晶の透過率を用いる場合、図3の
特性でもわかるように、印加する電圧により透過率が0
になることがあるので、そのような電圧がかからないよ
うに回路上の工夫をしておかなければならないが、その
程度のことは容易にできることである。
【0028】
【発明の効果】従来例のルームミラーでは、最近の高い
位置に設けられた前照灯やHIDのように非常に光度の
上がった前照灯に対して眩しさを感ずる度合いが大き
く、目が疲れることが多かったが、本発明により、後車
からの光の受光量に応じてミラーの反射率を低下させた
ので、眩しさを感ずることが少なくなり、目の疲れも減
り、安全に寄与することが出来る。
【0029】また、本発明は受光量に応じてミラーの反
射率を自動的に変更させるので、従来のように運転中に
手動でミラーの向きを変更する必要がなくなり、安全で
あり、面倒さもなくなる。
【0030】各ミラーに受光素子や駆動部を設けるとコ
ストが上昇するが、ミラーの設置高さにより受光量も異
なってくるので、一つの受光素子や駆動部で、液晶の電
源電圧を異ならせて用いれば、費用の上昇を少なくする
ことも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の要部の断面図
【図2】本発明の駆動部を示す回路図
【図3】一般的な液晶の電源電圧と透過率の関係を示す
【図4】従来のルームミラーを示す断面図
【符号の説明】 1 ルームミラー 2 ルームミラーの反射部 3 液晶 4 受光素子 5 フォトトランジスタ 6 抵抗 7 液晶の電源部 90 従来例のルームミラー 91 従来例のミラー部 92 従来例のカバー部 93 従来例のステー 94 従来例の球状部 95 従来例の凹状の受け部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車室内で運転者の斜め上方に設けら
    れた車両用ルームミラーにおいて、該ミラー付近に受光
    素子を備え、該ミラーの受光素子の受光量に応じて、該
    ミラーの反射率を変更することを特徴とする車両用ルー
    ムミラー
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用ルームミラーにおい
    て、反射率の変更は反射板の前面に設けた液晶の透過率
    を変えることで行うことを特徴とする車両用ルームミラ
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用ルームミラーにおい
    て、フェンダーやドアに設けたミラーの透過率と合わせ
    て変更することを特徴とする車両用ルームミラー
  4. 【請求項4】請求項1記載の車両用ルームミラーにおい
    て、車室内のミラーの反射率がフェンダーやドアに設け
    たミラーの透過率よりも小さいことを特徴とする車両用
    ルームミラー
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014198531A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 アイシン精機株式会社 画像表示制御装置、画像表示システム、および表示ユニット

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