JP2002269619A - 現金自動預入れ支払い機及びそれを用いた通知システム並びにその通知方法 - Google Patents

現金自動預入れ支払い機及びそれを用いた通知システム並びにその通知方法

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JP2002269619A
JP2002269619A JP2001066781A JP2001066781A JP2002269619A JP 2002269619 A JP2002269619 A JP 2002269619A JP 2001066781 A JP2001066781 A JP 2001066781A JP 2001066781 A JP2001066781 A JP 2001066781A JP 2002269619 A JP2002269619 A JP 2002269619A
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Japan
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automatic teller
teller machine
cash card
authentication
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JP2001066781A
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Tamaki Kawano
環 川野
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NEC Communication Systems Ltd
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NEC Communication Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正当な使用であると不正な使用であるとに拘わ
らず、カードが使用されることをリアルタイムに利用者
側に知らせることを可能にする現金自動預入れ支払い機
及びそれを用いた通知システム並びにその通知方法を提
供する。 【解決手段】少なくとも所定の発信先が予め記録された
キャッシュカードを挿入口に挿入することにより前記公
衆通信回線を介して前記所定の発信先に所定の情報を発
信する発信手段と、個人認証のために入力される情報と
前記キャッシュカードの名義人の個人認証情報とが一致
しているか否かを前記顧客データベースに通信回線網を
介して照会する認証手段と、前記個人認証のために入力
された情報と前記認証情報とが一致していた場合に現金
の預け入れ及び支払を行う預入れ及び支払い手段とを備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金の預け入れ、
現金の引き出し等の金融機関における金融業務サービス
等を行うことの可能な現金自動預入れ支払い機、いわゆ
るATM(Automatic Teller Machine)や、現金自動支
払い機、いわゆるCD(Cash Dispenser)等の自動取引
装置の不正利用の防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀行等の窓口を介することな
く、あるいは銀行等の店舗に行かなくても現金を入出金
する取引等を行えることから、ATM等が広範に普及さ
れ、使用されるに至っている。キャッシュカードやクレ
ジットカードの紛失又は盗難発生時には、正当な利用者
は金融機関又は前記カードを管理するカード会社にその
旨を届け出ることにより取引(カードの利用)を停止さ
せることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カードを紛失
した時点又は盗難にあった時点から正当な利用者がその
ことに気が付くまで、さらには紛失・盗難の届け出をす
るまでには時間を要する。そのため、紛失・盗難の発生
時点から取引停止の措置がされるまでに時間を要するこ
とが多かった。したがって、その間に不正使用が生じ
得、たとえば、暗証番号等の個人認証の情報をも盗用者
に知られてしまった場合には、不正使用を防ぎようがな
かった。また、暗証番号は通常4桁であり、推測されや
すい暗証番号を設定する利用者も少なくないため、暗証
番号によるセキュリティの保護だけでは不十分な面があ
った。また、カードの名義人や正当な利用者、又はその
家族等はカードが使用されることや使用される場所をリ
アルタイムに知ることはできなかった。
【0004】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、キャッシュカードやクレジ
ットカードの紛失・盗難の発生時点から取引停止の措置
がされるまでの間における不正使用を防止する現金自動
預入れ支払い機及びそれを用いた通知システム並びにそ
の通知方法を提供することを目的とする。また、正当な
使用であると不正な使用であるとに拘わらず、カードが
使用されることをリアルタイムに利用者側に知らせるこ
とを可能にする現金自動預入れ支払い機及びそれを用い
た通知システム並びにその通知方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願第一の発明に係る現金自動預入れ支払い
機は、少なくとも所定の発信先と認証情報とが予め記録
されたキャッシュカードを挿入口に挿入することにより
公衆通信回線を介して前記所定の発信先に所定の情報を
発信する発信手段と、個人認証のために入力される情報
と前記認証情報とが一致するか否かを判断する認証手段
と、前記個人認証のために入力された情報と前記認証情
報とが一致していた場合に現金の預け入れ及び支払を行
う預入れ及び支払い手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】係る構成とすることにより、キャッシュカ
ードをATM機に挿入する度に通信機能を使ってキャッ
シュカードの使用の発生を通知することにより、キャッ
シュカードの使用をリアルタイムに検知することができ
る。また、使用通知呼を発信したATM機の識別を登録
者に通知することによって、キャッシュカードの所在を
追うことができる。さらに、銀行等金融機関内のネット
ワークに関与せず本サービスを提供できるため、ATM
機の設置者である銀行の追う負担が少ないことから本シ
ステムの導入を比較的容易に行うことができる。
【0007】前記課題を解決するために提供する本願第
二の発明に係る現金自動預入れ支払い機は、請求項1に
記載の現金自動預入れ支払い機において、前記個人認証
のために入力される情報は、前記所定の発信先から送信
される情報であることを特徴とする。
【0008】係る構成とすることにより、キャッシュカ
ードを現金自動預入れ支払い機に挿入した者が、現金自
動預入れ支払い機に設けられた認証情報を入力するタッ
チパネル等の入力手段ではなく、前記発信先である通信
端末を入力手段とすることで、通知と共に確実な認証を
行うことができる。
【0009】前記課題を解決するために提供する本願第
三の発明に係る現金自動預入れ支払い機は、請求項1又
は請求項2に記載の現金自動預入れ支払い機において、
前記発信手段は、前記キャッシュカードが挿入された現
金自動預入れ支払い機の設置個所を示す情報を発信する
手段であることを特徴とする。
【0010】係る構成とすることにより、キャッシュカ
ードによる預入及び支払い行為が行われていることをリ
アルタイムに通知するだけでなく、何処でそれが行われ
ているかを発信先で当該情報を受け取った名義人が認識
できる。
【0011】前記課題を解決するために提供する本願第
四の発明に係る現金自動預入れ支払い機を用いた通知シ
ステムは、キャッシュカードの名義人の個人認証情報が
蓄積された金融機関の顧客データベースと現金自動預入
れ支払い機とが公衆通信回線網に接続され、前記現金自
動預入れ支払い機は、少なくとも所定の発信先が予め記
録されたキャッシュカードを挿入口に挿入することによ
り前記公衆通信回線を介して前記所定の発信先に所定の
情報を発信する発信手段と、個人認証のために入力され
る情報と前記キャッシュカードの名義人の個人認証情報
とが一致しているか否かを前記顧客データベースに通信
回線網を介して照会する認証手段と、前記個人認証のた
めに入力された情報と前記認証情報とが一致していた場
合に現金の預け入れ及び支払を行う預入れ及び支払い手
段とを備えたことを特徴とする。
【0012】係る構成とすることにより、キャッシュカ
ードをATM機に挿入する度に通信機能を使ってキャッ
シュカードの使用の発生を通知することにより、キャッ
シュカードの使用をリアルタイムに検知することができ
る。また、使用通知呼を発信したATM機の識別を登録
者に通知することによって、キャッシュカードの所在を
追うことができる。さらに、銀行等金融機関内のネット
ワークに関与せず本サービスを提供できるため、ATM
機の設置者である銀行の追う負担が少ないことから本シ
ステムの導入を比較的容易に行うことができる。
【0013】前記課題を解決するために提供する本願第
五の発明に係る現金自動預入れ支払い機を用いた通知シ
ステムは、請求項4に記載の現金自動預入れ支払い機を
用いた通知システムにおいて、前記個人認証のために入
力される情報は、前記所定の発信先から送信される情報
であることを特徴とする。
【0014】係る構成とすることにより、キャッシュカ
ードを現金自動預入れ支払い機に挿入した者が、現金自
動預入れ支払い機に設けられた認証情報を入力するタッ
チパネル等の入力手段ではなく、前記発信先である通信
端末を入力手段とすることで、通知と共に確実な認証を
行うことができる。
【0015】前記課題を解決するために提供する本願第
六の発明に係る現金自動預入れ支払い機を用いた通知シ
ステムは、請求項4又は請求項5に記載の現金自動預入
れ支払い機を用いた通知システムにおいて、前記発信手
段は、前記キャッシュカードが挿入された現金自動預入
れ支払い機の設置個所を示す情報を発信する手段である
ことを特徴とする。
【0016】係る構成とすることにより、キャッシュカ
ードによる預入及び支払い行為が行われていることをリ
アルタイムに通知するだけでなく、何処でそれが行われ
ているかを発信先で当該情報を受け取った名義人が認識
できる。
【0017】前記課題を解決するために提供する本願第
七の発明に係る現金自動預入れ支払い機を用いた通知方
法は、キャッシュカードの名義人の個人認証情報が蓄積
された金融機関の顧客データベースと現金自動預入れ支
払い機とが公衆通信回線網に接続され、少なくとも所定
の発信先と認証情報とが予め記録されたキャッシュカー
ドが前記現金自動預入れ支払い機のキャッシュカード挿
入口に挿入されることにより、前記通信回線を介して前
記所定の発信先に所定の情報を発信し、個人認証のため
に入力される情報と前記キャッシュカードの名義人の個
人認証情報とが一致しているか否かを前記顧客データベ
ースに通信回線網を介して照会し、前記個人認証のため
に入力された情報と前記認証情報とが一致していた場合
には現金の預け入れ及び支払を行うことを特徴とする。
【0018】係る方法を採用することにより、キャッシ
ュカードをATM機に挿入する度に通信機能を使ってキ
ャッシュカードの使用の発生を通知することにより、キ
ャッシュカードの使用をリアルタイムに検知することが
できる。また、使用通知呼を発信したATM機の識別を
登録者に通知することによって、キャッシュカードの所
在を追うことができる。さらに、銀行等金融機関内のネ
ットワークに関与せず本サービスを提供できるため、A
TM機の設置者である銀行の追う負担が少ないことから
本システムの導入を比較的容易に行うことができる。
【0019】前記課題を解決するために提供する本願第
八の発明に係る現金自動預入れ支払い機を用いた通知方
法は、請求項7に記載の現金自動預入れ支払い機を用い
た通知方法において、前記個人認証のために入力される
情報は、前記所定の発信先から送信される情報であるこ
とを特徴とする。
【0020】係る方法を採用することにより、キャッシ
ュカードを現金自動預入れ支払い機に挿入した者が、現
金自動預入れ支払い機に設けられた認証情報を入力する
タッチパネル等の入力手段ではなく、前記発信先である
通信端末を入力手段とすることで、通知と共に確実な認
証を行うことができる。
【0021】前記課題を解決するために提供する本願第
九の発明に係る現金自動預入れ支払い機を用いた通知方
法は、請求項7又は請求項8に記載の現金自動預入れ支
払い機を用いた通知方法において、前記所定の発信先に
発信する情報は、前記キャッシュカードが挿入された現
金自動預入れ支払い機の設置個所を示す情報であること
を特徴とする。
【0022】係る方法を採用することにより、キャッシ
ュカードによる預入及び支払い行為が行われていること
をリアルタイムに通知するだけでなく、何処でそれが行
われているかを発信先で当該情報を受け取った名義人が
認識できる。
【発明の実施の形態】
【0023】以下に本発明に係る現金自動預入れ支払い
機及びそれを用いた通知システム並びにその通知方法の
一実施の形態について図面を参照して説明する。図1
は、本発明に係る現金自動預入れ支払い機の一実施の形
態における構成を示す図である。図1に示すように、本
発明に係る現金自動預け入れ支払機は、キャッシュカー
ドの挿入口を有し、その挿入口にキャッシュカードが挿
入されることによって、挿入識別センサー等により、公
衆通信回線を介して前記所定の発信先に所定の情報を発
信する発信手段が設けられている。ここで、前記キャッ
シュカードには、少なくとも所定の発信先と認証情報と
が予め記録されており、前記所定の発信先とは前記キャ
ッシュカードの名義人の自宅の電話や携帯電話等であ
る。また、前記認証情報とは、いわゆる暗証番号等又は
間接的にそれを意味する情報であり、前記キャッシュカ
ードが発行される際に名義人の任意の情報が記録される
ものである。さらに、発信先に発信される前記所定の情
報とは、前記キャッシュカードが挿入された現金自動預
け入れ支払機又はそれが設置された金融機関の所在地に
関する情報であり、送信する情報を含む必要がない場合
は単なる発呼であってもよい。
【0024】また、本発明に係る現金自動預け入れ支払
機には、個人認証のために入力される情報と前記認証情
報とが一致するか否かを判断する認証手段が設けられて
いる。この個人認証のために入力される情報は、本発明
に係る現金自動預け入れ支払機の外部に設けられたタッ
チパネル等の入力手段に入力する情報であり、当該名義
人が入力する場合には当然に前記認証情報が入力され
る。さらに、本発明に係る現金自動預け入れ支払機に
は、前記個人認証のために入力された情報と前記認証情
報とが一致していた場合に現金の預け入れ及び支払を行
う預入れ及び支払い手段が設けられている。これは、挿
入されたキャッシュカードの名義人と前記個人認証のた
めの情報を入力した者とが同一人であることを認識し、
現金の預け入れ及び支払を行う手段である。
【0025】また、本発明に係る現金自動預け入れ支払
機の実施の形態においては、キャッシュカードに予め認
証情報を記録する必要がない場合、前記現金自動預け入
れ支払機が設置された金融機関の顧客データベースを利
用することも可能である。具体的には、前記現金自動預
け入れ支払機と前記金融機関の顧客データベースとが通
信回線によって接続されており、前記顧客データベース
から名義人の認証情報を得て、前記現金自動預け入れ支
払機が得た前記個人認証のための情報と比較することが
できる。すなわち、前記現金自動預け入れ支払機と前記
顧客データベースと前記現金自動預け入れ支払機が所定
の情報を発信する発信先とが通信回線を用いてネットワ
ークシステムを構成することとなる。ここで、前記通信
回線は、公衆であるか否か、及び有線であるか無線であ
るかを問わないものとする。但し、顧客情報等の機密情
報を外部に漏洩させないために、前記現金自動預け入れ
支払機と前記顧客データベースとが内部的な通信回線を
用いて接続されていることが望ましい。
【0026】次に、このような本発明に係る現金自動預
入れ支払い機を用いた通知システムによる通知方法の一
実施の形態について図2乃至図5を参照して説明する。
図2に示すように、まず、キャッシュカード10の名義
人は、通知サービス事業者11に通知サービスの加入を
依頼する。名義人は当該キャッシュカードの使用があっ
た時に通知してほしい電話端末12の電話番号(123
4−5678)も同時に登録する。通知サービス事業者
11 は名義人の身元確認などを経て、新規に加入者登録
を行い、キャッシュカード10 に サービスID#12 をアサ
インする。登録された キャッシュカード10 には 通知
サービス事業者11 の電話番号と、サービスID#12 とを
覚えさせる。これで キャッシュカード使用通知サービ
スの登録がなされた事になる。図3は、図2で登録され
た キャッシュカード10 がATM機で使用された時、ど
のようにカードの名義人に通知があるかを示したもので
ある。○×銀行14のATM機15 に当該キャッシュカー
ド10 を挿入すると ATM機15 は自身に内蔵された電
話機能から 通知サービス事業者11 に電話をかける。こ
の時の発信呼で 図2でのサービス登録時にアサインさ
れた サービスID#12も サービス事業者11 に通知する。
サービス事業者11 は受信したサービスID#12 から登録
テーブルをひいて、サービスID#12がアサインされてい
る加入者の電話番号(1234-5678)を特定し、この電話番
号に呼を転送する。キャッシュカード10 の名義人はこ
の着信呼によって、自身のキャッシュカードが今使われ
ようとしていることを検知することができる。図4は、
図2及び図3で説明した動作に加えて、ATM機に内蔵
している電話機の電話番号を元に、キャッシュカードが
使用されようとしているATM機を識別できる情報もキ
ャッシュカードの名義人に通知することによって、カー
ドの名義人は自分のキャッシュカードが今 使われよう
としていることをリアルタイムに知ることに加えて、キ
ャッシュカード10 の所在も知る事ができる実施形態を
示している。キャッシュカード10 が挿入された ATM
機15 には図2及び図3と同じく電話機が内蔵されてい
る。この電話機の電話番号(4344-5876)を、キャッシュ
カードの挿入を通知する発信呼に含めて サービス事業
者11 宛通知することで、通知サービス事業者11 は受信
した電話番号から このATM機の識別データをひき、
当該ATM機が設置されている場所などを特定できる情
報を加入者に通知する実施形態である。例えば、キャッ
シュカードを持ったまま家族が行方不明になったような
場合、行方不明者が持ち出したカードをサービス登録し
てあれば、そのカードが使用される度に場所が通知され
る為、行方不明者の捜索の助けとして利用する可能性も
ある。図5 は、本発明のシステムを導入する際、AT
M機を設置している銀行側に法的あるいは経済的負担が
かからず、また、銀行内部のネットワークへの侵入のリ
スクをなくすことで本サービスの導入が比較的容易であ
る事を示した図である。図2及び図3及び図4 と同様
に ATM機15 にキャッシュカード10 を挿入するとカ
ード使用通知の発信呼が サービス事業者11 になされる
が、この時、ATM機に内蔵されているキャッシュカー
ド10 からの発呼要求によって動作する制御と、既存の
ATM機のキャッシュカードによる取り引きを実施する
動作に対して、全く独立したものであり、本サービスの
為に内蔵された ATM機の中の電話機はこう週もうに
発信できるが、これが有線であれ無線であれ、銀行内部
のネットワークは この公衆回線からは完全に隠蔽され
ていなければならない。また、ATM機からの発呼がキ
ャッシュカードを挿入することに反応してなされること
から、仮に 盗難されたキャッシュカードの取り引き停
止を銀行に依頼した後であっても、取り引きの停止とは
関わりなくカードが挿入された事で発信がなされる、預
金を引き出される実害なく、カードの所在を追う、とい
う事も可能である。
【0027】また、本発明に係る現金自動預入れ支払い
機及びそれを用いた通知システム並びにその通知方法の
他の実施の形態として、前記発信先、すなわちキャッシ
ュカードが挿入されたときに発信される名義人の通信端
末(例えば携帯電話等)から認証情報を入力するように
してもよい。このような手段を用いることによって、名
義人が現金自動預入れ支払い機の前にいるかいないかに
拘わらず、認証が確実に行われる。
【0028】このように、キャッシュカードがテレフォ
ンカードのような発呼機能を持ち、かつ、ATM機に公
衆電話のような通信機能を内蔵させる事で、ATM機が
キャッシュカードが挿入された事に反応して本サービス
を提供する事業者に発信し、事業者はキャッシュカード
の名義人からあらかじめ登録されていた情報に基づき、
ATM機から受信した発呼を名義人指定の電話番号に転
送する。この呼はカードが使用されている事の通知であ
り、キャッシュカードの名義人は自分のキャッシュカー
ドがいずれかのATM機で今まさに使用されようとして
いる事をリアルタイムに検知することが可能となる。こ
の通知を受けた時に、名義人自身がカードを利用してい
るのでないなら、第三者が自分のキャッシュカードを不
正に利用し名義人の預金を引き出すなどの行為をしよう
としている可能性が高い為、名義人は銀行に対して当該
キャッシュカードの取引き停止を依頼する等の措置を速
やかにとる事ができ、事後の被害の拡大を防ぐことが可
能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る現金
自動預入れ支払い機及びそれを用いた通知システム並び
にその通知方法によれば、キャッシュカードをATM機
に挿入する度に通信機能を使ってキャッシュカードの使
用の発生を通知することにより、キャッシュカードの使
用をリアルタイムに検知することができる。また、第2
の効果として、使用通知呼を発信したATM機の識別を
登録者に通知することによって、キャッシュカードの所
在を追うことができる。さらに、第3の効果としては、
銀行等金融機関内のネットワークに関与せず本サービス
を提供できるため、ATM機の設置者である銀行の追う
負担が少ないことから本システムの導入を比較的容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金自動預入れ支払い機及びそれを
用いた通知システムの一実施の形態における構成を示す
図である。
【図2】本発明のサービスを提供する事業者へキャッシ
ュカードの名義人が加入者登録する際の図である。
【図3】図2で登録されたキャッシュカードの使用通知
が実施される際の仕組みを示す図である。
【図4】図3における実施の形態に、ATM識別の通知
も付与した場合のサービスを示す図である。
【図5】本発明のサービスを提供する為に使われる通信
の仕組みと銀行内のネットワークとの排他性を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 キャッシュカード 11 キャッシュカード使用通知サービス事業者 12 キャッシュカードの名義人の電話端末 13 キャッシュカード使用通知サービス事業者が管理
する名義人登録テーブル 14 キャッシュカードの発行銀行 15 ATM機(現金自動預入れ支払い機) 16 キャッシュカード使用通知サービス事業者が管理
するATM機登録テーブル 17 キャッシュカードの発行銀行の内部ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 416 G06F 17/60 416 G06K 17/00 G06K 17/00 T H04M 11/00 302 H04M 11/00 302

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも所定の発信先と認証情報とが予
    め記録されたキャッシュカードを挿入口に挿入すること
    により公衆通信回線を介して前記所定の発信先に所定の
    情報を発信する発信手段と、個人認証のために入力され
    る情報と前記認証情報とが一致するか否かを判断する認
    証手段と、前記個人認証のために入力された情報と前記
    認証情報とが一致していた場合に現金の預け入れ及び支
    払を行う預入れ及び支払い手段とを備えたことを特徴と
    する現金自動預入れ支払い機。
  2. 【請求項2】前記個人認証のために入力される情報は、
    前記所定の発信先から送信される情報であることを特徴
    とする請求項1に記載の現金自動預入れ支払い機。
  3. 【請求項3】前記発信手段は、前記キャッシュカードが
    挿入された現金自動預入れ支払い機の設置個所を示す情
    報を発信する手段であることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の現金自動預入れ支払い機。
  4. 【請求項4】キャッシュカードの名義人の個人認証情報
    が蓄積された金融機関の顧客データベースと現金自動預
    入れ支払い機とが公衆通信回線網に接続され、前記現金
    自動預入れ支払い機は、少なくとも所定の発信先が予め
    記録されたキャッシュカードを挿入口に挿入することに
    より前記公衆通信回線を介して前記所定の発信先に所定
    の情報を発信する発信手段と、個人認証のために入力さ
    れる情報と前記キャッシュカードの名義人の個人認証情
    報とが一致しているか否かを前記顧客データベースに通
    信回線網を介して照会する認証手段と、前記個人認証の
    ために入力された情報と前記認証情報とが一致していた
    場合に現金の預け入れ及び支払を行う預入れ及び支払い
    手段とを備えたことを特徴とする現金自動預入れ支払い
    機を用いた通知システム。
  5. 【請求項5】前記個人認証のために入力される情報は、
    前記所定の発信先から送信される情報であることを特徴
    とする請求項4に記載の現金自動預入れ支払い機を用い
    た通知システム。
  6. 【請求項6】前記発信手段は、前記キャッシュカードが
    挿入された現金自動預入れ支払い機の設置個所を示す情
    報を発信する手段であることを特徴とする請求項4又は
    請求項5に記載の現金自動預入れ支払い機を用いた通知
    システム。
  7. 【請求項7】キャッシュカードの名義人の個人認証情報
    が蓄積された金融機関の顧客データベースと現金自動預
    入れ支払い機とが公衆通信回線網に接続され、少なくと
    も所定の発信先と認証情報とが予め記録されたキャッシ
    ュカードが前記現金自動預入れ支払い機のキャッシュカ
    ード挿入口に挿入されることにより、前記通信回線を介
    して前記所定の発信先に所定の情報を発信し、個人認証
    のために入力される情報と前記キャッシュカードの名義
    人の個人認証情報とが一致しているか否かを前記顧客デ
    ータベースに通信回線網を介して照会し、前記個人認証
    のために入力された情報と前記認証情報とが一致してい
    た場合には現金の預け入れ及び支払を行うことを特徴と
    する現金自動預入れ支払い機を用いた通知方法。
  8. 【請求項8】前記個人認証のために入力される情報は、
    前記所定の発信先から送信される情報であることを特徴
    とする請求項7に記載の現金自動預入れ支払い機を用い
    た通知方法。
  9. 【請求項9】前記所定の発信先に発信する情報は、前記
    キャッシュカードが挿入された現金自動預入れ支払い機
    の設置個所を示す情報であることを特徴とする請求項7
    又は請求項8に記載の現金自動預入れ支払い機を用いた
    通知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018200596A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 Tis株式会社 取引管理システム、取引管理方法、及びそのプログラム

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JP2018200596A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 Tis株式会社 取引管理システム、取引管理方法、及びそのプログラム

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