JP2002272710A - 液体採取装置 - Google Patents

液体採取装置

Info

Publication number
JP2002272710A
JP2002272710A JP2001076333A JP2001076333A JP2002272710A JP 2002272710 A JP2002272710 A JP 2002272710A JP 2001076333 A JP2001076333 A JP 2001076333A JP 2001076333 A JP2001076333 A JP 2001076333A JP 2002272710 A JP2002272710 A JP 2002272710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
liquid
diaphragm
volume
gel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001076333A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Honda
宣昭 本田
Tetsuya Miyagishi
哲也 宮岸
Hiroaki Suzuki
博章 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2001076333A priority Critical patent/JP2002272710A/ja
Publication of JP2002272710A publication Critical patent/JP2002272710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小量の液体を簡単且つ迅速に採取すること
ができ、極めて小型且つ安価な液体採取装置を提供す
る。 【解決手段】 ハウジング11と、ハウジング11を第
1、第2のチャンバ17、18に画成する隔膜12と、
第2のチャンバ18に収容され隔膜12を変形させて第
1のチャンバ17の容積を縮小させ、特定の刺激が加え
られたときに体積変形を生じて隔膜12の変形を戻し第
1のチャンバ17の容積を拡大させて負圧を発生させる
高分子ゲル13とから成る吸入ポンプ5と、第1のチャ
ンバ17に連通接続され負圧により液体を採取する中空
針3とを備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体採取装置に関
し、特に微少量の液体の採取に好適な液体採取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロマシンの研究が盛んに行
われてきており、これに伴いDNA分析や血液成分の分
析等種々の生化学的な分析や測定を目的とした微小化学
分析システム(μTAS:Micro Total Analysis Syste
m)の研究も行われてきている。血液成分の分析として
は、酸素分圧(pO2)、二酸化炭素分圧(pCO2)、
pH等があり、これらの所謂血液ガスは、人体に異常が
発生した場合の変化が急激であるためにこれらの血液ガ
スを測定することで異常を検知することが可能である。
また、血糖値測定においては針を突き刺して滴状の血液
を採血している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、サンプル量が
微量で済み、その場で迅速に分析や測定が可能な微小化
学分析システムが要望されている。特に、糖尿病患者の
血糖値測定においては針を突き刺して滴状の血液を採取
するためにかなりの痛みを伴い苦痛であり、しかも、日
々血糖値を測定することが要求されるために患者にとっ
て大きな心理的な障壁となっていることは否めない。血
糖値の測定は、針を刺して採血する作業、採取した血を
測定器(センサ)に吸引させる作業があり、これら一連
の作業は、特に合併症等で視力の弱っている人にとって
は非常に煩わしく、難しい作業となっている。このた
め、採血と測定とを一体化して簡単に取り扱うことので
きる測定装置が望まれている。しかしながら、採血(サ
ンプリング)と測定とを一体化しようとすると、吸引ポ
ンプは、極めて小型、且つ安価で、ディスポーザブルに
する必要がある。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、微小量の液体を簡単且つ迅速に採取することがで
き、極めて小型且つ安価な液体採取装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の液体採取装置は、ハウジングと、前記ハウ
ジングを第1、第2のチャンバに画成する隔膜と、前記
第2のチャンバに収容され前記隔膜を変形させて前記第
1のチャンバの容積を縮小させ、特定の刺激が加えられ
たときに体積変形を生じて前記隔膜の変形を戻し前記第
1のチャンバの容積を拡大させて負圧を発生させる高分
子ゲルとから成る吸入ポンプと、前記第1のチャンバに
連通接続され前記負圧により液体を採取する中空針とを
備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の液体採取装置は、請求項1にお
いて、前記高分子ゲルは、初期状態において液体を吸収
して膨潤しており、特定の刺激が加えられたときに収縮
して前記吸収している液体を押し出すことを特徴とす
る。請求項3の液体採取装置は、ハウジングと、前記ハ
ウジングを第1、第2のチャンバに画成する隔膜と、前
記第2のチャンバに少なくとも1つの連通孔を有する隔
壁を介して設けられた第3のチャンバと、前記第2のチ
ャンバに充填され、前記隔膜を変形させて前記第1のチ
ャンバの容積を縮小させる液体と、前記第3のチャンバ
に収容され、特定の刺激が加えられたときに体積変形を
生じて前記隔膜の変形を戻し前記第1のチャンバの容積
を拡大させて負圧を発生させる高分子ゲルとから成る吸
入ポンプと、前記第1チャンバに連通接続され前記負圧
により液体を採取する中空針とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項4の液体採取装置は、請求項3にお
いて、前記高分子ゲルは、初期状態において収縮してお
り、特定の刺激が加えられたときに膨張して前記第2の
チャンバの液体を吸収して膨潤することを特徴とする。
請求項5の液体採取装置は、請求項1又は3において、
前記特定の刺激は、温度、光、電場、磁場、pH、有機
溶媒、糖、分子刺激の何れか1つの刺激であることを特
徴とする。
【0008】請求項6の液体採取装置は、請求項1又は
3の液体採取装置において、第1のチャンバと中空針と
の連通部に設けられ、採取した液体の成分を測定するセ
ンサを更に備えたことを特徴とする。請求項7の液体採
取装置は、請求項1、3又は6の液体採取装置におい
て、第1のチャンバと中空針の中には液体が満たされて
いないことを特徴とする。
【0009】請求項1の液体採取装置は、初期状態にお
いて吸入ポンプの高分子ゲルが膨潤しており(請求項
2)、隔膜が押し下げられて変形し第1のチャンバの容
積が小さいくなっている。そして、第1のチャンバと中
空針の中には液体が満たされていない(請求項7)。液
体採取装置は、中空針が被対象物に刺された後吸入ポン
プの高分子ゲルに特定の刺激(請求項5)が加えられる
と、当該高分子ゲルが収縮を始め(請求項2)、吸収し
ている液体を押し出す。高分子ゲルの収縮に伴い第1の
チャンバの容積が大きくなり、これに伴い第1のチャン
バが負圧となり、中空針により前記被対象物から液体が
吸入採取され、第1のチャンバ内に吸入される。
【0010】また、請求項3の液体採取装置は、高分子
ゲルが初期状態において収縮しており(請求項4)、隔
膜が押し下げられて変形し第1のチャンバの容積が小さ
いくなっている。特定の刺激(請求項5)が加えられる
と膨張を始め(請求項4)、第2のチャンバ内の液体を
吸収する。これに伴い隔膜が弾性により元の状態に復帰
し、チャンバの容積が大きくなり、これに伴い第1のチ
ャンバが負圧となり、中空針により前記被対象物から液
体が吸入採取され、第1のチャンバ内に吸入される。
【0011】中空針と第1のチャンバとの間に設けられ
たセンサは、採取された液体の成分を測定する(請求項
6)。これにより、極めて簡単に、短時間で液体成分を
測定することが可能となる。第1のチャンバと中空針の
中には如何なる液体も満たされていないことから(請求
項7)、採取した液体成分や成分測定に何ら不具合をも
たらすことはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明に係る液体採取
装置の実施形態を示す斜視図、図2は図1の矢線II―II
に沿う断面図、図3は図1の矢線III―IIIに沿う断面図
である。図1乃至図3に示すように液体採取装置1は、
略直方体状をなすハウジング2の下面2aの略中央に液
体を採取するための中空針3が垂下して設けられてお
り、上面2bの一側寄りに電極4、4が設けられてい
る。ハウジング2には吸入ポンプ5、中空針3と吸入ポ
ンプ5とを連通する通路6、及び通路6の途中に設けら
れ、採取した液体の成分を測定するセンサ7等が内蔵さ
れている。
【0013】この液体採取装置1は、例えば、血糖値を
測定するためのもので、ハウジング2は、合成樹脂によ
り形成されており、例えば、縦、横、高さが数mm(2〜
3mm程度)の大きさで極めて小型とされ、中空針3は、
外径が例えば、0.1〜0.3mm、長さ0.5〜1mm程度の極め
細く短い針とされている。中空針3は、このように極め
て細く且つ短いことで極めて低侵襲とすることが可能で
ある。
【0014】吸入ポンプ5は、マイクロ・ポンプで高分
子ゲルポンプとされている。高分子ゲルポンプは、衝撃
や屈曲等の外力に強く、成形加工が可能で、薄膜化、小
型軽量化が可能である。通路6は、一端が中空針3の基
端に、他端が吸入ポンプ5の吸入口に接続されている。
センサ7は、例えば、微小酵素電極とされており、通路
6を流れる血液の血糖値を測定可能とされている。この
センサ7は、電極4、4に接続されている。
【0015】図4は、吸入ポンプ5の第1の実施形態を
示す。吸入ポンプ5は、ハウジング11、隔膜12、高
分子ゲル(以下単に「ゲル」という)13とにより構成
されている。ハウジング11は、隔壁11aにより上下
2つのチャンバ15、16に画成されており、隔壁11
aにはチャンバ15と16とを連通する小孔11bが複
数設けられている。また、底面11c略中央にはサンプ
ルを吸入する吸入口としての小孔11dが設けられてお
り、通路6の他端が接続されている。
【0016】チャンバ16は、隔膜12により上下2つ
のチャンバ17と18とに液密に画成されている。隔膜
12は、弾性を有する薄膜で、周縁部が全周に亘りチャ
ンバ17の内壁上部に液密に固定されて底面11cから
離隔して平らに張設されている。隔膜12は、例えば、
液体を通し難いシリコーン樹脂の薄膜や、弾性を有する
シリコーン樹脂と不透性を有する金属薄膜とを積層した
積層薄膜等が使用される。下側のチャンバ(第1のチャ
ンバ)17は、サンプル吸入用のチャンバ(吸入室)と
され、隔膜12と隔壁11aとの間のチャンバ(第2の
チャンバ)18内にゲル13が収納されている。ゲル1
3は、例えば、ハイドロゲルで、液体成分である水を吸
収して初期状態において膨潤しており、上面が隔壁11
aに、下面が隔膜12に圧接している。ゲル13の上面
は、隔壁11aの各小孔11bを通してチャンバ15に
臨んでいる。また、チャンバ15は、密閉空間とされて
いることでチャンバ18内で膨潤しているゲル13に吸
収されている水分の蒸発を防止して、ゲル13が乾燥す
ることを防止している。
【0017】ゲル13は、膨潤した状態において隔膜1
2をその弾性に抗して変形させてチャンバ17の底面1
1cの略全面に亘り当接又は僅かな間隙を存して対向さ
せ、当該チャンバ17の空き容積(デッドスペース)を
極めて小さくしている。これにより、チャンバ17は、
残存する気体(空気)の内圧が極めて小さくなり、負圧
の発生が高められる。また、チャンバ18内には膨潤し
たゲル13と当該ゲル13を膨潤させている水が収容さ
れて空き容積(デッドスペース)が極めて小さくされて
いる。これにより、ゲル13による隔膜12の変形が大
きくなる。従って、チャンバ17は、負圧を高める上
で、チャンバ18は、隔膜12の変形を大きくする上
で、夫々できる限り空き容積(デッドスペース)が存在
しないことが好ましい。これらの空き容積は、隔膜12
の取付方や、ゲル13、チャンバ17、18等の形状を
工夫することで無くすることが可能である。例えば、チ
ャンバ16を円筒形とし、内壁面を隔壁11a側(上
部)から底面11cに向けて僅かに内方にテーパ状にす
る(逆円錐台形)と共に底面11cとの連設部を曲面と
して、隔膜12とチャンバ16の内壁面及び底面11c
とを全面に亘り密着可能とし、更に、チャンバ18をゲ
ル13で満たすことで、チャンバ17、18の空き容積
(デッドスペース)を実質的に無くすることが可能とな
る。
【0018】ゲル13は、外部よりの特定の刺激に対し
て収縮を始めるように形成されている。特定の刺激とし
ては、例えば、温度、光、電場、pH(酸、塩基)、
塩、有機溶媒、糖・その他の分子刺激等がある。上記実
施形態においては、ゲル13としては、温度により収縮
を始めるポリビニルメチルエーテル系の熱感応性高分子
ゲルが使用されており、相転移温度が例えば、35〜3
6度付近にあり、体温により昇温して低温領域から高温
領域に相転移する際に脱水和による収縮で体積が大きく
変化し(約1/4程度となる)、吸収している液体成分
としての水を押し出し、高温領域から低温領域に相転移
するときには、水を吸収して膨潤する。また、その応答
速度は、数ミリ角のもので十数秒程度である。
【0019】熱感応性高分子ゲルとしては、他にアクリ
ルアミド/メタクリル酸共重合体、アクリロイルオキシ
メチルウラシル/アクリルアミド系、長鎖脂肪酸/アク
リル酸共重合体等がある。また、ゲル13の膨潤に使用
される液体としては、水の他にジメチルスルホキシド、
アセトン、エタノール等がある。また、ゲルの相転移温
度は、仕様に応じて所望の温度に設定することが可能で
ある。
【0020】以下に作用を説明する。図2に示す液体採
取装置1の吸入ポンプ5は、初期状態において図4に示
すようにゲル13が膨潤しており、隔膜12が押し下げ
られて変形しチャンバ17の底面11cに押し付けられ
ている。これにより、チャンバ17は、空き容積が極め
て小さいものとなっている。液体採取装置1は、この初
期状態においてチャンバ17及び中空針3の中に微量の
気体(空気)のみが存在するだけであり、如何なる液体
も全く存在していない。使用者例えば、糖尿病患者がこ
の液体採取装置1の中空針3を所定箇所に当てて僅かに
押し付けると、中空針3が皮膚に刺さり、ハウジング2
の下面2aが皮膚に接触する。中空針3は、極めて細く
且つ短いことで極めて低侵襲である。
【0021】液体採取装置1は、ハウジング2の下面2
aが皮膚に接触することで、体温により内蔵されている
吸入ポンプ5のゲル13が昇温する。ゲル13は、相転
移温度(体温)に達すると収縮を始め、吸収している水
を押し出す。図5に示すように押し出された水40は、
隔壁11aの小孔11bを通してチャンバ15に流入す
る。隔膜12は、その弾性により元の平らな形状に復帰
しようとしており、ゲル13の収縮に伴いチャンバ17
の底面11cから離隔し、これに伴いチャンバ17が負
圧となり、中空針3から血液50が吸入採取され、通路
6を経て当該チャンバ17内に吸入される。このとき採
取される血液は、0.1μL程度で極めて微量である。
【0022】通路6の途中に配置されているセンサ(酵
素電極)7は、通路6を流れる血液の血糖値を測定す
る。これにより、使用者は、採血(サンプリング)と血
糖値測定とを一回の動作(操作)で極めて簡単に、短時
間で、しかも、低侵襲で行うことが可能となる。チャン
バ17内には空き容積(デッドスペース)分の極めて微
量の気体(空気)が、中空針3の中にも微量の気体(空
気)が存在しているだけで如何なる液体も全く存在して
おらず、従って、採取した血液の成分測定に不具合とな
ることはない。また、液体採取装置1は、極めて小型で
安価、且つディスポーザブルであり、使い捨てとするこ
とができるために使用者にとって取り扱いが容易であ
る。尚、液体採取装置1は、ゲル13の相転移温度が体
温付近に設定されていることで、冷蔵庫等の冷所に保管
しておき、使用時に手際よく取り扱うことが好ましい。
【0023】液体採取装置1は、吸入ポンプ5の構造上
製造過程においてチャンバ15内に初期的に大気圧の空
気が入っている場合、ゲル13の収縮に伴い当該ゲル1
3から押し出された水40がチャンバ15に流入する
と、当該チャンバ15内の内圧が上昇する。従って、隔
膜12は、この圧力上昇に対して十分な抗力を有するよ
うに設定されている。また、チャンバ15は、流入する
水40による圧力上昇を小さくするために流入してくる
水40の体積に対して十分大きな体積を有するように設
定されている。
【0024】図6は、吸入ポンプ5の第2の実施形態を
示し、吸入ポンプ5は、第1実施形態におけるハウジン
グ11の上壁11eに空気孔11fを設け、チャンバ1
5から外部方向にのみ空気の流れを許容する薄膜の一方
向弁(リード弁)25を設けた構成としたものである。
図7に示すようにゲル13が収縮して水40がチャンバ
15に流れ込み、内圧が上昇したときにのみ一方向弁2
5が開弁してチャンバ15内の空気を矢印のように外部
に排出させる。吸入ポンプ5の吸入動作は、第1の実施
形態と同様である。このような構成とすることで、チャ
ンバ15内の圧力上昇とゲル13の乾燥との問題を解決
することができ、チャンバ15の体積を小さくすること
が可能となり、小型化が図られる。
【0025】図8は、吸入ポンプ5の第3の実施形態を
示し、吸入ポンプ5は、第1実施形態におけるハウジン
グ11のチャンバ15を無くしたもので、隔壁11aの
上面に薄膜26を液密に貼り付けて小孔11bを塞ぎ、
ゲル13の乾燥を防止するように構成したものである。
使用時に図9に示すように薄膜26を剥がすと、ゲル1
3から押し出された水40が小孔11bからハウジング
11の外部に排出される。吸入ポンプ5の吸入動作は、
第1の実施形態と同様である。ゲル13から押し出され
る水は微量であり、人体や外部環境に悪影響を及ぼすこ
とはない。このような構成とすることで、吸入ポンプ5
の更なる小型化、及び構造の簡素化が図られる。
【0026】吸入ポンプ5の第4の実施形態として、図
8に示す第3の実施形態におけるハウジング11の隔壁
11aのみを透光性とし、薄膜26を不透光部材とし、
ゲル13として光による刺激に対して収縮を始める光感
応成功分子ゲルを使用するようにしても良い。使用時に
は、図9に示すように薄膜26を剥がすと、光Lが透光
性の隔壁11aを通してゲル13に照射され、当該ゲル
13が収縮を始めて液体を押し出す。ゲル13から押し
出された水が小孔11bからハウジング11の外部に排
出される。
【0027】光感応性高分子ゲルとしては、例えば、ア
ゾベンゼン架橋アクリル酸ポリマ、N―イソプロピルア
クリルアミド/銅クロロフィリン三ナトリウム塩/アク
リル酸ナトリウム共重合体、トリフェニルメタンロイコ
化合物/アクリルアミド共重合体等がある。図10は、
吸入ポンプ5の第5の実施形態を示し、吸入ポンプ5
は、第1実施形態におけるハウジング11のチャンバ1
5の上面をダイヤフラム27により形成し、更に隔膜2
8により上下に2つのチャンバ15A、15Bに画成
し、ダイヤフラム27に、隔膜28に孔を明けるための
針29を多数有するハンドル30を液密に貫通固定して
設け、上側のチャンバ15Aにゲル13の収縮を始めさ
せるための刺激溶液41を封入した構成としたものであ
る。
【0028】使用時に図11(a)に示すようにハンド
ル30を押すと、針29が隔膜28に小孔28aを多数
穿設する。ハンドル30は、押圧力が解除されるとダイ
ヤフラム27の弾性により元の位置に復帰する。そし
て、隔膜28に穿設された多数の小孔28aからチャン
バ15A内の刺激溶液41が下側のチャンバ15Bに流
れ込み、隔壁11aの小孔11bからゲル13に刺激を
与える。これにより、図11(b)に示すようにゲル1
3が収縮を始め、吸収している水を押し出す。押し出さ
れた水40は、刺激溶液41と共に小孔11bからチャ
ンバ15Bに流れ込む。吸入ポンプ5の吸入動作は、第
1の実施形態と同様である。
【0029】刺激溶液としては例えば、pHが酸性若し
くはアルカリ性の溶液であったり、ある特定のイオンを
含む溶液、有機溶剤等がある。pH感応性高分子ゲルと
しては、例えば、アクリル酸/PEGジメチルアクリレ
ート共重合体、アクリルアミド/アクリル酸共重合体、
アクリロイルオキシドデカン酸/アクリル酸共重合体等
がある。
【0030】塩感応性高分子ゲルとしては、例えば、ポ
リエチレンイミン、α―ヒドロキシアクリル酸ポリマ、
N―イソプロピルアクリルアミドポリマ等がある。ま
た、有機溶媒感応性高分子ゲルとしては、例えば、長鎖
脂肪酸/アクリル酸ポリマ系、エチレン/ビニルアルコ
ール共重合体、イオン基導入ポリスチレン、カラギーナ
ン/グルコマンナン系共重合体等がある。
【0031】図12は、吸入ポンプ5の第6の実施形態
を示し、吸入ポンプ5は、第5の実施形態におけるハウ
ジング11の隔壁11a、及びチャンバ15の上側のチ
ャンバ15Aを無くし、チャンバ15Bにゲル13の収
縮を始めさせるための刺激溶液41を封入したた構成と
したものである。使用時にハンドル30を押すと、針2
9が隔膜28に小孔28aを多数穿設する。ハンドル3
0は、押圧力が解除されるとダイヤフラム27の弾性に
より元の位置に復帰する。そして、隔膜28に穿設され
た多数の小孔28aからチャンバ15B内の刺激溶剤4
1がゲル13に接触して刺激を与える。これにより、図
13に示すようにゲル13が収縮を始め、吸収している
水を押し出す。押し出された水40は、刺激溶液41と
共にチャンバ15Bに流れ込む。吸入ポンプ5の吸入動
作は、第1の実施形態と同様である。
【0032】この構成においては、刺激溶液41のゲル
13への速やかな接触が始まるようにチャンバ18、チ
ャンバ15B内には気体が存在していないことが好まし
い。また、刺激溶液41によりゲル13が収縮した際、
当該ゲル13の内部から押し出された水がチャンバ15
Bに逃げられるようにゲル13を閉じこめているチャン
バ18の隔膜12よりも十分弱い弾性部材により隔膜2
8を構成することが好ましい。
【0033】図14は、吸入ポンプ5の第7の実施形態
を示し、吸入ポンプ5は、第6の実施形態におけるハウ
ジング11のチャンバ15Bの上部を薄膜32により密
閉すると共に、チャンバ15Bとゲル13との間を僅か
な圧力で破れやすい形状例えば、格子状に多数の小孔が
明き易い隔膜33で液密に画成し、チャンバ15Bにゲ
ル13の収縮を始めさせるための刺激溶液41を封入し
た構成としたものである。
【0034】使用時に図15に示すように薄膜32を押
し込むと、その圧力により隔膜33が破れて多数の小孔
33aが明き、これらの小孔33aからチャンバ15B
内の刺激溶剤41がゲル13に接触して刺激を与える。
これにより、ゲル13が収縮を始め、吸収している水を
押し出す。押し出された水40は、刺激溶液41と共に
チャンバ15Bに流れ込む。吸入ポンプ5の吸入動作
は、第1の実施形態と同様である。
【0035】図16は、吸入ポンプ5の第8の実施形態
を示し、吸入ポンプ5は、第1の実施形態におけるハウ
ジング11のチャンバ15の上部を開口してチャンバ
(第3のチャンバ)15Cとし、内壁面下部に弾性を有
する薄膜35の周縁部を全周に亘り液密に固定し、隔壁
11aと薄膜35との間にゲル36を封入すると共に、
チャンバ18内に液体例えば、水40を封入し、隔膜1
2を変形させてチャンバ17の底面11cに密着させた
構成としたものである。
【0036】ゲル36は、例えば、前述した熱感応性高
分子ゲルで、昇温すると図17に示すように膨張を始
め、チャンバ18内の水40を吸収するこれに伴い隔膜
12が弾性により元の状態に復帰し、チャンバ17が負
圧になる。かかる構成によれば、吸入ポンプ5は、上下
が逆になるような使用状態でも動作可能となる。チャン
バ18内に水40を封入している隔膜12は、特にテン
ションがある必要はなく、できる限り小さいテンション
のものが好ましい。これは、隔膜12のテンションがチ
ャンバ15Cのゲル36を封入している薄膜35のテン
ションにうち勝ってしまうと、チャンバ15Cからチャ
ンバ18に液体が流入(逆流)する虞があるためであ
る。
【0037】また、電場に感応する高分子ゲルとして
は、アクリル酸及びそのポリマ/ポリビニルメチルエー
テル、アクリル酸アミド/アクリル酸共重合体、アイオ
ノマー型ポリウレタン等がある。磁場に感応する高分子
ゲルとしては、磁性体固定化ポリビニルアルコールがあ
る。分子刺激としての糖に感応する高分子ゲルとして
は、アクリルアミドフェニル硼酸/N,N―ジメチルア
クリルアミド系共重合体、ボロン酸基導入ポリビニルア
ルコール又はN−イソプロピルアクリルアミドポリマ等
がある。金属イオンに感応する高分子ゲルとしては、側
鎖クラウンエーテルを持つN−イソプロピルアクリルア
ミドポリマがある。ゲスト分子に感応する高分子ゲルと
しては、ゲスト分子存在下で重合したN−イソプロピル
アクリルアミド/アクリル酸共重合体がある。
【0038】上記実施形態においては、液体採取装置と
して、低侵襲で、簡単に血液を採取して血糖値を測定す
る場合に好適な液体採取装置に適用した場合について記
述したが、これに限るものではなく、他の微小化学分析
システム(μTAS)と繋げることにより、種々の生化
学的な測定を微小量のサンプリングで短時間に行うこと
が可能となる。
【0039】また、センサとして各種酵素電極やイオン
センサ、更に免疫反応系の集積化を行うことにより、極
めて安価でディスポーザブルな種々の生体情報等を測定
するセンサ装置を実現することが可能となる。このこと
は、医療やヘルスケアの分野で非常に大きな役割を果た
すことが期待される。具体的には、人体の情報を詳細
に、安価に取得することが可能となることで、早期の病
気の検出、病状の回復状況の把握等、種々の局面での利
用ができる。
【0040】更に、上記実施形態においては、中空針3
と吸入ポンプ5のチャンバ17との間の通路6にセンサ
7を設けた場合について記述したが、これに限るもので
はなく、センサを設けることなく、単に所望の液体を採
取するようにしてもよいことは勿論である。この場合、
吸入ポンプ5のチャンバ11即ち、液体吸入室としての
チャンバ17に直接中空針3を接続する構成とすること
で、中空針3とチャンバ17との間の空き容積(デッド
スペース)を更に小さくすることができると共に、更な
る小型を図ることが可能となる。
【0041】更に、上記実施形態においては、本発明を
超小型の液体採取装置に適用した場合について記述した
がこれに限るものではなく、大型の液体採取装置にも適
用し得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体採取装
置によれば、特定の刺激に感応する高分子ゲルにより負
圧を発生させる吸入ポンプを用いて被対象物から微小量
の液体を極めて簡単且つ迅速に採取することができる。
しかも、極めて小型、軽量且つ安価な液体採取装置を構
成することが可能となる。
【0043】また、中空針と吸入ポンプとの間にセンサ
を設けることで、採取した液体の成分を迅速に測定する
ことが可能である。また、第1のチャンバと中空針の中
には如何なる液体も満たされていないことから、採取し
た液体成分や成分測定に何ら不具合をもたらすことはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体採取装置の実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す液体採取装置の矢線II―IIに沿う断
面図である。
【図3】図2に示す液体採取装置の矢線III―IIIに沿う
断面図である。
【図4】図2に示す吸入ポンプの第1実施形態の断面図
である。
【図5】図4に示す吸入ポンプの動作説明図である。
【図6】図2に示す吸入ポンプの第2実施形態の断面図
である。
【図7】図6に示す吸入ポンプの動作説明図である。
【図8】図2に示す吸入ポンプの第3実施形態の断面図
である。
【図9】図8に示す吸入ポンプの動作説明図である。
【図10】図2に示す吸入ポンプの第5実施形態の断面
図である。
【図11】図10に示す吸入ポンプの動作説明図であ
る。
【図12】図2に示す吸入ポンプの第6実施形態の断面
図である。
【図13】図12に示す吸入ポンプの動作説明図であ
る。
【図14】図2に示す吸入ポンプの第7実施形態の断面
図である。
【図15】図14に示す吸入ポンプの動作説明図であ
る。
【図16】図2に示す吸入ポンプの第8実施形態の断面
図である。
【図17】図16に示す吸入ポンプの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 液体採取装置 2 ハウジング 3 中空針 4 電極 5 吸入ポンプ 6 通路 7 センサ 11 ハウジング 11a 隔壁 11b 小孔 12、28、32、33 隔膜 13、36 ゲル(高分子ゲル) 15、16、15A、15B、15C、17、18 チ
ャンバ 25 一方向弁 26、35 薄膜 27 ダイヤフラム 30 ハンドル 40 水(液体) 41 刺激溶剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮岸 哲也 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 (72)発明者 鈴木 博章 茨城県つくば市竹園3丁目6番地 305棟 103号 Fターム(参考) 2G045 AA13 CA25 CA26 DA31 HA06 HA09 JA07 4C038 KK10 KL01 KL09 KM00 KY03 KY11 TA04 UG10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、前記ハウジングを第1、
    第2のチャンバに画成する隔膜と、前記第2のチャンバ
    に収容され前記隔膜を変形させて前記第1のチャンバの
    容積を縮小させ、特定の刺激が加えられたときに体積変
    形を生じて前記隔膜の変形を戻し前記第1のチャンバの
    容積を拡大させて負圧を発生させる高分子ゲルとから成
    る吸入ポンプと、 前記第1のチャンバに連通接続され前記負圧により液体
    を採取する中空針とを備えたことを特徴とする液体採取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記高分子ゲルは、初期状態において液
    体を吸収して膨潤しており、特定の刺激が加えられたと
    きに収縮して前記吸収している液体を押し出すことを特
    徴とする請求項1に記載の液体採取装置。
  3. 【請求項3】 ハウジングと、前記ハウジングを第1、
    第2のチャンバに画成する隔膜と、前記第2のチャンバ
    に少なくとも1つの連通孔を有する隔壁を介して設けら
    れた第3のチャンバと、前記第2のチャンバに充填さ
    れ、前記隔膜を変形させて前記第1のチャンバの容積を
    縮小させる液体と、前記第3のチャンバに収容され、特
    定の刺激が加えられたときに体積変形を生じて前記隔膜
    の変形を戻し前記第1のチャンバの容積を拡大させて負
    圧を発生させる高分子ゲルとから成る吸入ポンプと、 前記第1チャンバに連通接続され前記負圧により液体を
    採取する中空針とを備えたことを特徴とする液体採取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高分子ゲルは、初期状態において収
    縮しており、特定の刺激が加えられたときに膨張して前
    記第2のチャンバの液体を吸収して膨潤することを特徴
    とする請求項3に記載の液体採取装置。
  5. 【請求項5】 前記特定の刺激は、温度、光、電場、磁
    場、pH、有機溶媒、糖、分子刺激の何れか1つの刺激
    であることを特徴とする請求項1又は3に記載の液体採
    取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3の液体採取装置におい
    て、 第1のチャンバと中空針との連通部に設けられ、採取し
    た液体の成分を測定するセンサを更に備えたことを特徴
    とする液体採取装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のチャンバと前記中空針の中に
    は液体が満たされていないことを特徴とする請求項1、
    3又は6に記載の液体採取装置。
JP2001076333A 2001-03-16 2001-03-16 液体採取装置 Pending JP2002272710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076333A JP2002272710A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 液体採取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076333A JP2002272710A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 液体採取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002272710A true JP2002272710A (ja) 2002-09-24

Family

ID=18933287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076333A Pending JP2002272710A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 液体採取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002272710A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012519052A (ja) * 2009-03-02 2012-08-23 セブンス センス バイオシステムズ,インコーポレーテッド 血液サンプリングに関連する技術および装置
US9033898B2 (en) 2010-06-23 2015-05-19 Seventh Sense Biosystems, Inc. Sampling devices and methods involving relatively little pain
US9041541B2 (en) 2010-01-28 2015-05-26 Seventh Sense Biosystems, Inc. Monitoring or feedback systems and methods
US9119578B2 (en) 2011-04-29 2015-09-01 Seventh Sense Biosystems, Inc. Plasma or serum production and removal of fluids under reduced pressure
US9295417B2 (en) 2011-04-29 2016-03-29 Seventh Sense Biosystems, Inc. Systems and methods for collecting fluid from a subject
US10543310B2 (en) 2011-12-19 2020-01-28 Seventh Sense Biosystems, Inc. Delivering and/or receiving material with respect to a subject surface
US11177029B2 (en) 2010-08-13 2021-11-16 Yourbio Health, Inc. Systems and techniques for monitoring subjects

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9775551B2 (en) 2009-03-02 2017-10-03 Seventh Sense Biosystems, Inc. Devices and techniques associated with diagnostics, therapies, and other applications, including skin-associated applications
US9113836B2 (en) 2009-03-02 2015-08-25 Seventh Sense Biosystems, Inc. Devices and techniques associated with diagnostics, therapies, and other applications, including skin-associated applications
JP2012519052A (ja) * 2009-03-02 2012-08-23 セブンス センス バイオシステムズ,インコーポレーテッド 血液サンプリングに関連する技術および装置
US10939860B2 (en) 2009-03-02 2021-03-09 Seventh Sense Biosystems, Inc. Techniques and devices associated with blood sampling
US9041541B2 (en) 2010-01-28 2015-05-26 Seventh Sense Biosystems, Inc. Monitoring or feedback systems and methods
US9033898B2 (en) 2010-06-23 2015-05-19 Seventh Sense Biosystems, Inc. Sampling devices and methods involving relatively little pain
US11177029B2 (en) 2010-08-13 2021-11-16 Yourbio Health, Inc. Systems and techniques for monitoring subjects
US9119578B2 (en) 2011-04-29 2015-09-01 Seventh Sense Biosystems, Inc. Plasma or serum production and removal of fluids under reduced pressure
US9295417B2 (en) 2011-04-29 2016-03-29 Seventh Sense Biosystems, Inc. Systems and methods for collecting fluid from a subject
US10188335B2 (en) 2011-04-29 2019-01-29 Seventh Sense Biosystems, Inc. Plasma or serum production and removal of fluids under reduced pressure
US10835163B2 (en) 2011-04-29 2020-11-17 Seventh Sense Biosystems, Inc. Systems and methods for collecting fluid from a subject
US11253179B2 (en) 2011-04-29 2022-02-22 Yourbio Health, Inc. Systems and methods for collection and/or manipulation of blood spots or other bodily fluids
US10543310B2 (en) 2011-12-19 2020-01-28 Seventh Sense Biosystems, Inc. Delivering and/or receiving material with respect to a subject surface

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210383905U (zh) 一种用于从受试者收集流体样品的装置以及运输套筒
ES2470979T3 (es) Dispositivo de toma de muestras de fluidos corporales
US6045541A (en) Device for taking up fluid
TW592665B (en) Method and device for sampling and analyzing interstitial fluid and whole blood samples
JP3424935B2 (ja) 診断テスト用血液の採取方法及び装置
JP4157471B2 (ja) 多目的サンプリングモジュールを備えた一体型血液サンプル分析システム
CN1307420C (zh) 生理样品的测试带装置
US20190223846A1 (en) Fluid Sampling Device
US20150320349A1 (en) Plasma or serum production and removal of fluids under reduced pressure
US20050101979A1 (en) Blood sampling apparatus and method
US20120271125A1 (en) Devices and methods for delivery and/or withdrawal of fluids and preservation of withdrawn fluids
US20040015064A1 (en) Blood sampling apparatus
JP2005514091A (ja) 非侵襲性または最小限侵襲性のモニタリング法
JP5680156B2 (ja) 生体内成分測定方法、および、生体内成分測定装置
JP2004532079A (ja) 携帯型間質液監視システム
CN101762629A (zh) 生物体内成分测定方法以及生物体内成分测定装置
JP2002272710A (ja) 液体採取装置
US20140073992A1 (en) Apparatus and method for manually powered bodily fluid extraction
JP3694563B2 (ja) 体液分析装置
CN116473551B (zh) 基于空心微针阵列的血液离子浓度传感芯片及检测装置
KR100848529B1 (ko) 체액 샘플링 장치
Veronica et al. Dermal-fluid-enabled detection platforms for non-invasive ambulatory monitoring
Liu et al. Micromachined biosensor system for interstitial fluid sampling and glucose monitoring
WO2023067389A1 (en) Devices for collecting capillary blood and methods for same
Kawanaka et al. Development of automatic blood extraction device with a micro-needle for blood-sugar level measurement