JP2002262702A - 甲殻類の幼生飼育方法及び装置 - Google Patents

甲殻類の幼生飼育方法及び装置

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JP2002262702A
JP2002262702A JP2001069583A JP2001069583A JP2002262702A JP 2002262702 A JP2002262702 A JP 2002262702A JP 2001069583 A JP2001069583 A JP 2001069583A JP 2001069583 A JP2001069583 A JP 2001069583A JP 2002262702 A JP2002262702 A JP 2002262702A
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JP
Japan
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tank body
inner tank
rearing
crustacean
larva
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JP2001069583A
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English (en)
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Shigesuke Murakami
恵祐 村上
Yasuhiro Shima
康洋 島
Hiroshi Hashimoto
博 橋本
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JAPAN SEA FARMING ASS
JAPAN SEA-FARMING ASSOCIATION
Original Assignee
JAPAN SEA FARMING ASS
JAPAN SEA-FARMING ASSOCIATION
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 甲殻類の幼生を、高い生存率で効率良く大量
飼育することができる飼育方法及び装置の提供。 【解決手段】 底部となる壁部が定置しないように飼育
水槽を回転せしめながら飼育する;外槽体の内部に、底
部となる壁部が定置しない回転内槽体を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエビやカニ等の甲殻
類の幼生飼育方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エビやカニ等の甲殻類の幼生は、
単なる水槽によって飼育されていたに過ぎなかった。然
しながら、甲殻類の幼生は、例えば伊勢エビのフィロゾ
ーマを初め、一般にバクテリアに弱く、しかも殆ど遊泳
力がないために、従来の飼育方によった場合には、水槽
の底部に沈殿したエサの腐敗物や老廃物と接触し易い結
果、生存率が極めて低いと云う問題があった。因に、沈
殿物との接触を防止するために、水槽内の水をエアー攪
拌することも考えられるが、甲殻類の幼生は強い水流に
も弱いため、実際には採用し得ないものであった。而し
て、従来は甲殻類の幼生を、効率良く大量飼育すること
は困難なのが実状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯かる従来の
問題と実状に鑑みてなされたものであり、伊勢エビのフ
ィロゾーマを初めとする甲殻類の幼生を、高い生存率で
効率良く大量飼育することができる飼育方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部となる壁
部が定置しないように飼育水槽を回転せしめながら飼育
する方法により、上記目的を達成したものである。
【0005】また、本発明は、外槽体の内部に、底部と
なる壁部が定置しない回転内槽体を配設した飼育装置に
より、上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面と
共に説明する。
【0007】図面に於て、10は外槽体で、方形等通常
の水槽と同様の形態のものが用いられる。また、この外
槽体10には、従来と同様に、給水管11や排水管(オ
ーバーフロー用を含む)12等が適宜配設されていると
共に、その上部開口部には適宜脱気孔13a付き蓋13
が着脱自在に取り付けられている。
【0008】20はドラム状の内槽体で、外槽体10の
内部に横架された中空固定軸30の外周部30aに、回
転自在に装着されている。ここに具体的装着構造は、内
槽体20が中空固定軸30の外周囲を円滑に回転し得る
ものであれば、その如何を問わないが、例えば中空固定
軸30の外周部に、環状レール溝Rを備えた突出部31
を2本形設せしめると共に、内槽体20の一対の平坦側
面壁21に、中空固定軸30の挿通用穴22を形設し、
当該穴22に前記中空固定軸30を貫通せしめて、平坦
側面壁21の穴周端部21aを、前記環状レール溝 R
に周動自在に遊嵌させる構造が簡便である。また、この
場合、前記突出部31は、中空固定軸30の外周部に突
出固定せしめた一枚の鍔状板31aと、当該固定鍔状板
31aに、内槽体20の平坦側面壁21の厚さより広い
間隔を設けて着脱自在に連結されるもう一枚の鍔状板3
1bとから構成するのが、容易に組み立て装着し得るこ
とはもとより、分解清掃作業性に優れ、特に良い結果が
得られる。
【0009】内槽体20の形態としては、必ずしも円筒
体に限らず、角筒体、就中6〜10角の多角筒体とする
こともできる。他方、中空固定軸30は、その周囲を内
槽体20が回転するものであるため、円筒状とし、その
両開口部は適宜閉塞板32で着脱自在に閉止するのが好
ましい。
【0010】40は駆動輪で、本装置の上部に於て、内
槽体20の周端面20aと接触するように設置され、適
宜プーリーベルト41等を介して伝達されるモータ42
駆動力によって回転するものである。そして、この駆動
輪40の回転に伴なう摩擦力により内槽体20が回転す
るようになっている。因に、この駆動輪40の設置個数
はその如何を問わないが、図示の例に於ては、当該周端
面20aの両側部と接触せしめて2個設置されている。
また、摩擦力をアップするために、当該駆動輪40をゴ
ム製とすると共に、該駆動輪40が接触する内槽体20
の周端面20aを、適宜溝や凹凸面状のノンスリップ加
工面20bとするのが望ましい。尚、43は接触圧調整
ボルトで、スプリングを介在せしめた梃の原理で内槽体
20周端面への駆動輪40の接触圧、従ってまた摩擦力
を調整できるようになっている。
【0011】50は内槽体用給水管、51は内槽体用オ
ーバーフロー排水管、52は内槽体用エアー抜き管で、
何れも中空固定軸30の中空部30bを利用して配設さ
れている。
【0012】60は受止ローラーで、外槽体10の内部
に於て、内槽体20の下部と接触する位置に横架され、
回転しつつ内槽体20を受止するようになっている。
【0013】70は基枠台で、補強材71と共に外槽体
10を安定に取り付け設置するものである。
【0014】次に、斯かる実施の形態に係る本発明飼育
装置の作動を説明する。まず、外槽体10と内槽体20
に水を入れると共に、内槽体20に甲殻類の幼生を入
れ、モータ42を駆動せしめると、その駆動力がプーリ
ーベルト41を介して駆動輪40に伝達され、駆動輪4
0が回転する。すると、この駆動輪40の回転に伴なう
摩擦力で、該駆動輪40が接触している内槽体20が回
転し、底部となる内槽体20の壁部が定置することなく
回転移動し、内槽体20内には水流が発生する。因に、
底部となる内槽体20の壁部の具体的回転移動距離とし
ては、毎秒0.15〜6cm程度とするのが、特に内槽体
20内にほどよい水流を発生させ、甲殻類の幼生を浮遊
せしめる上で有利である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、飼育水槽が回転してい
るため、底部に沈殿物が生成することがないと共に、当
該回転に伴なって生じた水流により甲殻類の幼生も上方
に浮遊するため、従来の如く、底部で沈殿物と接触する
ことがない結果、バクテリアによる死亡率が著しく軽減
される。しかも、甲殻類の幼生が、発生した水流により
上方に浮遊しているため、給餌時エサとの接触が底部で
はなく上方の水中で可能となるため、新鮮なエサの摂取
により、生存率が更に向上する。以上従って、本発明に
よれば甲殻類の幼生を、高い生存率で効率良く大量飼育
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明飼育装置概略断面構成説明図。
【図2】本発明飼育装置の概略側面説明図。
【図3】本発明飼育装置の概略平面説明図。
【符号の説明】
10:外槽体 11:給水管 12:排水管 13:蓋 13a:脱気孔 20:内槽体 20a:周端面 20b:ノンスリップ加工面 21:平坦側面壁 21a:穴周端部 22:穴 30:中空固定軸 30a:外周部 30b:中空部 31:突出部 31a:固定鍔状板 31b:連結鍔状板 32:閉塞板 R:環状レール溝 40:駆動輪 41:プーリーベルト 42:モータ 43:接触圧調整ボルト 50:内槽体用給水管 51:内槽体用オーバーフロー排水管 52:内槽体用エアー抜き管 60:受止ローラー 70:基枠台 71:補強材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 博 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎183−2 社 団法人日本栽培漁業協会南伊豆事業場内 Fターム(参考) 2B104 AA16 AA17 CB01 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部となる壁部が定置しないように飼育
    水槽を回転せしめながら飼育することを特徴とする甲殻
    類の幼生飼育方法。
  2. 【請求項2】 外槽体の内部に、底部となる壁部が定置
    しない回転内槽体を配設したことを特徴とする甲殻類の
    幼生飼育装置。
  3. 【請求項3】 外槽体の内部に中空固定軸が横架され、
    かつ当該中空固定軸の外周部に、ドラム状の内槽体が回
    転自在に装着されていることを特徴とする請求項2記載
    の甲殻類の幼生飼育装置。
  4. 【請求項4】 ドラム状の内槽体が、その周端面に接触
    して該内槽体を回転せしめる駆動輪を備えていることを
    特徴とする請求項3記載の甲殻類の幼生飼育装置。
  5. 【請求項5】 中空固定軸を介して、内槽体用給水管、
    オーバーフロー排水管及びエアー抜き管が更に配設され
    ていることを請求項3又は4記載の甲殻類の幼生飼育装
    置。
JP2001069583A 2001-03-13 2001-03-13 甲殻類の幼生飼育方法及び装置 Pending JP2002262702A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8210124B2 (en) 2007-11-01 2012-07-03 National University Corporation Tokyo University Method of artificially rearing lobster larvae and rearing apparatus

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