JP2002263792A - 鋳造用砂型とその造形装置 - Google Patents

鋳造用砂型とその造形装置

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JP2002263792A
JP2002263792A JP2001063135A JP2001063135A JP2002263792A JP 2002263792 A JP2002263792 A JP 2002263792A JP 2001063135 A JP2001063135 A JP 2001063135A JP 2001063135 A JP2001063135 A JP 2001063135A JP 2002263792 A JP2002263792 A JP 2002263792A
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mold
sand
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molding
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Nobuhiro Nakamura
信弘 中村
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OSAKA SHELL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の鋳造用砂型造形装置であるダンプボ
ックス造形装置の種々の上述の利点を活かしながら、こ
の装置の難点を払拭すること。 【解決手段】 鋳造用砂型Mの鋳造用型面2と砂型吻合
用平坦面3を形成する下金型6と、鋳造用砂型Mの鋳造
用型面2と反対側の非型面壁4に砂型載置用平坦面5を
形成する上金型7と、下側の下金型6と上側の上金型7
とを吻合状態にして、下金型6が上側に上金型7が下側
に来るよう一体反転する反転装置8と、上金型7が上側
にあるとき上金型7を通過して型砂sを下金型6に充填
すると共に、上金型7が下側に反転したときに一体に上
側に反転した下金型6から未硬化の型砂sを上金型7を
通過して下方に排出するための型砂通過用開口部9を上
金型7に設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にシェルモー
ド造形装置と言われるもので、熱硬化性樹脂を砂粒に被
覆してなる型砂(シェル砂とも呼ばれる)を加熱した金
型に付着させることによって型砂が熱硬化し、この硬化
層が鋳造用砂型として造形されるようになっている鋳造
用砂型造形装置に関し、より詳細には型砂が自重によっ
て金型内に投入されるダンプボックス造形装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を理解するために、まず従来から
汎用されているダンプボックス造形装置を、図18及び
図19によって説明する。
【0003】図18のはダンプボックスと称される砂
箱100と枢着点101で連結される加熱金型102と
を示し、砂箱100内には型砂sが開口状態のシャッタ
ー103を通して投入され、次にに示すように、シャ
ッター103を閉鎖した状態で、金型102を枢着点1
01を中心に砂箱100に吻合するよう矢印で示すよう
に下向きに反転させ、この状態で、に示すように、砂
箱100と金型102とを一体に矢印で示すように18
0°回転して、砂箱100が上側に金型102が下側に
来るようにし、しかるのちに砂箱100のシャッター1
03を開口することによって、砂箱100内の型砂sは
自重で、加熱した金型102の上に落下し、これにより
金型102に接触する部分の型砂sは熱硬化して、金型
102に直接に接触する面を型面Saとした硬化層Sが
形成される。
【0004】次にに示すように、全体を矢印のごとく
180°反転させて、シャッター103を開口すること
によって、硬化層Sの非型面壁Sbに接する未硬化の型
砂sは、自重で砂箱100内に落下する。未硬化の型砂
sが砂箱100内に落下したあと、次にに示すように
金型102を矢印で示すように、枢着点101を中心に
反転させることによって、金型102に硬化層Sが付着
した状態で上向きになっているから、この位置に焼成バ
ーナー104が下降して、硬化層Sの背面を仕上げ焼成
して、硬化層Sの全体を均一に確実に硬化させ、これに
よって、図19のaに示すように、一面側を型面Saと
し、他端面を非型面壁Sbとした鋳造用砂型Sが取り出
されるようになっている。なお、実際には、仮想線で示
すように、四周が壁で囲まれている。
【0005】そして、このようにして造形した一対の鋳
造用砂型S,Sは、図19の(b) に示すように、互いに
吻合され、その吻合面Sc,Scを一体に接着剤によっ
て互いに接着して一体化し、更に該砂型Sの非型面壁S
bは微罪の隆起面な凹凸面を形成するため非常に不安定
であるから、図示のように適当なサポート105によっ
て、一対の鋳造用砂型S,Sを支持させ、この状態で、
型面Sa側に鋳鋼鉄や合金等の金属溶湯Mを注湯し、こ
れが硬化することによって所定の金属鋳造品を成形する
ようになっている。
【0006】従来のダンプボックス造形装置は、以上の
構成と造成工程からなるが、このダンプボックス造形装
置は、構造が簡単で、型砂の自重落下方式によるため、
金型面への型砂sの充填が良好であり、また一面側にの
み型面が形成されるだけであるから金型費が安くつき、
且つ鋳造用砂型の取り扱いが容易であり、なおかつサン
ドメタル比かよい、即ち製品に対する型砂の使用量が少
なく、それだけ型砂費用の面でも安くつくという利点が
あり、この利点のために現在でも多用されているのであ
るが、しかしながら、このダンプボックス造形装置で
は、次のような致命的な難点がある。
【0007】即ち、前述のように、一対の鋳造用砂型
S,Sは、図19の(b) に示すように、互いに吻合さ
れ、その吻合面Sc,Scを一体に接着剤によって互い
に接着して一体化し、この状態で注湯されることになる
が、吻合面Sc,Scの接着作業が極めて面倒であり、
また接着不良により溶湯が砂型S,Sの吻合界面からも
れて、鋳造製品の不良の原因となったり、また、砂型内
に注湯した溶湯が硬化して砂型から取り出す際に製品の
金属材質によっては、迅速に砂型内から取り出す必要が
あるが、従来では、上述のように吻合面Sc,Scが接
着剤によって一体になっているため、砂型を強制的に破
壊しなければ製品を取り出すことができず、この面から
製品仕上がりに若干難点がある場合があった。
【0008】更にまた上述のように、該砂型Sの非型面
壁Sbはざらざらした微細の隆起面や凹凸面を形成する
ため非常に不安定であるから、図19の(b) に示すよう
に、一対の鋳造用砂型S,Sごとに適当なサポート10
5によって、一対の鋳造用砂型S,Sを支持させ、この
状態で注湯する必要があるため、不安定であり、且つ一
対ごとの支持であるから量産に適さないという難点があ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダンプボッ
クス造形装置の種々の上述の利点を活かしながら、上述
の致命的な難点を払拭することを解決課題とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
砂型本体1の一面側に鋳造用型面2と砂型吻合用平坦面
3を形成し、砂型本体1の他端面側の非型面壁4に砂型
載置用平坦面5を形成してなる鋳造用砂型Kからなるも
のである。
【0011】また請求項2に係る発明は、鋳造用砂型K
の鋳造用型面2と砂型吻合用平坦面3を形成する下金型
6と、鋳造用砂型Kの鋳造用型面2と反対側の非型面壁
4に砂型載置用平坦面5を形成する上金型7と、下側の
下金型6と上側の上金型7とを吻合状態にして、下金型
6が上側に上金型7が下側に来るよう一体反転する反転
装置8と、上金型7が上側にあるとき該上金型7を通過
して型砂sを下金型6に充填すると共に、上金型7が下
側に反転したときに一体に上側に反転した下金型6から
未硬化の型砂sを上金型7を通過して下方に排出するた
めの型砂通過用開口部9を上金型7に設けてなる鋳造用
砂型の造形装置からなるものである。
【0012】また請求項3に係る発明は、鋳造用砂型M
の鋳造用型面2と砂型吻合用平坦面3を形成する下金型
6と、鋳造用砂型Mの鋳造用型面2と反対側の非型面壁
4に砂型載置用平坦面5を形成する上金型7と、下側の
下金型6と上側の上金型7とを吻合状態にして、下金型
6が上側に上金型7が下側に来るよう一体反転する反転
装置8と、上金型7が上側にあるとき該上金型7を通過
して型砂sを下金型6に充填すると共に、上金型7が下
側に反転したときに一体に上側に反転した下金型6から
未硬化の型砂sを上金型7を通過して下方に排出するた
めの型砂通過用開口部9を上金型7に設け、上記上金型
7を通過して型砂sを下金型6に充填した後に、これに
続いて下金型下金型6内に圧縮空気を吹き込むための圧
縮空気投入口10を設けてなる鋳造用砂型の造形装置か
らなるものである。
【0013】また請求項4に係る発明は、圧縮空気が下
金型6内に投入された後に、上下金型6,7に接する型
砂sが熱硬化された後、再び反転装置8によって反転復
帰して、上金型7が上側に下金型6が下側に位置したと
に、上金型7に付着する型砂sを掻き取るための掻き取
り装置11を設けてなる請求1〜3の何れかに記載の鋳
造用砂型の造形装置からなるものである。
【0014】また請求項5に係る発明は、上下金型段取
部12と型砂充填焼成部13との間を往復移動する作業
台車14を備え、該作業台車14は、上下金型段取部1
2で作業台車14に下金型6と上金型7とを搭載してか
ら、これを型砂充填焼成部13に往動し、該型砂充填焼
成部13において、型砂タンク15によって、該タンク
内の型砂sを、これに対向して位置する下金型6内に、
上金型7に設けた型砂通過用開口部9を通過して、自重
によって充填し、その直後に下金型6内に型砂タンク1
5に設けた圧縮空気投入口10より圧縮空気を下金型6
内に投入し、しかして上下金型6,7に接する型砂sが
熱硬化した後に、これを反転装置8によって反転して、
未硬化の型砂sを回収タンク16に排出し、その後に再
び反転装置8によって、上下金型6,7が元位置に反転
復帰した後に、作業台車14によって、上下金型段取部
12に復動され、この位置で上金型7の上記型砂通過用
開口部9の周縁に付着する型砂sを掻き取るためのバリ
取り装置17を設けてなる鋳造用砂型の造形装置からな
るものである。
【0015】また請求項6に係る発明は、上下金型6,
7が、作業台車14によって、上下金型段取部12に復
動した後に上下金型6,7内の硬化層Pを背面側から再
焼成するための焼成バーナー18が設けられてなる請求
項5に記載の鋳造用砂型の造形装置からなるものであ
る。
【0016】また請求項7に係る発明は、上下金型段取
部12には、上金型7を吊持して、これに対向する下金
型6上に吻合離反するための昇降吊持装置19を備え、
該昇降吊持装置19は、上金型7を下金型6に吻合した
位置で、上金型7と下金型6とを搭載した作業台車14
が型砂充填焼成部13に移動自在となっているよう構成
してなる請求項5又は6に記載の鋳造用造形装置からな
るものである。
【0017】また請求項8に係る発明は、上金型7を下
金型6に吻合した位置で下金型6に上金型7をロックさ
せる上金型ロック装置20を作業台車14に設けてなる
請求項6に記載の鋳造用砂型の造形装置からなるもので
ある。
【0018】また請求項9に係る発明は、下金型6は、
作業台車14に固定される下金型枠6aと、該下金型枠
6aとは別体で、該下金型枠6aに支持されると共に、
上下金型段取部12で、該下金型枠6aから上方に取り
出し可能となっている下金型部材6bとからなる請求項
8に記載の鋳造用砂型の造形装置からなるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の鋳
造用砂型造形装置の全体正面図であり、図2は同側面図
であり、機台21には、前後(図2では図中上、左右)
に延びるガイドレール22が敷設されており、これに、
図2に示すように上下金型段取部12と型砂充填焼成部
13との間をガイドレール22上を転動するガイドロー
ラ23に案内されて作業台車14が往復動シリンダ24
に駆動されて往復駆動するようになっている。
【0020】後で詳細に説明するが、図1と図2に示さ
れる範囲で簡単に説明すると、作業台車14には下金型
6が搭載されており、上下金型段取部12において、機
枠25には昇降シリンダ26と昇降ロッド27に支持さ
れた昇降枠28が設けられ、該昇降枠28の左右に一対
の上金型吊持爪29が取り付けられ、該一対の吊持爪2
9によって上金型7が吊持され、昇降枠28が下降する
ことによって、上金型7が下金型6に吻合されるように
なっている。本発明において、上記昇降枠28とこれに
取り付けられる上記上金型吊持爪29とによって、昇降
吊持装置19を構成する。
【0021】型砂充填焼成部13においては、型砂投入
ホッパー30が設けられ、この下側に第1のシャッター
31を備えた第1型砂投入管32と、これに連通して第
2のシャッター33を備えた第2型砂投入管34が設け
られ、該2型砂投入管34の下端部には型砂タンク15
が一体に連通形成されている。
【0022】そして、後述のように第2型砂投入管34
とこれに一体の型砂タンク15は上述の昇降ロッド27
に案内され、昇降シリンダ26に駆動されて昇降するよ
うになっている。
【0023】型砂投入用ホッパー30の上方には型砂投
入口36aからホッパー30内に型砂sを投入する型砂
投入管36が設けられ、内部に図示しない垂直スクリュ
ーコンベアを設けた砂上げ機37に連通されている。
【0024】図3に示すように、昇降枠28の左右に設
けた一対の、正確に図示のように二対の上金型吊持爪2
9に吊持される上金型7は、その上面側の左右端部に吊
持鍔38が突設され、これに上金型吊持爪29の爪先2
9aが係合するようになっている。
【0025】上金型7は、図5に示すように、下方開口
の箱型を呈し、その上面側に上金型部材7bと、上金型
部材7bに囲繞された前記型砂通過用開口部9と、前述
の左右の吊持鍔38,38と、側面壁である上金型枠7
aと、左右の上金型枠7bに切欠形成された後述のロッ
ク用切欠部39とかなり、なお、作用については後述す
るが、この実施形態にあっては、型砂通過用開口部は4
つの方形状の窓に形成され、上金型部材7bは、型砂通
過用開口部9を囲繞するよう十字状の桟部材40とその
周辺の桟部材41とからなる。
【0026】なお、またその作用については後述する
が、昇降枠28には上金型7の型砂通過用開口部9の周
縁形状に合致したバリ取りカッター42がカッター保持
枠43に取り付けられ、該カッター保持枠43に繋がれ
た押下げシリング44とガイドロッド45によってバリ
取りカッター42は上記型砂通過用開口部9の周縁に沿
って嵌合するようになっている。本発明では、バリ取り
カッター42、これを取り付けるカッター保持枠43、
該カッター保持枠43に繋がれた押下げシリング44と
ガイドロッド45とによってバリ取り装置17を構成す
る。図4の(b) のバリ取りカッター42は、その位置関
係を示している。
【0027】図3の(a) および図4の(a) に示すよう
に、下金型部材6bと、下金型部材6bとは別体で、そ
の下面内向きに突設した鍔片6a1 で下金型部材6bを支
える下金型枠6aと、下金型部材6bの下面側に適宜に
串状の支持桟46を介して一体に突設した載置テーブル
47とからなり、下金型部材6bには、当然のことなが
ら凸状の下金型面48と凹状の下金型面49とがランダ
ムに形成される。下金型枠6aの下方側には加熱ボック
ス50が一体に取り付けられ、これに内蔵されている加
熱用バーナー51によって上方の下金型部材6bを加熱
するようになっている。
【0028】図3および図4に示すように、加熱ボック
ス50の左右側面には夫々前後に一対の上金型ロック爪
52が枢着され、ロック用シリンダ53によって、図3
の(b) の開放状態と図5の(b) のロック状態と間を回動
するようになっている。そして、上金型ロック爪52が
ロック状態のときには、図3の(b) に示すように、一対
の上金型ロック爪52は、上金型7に設けた前述のロッ
ク用切欠部39に係合ロックするようになっている。本
発明においては、上記上金型ロック爪52と、これを作
動するロック用シリンダ53と、ロック爪52が係合ロ
ックする上金型7に設けたロック用切欠部39とによっ
て上金型ロック装置20を構成している。
【0029】また下金型6と一体の加熱ボックス50の
付近には、図4の(a) に示すように、その左右に一対の
反転装置8が装着され、該反転装置8は作業台車14に
設置される。
【0030】該反転装置8は、図6、特にその(A)に
示すように、中央部のピニオン室54を挟んで両側に油
圧シリンダ55が一体に設けられ、両シリンダ55,5
5内を摺動する左右ピストン56,56間をピストンロ
ッド57で一体に繋ぎ、該ピストンロッド57にラック
58を形成し、該ラック58がピニオン室54のピニオ
ン59に噛み合い、該ピニオン59は、同図の(B)お
よび(C)に示すように反転軸60と一体となってお
り、該反転軸60が図4(a) に示すように、そのフラン
ジ61によって下金型枠6aの下方部である加熱ボック
ス50の付近に取り付けられている。またピニオン室5
4の取付台62は、同じく図4の(a) に示すように作業
台車14に取付設置されている。なお、図6の(A)に
おいて、左右のピストン56,56は、その移動終端に
おいて空気圧による緩衝ストッパー63に当接するよう
になんている。
【0031】図7は、図2の型砂充填焼成部13の詳細
構造を示すもので、前述のように、機枠64に設置され
た型砂投入ホッパー30には、第1のシャッター33に
よって開閉される第1型砂投入筒32が設けられ、これ
に併設連通して、開閉シリンダ65によって開閉駆動す
る第2シャッター33を備えた第2型砂投入筒34が設
けられている。そして、第2型砂投入筒34の下端部に
は型砂タンク15が一体に連通して取り付けられ、該型
砂タンク15の側面に圧縮空気投入口10が設けられ、
該圧縮空気投入口10は模式的に示す圧縮空気タンク6
6に繋がれている。
【0032】型砂タンク35の下方面には開閉シャッタ
ー67が設けられている。そして、第1型砂投入筒32
は機枠64に定位置に固定されているが、第2型砂投入
筒34とこれに連通する型砂タンク15はガイドロッド
68に案内され、タンク昇降シリンダ69に駆動されて
昇降するようになっている。
【0033】次に、造形工程について説明すると、まず
図1及び図2の上下金型段取部12において、上昇位置
にある昇降吊持装置19の昇降枠28に上金型吊持爪2
9によって吊持された上金型7を、昇降シリンダ26に
よって下降させて、下金型6に吻合させる。その詳細は
図3及び図4に示す通りである。即ち、図3に示すよう
に、昇降枠28に上金型吊持爪29を介して吊持され、
下金型6の上方に位置する上金型7は、図4に示すよう
に下降して、上金型7の上金型枠7aが下金型6の下金
型枠6aの外側に嵌合するように吻合し、上金型7が最
下端に下降したきとには、図4の(a) に示すように、左
右一対の上金型吊持爪29の爪先29aが、これに係合
する下金型6の吊持鍔38より下方に位置して両者間に
隙間Sが発生し、これがために下金型6に吻合した上金
型7は、昇降吊持装置19の昇降枠28から開放され、
昇降吊持装置19は何ら上昇移動することなく、その位
置のままで、後述のように作業台車14に搭載されて自
由に水平移動ができるようになっている。
【0034】次に、上金型ロック装置20の一対の前後
の上金型ロック爪52が図3の(b)の開放状態から、ロ
ック用シリンダ53の駆動によって、図4の(b) に示す
ロック状態に作動し、上金型7に設けてあるロック用切
欠部39に係合ロックし、上金型7と下金型6とが一体
的に連結される。
【0035】この状態で、上金型7と下金型6とを搭載
する作業台車14は、機台21上を図2中左右に延びる
ガイドレール22上を転動するガイドローラ23に案内
されて、図2の2点鎖線に示すように、型砂充填焼成部
13に送り込まれる。
【0036】型砂充填焼成部13では、図7に示すよう
に、型砂投入ホッパー30内の型砂sは、第1型砂投入
筒32から第2型砂投入筒34を通って、型砂タンク1
5に所定量の型砂sが投入される。このときには型砂タ
ンク15のシャッター67は閉鎖状態にある。その後、
第1型砂投入筒32の第1シャッター31を閉鎖し、第
1型砂投入筒32内の型砂sが完全に第2型砂投入筒3
4側から型砂タンク15に投入された時点で、第2シャ
ッター33が閉鎖される。
【0037】この状態で、第2型砂投入筒34とこの下
端部に連通する型砂タンク15はガイドロッド68に案
内され、タンク昇降シリンダ69に駆動されて、図7の
2点鎖線の位置まで下降し、図8に示すように、上金型
7の上面に密着状態に吻合し、この状態で型砂タンク1
5のシャッター67を開放して、該タンク15内の型砂
sをその自重によって上金型7の型砂通過用開口部9を
通過して、下金型6の内部に充填する。
【0038】ここで、注目すべきは、上金型7には、型
砂通過用開口部9を囲繞するようにして十字状及び周辺
に突設する上金型部材40,41が横設されていること
である(図5参照)。
【0039】これがために、型砂sが自重で落下して下
金型6内に充填するだけでは、これら上金型部材7bの
下方位置に、図示のように型砂sが十分に充填されない
空隙部Cが発生することになる。そこで、本発明の実施
形態では、型砂sを自重落下によって下金型6に充填し
た後に、図9(図7、図2)に示すように、型砂タンク
15の側面に開口した圧縮空気投入口10から、圧縮空
気タンク66からの圧縮空気を矢印で示すように圧縮空
気投入管70を通して、型砂タンク15内に圧入するよ
うにした。これによって、下金型6内に発生した上記空
隙部C(図18)に、図9に示すように強制的に型砂s
が充填されて該空隙部Cを型砂sで塞ぎ、下金型6と上
金型7との間に確実にかつ均一に型砂sが充填されるよ
うにする。
【0040】このように下金型6と上金型7との間に型
砂sが充填されると、下金型6と上金型7とに接触する
部分の型砂sは熱硬化して、図9に示すように硬化層P
が形成されるが、両金型から遠ざかる部分では、型砂s
は未硬化の状態である。
【0041】次に、図10に示すように、型砂タンク1
5は上方に復帰し、この後、上金型ロック爪52によっ
て上金型7と下金型6とが一体に吻合ロックされた状態
で、反転装置8を駆動させて、反転軸60を中心に上側
の鎖線位置にある上金型7が実線位置の下側位置に作動
させる。反転装置8の構造については、図6で説明した
通りである。
【0042】反転装置8の駆動により、上金型7と下金
型6とが上下反対側に反転することによって、図10及
び図11に示すように、下金型6内の型砂sのうち、硬
化した硬化層Pは下金型6と上金型7とに付着した状態
であるが、未硬化の型砂sは、その自重によって回収タ
ンク16内に回収され、該タンク16内に回収された未
硬化の型砂sは回収用スクリューコンベア71によって
排出され、図2に示すように砂上げ機37によって上方
に搬送され、その上端部の型砂投入管36及びその型砂
投入口36aから、新しい型砂sと共に型砂投入ホッパ
ー30に再投入されるようになっている。
【0043】未硬化の型砂sが上金型7の型砂通過用開
口部9を通過して回収タンク16内に排出された後で
は、当然のことながら、図11に示すように、上下金型
6,7には型砂sの硬化層Pが付着した状態にある。
【0044】しかるのちに図12に示すように、反転装
置8によって反転軸60を中心に再度180°反転させ
て、上金型7を上側に下金型6を下側に復帰させる。こ
の状態では、図11及び図12から分かるように、上金
型7の上面には型砂sの硬化層Pが付着しており、これ
を掻き取る必要がある。それがために図2にも示すよう
に、機台72上に設けた掻き取りシリンダ73によって
駆動する掻き取りナイフ74を、図12の(a) に示すよ
うに上金型7の上面に沿って作動させ、上下調整シリン
ダ74aで調整しながら上金型7上面に付着した硬化層
Pないし型砂sを掻き取り、図12の(b) に示すように
上金型7上面を平坦に形成する。本発明では、掻き取り
シリンダ73と、これを駆動される掻き取りナイフ74
及び上下調整シリンダ74aを掻き取り装置11と称す
る。
【0045】このようにして、型砂充填焼成部13で、
型砂sが焼成硬化され、硬化層Pからなる半完成品であ
る鋳造用砂型Pが造形されると、図13に示すように、
作業台車14を駆動させて、上下金型6,7と共に、こ
の鋳造用型砂Pを、図2の上下金型段取部12に復動さ
せる。
【0046】図13は、上下金型6,7を上下金型段取
部12に復動させた状態を示し、上金型7の左右の吊持
鍔38,38は、昇降枠28の左右の上金型吊持爪29
の爪先29aの間に隙間Sを有して嵌合状態となってい
る。
【0047】この状態では、図示の状態から分かるよう
に、上金型7の型砂通過用開口部9の周縁、即ち上金型
部材7bの開口部端縁には型砂sの硬化層Pが付着して
おり、この部分に付着した硬化層Pをやはり掻ぎ取る必
要がある。
【0048】そのために、昇降枠28に設けたガイドロ
ッド45に案内され、押し下げシリンダ44によって押
し下げられて、カッター保持枠43に取り付けられたバ
リ取りカッター42が上金型7の型砂通過用開口部9の
周縁に沿って矢印で示すように嵌合し、該上金型部材7
bの前記開口部9に面する端縁付着した硬化層Pを掻ぎ
取る。
【0049】しかるのちに、カッター保持枠43の下面
側に設けた焼成バーナー18によって鋳造用砂型Pの背
面を再焼成して十分に硬化させ、しかる後に、図14に
示すように、上金型7は、昇降枠28によって、その上
金型吊持爪29に吊持されて上昇復帰され、下金型6か
ら離反される。
【0050】これによって、下金型6には、砂型本体1
の一面側に鋳造用型面2と砂型吻合用平坦面3を形成
し、砂型本体1の他端面側の非型面壁4に砂型載置用平
坦面5を形成してなる完成品である鋳造用砂型Kが造形
された状態に付着している。
【0051】なお、下金型6の下方には、支持桟46を
介して下金型部材6bと一体形成される載置用テーブル
47に対向する下金型押し上げ用テーブル74が設置さ
れている。
【0052】次に、図15に示すように、ガイドロッド
75に案内され、押し上げ用シリンダ76によって作動
される下金型押し上げ用テーブル74が下金型部材6b
と一体の載置用テーブル47を載置して、下金型6の下
金型枠6aから離反して、下金型部材6bのみをこれに
造形された鋳造用砂型Kと共に、上方に持ち上げられ
る。
【0053】即ち、図1に示すように、二点鎖線位置に
持ち上げられた状態の下金型部材6bと鋳造用砂型Mに
対して、その水平方向に設けている下金型取り出し用フ
ォーク77が取り出しテーブル78上を取り出しシリン
ダ79に駆動されて、図15の支持桟46の空隙部であ
るフォーク挿入口80に挿入され、かつ取り出しテーブ
ル78を押し上げシリンダ81によって若干上方に移動
させることによって該下金型取り出しフォーク77は下
金型部材6bを係合し、これを取り出しテーブル78側
に取り出し、その該テーブル78上で下金型部材6bか
ら完成品である鋳造用砂型Mが図16に示されるような
形状となって取り出される。なお、実際上は、仮想線で
示すように、前後にも側壁4aがあり、その上端部に砂
型載置用平坦面5が形成されている。
【0054】上述の説明から明らかなように、本発明に
係る鋳造用砂型Kは、図16に示すように、砂型本体1
の一面側に鋳造用型面2と砂型吻合用平坦面3を形成
し、砂型本体1の他端面側の非型面壁4には側壁4aを
介して砂型載置用平坦面5を形成してなるため、この形
状からなる鋳造用砂型Kを多数造形したものを、図17
に示すように安定良く段積することができる。
【0055】即ち、図17に示すように、本発明によっ
て造形された鋳造用砂型Kを段積しても、砂型本体1の
鋳造用型面2側には砂型吻合用平坦面3が形成されてい
るため、一対の鋳造用砂型K,Kの鋳造用型面2,2側
を対向させて、溶湯注湯用空隙Qを形成する際に、両砂
型K,Kの対向面は砂型吻合用平坦面3,3によって安
定よく密接し、なおかつ、砂型本体1の他端面側の非型
面壁4には砂型載置用平坦面5が形成されてなるため、
図示のように、更に鋳造用砂型Kを段積みしても、両鋳
造用砂型K,Kの互いの非型面壁4,4は、砂型載置用
平坦面5,5で安定よく支持され、従って、図示のよう
に多数の鋳造用砂型Kを段積みして、上下両端面に当て
板82,82を当て、両当て板82,82間をボルトナ
ット83で締め付けることによって、多数の鋳造用砂型
K,Kは、砂型載置用平坦面5,5が上下の当て板8
2,82に安定よく当接し、かつ互いに隣合う上下の鋳
造用砂型K,Kも砂型載置用平坦面5,5で互いに安定
よく当接し、その結果、溶湯注湯用空隙Qを形成する鋳
造用型面2,2の界面である砂型吻合用平坦面3,3に
確実に密接することになり、溶湯注湯用空隙Pに金属溶
湯Mを注湯しても、該溶湯Mが砂型吻合用平坦面3,3
の吻合界面から外部に漏出することがない。
【0056】従って、図示のように、多数の鋳造用砂型
を段積みし、これによって形成される溶湯注湯用空隙Q
を多数形成し、これらの空隙Qに同時に注湯することが
できるから鋳造品の量産に適している。
【0057】さらにまた、従来のように、砂型吻合用平
坦面3,3を互いに接着剤によって接着していたことに
よる接着不良という問題が全くなく、かつ砂型吻合用平
坦面3,3への接着工程という面倒な工程を省略するこ
とができ、製作コストの大幅な低減に貢献することがで
きる。
【0058】さらには金属溶湯Mの材質によっては、こ
れが鋳造製品として硬化鋳造されると、できるだけ迅速
に鋳造用砂型を撤去する必要があるが、本発明によれ
ば、上述のように接着作業を必要としないため、鋳造製
品が硬化鋳造された直後に、可及的速やかに鋳造用砂型
を鋳造製品から撤去することができる。
【0059】更に、本発明は、所謂、従来のダンプボッ
クス造形装置の改良に関するものであるが、該ダンプボ
ックス造形装置の利点である構造が簡単で、型砂の自重
落下方式によるため、金型面への型砂の充填が良好であ
り、また一面側にのみ型面が形成されるだけであるから
金型費が安くつき、且つ鋳造用砂型の取り扱いが容易で
あり、なおかつサンドメタル比かよい、即ち製品に対す
る型砂の使用量が少なく、それだけ型砂費用の面でも安
くつくという利点がある。
【0060】
【発明の効果】請求項1に係る発明の鋳造用砂型によれ
ば、多数の鋳造用砂型は安定よく段積みされ、これによ
って形成される溶湯注湯用空隙を多数形成し、これらの
空隙に同時に注湯することができるから鋳造品の量産に
適している。
【0061】さらにまた、従来のように、鋳造用砂型の
互いの砂型吻合用平坦面を互いに接着剤によって接着し
ていたことによる接着不良という問題が全くなく、かつ
砂型吻合用平坦面への接着工程という面倒な工程を省略
することができ、製作コストの大幅な低減に貢献するこ
とができる。
【0062】さらには金属溶湯の材質によっては、これ
が鋳造製品として硬化鋳造されると、できるだけ迅速に
鋳造用砂型を撤去する必要があるが、本発明によれば、
上述のように接着作業を必要としないため、鋳造製品が
硬化鋳造された直後に、可及的速やかに鋳造用砂型を鋳
造製品から撤去することができる。
【0063】また請求項2に係る鋳造用砂型の造形装置
によれば、ダンプボックス造形装置の利点である構造が
簡単で、型砂の自重落下方式によるため、金型面への型
砂の充填が良好であり、また一面側にのみ型面が形成さ
れるだけであるから金型費が安くつき、且つ鋳造用砂型
の取り扱いが容易であり、なおかつサンドメタル比かよ
い、即ち製品に対する型砂の使用量が少なく、それだけ
型砂費用の面でも安くつくという利点がある。
【0064】なお、従来のダンプボックス造形装置で
は、下金型のみしか具備しなかったが、本発明では、上
金型を必要とするが、該上金型は、単に鋳造用砂型に砂
型載置用平坦面を形成するための平坦な型面のみを形成
するだけであるから、金型というほどのものではなく、
従って、上述のように従来と同じように金型費用は安く
つくという利点を有することに変わりはない。
【0065】また請求項3に係る発明に鋳造用砂型造形
装置よれば、ダンプボックス造形装置の利点である構造
が簡単で、型砂の自重落下方式によるため、金型面への
型砂の充填が良好であるとう利点を活かしながら、簡単
な上金型を設けることによる下金型への型砂の充填不良
を強制的な圧縮空気の投入、即ちエアーブローによって
補うようにしたため、上金型を設けることによる型砂の
金型への充填の不良を防ぎ、型砂を確実に下金型に充填
することができ、良質の鋳造用砂型を形成することがで
きる。
【0066】また請求項4に係る発明の鋳造用砂型造形
装置よれば、鋳造用砂型の仕上げ工程で、上金型に付着
する型砂やその硬化層を掻き取るための掻き取り装置を
設けてなるため、仕上げ精度のよい鋳造用砂型に造形す
ることができる。
【0067】また請求項5に係る発明の鋳造用砂型造形
装置によれば、請求項2〜4に述べた作用効果をそのま
ま発揮することができると共に、未硬化の型砂を回収タ
ンクに排出して、再び該回収された型砂を鋳造用砂型の
造形装置に使用することができるので、その面からも製
作費用の低減化に貢献することができる。
【0068】また請求項6に係る発明の鋳造用砂型造形
装置によれば、鋳造用砂型の最終の仕上げ工程で、該砂
型に焼成バーナーによって再焼成するようになっている
ため、より確実に該砂型を硬化させて良質の鋳造用砂型
を造形することができる。
【0069】また請求項7に係る発明の鋳造用砂型造形
装置によれば、上下金型段取部には、上金型を吊持し
て、これに対向する下金型上に吻合離反するための昇降
吊持装置を備え、該昇降吊持装置は、上金型を下金型に
吻合した位置で、上金型と下金型とを搭載した作業台車
が型砂充填焼成部に移動自在となっているよう構成して
なるため、上金型を吊持するための吊持具に駆動部を必
要とせず、それだけ構成が簡単である。
【0070】また請求項8に係る発明の鋳造用砂型造形
装置によれば、上金型を下金型に吻合した位置で下金型
に上金型をロックさせる上金型ロック装置を作業台車に
設けてなるため、造形工程途中で上金型が下金型から離
脱するようにことはなく、しかも簡単な構成によって両
者を一体的に保持することができる。
【0071】また請求項9に係る発明の鋳造用砂型造形
装置によれば、下金型によって造形された最終製品の鋳
造用砂型は自動的に下金型部材によって外部に取り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態の鋳造用砂型造形装
置の正面図である。
【図2】 同側面図である。
【図3】 同要部である下金型と上金型と昇降吊持装置
の部分の作動状態を示し、(a) は正面図であり、(b) は
側面図である。
【図4】 同要部の下金型と上金型と昇降吊持装置と反
転装置と上金型ロック装置と作業台車の部分の作動状態
を示し、(a) は正面図であり、(b) は側面図である。
【図5】 同要部の上金型の詳細図であり、(a) は平面
図、(b) は正面図、(c) は側面図である。
【図6】 同要部の反転装置の詳細図であり、 (A)
は正面断面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
る。
【図7】 同要部の型砂充填焼成部の詳細を示す側面図
である。
【図8】 同要部の型砂充填焼成部での型砂タンクと上
下金型との作業工程を示すもので、(a) は正面図、(b)
は側面図である。
【図9】 同要部の型砂充填焼成部での型砂タンクと上
下金型との更なる作業工程を示すもので、(a) は正面
図、(b) は側面図である。
【図10】 同要部の型砂充填焼成部での型砂タンクと
上下金型と反転装置と回収タンクとの位置との位置関係
を示す側面図である。
【図11】 同要部の型砂充填焼成部での型砂タンクと
上下金型と反転装置と回収タンクとの位置との位置関係
と作動状態を示す正面図である。
【図12】 同要部の型砂充填焼成部での型砂タンクと
上下金型と反転装置と掻き取り装置との位置関係と作動
状態を示す正面図で、(a) 及び(b) はその作動工程を示
す。
【図13】 同要部の上下金型段取部での昇降吊持装置
と上下金型とバリ取り装置との位置関係とその作動状態
を示す正面図である。
【図14】 同要部の上下金型段取部での昇降吊持装置
と上下金型とバリ取り装置との位置関係とその更なる作
動状態を示す正面図である。
【図15】 同要部の上下金型段取部での昇降吊持装置
と上下金型とバリ取り装置との位置関係とその更なる作
動状態を示す正面図である。
【図16】 本発明によって造形される鋳造用砂型の一
実施形態の斜視図である。
【図17】 同鋳造用砂型の使用状態を示す説明図であ
る。
【図18】 従来の鋳造用砂型造形装置であるダンプボ
ックス造形装置による造形工程を示す説明図である。
【図19】 (a) は、同従来装置によって造形された鋳
造用砂型を示し、(b) は、その使用状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
K 鋳造用砂型 1 砂型本体 2 鋳造用型面 3 砂型吻合用平坦面 4 非型面壁 5 砂型載置用平坦面 6 下金型 6a 下金型枠 6b 下金型部材 7 上金型 7a 上金型枠 7b 上金型部材 8 反転装置 9 型砂通過用開口部 10 圧縮空気投入口 11 掻き取り装置 12 上下金型段取部 13 型砂充填焼成部 14 作業台車 15 型砂タンク 16 回収タンク 17 バリ取り装置 18 焼成バーナー 19 昇降吊持装置 20 上金型ロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22C 11/02 B22C 11/02 11/10 11/10 15/08 15/08 17/12 17/12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砂型本体の一面側に鋳造用型面と砂型吻
    合用平坦面を形成し、砂型本体の他端面側の非型面壁に
    砂型載置用平坦面を形成してなる鋳造用砂型。
  2. 【請求項2】 鋳造用砂型の鋳造用型面と砂型吻合用平
    坦面を形成する下金型と、鋳造用砂型の鋳造用型面と反
    対側の非型面壁に砂型載置用平坦面を形成する上金型
    と、下側の下金型と上側の上金型とを吻合状態にして、
    下金型が上側に上金型が下側に来るよう一体反転する反
    転装置と、上金型が上側にあるとき該上金型を通過して
    型砂を下金型に充填すると共に、上金型が下側に反転し
    たときに一体に上側に反転した下金型から未硬化の型砂
    を上金型を通過して下方に排出するための型砂通過用開
    口部を上金型に設けてなる鋳造用砂型の造形装置。
  3. 【請求項3】 鋳造用砂型の鋳造用型面と砂型吻合用平
    坦面を形成する下金型と、鋳造用砂型の鋳造用型面と反
    対側の非型面壁に砂型載置用平坦面を形成する上金型
    と、下側の下金型と上側の上金型とを吻合状態にして、
    下金型が上側に上金型が下側に来るよう一体反転する反
    転装置と、上金型が上側にあるとき該上金型を通過して
    型砂を下金型に充填すると共に、上金型が下側に反転し
    たときに一体に上側に反転した下金型から未硬化の型砂
    を上金型を通過して下方に排出するための型砂通過用開
    口部を上金型に設け、上記上金型を通過して型砂を下金
    型に充填した後に、これに続いて下金型内に圧縮空気を
    吹き込むための圧縮空気投入口を設けてなる鋳造用砂型
    の造形装置。
  4. 【請求項4】 圧縮空気が下金型内に投入された後に、
    上下金型に接する型砂が熱硬化された後、再び反転装置
    によって反転復帰して、上金型が上側に下金型が下側に
    位置したとに、上金型に付着する型砂を掻き取るための
    掻き取り装置を設けてなる請求1〜3の何れかに記載の
    鋳造用砂型の造形装置。
  5. 【請求項5】 上下金型段取部と型砂充填焼成部との間
    を往復移動する作業台車を備え、該作業台車は、上下金
    型段取部で作業台車に下金型と上金型とを搭載してか
    ら、これを型砂充填焼成部に往動し、該型砂充填焼成部
    において、型砂タンクによって、該タンク内の型砂を、
    これに対向して位置する下金型内に、上金型に設けた型
    砂通過用開口部を通過して、自重によって充填し、その
    直後に下金型内に型砂タンクに設けた圧縮空気投入口よ
    り圧縮空気を下金型内に投入し、しかして上下金型に接
    する型砂が熱硬化した後に、これを反転装置によって反
    転して、未硬化の型砂を回収タンクに排出し、その後に
    再び反転装置によって、上下金型が元位置に反転復帰し
    た後に、作業台車によって、上下金型段取部に復動さ
    れ、この位置で上金型の上記型砂通過用開口部の周縁に
    付着する型砂を掻き取るためのバリ取り装置を設けてな
    る鋳造用砂型の造形装置。
  6. 【請求項6】 上下金型が、作業台車によって、上下金
    型段取部に復動した後に上下金型内の硬化層を背面側か
    ら再焼成するための焼成バーナーが設けられてなる請求
    項5に記載の鋳造用砂型の造形装置。
  7. 【請求項7】 上下金型段取部には、上金型を吊持し
    て、これに対向する下金型上に吻合離反するための昇降
    吊持装置を備え、該昇降吊持装置は、上金型を下金型に
    吻合した位置で、上金型と下金型とを搭載した作業台車
    が型砂充填焼成部に移動自在となっているよう構成して
    なる請求項5又は6に記載の鋳造用造形装置。
  8. 【請求項8】 上金型を下金型に吻合した位置で下金型
    に上金型をロックさせる上金型ロック装置を作業台車に
    設けてなる請求項6に記載の鋳造用砂型の造形装置。
  9. 【請求項9】 下金型は、作業台車に固定される下金型
    枠と、該下金型枠とは別体で、該下金型枠に支持される
    と共に、上下金型段取部で、該下金型枠から上方に取り
    出し可能となっている下金型部材とからなる請求項8に
    記載の鋳造用砂型の造形装置。
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