JP2002264889A - 貝類・珪藻類・汚物などの付着しにくい船底保護方法 - Google Patents

貝類・珪藻類・汚物などの付着しにくい船底保護方法

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JP2002264889A
JP2002264889A JP2001065967A JP2001065967A JP2002264889A JP 2002264889 A JP2002264889 A JP 2002264889A JP 2001065967 A JP2001065967 A JP 2001065967A JP 2001065967 A JP2001065967 A JP 2001065967A JP 2002264889 A JP2002264889 A JP 2002264889A
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Takayuki Yamazaki
孝行 山崎
Minoru Kubota
穣 久保田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】船体の船底が水面に没する部を、貝類・珪藻類
・汚物などが付着することを防止する。 【解決手段】 船底22をプラスチックなどの保護フィ
ルム24で覆う。水面の波立ち、外来飛散物他に対し保
護する為に、船底を広く保護フィルム24でカバーす
る。船首側、船尾側も含めて覆う。保護フィルム24は
船底22に沿って覆い、容易に外れないように、船縁2
5に固定する。保護フィルム24が船底22に沿って密
着する事により、船底22に接触する海水などの容積が
少なくなり含まれるフジツボ等の稚具幼生を少なくする
事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】船舶の係留時、時間の経過と
共に船底に貝類・珪藻類および汚物などが付着する。こ
の付着物は燃料消費効率を悪化させ、船舶の円滑な運航
を妨げる。この為適時、付着物を取り除き再塗装・補修
などを行う必要が有った。本発明はこれらのメンテナン
ス性改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーン吊り上げ、移動、保管等
の設備が整った港等では陸揚げする方法も有るが、高額
な経費が掛かる難点が有った。この為、多くの船舶は船
底が水に接した状態で、漁港・船溜まりなどに長時間係
留されて居た。この場合、フジツボなどの貝類・珪藻類
および汚物などの付着は、避けられなかった。この付着
物のつき具合を確認する為、3.5ヶ月実験した結果を
図1に示す。テストピースを河口の水中に浸漬した結
果、100X100mmに約270個付着し、大きいフ
ジツボは高さ4mm程度にまで成長していた。
【0003】これらの付着物は流体抵抗を増加させる
為、航速を落とし燃費が悪化する。この様な、フジツボ
などの貝類・珪藻類および汚物などが付着した場合、機
械的にこれらを掻き落とす。これに伴い塗装部に損傷が
あった場合はその部分を入念に削り落とす事が必要に成
る。しかる後、前記作業に伴い傷んだ部分などを補修す
る。日影部などの乾燥状態を確認して、塗装基準に従っ
て入念に塗装する。これらの、フジツボなどの貝類・珪
藻類および汚物などを、機械的に掻き落とし、塗装を入
念に削り落とすには、小型のレジャーボートでも1〜2
日掛かるのが普通で有る。更に晴天日に塗装をするのに
普通1〜2日掛かる。所有者にとって、塗料など材料費
と、時間の掛かるメンテナンスは大きな負担と成る。
【0004】海生物の付着を防止するものとして、特開
平6−261662、又は特開平6−227926は共
に網目状に構成された、高分子ポリエチレンとベリリウ
ム銅合金の基線等からなる例がある。網目は開口部を大
きくして、海水が容易に通過する様に工夫されている。
この特長は、銅イオンが溶出する事で素材部に海生物が
付着する事を防止し、網目によりくらげ等の侵入を防止
する。網目を細かくし、小型船舶を対象とした物として
は、ネットにフジツボを付着させて、使用後に衝撃を与
えて落とす例も有る。
【0005】大型船舶等において、従来は有機スズ化合
物を含む船底塗料が用いられていたが、生物に対する安
全性の問題で使用が禁止されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、フジツボなどの貝類・珪藻類および汚物などの付着
を防止する、環境にやさしい安価な方法を得る事であ
る。既存の船舶にも特に手を加えずに、容易に適用可能
である事が重要である。この課題を解決する事により流
体抵抗が減少し、航速を落とすことなく燃費が改善され
る。さらに塗料など材料費と、時間の掛かる修復作業回
数を減らし、メンテナンス性を向上させる。
【0007】
【課題を解決するための手段】船舶の係留時、フジツボ
などの貝類・珪藻類および汚物などが、直接船底に接触
出来ないようにする為、プラスチックなどのフィルムで
船底を覆う。このフィルムは海水等の流通が無いように
する為、穴は設けない。船舶への装着を容易にする為の
部品取り付け、内包される余分な海水の排水口等をも
つ。残存する海水等の量を少なくする程、フジツボなど
の貝類・珪藻類および汚物などの付着防止効果が大きく
なる。フィルムは実用的な強度を保つ、適度な厚さの物
を用いる。必要な場合は繊維補強し、船底の状況が見え
るようにする必要がある時は透明なフィルムを用いる。
このフィルムは長期使用、破損等に伴う廃棄時に、環境
にやさしい処理が出きる様にする事も考慮して、フィル
ムはポリプロピレン、ポリオレフィン他を用いる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポイントは、主に水面下
に没した船底をプラスチックなどの海水が流通しないフ
ィルムでカバーする事である。具体的には、係留場所に
あらかじめ、プラスチックなどの保護フィルムを水面下
に設置して置き、小型船舶を誘導してこの上方に固定し
た後、プラスチックなどのフィルムを引き上げて、船底
を覆う様に船縁に固定する。小型船舶の場合は船を固定
してからプラスチックなどのフィルムが船底を覆うよう
に誘導してから船縁に固定する。また別の方法として
は、プラスチックなどのフィルムの周りにチューブ状の
フロート部を取り付けて置き、船舶を誘導してこの上方
に固定した後、フロート部に空気を封入して、浮力によ
りプラスチックなどのフィルムが船底を覆う様に固定す
る。船体が大きく前記の方法では不可能な場合は、予め
フレキシブルな軸芯にフィルムと巻き取り紐を重ねて巻
き取っておき、船体に一端を仮止めしてから巻き取り紐
を引きながら船底にフィルムを沿わせて取り付ける方法
も有る。更にこれら保護フィルムを透明にして、船底の
汚染状況を目視出きる様にする事も重要である。
【0009】
【実施例】図2は船底をプラスチックなどの保護フィル
ムで覆う実施例1である。船体21の船底22が水面2
3に没する部を、貝類・珪藻類・汚物などの付着を防止
する為に、保護フィルム24で覆うものである。実用に
当たっては水面の波立ち、外来飛散物他に対し保護する
為に、船底を広く保護フィルムでカバーするのが良い。
船首側、船尾側も含めて覆うのが良い。保護フィルムは
船底22に沿って覆い、容易に外れないように例えば図
12に示す実施例の如く、船縁25に固定する。この様
にすれば保護フィルムが船底に沿って密着する事によ
り、船底に接触する海水などの容積が少なくなり含まれ
るフジツボ等の稚貝幼生を少なくする事が出来る。保護
フィルムは海水等の浸透が無い物を用い、前記の船底に
接触する海水などの容積を少なくする事により、貝類・
珪藻類などの付着を防止する。また平滑なフィルムを用
いる事により海水などに含まれる、油・腐敗物等の付着
時に容易に清掃可能にする。保護フィルムは必要な部分
又は全体を透明にする事により、船底の汚染状況が確認
出来る様に成る。長期係留する場合は管理上有効であ
る。保護フィルムは長期使用、破損等に伴う廃棄時に、
環境にやさしい処理が出きる様にする事、適度な強度が
有る事、容易に入手可能である事等を考慮して、ポリプ
ロピレン、ポリオレフィン他を用いると良い。大型漁船
等に用いる場合はフィルムに繊維補強した物を用いると
良い。図3は船舶を固定してからプラスチックなどの保
護フィルムを船底を覆うように誘導し、船縁に固定する
実施例2である。係留場所に係留柱32等を設置して置
く。予め船体31を係留綱33等で固定して置く。船首
に対応する開口部分と反対辺に重錘35をもち、他の辺
に概ね長方形のフロート付きの保護フィルム34を水面
38(鎖線で示す)に浮かす。しかる後、開口部分を船
底に沿って引き、船尾まで誘導する。その後、船底を充
分覆う様にフィルムを引き上げて、容易に外れないよう
に、例えば図12に示す実施例の如く、船縁36に対応
する部分を含めて固定する。船首、船尾側は、保護フィ
ルムを折り返しし易くする為に、重錘35は複数個に分
割し、保護フィルムに補強を兼ねて強固に取り付ける。
この重錘35を利用して他の辺と同様に、船縁36に固
定する。
【0010】図4は係留場所に予め、プラスチックなど
の保護フィルムを水面下に設置する実施例3をしめす。
船舶を誘導して保護フィルムの上方に静止した後、プラ
スチックなどの保護フィルムを引き上げ、船底を覆う様
に装着する。保護フィルム41は船舶を誘導し易くする
ため開口部に重錘45をもち、これにより設置時水中に
下垂させる。また開口部を除く、他の辺に発泡ポリエチ
レン等のフロート42を持つ概ね、船形又は長方形の保
護フィルム41を水面下に設置する。これらを係留柱4
3に係留綱44により固定する。係留固定の数は船舶の
規模により決める。船舶を誘導し、保護フィルムが船底
を充分覆位置に成った事を確認してから、容易に外れな
いように図12に示す実施例の如く船縁に対応する部分
を固定する。船尾側は、保護フィルムを折り返しし易く
する為に、重錘45は複数個に分割し、保護フィルムに
補強を兼ねて強固に取り付ける。重錘棒46は保護フィ
ルムが水中に安定して形成される為に設ける。保護フィ
ルムを船形にする場合は、船首側を2分割の重錘45と
し、長方形の場合は船尾側と同様にすると良い。図5
は、実施例3の保護フィルムが船底を覆う様にして、船
縁に固定された状態を示す。保護フィルム41が船体5
1を水面53より上まで覆う様に装着されている状態を
示す。保護フィルムは、図12に示す実施例の如く、船
縁52に掛けるようにして船体に沿って固定するか、又
は、船体51に専用の保護フィルム固定金具を設ける。
【0011】図6、図7、図8は、予めフレキシブルな
軸芯に保護フィルムと、巻き取り紐を重ねて巻き取って
おいた物を、船体に一端を仮止めしてから、巻き取り紐
を引きながら船底に沿わせて保護フィルムを、巻き戻す
ように装着する実施例4である。図6は保護フィルムと
巻き取り紐を重ねて巻き取った状態、図7は船体に一端
を仮止めしてから、巻き取り紐を巻き戻しながら船底に
沿わせる状態、図8は図7の横断面位置76で見た保護
フィルムの装着途中の状態を示す。船体が大きくなる
と、係留場所に依っては船体の誘導が難しく、海岸等で
は係留柱を設ける事も出来ない事が多い。この様な場
合、保護フィルムの装着方法に工夫が必要になり、実施
例4の方法が有効である。この例では、軸芯に保護フィ
ルムと巻き取り紐を重ねて巻き取っておいた物を、用い
る事がポイントとなる。船底の形に沿ってくの字型に曲
がれるようにフレキシブル軸心64を用いる。フレキシ
ブル軸心は複数個に分割された筒型重錘を可とう的に繋
ぐ等して作り、これに保護フィルム61と巻き取り綱6
6を固定して置く。これは補強兼フロート部62が浮力
を受けて保護フィルム61を上方に引き、装着作業を安
定化させる。保護フィルムには周辺に、固定用のバンド
穴63、補強兼フロート部と気体封入パイプ67、仮止
め用綱65等が設けられている。装着に際して、フレキ
シブルな軸心を中心にして、保護フィルムと巻き取り綱
を、予め重ねて巻き取っておく。装着する時は、巻き取
り終端65を、仮止め部73で固定する。しかる後、巻
き取られた保護フィルムを水中に入れ、巻き取り紐によ
り、船底に沿って図7の巻き戻し途中の保護フィルム7
4の如く、巻き戻しながら船尾まで覆う。この作業中に
フロート部の浮力が働くように、気体封入パイプから気
体を封入する。巻き取り紐を引き上げ、フレキシブル軸
心を図12に示す実施例の如く船縁に固定する。しかる
後、保護フィルムは周辺に設けられた固定用のバンド穴
63を用いて、前記同様に船縁に固定するか、又は船体
に専用の保護フィルム固定金具を設ける。この様にして
装着される途中状態の断面図で図8に示す。
【0012】図9はプラスチックなどの保護フィルムの
周りにチューブ状のフロート部を設け、フロート部に空
気等の気体を封入して、この浮力によりプラスチックな
どの保護フィルムが船底を覆う様にし、張力を発生させ
て船体に固定する実施例5である。ここでは断面図で説
明する。プラスチックなどの保護フィルム92は、フロ
ート部93を持つ。保護フィルムと、フロート部は一体
化するか個別として連結するかはこだわらない。船体9
1は大型船に成ると、水面97から船縁96までの寸法
が大きくなり、保護フィルムの船体への固定が難しくな
る。本実施例のポイントは保護フィルムを、浮力利用に
より船体に密着させる事である。フロート部は空気等の
気体が封入し浮力を発生させる。浮力を得たフロート9
4は、保護フィルムに張力を与える。この張力により船
底を覆う。これと同時にフロート部が船腹に密着する。
保護フィルムもフロート部も、船体に合わせて適した寸
法の物を使用する。フロート部は、積荷の多少、波立ち
他により水面が大きく変化する為、船腹を大きく覆う場
合にも有効である。また保護フィルムと船底の間に含ま
れる海水等を最小にしたい。この為フロート部の空気封
入量は少なめにして、船腹に接する範囲を大きくする事
も有効である。図10は船底と保護フィルムの間に介在
しする海水等を抜き取る、実施例6をしめす。船底をプ
ラスチックなどの保護フィルムでカバーした場合、フィ
ルムが海水等を包み込み、膨らむ。この船底と保護フィ
ルムの間に介在している多くの海水等を抜き取るもの
で、残存する海水などをより少なくする事が目的で有
る。海水等が少ない程、フジツボなどの貝類・珪藻類お
よび汚物等の、付着防止効果が大きく成る。船舶には船
腹より外に突出する部分103が有る。保護フィルム1
01はこれらを包み込む形に装着される事もある。この
場合海水等を大きく包み込む形に成る。本実施例はこれ
を少なくする為、ポンプ等を用いて水抜きパイプ104
を用いて吸い取る事により、外部の水圧が働き、水抜き
後の保護フィルム102の様にして装着される。水抜き
パイプは船底を覆う保護フィルムの最深部迄達する様に
すると良い。この水抜きは保護フィルムの膨らみや皺に
成った部分迄、水圧により船体に密着させる効果もを生
む。
【0013】図11は保護フィルムに設けた排水口の実
施例7を示す。船底をプラスチックなどの保護フィルム
111でカバーした後、船底と保護フィルムの間に介在
している水を抜き取る為、排水口を設ける実施例であ
る。保護フィルムの上縁部近傍に排水口112を設け、
これに対応する穴より大きい排水口カバー113を設け
る。このカバーは保護フィルムの外側に設け、少なくと
も一箇所固定し、内側より介在している水が外に流れ出
やすくする為、開閉可能とする。これにより船底と保護
フィルムの間に介在している多くの海水等を弁の様に働
かせ、外部に流出させる。これは前記実施例6に準じた
効果を生む。図12は保護フィルムを船体に固定する実
施例8をしめす。保護フィルム121は、フロート兼フ
ィルム縁部の補強122を持つ。この保護フィルム縁部
に図に示す様なバンド穴126を必要数設ける。一方船
縁125に係合する形のフック124とこれに繋げたバ
ックル付きバンド123を設ける。このバンドはバンド
穴126に通して保護フィルムと繋ぐ。保護フィルムを
固定する時、フック124を船縁125に掛ける。各部
を確認し、バックルでバンドの長さを調整しながら均等
に、保護フィルムに張力を加える。簡易な方法として
は、バックル付きバンドの替わりに、ゴムバンドを用い
ても良い。保護フィルムを強く船体に固定する時は、船
底を越えて対応するフック迄延長して、バンドを一体化
する方法もある。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、既存の船舶にも即適用可能である、フィルム
の表面にはフジツボ等がつきにくく付いも容易に落とせ
る、透明フィルムにすれば船底の汚染状況が装着状態で
目視確認可能である、装着のために特に船体に加工する
必要が無い、更に特殊な素材等を用いる事なく、効果的
なフジツボ等の付着防止が出来る、等幾つもの特徴を備
え、実用化に伴う効果は非常に大きい。フジツボ等の付
着防止効果を、図13に示す。二点鎖線は保護カバーの
境界線を示し、左側は保護フィルムでカバーした部分を
示す。保護フィルムでカバーした部分には付着物が無
く、カバーしない右の部分には多くの付着物が見られ
る。これらのカバー境界線で、明確に保護カバーの効果
が認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フジツボなど貝類の付着状況を示す実験結果で
ある。
【図2】船底を保護フィルムで覆うようにする実施例1
をしめす。
【図3】保護フィルムが船底を覆うように誘導し、船縁
に固定する実施例2をしめす。
【図4】係留場所に予め、保護フィルムを水面下に設置
した実施例3をしめす。
【図5】実施例3の保護フィルムが船底を覆う様に船縁
に固定された状態を示す。
【図6】実施例4で、フィルムと巻き取り紐を重ねて巻
き取った状態をしめす。
【図7】実施例4で、巻き取り紐を巻き戻し船底にフィ
ルムを沿わせる状態をしめす。
【図8】実施例4、保護フィルムの装着途中の状態を図
7の横断面位置で示す。
【図9】チューブ状のフロート部を設け、浮力を利用し
て固定する実施例5をしめす。
【図10】船底と保護フィルム間の水を抜き取る、実施
例6をしめす。
【図11】保護フィルムに設けた排水口の実施例7をし
めす。
【図12】保護フィルムを船体に固定する実施例8をし
めす。
【図13】フジツボなどの付着防止効果をしめす実験結
【符号の説明】
21 船体 22 船底 23 水面 24 保護フィルム 25 船縁 31 船体 32 係留柱 33 係留綱 34 フロート付き保護フィルム 35 重錘 36 船縁 37 フロート 38 水面 41 保護フィルム 42 フロート 43 係留柱 44 係留綱 45 重錘 46 重錘棒 51 船体 52 船縁 53 水面 61 保護フィルム 62 補強兼フロート部 63 バンド穴 64 フレキシブル軸心 65 仮止め用綱 66 巻き取り用綱 67 気体封入パイプ 71 船体 72 巻き取り綱 73 仮止め部 74 巻き戻し途中の保護フィルム 75 水面 76 横断面位置 91 船体 92 保護フィルム 93 フロート部 94 浮力を得たフロート 95 フロート側面 96 船縁 97 水面 101 保護フィルム 102 水抜き後の保護フィルム 103 船腹より外に突出する部分 104 水抜きパイプ 111 保護フィルム 112 排水口 113 排水口カバー 121 保護フィルム 122 フロート兼フィルム縁部の補強 123 バックル付きバンド 124 フック 125 船縁 126 バンド穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係留された船舶の船底の、少なくとも水
    面下に没した船底を、プラスチックなどのフィルムで覆
    う様に作られた船底保護フィルムと、これを用いた船底
    保護方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、係留場所にあらかじ
    め、プラスチックなどのフィルムの周囲を浮かせて設置
    して置き、船舶を誘導してこの上方に固定した後、フィ
    ルムを引き上げて、船底を覆う様に固定する為に作られ
    た船底保護フィルムと、これを用いた船底保護方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、小型船舶を誘導して
    係留場所にあらかじめ固定した後、下垂部に錘をつけ、
    周囲にフロートを付けたプラスチックなどの保護フィル
    ムを、水面下に入れ一端を船体の一部に固定し、他端を
    船底に沿って水平に引き、しかる後保護フィルムを引き
    上げて、船底を覆う様に固定する為に作られた船底保護
    フィルムと、これを用いた船底保護方法。
  4. 【請求項4】 請求項2、または3において、プラスチ
    ックなどの保護フィルムの縁部周辺にフロート部を形成
    しておき、この浮力により保護フィルムに張力を与え
    て、船底を覆う様に固定する為に作られた船底保護フィ
    ルムと、これを用いた船底保護方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、船
    底をプラスチックなどの保護フィルムでカバーした後、
    船底と保護フィルムの間に介在している水を抜き取る、
    船底保護方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、プラスチックなどの保護
    フィルムの一部または全部分を透明とした船底保護フィ
    ルムと、これを用いた船底保護方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274755A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Haruko Amiya 船底カバー
KR102125308B1 (ko) * 2019-05-28 2020-06-22 정석기 수분 흡착 점착 방식을 통해 접착성이 증진된 선박바닥보호용 커버 및 그 수분 흡착 점착 방식을 활용한 선박바닥보호용 커버 피복 방법
CN117125215A (zh) * 2021-02-24 2023-11-28 北京丰润铭科贸有限责任公司 一种仿生防生物寄生柔性船底材料及结构

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