JP2002261644A - 電子機器、マイクロ波電力増幅器及びこのマイクロ波電力増幅器を使用したアンテナ装置 - Google Patents

電子機器、マイクロ波電力増幅器及びこのマイクロ波電力増幅器を使用したアンテナ装置

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JP2002261644A
JP2002261644A JP2001054939A JP2001054939A JP2002261644A JP 2002261644 A JP2002261644 A JP 2002261644A JP 2001054939 A JP2001054939 A JP 2001054939A JP 2001054939 A JP2001054939 A JP 2001054939A JP 2002261644 A JP2002261644 A JP 2002261644A
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Kazuhiro Sugafuji
和博 菅藤
Akihiro Satomi
明洋 里見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源供給のための配線を短くでき、これにより
電力損失を小さくでき、パルス波形のスパイクやリンギ
ングの発生の軽減化を図るようにする。 【解決手段】ヒートシンク42の一方の端部にRF回路
ユニット41を装着し、その反対側の端部に電源回路ユ
ニット43を装着するようにして、ヒートシンク42の
空き端部を有効に活用するようにし、しかもRF回路ユ
ニット41と電源回路ユニット43との間を接続する複
数の電源ラインをヒートシンク42に通すように構成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば安定した
電源供給が要求される電子機器や、アンテナ装置の送受
信モジュールに用いられるマイクロ波電力増幅器及びこ
のマイクロ波電力増幅器を使用したアンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロ波電力増幅器にあって
は、RF(無線周波数)出力電力増大に伴い、大電力の
電源を供給する必要が生じている。従来のシステムが採
用する集中電源方式では、電源を1ヶ所で低電圧に変換
し、この変換した低電圧の電源を配線を通して負荷回路
に供給する。なお、マイクロ波電力増幅器には、10〜
30Vの比較的低電圧の電源が供給されるが、RF出力
電力の増大に伴って供給電力が増大すると、低電圧であ
るために大電流を供給する必要が生じる。大電流が配線
を流れると抵抗によって損失が大きくなるが、これを減
らすために配線材断面の大型化や質量の増大を招くこと
になる。また、配線インダクタンスを打ち消すために必
要な大容量コンデンサの寸法・質量が無視できなくな
る。
【0003】一方、従来のシステムでは、上記集中電源
方式とは反対に分散電源方式を採用しているところもあ
る。分散電源方式は、電源を負荷回路の近くに分散して
配置し、270Vといった高電圧で負荷回路の近くの電
源まで配線する方式である。この方式では、同じ電力を
供給する場合、配線を通過する電流を低くできるため、
配線材を小型・軽量化しても損失が大きくならない。す
なわち、電源の数が増えてしまうが、システム全体を小
型・軽量化できることから、近年ではよく採用されるよ
うになってきている。
【0004】図6は、電源回路を内蔵したマイクロ波電
力増幅器の一例を示している。
【0005】図6において、図中符号11はRF回路
で、3段の増幅素子11a,11b,11cを直列接続
している。これら増幅素子11a,11b,11cは、
入力されたRF信号を順次電力増幅して出力する。ま
た、これら増幅素子11a,11b,11cには、電源
回路12から電力増幅動作に必要な電源が供給される。
【0006】ところで、上記したマイクロ波電力増幅器
では、図7に示すように、RF回路11と電源回路12
とをヒートシンク13上の同一面に構成する方式を採っ
ているため、RF回路11及び電源回路12の奥行き方
向や、横幅方向の寸法が大きくなるにつれてヒートシン
ク13も大きくせざるを得ない。このため、マイクロ波
電力増幅器全体として寸法、質量が大きくなってしまう
ことになる。また、増幅器内部の電源供給に関しては、
RF回路上の各増幅素子の配置位置によって、電源回路
12からRF回路11への配線が長くなる場合もあり、
回路規模が増大するほど顕著となる。このために、配線
抵抗によって生じる電力損失や、負荷がパルス負荷の場
合に電圧パルス波形にスパイクやリンギングが起こる原
因ともなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のマ
イクロ波電力増幅器では、RF回路及び電源回路をヒー
トシンク上の同一面に装着する構成であるため、RF回
路及び電源回路の奥行き方向や横幅方向への寸法が大き
くなるにつれてヒートシンクも大きくしなければなら
ず、増幅器全体として寸法及び質量が大きくなってしま
うという問題を有している。また、RF回路上の各増幅
素子の配置位置によって、電源回路12からRF回路1
1への配線が長くなる場合もあり、このため、配線抵抗
によって生じる電力損失や、負荷がパルス負荷の場合に
電圧パルス波形にスパイクやリンギングが起こる原因と
もなっている。
【0008】そこで、この第1の発明の目的は、電源供
給のための配線を短くでき、これにより電力損失を小さ
くでき、パルス波形のスパイクやリンギングの発生の軽
減化を図り得るようにした電子機器及びマイクロ波電力
増幅器を提供することにある。
【0009】また、この発明の第2の目的は、複数のマ
イクロ波電力増幅器を着脱自在に収容でき、しかも装置
全体の小型軽量化に有利なアンテナ装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係わる
電子機器は、第1の放熱ブロックと、この第1の放熱ブ
ロックの一端部に装着され、所定の信号処理を行なう第
1の信号処理部と、第1の放熱ブロックの第1の信号処
理部を装着した端部とは反対側の端部に装着され、第1
の信号処理部に対し動作に必要な電源を供給する電源回
路部とを備え、第1の信号処理部と電源回路部との間
を、第1の放熱ブロックを通した複数の信号線により接
続するようにしたものである。
【0011】すなわちこの第1の発明では、第1の放熱
ブロックの一方の端部に第1の信号処理部を装着し、そ
の反対側の端部に電源回路部を装着するようにして、第
1の放熱ブロックの空き端部を有効に活用できるように
し、しかも第1の信号処理部と電源回路部との間を接続
する複数の信号線を第1の放熱ブロックに通すようにし
ている。
【0012】従ってこの発明によれば、第1の放熱ブロ
ックの両端に第1の信号処理部及び電源回路部を装着す
ることにより、第1の信号処理部及び電源回路部のいず
れか一方のサイズに合わせた第1の放熱ブロックを用意
するだけでよく、従来に比して第1の放熱ブロックを小
型に設計することができ、また、複数の信号線を第1の
放熱ブロックに通して第1の信号処理部と電源回路部と
の間を接続する構成であるので、第1の放熱ブロックの
厚みに基づいて、複数の信号線を均等にしかも最短に設
計することができ、しかも第1の信号処理部及び電源回
路部に対する放熱効果を高めることもできる。
【0013】また、この第1の発明に係る電子機器は、
電源回路部の第1の放熱ブロック装着側とは反対側の端
部に装着される第2の放熱ブロックと、この第2の放熱
ブロックの電源回路部装着側とは反対側の端部に装着さ
れ、所定の信号処理を行なう第2の信号処理部とを備
え、第2の信号処理部と電源回路部との間を、第2の放
熱ブロックを通した複数の信号線により接続することを
特徴とする。
【0014】この発明によれば、第1の信号処理部及び
第2の信号処理部それぞれに備えられる電源回路部が1
つの電源回路部により共用されるので、上記第1の信号
処理部、電源回路部及び第1の放熱ブロックで構成され
る電子機器を並列に配置する場合に比べると、高さを低
くすることができ、しかも高密度に部品が実装できるの
で、信頼度が高く比較的小型でかつ安価な装置を提供で
きる。
【0015】また、この第2の発明に係るマイクロ波電
力増幅器は、上記電子機器の第1の信号処理部に代え
て、入出力されるマイクロ波を電力増幅する第1の増幅
回路部を備えるようにしている。
【0016】この第2の発明によれば、上記第1の発明
の作用効果に加えて、信号線抵抗による損失を極力抑え
ることができるとともに、信号線長によるパルス波形の
スパイクやリンギングを極力抑えることができる。
【0017】また、この第3の発明に係るアンテナ装置
は、上記第2の発明に係るマイクロ波電力増幅器が複数
個並列に、しかも着脱自在に収容されるアンテナ装置本
体と、このアンテナ装置本体に収容された複数のマイク
ロ波電力増幅器それぞれに設けられ、搬送波信号を送受
信するアンテナ素子とを備えるようにしたものである。
【0018】この第3の発明によれば、上記マイクロ波
電力増幅器をアンテナ装置本体に着脱自在に収容する構
成であるので、装置全体の小型軽量化を図ることができ
る。また、機器の故障時もしくは保守時に、アンテナ装
置本体に収容されたマイクロ波電力増幅器を新たなマイ
クロ波電力増幅器に交換(更新)する場合、アンテナ装
置本体に収容されたマイクロ波電力増幅器を取り外し
て、新たなマイクロ波電力増幅器をアンテナ装置本体に
収容するだけでよく、アンテナ装置本体に何ら手を加え
る必要がない。このため、保守作業を効率良くしかも短
時間で行なうことができる。さらに、上記マイクロ波電
力増幅器をアンテナ装置本体に着脱自在に収容するのみ
の構成であるので、空き収容箇所がある限り、マイクロ
波電力増幅器の増加に容易に対応することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明のマイクロ波電力増幅器
を備えたアンテナ装置の要部構成を示す斜視図である。
【0021】図1において、図中符号21は一次放射器
で、略箱状の筐体A内に、n個の送受信モジュール22
(22−1〜22−n(nは自然数))及び電力分配/
合成器24を備えている。
【0022】電力分配/合成器24には、その図中上端
に一対の送受信モジュール22−1が接続されており、
以後、図中下端に進むにつれて一対の送受信モジュール
22−nまで接続されている。
【0023】送信装置25にて生成された送信信号は、
サーキュレータ26を介して一次放射器21に供給され
る。一次放射器21において、入力された送信信号は、
電力分配/合成器24にて分配され、各一対の送受信モ
ジュール22(22−1〜22−n)へ供給される。
【0024】そして、送信信号は、各一対の送受信モジ
ュール22(22−1〜22−n)にて電力増幅及び位
相制御が施されてアンテナ素子27(27−1〜27−
n)に給電される。これらアンテナ素子27(27−1
〜27−n)はそれぞれ一対ずつ設けられており、アン
テナ素子27(27−1〜27−n)の開口は、湾曲し
たリフレクタ29の凹面に向けられている。
【0025】アンテナ素子27(27−1〜27−n)
は、送信信号を空間へ放射し、リフレクタ29にて反射
させてビームとして放射する。この場合、ビーム方向
は、各送受信モジュール22(22−1〜22−n)に
おける送信信号の位相をそれぞれ制御することにより任
意の方向に向けることができる。
【0026】一方、受信時には、アンテナ素子27(2
7−1〜27−n)にて受信された受信信号は、送信時
とは逆の経路をたどり、サーキュレータ26を介して受
信装置30に供給される。
【0027】また、一次放射器21には、図2に示すよ
うに、その筐体Aに複数のモジュール収容部31(図2
では1箇所を代表して図示)が設けられる。このモジュ
ール収容部31には、送受信モジュール22が着脱自在
に収容される複数の収容部が並列に設けられる。
【0028】(第1の実施形態)この実施形態は、図1
における送受信モジュール22として使用されるマイク
ロ波電力増幅器に関するものである。
【0029】図3は、この第1の実施形態における送受
信モジュール22の具体的構成を示す斜視図である。
【0030】すなわち、この第1の実施形態の送受信モ
ジュール22は、RF回路ユニット41と、ヒートシン
ク42と、電源回路ユニット43とにより構成されてい
る。このうち、RF回路ユニット41は、入力されるR
F信号を電力増幅するものであり、ヒートシンク42の
一方の端部に装着される。
【0031】電源回路ユニット43は、RF回路ユニッ
ト41に対し動作に必要な電源を供給するものであり、
ヒートシンク42のRF回路ユニット41装着側とは反
対側の端部に装着される。
【0032】また、RF回路ユニット41は、電源回路
ユニット43と電源供給のための複数の電源ライン(図
示せず)により接続される。なお、これら複数の電源ラ
インは、それぞれヒートシンク42を通されることにな
る。
【0033】さらに、送受信モジュール22の側面に
は、図4に示すように、風を発生するファン44が設け
られている。
【0034】このような構成において、送受信モジュー
ル22が作動されてRF回路ユニット41及び電源回路
ユニット43が発熱を起こすと、この発熱はヒートシン
ク42を介して外部に放熱される。同時に、ヒートシン
ク42にはファン44からの風が導かれる。この風は、
ヒートシンク42から放熱される熱を奪って、外部に放
出されることにより、送受信モジュール22の熱制御を
行なう。
【0035】これにより、RF回路ユニット41及び電
源回路ユニット43の温度上昇が効果的に抑制され、送
受信モジュール22が長時間使用された場合にも、好適
な動作温度範囲内に保持されるようになり、RF回路ユ
ニット41を高精度に動作させることができるようにな
る。
【0036】以上のようにこの第1の実施形態では、ヒ
ートシンク42の一方の端部にRF回路ユニット41を
装着し、その反対側の端部に電源回路ユニット43を装
着するようにして、ヒートシンク42の空き端部を有効
に活用できるようにし、しかもRF回路ユニット41と
電源回路ユニット43との間を接続する複数の電源ライ
ンをヒートシンク42に通すようにしている。
【0037】従って、ヒートシンク42の両端にRF回
路ユニット41及び電源回路ユニット43を装着するこ
とにより、RF回路ユニット41及び電源回路ユニット
43のいずれか一方のサイズに合わせたヒートシンク4
2を用意するだけでよく、従来に比してヒートシンク4
2を小型に設計することができる。これにより、送受信
モジュール22を並列に配置した一次放射器21全体の
小型軽量化を図ることができる。
【0038】また、複数の電源ラインをヒートシンク4
2に通してRF回路ユニット41と電源回路ユニット4
3との間を接続する構成であるので、ヒートシンク42
の厚みに基づいて、複数の電源ラインを均等にしかも最
短に設計することができ、しかもRF回路ユニット41
及び電源回路ユニット43に対する放熱効果を高めるこ
ともできる。このため、電源ライン抵抗による損失を極
力抑えることができるとともに、電源ライン長によるパ
ルス波形のスパイクやリンギングを極力抑えることがで
きる。
【0039】なお、ヒートシンク42には、RF回路ユ
ニット41及び電源回路ユニット43からの発熱が伝わ
るが、一般的には電源回路ユニット43の電圧変換効率
がRF回路ユニット41のDC−RF変換効率より数倍
高いので、電源回路ユニット43の発熱量はRF回路ユ
ニット41の発熱量の数分の1程度でヒートシンク42
に流れる発熱量はRF回路ユニット41のみの数割しか
上がらない。
【0040】上記実施形態における送受信モジュール2
2を使用した環境において、送受信モジュール22の故
障時もしくは保守時に、一次放射器21に収容された例
えば送受信モジュール22−1を新たな送受信モジュー
ルに交換(更新)する場合、従来は、一次放射器21そ
のものの改修が必要であったが、本実施形態の場合、一
次放射器21に収容された送受信モジュール22−1を
取り外して、新たな送受信モジュールを空いたモジュー
ル収容部31に収容するだけでよく、一次放射器21に
何ら手を加える必要がない。このため、保守作業を効率
良くしかも短時間で行なうことができる。
【0041】さらに、上記実施形態は、送受信モジュー
ル22を一次放射器21のモジュール収容部31に着脱
自在に収容するのみの構成であるので、モジュール収容
部31に空き収容部がある限り、送受信モジュール22
の増加に容易に対応することができる。
【0042】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、送受信モジュール22として使用されるマイクロ波
電力増幅器に関するものである。
【0043】図5は、この第2の実施形態における送受
信モジュール22の具体的構成を示す斜視図である。な
お、図5において、図3と同一部分には同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0044】すなわち、ヒートシンク42のRF回路4
1装着側と反対側の端部には、電源回路ユニット43に
比して厚みを持たせた電源回路ユニット51を装着して
いる。また、電源回路ユニット51のヒートシンク42
装着側とは反対側の端部には、ヒートシンク52を装着
している。さらに、ヒートシンク52の電源回路ユニッ
ト51装着側とは反対側の端部には、RF回路ユニット
53を装着している。
【0045】すなわち、上記構成では、回路調整の必要
がない電源回路ユニット51を内側とし、外側に回路調
整の必要なRF回路ユニット41,53を配置している
ため、回路調整のしやすい2組のマイクロ波増幅器を作
ることができる。また、ヒートシンク52にも、上記第
1の実施形態と同様に、ファンからの風が送られること
になる。
【0046】このように第2の実施形態であれば、RF
回路ユニット41及びRF回路ユニット53それぞれに
備えられる電源回路ユニットを1つの電源回路ユニット
51により共用するようにし、電源回路ユニット51の
ように背の高い部品同士をお互い干渉しあわないように
配置すれば、上記第1の実施形態における送受信モジュ
ール22を一次放射器21の筐体Aに対し並列に配置す
る場合に比べて、筐体A自体の高さを低く設計すること
ができ、しかも高密度に部品を実装できるので、アンテ
ナ装置として信頼度が高く比較的小型でかつ安価に構成
することができる。
【0047】また、2つの電源回路で共通に使用できる
補助電源回路や制御回路部分を共有し、一方の回路を省
略すれば、回路の簡略化、低コスト化が可能になる。
【0048】(その他の実施形態)この発明は、上記各
実施形態に限定されるものではない。例えば、適正な動
作温度内で駆動し、小型軽量化が要求されるような装置
にもこの発明を適用することが可能である。
【0049】なお、最近では、アンテナ装置における送
受信モジュールの交換をロボット等により自動的に行な
うようなシステムも考えられており、このようなシステ
ムにこの発明を適用すれば、作業も簡単となり大変便利
となる。
【0050】また、上記各実施形態では、マイクロ波電
力増幅器として使用される送受信モジュールを例に説明
したが、RF回路ユニットを所定の信号処理を行なう信
号処理回路ユニットに代えた電子機器であっても、同様
に実施できる。
【0051】その他、アンテナ装置の構成、送受信モジ
ュールの構成や種類、ヒートシンクの構成や種類等につ
いても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したようにこの第1及び第2の
発明によれば、電源供給のための配線を短くでき、これ
により電力損失を小さくでき、パルス波形のスパイクや
リンギングの発生の軽減化を図り得るようにした電子機
器及びマイクロ波電力増幅器を提供することができる。
【0053】また、この第3の発明によれば、複数のマ
イクロ波電力増幅器を着脱自在に収容でき、しかも装置
全体の小型軽量化に有利なアンテナ装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマイクロ波電力増幅器を備えたアン
テナ装置の要部構成を示す斜視図。
【図2】図1に示した一次放射器の詳細を説明するため
に示す斜視図。
【図3】この発明の第1の実施形態における送受信モジ
ュールの具体的構成を示す斜視図。
【図4】同第1の実施形態におけるヒートシンクに風が
送られる様子を説明するために示す図。
【図5】この発明の第2の実施形態における送受信モジ
ュール22の具体的構成を示す斜視図。
【図6】従来から使用されているマイクロ波電力増幅器
の回路ブロックの一例を示す図。
【図7】同従来のマイクロ波電力増幅器のユニット構成
を示す斜視図。
【符号の説明】
11…RF回路、 11a、11b、11c…増幅素子、 12…電源回路、 21…一次放射器、 22(22−1〜22−n)…送受信モジュール、 24…電力分配/合成器、 25…送信装置、 26…サーキュレータ、 27…アンテナ素子、 29…リフレクタ、 30…受信装置、 31…モジュール収容部、 41,53…RF回路ユニット、 42,52…ヒートシンク、 43,51…電源回路ユニット、 44…ファン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の放熱ブロックと、 この第1の放熱ブロックの一端部に装着され、所定の信
    号処理を行なう第1の信号処理部と、 前記第1の放熱ブロックの前記第1の信号処理部装着側
    とは反対側の端部に装着され、前記第1の信号処理部に
    対し動作に必要な電源を供給する電源回路部とを備え、 前記第1の信号処理部と前記電源回路部との間を、前記
    第1の放熱ブロックを通した複数の信号線により接続す
    ることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第1の放熱ブロックに向け
    て風を送る第1の送風手段を備えることを特徴とする請
    求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記電源回路部の前記第1の放熱ブロッ
    ク装着側とは反対側の端部に装着される第2の放熱ブロ
    ックと、 この第2の放熱ブロックの前記電源回路部装着側とは反
    対側の端部に装着され、所定の信号処理を行なう第2の
    信号処理部とを備え、 前記第2の信号処理部と前記電源回路部との間を、前記
    第2の放熱ブロックを通した複数の信号線により接続す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1の放熱ブロック及び前
    記第2の放熱ブロックのうち少なくとも一方、またはそ
    の両方に向けて風を送る第2の送風手段を備えることを
    特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 第1の放熱ブロックと、 この第1の放熱ブロックの一端部に装着され、入出力さ
    れるマイクロ波を電力増幅する第1の増幅回路部と、 前記第1の放熱ブロックの前記第1の増幅回路部装着側
    とは反対側の端部に装着され、前記第1の増幅回路部に
    対し動作に必要な電源を供給する電源回路部とを備え、 前記第1の増幅回路部と前記電源回路部との間を、前記
    第1の放熱ブロックを通した複数の信号線により接続す
    ることを特徴とするマイクロ波電力増幅器。
  6. 【請求項6】 さらに、前記第1の放熱ブロックに向け
    て風を送る第1の送風手段を備えることを特徴とする請
    求項5記載のマイクロ波電力増幅器。
  7. 【請求項7】 前記電源回路部の前記第1の放熱ブロッ
    ク装着側とは反対側の端部に装着される第2の放熱ブロ
    ックと、 この第2の放熱ブロックの前記電源回路部とは反対側の
    端部に装着され、入出力されるマイクロ波を電力増幅す
    る第2の増幅回路部とを備え、 前記第2の増幅回路部と前記電源回路部との間を、前記
    第2の放熱ブロックを通した複数の信号線により接続す
    ることを特徴とする請求項5記載のマイクロ波電力増幅
    器。
  8. 【請求項8】 さらに、前記第1の放熱ブロック及び前
    記第2の放熱ブロックの少なくとも一方、またはその両
    方に向けて風を送る第2の送風手段を備えることを特徴
    とする請求項7記載のマイクロ波電力増幅器。
  9. 【請求項9】 前記請求項5乃至8のいずれかに記載の
    マイクロ波電力増幅器が複数個並列に、しかも着脱自在
    に収容されるアンテナ装置本体と、 このアンテナ装置本体に収容された複数のマイクロ波電
    力増幅器それぞれに設けられ、搬送波信号を送受信する
    アンテナ素子とを備えることを特徴とするアンテナ装
    置。
JP2001054939A 2001-02-28 2001-02-28 電子機器、マイクロ波電力増幅器及びこのマイクロ波電力増幅器を使用したアンテナ装置 Abandoned JP2002261644A (ja)

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