JP2570588B2 - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JP2570588B2
JP2570588B2 JP5207090A JP20709093A JP2570588B2 JP 2570588 B2 JP2570588 B2 JP 2570588B2 JP 5207090 A JP5207090 A JP 5207090A JP 20709093 A JP20709093 A JP 20709093A JP 2570588 B2 JP2570588 B2 JP 2570588B2
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    • H05K7/2039Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
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    • H04B1/3827Portable transceivers
    • H04B1/3877Arrangements for enabling portable transceivers to be used in a fixed position, e.g. cradles or boosters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送受信装置に係り、特に
シリーズ内に異なった複数の送信出力を有する場合の、
マイクロ波帯以上で無線送受信を行う送受一体型の送受
信装置に関する。
【0002】送受一体型の送受信装置は小型であること
が特徴である。小型であるゆえにアンテナ近くに置くか
あるいはアンテナと一体化することができ、局舎やシェ
ルタが不要になるため、設置コストを下げることができ
る。この種の送受信装置ではサイズが重要な要素であ
り、送信出力電力にほぼ比例して冷却用ラジエータのサ
イズが変わり、装置の大きさを決めるので、送信出力電
力の異なる複数のモデルをどうシリーズするかは今後ま
すます重要とされる。
【0003】
【従来の技術】マイクロ波帯以上で無線送受信を行う送
受一体型の送受信装置において、同一周波数帯で、か
つ、同一信号処理形式で送信出力だけ異なるものをシリ
ーズ化する場合、従来用いられていた対応策として以下
の3つを挙げることができる。
【0004】第1の方法は、出力毎に送受信装置を個別
に設計する方法である。一般に、無線送受信装置の総発
熱量は、送信電力増幅回路の出力電力に大きく依存する
ので、放熱板の面積が出力電力の大きさに比例して変わ
ると共に、装置のサイズも出力電力に従って変わる。従
って、この第1の方法によれば、装置筐体の長さ、幅、
高さのサイズや放熱板のサイズを始めとして、すべて送
信電力増幅回路の出力電力に応じた最適な設計ができ
る。
【0005】第2の方法は、出力電力の大きいタイプで
基本設計を行い、出力電力の小さいタイプは大出力電力
タイプでは電力増幅回路が配置される部分を、単純な伝
送線路で代替することで製作する方法である。この方法
によれば、装置筐体や放熱板を、出力電力が異なるタイ
プでも共通に使用することができる。
【0006】すなわち、この方法によると、送信出力電
力の小さいタイプの送受信装置の断面構造は図7に示す
如くになり、送信出力電力が最大の送受信装置の断面構
造は図8に示す如くになる。両図において、放熱ラジエ
ータ兼収容ケース1内には送信モジュール2a又は2
b、受信モジュール3、共通回路及びIDU(インドア
ユニット)通信信号合成回路4、送受共用器5などが収
容配置されている。
【0007】ここで、図8に示す最大の送信出力電力の
タイプの送受信装置は、送信モジュール2b内に電力増
幅回路7が設けられており、また放熱用ラジエータを兼
ねた収容ケース1が最大の送信出力をまかなうに足りる
最大の消費電力に見合った発熱を冷却すべく最大のラジ
エータ面積とサイズに設定されている。一方、図7に示
す送信出力電力が最小のタイプの送受信装置は、送信モ
ジュール2a内には上記の電力増幅回路7の代わりに伝
送線路6が置き換えられている。しかし、送信出力電力
が最小のタイプの送受信装置の放熱ラジエータ兼収容ケ
ース1は、図8に示す最大の送信出力電力のタイプの送
受信装置のものと同じものが使用される。
【0008】第3の方法は、電力増幅回路を独立のユニ
ットとして外付けすることにより、送信出力電力の異な
ったモデルに対応しようとする方法である。この方法
は、装置筐体(収容ケース)の大きさを、送信出力電力
が最小のタイプの送受信装置のものを使用することがで
きる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、出力電力毎
に個別設計する前記第1の方法は、装置筐体やコンポー
ネントの標準化が不十分になりがちで、シリーズ中、注
文の少ない製品のコストが高くついたり、受注から出荷
までの期間が長くなるという欠点がある。
【0010】また、出力電力の大きいタイプの送受信装
置で基本設計し、出力電力の小さなタイプの送受信装置
は小変更で対応するという前記第2の方法は、標準化と
いう点では良いが、図7及び図8に示したように最大の
送信出力電力のタイプの送受信装置で基本設計している
ため、放熱ラジエータ兼収容ケース1が最大で、装置サ
イズも大きい。売れ筋が出力電力の大きいタイプである
場合は良いが、小電力の方が販売数が大きいときは経済
的とはいい難い。
【0011】すなわち、図7に断面構造を示した送信出
力電力が最小のタイプの送受信装置では、大きな電力を
消費する電力増幅回路が存在しないので、送受信装置全
体の消費電力は著しく下がり、大きなラジエータも不要
ではあるが、大出力モデルを基本モデルとするので、装
置サイズは変わらない。つまり、出力電力の大きいモデ
ルに標準化のベースをおくのは、出力電力の小さいモデ
ルにとっては合理的ではない。特に出力電力の小さいモ
デルの方が需要が多い場合には、装置サイズが大きいこ
とはコスト高であり、また他社が小さいモデルを専用設
計したときには競争力もない。
【0012】更に、前記第2の方法では、製品計画時の
最大の送信出力電力モデルよりも大きな出力電力のモデ
ルが、新たに必要になった場合にも問題が生じる。この
とき、更に出力電力の大きい電力増幅回路を付加するた
めの物理的なスペースも放熱用ラジエータも持っていな
いので、出力電力の大きい送信受信装置を新たに収容ケ
ースと共に再設計することが必要になり、好ましい状況
とならない。
【0013】また、電力増幅回路を外付けとする前記第
3の方法は、送受一体型の場合、構成が複雑になる。な
ぜなら、送受を一つのアンテナ及び一つの室内装置接続
ケーブルで共用しているので、送信出力電力を一旦外へ
導き出し、外付け増幅ユニットで増幅し、再び送受信装
置内に戻し、送受共用器に接続しなれければならない。
この種の送受信装置はコンパクトでホーンを直付けして
アンテナ反射鏡を組み合わせるという設置方式をとるの
で、外付け増幅ユニットは送受一体型のメリットを打ち
消すものであり、好ましい方法とはいえない。
【0014】更に、第3の方法では増幅ユニットへのケ
ーブル長が波長に比較して長いので、送受共用器や送信
モジュール、電力増幅回路等の入出力定在波比(VSW
R)が十分に小さくない場合に接続によって定在波を生
じ、周波数特性にリップルを生じることがある。これを
防止するには各モジュールにアイソレータと呼ばれる非
可逆回路素子を加えるのが良いが高価になる。
【0015】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
送信出力電力の小さなモデルをベースに基本設計を行
い、出力電力の大きいモデルは出力電力に見合った電力
増幅回路を付加すると同時に、付加された電力増幅回路
の発熱を外部に逃がすことのできる放熱フィンを備えた
ラジエータ兼用収容ケースを準備することで、送信出力
電力に見合った最小の装置サイズを実現できる送受信装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は送信信号を生成する送信モジュールと、受
信信号を復調する受信モジュールと、アンテナへ送信信
号を出力しアンテナで受信された信号を受信モジュール
へ出力する送受共用器とが、少なくとも放熱ラジエータ
を兼ねた収容ケースに収容され、更に収容ケース内の前
記送信モジュールの出力端と前記送受共用器の送信信号
入力端との間に、必要とする送信出力電力に応じて適宜
電力増幅回路が挿入付加される構造の送受一体型の送受
信装置において、最小送信出力電力の送受信装置では設
けられない前記電力増幅回路が、最小送信電力より大な
る送信出力電力の装置では送信出力電力の値に応じた個
数付加されると共に、前記収容ケースを断面積は変更す
ることなく、長さだけを電力増幅回路の発熱量に応じて
変更設定するよう構成したものである。
【0017】
【作用】本発明では、最小送信出力電力の送受信装置を
基本形として設計し、その装置の前記収容ケースを最小
の発熱量に見合う最小の大きさとし、送信出力電力が上
記最小送信出力電力よりも大なる送受信装置では、電力
増幅回路を必要送信出力電力に応じて設けると共に、前
記収容ケースを増加した消費電力(これは発熱量に対応
している)に見合う長さとするようにしているため、電
力増幅回路を除き、収容ケース内の各構成部品を標準化
することができる。また、前記収容ケースの断面積は変
更せず、長さだけを変更するようにしているため、収容
ケースも必要な長さで切断するだけで製作することがで
き、よって、収容ケースも実質上、標準化することがで
きる。
【0018】
【実施例】図1、図2及び図3はそれぞれ本発明になる
送受信装置の第1、第2及び第3実施例のブロック図を
示す。各図中、同一構成部分には同一番号を付し、その
説明を省略する。図1の第1実施例は最小出力電力の送
受信装置で、放熱ラジエータ兼収容ケース11内には送
信モジュール12、受信モジュール13、共通回路及び
IDU通信信号合成回路14及びフィルタを含む送受共
用器15が収容配置されている。共通回路及びIDU通
信信号合成回路14は送信信号と受信信号とを1本のケ
ーブルで伝送するための共用回路を含んでいる。
【0019】送信モジュール12は、共通回路及びID
U通信信号合成回路14を介して入力されたベースバン
ド信号を変調し、更にマイクロ波帯に周波数変換して送
信信号を生成する。受信モジュール13はマイクロ波帯
の入力高周波受信信号を中間周波信号に変換し、更に復
調した後共通回路及びIDU通信信号合成回路14を通
して屋内通信ユニット側入出力ポートへ出力する。送受
共用器15は一つのアンテナ(図示せず)を送信と受信
とで共用するために設けられており、送信モジュール1
2からの送信信号はアンテナへ導き、そのアンテナで受
信された高周波信号が入力されたときは受信モジュール
13へ導く。
【0020】この最小出力電力タイプの送受信装置で
は、電力増幅回路は設けられていず、消費電力(すなわ
ち発熱量)は最小であり、放熱ラジエータ兼収容ケース
11の長さは放熱に要するに最低限必要な長さであるか
ら最小である。ここで、放熱ラジエータ兼収容ケース1
1は押し出し成型で製作される筒状のケースで、断面積
は一定であるのに対し、長さは切断位置を決めることで
容易に可変することができる。この最小出力電力タイプ
の送受信装置がシリーズの基本モデルとして設計され
る。
【0021】図2の第2実施例は送信出力電力が中程度
の送受信装置で、放熱ラジエータ兼収容ケース20内に
は前記した送信モジュール12、受信モジュール13、
共通回路及びIDU通信信号合成回路14及びフィルタ
を含む送受共用器15に加えて、送信モジュール12の
出力端と送受共用器15の送信信号入力端との間に、送
信信号を電力増幅するための電力増幅回路21が電源回
路(図示せず)と共に設けられている。
【0022】本実施例は図1に示した基本モデルに電力
増幅回路21が増加された構成であり、筒状の放熱ラジ
エータ兼収容ケース20は電力増幅回路21が増加した
分、及び電力増幅回路の発熱量を放熱することができる
のに必要最低限の大きさに設定されている。すなわち、
本実施例は第1実施例に比し、放熱ラジエータ兼収容ケ
ース20の長さだけが長くなり、かつ、この収納ケース
20内の収納部品としては電力増幅回路21だけが増加
し、その他は第1実施例と同一の構成要素からなる。
【0023】放熱ラジエータ兼収容ケース20は押し出
し成型で製作される筒状のケースで、断面積は一定であ
るのに対し、長さだけが放熱ラジエータ兼収容ケース1
1よりも長く設定される。ここで、前記した第1の方法
では各送信出力電力のタイプ毎にそれぞれ個別に設計す
るので、少なくとも放熱ラジエータ兼収容ケースの長さ
はもちろんのこと断面積も各タイプで異なる。しかし、
本実施例では前記したように放熱ラジエータ兼収容ケー
スの断面積は一定で長さだけを変えているから、放熱ラ
ジエータ兼収容ケースも実質上標準化することができ
る。
【0024】図3の第3実施例は送信出力電力が図2の
装置よりも大きい送受信装置で、放熱ラジエータ兼収容
ケース30内には、第2実施例に比し増加した出力電力
に見合う電力増幅を行う電力増幅回路31が、電力増幅
回路21の出力端と送受共用器15の送信信号入力端と
の間に更に付加されている。すなわち、本実施例は図1
に示した基本モデルに電力増幅回路21と31が増加さ
れた構成である。
【0025】従って、筒状の放熱ラジエータ兼収容ケー
ス30は電力増幅回路21と31の発熱量を放熱するこ
とができるのに必要最低限の長さだけ更に長く設定され
ている。また、放熱ラジエータ兼収容ケース30内の収
容部品は、電力増幅回路21と31だけが増加し、その
他は第1実施例と同一の構成要素からなる。
【0026】次に、本発明の各実施例の構造について説
明する。図4(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第1
実施例の縦断面図及び横断面図で、図1に示した基本モ
デルに相当し、図1と同一構成部分には同一符号を付し
てある。図4(A)、(B)において、筒状の放熱ラジ
エータ兼収容ケース11内には送信モジュール12、受
信モジュール13、共通回路及びIDU通信信号合成回
路14及びフィルタを含む送受共用器15が収容配置さ
れている。
【0027】また、放熱ラジエータ兼収容ケース11の
外部にはアンテナ側RFポート16が設けられ、また共
通回路及びIDU通信信号合成回路14が室内ユニット
につながる同軸コネクタ17に接続されている。更に、
送信モジュール12はネジ18により放熱ラジエータ兼
収容ケース11に螺着されることにより、収容ケース1
1の内壁に送信モジュール12が直接密着されている。
【0028】これにより、比較的消費電力が多く、発熱
量が比較的大きい送信モジュール12の発熱を、熱抵抗
の低い放熱ラジエータ兼収容ケース11の熱伝導により
直接外部へ逃がすことにより、効果的に送信モジュール
12の温度上昇を抑えている。
【0029】また、図4(A)に19で示す部分は送信
モジュール12の出力と送受共用器15との接続部分
で、本実施例では導波管フランジで接続されている。こ
れは特に高周波域(10GHz以上)で精度が高いRF
接続が達成できることと、筒状の放熱ラジエータ兼収容
ケースの長さを変えることで電力増幅回路の増設に対応
する構造であるから、筒状の放熱ラジエータ兼収容ケー
スの軸方向に垂直な面接触だけで接続ができ、コネクタ
の如く結合スリーブを締めなければならない構造に比較
して組み立てが容易であるからである。
【0030】図4(A)、(B)に示した最小出力電力
タイプの送受信装置では、それに見合った装置の消費電
力を基に放熱ラジエータ兼収容ケース11の長さL1
決定している。ラジエータサイズは装置内部に収容され
る半導体の温度上昇が、最悪の環境条件時にも半導体個
々に定められた最高温度(一般に最高接合温度と呼ばれ
る)を越えないよう、半導体からラジエータまでの熱抵
抗をも考慮して決定される。いずれにせよ、出力電力の
最も小さいタイプの総消費電力に見合う最小のラジエー
タ、つまり収容ケース11のサイズが選定される。
【0031】図5及び図6はそれぞれ本発明の第2実施
例の縦断面図及び横断面図で、図2に示したモデルに相
当し、図2及び図4と同一構成部分には同一符号を付し
てある。図5及び図6において、放熱ラジエータ兼収容
ケース20内には前記した送信モジュール12、受信モ
ジュール13、共通回路及びIDU通信信号合成回路1
4及びフィルタを含む送受共用器15に加えて、送信モ
ジュール12の出力端と送受共用器15の送信信号入力
端との間に、送信信号を電力増幅するための電力増幅回
路21が電源回路(図示せず)と共に設けられている。
【0032】図4の実施例と異なる点は、電力増幅回路
21が付加されている点、及び電力増幅回路21による
消費電力増大により生じる発熱量の増大を、それに見合
う冷却能力を確保するように、放熱ラジエータ兼収容ケ
ース20の長さが基本モデルの放熱ラジエータ兼収容ケ
ース11の長さL1 よりも長いL2 に設定されている点
である(収容ケースの断面積は11と20は同一)。そ
れ以外の収納ケース20内の構成部品すなわち送信モジ
ュール12、受信モジュール13、共通回路及びIDU
通信信号合成回路14及びフィルタを含む送受共用器1
5は、基本モデルと基本的に同一のものが使用されてい
る。
【0033】また、電力増幅回路21は送信モジュール
12と同様に、ネジ22により放熱ラジエータ兼収容ケ
ース20に螺着されることにより、収容ケース20の内
壁に電力増幅回路21が直接密着されている。これによ
り、電力増幅回路21の発熱が熱抵抗の低い放熱ラジエ
ータ兼収容ケース20の熱伝導により直接外部へ逃がさ
れ、効果的に電力増幅回路21の温度上昇が抑えられ
る。
【0034】更に、図5に示す送信モジュール12の出
力と電力増幅回路21の入力端との接続部分23と、電
力増幅回路21の出力端と送受共用器15との接続部分
24には、前記した理由から本実施例も第1実施例と同
様に導波管フランジで接続されている。
【0035】なお、更に大きな送信出力電力の送受信装
置を必要とする場合は、必要とする送信出力電力に見合
う電力増幅回路を更に付加し、その消費電力に対応でき
るように放熱ラジエータ兼収容ケースの長さをL2 より
も延長することは図3と共に説明した通りである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力増幅回路を除き、放熱ラジエータを兼ねた収容ケー
ス内の各構成部品を標準化することができるとともに、
前記収容ケースも実質上、標準化することができるた
め、異なる送信出力電力の送受信装置のうち、どのよう
な出力電力のタイプが売れ筋であったとしても、シリー
ズ全体のコストを従来よりも低減することができる。ま
た、生産数量の少ない出力電力の送受信装置が格別に高
価になることも防止することができる。
【0037】また、一般に生産数量の少ないタイプの送
受信装置は、部品ストックをしないので生産調達期間が
長くなるが、本発明によれば、電力増幅回路以外の部
品、コンポーネントが標準化(共用化)されているの
で、生産数量が少ないからといって納期が長くなること
もない。また、本発明によれば、送信モジュールと電力
増幅回路は、直接前記収容ケース内壁に密着せしめる構
成としたため、送信モジュールと電力増幅回路で発生す
る熱を効果的に外部へ逃がすことができ、温度上昇を抑
えることができる。
【0038】更に、本発明によれば、送信モジュール、
電力増幅回路及び送受共用器のそれぞれの互いの間は、
導波管を用いて接続する構成としたため、特に高周波域
(10GHz以上)で精度が高いRF接続が達成できる
とともに、筒状の放熱ラジエータ兼収容ケースの軸方向
に垂直な面接触だけで接続ができ、コネクタの如く結合
スリーブを締めなければならない構造に比較して組み立
てが容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例の構造を示す縦断面図及び
横断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の構造を示す縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例の構造を示す横断面図であ
る。
【図7】従来の一例の構造を示す縦断面図である。
【図8】従来の他の例の構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11、20、30 放熱ラジエータ兼収容ケース 12 送信モジュール 13 受信モジュール 14 共通回路及びIDU通信信号合成回路 15 送受共用器 16 アンテナ側RFポート 17 同軸コネクタ 21、31 電力増幅回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を生成する送信モジュールと、
    受信信号を復調する受信モジュールと、アンテナへ該送
    信信号を出力し該アンテナで受信された信号を該受信モ
    ジュールへ出力する送受共用器とが、少なくとも放熱ラ
    ジエータを兼ねた収容ケースに収容され、更に該収容ケ
    ース内の前記送信モジュールの出力端と前記送受共用器
    の送信信号入力端との間に、必要とする送信出力電力に
    応じて適宜電力増幅回路が挿入付加される構造の送受一
    体型の送受信装置において、 最小送信出力電力の送受信装置では設けられない前記電
    力増幅回路が、該最小送信電力より大なる送信出力電力
    の装置では該送信出力電力の値に応じた個数付加される
    と共に、前記収容ケースを断面積は変更することなく、
    長さだけを該電力増幅回路の発熱量に応じて変更設定す
    るよう構成したことを特徴とする送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信モジュールと前記電力増幅回路
    は、直接前記収容ケース内壁に密着せしめることを特徴
    とする請求項1記載の送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信モジュール、電力増幅回路及び
    送受共用器のそれぞれの互いの間は、導波管を用いて接
    続されることを特徴とする請求項1又は2記載の送受信
    装置。
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