JP2002270644A - 導電性ボール搭載装置及び導電性ボール搭載方法 - Google Patents

導電性ボール搭載装置及び導電性ボール搭載方法

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JP2002270644A
JP2002270644A JP2001069243A JP2001069243A JP2002270644A JP 2002270644 A JP2002270644 A JP 2002270644A JP 2001069243 A JP2001069243 A JP 2001069243A JP 2001069243 A JP2001069243 A JP 2001069243A JP 2002270644 A JP2002270644 A JP 2002270644A
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flux
package
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JP2001069243A
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Yoshitatsu Naito
芳達 内藤
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Via Mechanics Ltd
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Hitachi Via Mechanics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期調整作業のための段取り時間がかから
ず、作業労力を要さず、高精度にはんだボールの搭載を
行うこと。 【解決手段】 搭載位置に位置決めされたパッケージ3
1の接続端子を撮像すると共に、整列マスク20を撮像
し、撮像した接続端子の画像と、撮像した整列マスクの
画像とに基づいて位置決めする距離(X,Y)を演算
し、該距離に基づいて、接続端子に対して整列マスク2
0を送り制御して位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BGA(BALL GRI
D ARRAY)、CSP(CHIP SIZE PACKAGEまたはCHIP SCA
LE PACKAGE)等の半導体パッケージの接続端子に対し
て、実装基板との接続材としての突出接点を形成するた
め導電性ボールを搭載する導電性ボール搭載装置及び導
電性ボール搭載方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIを用いた半導体パッケージのよう
に入出力数の多いパッケージを実装基板へ接続するため
の構造としてパッケージ側へ突出接点を形成する構造が
採用されている。この突出接点は、例えば、はんだバン
プであり、パッケージの接続端子へ搭載したはんだボー
ルに代表される導電性ボール(以下、はんだボールとい
う)を加熱溶融することにより形成する。パッケージの
接続端子へはんだボールを搭載する装置として、例えば
図10及び図11に示すはんだボール搭載装置が提案さ
れている。
【0003】はんだボール搭載装置の従来例1 図10は従来のはんだボール搭載装置の一例を示す図で
あり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図10
に示す如く、ベースフレーム1上に一対のコラム2c,
2dが平行配置されており、各コラム2c,2dの上面
にガイド3c,3dが対をなして配置されている。更
に、両端を軸受け4,4にて支持されたボールネジ5が
コラム2c上に配設されており、ボールネジ5の一端は
カップリング6を介してモータ7と結合されている。ガ
イド3c,3d間には、これらガイド3c,3dに沿っ
て前後方向移動自在に前後スライダ63が設けられてお
り、前後スライダ63はボールネジ5と螺合している。
即ち前後スライダ63は、モータ7の作動によりボール
ネジ5を介して前後方向に移動駆動される。
【0004】前後スライダ63の側面には一対のガイド
61,61及び両端を軸受け64,64にて支持するボ
ールネジ62が平行配置されており、ボールネジ62の
一端はカップリング65を介してモータ60と結合され
ている。ガイド61,61には左右スライダ66が、こ
れらガイド61,61に沿って左右方向移動自在に設け
られている。また、該左右スライダ66はボールネジ6
2と螺合しており、モータ60の作動によりボールネジ
62を介して左右スライダ66が左右に移動駆動され
る。左右スライダ66には、一対のガイド11,11及
び両端を軸受け67,67にて支持されたボールネジ1
3が鉛直方向に平行配置されており、ボールネジ13の
上端はカップリング68を介してモータ16と結合され
ている。
【0005】ガイド11,11にはマウントヘッド18
が、これらガイド11,11に沿って上下方向移動自在
に設けられている。また、該マウントヘッド18はボー
ルネジ13と螺合しており、モータ16の作動によりボ
ールネジ13を介してマウントヘッド18が上下に移動
駆動される。マウントヘッド18の下面には整列マスク
20が設けられており、この整列マスク20の底面側に
は、はんだボール46を吸着するための、パッケージ3
1の接続端子と同配列の吸着穴が形成されており、真空
ポンプ(図示せず)に配管接続されている(図示せ
ず)。左右スライダ66の下側には、CCDカメラ23
およびリングライト24が配置されており、CCDカメ
ラ23は別配置の画像処理装置(図示せず)へ接続され
ている。
【0006】ベースフレーム1にはコンベア55が設け
られている。コンベア55は、モータ26にて駆動する
一対の駆動ローラ27,27と、一対のアイドルローラ
28,28と、各ローラのペア27,28に巻回された
コンベアベルト29と、を有しており、一対のコンベア
ベルト29によりパッケージ31が搬送される。またベ
ースフレーム1の中央部には搭載部53が設けられてお
り、一対のエアシリンダ34,34により上下するパッ
ケージマウント32と、真空吸着又はクランプによりパ
ッケージ31を保持自在な保持機能(図示せず)とを有
している。なお搭載部53の近傍には、搬送されてきた
パッケージ31を停止させるストッパ45が、エアシリ
ンダ35にて上下駆動自在に設けられている。
【0007】更にコンベア55手前のベースフレーム1
上には、はんだボール46を貯留するボール供給容器3
6と、フラックス供給ユニット40と、が配設されてい
る。フラックス供給ユニット40は、フラックス52を
貯留するフラックス槽37と、フラックス槽37の上面
と微少隙間を保ち平行移動(移動手段は図示せず)して
フラックス膜を形成するスキージ38と、を備えてい
る。
【0008】以上の構成により、コンベア55が搬送し
てきたパッケージ31は、エアシリンダ35により上昇
されたストッパ45により停止される。その後、エアシ
リンダ34,34によりパッケージマウント32が上昇
され、該パッケージマウント32がパッケージ31を載
置固定する。この動作と並行して、整列マスク20がボ
ール供給容器36へ移動して下降し、エア放出等(図示
せず)により浮遊させたはんだボール46の吸着整列を
行った後、フラックス供給ユニット40へ移動して下降
し、整列マスク20が吸着したはんだボール46先端を
フラックス52の膜へ浸漬して、はんだボール46の先
端へフラックス52を付着せしめる。
【0009】図12は、はんだボールの搭載方法を示す
図である。図12に示す如く、パッケージ31の搭載エ
リアがCCDカメラ23の真下となるよう左右スライダ
66が左右に移動して位置決めされた後、CCDカメラ
23がパッケージ31の接続端子47のパターンを撮像
して画像処理装置25がパターンの中心位置を測定し、
次に、整列マスク20が、パッケージ31上へ移動し
て、画像処理装置25の測定値に基づき補正位置決めさ
れた後、下降して真空吸引を解除し、はんだボール46
をパッケージ31の接続端子47上へ搭載して、はんだ
ボール46をフラックス52の粘着力にて接続端子47
上へ仮固定する。
【0010】上記動作を分割数繰り返した後、パッケー
ジマウント32がパッケージ31の保持を解放すると共
に下降して(ストッパ45は下降済み)コンベアベルト
29上へパッケージ31を受け渡し、コンベア55がパ
ッケージ31を排出側へ搬送すると同時に、新たなパッ
ケージ31を搬入側から供給する。以上の動作を繰り返
すものである。
【0011】はんだボール搭載装置の従来例2 図11は従来のはんだボール搭載装置の別の一例を示す
斜視図である。図11に示す如く、ベースフレーム1上
には一対のコラム2a,2bが平行配置されており、こ
れらコラム2a,2bの互いに対向する側部には、コラ
ム2a側にガイド3a,3a、コラム2b側にガイド3
b,3bが、それぞれ対をなして配置されている。更
に、コラム2aの側部には両端を軸受け4a,4aにて
支持されたボールネジ5aが、コラム2bの側部には両
端を軸受け4b,4b(図示せず)にて支持されたボー
ルネジ5bが、それぞれ配設されており、各ボールネジ
5a,5bの一端はカップリング6a,6b(カップリ
ング6bは図示せず)を介してモータ7a,7bとそれ
ぞれ結合されている。各ガイド3a,3bには、スライ
ダ9a,9bが前後方向移動自在にそれぞれ設けられて
おり、各スライダ9a,9bはボールネジ5a,5bと
それぞれ螺合している。即ちモータ7a,7bの作動に
より、各スライダ9a,9bは独立して前後方向に移動
駆動自在になっている。
【0012】更に、スライダ9aには一対のガイド11
a,11a及び両端を軸受け(図示せず)にて支持する
ボールネジ13aが、スライダ9bには一対のガイド1
1b,11b(図示せず)及び両端を軸受け(図示せ
ず)にて支持するボールネジ13b(図示せず)が、鉛
直方向に平行配置されており、各ボールネジ13a,1
3bの上端はカップリング(図示せず)を介してモータ
16a,16bと結合している。ガイド11aにはマウ
ントヘッド18aが、ガイド11b(図示せず)にはマ
ウントヘッド18bが、それぞれ上下方向に移動自在に
設けられており、マウントヘッド18aはボールネジ1
3aに、マウントヘッド18bはボールネジ13bに、
それぞれ螺合している。即ち各モータ16a,16bの
作動によりボールネジ13a,13bを介して各マウン
トヘッド18a,18bが独立して上下方向に移動駆動
される。
【0013】一方のマウントヘッド18aの下面側には
整列マスク20が設けられており、整列マスク20は、
はんだボール46を吸着するため、底面にパッケージ3
1の接続端子と同配列の吸着穴が形成され、真空ポンプ
(図示せず)に配管51で接続されている。他方のマウ
ントヘッド18bにはフラックスピンユニット21が設
けられており、フラックスピンユニット21は、スプリ
ングにより下方へ押し付けられた可動ピン48をパッケ
ージ31の接続端子と同配列で有している。更に、一対
のコラム2a,2bに亘って架設されたフレーム22の
中央部にCCDカメラ23及びリングライト24が設け
られており、CCDカメラ23は別配置の画像処理装置
25に接続されている。
【0014】ベースフレーム1にはコンベア55が設け
られている。コンベア55は、モータ26により駆動す
る一対の駆動ローラ27,27と、一対のアイドルロー
ラ28,28と、各ローラのペア27,28に巻回され
たコンベアベルト29と、を有しており、一対のコンベ
アベルト29によりパッケージ31が搬送される。また
ベースフレーム1の中央部には搭載部53が設けられて
おり、搭載部53はモータ56によりコンベア55と平
行移動するアクチュエータ30(ガイド、ボールネジを
内蔵し、直線運動を行う)を有している。更に、アクチ
ュエータ30により移動駆動自在な、一対のエアシリン
ダ34,34により上下するパッケージマウント32
と、真空吸着又はクランプによりパッケージ31を保持
自在な保持機能(図示せず)と、が設けられている。な
お搭載部53の近傍には、搬送されてきたパッケージ3
1を停止させるストッパ45が、エアシリンダ35によ
り上下駆動自在に設けられている。
【0015】更にコンベア55手前のベースフレーム1
上には、はんだボール46を貯留するボール供給容器3
6が配設され、コンベア55奥側のベースフレーム1上
には、フラックス供給ユニット40が配設されている。
フラックス供給ユニット40は、フラックス52を貯留
するフラックス槽37と、フラックス槽37の上面と微
少隙間を保ち平行移動してフラックス膜を形成するスキ
ージ38と、を備えている。
【0016】以上の構成により、コンベア55にて搬送
されてきたパッケージ31が、エアシリンダ35により
上昇したストッパ45にて停止され、パッケージマウン
ト32が上昇してパッケージ31を載置固定し、この動
作と並行してフラックスピンユニット21がフラックス
供給ユニット40上へ移動して下降し、可動ピン48先
端をフラックス52の膜へ浸漬して可動ピン48の先端
へフラックス52を付着せしめる。これと共に、整列マ
スク20がボール供給容器36へ移動して下降し、エア
放出等(図示せず)により浮遊させたはんだボール46
の吸着整列を行う。
【0017】図13は、はんだボールの搭載方法を示す
図である。図13に示す如く、搭載部53のアクチュエ
ータ30がパッケージ31を分割ピッチ移動してCCD
カメラ23と画像処理装置25によりはんだボール搭載
部の接続端子パターンの中心位置の測定を行い、フラッ
クスピンユニット21がパッケージ31上へ移動して前
記画像処理装置25の測定値に基づき位置を補正した
後、下降して可動ピン48先端へ付着したフラックス5
2をパッケージ31の接続端子上47へ塗布し、上昇し
てフラックス供給ユニット40上へ戻ると同時に、整列
マスク20がパッケージ31上へ移動して、同様に画像
処理装置25の測定値に基づき、位置を補正した後、下
降し、真空吸引を解除してはんだボール46をパッケー
ジ31の接続端子47上へ搭載し、該はんだボール46
をフラックス52の粘着力により接続端子47上へ仮固
定する。
【0018】上記動作を分割数繰り返した後、パッケー
ジマウント32がパッケージ31の保持を解放すると共
に下降して(ストッパ45は下降済み)コンベアベルト
29上へ受け渡し、コンベア55がパッケージ31を排
出側へ搬送すると同時に、新たなパッケージ31を搬入
側から供給する。以上の動作を繰り返すものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例1又は
2のはんだボール搭載装置におけるはんだボールの仮固
定やフラックス塗布(総称して、搭載用部材の設置とす
る)においては、CCDカメラの映像から画像処理装置
が測定したパッケージの接続端子の測定値に基づいて、
整列マスク又はフラックスピンユニットが補正位置決め
して接続端子上への搭載用部材の設置を行うものであ
る。従って、接続端子中心へ正確に搭載用部材を設置す
るためには、装置の立ち上げ時又は新品種の設定時に初
期調整として、一旦、搭載用部材を設置してその設置位
置を拡大鏡又は顕微鏡等で拡大し、接続端子中心との位
置ずれ量を確認し、別途入力パネルから修正値を入力し
て位置修正する作業を繰り返す必要があった。この初期
調整作業のため段取り時間がかかり、多くの作業労力を
要していた。
【0020】そこで本発明は上記事情に鑑み、初期調整
作業のための段取り時間がかからず、作業労力を要さ
ず、高精度に搭載用部材の設置が行える、導電性ボール
搭載装置及び導電性ボール搭載方法を提供することを目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のうち請求項1は、搭載位置に位置決めされた
パッケージ(31)の接続端子に、搭載用部材搬送手段
(20,21)により搭載用部材(46,52)を搬送
して、該接続端子に導電性ボールを搭載する導電性ボー
ル搭載装置であって、前記搭載位置に位置決めされたパ
ッケージ(31)の接続端子を撮像する端子側撮像手段
(23)と、前記搭載用部材搬送手段(20,21)を
撮像する搬送側撮像手段(70,70a,70b)と、
前記端子側撮像手段(23)により撮像した前記接続端
子の画像と、前記搬送側撮像手段(70,70a,70
b)により撮像した前記搭載用部材搬送手段(20,2
1)の画像とに基づいて、前記接続端子に対して前記搭
載用部材搬送手段(20,21)を位置決めするための
送り制御値を演算する送り制御値演算手段(25)と、
を備えた、ことを特徴とする導電性ボール搭載装置にあ
る。
【0022】また本発明のうち請求項2は、前記搭載用
部材搬送手段は、導電性ボール(46)を搬送する導電
性ボール搬送手段(20)と、フラックス(52)を搬
送するフラックス搬送手段(21)とを、別体で有し、
前記搬送側撮像手段は、前記導電性ボール搬送手段(2
0)を撮像する第1の搬送側撮像手段(70a)と、前
記フラックス搬送手段(21)を撮像する第2の搬送側
撮像手段(70b)とを、別体で有し、前記送り制御値
演算手段(25)は、前記端子側撮像手段(23)によ
り撮像した前記接続端子の画像と、前記第1の搬送側撮
像手段(70a)により撮像した前記導電性ボール搬送
手段(20)の画像とに基づいて、前記接続端子に対し
て前記導電性ボール搬送手段(20)を位置決めするた
めの送り制御値を演算すると共に、前記端子側撮像手段
(23)により撮像した前記接続端子の画像と、前記第
2の搬送側撮像手段(70b)により撮像した前記フラ
ックス搬送手段(21)の画像とに基づいて、前記接続
端子に対して前記フラックス搬送手段(21)を位置決
めするための送り制御値を演算する、ことを特徴とする
請求項1記載の導電性ボール搭載装置にある。
【0023】また本発明のうち請求項3は、搭載位置に
位置決めされたパッケージ(31)の接続端子に、搭載
用部材搬送手段(20,21)により搭載用部材(4
6,52)を搬送して、該接続端子に導電性ボールを搭
載する導電性ボール搭載方法であって、前記搭載位置に
位置決めされたパッケージ(31)の接続端子を撮像す
ると共に、前記搭載用部材搬送手段(20,21)を撮
像し、前記撮像した接続端子の画像と、前記撮像した搭
載用部材搬送手段(20,21)の画像とに基づいて送
り制御値を演算し、前記送り制御値に基づいて、前記接
続端子に対して前記搭載用部材搬送手段(20,21)
を送り制御して位置決めする、ことを特徴とする導電性
ボール搭載方法にある。
【0024】[作用]上記構成により、接続端子の画像
と、搭載用部材搬送手段(20,21)の画像とに基づ
いて、接続端子と搭載用部材搬送手段(20,21)と
の間の正確な相対位置関係が求まる。
【0025】なお、上記括弧内の符号は図面と対照する
ためのものであり、本発明の構成を何等限定するもので
はない。
【0026】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は第1の実施形態のはんだボール搭載装置を示す図
であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図1
に示す第1の実施形態は「従来の技術」で説明した従来
例1(図10参照)を改良したものであるので、該従来
例1と同一構造部分は図10のものと同一符号を付して
その説明を省略する。即ち第1の実施形態によるはんだ
ボール搭載装置は、図1に示す如く、ベースフレーム1
の内部に、CCDカメラ70及びリングライト71を、
ベースフレーム1の上面に向けて配設している。
【0027】図4は測定基準の設定を説明する図であ
る。まず図4に示す如く、CCDカメラ23によりパッ
ケージマウント32の基準穴74を撮像して、重心法等
にて基準穴映像74Aの中心座標を測定基準P1として
設定しておく。同様に、CCDカメラ70によりマウン
トヘッド18の基準穴72を撮像して、基準穴映像72
Aの中心座標を測定基準P2として設定しておく。
【0028】図5は補正値の設定を説明する図である。
測定基準P1,P2を設定した後、パッケージマウント
32上へマウントヘッド18を位置決めし、図5に示す
如く、マウントヘッド18の基準穴72からインロー固
定したベアリングケース75を介してダイヤルゲージ7
3によりパッケージマウント32の基準穴74にスタイ
ラスを当てて回転し、前後スライダ63及び左右スライ
ダ66を微移動してダイヤルゲージ73のX,Y方向測
定値を等分配する微移動量(Δx1,Δy1)を求め、
補正値として制御装置(図示せず)にインプットする。
【0029】図3は、はんだボールの搭載位置に対する
位置決めを説明する図である。上記設定の後、運転時
に、パッケージ31を供給し、パッケージマウント32
が載置固定され、モータ7,60にて前後スライダ63
及び左右スライダ66を移動してCCDカメラ23の真
下ヘボールの搭載を行うべきパッケージ31の接続端子
を配置するよう位置決めするところまでは従来例1と同
様である。
【0030】その後、図3に示す如く、CCDカメラ2
3が撮像したパッケージ31の接続端子の映像から画像
処理装置25が接続端子のパターン中心位置を測定して
中心位置CT1(ΔX1,ΔY1)として格納する。こ
れと並行して整列マスク20がはんだボール46(導電
性ボール)を吸着整列後、CCDカメラ70上部へ位置
決めされて該CCDカメラ70が整列マスク20のはん
だボール46を撮像した映像から、画像処理装置25が
はんだボール46のパターン中心位置を測定して中心位
置CT2(ΔX2,ΔY2)として格納する。
【0031】その後、整列マスク20をフラックス供給
ユニット40へ移動して下降し、はんだボール先端部を
フラックス52へ浸漬してフラックスを付着せしめ、次
にパッケージ31上へ移動する。ここで、上記測定時の
配置関係において整列マスク20の位置を(Lx,L
y)とすると、該位置から、整列マスク20がパッケー
ジ31の接続端子中心に位置決めされるまでの距離
(X,Y)は、X=Lx+ΔX1−ΔX2+Δx1、Y
=Ly+ΔY1−ΔY2+Δy1となる。こうして算出
した送り制御値である距離(X,Y)に基づいてパッケ
ージ31の接続端子中心に対して整列マスク20を位置
決めした後、下降して真空吸引を解除し、はんだボール
をパッケージ31の接続端子上へ正確に搭載する。
【0032】図8(a)は整列マスクにマークを配置し
た例を示す図である。ここで整列マスク20に、図8
(a)に示す如く、吸着穴の外側においてマーク77を
形成配置しておき、CCDカメラ70がこのマーク77
のパターンの中心位置を測定して上記(ΔX2,ΔY
2)としてもよい。図9はフラックスが付着したはんだ
ボールを示す図である。上記例では、図9に示すよう
に、はんだボール46に付着したフラックス52は、フ
ラックス52の粘度により様々な付着形状となり、乱反
射が生じてCCDカメラによる測定位置がずれる可能性
があるので、フラックス52の付着前に中心位置CT2
(ΔX2,ΔY2)を求めたが、図8(a)の場合には
フラックス52の付着による影響が無いので、(ΔX
2,ΔY2)の測定はフラックスの付着前・後のいずれ
でもよい。
【0033】第2の実施形態 図2は第2の実施形態のはんだボール搭載装置を示す斜
視図である。図2に示す第2の実施形態は「従来の技
術」で説明した従来例2(図11参照)を改良したもの
であるので、該従来例2と同一構造部分は図11のもの
と同一符号を付してその説明を省略する。即ち第2の実
施形態によるはんだボール搭載装置は、図2に示す如
く、ベースフレーム1の内部にCCDカメラ70a,7
0b及びリングライト71a,71bを、該ベースフレ
ーム1の上面に向けて配置している。
【0034】図6は測定基準の設定を説明する図であ
る。第1の実施形態と同様に、図6に示す如く、CCD
カメラ23によりパッケージマウント32の基準穴74
を撮像して、基準穴映像74Aの中心座標を測定基準P
1として設定しておく。同様に、CCDカメラ70aに
よりマウントヘッド18aの基準穴72a、CCDカメ
ラ70bによりマウントヘッド18bの基準穴72b
を、それぞれ撮像して、基準穴映像72aAの中心座標
を測定基準P2、基準穴映像72bAの中心座標を測定
基準P3として設定しておく。
【0035】測定基準P1,P2,P3の設定の後、パ
ッケージマウント32上へマウントヘッド18a,18
bを順次位置決めし、図5に示す如くダイヤルゲージ7
3にて、マウントヘッド18aに対する微移動量(Δx
1,Δy1)と、マウントヘッド18bに対する微移動
量(Δx2,Δy2)とを求め、それぞれ補正値として
制御装置(図示せず)にインプットする。
【0036】図7は、はんだボールの搭載位置に対する
位置決めを説明する図である。上記設定の後、運転時
に、パッケージ31を供給し、パッケージマウント32
が載置固定された後、図7に示す如く、CCDカメラ2
3が撮像したパッケージ31の接続端子の映像から画像
処理装置25が接続端子のパターン中心位置を測定して
中心位置CT1(ΔX1,ΔY1)として格納する。
【0037】本実施形態では図8(b)に示すように、
フラックスピンユニット21には精度良く配置されたマ
ーク78が形成されている。即ち、フラックスピンユニ
ット21をフラックス供給ユニット40へ移動して下降
し、フラックス52へ浸漬後して付着せしめた後、フラ
ックスピンユニット21がCCDカメラ70b上部へ位
置決めされ、該CCDカメラ70bがフラックスピンユ
ニット21のマーク78を撮像した映像から、画像処理
装置25がフラックスピンユニット21の中心位置を測
定して中心位置CT3(ΔX3,ΔY3)として格納す
る。なお、図7に示すように、不用な映像はソフトでマ
スキング76して画像処理を実行しないような処理を施
すことが好ましい。
【0038】そしてフラックスピンユニット21をパッ
ケージ31上へ移動する。ここで、上記測定時の配置関
係においてフラックスピンユニット21の位置を(Lx
2,Ly2)とすると、該位置から、フラックスピンユ
ニット21がパッケージ31の接続端子中心に位置決め
されるまでの距離(X,Y)は、X=Lx2+ΔX1−
ΔX3+Δx2、Y=Ly2+ΔY1−ΔY3+Δy2
となる。こうして算出した距離(X,Y)に基づいてパ
ッケージ31の接続端子中心に対してフラックスピンユ
ニット21を位置決めした後、下降してフラックス52
をパッケージ31の接続端子上へ正確に塗布させる。な
お、まず(ΔX3,ΔY3)を測定してからフラックス
供給ユニット40でフラックス52を付着させてもよ
い。
【0039】次に、整列マスク20によりはんだボール
46を吸着整列後、整列マスク20をCCDカメラ70
a上部へ位置決めして、図7に示すように、該CCDカ
メラ70aが整列マスク20のはんだボール46を撮像
した映像から、画像処理装置25がはんだボール46の
パターン中心位置を測定して中心位置CT2(ΔX2,
ΔY2)として格納する。なお、この場合にも図8
(a)に示すようにマーク77を利用して(ΔX2,Δ
Y2)を測定してもよい。
【0040】そして整列マスク20をパッケージ31上
へ移動する。ここで、上記測定時の配置関係において整
列マスク20の位置を(Lx1,Ly1)とすると、該
位置から、整列マスク20がパッケージ31の接続端子
中心に位置決めされるまでの距離(X,Y)は、X=L
x1+ΔX1−ΔX2+Δx1、Y=Ly1+ΔY1−
ΔY2+Δy1となる。こうして算出した距離(X,
Y)に基づいてパッケージ31の接続端子中心に対して
整列マスク20を位置決めした後、下降して真空吸引を
解除し、はんだボールをパッケージ31の接続端子上へ
正確に搭載する。
【0041】なお、上記第1及び第2の実施形態での
(ΔX1,ΔY1)、(ΔX2,ΔY2)、(ΔX3,
ΔY3)等の測定は、毎回行うと時間を要し、サイクル
タイムが延びるので、運転開始時のみ一度行い、その時
の(ΔX1,ΔY1)、(ΔX2,ΔY2)、(ΔX
3,ΔY3)等の測定値を半固定パラメータとして格納
し、以後は、従来技術の如く、CCDカメラの測定値に
よる補正値のみではんだボールの搭載を行っても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1によれば、接続端子の画像と、搭載用部材搬送手段の
画像とに基づいて、接続端子と搭載用部材搬送手段との
間の正確な相対位置関係が求まるので、これらに基づい
て演算された送り制御値により制御することにより、搭
載用部材搬送手段を接続端子に正確に位置決めさせるこ
とができる。従って本発明によると、初期調整作業のた
めの段取り時間がかからず、作業労力を要さず、高精度
に搭載用部材の設置が行える。
【0043】また本発明のうち請求項2によれば、導電
性ボール搬送手段とフラックス搬送手段とが別体であ
り、第1及び第2の搬送側撮像手段が別体であるタイプ
の導電性ボール搭載装置にも採用可能となる。
【0044】また本発明のうち請求項3によれば、接続
端子の画像と、搭載用部材搬送手段の画像とに基づいて
演算された送り制御値により制御することにより、搭載
用部材搬送手段を接続端子に正確に位置決めさせること
ができるので、初期調整作業のための段取り時間がかか
らず、作業労力を要さず、高精度に搭載用部材の設置が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のはんだボール搭載装置を示す
図。
【図2】第2の実施形態のはんだボール搭載装置を示す
斜視図。
【図3】はんだボールの搭載位置に対する位置決めを説
明する図。
【図4】測定基準の設定を説明する図。
【図5】補正値の設定を説明する図。
【図6】測定基準の設定を説明する図。
【図7】はんだボールの搭載位置に対する位置決めを説
明する図。
【図8】マークを配置した例を示す図。
【図9】フラックスが付着したはんだボールを示す図。
【図10】従来のはんだボール搭載装置の一例を示す
図。
【図11】従来のはんだボール搭載装置の別の一例を示
す斜視図。
【図12】はんだボールの搭載方法を示す図。
【図13】はんだボールの搭載方法を示す図。
【符号の説明】
20 搭載用部材搬送手段、導電性ボール搬送手段
(整列マスク) 21 搭載用部材搬送手段、フラックス搬送手段
(フラックスピンユニット) 23 端子側撮像手段(CCDカメラ) 25 送り制御値演算手段(画像処理装置) 31 パッケージ 46 搭載用部材、導電性ボール(はんだボール) 52 搭載用部材、フラックス(フラックス) 70 搬送側撮像手段(CCDカメラ) 70a 搬送側撮像手段、第1の搬送側撮像手段(C
CDカメラ) 70b 搬送側撮像手段、第2の搬送側撮像手段(C
CDカメラ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載位置に位置決めされたパッケージの
    接続端子に、搭載用部材搬送手段により搭載用部材を搬
    送して、該接続端子に導電性ボールを搭載する導電性ボ
    ール搭載装置であって、 前記搭載位置に位置決めされたパッケージの接続端子を
    撮像する端子側撮像手段と、 前記搭載用部材搬送手段を撮像する搬送側撮像手段と、 前記端子側撮像手段により撮像した前記接続端子の画像
    と、前記搬送側撮像手段により撮像した前記搭載用部材
    搬送手段の画像とに基づいて、前記接続端子に対して前
    記搭載用部材搬送手段を位置決めするための送り制御値
    を演算する送り制御値演算手段と、を備えた、 ことを特徴とする導電性ボール搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記搭載用部材搬送手段は、導電性ボー
    ルを搬送する導電性ボール搬送手段と、フラックスを搬
    送するフラックス搬送手段とを、別体で有し、 前記搬送側撮像手段は、前記導電性ボール搬送手段を撮
    像する第1の搬送側撮像手段と、前記フラックス搬送手
    段を撮像する第2の搬送側撮像手段とを、別体で有し、 前記送り制御値演算手段は、前記端子側撮像手段により
    撮像した前記接続端子の画像と、前記第1の搬送側撮像
    手段により撮像した前記導電性ボール搬送手段の画像と
    に基づいて、前記接続端子に対して前記導電性ボール搬
    送手段を位置決めするための送り制御値を演算すると共
    に、前記端子側撮像手段により撮像した前記接続端子の
    画像と、前記第2の搬送側撮像手段により撮像した前記
    フラックス搬送手段の画像とに基づいて、前記接続端子
    に対して前記フラックス搬送手段を位置決めするための
    送り制御値を演算する、 ことを特徴とする請求項1記載の導電性ボール搭載装
    置。
  3. 【請求項3】 搭載位置に位置決めされたパッケージの
    接続端子に、搭載用部材搬送手段により搭載用部材を搬
    送して、該接続端子に導電性ボールを搭載する導電性ボ
    ール搭載方法であって、 前記搭載位置に位置決めされたパッケージの接続端子を
    撮像すると共に、前記搭載用部材搬送手段を撮像し、 前記撮像した接続端子の画像と、前記撮像した搭載用部
    材搬送手段の画像とに基づいて送り制御値を演算し、 前記送り制御値に基づいて、前記接続端子に対して前記
    搭載用部材搬送手段を送り制御して位置決めする、 ことを特徴とする導電性ボール搭載方法。
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