JP2002272669A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002272669A
JP2002272669A JP2001074460A JP2001074460A JP2002272669A JP 2002272669 A JP2002272669 A JP 2002272669A JP 2001074460 A JP2001074460 A JP 2001074460A JP 2001074460 A JP2001074460 A JP 2001074460A JP 2002272669 A JP2002272669 A JP 2002272669A
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endoscope
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JP2001074460A
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English (en)
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Kan Naito
観 内藤
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Takayasu Miyagi
隆康 宮城
Atsushi Watanabe
厚 渡辺
Michio Sato
道雄 佐藤
Ryuichi Toyama
隆一 外山
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Koichi Yoshimitsu
浩一 吉満
Hisao Yabe
久雄 矢部
Yoshiyuki Tanii
好幸 谷井
Yorio Matsui
頼夫 松井
Takeshi Urasaki
剛 浦崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに大きなコスト負担をさせることな
く、複数の送水あるいは送液の機能に対応できる内視鏡
を提供する。 【解決手段】 内視鏡挿入部の先端部に開口部を有する
送水管路に連通する管路と、先端部に着脱自在な先端カ
バー部材とを有し、先端カバー部材は、送水管路に連通
する管路の形状がそれぞれ異なる複数の先端カバー部材
の中から選択されて装着できるように交換可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡に関し、特
に、内視鏡の先端カバー部材が交換可能である内視鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡が、医療分野、工業分野等におい
て、広く用いられている。内視鏡は、体腔等の内部に挿
入されるものであるため、対物レンズである観察レンズ
面の汚れを取り除くための洗浄機能だけでなく、前方送
水機能も有している。この前方送水機能のためのノズル
は、レンズ面洗浄を行うためのノズルとは別に設けら
れ、内視鏡内部の送水管路と連通して、被観察対象に付
着した汚物の除去や、被観察対象への色素の散布等の用
途に用いられている。
【0003】例えば、人間の腸内にこびりついた汚物な
どを除去する時は、送水方向を画面中央に向けて少ない
水で汚物を落すために狭い範囲のみに水を勢い良く送水
する必要がある。しかし、色素を散布する時等は、短い
散布時間でまんべんなく色素を含む液体を散布するため
に画面の広い範囲に色素を散布する必要がある。すなわ
ち、具体的なユーザの要求または使用目的に応じて、送
水あるいは送液の方向、範囲等は異なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、種々の要求ま
たは使用目的に応じて内視鏡を使用したいユーザは、各
要求等に対応した内視鏡を購入しなくてはならず、全部
取り揃えることは大きなコスト負担となっていた。
【0005】また、1本の内視鏡で全ての使用目的を満
たす内視鏡を実現しようとすることも考えられるが、1
本の内視鏡に全ての使用目的に応じたノズル等を設ける
ことは、挿入部の径が太くなって、却って挿入性の悪い
ものとなってしまう。さらに、多くのノズルを設けるこ
とは、結果的に、一本の内視鏡が高価になってしまうと
いう問題がある。
【0006】なお、内視鏡先端部の改良としては、特開
平7−148107号および特開平7−250806号
に開示の技術があるが、上述したような多岐に亘る使用
目的に対応できる内視鏡の提案は含まれていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ユー
ザに大きなコスト負担をさせることなく、複数の送水あ
るいは送液の機能に対応できる内視鏡を提供することを
目的とする。
【0008】本発明の内視鏡は、内視鏡挿入部の先端部
に開口部を有する送水管路に連通する管路と、先端部に
着脱自在な先端カバー部材とを有し、先端カバー部材
は、送水管路に連通する管路の形状がそれぞれ異なる複
数の先端カバー部材の中から選択されて装着できるよう
に交換可能である。
【0009】このような構成によれば、ユーザは、大き
なコスト負担をすることなく、複数の送水あるいは送液
の機能に対応できる内視鏡を利用することができる。な
お、本明細書において、送水とは、水を流し送るだけで
なく、各種液体、例えば、色素を含む液体等を流し送る
ことも含む。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0011】図1から図10までを用いて第1の実施の
形態を説明する。
【0012】まず図1に基づき、内視鏡システムの概略
を説明する。図1は、内視鏡システム全体の構成例を説
明するための全体構成図である。
【0013】図1に示す内視鏡システム1は、電子内視
鏡2と、この電子内視鏡2への照明光を供給する光源装
置3と、電子内視鏡2とスコープケーブル4を介して接
続され、電子内視鏡2に内蔵された固体撮像装置に対す
る信号処理を行うプロセッサ5と、このプロセッサ5か
ら入力される映像信号を表示するカラーモニタ装置6と
から構成される。
【0014】電子内視鏡2は、体腔内等に挿入される細
長の可撓性を有する挿入部7と、この挿入部7の基端側
に形成された操作部8と、この操作部8から延出された
ユニバーサルコード部9と、このユニバーサルコード部
9の端部に設けられ、光源装置3に着脱自在で接続され
るスコープコネクタ部10とを有する。このスコープコ
ネクタ部10の側部には接点コネクタ部10aが設けら
れている。この接点コネクタ部10aには、スコープケ
ーブル4の一端に設けられた着脱自在の電気コネクタ4
aにより、スコープケーブル4が接続される。スコープ
ケーブル4の他端は、電気コネクタ4bによりプロセッ
サ装置5に着脱自在で接続される。
【0015】上記挿入部7は、後述する撮像装置(図1
では図示していない)を内蔵する先端部12と、この先
端部12の基端側に形成された湾曲自在の湾曲部13
と、この湾曲部13の基端側から操作部8の先端側に至
る長尺の可撓管部18とからなる。
【0016】上記操作部8の頂部には、複数のスイッチ
17aを設けたスイッチ部17が設けてある。また操作
部8の側面には送気・送水制御を行うための送気・送水
用操作ボタン15と、吸引制御を行うための吸引用操作
ボタン16とが設けてある。さらにこの操作部8には湾
曲操作ノブ14が設けられている。操作部8のグリップ
部を把持しながらこの湾曲操作ノブ14を操作すること
により湾曲部13を湾曲させることができる。
【0017】また上記挿入部7内には、図示しない送気
・送水管路が挿通されている。この送気・送水管路は、
操作部8の送気・送水用操作ボタン15の操作により制
御される送気・送水制御部に接続され、さらにユニバー
サルコード部9内に挿通された送気・送水管路に接続さ
れている。ユニバーサルコード部9内の送気・送水管路
の端部はスコープコネクタ部10に通って、光源装置3
内の送気・送水機構に接続されている。
【0018】また挿入部7内に挿通された図示しない吸
引管路は、操作部8の先端側付近で2つに分岐し、一方
は鉗子口11に連通している。他方は、吸引用操作ボタ
ン16の操作により制御される吸引制御部を介してユニ
バーサルコード部9内の吸引管路と連通し、スコープコ
ネクタ部10の図示しない吸引口金に至る。また吸引管
路は、先端部12で開口する先端開口に連通している。
先端開口は、吸引動作時には吸引口となり、鉗子口11
から鉗子等を挿入した場合には針子が突出される鉗子等
の出口となる。
【0019】さらに、挿入部7、操作部8およびユニバ
ーサルコード部9内には照明光を伝送する図示しないラ
イトガイド(光通路)が挿通されている。このライトガ
イドの基端側はスコープコネクタ部10に接続される。
光源装置3内部のランプから供給される照明光は、ライ
トガイドを通って、先端部12に固定された照明窓の先
端面から前方に出射され、患部などの被写体を照明す
る。
【0020】照明された被写体の光学像は、照明窓に隣
接して設けた観察窓に取り付けた対物光学レンズによ
り、その結像位置に配置された固体撮像装置(図1では
図示していない)に結像し、この固体撮像装置により光
電変換されて電気信号が出力される。この固体撮像装置
には電気的なケーブル(図1では図示していない)が接
続され、このケーブルはスコープコネクタ部10に接続
される。固体撮像装置からの電気信号は、スコープコネ
クタ部10内に収納したノイズ低減器(図1では図示し
ていない)およびスコープケーブル4を介してプロセッ
サ5に入力される。
【0021】プロセッサ5は、さらにカメラユニット1
9とプリンタ20に、それぞれケーブル21と22によ
って接続されている。カメラユニット19は、先端部1
2で捉えた画像を映画フィルムや35ミリフィルムに写
真撮影するものである。プリンタ20は、先端部12で
捉えた画像を、必要に応じて画面分割してカラープリン
ト等を行うものである。操作部8のスイッチ部17のス
イッチを操作することによって、先端部12で捉えた画
像のカメラユニット19での撮影指示あるいはプリンタ
20でのプリント指示が行われる。これら光源装置3、
プロセッサ5、カラーモニタ装置6、カメラユニット1
9およびプリンタ20により、内視鏡装置23が構成さ
れている。
【0022】次に、内視鏡挿入部の先端部12について
説明する。
【0023】図2は、内視鏡先端部12の例を示す詳細
断面図である。先端部の先端硬質部材31には、内装部
材として、撮像ユニット32と、前方送水管路30と、
ライトガイド(図示せず)と、鉗子等用のチャンネル
(図示せず)と、送気送水管路(図示せず)とが設けら
れている。先端硬質部材31には先端カバー部材33が
着脱自在に取り付けられ、さらに湾曲部13が接続され
ている。
【0024】湾曲部13は、湾曲管34と、外皮となる
湾曲ゴム35とからなり、湾曲管34は先端硬質部材3
1にビスや接着で固定されている。湾曲ゴム35は、先
端硬質部材31の側面外周上で糸36を巻いて固定さ
れ、糸36を巻いた上から接着剤37で糸巻き部を覆い
隠している。
【0025】撮像ユニット32は、枠部材38と、対物
レンズ39、固体撮像装置(以下、CCDという)4
0、CCD40を駆動する基板部41、信号ケーブル4
2で構成されている。信号ケーブル42と基板部41の
取付け部分はボンディング材43が充填されて補強され
ている。撮像ユニット32では、被写体からの光は対物
レンズ39によりCCD40に結像し、画像情報はCC
D40と基板部41において電気信号に変換される。そ
の電気信号は信号ケーブル42とスコープケーブル4を
介してプロセッサ5に伝送されている。先端硬質部材3
1と枠部材38は、接着もしくはビス等で固定されてい
る。
【0026】前方送水管路30は、テフロン(デュポン
社の商標)等のチューブであり、先端硬質部材31と半
田付け若しくはろう付けで固定された金属製のつなぎパ
イプ44を介して、先端硬質部材31と接続されてい
る。
【0027】図3は先端硬質部材31の形状の例を示す
先端硬質部材の斜視図である。図4は、先端カバー部材
33の形状の例を示す先端カバー部材の斜視図である。
【0028】先端硬質部材31は、金属材料からなり、
撮像ユニット32を固定する撮像穴51、鉗子等のため
のチャンネル穴52、送気送水管路53、前方送水管路
54、ライトガイド固定穴55、56を有している。図
2で説明した2の内装部材、すなわち撮像ユニット32
と前方送水管路30が、先端硬質部材31に固定されて
いる。
【0029】後述する先端カバー部材33は、先端硬質
部材31に対して着脱可能となっている。前方送水管路
54の開口部周辺には先端カバー部材33と嵌合するた
めの凹部57が設けられ、後述する先端カバー部材33
の凸部と嵌まり合って回転防止の役割を果たす。先端硬
質部材31の側面外周上には全周に亘って、後述する先
端カバー部材33の爪部66と嵌合するストッパ部45
が設けられている。
【0030】先端カバー部材33は、プラスチックやゴ
ム等の材料からなり、弾性を有している。先端カバー部
材33には、チャンネル、送気送水管路、撮像ユニッ
ト、ライトガイドが嵌まるための穴が設けられている。
ここでは、ライドガイド用の穴61、送気送水管路用の
穴62、観察窓となる撮像用の穴63、前方送水管路用
の管路64が示されている。先端カバー部材33の基端
部側端面の前方送水管路用の管路64の周辺は凸部65
が形成されており、これは上述した先端硬質部材31の
凹部57と嵌め合って、前方送水管路の管路が形成され
る。
【0031】先端カバー部材33の内周全周にわたって
爪部66が設けられている。これは先端硬質部材31に
先端カバー部材33を装着する時、爪部66の周辺部が
弾性変形し、爪部66がストッパ部45と嵌合する。こ
れにより、先端カバー部材33が、先端硬質部材31か
ら抜けてしまう事は無い。よって、先端カバー部材33
に外部からモーメント等の力がかかった時にも簡単に外
れてしまう事はない。しかし、先端カバー部材33の外
周側面を変形させて、さらに基端側をめくるように変形
させると、先端カバー部材33を先端硬質部材31から
簡単に外す事が出来る。
【0032】先端カバー部材33は、その管路64の形
状または構造に応じて複数の種類が用意される。先端カ
バー部材33は、具体的には例えば、図5から図10に
示すようなの構造のものである。従って、一つの内視鏡
先端部に対して複数の先端カバー部材33a、33b、
33c、・・・が取り付け可能、交換可能となってい
る。その取り付けも、先端硬質部材31へ着脱自在と成
っている。
【0033】先端部への衝撃からレンズなどを保護する
ために先端硬質部材31は大きい方が望ましい。しか
し、挿入性の点から見ると先端部の硬質部分の長さは短
い方が良く、先端カバー部材33は可能な限り薄い方が
良い。一方で、種々の管路構造を持たせるためには先端
カバー部材33にはある程度の厚さが必要となる。
【0034】そこで、先端カバー部材33に凸部65を
形成し、その凸部65に管路64を設けたので、先端部
の硬質部分の長さを長くすること無く、さまざまな管路
を先端カバー部材33に設ける事が出来る。この凸部内
に、送水または送液の方向を変更する送水方向変更手段
が設けられる。
【0035】図5から図10は、先端カバー部材の他の
例を示すための図である。図5は、先端カバー部材の他
の例を示す断面図である。図5に示した先端カバー部材
33aでは、管路64の構造はその途中から曲がったも
のであり、その方向は、撮像ユニットの対物レンズの穴
63の中心方向に向かって曲がっているものである。そ
のため、この先端カバー部材33aを取り付けて送水を
行うと内視鏡画像の中央に向かって送水できる。
【0036】図6も、先端カバー部材の他の例を示す断
面図である。図6に示した先端カバー部材33bでは、
管路64の構造はその断面積が途中から大きくなる、す
なわち増加するものである。そのため、このカバーを取
り付けて送水した時には内視鏡画像の横方向や縦方向に
幅広く、あるいは全方向に広範囲に送水できる。
【0037】図7は、先端カバー部材の他の例を示す断
面図である。図8は、図7における旋回部材の斜視図で
ある。図7に示した先端カバー部材33cでは、管路6
4を形成する管路に旋回部材71が設けられている。旋
回部材71は、図8に示したように螺旋状の溝71aが
形成された部材である。旋回部材71は、管路内部に設
けられた突き当て部72に突き当てられ、旋回部材71
の外周部と管路の内面は接着固定される。管路64を通
る水や色素などの流体は、旋回部材71の溝71aにそ
って旋回運動を与えられる。そして、この旋回流は管路
に設けられた絞り73を通過する事で霧状になり、内視
鏡画像の広範囲にわたって噴霧することが出来る。
【0038】図9は、先端カバー部材の他の例を示す断
面図である。図9に示した先端カバー部材33dは、上
記図2の先端カバー部材と同様のものであり、通常の直
線の管路が設けられている。そのためこのカバーを取り
付けて送水した時には従来内視鏡のように直線状に送水
することが出来る。
【0039】図10は、先端カバー部材の他の例を示す
断面図である。図10に示した先端カバー部材33eで
は、ノズル74が観察窓である対物穴63の中心方向に
向けて送水できるように取り付けられている。そのた
め、通常のレンズ面洗浄では汚れが十分に落ちない場合
に、このカバーを取り付けて送水した時には対物レンズ
面に送水することが出来、十分なレンズ面洗浄を行うこ
とが出来る。
【0040】なお、先端硬質部材31は金属材料に限ら
ず硬質の樹脂などで出来ていても良い。また、先端硬質
部材31とパイプ44は接着剤によって固定してもよ
い。
【0041】先端硬質部材31に先端カバー部材33を
装着した時、先端カバー部材33の凸部65と先端硬質
部材31の凹部57が係合するため、先端硬質部材31
と先端カバー部材33は回転することが無い。また、先
端硬質部材31に先端カバー部材33を装着する時、爪
部66周辺は弾性変形し、ストッパ部45と嵌合するた
め、簡単に先端カバー部材33が抜けてしまうことも無
い。
【0042】しかし、先端カバー部材33の基端側をめ
くるようにこじることで、先端硬質部材31から先端カ
バー部材33を外すことが出来る。
【0043】従って、ユーザは、異なる仕様の内視鏡を
複数購入する必要が無く、同一の内視鏡において先端カ
バーを交換する事で異なる送水あるいは送液機能を使用
する事が出来る。
【0044】以下に第2の実施の形態を説明する。
【0045】図11から図15は、第2の実施の形態を
示しており、第1の実施の形態との相違を以下に説明す
る。第一の実施の形態と同じ構成のものは同一の符号を
付し、説明は省略する。また、本実施の形態の内視鏡先
端部が適用される内視鏡システムは、第一の実施の形態
で示した図1の構成と同様である。
【0046】図11は、内視鏡先端部12の例を示す詳
細断面図である。先端硬質部材81に、撮像ユニット3
2、前方送水管路30、先端カバー部材82、そして湾
曲部13が取り付けられている。
【0047】また、図12は、先端硬質部材81の斜視
図であり、図13はその部分断面図である。図14は、
先端カバー部材82の斜視図であり、図15はその部分
断面図である。
【0048】第一の実施の形態と同様に、先端カバー部
材82は、先端硬質部材81に対して着脱可能である。
先端カバー部材82の内周に設けられた複数の突起部分
83がそれぞれ先端硬質部材81の溝部84に嵌まるこ
とで固定されている。
【0049】図15は、図14において、BB'の点線
で示すところの断面を矢印の方向からみた部分断面図で
ある。図15において、突起部83は、挿入部7の軸方
向にある長さを有している突起部分87と爪部分88で
構成されている。
【0050】先端硬質部材81の外周側面上には、先端
カバー部材82の突起部83と嵌合するように溝部84
が複数設けられている。
【0051】図13は、図12において、AA'の点線
で示すところの断面を矢印の方向からみた部分断面図で
ある。図13において、溝部84は、挿入部7の軸方向
に長さを有した溝部分85と、爪部分88が引っかかる
ためのストッパ部分86が設けられている。突起部83
と溝部84が係合するため、先端カバー部材82は、先
端硬質部材81に対して回転せず、かつ、爪部分88と
ストッパ部分86が引っかかる為に先端カバー部材82
を引っ張った時にも簡単には先端硬質部材81から外れ
ることはない。先端カバー部材82の基端側をめくるよ
うにこじることで、先端カバー部材82を先端硬質部材
81から外すことが出来る。
【0052】突起部83と溝部84が係合するため、先
端カバー部材82は、先端硬質部材81に対して回転せ
ず、かつ爪部分88とストッパ部分86が引っかかる為
に、先端カバー部材82を引っ張った時にも、先端カバ
ー部材82が先端硬質部材81から外れることはない
が、先端カバー部材82の基端側をめくるようにこじる
ことで先端カバー部材82を先端硬質部材81から外す
ことが出来る。
【0053】また、第一と第二の実施の形態において、
先端カバー部材は、前方送水管路用の経路の形状または
構造によって色が異なるようにしてもよい。例えば、前
方送水管路用の経路64が先端カバー部材の内部で中心
方向に曲がっているもの(図5)は青色で、送水方向が
全方向に広く送水できるタイプのもの(図6)は黄色
で、前方送水管路用の経路64の内部に上述した旋回部
材等が設けられていて噴霧することが出来るタイプのも
の(図7)が赤色で、通常の真直ぐの前方送水管路を有
している先端カバー部材(図9)は黒色で、送水方向が
観察窓の中心方向に向けて送水することが出来るタイプ
のもの(図10)は白色で、といったように色分けす
る。
【0054】よって、前方送水管路の穴の形状又は構造
の違いによって色が識別されているので、ユーザは、容
易に区別がつき、使用上便利である。ユーザは微細な先
端カバーの管路の構造を確認しなくても良く、色を確認
すれば管路が分かるので微細な管路を確認する負担が減
り、かつ容易に交換する事が出来る。
【0055】以上説明した第一と第二の実施の形態によ
れば、先端カバー部材が先端硬質部材から着脱可能であ
り、異なる管路構造を有する先端カバー部材を選択的に
取り付けられるようになっている。従って、ユーザに大
きなコスト負担をさせることなく、複数の送水あるいは
送液の機能を一つの内視鏡で使用することができる。
【0056】ところで、図1における操作部8に設けら
れたスイッチ部のスイッチ等は、通常押しボタンであ
る。ユーザはその押しボタンを押すことで、内視鏡装置
23では内視鏡画像の静止画表示/非表示を行ったり、
プリンタ20で内視鏡画像のプリントアウトをしたり、
ポンプからの送気もしくは送水をしたり、カメラユニッ
ト19におけるカメラのシャッター等のコントロールを
行う等、種々の機能に対応する処理の実行を指示するこ
とが出来る。
【0057】通常押しボタンは押しこんでいる間だけ電
気信号が通電するようになっており、この電気信号の立
ち上がりをプロセッサが感知して静止画の表示を行った
り、プリンタ、ポンプ、カメラなどの周辺機器を動作さ
せている。
【0058】しかし、スイッチ17aの押し込みボタン
を押しこんだ瞬間に動作させるため、スイッチ17aの
ストロークがある場合、希望するタイミングで機能を使
用できない事や、ボタンの押し損ね、あるいはスイッチ
を押しこむ力で内視鏡挿入部先端が微少に動いてしま
い、希望する静止画や写真を取る事が出来ない等の問題
があった。
【0059】内視鏡の押しボタンの技術として特開昭6
1−99115号明細書及び特開平5−211987号
明細書がある。しかし、特開昭61−99115号は、
操作部本体にレリーズ部を設けた点、そして特開平5−
211987号は、押しボタンの機械的構造に特徴があ
るにすぎない。
【0060】そこで、上記図1の内視鏡システムにおい
て、操作性の良い内視鏡を実現すべく以下のような構成
をとっている。
【0061】図16は、操作部8に設けられているスイ
ッチ部17の回路構成図である。ここでは、簡単のた
め、一つの押しボタンスイッチ17aの回路17bの構
成のみを示す。ユーザによって押しボタンスイッチ17
aが押されると、スイッチ接点101が閉じる。スイッ
チ接点101が閉じることによって、その押しボタンス
イッチ17a用のスイッチ回路102がオンとなる。
【0062】スイッチ接点101とスイッチ回路102
は、信号線103によって、内視鏡装置23に電気的に
接続されている。従って、スイッチ接点101をオンま
たはオフすることで、スイッチ回路102のオン/オフ
を制御することができる。
【0063】図17は、押しボタンスイッチ17aの操
作と、スイッチ回路102の出力の関係を示すタイミン
グチャートである。横軸は時間軸であり、操作部8に内
蔵されて設けられたスイッチ回路102は、(イ)の信
号を(ロ)の信号に変換する。
【0064】(イ)において、ユーザが押しボタン17
aを押し、押しているストロークの途中で接点101が
オンとなる時点をAで示している。さらに、続いてその
押しボタン17aを離していき、途中でオフとなる時点
をBで示している。その後に続く、CはAと同じ、Dは
Bと同じタイミングを示す。
【0065】(ロ)は、接点101の状態に応じて、内
視鏡装置23への出力信号の状況を示す。
【0066】(イ)に示したように、Aのタイミングで
スイッチ17aがオンし、Bのタイミングでスイッチ1
7aを離した場合、スイッチ17aを押しているAから
Bの間だけスイッチ回路102に電流が流れる。従来で
あれば、スイッチ回路102に電流が流れていない時
は、その電流の立ち上がりを内視鏡装置23は感知し
て、例えばカメラのシャッターや、静止画の表示、ポン
プの作動等の機能処理を実行していた。そしてスイッチ
回路102がオンになっている時、スイッチ17aから
の電気信号は、スイッチ回路102から内視鏡装置23
に与えられていた。
【0067】しかし、ここでは、この電気信号は(ロ)
に示すような信号に変換される。すなわち、スイッチ回
路102は、(イ)の信号に基いて、押しボタンのスイ
ッチ17aを離したタイミングであるBのタイミングか
ら、一定時間電流信号を内視鏡装置23へ供給する。そ
の一定時間とは、内視鏡装置23が、電流の立ち上がり
を感知できるだけの期間(Eのタイミングまで)であ
り、スイッチ回路102ではそのように設定される。ス
イッチを離したときから一定時間だけ電流信号を出力す
るように、スイッチ回路102で操作信号が変換されて
いるので、内視鏡装置23はBのタイミングで各機能の
処理の実行が指示されることになる。
【0068】例えば、スイッチ17aの一つに予め決め
られた処理として、静止画の表示機能を割り当てた場
合、従来であれば、スイッチ接点がオンになっている時
に、すなわちAのタイミングで静止画を表示し、Cのタ
イミングで静止画の非表示を行っていたが、上記のよう
な構成にすると、Bのタイミングで表示し、次のスイッ
チ17aをオンしたCの後にオフしたDのタイミングで
非表示とすることが出来る。
【0069】また、スイッチ回路102は、後述するよ
うに内視鏡装置23側に設けてもよい。なお、スイッチ
接点101とスイッチ回路102を操作部2の内部に設
けた場合は、スイッチ17aが複数ある場合は、その数
だけスイッチ接点とスイッチを、操作部2の内部に設け
てもよい。
【0070】スイッチ回路102は、信号Bの検出回路
と、その検出に応じて一定時間電流信号を出力するワン
ショットマルチ回路等で構成される。
【0071】スイッチ17aを押す操作をする時と、離
す操作をする時とでは離す操作をする時の方が力を必要
とせず、操作部がぶれない、すなわち不安定にならな
い。例えば、静止画の表示を行いたい病変部を、スイッ
チ17aを押しながら観察する。そして、静止画を表示
したい瞬間にスイッチ17aを押している指を離すだけ
で静止画を表示できる。また、スイッチ17aを押して
離すという操作そのものは、従来の内視鏡と変わらない
操作であるため、違和感無く操作できる。
【0072】従来であれば、押しボタンスイッチ17a
を押した時に内視鏡装置23の機能が動作するので、手
がぶれて操作部に力が掛かってその微妙な操作部働きが
挿入部先端につたわり、その力で微妙に先端が動いてし
まい画像がぶれてしまったり、希望する画像が取れない
ことがあったが、上記の回路構成によれば確実に操作を
することができる。また、押しボタンを押し損ねること
による希望する画像が取れない等の失敗も無い。
【0073】以上説明したように、上述したような押し
ボタンスイッチの動作構成としてので、押しボタンを離
した瞬間に機能処理が実行され、確実な操作をすること
が出来る。
【0074】次に回路構成につき、他の例を示す。な
お、上記回路構成との相違点のみ説明し、同じ構成につ
いては説明を省略する。
【0075】図18は、スイッチ接点とスイッチ回路が
内視鏡装置側に設けられた場合の例を示す回路構成図で
ある。図18では、スイッチ接点101とスイッチ回路
102が、内視鏡装置23内に設けられている。内視鏡
2の押しボタンスイッチ17aを操作することにより、
スイッチ接点101のオン/オフの制御を行うことがで
きる。押しボタンスイッチ17aを押して、スイッチ回
路102がオン状態となった後、押しボタンスイッチ1
7aを離すと、スイッチ回路102は上記例で説明した
ように、その離したタイミングで、カメラユニット19
のレリーズ操作の実行指示を行うことができる。
【0076】また、図19は、スイッチ接点とスイッチ
回路が内視鏡装置のプロセッサ内に設けられた場合の例
を示す回路構成図である。図19では、スイッチ接点1
01とスイッチ回路102が、プロセッサ5内に設けら
れている。ここでは、機能として、押しボタンスイッチ
17aを操作して内視鏡画像をプロセッサ5に設けた記
憶装置104に記録し、その記録した画像をプリンタ2
0にてプリントアウトすることとする。押しボタンスイ
ッチ17aを押した後、離すタイミング(B)で、プロ
セッサ5に画像の記憶装置104への記録のための処理
の実行指示が出力される。同様に、2回目の押しボタン
スイッチの離すタイミング(D)で、プリンタ20での
プリントをするための処理の実行指示が出力される。
【0077】なお、内視鏡画像の記録とプリントアウト
の2つの動作を、押し込まれたスイッチ17aを離した
一回のタイミングで実行するようにしてもよい。その場
合、その一個の出力信号が、2つの動作実行の指示とな
る。
【0078】内視鏡装置23側に内蔵されたスイッチ接
点101とスイッチ回路102は、図16で示したよう
に(イ)の信号を(ロ)の信号に変換する。
【0079】なお、上述した3つの例の回路は、従来の
内視鏡と組み合わせても同様の効果を得ることが出来
る。さらに、上述したように、内視鏡の種々の押しボタ
ン(吸引用操作、送気・送水要操作等の種々の操作ボタ
ン)に適用可能である。
【0080】さて、次に、可撓管部18と湾曲部13等
との接続について説明する。
【0081】内視鏡の湾曲部13の基端側から操作部8
の先端側に至る長尺の可撓管部18は、通常、薄肉の金
属板を螺旋状に巻いたフレックスと繊維をチューブ状に
編んで作られているブレードと、その外周に外皮に相当
する樹脂が密着して構成された可撓管からなる。可撓管
の端部には他の部材と接続する為の口金が取り付けら
る。その取り付けは、従来、内視鏡の細径化を図る為に
可撓管の端部から口金を取りつける部分だけ樹脂をむき
ブレードを露出状態にしてブレードの上に口金を接着剤
で固定して行っていた。
【0082】この時、内視鏡の挿入性の向上や耐久性の
向上の為に化学繊維と金属繊維を混紡して製作されたブ
レードを用いた場合、樹脂をむいた時に、化学繊維の素
線が断線し、化学繊維が毛羽立った状態になってしまっ
ていた。口金をこの化学繊維のが毛羽立ったブレードに
接着する際、ブレードの毛羽立ちによって外径が大きく
なっているため口金の組付けが難しく、口金の内径を大
きくするとブレードと口金の接着剤の層が厚くなり確実
な接着が出来ないという問題がある。
【0083】この問題を改善する為に毛羽立ったブレー
ドの表面を削っていたがこれは非常に手間が掛かり可撓
管の値段を高くする原因となっていた。内視鏡の可撓管
に関しては、特開平1−190330号明細書記載のも
のがあるが、この毛羽立ちによる問題については、解決
策を与えるものではない。
【0084】そこで、上記図1の内視鏡システムにおい
て、安価で、外皮むき部の外表面を滑らかにすべく、次
のような構成をとっている。
【0085】図20を用いてその可撓管の構造について
説明する。
【0086】図20は、内視鏡の挿入部やユニバーサル
コードに使用されている可撓管9、18の断面例を示す
断面図である。可撓管18は、芯材となる薄肉の金属板
を螺旋状に丸めて形成したフレックス111、金属繊維
と化学繊維で混紡され、フレックス111を覆うブレー
ド112、ポリウレタン樹脂で可撓管の外表面を形成し
ている外皮113で構成されており、可撓管の両端には
口金114が取り付けられている。フレックス111と
ブレード112は密接しており、図示しないが両端部で
は接着剤や半田付け等の手段で固定されており、外皮1
13は可撓管全体に亘ってフレックス111とブレード
112の上から熱溶着され、ブレードを被覆している。
【0087】可撓管18の両端部には、ブレード露出部
である、いわゆる外皮むき部115があり、この部分で
は接続部材の口金114を取り付けるために外皮が剥か
れている。この外皮むき部115では、ブレード112
がむき出しになっており、むき出しになったブレード1
12を覆い隠すために糸116がブレード部分に巻か
れ、その上から接着剤117を塗布され、外皮むき部1
15が水密的に被覆される。その接着剤117が塗布さ
れた部分に、口金114を取り付けることによって、口
金114は可撓管18に接着剤またはスエージングによ
って固定される。
【0088】このように、糸巻き接着を行う事で、可撓
管18の外表面にブレード112がむき出しにならず、
かつ簡単な作業で外皮むき部115の外表面を滑らかに
する事が出来る。
【0089】次に、他の可撓管の構造例を説明する。
【0090】図21は、内視鏡の挿入部やユニバーサル
コードに使用されている可撓管9、18の他の断面例を
示す断面図である。図20と同じ構成のものは同一符号
を用いて、説明は省略し、差異のみ説明する。
【0091】図20では、外皮むき部115の外表面に
ウレタンシートのチューブ118を被覆させ、口金11
4とウレタンチューブ118を接着剤により固定してい
る。
【0092】ウレタンシートのチューブ118は、熱収
縮チューブでも同様の効果を得ることが出来、また、口
金114との固定は、接着剤を塗布した後、さらに接着
部を変形させ圧着させて接着強度を増しても良い。
【0093】このように構成することで、可撓管18の
外表面にブレード112がむき出しにならず、かつ簡単
な作業で外皮むき部115の外表面を滑らかにする事が
出来る。
【0094】以上説明した2つの例によれば、内視鏡可
撓管の端部で外皮がむかれている部分において、ブレー
ドがむき出しになっている部分を被覆部材で覆い滑らか
な表面とすることができ、かつ安価に内視鏡用可撓管を
提供する事が出来る。
【0095】以上、第一および第二の実施の形態で説明
したように、上述した構成によれば、ユーザに大きなコ
スト負担をさせることなく、複数の送水あるいは送液の
機能に対応できる内視鏡を提供することができる。すな
わち、手術者は、手術の術式や患者、嗜好に合せて先端
カバー部材を交換する事が出来、簡単に前方送水の仕様
変更を行う事が出来るため、異なる仕様の内視鏡を複数
購入する必要が無く、一本のスコープ、すなわち内視鏡
で済むためユーザにとって安価に済む。
【0096】なお、以上説明した実施の形態に記載した
構成から、次の付記に示す構成に特徴がある。
【0097】[付記項] (1)内視鏡挿入部の先端部に開口部を有する送水管路
に連通する管路と、前記先端部に着脱自在な先端カバー
部材とを有し、前記先端カバー部材は、前記送水管路に
連通する管路の形状がそれぞれ異なる複数の先端カバー
部材の中から選択されて装着できるように交換可能であ
ることを特徴とする内視鏡。
【0098】(2)互いに係合するための凹凸部を、前
記先端部と前記先端カバー部材に設け、前記凹凸部内部
に前記送水管路の管路が形成されることを特徴とする付
記項(1)に記載の内視鏡。
【0099】(3)前記複数の先端カバー部材の少なく
とも一つの前記先端カバー部材の前記管路は、送水方向
を変更する送水方向変更手段を有していることを特徴と
する付記項(1)または付記項(2)の内視鏡。
【0100】(4)前記送水方向変換手段は、螺旋状の
溝を具備した部材を含むことを特徴とする付記項(3)
に記載の内視鏡システム。
【0101】(5)前記送水方向変換手段の前記送水方
向は、前記先端カバー部材の先端面であることを特徴と
する付記項(3)に記載の内視鏡システム。
【0102】(6)前記先端カバー部材は、前記管路の
形状によって異なる色をしていることを特徴とする付記
項(1)または付記項(2)に記載の内視鏡。
【0103】(7)内視鏡の先端部に設けられた先端構
成部と、前記内視鏡を挿通し前記内視鏡の先端部に開口
する送水管路と、該送水管路に連通する管路を有して前
記先端構成部に着脱自在な先端カバー部材とを有する内
視鏡システムにおいて、前記送水管路に連通する前記管
路の形状がそれぞれ異なる複数の先端カバー部材を有
し、前記先端カバー部材が前記先端構成部に対して交換
可能であることを特徴とする内視鏡システム。
【0104】(8)内視鏡の先端部に設けられた先端構
成部と、前記内視鏡に内装された第1の送水管路と、前
記先端構成部に対して着脱自在に設けられている先端カ
バー部材と、前記先端カバー部材に設けられた前記第1
の送水管路と連通した第2の送水管路とを有し、前記第
2の送水管路の形状が異なる複数の前記先端カバー部材
の中から、前記先端カバー部材を交換可能としたことを
特徴とする内視鏡。
【0105】(9)予め定めた処理の実行を指示するた
めの押しボタンスイッチを具備する内視鏡と、前記内視
鏡と組み合わせて使用される内視鏡装置とからなる内視
鏡システムにおいて、前記押しボタンスイッチの押し込
まれた押しボタンが離された時に、前記予め定めた処理
の実行を指示する信号を出力する制御手段を有すること
を特徴とする内視鏡システム。
【0106】(10)前記制御手段は、前記内視鏡の内
部に設けられていることを特徴とする付記項(9)に記
載に記載の内視鏡システム。
【0107】(11)前記制御手段は、前記内視鏡以外
に設けられていることを特徴とする付記項(9)に記載
に記載の内視鏡システム。
【0108】(12)前記予め定めた処理は、内視鏡画
像の静止画を表示することであることを特徴とする付記
項(9)、付記項(10)または付記項(11)に記載
の内視鏡システム。
【0109】(13)前記予め定めた処理は、内視鏡画
像を記録するためのレリーズ機能であることを特徴とす
る付記項(9)、付記項(10)または付記項(11)
に記載の内視鏡システム。
【0110】(14)金属からなる芯材と、化学繊維を
含み前記芯材を覆うブレードと、前記ブレードを被覆し
ている外皮とで構成され、少なくとも片方の端部に外皮
を除去したブレード露出部を設け、前記ブレード露出部
に接続部材を固定する可撓管を有する内視鏡と、前記内
視鏡と組み合わせて使用される内視鏡装置とからなる内
視鏡システムにおいて、前記ブレード露出部は被覆部材
で覆われていることを特徴とする内視鏡システム。
【0111】(15)前記被覆部材は、糸巻きと接着剤
により構成されていることを特徴とする付記項(14)
に記載の内視鏡システム。
【0112】(16)前記被覆部材は、熱収縮チューブ
であることを特徴とする付記項(14)に記載の内視鏡
システム。
【0113】(17)前記被覆部材は、ウレタンシート
であることを特徴とする付記項(14)に記載の内視鏡
システム。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザに大きなコスト負担をさせることなく、複数の送
水あるいは送液の機能に対応できる内視鏡を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡システム全体の構成例を説明するための
全体構成図である。
【図2】内視鏡先端部の例を示す詳細断面図である。
【図3】先端硬質部材の形状の例を示す先端硬質部材の
斜視図である。
【図4】先端カバー部材の形状の例を示す先端カバー部
材の斜視図である。
【図5】先端カバー部材の他の例を示す断面図である。
【図6】先端カバー部材の他の例を示す断面図である。
【図7】先端カバー部材の他の例を示す断面図である。
【図8】図7における旋回部材の斜視図である。
【図9】先端カバー部材の他の例を示す断面図である。
【図10】先端カバー部材の他の例を示す断面図であ
る。
【図11】内視鏡先端部の例を示す詳細断面図である。
【図12】先端硬質部材例の斜視図である。
【図13】図12の先端硬質部材の部分断面図である。
【図14】先端カバー部材例の斜視図である。
【図15】図14の先端カバー部材の部分断面図であ
る。
【図16】操作部に設けられているスイッチ部の回路構
成図である。
【図17】押しボタンスイッチの操作と、スイッチ回路
の出力の関係を示すタイミングチャートである。
【図18】スイッチ接点とスイッチ回路が内視鏡装置側
に設けられた場合の例を示す回路構成図である。
【図19】スイッチ接点とスイッチ回路が内視鏡装置の
プロセッサ内に設けられた場合の例を示す回路構成図で
ある。
【図20】内視鏡の挿入部やユニバーサルコードに使用
されている可撓管の断面例を示す断面図である。
【図21】内視鏡の挿入部やユニバーサルコードに使用
されている可撓管の他の断面例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・内視鏡システム、2・・・内視鏡、3・・・光
源装置、4・・・スコープケーブル、5・・・プロセッ
サ、6・・・カラーモニタ、7・・・挿入部、8・・・
操作部、9・・・ユニバーサルコード部、10・・・ス
コープコネクタ、11・・・鉗子、12・・・先端部、
13・・・湾曲部、14・・・湾曲操作ノブ、15・・
・送気送水用操作ボタン、16・・・吸引用操作ボタ
ン、17・・・スイッチ部、18・・・可撓管、19・
・・カメラユニット、20・・・プリンタ、21、22
・・・ケーブル、23・・・内視鏡装置、31、81・
・・先端硬質部材、32・・・撮像ユニット、33、8
2・・・先端カバー部材、34・・・湾曲管、35・・
・湾曲ゴム、36、116・・・糸、37、117・・
・接着材、38・・・枠部材、39・・・対物レンズ、
40・・・CCD、41・・・基板部、42・・・信号
ケーブル、43・・・ボンディング材、44・・・つな
ぎパイプ、51・・・撮像穴、52・・・チャンネル
穴、53・・・送気送水管路、30、54・・・前方送
水管路、55、56・・・ライトガイド固定穴、57・
・・凹部、61・・・ライトガイド用穴、62・・・送
気送水管路用穴、63・・・観察窓、64・・・管路、
65・・・凸部、71・・・旋回部材、72・・・突き
当て部、73・・・絞り、74・・・ノズル、83・・
・突起部、84・・・溝部、85・・・溝部分、86・
・・ストッパ部分、87・・・突起部分、88・・・爪
部分、101・・・スイッチ接点、102・・・スイッ
チ回路、103・・・信号線、104・・・記憶装置、
111・・・フレックス、112・・・ブレード、11
3・・・外皮、114・・・口金、115・・・外皮む
き部、118・・・ウレタンチューブ代理人 弁理士
伊 藤 進
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 隆康 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 厚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 道雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 外山 隆一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉満 浩一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷井 好幸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松井 頼夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 浦崎 剛 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 AA01 BA24 CA22 DA12 DA57 GA02 4C061 FF38 GG14 JJ06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡挿入部の先端部に開口部を有する送
    水管路に連通する管路と、 前記先端部に着脱自在な先端カバー部材とを有し、 前記先端カバー部材は、前記送水管路に連通する管路の
    形状がそれぞれ異なる複数の先端カバー部材の中から選
    択されて装着できるように交換可能であることを特徴と
    する内視鏡。
  2. 【請求項2】互いに係合するための凹凸部を、前記先端
    部と前記先端カバー部材に設け、前記凹凸部内部に前記
    送水管路の管路が形成されることを特徴とする請求項1
    に記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】前記複数の先端カバー部材の少なくとも一
    つの前記先端カバー部材の前記管路は、送水方向を変更
    する送水方向変更手段を有していることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の内視鏡。
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