JP2002273728A - 樹脂の濾過装置およびそれを用いた濾過方法 - Google Patents

樹脂の濾過装置およびそれを用いた濾過方法

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敏雄 西谷
Toshiyuki Mizuno
俊行 水野
Yasushi Suetomi
泰志 末冨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーシング内の支柱外周にディスク型フィルタ
ーを多段に積層して収納し、その頂上に層流板を配し、
支柱の外部から該フィルターと該層流板を合わせてキャ
ップで固定する構造の樹脂濾過装置において、長時間滞
留して劣化した樹脂が逆流することを回避して樹脂の品
質劣化を防止できる樹脂の濾過装置と該装置を用いた樹
脂の濾過方法を提供すること。 【解決手段】ケーシング内の支柱外周にディスク型フィ
ルターを多段に積層して収納し、その頂上に層流板を配
し、支柱の外部から該フィルターと該層流板を合わせて
キャップで固定する樹脂濾過装置において、前記支柱に
設けたネジ部と前記フィルターを通過した樹脂が集合す
る部分とが連通されてなることを特徴とする樹脂の濾過
装置であり、該装置を用いた樹脂の濾過方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾過装置、例えば
ポリマーなどの高粘度樹脂中の不純物やゲル状物を除去
するために効果的に用いられる濾過装置、特にケーシン
グ内にリーフディスク型フィルターを複数枚多段に積層
して収納した構造で、上述のポリマーなどの高粘度樹脂
中の不純物やゲル状物を除去するために効果的に用いら
れる濾過装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりポリマーなどの高粘度樹脂を濾
過する装置には、図4に示すようなケーシング内10に
図5に示すようなリーフディスク型フィルターを多段に
積層して収納し、濾過面積を大きくしたものが一般に使
われている。
【0003】一枚のリーフディスクフィルターは、濾材
1を金属製のハブ部9で固定した構造を持ち、樹脂は該
リーフディスクフィルターの外部から濾材1を通過して
濾過された後、ハブ部9に設けられた通路を通って該ハ
ブの中央部から流出する構造を持つ。ここで、濾材を通
過する前の樹脂を一次側の樹脂、濾材を通過した後の樹
脂を二次側の樹脂として区別して図示すると、図5にお
いて矢印で示した如くである。
【0004】このような濾過装置では、複数枚多段に積
層したディスク型フィルターを支柱の外周に収めた後、
その頂上に層流板2が配設されることにより、入口11
から流入した樹脂は、いったん、ケーシング10の内周
側へ向いて広がって流れる結果、入口11から第1番目
のディスク型フィルターにその外周部側から樹脂が流入
する構造となっている。このようにその外周部側から樹
脂が流入する構造となっている点は、第2番目以降のデ
ィスク型フィルターにおいても同様のものとなってい
る。
【0005】また、この層流板2と複数枚多段積層した
フィルターを支柱に固定するために支柱の外部からキャ
ップ4で固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の濾過
装置では、入口から第1番目以降のディスクフィルター
のハブの内壁から出てくる濾過された樹脂は、大半が支
柱に空けられた通路を通過して6で集合し、出口12へ
押し出されるが、一部の樹脂が、支柱と層流板との隙間
7および支柱ネジ部5を通ってキャップ4と支柱3との
隙間21に流れて滞留するという現象が生ずる場合があ
ることが判明した。
【0007】このような場合、隙間7に長時間滞留した
樹脂が劣化して逆流しフィルターの2次側で合流した樹
脂へ混入するという問題があった。
【0008】フィルターの2次側で合流した樹脂は濾材
を通過して濾過された樹脂であるため、この樹脂に劣化
した樹脂が混入するとフィルター本来の濾過機能が阻害
されることとなり樹脂成形上で重大な品質劣化をもたら
すことが明らかになった。
【0009】本発明の課題は、上記のような問題点に対
し、長時間滞留して劣化した樹脂が逆流することを回避
し樹脂の品質劣化を防止することであり、この問題点に
対し鋭意努力し改善を試みた結果、本発明に至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る樹脂濾過装置は、以下の構成を有する
ものである。
【0011】すなわち、ケーシング内の支柱外周にディ
スク型フィルターを多段に積層して収納し、その頂上に
層流板を配し、支柱の外部から該フィルターと該層流板
を合わせてキャップで固定する樹脂濾過装置において、
前記支柱に設けたネジ部と前記フィルターを通過した樹
脂が集合する部分とが連通されてなることを特徴とする
ものである。
【0012】また、本発明に係る濾過方法は、樹脂を濾
過するに際して、このような濾過装置を用いたことを特
徴とする方法からなる。
【0013】このような濾過装置は、たとえば、製膜工
程での樹脂押出機と成形ダイとの間に、あるいは2台の
樹脂押出機の間などに配設して使用することができるも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る濾過装置に
ついて、望ましい実施の形態などについて図面を参照し
ながら説明する。
【0015】本発明に係る濾過装置は、ケーシング内の
支柱外周にディスク型フィルターを多段に積層して収納
し、その頂上に掃流板を配し、支柱の外部からフィルタ
ーと層流板を合わせてキャップで固定する樹脂濾過装置
である。そして、支柱に設けたネジ部とフィルターを通
過した樹脂が集合する部分とが連通されている。
【0016】図1および図2は、本発明の一実施様態に
係る濾過装置および濾過方法を示しており、図1は図2
の樹脂流入付近の一部を拡大して示した概略構成図を示
している。図1において、1はリーフディスクフィルタ
ーを、2は層流板を、3は支柱を、そして4は該フィル
ター1と層流板2を合わせて固定するキャップを示して
いる。キャップ4には雄ネジが、また、支柱頭部には雌
ネジが設けられており、支柱の外部からキャップを締め
ることによってフィルターと層流板を合わせて固定する
様態を示している。
【0017】さらに、支柱に設けたネジ部5とフィルタ
ーを通過した樹脂が集合する部分6とが連通されている
ものである。
【0018】図2の濾過装置の入口11から流入した樹
脂は層流板2に沿ってケーシング10の内壁側へ流れの
向きを変えディスクフィルター1に到達する。ディスク
フィルター1は、図5に示す基本構成を持ち、濾材部1
の外側から濾材を通過した後、ハブ部9に空けられた通
路を通った樹脂は支柱内6で集合して濾過装置の出口1
2へ向かう。
【0019】このとき、本発明に係る濾過装置において
は、特に支柱に設けたネジ部5とフィルターを通過した
樹脂が集合する部分6とが連通されているため、フィル
ター1のハブ部9を通過した樹脂の一部は支柱頭部と層
流板2との隙間7および8、さらに支柱頭部のネジ部5
を通過して支柱内6へ環流することができるのである。
この構造により、フィルターのハブ部から出た2次側の
樹脂は支柱内部で滞ることなく濾過装置の出口12へ流
れる結果、樹脂の異常な滞留による劣化を防止すること
ができる。
【0020】また、支柱の頭部に設けたネジ部5と、フ
ィルターを通過した樹脂が集合する部分6とが連通され
ているため、その解体洗浄時に洗浄液が滞ることなく支
柱の内部に浸透できるため洗浄効果が向上するものであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の濾過装置
およびそれを用いた濾過方法によれば、フィルターを一
度通過した二次側での樹脂は異常な滞留部分を持たずに
濾過装置の出口側へスムーズな流れを形成できるので、
劣化樹脂混入の少ない高品質の樹脂を成形製造すること
ができる。
【0022】また、本発明によれば、解体洗浄性が向上
するため樹脂の成形初期においても異物の少ない樹脂を
成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施様態に係る濾過装置の上部拡大
図である。
【図2】本発明の一実施様態に係る濾過装置の全体図で
ある。
【図3】本発明の課題対象となる濾過装置の上部拡大図
である。
【図4】本発明の課題対象となる濾過装置の全体図であ
る。
【図5】本発明の一実施様態に係るディスクフィルター
の断面図であり、図中の矢印は樹脂の流れ方向の概略を
示す。
【符号の説明】
1:ディスクフィルター濾材部 2:層流板 3:支柱 4:キャップ 5:支柱頭部ネジ部 6:濾材通過樹脂集合部 7:支柱と層流板の隙間 9:ディスクフィルターのハブ部 10:ケーシング 11:濾過装置入口 12:濾過装置出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内の支柱外周にディスク型フィ
    ルターを多段に積層して収納し、その頂上に層流板を配
    し、支柱の外部から該フィルターと該層流板を合わせて
    キャップで固定する樹脂濾過装置において、前記支柱に
    設けたネジ部と前記フィルターを通過した樹脂が集合す
    る部分とが連通されてなることを特徴とする樹脂の濾過
    装置。
  2. 【請求項2】樹脂を濾過するに際して、請求項1記載の
    濾過装置を用いることを特徴とする樹脂濾過方法。
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