JP2002271695A - 視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子 - Google Patents

視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子

Info

Publication number
JP2002271695A
JP2002271695A JP2001064680A JP2001064680A JP2002271695A JP 2002271695 A JP2002271695 A JP 2002271695A JP 2001064680 A JP2001064680 A JP 2001064680A JP 2001064680 A JP2001064680 A JP 2001064680A JP 2002271695 A JP2002271695 A JP 2002271695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
film layer
substrate
image recognition
visual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001064680A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Sugiyama
幸宏 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001064680A priority Critical patent/JP2002271695A/ja
Publication of JP2002271695A publication Critical patent/JP2002271695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、入力される動画像内の移動物
体の検出精度がさらに向上する視物質類似蛋白質を用い
た映像認識素子を提供することを目的とする。 【解決手段】 表面に複数の画素電極が2次元配列状に
形成された第1基板、表面に透明対向電極が形成された
透明な第2基板、ならびに両電極間に配された視物質類
似蛋白質配向配列フィルム層および電気的絶縁層を備え
ており、視物質類似蛋白質配向配列フィルム層が画素電
極側に形成され、電気的絶縁層が対向電極側に形成され
ており、第2基板側から視物質類似蛋白質配向配列フィ
ルム層に光情報を照射し、視物質類似蛋白質配向配列フ
ィルム層の電気分極によって画素電極に誘導された誘導
電流を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、視物質類似蛋白
質を用いた画像認識素子に関する。
【0002】
【従来の技術】視物質類似蛋白質、例えばバクテリオロ
ドプシンを高度に配向したフィルムは、光情報を与える
ことによって、光情報中の輪郭部分に応じた部分に電位
が発生することが知られている。
【0003】そこで、バクテリオロドプシンを利用した
画像認識素子が開発されている。バクテリオロドプシン
を利用した従来の画像認識素子は、バクテリオロドプシ
ンまたはそれを含む紫膜の配向膜を2枚の電極(1枚は
透明電極)で挟んだ構造である。そして、このような構
造の画像認識素子に光情報を与え、光起電力によって発
生した”電位”を測定していた(特開平4−31195
4号公報参照)。
【0004】しかしながら、電位は暗電位等のさまざま
なノイズがのりやすく、従来の画像認識素子において
は、本来の信号のみを検出するためには慎重さが必要で
あった。特に、電極を微少電極にした場合の信号検出に
は、慎重さが必要であった。
【0005】そこで、本出願人は、図7に示すような画
像認識素子を開発した(特開2000−267223号
公報参照)。この画像認識素子は、表面に複数の画素電
極22が2次元配列状に形成された第1基板21と、表
面に対向電極12が形成された第2基板11と、両電極
12、22間に配された誘電体30から構成されてい
る。対向電極12の表面に、バクテリオロドプシンを含
む紫膜の配向膜13が形成されている。
【0006】第2基板11側から配向膜13に光情報
(動画像)が照射される。そして、配向膜13の電気分
極によって画素電極22に誘導される誘導電流を検出す
る。画素電極22に誘導される誘導電流を検出している
ため、移動物体の検出精度が高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、入力され
る動画像内の移動物体の検出精度がさらに向上する視物
質類似蛋白質を用いた画像認識素子を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の視
物質類似蛋白質を用いた画像認識素子は、表面に複数の
画素電極が2次元配列状に形成された第1基板、表面に
透明対向電極が形成された透明な第2基板、ならびに両
電極間に配された視物質類似蛋白質配向配列フィルム層
および電気的絶縁層を備えており、視物質類似蛋白質配
向配列フィルム層が画素電極側に形成され、電気的絶縁
層が対向電極側に形成されており、第2基板側から視物
質類似蛋白質配向配列フィルム層に光情報を照射し、視
物質類似蛋白質配向配列フィルム層の電気分極によって
画素電極に誘導された誘導電流を検出するようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】この発明による第2の視物質類似蛋白質を
用いた画像認識素子は、表面に複数の透明画素電極が2
次元配列状に形成された透明な第1基板、表面に対向電
極が形成された第2基板、ならびに両電極間に配された
視物質類似蛋白質配向配列フィルム層および電気的絶縁
層を備えており、視物質類似蛋白質配向配列フィルム層
が画素電極側に形成され、電気的絶縁層が対向電極側に
形成されており、第1基板側から視物質類似蛋白質配向
配列フィルム層に光情報を照射し、視物質類似蛋白質配
向配列フィルム層の電気分極によって画素電極に誘導さ
れた誘導電流を検出するようにしたことを特徴とする。
【0010】視物質類似蛋白質配向配列フィルム層とし
ては、たとえば、バクテリオロドプシンの配向配列フィ
ルム層が用いられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0012】〔A〕第1の実施の形態の説明
【0013】〔1〕画像認識素子の構成の説明
【0014】図1は、画像認識素子の構成を示してい
る。
【0015】画像認識素子100は、表面に画素電極2
が2次元配列状に形成された第1基板1、表面に対向電
極5が形成された第2基板6、ならびに両電極間に配さ
れた視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3および電気
的絶縁層4を備えている。視物質類似蛋白質配向配列フ
ィルム層3は画素電極2側に形成され、電気的絶縁層4
は対向電極5側に形成されている。この画像認識素子1
00では、動画像は、第2基板6側から視物質類似蛋白
質配向配列フィルム層3に投影される。
【0016】第1基板1上には、複数の画素電極2と各
画素電極2に接続された配線が形成されている。画像電
極2および配線の材料としては、Au、Au/Cr、C
u等の低抵抗導電材料が用いられる。
【0017】動画像が第2基板6側から視物質類似蛋白
質配向配列フィルム層3に投影されるので、第2基板6
としては、透明ガラス基板等の透明な基板が用いられて
いる。また、対向電極5としては、ITO等の光透過性
導電層が用いられる。
【0018】視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3と
しては、この例では、バクテリオロドプシン(BR:Bacte
riorhodopsin) の配向配列フィルム層が用いられる。電
気的絶縁層4としては、ポリマー性超薄膜、ポリイミド
LB膜が用いられる。対向電極5は接地されている。各
画素電極2は、第1基板1上の配線を介して電流検出手
段に接続されている。
【0019】動画像が第2基板6側から視物質類似蛋白
質配向配列フィルム層3に投影され、視物質類似蛋白質
配向配列フィルム層3の電気分極によって画素電極2に
誘導された誘導電流が検出される。この画像認識素子1
00は、図7の従来例と比較すると、視物質類似蛋白質
配向配列フィルム層3が画素電極2の表面に形成されて
いるため、画素電極2に誘導される誘導電流が増大す
る。このため、移動物体の検出精度が向上する。
【0020】〔2〕画像認識素子の製造方法の説明
【0021】画像認識素子を製造するには、まず、第1
基板1上に画素電極2および配線が形成された第1電極
基板を製造する。同様に、第2基板6に対向電極5が形
成された第2電極基板を製造する。そして、第1電極基
板上に視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3を形成す
る。
【0022】電気絶縁層4を、第1電極基板上に形成さ
れた視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3の表面、ま
たは第2電極基板の対向電極5上に形成する。そして、
第1電極基板と第2電極基板とを、電気絶縁層4と対向
電極5とが圧接した状態で固定する。
【0023】以下、図2を参照して、第1基板1上に画
素電極2および配線が形成された第1電極基板上に視物
質類似蛋白質配向配列フィルム層3を形成する方法につ
いて説明する。
【0024】(1)視物質類似蛋白質展開溶液の調製
(視物質類似蛋白質単分子膜の作成) まず、図2(a)に示すように、視物質類似蛋白質であ
るバクテリオロドプシン41を変性させにくい有機溶媒
42に分散させ、蛋白質展開溶液50を調製する。有機
溶媒としては、例えば、33%ジメチルフォルムアミド
水溶液が用いられる。
【0025】ここで、蛋白質の変性とは、蛋白質の機能
が、蛋白質分子構造の破壊等によって失われることを言
う。蛋白質の失活ともいう。
【0026】(2)視物質類似蛋白質の展開 次に、図2(b)に示すように、ラングミュアトラフ
(水槽)61に張った下層液60の液面上に、蛋白質展
開溶液50をシリンジ(注射器)62などで静かに展開
し、下層液60の液面上に蛋白質の単分子層を形成す
る。この時、単分子層を形成している蛋白質の分子配向
は、下層液60の界面張力の効果により、ほぼ同一方向
を向いている。なお、下層液60としては、例えば、p
Hを酸性に調製した純水が用いられる。
【0027】(3)視物質類似蛋白質単分子膜の圧縮 次に、図2(c)に示すように、ラングミュアトラフの
可動式バリア63により、下層液60の液面上に形成さ
れた蛋白質単分子膜51を、所定の面積或いは所定の表
面圧力になるまで圧縮する。視物質類似蛋白質がバクテ
リオロドプシンである場合には、表面圧力を15mN/mに
なるまで圧縮する。
【0028】ここで、表面圧力とは、一般には、1次元
圧力をいい、単位長さ当たりの力で表される。蛋白質単
分子膜51は下層液の液面上にシート状に形成されてお
り、可動式バリア63で圧縮されると、その膜の横方向
から1次元の力が作用する。ここでは、力が加わった蛋
白質単分子膜の横方向の1次元長さをその力で割った値
をさす。
【0029】(4)視物質類似蛋白質単分子膜の累積 下層液60の液面上に形成された蛋白質単分子膜51
を、所定の面積或いは所定の表面圧力にさせた後、蛋白
質展開溶液に含まれている有機溶媒が揮発するのを待
つ。ただし、一般に蛋白質は、液面に加わる界面張力に
よっても徐々に変性していく性質がある。したがって、
蛋白質展開溶液中の有機溶媒の揮発時間と、界面張力に
よる変性の進行速度の兼ね合いによって、蛋白質単分子
膜51が失活してしまわないように、待ち時間を適切な
時間に設定する必要がある。視物質類似蛋白質がバクテ
リオロドプシンである場合には、この待ち時間は、10
分程度となる。
【0030】第1基板1上に画素電極2および配線が形
成された第1電極基板への視物質類似蛋白質単分子膜5
1の累積は、図2(d)に示すように、水平付着法の繰
り返しによって行なう。
【0031】次に、電気絶縁層4の形成方法について説
明する。電気絶縁層4を第2電極基板の対向電極5上に
形成する場合には、たとえば、ポリイミド等のポリマー
を対向電極5上にスピンコートすることによって、対向
電極5上に電気絶縁層を形成する。
【0032】電気絶縁層4を第1電極基板上に形成され
た視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3の表面に形成
する場合には、視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3
を失活させないようにする必要がある。そこで、たとえ
ば、LB法によって、ポリイミド等のポリマーを単分子
膜の累積膜として、視物質類似蛋白質配向配列フィルム
層3の表面に形成する。
【0033】〔3〕視物質類似蛋白質の電気分極特性の
説明
【0034】図3に示すように、バクテリオロドプシン
10に光を照射すると、電気分極が生じる。この電気分
極特性は、図4に示すようになる。つまり、光が照射さ
れると(時点t1)、電気分極が起こり、時間の経過と
ともに電気分極は徐々に減衰する。そして、光の照射を
中止すると(時点t2)、光を照射したときと逆極性の
電気分極が起こり、時間の経過とともに電気分極は徐々
に減衰する。
【0035】〔4〕画像認識素子の動作についての説明
【0036】画像中の移動物体の輪郭抽出は、従来は、
CCD等の入力デバイスによって取得された画像の連続
したフレーム画像間のデータ差分をとることにより、行
われている。この方法は、2つの連続したフレーム画像
の違いが、一般的に画像中の移動物体の輪郭に相当する
部分に起因していることを利用している。
【0037】したがって、データ差分法で抽出された移
動物体の輪郭データは、全ての場合において、移動物体
の背景画像データに依存する。すなわち、移動物体の光
強度が一定であるとしても、移動物体周辺の背景の光強
度が変化すれば、差分値である輪郭データは一定となら
なくなる。
【0038】上記実施の形態による画像認識素子100
(図1参照)では、データ差分をとることなく、移動物
体の輪郭を抽出することができる。さらに、抽出された
移動物体の輪郭データは、静止画データである背景画像
データに依存しない。画像認識素子100によって抽出
された画素値が一定値であれば、この輪郭を追跡すれ
ば、そのままオプティカルフロー検出時の一次データと
なる。
【0039】図5は、移動物体を含む動画像を画像認識
素子100に照射した場合に、画像認識素子100によ
って得られる出力画像を示している。
【0040】図5において、111は時点t=T1にお
ける入力画像を、112は入力画像111に対する画像
認識素子100の出力画像を、113は出力画像112
における直線ABで示す水平ライン上の画像認識素子1
00の出力電流値を、それぞれ示している。ここでは、
時点t=T1において、移動物体の光が画像認識素子1
00に最初に照射されたとする。
【0041】図5において、121は時点t=T2にお
ける入力画像(光情報)を、122は入力画像121に
対する画像認識素子100の出力画像を、123は出力
画像122における直線ABで示す水平ライン上の画像
認識素子100の出力電流値を、それぞれ示している。
【0042】時点t=T1においては、画像認識素子1
00の視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3の電気分
極特性(図4参照)によって、移動物体の光が照射され
た部分に対応する画素電極2に移動物体の光強度に応じ
た所定値Current+8 の誘導電流が発生する。
【0043】時点t=T2においては、移動物体の光
が新たに照射された部分に対応する画素電極2には、所
定値Current+8 の誘導電流が発生する。移動物体の光
が時点t=T1から引き続いて照射されている部分に対
応する導電電極22への誘導電流は、画像認識素子10
0の視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3の電気分極
特性(図4参照)によって、所定値Current+8 より低い
値Current+5 となる。また、時点t=T1では移動物
体の光が照射されていたが、時点t=T2では移動物体
の光が照射されなくなった部分に対応する導電電極22
への誘導電流は、視物質類似蛋白質配向配列フィルム層
3の電気分極特性(図4参照)によって、移動物体の光
強度に応じた逆極性の所定値Current-5 に変化する。
【0044】したがって、移動物体の光が新たに照射さ
れた部分(移動物体の移動方向前側の輪郭)に対応する
誘導電流値は、移動物体の光強度に応じた一定値Curren
t+8となる。また、移動物体の光が照射されなくなった
部分(移動物体の移動方向後側の輪郭)に対応する誘導
電流値は、移動物体の光強度に応じた一定値Current-5
となる。このように、画像認識素子100を用いて移動
物体を検出した場合には、背景輝度が一定であるなら
ば、その輪郭の誘導電流値は一定となる。更に、移動物
体の光が照射され続けた部分、および照射されなくなっ
た部分に対応する誘導電流値は、時間の経過とともにCu
rrent0となる。
【0045】データ差分法で抽出された移動物体の輪郭
内画像は差分画像であるのに対し、画像認識素子100
によって抽出された移動物体の輪郭内画像は実画像であ
る。このため、入力される動画像の背景が模様がある複
雑な画像であっても、静止画である限り、動画像中の移
動物体の輪郭のみを抽出することができる。また、移動
物体の移動方向も抽出することができる。
【0046】〔B〕第2の実施の形態の説明
【0047】図6は、画像認識素子の他の例を示してい
る。
【0048】画像認識素子200は、表面に画素電極2
が2次元配列状に形成された第1基板1、表面に対向電
極5が形成された第2基板6、ならびに両電極間に配さ
れた視物質類似蛋白質配向配列フィルム層3および電気
的絶縁層4を備えている。視物質類似蛋白質配向配列フ
ィルム層3は画素電極2側に形成され、電気的絶縁層4
は対向電極5側に形成されている。この画像認識素子2
00では、図1の画像認識素子100とは異なり、動画
像は、第1基板1側から視物質類似蛋白質配向配列フィ
ルム層3に投影される。
【0049】動画像が第1基板1側から視物質類似蛋白
質配向配列フィルム層3に投影されるので、第1基板1
としては、透明ガラス基板等の透明な基板が用いられて
いる。また、第1基板1上に形成される画素電極2とし
ては、ITO等の光透過性導電層が用いられる。第1基
板1上に形成される配線の材料としては、Au、Au/
Cr、Cu等の低抵抗導電材料が用いられる。
【0050】第2基板上に形成される対向電極5として
は、Au等の低抵抗導電層が用いられる。視物質類似蛋
白質配向配列フィルム層3としては、この例では、バク
テリオロドプシンの配向配列フィルム層が用いられる。
電気的絶縁層4としては、ポリマー性超薄膜、ポリイミ
ドLB膜が用いられる。対向電極5は接地されている。
各画素電極2は、第1基板1上の配線を介して電流検出
手段に接続されている。
【0051】動画像が第1基板1側から視物質類似蛋白
質配向配列フィルム層3に投影され、視物質類似蛋白質
配向配列フィルム層3の電気分極によって画素電極2に
誘導された誘導電流が検出される。この画像認識素子1
00は、図7の従来例と比較すると、視物質類似蛋白質
配向配列フィルム層3が画素電極2の表面に形成されて
いるため、画素電極2に誘導される誘導電流が増大す
る。このため、移動物体の検出精度が向上する。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、入力される動画像内
の移動物体の検出精度がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像認識素子の構成を示す模式図である。
【図2】第1電極基板上に視物質類似蛋白質配向配列フ
ィルム層3を形成する方法を説明するための工程図であ
る。
【図3】視物質類似蛋白質の一種であるバクテリオロド
プシン1に光を照射すると、電気分極が生じることを示
す模式図である。
【図4】バクテリオロドプシンの電気分極特性を示すグ
ラフである。
【図5】移動物体を含む動画像を画像認識素子100に
照射した場合に、画像認識素子100によって得られる
出力画像を示す模式図である。
【図6】画像認識素子の他の例を示す模式図である。
【図7】従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
100、200 画像認識素子 1 第1基板 2 画素電極 3 視物質類似蛋白質配向配列フィルム層 4 電気的絶縁層 5 対向電極 6 第2基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に複数の画素電極が2次元配列状に
    形成された第1基板、表面に透明対向電極が形成された
    透明な第2基板、ならびに両電極間に配された視物質類
    似蛋白質配向配列フィルム層および電気的絶縁層を備え
    ており、視物質類似蛋白質配向配列フィルム層が画素電
    極側に形成され、電気的絶縁層が対向電極側に形成され
    ており、第2基板側から視物質類似蛋白質配向配列フィ
    ルム層に光情報を照射し、視物質類似蛋白質配向配列フ
    ィルム層の電気分極によって画素電極に誘導された誘導
    電流を検出するようにした視物質類似蛋白質を用いた画
    像認識素子。
  2. 【請求項2】 表面に複数の透明画素電極が2次元配列
    状に形成された透明な第1基板、表面に対向電極が形成
    された第2基板、ならびに両電極間に配された視物質類
    似蛋白質配向配列フィルム層および電気的絶縁層を備え
    ており、視物質類似蛋白質配向配列フィルム層が画素電
    極側に形成され、電気的絶縁層が対向電極側に形成され
    ており、第1基板側から視物質類似蛋白質配向配列フィ
    ルム層に光情報を照射し、視物質類似蛋白質配向配列フ
    ィルム層の電気分極によって画素電極に誘導された誘導
    電流を検出するようにした視物質類似蛋白質を用いた画
    像認識素子。
  3. 【請求項3】 視物質類似蛋白質配向配列フィルム層が
    バクテリオロドプシンの配向配列フィルム層である請求
    項1および2のいずれかに記載の光情報処理素子。
JP2001064680A 2001-03-08 2001-03-08 視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子 Pending JP2002271695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001064680A JP2002271695A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001064680A JP2002271695A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002271695A true JP2002271695A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18923464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001064680A Pending JP2002271695A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002271695A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101919494B1 (ko) 바이오센서, 투명회로 및 그것을 포함하는 콘택트렌즈
US7692751B2 (en) Method for forming pad electrode, method for manufacturing liquid crystal display device using the same, and liquid crystal display device manufactured by the method
JP2003161810A5 (ja)
KR20010023736A (ko) 부각물체 영상 형성기
KR102390995B1 (ko) 표시 장치 및 이의 제조방법
CN106095204B (zh) 触摸传感器装置
Lan et al. Fast-response microlens array fabricated using polyvinyl chloride gel
WO2020140714A1 (zh) 阵列基板及微全分析装置
CN108022559A (zh) 一种光敏检测模块、光源模组与电泳显示装置
JP2002271695A (ja) 視物質類似蛋白質を用いた画像認識素子
US20170205954A1 (en) Touch panel and display device including the same
US8795511B2 (en) Configuration, a sensing element with such configuration, electrochemical sensor comprising such sensing element and method for electrochemical sensing using such electrochemical sensor
CN110928068B (zh) 显示面板及其驱动方法、显示装置
CN109424920A (zh) 车辆用前照灯系统
DE102014212911A1 (de) Datenverarbeitungsvorrichtung und Datenverarbeitungssystem
US20170235187A1 (en) Electrical polarization filter, electronic apparatus including the same, and method of operating the electronic apparatus
US11500193B2 (en) Optical modulation device, method of operating the same, and apparatus including the optical modulation device
US10130319B2 (en) Radiation imaging
JP2002270603A (ja) 絶縁膜形成方法
Takamatsu et al. Flexible, organic light-pen input device with integrated display
JPWO2020121110A5 (ja)
CN109426388B (zh) 显示基板、显示装置及其控制方法
JP2000267223A (ja) 光情報処理素子
CN108803159B (zh) 一种像素电极的制备方法、像素电极和显示面板
KR102169660B1 (ko) 터치를 감지하는 압전성 고분자 기반 투명 압력 센서