JP2002263812A - ローラ破損の検出方法 - Google Patents
ローラ破損の検出方法Info
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- B22D11/16—Controlling or regulating processes or operations
- B22D11/20—Controlling or regulating processes or operations for removing cast stock
- B22D11/208—Controlling or regulating processes or operations for removing cast stock for aligning the guide rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、連続鋳造機のローラ10にお
けるローラ破損を検出するための方法であって、該連続
鋳造機は、互いに他の後に一列に配列され、かつ、軸受
内で回動可能に支持された複数のローラを有し、かつ、
該ローラは、該機械で作り出される材料を移送するよう
配列されている方法に関する。害方法は、材料によりロ
ーラに加えられる半径方向のターゲット荷重値を決定す
る工程と、ローラの列における少なくとも一つおきのロ
ーラで実際の荷重値を測定する工程と、測定された実際
の荷重値と決定されたターゲット荷重値とを比較する工
程と、実際の荷重値とターゲット荷重値との間の有り得
る相離を検出する工程と、このような相離においてロー
ラ破損の存在を確定する工程と、を含んでいる。
Description
るローラ破損を検出するための方法。
造機は、溶融鋼から鋼材を作り出し、該鋼材は、例え
ば、車両などに用いる薄板を作り出すための圧延工程に
おける出発材料として使用できる。
れ出て、タンディッシュに入り、そこからさらに流れ下
って、鋳型に入る。鋳型は、水冷されており、連続鋳造
材料のスラブは、ここで固体のシェルになり始める。次
いで、スラブは、セグメント状に配設された多数のロー
ラにより、湾曲トラックに沿って連続的に移送され、セ
グメントにより連続的に成形および冷却されて、最終厚
さの鋼材になる。トラックの終端では、材料は、適当な
個片に切断される。
ラックの長手方向延長部に対して実質的に直角に取り付
けられ、連続鋳造材料のスラブをリードし、かつ、支持
できるよう、それぞれ上側ローラおよび下側ローラを含
む対として、配設されている。
て、軸受内で支持されており、かつ、ローラは、一般
に、ローラの長さ、したがって、その重量により、少な
くとも二つのローラ部分に分割されており、該ローラ部
分は、軸受内で独立的に支持されているか、あるいは、
共通の軸上で回動不能に支持されており、該軸は、軸受
内で支持されている。
ローラの破損により鋳造材料に生ずる亀裂である。この
ようなローラの破損は、主として、一つまたはいくつか
の軸受の破損および(または)取付け不良により生じ、
これらは、共に、一つまたはいくつかのローラとローラ
のトラックの仮想延長部との位置合わせが、もはや失わ
れた状態になることを引き起こし得る。別の原因として
は、一つのローラが、他のローラに比べて過度に摩耗す
る場合が挙げられる。
は、連続鋳造機の運転の際に生ずる破損を指し、許容荷
重を超える荷重または汚れなどにより生ずる軸受内の摩
耗が原因であることが多い。軸受および(または)軸受
ハウジングの破損は、「圧壊」と呼ばれている。このよ
うな圧壊の結果は、圧壊軸受および(または)軸受ハウ
ジング内で支持されているローラが、前のようにスラブ
を支持できなくなることであり、これは、ローラの位置
が、スラブから大幅に逸れた方向に変化し、すなわち、
圧壊ローラでは、ローラのトラックの仮想延長部との位
置合わせが、もはや失われ、したがって、スラブとの接
触が減少するからである。スラブの液状コアが非常に小
さい場合、すなわち、スラブが、多かれ少なかれ、完全
に凝固する機械の部分においては、ローラは、スラブと
の接触を全て失う。
いくつかのローラおよび(または)セグメントの、ロー
ラのトラックの仮想延長部に対する初期的な位置合わせ
の狂いを指す。一般に、機械をセットアップする場合、
先ず、多数のローラを共に取り付けて、トラックセグメ
ントを形成し、その後で、該セグメントを機械に取り付
ける。この手順は、機械のフレームとトラックセグメン
トが同時に組み立てられるので、組立時間を節約するも
のである。また、トラックセグメントを前以て組み立て
ておいて、機械内のいずれかのセグメントを、破損のた
め、迅速に交換しなければならなくなった場合の準備と
することもしばしば行われる。
合、セグメント内のローラは、例えば、ルーラーなどの
従来の測定装置で、互いに他に位置合わせする。しかし
ながら、これらのセグメントを後で連続鋳造機に取り付
ける場合、セグメント内のローラ間の位置合わせは、セ
グメントのサイズ、重量および不恰好さのため、多かれ
少なかれ、失われてしまう可能性が大きい。同じ理由か
ら、機械内のセグメント全体と、ローラのトラックの仮
想延長部との位置合わせ、すなわち、トラック内に正し
く位置決めされているセグメントとの位置合わせが狂う
可能性が大きい。
トのサイズは、非常に大きく、また、ローラおよび(ま
たは)セグメントの正常位置と位置あわせが狂った位置
との間の相離は、小さいため、位置あわせが狂ったロー
ラおよび(または)セグメントとその他のローラおよび
(または)セグメントとを見分けることは、一般に、非
常に困難である。これは、これら位置あわせの狂いか
ら、すなわち、材料のより少ない支持または突然の欠如
から生じる亀裂により、材料が大きく損傷するため、残
念なことである。
のどちらかであり、両方の種類共、品質の低下となる
が、これは、亀裂を有する材料は、圧延することがほと
んど不可能だからである。表面亀裂は、鋳造工程後の高
価な処理により処理できる。表面亀裂を処理する一つの
方法は、それらを溶接することであり、もう一つの方法
は、材料の表面層を研磨することである。両方法共、高
価であり、また、完全な結果が得られないため、そのよ
うな鋼材は、品質がより低いクラスに入ることになる。
内部亀裂を有する材料は、処理ができず、捨てることに
なる。
て、本発明の目的は、連続鋳造機のローラ破損、例え
ば、ローラおよび(または)セグメントにおける軸受破
損または取付け不良を検出するための方法であって、材
料によりローラに加えられる半径方向のターゲット荷重
値を決定する工程と、ローラの列における少なくとも一
つおきのローラで実際の荷重値を測定する工程と、測定
された実際の荷重値と決定されたターゲット荷重値とを
比較する工程と、実際の荷重値とターゲット荷重値との
間の有り得る相離を検出する工程と、このような相離に
おいてローラ破損の存在を確定する工程と、を含む方法
を提供することである。
部冷却室14および外部冷却室16を有する連続鋳造機
の代表的な一部のローラ列10を図式的に示す斜視図で
あり、ローラ対10は、長尺の連続鋳造材料のスラブ1
8をリードし、支持している。上部セグメント12で
は、スラブ18は、多かれ少なかれ、液状のコアーを有
しているが、矢印で示した方向における連続送り運動中
に、冷却されつつ凝固していく。
方向に対して実質的に直角な軸に取り付けらており、各
ローラ10の各端部における軸受20内で、回動可能に
支持されている。
ローラ部分22に分割されており、該ローラ部分22
は、互いに他の後に軸方向に位置決めされており、ま
た、該ローラ部分22は、軸受20内で独立的に支持さ
れているか、あるいは、共通の軸上に回動不能に設けら
れ、該軸は、軸受内で支持されているかのいずれかであ
る。
の一実施形態を、軸受の圧壊により生じたローラの破損
により説明する。上記のように、ローラの破損は、取付
け不良が原因である場合があり、その場合、セグメント
内の一つまたはいくつかのローラと、ローラのトラック
の仮想延長部との位置合わせが最初から狂っている場合
がある。取付け不良に関連する別の可能性としては、セ
グメントまたはセグメント(複数)全体の機械内での位
置合わせが、狂っている場合があることである。しかし
ながら、取付け不良を発見する方法は、軸受破損を発見
する方法と似ている。
るものであり、したがって、連続鋳造機におけるただ一
列のローラ10を考える。また、本実施形態では、簡略
化のため、ローラ10を部分に分割しない。
8は、ローラ列10に沿って、矢印で示した方向に移送
される。本発明の原理は、ローラ10の荷重分布が、鋳
造の最初からターゲット荷重分布に等しいかあるいはタ
ーゲット荷重分布と同じ荷重区間の限界内である限り、
いかなる軸受および(または)軸受ハウジング20も圧
壊していない、と判定されることである。しかしなが
ら、そのような破損が生じた場合は、一つまたはいくつ
かのローラは、前と同じ荷重をあるいは荷重を全く支持
できなくなるという事実のため、連続鋳造材料の荷重
は、やや異なるパターンで、ローラ10に分布すること
になる。これは、隣接ローラが、圧壊ローラによって支
持されるはずの重量も支持し、したがって、そのような
隣接ローラには、通常の荷重を上回る荷重が掛かること
を意味する。したがって、荷重パターンの連続的な測定
により、圧壊ローラの検出が可能となる。
とも一つの軸受または軸受ハウジング20には、測定装
置24が設けられている。この測定装置24は、鋳造作
業全体を通じて、軸受または軸受ハウジング20内で、
ローラ10に作用するスラブ18の荷重により作用する
半径方向の力Fを測定することが可能である。
れ、これは、ローラ10が、その正常位置に在る時、す
なわち、その軸受または軸受ハウジング20が、圧壊し
ていないで、正常に動作している時、ローラ10に掛か
る材料18の荷重である。この半径方向のターゲット荷
重値の決定は、少なくとも二つの方法で行うことがで
き、すなわち、前以て計算するか、あるいは、鋳造工程
の開始後に、測定装置24で測定してよい。本発明の本
実施形態では、各一つおきのローラ10の荷重値を決定
するだけで十分である。
受ハウジング20の破損を検出するには、予め決められ
た時間間隔で(例えば、毎秒)、別の半径方向荷重、実
際の荷重値を測定する。実際の荷重値は、各測定時、ロ
ーラ10に掛かる瞬時荷重である。有利にも、この測定
は、ターゲット荷重値を決定したローラで行うことがで
きる。
つおきのローラ10の実際の荷重値と、ローラ10に対
してそれぞれ決定されたターゲット荷重値とを比較す
る。実際の荷重値が、ターゲット荷重値に等しいか、あ
るいは、ターゲット荷重値と同じ荷重区間の限界内であ
る限り、これは、軸受および(または)軸受ハウジング
20には、破損が生じていない、と解釈できる。ターゲ
ット荷重値と実際の荷重値との間に、相離が有る場合
は、荷重パターンに何かが起こり、恐らくは、ローラ1
0の一つまたはいくつかが、その軸受および(または)
軸受ハウジング20の破損により圧壊した、と断定して
よい。
おきのローラ10しか測定しない。各ローラのターゲッ
ト荷重値と実際の荷重値が、実質的に一定である限り、
荷重パターンは変わらず、軸受破損は生じていないが、
軸受破損が起こると、ターゲット荷重値と実際の荷重値
との間に、相離が生じ、この相離は、どのローラを測定
するかによって、負または正となる。
したように、ローラへの実際の荷重値FCが、ローラのタ
ーゲット荷重値より小さい場合は、測定されたローラ
は、前と同じ荷重を支持できないことは明らかである。
その最も合理的な原因は、ローラCが、軸受および(ま
たは)軸受ハウジングの破損により圧壊したことであ
る。言い換えれば、負の相離は、負に振れた値が測定さ
れたローラにおける軸受破損として確定される。
同じ荷重が支持できなくなる、あるいは、荷重が全く支
持でなくなると、隣接のローラB、Dは、前よりも大きな
荷重を支持することによって、この損失を補償しなけれ
ばならなくなる。したがって、相離は、図3のように、
正となる、すなわち、ローラBへの実際の荷重値FBは、
そのローラに対するターゲット荷重値よりも大きくな
る。したがって、正の相離を有するローラ(この場合
は、ローラBおよびD)は、余計な荷重を支持することに
なり、その理由は、それらに隣接したローラCが、軸受
および(または)軸受ハウジングの破損により、もはや
前と同じスラブが支持できなくなることである。したが
って、正の相離は、正に振れた値が測定されたローラに
隣接したローラにおける軸受破損として確定される、と
言ってよい。
ど、ローラ破損の検出が比較的簡単な場合で本発明の実
施形態を説明した。しかしながら、各ローラにいくつか
の転動部分が有る複雑なシステムの場合、および(また
は)、いくつかのローラおよび(または)ローラ部分
が、圧壊した場合は、圧壊の検出は、適当な数学的方法
を用いて、荷重/力パターンの「認識」により行うこと
になる。これら数学的方法については、ここでは、述べ
ない。
に限定されず、添付のクレームの範囲内で変形ができる
ことを理解すべきである。
ある。
つつある様を示す本発明の一実施形態の図式的な側面図
であり、該列において、一つのローラCは、軸受の破損
のため圧壊しており、また、ローラA、CおよびEの反
力が測定され、それらが矢印で示されている。
BおよびDの反力が測定されている。
Claims (5)
- 【請求項1】 連続鋳造機のローラが互いに他の後に一
列に配列され、かつ、軸受内で回動可能に支持された複
数のローラから成り、かつ、該ローラが、該機械で作り
出される材料を移送するよう配列されている連続鋳造機
のローラにおけるローラ破損を検出するための方法にお
いて、 - 材料によりローラに加えられる半径方向のターゲッ
ト荷重値を決定する工程と、 - ローラの列における少なくとも一つおきのローラで
実際の荷重値を測定する工程と、 - 測定された実際の荷重値と決定されたターゲット荷
重値とを比較する工程と、 - 実際の荷重値とターゲット荷重値との間の有り得る
相離を検出する工程と、 - このような相離におけるローラ破損の存在を確定す
る工程と、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 正の相離が、正に振れる値が測定された
ローラに隣接するローラにおけるローラ破損として確定
されることとする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 負の相離が、負に振れる値が測定された
ローラにおけるローラ破損として確定されることとする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 連続鋳造機のローラにおけるローラ破損
を検出するための方法であって、該ローラは、互いに他
の後に軸方向に位置決めされ、かつ、軸受内で個々に支
持された少なくとも二つのローラ部分に分割されている
方法において、実際の荷重値は、各ローラ位置の少なく
とも一つの軸受で測定されることとする上記請求項のう
ちのいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項5】 実際の荷重値は、軸受内であるいは軸受
ハウジング内で測定されることとする上記請求項のうち
のいずれか一つに記載の方法。
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